JPH0454630Y2 - - Google Patents

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JPH0454630Y2
JPH0454630Y2 JP17277686U JP17277686U JPH0454630Y2 JP H0454630 Y2 JPH0454630 Y2 JP H0454630Y2 JP 17277686 U JP17277686 U JP 17277686U JP 17277686 U JP17277686 U JP 17277686U JP H0454630 Y2 JPH0454630 Y2 JP H0454630Y2
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JP
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case
gate
lower case
molding
recess
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JP17277686U
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JPS6378386U (ja
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Publication date
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Priority to KR2019870004542U priority patent/KR900004620Y1/ko
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はVHS用ビデオカセツトケースに係わ
り、特に、射出成形時の成形バランスを改善する
ことができるビデオカセツトケースに関する。
「従来の技術」 第4図ないし第6図は、それぞれ従来のVHS
用ビデオカセツトケースの一例を示すものであ
る。
このビデオカセツトケースは、上ケース1、下
ケース2およびガードパネル3から構成されたも
ので、その内部には一対のテープリール4,4が
収納される。
前記上ケース1の外底面には、テープ残量確認
用の窓5,5、および製品名等を記した上パネル
を嵌め込むための、深さ0.5mmの凹部6(図中斜
線で囲んだ部分)が形成されている。この上ケー
ス1の底面の肉厚は規格によつて2.0〜2.2mmと定
められているため、前記凹部6が形成された部分
の肉厚は1.5〜1.7mmとなつている。なお、この上
ケース1では、射出成形時のゲートが凹部6に設
定されており、符号7がそのゲート跡である。
一方、前記下ケース2の底面には、テープリー
ル4,4の下端を露出させるための開口部8,8
が形成されている。この底面の肉厚は、上ケース
1と同様に2.0〜2.2mmに定められている。また、
この下ケース2を成形するためのゲートは、上ケ
ース1と同様に外底面中央部に設定されており、
符号9がそのゲート跡である。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、前記の上ケース1と下ケース2は、
通常同一の金型を用いて同時に複数個づつ射出成
形されている。ところが、その射出の際、上ケー
ス成形用のキヤビテイに十分樹脂が注入されず成
形後の上ケース1にヒケを生じたり、あるいは下
ケース用キヤビテイに過剰に樹脂が注入され、下
ケース2にバリや肉厚部を生じたりして(成形バ
ランスが悪い)、寸法精度を高めることが困難で
あるという問題が以前から指摘されていた。
本出願人らは、金型の各キヤビテイへの樹脂充
填率が均一でないのは、溶融樹脂の流液抵抗が各
キヤビテイで異なるためであると考え、各キヤビ
テイに開口するゲートの開口面積を変更して流液
抵抗を均一にすることを試みた。しかし、ゲート
の開口面積を射出および離型のサイクルを乱さな
いように変更することは困難であり、満足のいく
結果は得られなかつた。
そこで本出願人らは、前記流液抵抗の不均一を
引き起こす原因を再度検討し、その結果、上ケー
スのゲートが設定された部分の肉厚が、下ケース
のゲートが設定されている部分の肉厚よりも、パ
ネルはめ込み用の凹部の深さ分、0.5mm薄くなつ
ているために、ここで流液抵抗が高められている
との知見を得た。
「考案の目的」 本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、上
成形時に上ケースと下ケースのそれぞれのキヤビ
テイへの樹脂充填率を均一にし、成形バランスの
改善が図れ、寸法精度の向上が可能なビデオカセ
ツトケースを提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案のビデオカセツトケースは、上ケースの
ゲートが設定されている部分の肉厚と、前記下ケ
ースのゲートが設定されている部分の肉厚とを等
しくしたことを特徴とする。
「実施例」 以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図および第2図はそれぞれ一実施例のビデ
オカセツトケースを示すものであり、第1図は下
ケース10の平面図、第2図は−線断面図で
ある。なお、前記従来のものと同一の部分には、
同一符号を付して説明を省略する。
この実施例の下ケース10の特徴は、その内底
面中央部に、上ケース1のパネルはめ込み用の凹
部6と同一深さ(0.5mm)、かつ同一面積の凹部1
1が形成されている点である。この凹部11は、
その周縁が開口部8,8およびケース内壁に形成
されたリブ等10A…から若干離間され、かつ下
ケース成形用のゲート跡9に対向するように形成
されている。
このような構成のビデオカセツトケースによれ
ば、下ケース10のゲート跡9に対向する位置に
凹部11を形成し、この部分の肉厚を上ケース1
のゲート跡7の部分と同じにしたのみならず、こ
れら凹部6,11の面積を同一にしたことによ
り、射出成形時に金型の下ケース成形用キヤビテ
イ内に流れ込む樹脂の流液抵抗と、上ケース成形
用キヤビテイへの流液抵抗とを略等しくすること
ができる。したがつて、各キヤビテイへの樹脂充
填率の均一化を図ることができ、成形品に偏肉あ
るいはヒケ等が発生することを防止し、ケースの
成形精度を高めることが可能である。
なお、凹部11の形状は第1図に示すものに限
らず、また面積も極端に異ならなければ必ずしも
凹部6と同一である必要はない。また、前記実施
例では、下ケース10の内底面に凹部11を形成
していたが、その代わりに、下ケース11の外底
面に同様の凹部を形成した構成であつてもよい。
また、下ケース10に凹部11を形成するのでは
なく、第3図に示すように上ケース20の内底面
でパネル用凹部6の裏側に、凹部6と略同一形状
かつ略同一面積の凸部21(高さ0.5mm程度)を
形成し、これによつて上ケース20と下ケース2
の各ゲート圧7,9部分の肉厚を同一にする構成
としてもよい。その場合には、前記実施例よりも
各ゲート跡7,9部分の肉厚が厚く(2.0mm)な
るので、樹脂の流液抵抗を小さくすることができ
るという利点がある。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案のビデオカセツト
ケースによれば、上ケースおよび下ケースのそれ
ぞれの射出成形ゲートが設定された部分の肉厚を
等しくしたことにより、射出成形時に下ケース成
形用キヤビテイ内に流れ込む樹脂の流液抵抗と、
上ケース成形用キヤビテイへの流液抵抗とを等し
くすることができる。したがつて、各キヤビテイ
への樹脂充填率を均一にすることができ、成形品
に偏肉あるいはヒケ等が発生することを防止し、
ケースの成形精度を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例のビデ
オカセツトケースを示すもので、第1図は下ケー
スの平面図、第2図は−線断面図である。ま
た、第3図は本考案の他の実施例のケースの縦断
面図である。一方、第4図ないし第6図は従来の
ビデオカセツトケースを示すもので、第4図は上
ケースの平面図、第5図は下ケースを下方から見
た平面図、第6図は−線断面図である。 6……パネルはめ込み用の凹部、7……上ケー
スのゲート跡、9……下ケースのゲート跡、10
……下ケース、11……肉厚調整用の凹部、20
……上ケース、21……肉厚調整用の凸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上ケースと下ケースとから構成され、前記上ケ
    ースにはその外底面中央部に上ラベルを嵌め込む
    ための凹部が形成されるとともに、この凹部に射
    出成形時のゲートが設定されているビデオカセツ
    トケースにおいて、 前記上ケースのゲートが設定されている部分の
    肉厚と、前記下ケースのゲートが設定されている
    部分の肉厚とを等しくしたことを特徴とするビデ
    オカセツトケース。
JP17277686U 1986-11-11 1986-11-11 Expired JPH0454630Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17277686U JPH0454630Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11
KR2019870004542U KR900004620Y1 (ko) 1986-11-11 1987-04-03 비디오 카셋트 케이스

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17277686U JPH0454630Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6378386U JPS6378386U (ja) 1988-05-24
JPH0454630Y2 true JPH0454630Y2 (ja) 1992-12-22

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ID=31109621

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JP17277686U Expired JPH0454630Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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JP (1) JPH0454630Y2 (ja)
KR (1) KR900004620Y1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
KR880010568U (ko) 1988-07-27
KR900004620Y1 (ko) 1990-05-25
JPS6378386U (ja) 1988-05-24

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