JPH0229292Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229292Y2
JPH0229292Y2 JP16221785U JP16221785U JPH0229292Y2 JP H0229292 Y2 JPH0229292 Y2 JP H0229292Y2 JP 16221785 U JP16221785 U JP 16221785U JP 16221785 U JP16221785 U JP 16221785U JP H0229292 Y2 JPH0229292 Y2 JP H0229292Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting seat
molded product
resin
base
resin molded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16221785U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6269614U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16221785U priority Critical patent/JPH0229292Y2/ja
Publication of JPS6269614U publication Critical patent/JPS6269614U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229292Y2 publication Critical patent/JPH0229292Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、樹脂クリツプの取付け座部に関し、
さらに詳しくは、樹脂成形品の裏面側に形成さ
れ、樹脂クリツプと共同して、樹脂成形品を基材
に固着せしめる樹脂クリツプの取付け座部に係る
ものである。
〔従来の技術〕
従来、樹脂成形品の裏面側に形成され、樹脂ク
リツプと共同して、樹脂成形品を基材に固着せし
める樹脂クリツプの取付け座部においては、第5
図の斜視図および第6図の断面図に示すような構
造のものが一般に利用されている。
第5図および第6図において、51は樹脂成形
品であつて、この樹脂成形品51の裏面51aに
は取付け座部52が一体に形成されている。そし
て、この取付け座部52は、基部52aと、この
基部52aの端縁から立ち上がつて一部が切如さ
れている壁部53bとからなつており、基部53
bにはアンダーカツト部53が形成され、壁部5
3bの欠如側に向けて開放するメガネ状の掛止め
溝54が形成されている。
そして、取付け座部52を利用して樹脂成形品
51を基材55に取付ける際には、第6図に示す
ように樹脂成形品51の取付け座部52側を基材
55にセツトし、基材55に取付けられている樹
脂クリツプ56を取付け座部52の掛止め溝54
に開放側から挿入してアンダーカツト部53に掛
止めし、樹脂形成品51を基材55に取り付ける
ようになつている。
また、樹脂成形品51の裏面51aに取付け座
部52を一体的に形成する際には、第2図に示す
ように固定型60に可動型61を型締めすると同
時に、傾斜コア62を型締めして、三型60,6
1,62の間に樹脂成形品51と取付け座部52
を成形する成形部を形成する。つぎに、この成形
部に溶融された合成樹脂材料を射出して樹脂成形
品51と取付け座部52を一体的に成形する。そ
の後、可動型61と傾斜コア62を固定型60か
ら型開きして取付け座部52の形成された樹脂成
形品51を取り出すようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような取付け座部52の構
造においては、第6図に示すように樹脂成形品5
1を取り付ける基材55の形状からくる制約ある
いは意匠上の制約から、樹脂成形品51の裏面5
1aと取付け座部52の基部52aの間隔Aを極
力狭くする必要がある。また、樹脂クリツプ56
の抜け防止として基部52aにアンダーカツト部
53を有しており、間隔Aを形成する傾斜コア6
2は基部52aの内側に形成せざるをえない。こ
のため、第7図に示すように間隔Aを形成するた
めの傾斜コア62の厚さBを極端に薄く(一般に
は5mm以下)しなければならず、樹脂形成品51
の成形時において傾斜コア62の厚い部分と薄い
部分のコーナ部64に応力が集中して短期に破損
が発生する不具合がある。
従つて、この考案は、上記の不具合を解消する
ためになされたもので、取付け座部に形成される
掛止め溝の形状をU字形状に形成することによつ
て、傾斜コアの薄い部分の長さを短くして、成形
時において薄い部分と厚い部分とのコーナ部での
応力集中を軽減し、薄い部分の破損を防止するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この考案に係る樹脂クリツプの取付
け座部においては、基部と、この基部の端縁から
立ち上がる壁部とからなり、壁部が樹脂成形品の
裏面側に固着され、基部に一方に開放する掛止め
溝が形成され、この掛止め溝の開放方向から樹脂
クリツプの一部を挿通して、前記樹脂成形品を基
材に固着せしめる樹脂クリツプの取付け座部であ
つて、この取付け座部の基部に形成される掛止め
溝の形状をU字形に形成すると共に、壁部に掛止
め穴を形成したものである。
〔作用〕
かかる、樹脂クリツプの取付け座部において
は、取付け座部の基部に形成される掛止め溝をU
字形形状に形成することによつて、傾斜コアのス
ライド方向に対するアンダーカツト部を廃止する
ことができるため、傾斜コアの薄い部分の長さを
短くすることができる。したがつて、傾斜コアの
厚くする部分と薄くする部分とのコーナ部での応
力集中が軽減される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案に係る樹脂クリツプの取付け座
部を説明する裏面斜視図、第2図は本考案の取付
け座部に掛止めする樹脂クリツプの斜視図、第3
図は本考案に係る樹脂クリツプの取付け座部の取
り付け方法を説明する断面図、第4図は本考案に
係る樹脂クリツプの取付け座部の成形方法を説明
する断面図である。
第1図ないし第4図において、1は樹脂成形品
であつて、この樹脂成形品1の裏面1aには取付
け座部2が一体成形されている。そして、この取
付け座部2は、基部3と、この基部3の端縁から
立ち上がつて一部が欠如されている壁部4とから
なつている。そして、基部3には壁部4の欠如方
向に向けて開放するU字形形状の掛止め溝5が形
成されており、壁部4の欠如側の反対面には掛止
め穴6が形成されている。
そして、取付け座部2を利用して樹脂成形品1
を基材6に取り付ける際には、第3図に示すよう
に樹脂成形品1に形成されている取付け座部2側
を基材6側としてセツトし、第2図に示す別途成
形された樹脂クリツプ7を利用して取り付ける。
まず、樹脂クリツプ7を第3図に示すように基
材6に別途設け、樹脂クリツプ7の胴部8の途中
に形成されている座部9で基材6を支持すると共
に、座部9の上方の胴部8を取り付け座部2の掛
止め溝5に開放側から挿入する。その際、胴部8
先端の笠部10の端縁に間隔Cを有して対向して
設けられている掛止め片11a,11bが取付け
座部2の掛止め穴6に間隔Cが縮小されつつ挿通
されると共に、掛止め穴6を抜け出たところで掛
止め片11a,11bの間隔Cが拡大して釣片1
2a,12bが壁部4の外側に当接して抜けが防
止される。これによつて、樹脂成形品1が基材6
の所定部位に固定される。
また、樹脂成形品1の裏面1aに取付け座部2
を一体的に形成する際には、第4図に示すように
固定型20に可動型21を型締めすると同時に、
傾斜コア22を型締めして、三型20,21,2
2の間に樹脂成形品1と取付け座部2を成形する
成形部を形成する。その際、取付け座部2の掛止
め溝5は傾斜コア22と可動型21とによつて形
成され、掛止め穴6は傾斜コア22の薄い部分2
2aの端縁に設けられている突部22bによつて
形成されるようになつている。
つぎに、成形品に溶融された合成樹脂材料を射
出して樹脂成形品1と取付け座部2を一体的に成
形する。その後、可動型61と傾斜コア2を固定
型20から型開きして取付け座部2の形成された
樹脂成形品1を取り出す。
これによつて、第1図に示す樹脂成形品1と、
この樹脂成形品1の裏面1aに基部3と壁部4と
からなる取付け座部2とが一体的に形成される。
上記のように構成された取付け座部2において
は、取付け座部2に形成される掛止め溝5をU字
形に形成することによつて、傾斜コア22のスラ
イド方向に対するアンダーカツト部を廃止するこ
とができるため、傾斜コア22の厚い部分を長く
することができ、その分傾斜コアの厚い部分と薄
い部分とのコーナ部での応力集中が軽減され、薄
い部分の破損を防止することができる。
ちなみに、従来タイプの取付け座部52を成形
する傾斜コア62においては、5万シヨツト当り
1回程度の割合でコーナ部64が破損していた
が、本考案に係る取付け座部2を成形する傾斜コ
ア22においては、10万シヨツト経過後おいても
破損は全発生していない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る樹脂クリツ
プの取付け座部においては、取付け座部に形成さ
れる掛止め溝の形状をU字形形状に形成したか
ら、取付け座部を形成する傾斜コアの厚い部分を
多くすることができ、その分傾斜コアの薄い部分
とのコーナ部での応力集中が軽減され、薄い部分
の破損を防止することができる効果がある。
また、本考案に係る樹脂クリツプの取付け座部
においては、基部に形成される掛止め溝をU字形
形状に形成したから、従来のようにアツダーカツ
ト構造とする必要がないので、傾斜コアの形状を
簡略化することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る樹脂クリツプの取付け座
部を説明する裏面斜視図である。第2図は本考案
の取付け座部に傾斜めする樹脂クリツプの斜視図
である。第3図は本考案の取付け座部の取り付け
方法を説明する断面図である。第4図は本考案の
取付け座部の成形方法を説明する断面図である。
第5図は従来の樹脂クリツプの取付け座部を説明
する裏面斜視図である。第6図は従来の取り付け
方法を説明する断面図である。第7図は従来の取
付け座部の成形方法を説明する断面図である。 1……樹脂成形品、1a……裏面、2……取付
け座部、3……基部、4……壁部、5……掛止め
溝、6……掛止め穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基部と、この基部の端縁から立ち上がる壁部と
    からなり、壁部が樹脂成形品の裏面側に固着さ
    れ、基部に一方に開放する掛止め溝が形成され、
    この掛止め溝の開放方向から樹脂クリツプの一部
    を挿通して、前記樹脂成形品を基材に固着せしめ
    る樹脂クリツプの取付け座部であつて、この取付
    け座部の基部に形成される掛止め溝の形状をU字
    形に形成すると共に、壁部に掛止め穴を形成した
    ことを特徴とする樹脂クリツプの取付け座部。
JP16221785U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0229292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16221785U JPH0229292Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16221785U JPH0229292Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6269614U JPS6269614U (ja) 1987-05-01
JPH0229292Y2 true JPH0229292Y2 (ja) 1990-08-07

Family

ID=31089269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16221785U Expired JPH0229292Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0229292Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6269614U (ja) 1987-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0282987B1 (en) Method of making injection-molded slide fastener sliders
CA2004021A1 (en) Method of making a slider for use in a slide fastener
JPH06189810A (ja) スライドファスナー用スライダーの引手および引手の製造方法
JPS5820418A (ja) インサ−ト成形方法
JPH0229292Y2 (ja)
JPS63270113A (ja) 二色成形金型装置
JPH0378051B2 (ja)
JPH0733032B2 (ja) 射出成形金型
JP2518113B2 (ja) クリップ付成形品の製造方法
JPS5920985Y2 (ja) 金型における芯体取付用ピン
JPS57116623A (en) Injection molding machine for thermoplastic synthetic resin
JP2934233B1 (ja) 射出成形金型
JPH02243103A (ja) 自動停止装置付スライダーの製造方法
KR920008144Y1 (ko) 사출금형의 인서트(insert)물 고정장치
JPS6234737Y2 (ja)
JPH0390922U (ja)
JPS588607A (ja) インサ−ト成形金型
JP2719206B2 (ja) デイスクカートリツジ
JPS61273920A (ja) インサ−トが埋設された成形品の射出成形法
JPS6049083B2 (ja) 電気機器のフレ−ムの成形方法
JPH0454630Y2 (ja)
JP2780416B2 (ja) 車両用樹脂成形品およびその製造方法
JPH0465765B2 (ja)
JP2558139Y2 (ja) 軟質合成樹脂製の薄肉容器
JPS62256619A (ja) 布地付ア−ムレストの製造方法