JPH02300089A - マンコンベアの安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はエスカレータ或いは動く歩道等のマンコンベア
の乗降口における乗客の安全装置に関する。

（従来の技術） 一般に、例えばエスカレータは第３図及び第４図に示す
如く、上下階側乗降口間に回転移動可能に無端状に連設
された多数の踏段１と、この踏段１の左右側外側にそれ
ぞれ立設された欄干２と、この左右の欄干２の外周部を
前記踏段１と同期して同方向に回転移動せしめられる移
動手摺３などから構成されている。前記エスカレータの
上下階側乗降口には建物の床４と面一に乗降板５がそれ
ぞれ敷設され、これら乗降板５の先端部（踏段１が出現
する側の境界部）にコムプレート６が設けられている。

また前記左右の欄干２は上下階側端部に前記コムプレー
ト６より建屋の床４側へ適当な長さ延出して乗降客を案
内する移動手摺反転用の欄干ニュアル部２ａが構成され
ている。

こうしたエスカレータに対し乗客は建屋床４から乗降口
の乗降板５上に進み、左右の欄干ニュアル部２ａに沿っ
て歩いて、コムプレート６上を跨ぐようにして連続移動
している踏段１上に乗り込む。そして反対の乗降口に運
ば゛れた乗客は踏段１上からコムプレート６上を跨ぐよ
うにして乗降板５上に降りて出て行くようになる。

ところで、前述したエスカレータが多数設置されている
°建物においては、乗客の中に無意識のうちに誤って進
行方向と逆向きのエスカレータに乗り込もうとする人が
いる。こうした乗客は乗降口の乗降板５上を進んで連続
移動中の踏段１が良く見える位置に来たとき或いは該踏
段１上に足を乗せる直前に自分の誤りに気付き、慌てて
戻る場合が多いが、その際に乗降口で転倒してしまう危
険があった。

このために、従来では第３図及び第４図に示すように、
乗降口の左右欄干２の手前に乗降板５や建物の床４から
ポール等のスタンド７を立設し、この上部に光電式スイ
ッチ８ａ、８ｂを内臓したセンサーボックス９を設けて
おき、これで乗降口にエスカレータの運転方向と逆向き
に侵入してきた乗客を検知し、この検知信号により欄干
２の乗降口端側部に内臓したスピーカ１０等の警報装置
を動作させて、当該乗客に注意を促して安全を図るよう
にしている。

（発明が解決しようとする課題） 前述の構成のエスカレータでは、乗降口における逆乗り
防止用の安全装置として、乗降口の欄干手前の乗降板５
や建物の床４上にポール等のスタンド７を立設し、この
」二部に光電式スイッチ８ａ、８ｂを収納したセンサー
ボックス９を設けているので、このスタンド７やセンサ
ーボックス９が乗降客の移動に邪魔になって、乗降口で
の乗降客の滞留や混雑を招く問題があった。

なお図示しないが動く歩道と称されるものにおいても前
記エスカレータと同様なことが言える。

本発明は前記事情に鑑みなされ、乗降口付近での乗客の
移動に邪魔になるようなことが全く無く、しかも乗客の
逆乗りを検知して注意を促すことができ、乗客の危険を
未然に防いで安全且つスムーズな乗り降りを可能にでき
るマンコンベアの安全装置を提供することを目的とする
。

〔考案の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は前記目的を達成するために、エスカレータ或い
は動く歩道等のマンコンベアの欄干の乗降口側先端部に
該乗降口付近にマンコンベアの運転方向と逆向きに侵入
して来た乗客を検知するセンサーと、このセンサーの検
知信号により動作して当該乗客に注意を与える警報手段
を設けたことを特徴とする。

（作　用） 前記構成のマンコンベアの安全装置であれば、センサー
を欄干の乗降口側先端部に設けたので、従来の如く乗降
口の欄干手前の乗降板や建物の床上にスタンドを立設し
てセンサーボックスを設ける必要が無く、従って乗降客
の移動に邪魔になって乗降口での乗降客の滞留や混雑を
招（問題が解消されるようになる。また欄干先端部に設
けたセンサーがマンコンベアの運転方向と逆向きに侵入
して来た乗客を検知すると、スピーカーや警報ランプな
どの警報装置が動作して当該乗客に注意を与えることで
、乗客の危険を未然に防いで安全且つスムーズな乗り降
りを可能にできるようになる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図及び第２図により説明す
る。なおここではエスカレータについて述べるが動く歩
道においても同様に適用できる。

まず第１図はエスカレータの下階側乗降口付近の斜視図
、第２図は同平面図で、エスカレータの全体構成は第３
図及び第４図と同様であるので図示省略する。

ここで、図中１１は無端状に連設された多数の踏段、１
２は踏段１の左右側外側に立設された欄干、１２ａはこ
の欄干２の上下階側端の移動子ｆＦｊ反転用の欄干ニュ
アル部、１３はその欄干１２の外周部を前記踏段１と同
期して同方向に回転移動せしめられる移動手摺である。

１５は前記エスカレータの上下階側乗降口に建物の床１
４と面一に敷設された乗降板、１６は乗降板１５の先端
部（踏段１１が出現する側の境界部）に連設されたコム
プレートである。

こうしたエスカレータの左右の欄干１２の乗降口側先端
部に逆乗り検知用のセンサー１７が内蔵して設けられて
、その乗降口付近に該エスカレータの運転方向と逆向き
に侵入して来た乗客を検知するようになっている。つま
り欄干１２は内側下部に全長に亘リスカートガード１８
を有し、このスカートガード１８の乗降口側先端内側縁
部には互いにハの字状に拡開する状態に而取りした如き
折曲面部１８ａが形成されている。このスカートガード
１８の折曲面部１８ａの内側に内蔵するかたちでセンサ
ー１７である２個ずつの第１．第２光電式スイッチ１７
ａ、１７ｂが設けられている。

これら光電式スイッチ１７ａ、１７ｂは例えばいずれも
検知幅や検知距離などの異物検知可能範囲を限定できる
領域反射式のもので、各々投光レンズ付き投光素子（Ｌ
ＥＤ）と、異物からの反射光を受ける受光レンズ付き位
置検知用受光素子を有した構造のものでる。そしてその
第１．第２光電式スイッチ１７ａ、１７ｂが各々のレン
ズ部をスカートガード１８の折曲面部１８ａに形成した
穴から乗降口のセンタ一方向に指向して表出する状態で
内蔵されている。

また、前記欄干１２の上下階の乗降口側端の欄干ニュア
ル部１２ａのパネル中央部に前記センサー１７からの検
知信号で動作して乗客に注意を与える警報手段としてス
ピーカー１９が内蔵して設けられている。このスピーカ
ー１つは乗客にエスカレータ進行方向と逆向きであるこ
とを言葉でアナウスしたりブザーなどの警報音を発生し
たりするものである。また他の警報手段として警報ラン
プ２０が乗降板１５の複数箇所に埋設されて点滅するよ
うになっている。

而して、前記構成のマンコンベアの安全装置の作用を述
べると、逆乗り検知用のセンサー１７を欄干１２の乗降
口側先端部に設けたので、従来の如く乗降口の欄干手前
の乗降板１５や建物の床ｉ１４上にスタンドを立設して
センサーボックスを設ける必要が無くなる。従って乗降
客の移動に邪魔になって乗降口での乗降客の滞留や混雑
を招く問題が解消されるようになる。

また第１図及び第２図において、エスカレータが下降運
転している状態で、図示の下階側の建物床１４から乗客
が無意識のうちに上り運転と勘違いしてエスカレータ進
行方向と逆向きに乗り込もうとして乗降口の乗降板１５
上に進んで行くと、左右の欄干１２のスカートガード１
８の乗降口側端の折曲面部１８ａに内蔵するかたちで設
けられているセンサー１７の第１．第２光電式スイッチ
１７ａ、１７ｂが当該乗客を検知して信号を出すよにな
る。つまり第１．第２充電式スイッチ１７ａ、１７ｂは
、通常であればエスカレータの進行方向に向かって乗降
客が移動するので、その乗降客を第１光電式スイッチ１
７ａが検知してから第２光電式スイッチ１７ｂが検知す
る。この場合には正常であることから逆乗り検知信号を
出力しない。ところが逆向きに乗客が進入して来ると、
その乗客をまず第２光電式スイッチ１７ｂが検知してか
ら第１光電式スイッチ１７ａが検知するようになり、こ
の様に検知動作順番が逆の場合には逆乗り検知信号を出
力する。この検知信号により欄干２の乗降口端側部に内
臓したスピーカ１９や乗降板１５に埋設した警報ランプ
２０等の警報手段が動作して、当該乗客に注意を促すよ
うになる。

これで該乗客は即座に逆向きであることに気が付いて転
倒事故などの危険から未然に回避できるようになると共
に、乗降口での停滞・混雑が少なくなり、スムーズな乗
り降りが可能となる。

なお、本発明は前記実施例のみに限定されることなく、
例えばセンサー１７として第１．第２の２個の完本式ス
イッチ１７ａ、１７ｂを配置したが、さらに完本式スイ
ッチの数を増やして第１゜第２．第３・・・と言った具
合に配列して検出精度を向上させるようにしても可であ
る。またその完本式スイッチは水平方向に平行に配列す
る以外に上下に配列するようにしても良い。

〔発明の効果〕

本発明は前述の如く構成したので、逆乗り検知用のセン
サーを欄干の乗降口側先端部に設けたので、従来の如く
乗降口の欄干手前の乗降板や建物の床上にスタンドを立
設してセンサーボックスを設ける必要が無く、従って乗
降客の移動に邪魔になって乗降口での乗降客の滞留や混
雑を招く問題が解消できる。また欄干先端部に設けたセ
ンサーがマンコンベアの運転方向と逆向きに侵入して来
た乗客を検知すると、スピーカーや警報ランプなどの警
報装置が動作して当該乗客に注意を与えるので、乗客の
危険を未然に防いで安全且つスムーズな乗り降りを可能
にできる。更にはセンサーを欄干に設けているので、欄
干等の意匠を損なうことがない等の効果をも得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部の斜視図、第２図
は同要部の平面図、第３図は従来例を示すエスカレータ
の概略構成図、第４図は同従来例の平面図である。 １２・・・；４干、１８・・・欄干の下部スカートガー
ド、１７・・・センサー（１７ａ、１７ｂ・・・光電式
スイッチ）、１９．２０・・・警報手段（１９・・・ス
ピーカー、２０・・・警報ランプ）。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エスカレータ或いは動く歩道等のマンコンベアの欄干の
   乗降口側先端部に該乗降口付近にマンコンベアの運転方
   向と逆向きに侵入して来た乗客を検知するセンサーと、
   このセンサーの検知信号により動作して当該乗客に注意
   を与える警報手段を設けたことを特徴とするマンコンベ
   アの安全装置。