JPH02307715A - 射出成型同時インサート製品の製造方法 - Google Patents

射出成型同時インサート製品の製造方法

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JPH02307715A
JPH02307715A JP12920089A JP12920089A JPH02307715A JP H02307715 A JPH02307715 A JP H02307715A JP 12920089 A JP12920089 A JP 12920089A JP 12920089 A JP12920089 A JP 12920089A JP H02307715 A JPH02307715 A JP H02307715A
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JP
Japan
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mold side
insert
movable mold
fixed
side cavity
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JP12920089A
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English (en)
Inventor
Ikuya Inoue
郁也 井上
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、いわゆる射出成型同時インサート法によって
成型品を得る方法に関するものであり、詳しくは、射出
成型同時インサート法において、固定型、可動型の両方
にキャビティーを有する金型と穿孔の施されたインサー
トシートを用いることによって、インサートシー1〜と
成型品が確実に固定され、しかもインザートシートの片
面には立体的意匠や別部品との勘合機能などを有した突
起物が設けられた成型品を簡単に得られる製造方法に関
するものである。
【従来の技術】
従来、加飾されたシート材料を比較的容易に成型品表面
に設ける方法として、金型内にシート材料としてインサ
ートシートを予め設置し、続いて溶融樹脂を充填しイン
サートシートと樹脂を一体成型させ、成型品表面にイン
サートシートの片面が貼り付けられた射出成型同時イン
サート製品を得るといういわゆる射出成型同時インサー
ト法と呼ばれる方法が用いられている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この射出成型同時インサート法は、次の
ような欠点を有していた。 従来の射出成型同時インサート法では、成型品表面とイ
ンサーI・シートの片面全面とは、インサートシートの
接着層による接着あるいは射出成型時のインサートシー
ト面の溶融による融着などによって密着されるものがほ
とんどであった。しかし、このような接着の機構では、
インサートシートと成型品表面とが接触する面積が大き
い場合は全体としである程度の接着力が得られるが、接
触面積が小さい場合は全体として接着力が弱いものであ
った。 その結果、この接着力不足を補うために、二次加工とし
て、加熱圧着して接着力を強化したり、ネジを取り付け
て機械的に固定して、接着力の補強を施さなくてはなら
ないという問題点を有していた。 そこで本発明者らは、このような二次加工を施さなくて
も、通常の射出成型同時インサート法のみによってイン
サートシートと成型品とを一度に強固に固定する方法を
見いだした。
【課題を解決するだめの手段】
本発明は、以上の目的を達成するために、次のように構
成した。すなわち本発明は、穿孔が施されたインサート
シートの両面に射出成型品を一体的に成型する射出成型
同時インサートシ品の製造方法において、射出口を有す
る固定型側キャビティーが設けられた固定型と、前記キ
ャビティーの開口部に対向的な位置に設けられた可動型
側キャビティーを有する可動型とからなる金型間に、前
記固定型側キャビティーの開口部および可動型側キャビ
ティーの開口部の内周よりも小さな穿孔が施されたイン
ザートシートを、前記穿孔を前記可動型側キャビティー
あるいは固定型側キャビティーの開口部に位置合わせし
て載置し、その後型閉めを行い、固定型の射出口より溶
融樹脂を射出し、前記固定型側キャビティーおよび可動
型側キャビティーを充填し、型開きを行い、成型品を取
り出すことにより、インサートシートが固定型側キャビ
ティーによる固定型側射出成型部と可動型側キャビティ
ーによる可動型側射出成型部とにより挟まれて固定され
たことを特徴とする射出成型同時インサート製品の製造
方法である。 本発明をさらに詳しく説明する。 第1〜2図は本発明の射出成型同時インサート製品の製
造方法の一実施例の動作を示す断面図である。第3図は
本発明の射出成型同時インサート製品の製造方法に用い
るインサートシートの一実施例の断面図、第4図は本発
明の射出成型同時インサート製品の製造方法によってで
きた成型品の一実施例を示す斜視図である。 1は固定型、2は可動型、3はインサートシート、4は
射出口、10は固定型側キャビティー、11は固定型側
キャビティーの開口部、12は固定型側射出成型部、2
0は可動型側キャビティー、21は可動型側キャビティ
ーの開口部、22は可動型側射出成型部、30は穿孔を
それぞれ示す。 本発明の射出成型同時インサート製品の製造方法では、
次のような射出成型同時インサート装置とインサートシ
−1・を用いることを特徴としている。 まず最初に、本発明の射出成型同時インサート製品の製
造方法において用いられる射出成型同時インサート装置
について説明する。 本発明の射出成型同時インサート製品の製造方法におい
て用いられる射出成型同時インサートシーは、固定型1
の一箇所以上に固定型側キャビティー10が設けられて
おり、可動型2には、固定型側キャビティー10の位置
に対向的に位置する可動型側キャビティー20が設けら
れているということである。 固定型側キャビティー10および可動型側キャビティー
20はそれぞれの金型に何カ所設けられていてもよい。 あるいは、固定型1に一つの大きな固定型側キャビティ
ー10があって、可動型2にはその開口部からはみでな
いように位置合わせされた可動型側キャビティー20が
数カ所あってもよい。可動型側キャビティー20は、そ
の形状が意匠効果のあるものであるのが好ましい。また
、場合によっては、別部品を組み込むためのリブ、ボス
などの勘合機能などの機能性を有する形状を有したもの
でもよい。そうすることによって、この可動型側キャビ
ティー20に樹脂を射出して成型される部分が単なる樹
脂の突起物とならない形状を有したものとなり、使用用
途が広がるものとなる。上記の場合、可動型側キャビテ
ィー20が意匠性、機能性を持った形状を有しており、
固定型側キャビティー10が支持体となる形状であると
したが、もちろん、可動型側キャビティー20を支持体
となる形状に、固定型側キャビティー10を意匠性、機
能性を持った形状としてもよいし、両方に意匠性、機能
性を持った形状を有するキャビティーを設けるようにし
てもよい。 次に、本発明の射出成型同時インサート製品の製造方法
において用いられるインサートシート3について説明す
る。 このインサートシート3は、次のような特徴をもった穿
孔30が設けられたものである。つまり、固定型1、可
動型2の両キャビティー10.20の開口部11.21
の内周よりも小さな穿孔であって、その穿孔30は金型
内にインサートシート3が載置されたとき、可動型側キ
ャビティー20と固定型側キャビティー10の両方の開
口部の内周の中に含まれるように見当合わせされた位置
に設けるのである。この穿孔30の大きさは、上記のよ
うな条件を最低温たしており、使用するインサートシー
1−3の厚みや、剛性などの特性や樹脂の射出条件によ
って適宜選択される。また、その形状は固定型側あるい
は可動型側のキャビティーの開口部11.21の形状に
よって適宜選択される。 このインサートシート3の基材の材質としては、コーテ
ィング加工特性の優れたポリエチレンテレフタレートや
ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン等の高分子系
材料や、アルミや鉄などの金属材料、アルミと紙、金属
系材料と高分子系材料などのラミネート材料などを用い
るとよい。このインサートシート3には、絵柄などの加
飾層や、接着層・帯電防止層・導電層などの機能層が適
宜設けられていてもよい。 上記のような射出成型同時インサート装置とインサート
シーI〜3とを用いることによって次のような手順で射
出成型同時インサート製品が製造される。 まず、穿孔30の内周が可動型側キャビティー20の開
口部21の内側に配置されるようにインサーI・シー1
〜を位置合わせして載置し、バキューム手段やクランプ
手段により、固定型1あるいは可動型2に固定される。 位置合わせの仕方は、インサートシート3の穿孔30の
中心と可動型側キャビティー20の開口部21の中心と
が一致するように位置合わせするとよい。インサートシ
ート3の穿孔30が可動型側キャビティー20の開口部
21からはみ出すのはよくない。この状態で型閉め完了
後、固定型1の射出口4より溶融樹脂を射出し、前記固
定型側キャビティー10および可動型側キャビティー2
0を充填する。射出された溶融樹脂は固定型1のキャビ
ティー10から射出され、次いでインサートシート3の
穿孔30を通り抜けて、可動型側キャビティー20を充
填し、固定型側キャビティー10を充填する。一定時間
冷却し、可動型2を後退させ型開きを行い、成型品を取
り出す。インサートシート3が固定型側キャビティー1
0による固定型側射出成型部12と可動型側キャビティ
ー20による可動型側射出成型部22とにより挾まれて
固定された射出成型同時インサート製品が得られる。射
出成型同時インサート製品は、固定型側キャビティー1
0によって成型された固定型側射出成型部12と、可動
型側キャビティー20によって成型された可動型側射出
成型部22は、インサートシー1−3の穿孔部によって
連結されており、インサートシート3を介して一体的に
成型された成型品となる。
【実施例】
188μmのポリエチレンテレフタレートに帯電防止層
、加飾層、接着層を順次積層し、インサート成型装置の
可動型に模型形状のキャビティーの開口部(縦3mm横
4mmの長方形)とボルトの頭の形状のキャビティーの
開口部(直径6.2n+mの円形)の位置に合わせて、
縦2mm横2mmの長方形の穿孔を2箇所と直径5mm
の円形の穿孔を2箇所開けてインサートシートとした。 このインサートシートの穿孔が可動型側キャビティーの
開口部の内周に含まれるように位置合わせして金型内に
R’llし、着色樹脂を射出してインサート成型品を得
た(第4図参照)。この成型品は、インサートシートと
成型品との接触部分の面積は小さいにもかかわらず、イ
ンサートシート れた穿孔を貫通してきた樹脂によってしっかりと挟まれ
、固定されておりインサートシート表面に成型された模
型の突起物は意匠的にもきれいで、勘合機能十分使用で
きるものであった。
【発明の効果】
本発明の射出成型同時インサート製品の製造方法は、射
出成型同時インサート装置の可動型、固定型の両方にキ
ャビティーが設けられ、そして、両キャビティーの開口
部の内周よりも小さな穿孔が施されたインサートシート
をその金型間に載置し、溶融樹脂を充填してその穿孔を
貫通させて射出成型同時インサート製品を得るようにし
たものである。したがって、できた射出成型同時インサ
ート製品はインサートシートが固定型側成型部と可動型
側成型部とによって強固に挟持固定された成型品となる
。その結果、従来のように、加熱圧着して接着力を強化
したり、ネジを取り付けて機械的に固定して、接着力の
補強を施すなどの面倒な二次加工を施さなくても、イン
サートシートと成型品とは、同じ小さな接触面積でも従
来とは比較にならないほど強力に固定されたものとなる
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明の射出成型同時インサート製品の製
造方法に用いる射出成型同時インサート装置とインサー
トシートによる一実施例の動作を示す断面図である。第
3図は本発明の射出成型同時インサート製品の製造方法
に用いるインサートシートの一実施例の断面図、第4図
は本発明の射出成型同時インサートシーの製造方法によ
ってできた成型品の一実施例を示す斜視図である。 1・・・固定型、2・・・可動型、3・・・インサート
シート、4・・・射出口、10・・・固定型側キャビテ
ィー、11・・・開口部、12・・・固定型側射出成型
部、20・・・可動型側キャビティー、21・・・開口
部、22・・・可動型側射出成型部、30・・・穿孔。 特許出願人 日本写真印刷株式会社 −L   シ へQF−I〜Q −へNN■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、穿孔が施されたインサートシート(3)の両面に射
    出成型品を一体的に成型する射出成型同時インサート製
    品の製造方法において、射出口(4)を有する固定型側
    キャビティー(10)が設けられた固定型(1)と、前
    記キャビティー(10)の開口部(11)に対向的な位
    置に設けられた可動型側キャビティー(20)を有する
    可動型(2)とからなる金型間に、前記固定型側キャビ
    ティー(10)の開口部(11)および可動型側キャビ
    ティー(20)の開口部(21)の内周よりも小さな穿
    孔(30)が施されたインサートシート(3)を、前記
    穿孔(30)を前記可動型側キャビティー(20)ある
    いは固定型側キャビティー(10)の開口部に位置合わ
    せして載置し、その後型閉めを行い、固定型(1)の射
    出口(4)より溶融樹脂を射出し、前記固定型側キャビ
    ティー(10)および可動型側キャビティー(20)を
    充填し、型開きを行い、成型品を取り出すことにより、
    インサートシート(3)が固定型側キャビティー(10
    )による固定型側射出成型部(12)と可動型側キャビ
    ティー(20)による可動型側射出成型部(22)とに
    より挟まれて固定されたことを特徴とする射出成型同時
    インサート製品の製造方法。 2、前記インサートシート(3)が、予め加飾層や機能
    層が形成されているものであることを特徴とする請求項
    1記載の射出成型同時インサート製品の製造方法。 3、可動型側キャビティー(20)の形状が、意匠性の
    ある形状あるいは機能的な働きをする突起形状を有して
    いることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の
    射出成型同時インサート製品の製造方法。
JP12920089A 1989-05-23 1989-05-23 射出成型同時インサート製品の製造方法 Pending JPH02307715A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011231A1 (ja) * 2004-07-30 2006-02-02 Toyo Tire & Rubber Co.,Ltd. 液封入式防振装置用仕切り部材及びその液封入式防振装置用仕切り部材の製造方法
JP2011158059A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Daiwa Kasei Kogyo Kk クリップ取付け構造

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