JPH022876A - 複合酸化物触媒及びそれを用いたアルキレンアミン類の製造方法 - Google Patents

複合酸化物触媒及びそれを用いたアルキレンアミン類の製造方法

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JPH022876A
JPH022876A JP63262861A JP26286188A JPH022876A JP H022876 A JPH022876 A JP H022876A JP 63262861 A JP63262861 A JP 63262861A JP 26286188 A JP26286188 A JP 26286188A JP H022876 A JPH022876 A JP H022876A
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catalyst
reaction
niobium
water
composite oxide
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JP63262861A
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Yasushi Hara
靖 原
Nobumasa Suzuki
紳正 鈴木
Yukio Ito
雪夫 伊藤
Kazuhiko Sekizawa
関沢 和彦
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複合酸化物触媒及び複合酸化物触媒を用いたア
ルキレンアミン類の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、硫酸、リン酸、塩化アルミニウム等を酸j!!!
煤として使用する工業プロセスが数多く存在しているが
、一般に、これらの触媒は水の存在する系中、例えば、
水に溶解した状態すなわち均一系で使用する場合には、
触媒と反応生成物との分離が困難であり、装置腐蝕等の
問題点がある。また、不均一系の場合には、触媒流出に
よる活性低下環、触媒寿命の問題や均一系の場合と同様
に、装置腐蝕の問題が残されている。従って、酸触媒の
固体酸化に関して多くの研究がなされ、水の存在する系
中において難溶で分解しない固体酸触媒としてイオン交
換樹脂が提案されている。しかしイオン交換樹脂は高価
であり、また耐熱性に劣る。更に水の存在下でも使用で
きる固体酸触媒として、特開昭60−44039号公報
に含水酸化ニオブが記載されているが、この触媒も50
0°C以上の温度・では活性が大幅に低下し、工業的見
地から耐熱性が不十分である。
一方、アルキレンアミン類、特に工業的に重要なエチレ
ンアミン類の製造法として、二塩化エチレンをアンモニ
アと反応させる方法がある。この製造法によると、ピペ
ラジン及びピペラジン環含有の環状エチレンアミン類の
生成量が少ない、即ち非環状率が高くて工業的に好まし
い品質のエチレンアミン類が得られる。この製造法は広
〈実施されているが、副生成物として多量の食塩が生じ
、分離及び処理に費用がかかるという問題点を有する。
又、モノエタノールアミンを原料とし、水素と水素添加
触媒の存在下で、アンモニアを反応させるエチレンアミ
ン類の製造法も広〈実施されている。しかし、この方法
ではエチレンジアミンを効率よく製造することは可能で
あるが、ピペラジン環含有の品質的に好ましくない環状
エチレンアミン類が多く生成するために、高分子量のポ
リエチレンポリアミン類を製造することが困難である。
これらの方法に加えて、モノエタノールアミンを原料と
し、リン含有物質を触媒として用い、アンモニア又は/
及びエチレンアミンを反応させてエチレンアミン類を製
造する方法が提案されている0例えば特開昭51−14
7600号公報には触媒として、リン酸、亜リン酸を使
用する方法が記載されているが、これらの触媒は水を含
む反応液中に溶解するため、反応液からの特別な分離、
回収操作が必要となる。そこで、水を含む反応液に不溶
な種々のリン酸塩、担持リン酸を触媒として用いるエチ
レンアミン類の製造法が提案されている。米国特許44
48997号にはリン酸アルミを、特開昭60−416
41号公報には、リン酸ランタン等のmb族金属のリン
酸塩を触媒として用いるエチレンアミン類の製造法がそ
れぞれ開示されており、更に特開昭59−150538
号公報には、二酸化チタン等に担持したリン酸を触媒と
して用いる方法が開示されている。しかし、これらのリ
ン酸塩、担持リン酸は遊離のリン酸に比べ極めて活性が
低い。
また、これらのリン酸系触媒を使用しても、ピペラジン
環含有の品質的に好ましくない環状アミンを工業的に十
分に満足できる水準まで低下させることができない。と
ころで、活性の高いリン系触媒としてリン含有イオン交
換樹脂があるが、この触媒は耐熱性が悪く、触媒寿命に
問題がある。
非リン系の触媒としては、シリカ−アルミナが特開昭5
5−38329号公報に記載されているが、これは著し
く活性が低い。
[発明が解決しようとする課題] 上述の様に、水を含む系中で使用できる触媒として、い
くつかの固体酸触媒が開示されているが、耐熱性に劣る
という問題点を有しており、工業的見地からは末だ不十
分なものである。そのため水を含む系中で使用でき、耐
熱性に優れた固体酸触媒が切望されている。
また上述の様に、アルキレンアミン類の製造法に関して
は、多くの方法が開示されているが、これらの方法は、
工業的見地からは未だ不十分なものである。そのため特
にアルカノールアミン類を原料とするアルキレンアミン
類を製造する方法において、高活性、高耐熱性を有し、
反応液に離溶の固体触媒を用いる、非環状率の高い、高
品質のアルキレンアミン類の製造法の開発が切望されて
いる。
[課題を解決するための手段] 本発明者らはこの現状に鑑み、固体酸並びにアンモニア
及び/又はアルキレンアミン類とアルカノールアミン類
との反応による、原料のアンモニア及び/又はアルキレ
ンアミン類よりアルキレン鎖の増加したアルキレンアミ
ン類の製造法を鋭意検討した結果、該反応において、酸
化ニオブ及びチタニア、酸化ニオブ及びアルミナ、酸化
ニオブ及びシリカ、酸化ニオブ及びジルコニア又は、周
期律表におけるI[A、VA、VIA、IB、IIB。
1[B、VB、VIB、■B、■族元索の酸化物および
酸化ニオブからなる複合酸化物が触媒として高い活性を
有し、水を含む反応液に難溶な固体であり耐熱性にも優
れているという新規な事実を見出し、本発明を完成させ
るに至った。
即ち、本発明は酸化ニオブ及びチタニア、酸化ニオブ及
びアルミナ、酸化ニオブ及びシリカ、酸化ニオブ及びジ
ルコニア又は、周期律表におけるI[A、VA、VIA
、IB、IIB、IB、VB、VIB、−■B、■族元
素の酸化物および酸化ニオブからなる複合酸化物触媒並
びに該複合酸化物触媒を用いてアンモニア及び/又はア
ルキレンアミン類をアルカノールアミン類と反応させ、
原料のアンモニア及び/又はアルキレンアミン類よりア
ルキレン鎖の増加したアルキレンアミン類を得ることを
特徴とするアルキレンアミン類の製造法を提供するもの
である。
以下に本発明を更に詳しく説明する。
本発明において使用する触媒は、酸化ニオブ及びチタニ
ア、酸化ニオブ及びアルミナ、酸化ニオブ及びシリカ、
酸化ニオブ及びジルコニア又は、周期律表におけるI[
A、VA、VIA、IB、IB。
111B、VB、VIB、■B、■族元素の酸化物及び
酸化ニオブからなる複合酸化物である。該複合酸化物は
、ニオブを含有した化合物及びチタン、アルミニウム、
ケイ素、ジルコニウム、又は周期律表におけるmA、V
A、VIA、IB、nB、I[B。
VB、VIB、■B、■族元素を含有した化合物を同時
にニオブの酸化物もしくは水酸化物並びにチタン、アル
ミニウム、ケイ素、ジルコニウム、又は周期律表におけ
るIIA、VA、VIA、IB。
UB、IB、VB、VIB、VIB、VI族のa化物も
しくは水酸化物に変えることによって得られる物質を意
味する。ニオブの酸化状態は特に制限はなく、5価、4
価、3価、2価、1価のいずれであっても良いが、5価
のニオブが好ましい。チタン。
ケイ素、ジルコニウムは4価が、アルミニウムは3価が
好ましい。
本発明において使用される複合酸化物は単独で使用して
も良いし、他の物質との混合物、他の酸化物との複合酸
化物として用いても良い。
該複合酸化物は、ニオブを含有した化合物及びチタン、
アルミニウム、ケイ素、ジルコニウム、又は周期律表に
おけるIIA、VA、VIA、IB。
IIB、IIIB、VB、VIB、VUB、VM族元素
を含有した化合物を同時にニオブの酸化物もしくは水酸
化物並びにチタン、アルミニウム、ケイ素、ジルコニウ
ム、又は周期律表におけるIIA、VA。
VIA、IB、IIB、IB、VB、VIB、VIIB
、W族の酸化物もしくは水酸化物に変えることによって
得られるが、その方法としては、例えば1)ニオブ含有
化合物とチタン、アルミニウム。
ケイ素、ジルコニウム、又は周期律表におけるI[A、
VA、VIA、IB、I[B、I[IB、VB。
VIB、■B、■族元素を含有した化合物の溶液のpH
を変えることによって不溶性の水酸化物にし、これを脱
水し複合酸化物とする方法、 2)ニオブのアルコキシド等の有機物及びチタン。
アルミニウム、ゲイ素、ジルコニウム、又は周期律表に
お?するffA、VA、VIA、IB、JIB。
mB、VB、VIB、■B、■族元素のアルコキシド等
の有機物を加水分解する方法、 3)ニオブのアルコキシド等の有機物及びチタン。
アルミニウム、ケイ素 ジルコニウム、又は周期律表に
おけるIrA、VA、VIA、IB、IIBIIIB、
 VB、 VII3.■B、■族元索のアルコキシド等
の有機物を熱分解する方法 等種々の方法があるが、どの方法を用いてもよい。
本発明において使用される複合酸化物の各成分比は以下
の通りである。ニオブとチタンのモル比はN b / 
T i比;0.01〜100、好ましくは0.1〜10
0、さらに好ましくは0.1〜10であり、ニオブとア
ルミニウム、ケイ素又はジルコニウムのモル比はNb/
A1.Siスはzr;0.001〜100.好ましくは
0.01〜100、さらに好ましくは0.01〜10で
ある。
周期律表におけるIIA、VA、VIA、IB、I[B
IB、VB、VIB、VIIB、VW族元素トニオブノ
モル比は、元素によって大きく異なるため限定すること
は困難であるが、例えば、周期律表においてIIA族の
Caの場合は、N b / Ca比;10〜1000、
VA族(1) B i (り場合は、N b / B 
i 比;0.1〜1000、VIA族のTeの場合は、
Nb/Te比;o、1〜1000、IB族のCuの場合
は、N b / Cu比;0.1〜1000、JIB族
のZnの場合は、N b / Z n比;0.1〜10
00、IIIB族のLaの場合は、N b / L a
比;0.04〜1002.VB族のTaの場合は、N 
b / T a比、 0.001〜I 000. VI
I3族のCrの場合は、N b / Cr比;o、1〜
1000、■B族のMnの場合は、N b / M n
比、0.1〜1000、■族のFeの場合は、N b 
/ F e比:0.1〜1000である。Nbがこの範
囲より少ない場合は、生成するアルキレンアミン類の品
質が低下し、多い場合には触媒の耐熱性が低下する。
本発明においては、触媒の形状に特に制限はなく、反応
形式に応じて粉末のまま、あるいは成型して用いられる
。例えば懸濁床では粉末、顆粒状で用いられ、固定床で
はペレット状、ビーズ状に成型して用いられる。
触媒の成型方法としては、例えば押出し成型法、打錠成
型法あるいは顆粒成型法があり、成型する際にはシリカ
、アルミナ、シリカ−アルミナ、粘土等を粘結剤として
加えても良い。
又、触媒の表面積を大きくするため、該複合酸化物をシ
リカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア。
多孔質バイコールガラス等の担体に担持しても良い。
触媒は焼成して用いても、焼成せずに用いても良い、焼
成をする場合、焼成温度には特に制限はないが、700
℃以下が好ましい。700°Cを越える温度で焼成する
と表面積が小さくなり、触媒活性が低下する。
本発明における複合酸化物の触媒使用量は、反応を工業
的に有意な反応速度で進行せしめるのに必要な量であれ
ば良い。
本発明の方法において使用するアンモニア又はアルキレ
ンアミン類とは式(I> [但し、式中a=2〜6.r=0〜6、R1は水/ 素又は炭素数1〜4のアルキル基を、R1は式%式%(
1) (但し、式中b=2〜6.d=o、1.s=o〜4)で
表される基をそれぞれ示す]で表される化合物、又は式
(II) [但し、式中e=2〜6.f=2〜6.R2゜R2はそ
れぞれ式(2) %式%(2) (但し、式中g=2〜6.t=o〜5)で表される基を
示す]で表される化合物である。
式(■)、又は式(If)で表されるどちらの化合物を
用いても良いが、好ましくは、式(I)で表されるアン
モニア又はアルキレンアミン類が用いられる。式(I)
で表されるアルキレンアミン類を用いると、非環状率の
高い、高品質のアルキレンアミン類が生成する0式(I
)で表されるアンモニア及びアルキレンアミン類とは、
具体的には、アンモニア、エチレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレ
ンペンタミン、ペンタエチレンへキサミン、ヘキサエチ
レンへブタミン等のエチレンアミン類、プロピレンジア
ミン、ジプロピレントリアミン等のプロピレンアミン類
、ブチレンジアミン、ジエチレントリアミン等のブチレ
ンアミン類、ヘキサメチレンジアミン等のアルキレンア
ミン類及びこれらのアルキル化体、即ち、N−メチルエ
チレンジアミン、N−エチルエチレンジアミン等が例示
できる。その中でも、本発明の方法において使用される
原料としては、エチレンジアミンやジエチレントリアミ
ン等のエチレンアミン類が好ましい。
本発明の方法において使用されるアンモニア、アルキレ
ンアミン類は、一種類でも二種類以上を混合したもので
も一向に差支えない。
本発明の方法において使用するアルカノールアミン類と
は、式(I[[) 素又は炭素数1〜4のアルキル基を、R3は式−[(C
H2)、(NH)j]V−H(3)(但し、式中i=l
〜6.j=0.1.v=o〜4)で表される基をそれぞ
れ示す]で表される化合物、又は式(IV ) [但し、式中に=2〜6.j =2’〜6...m−=
2〜6、R4は式(4) %式%(4) (rllL、式中n=2〜6.w=0〜5)で表される
基を示す]で表される化合物である。
式(I)又は、式(IV )で表されるどちらの化合物
を用いても良いが、好ましくは、式(II[)で表され
るアルカノールアミン類が用いられる。式(I[I)で
表されるアルカノールアミン類を用いると、非環状率の
高い、高品質のアルキレンアミン類が生成する。式(I
I[>で表されるアルカノールアミン類とは、具体的に
は、モノエタノールアミン、N−(2−アミノエチル)
エタノールアミン、モノ10パノールアミン、N−(3
−アミノプロピル)プロパツールアミン等のアルカノー
ルアミン類が例示できるが、本発明の方法において使用
される原料としては、モノエタノールアミン、N(2−
アミノエチル)エタノールアミンのようなエタノールア
ミン類が好ましい。
本発明の方法において使用されるアルカノールアミン類
は、一種類でも二種類以上を混合したものでも一向に差
支えない。
本発明の方法における原料の組合せには、1) アンモ
ニアとアルカノールアミン類、2)アルキレンアミン類
とアルカノールアミン類、3) アンモニア、アルキレ
ンアミン類とアルカノールアミン類 の三つの場合があり、いずれの組合せで反応を実施して
もよい、好ましい原料の組合せは、1)アンモニアと式
(III)で表されるアルカノールアミン類、 2)アンモニア以外の、式<I)で表されるアルキレン
アミン類と式(I)で表されるアルカノールアミン類、 3)式(I)で表されるアンモニア及びアルキレンアミ
ン類と式CIII)で表されるアルカノールアミン類 である、更に好ましい原料の組合せは、1)アンモニア
とエタノールアミン類、2)エチレンアミン類とエタノ
ールアミン類、3)アンモニア及びエチレンアミン類と
エタノールアミン類 である。
本発明の方法において供給される原料の好ましいモル比
は、 1)アンモニアとアルカノールアミン類とを原料として
用いる場合、アンモニア/アルカノールアミン類のモル
比が2〜30. 2)アルキレンアミン類とアルカノールアミン類とを原
料として用いる場合、アルキレンアミン類/アルカノー
ルアミン顕のモル比が0.5〜10.3)アンモニア及
びアルキレンアミン類とアルカノールアミン類とを原料
として用いる場合、(アンモニア+アルキレンアミン類
)/アルカノールアミン類のモル比が0.5〜30 である、いずれの場合も、原料のモル比によって、生成
するアルキレンアミン類の品質が変動する。
このモル比が上記範囲より小さいと、ピペラジン環含有
アミン類が多く生成し、好ましくない品質のアルキレン
アミン類が生成する。このモル比が上記範囲より大きい
と反応速度が低下し、そして圧力が極めて高くなり実用
的ではない。
本発明の方法においては、生成するアルキレンアミン類
は、原料の種類により異なる。アンモニア及び/又はア
ルキレンアミン類にアルカノールアミン類を反応させた
場合、生成するアルキレンアミン類は、原料のアンモニ
ア、アルキレンアミン類よりアルキレン鎖が増加したも
のである。
例えば、式(I)で表されるアンモニア及び/又はアル
キレンアミン類に、式(II[)で表されるアルカノー
ルアミン類を反応させた場合、生成するアルキレンアミ
ン類は式(V) [但し、式中o=2〜6.x=1〜7.R5は水素又は
炭素数1〜4のアルキル基を、R5は式%式%(5) (但し、式中p=1〜5.q=0.1.’p’=o〜4
)で表される基をそれぞれ示すって表される化合物であ
り、生成するアルキレンアミン類のX及び/又はyは原
料のアンモニア、又はアルキレンアミン類のr及び/又
はSよりも、少なくとも1以上増加したもので、原料よ
りもアルキレン鎖の増加したアルキレンアミン類が得ら
れる0例えば、アンモニアとモノエタノールアミンを反
応させると、エチレンジアミンと、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミ
ン、ペンタエチレンへキサミン等の非環状のポリエチレ
ンポリアミン類が生成し、エチレンジアミンとモノエタ
ノールアミンを反応させると、前述の非環状のポリエチ
レンポリアミン類が生成し、アンモニア及びエチレンジ
アミンとモノエタノールアミンを反応させると、エチレ
ンジアミンおよび前述の非環状のポリエチレンポリアミ
ン類が生成する。
本発明の方法においては、反応は通常200〜400℃
好ましくは240〜350℃の温度範囲で実施される。
200℃未満の温度では反応速度が著しく低下し、又4
00℃を越えると生成物のアルキレンアミン類の分解が
起こり実用的ではない。
本発明の方法においては、反応は気相で行っても液相で
行っても良いが、高品質のアルキレンアミン類を製造す
るためには液相で行う方が好ましい。
本発明の方法においては、反応は懸濁床による回分、半
回分、連続式でも、また固定床流通式でも実施できるが
工業的には固定床流通式が操作、装置、経済性の面から
有利である。
本発明の方法においては、反応の圧力は、気相反応か液
相反応か、またアンモニアを使用するかしないかにより
大きく変動するため、範囲を限定することは困難である
が、例えばアンモニアを添加しない液相反応の場合、お
よそ1〜300bz/−Gである。
本発明の方法においては、触媒は通常反応液から分離、
回収され、その後原料は蒸溜によって分離、回収される
6分離、回収された原料は、必要に応じて再び反応帯域
へ循環される1反応生成物組成を変動させるため、反応
生成物の一部を反応帯域へ循環しても良い。原料、生成
物の分離は通常、蒸溜によってなされるが、蒸溜は連続
式で行なってもバッチ式で行なっても一向に差支えない
反応生成物の純度、色調を改善するため、反応生成物を
活性炭、水素化ホウ素ナトリウム等で処理しても良い。
また水素存在下で反応を行うことにより反応生成物の色
調、臭気等を改善しても良い 水素基含有アミンのような品質上好ましくないアミン類
の生成を減少させるため、あるいは反応速度を上げるた
めに反応帯域から生成水を除去しても良いし、また触媒
寿命を延ばし、かつアンモニア、アルキレンアミン類の
取扱いを容易にするため水を加えて反応させても良い。
[発明の効果] 本発明の複合酸化物fl!l!媒は、水を含む系中で安
定で耐熱性にも優れており工業的に極めて有用である。
また、本発明は、活性が高く、反応液に侵されず、耐熱
性の優れた複合酸化物を触媒として用い、好ましい品質
のアルキレンアミン類を高収率で製造する方法を提案す
るものであり、工業的に極めて有意義である。
[実施例] 以下、本発明を具体的に実施例にて説明するが、本発明
はこれらの実施例にのみ特に限定されるものではない。
得られる生成物のアルキレンアミン類及び原料となるア
ルキレンアミン類およびアルカノールアミン類は以下の
ような記号で略記する。
EDA    エチレンジアミン M E A    モノエタノールアミンPIP   
 ピペラジン RP ETA REA ETA EPA N−(2−アミノエチル)ピペ ラジン ジエチレントリアミン N−(2−アミノエチル)エタ ノールアミン トリエチレンテトラミン(直頒 状、分岐状、環状異性体) テトラエチレンペンタミン(直 鎖状、分岐状、環状異性体) 実施例1(触媒調製) 触媒1 窒素気流下、500 mlのフラスコにニオブペンタエ
トキシド; 15.3 g (48,1mff1ol)
及びチタンテトライソ10ポキシド;13.6g(48
,1nlol>を入れ、1−ブタノール40m1に溶か
した。この溶液を還流させ、攪拌しながら300 ml
の水を滴下した。生じた沈殿をP別し水洗した。これを
400℃で乾燥空気流通下、2時間焼成し酸化ニオブ−
チタニア複合酸化物を得た。
元素分析の結果、N b / T i比は1であった。
このBET比表面積は309rd/lであった。該複合
酸化物は無定形であり、X線回折測定においてX線回折
パターンはみられなかった。得られた酸化ニオブ−チタ
ニア複合酸化物触媒に蒸溜水100 mlを加え、2時
間還流した後P別し、400°Cで乾燥空気流透下焼成
し、複合酸化物を回収したところ、全量回収された。
触媒2 五塩化ニオブ; 10. Or <37nnol)およ
び塩化チタン;7.2ir (38111101)をメ
タノール;50m1に溶かし、この溶液に7%アンモニ
ア水:200m1を加えた。生じた沈殿を炉別、水洗し
400℃で2時間乾燥空気流通下焼成した。
BET比表面積は、45nf/rであった0元素分析の
結果、N b / T i比は1であった。
触媒3 ニオブペンタエトキシド;25.2g (79inol
)及びチタンテトライソプロポキシド;2、5g <8
.811n+ol)を1−ブタノール20m1に溶かし
還流させた。これに水350m1を滴下した。生じた沈
殿を炉別、水洗し、乾燥空気流通下、400℃で2時間
焼成した。BET比表面積は、295rrr/gであっ
た0元素分析からN b / T i比は9であること
がわかった。
触媒4 ニオブペンタエトキシド; 10.5r (331no
l)及びチタンテトライソプロポキシド:84 、4 
t (297nnol>を1−ブタノール20m1に溶
かし還流さぜな。これに水350 mlを滴下した。生
じた沈殿をr別、水洗し、乾燥空気流通下、400℃で
2時間焼成した0元素分析の結果、T i / N b
比は9であった。BET比表面積は、179rd/lで
あった。
触媒5 触媒1を乾燥空気流通下、600℃で2時間焼成しな、
BET比表面積は、110rrl’/fであった。X線
回折から、これは無定形であることがわかった。
触媒6 窒素気流下、500m1のフラスコにニオブペンタエト
キシド; 13.2g (41,51nol)及びアル
ミニウムイソプロポキシド:8.5g(41、8mno
l)を環流しな1−ブタノールに溶かした。さらにこれ
に300 mlの水を20分間で滴下し、さらに1時間
40分加熱した。これを−晩装置し、生じた沈澱をP別
、水洗した。これを400℃で2時間焼成し、触a6と
した。元素分析の結果、Nb/AI比は1であった。こ
のBET比表面積は296rrf/gであった。この複
合酸化物は無定形であり、X線回折測定においてX線回
折パターンは観測されなかった。この酸化ニオブ−アル
ミナ複合酸化物触媒に蒸溜水100m1を加え、2時間
還流しその後、炉別、400°Cで乾燥空気流通上焼成
し、複合酸化物を回収したところ、全量回収された。
触媒7 五塩化ニオブ: 10. Og (3711nol)お
よび塩化アルミニウム;4.9g <371H1ol)
をメタノール;50m口こ溶かし、この溶液に7%アン
モニア水をpH7になるまで加えた。生じた沈殿を炉別
、水洗し400℃で2時間乾燥空気流通下焼成し、これ
を触媒7とした0元素分析の結果、Nb/AI比は1で
あった。
触媒8 窒素気流下、ニオブペンタエトキシド;20、 Or 
(62,911+1o1)及びアルミニウムイソプロポ
キシド; 1.4 g (6,85+111QI)を還
流した1−ブタノールに溶かした。これに300m1の
水を20分で滴下し、さらに、1時間40分加熱した。
これを−晩装置し、生じた沈殿を炉別、水洗した。これ
を400℃で2時間焼成し、触媒8とした0元素分析の
結果、Nb/AI比は9であった。
触媒9 窒素気流下、ニオブペンタエトキシド:5.0g (1
5、711nol)およびアルミニウムイソプロポキシ
ド;28.9g (14N++1o1)を還流した1−
ブタノールに溶かし、これに水300 rnlを滴下し
た。生じた沈殿をP別、水洗し、400℃で2時間乾燥
空気流通下、焼成し、触媒つとした。
元素分析の結果、Nb/AI比は0,11であった。
触媒10 乾燥空気流通下、触媒6を600 ’Cで2時間焼成し
、触媒10とした。BET比表面積は、195rtf/
rであった。
触fill 窒素気流下、500 mlのフラスコにニオブペンタエ
トキシド; 13. Og (40,9111aol)
及びテトラエトキシシラン;8.51g (40,91
iol)を入れ、1−ブタノール; 40 mlに溶が
した。この溶液を還流しておき、これに水200 ml
を40分で滴下した。加熱をさらに35分続けた後、冷
却し、−晩装置した。上澄み液を除き、生じた沈殿を炉
別、水洗した。これを乾燥空気流通下400℃で2時間
焼成し、触媒11としな。元素分析の結果、N b /
 S i比は1であった。
BET比表面積は274rd/lであった。この複合酸
化物は無定形であり、X線回折測定においてX線回折パ
ターンは観測されなかった。得られた酸化ニオブ−シリ
カ複合酸化物触媒に蒸溜水100m1を加え、2時間還
流した後炉別し、400°Cで乾燥空気流透下焼成し、
複合酸化物を回収したところ、全量回収された。
(49、9nmol)及びテトラエトキシシラン;1 
、15 g (5,’1lIllol)を1−ブタノー
ルに溶かし、還流した。これに500m1の水を滴下し
た。
滴下の後、1.5時間還流を続けた。その後、生じた沈
殿を炉別、水洗し、300’Cで2時間焼成し、触媒1
3とした。元素分析の結果、Nb/St比は9.1であ
った。
触媒12 ニオブペンタエトキシド;5.2g (16,3m1o
l)およびテトラメトキシシラン;45.3g(297
,4nnol)をメタノール50m1に溶かし、還流さ
せた。これに水50m1を10分で滴下し、その後30
分還流させた。−晩装置した後、溶媒を留去し、130
℃で16時間乾燥し、触媒12とした。元素分析の結果
、N b / S i比は0.055であった。
触媒14 五塩化ニオブ; 10. Og <371110ol)
及び四塩化ゲイ素;6.3g (37nIIol)をメ
タノール;50m1に溶かし、この溶液に7%アンモニ
ア水;200m1を加えた。生じた沈殿をP別、水洗し
、400”Cで2時間乾燥空気流通下焼成し、触媒14
とした。BET比表面積は、45イ/gであった0元素
分析の結果、N b / S i比は1であった。
触媒13 ニオブペンタエトキシド;15.9g 触媒15 触媒11を乾燥空気流通下、600”Cで2時間焼成し
、触媒15とした。BET比表面積は、113rr?/
gであった。
触媒16 窒素気流下、500m1のフラスコにニオブペンタエト
キシド; 13.5g (42,4nnol)及びジル
コニウムテトラブトキシド;16.5g(43、0nm
ol)を1−ブタノールに加え、還流して溶かした。こ
れに300 mlの水を1時間20分で滴下し、さらに
、1時間20分加熱した。これを−晩装置し、生じた沈
殿を炉別、水洗した。
これを400°Cで2時間焼成し、触媒16とした。
元素分析の結果、N b / Z r比は1であった。
このBET比表面積は241rrr/gであった。この
複合酸化物は無定形であり、X線回折測定においてX線
回折パターンは観測されなかった。得られた酸化ニオブ
−ジルコニア複合酸化物触媒に蒸溜水100m1を加え
、2時間還流した後P別し、400″Cで乾燥空気流透
下焼成し、複合酸化物を回収したところ、全量回収され
た。
触媒17 五塩化ニオブ; 10. Og (371111wOl
)’および塩化ジルコニウム;8.6g (371mn
ol)をメタノール;50m1に溶かし、この溶液に7
%アンモニア水をpH7になるまで加えた。生じた沈澱
を炉別、水洗し400℃で2時間乾燥空気流通下焼成し
、これを触媒17とした0元素分析の結果、N b /
 Z r比は1であった。
触媒18 窒素気流下、ニオブペンタエトキシド;20.0g (
62,9n+n+ol)及びジルコニウムテトラブトキ
シド; 2.7 g (7,041111ol)を1〜
ブタノールに加え、還流して溶がした。これに3001
111の水を20分で滴下し、さらに1時間40分加熱
した。これを−晩装置し、生じた沈殿をP別、水洗した
。これを400℃で2時間焼成し、触媒18とした0元
素分析の結果、Nb/Zr比は9であった。
触!19 窒素気流下、ニオブペンタエトキシド;5.Or (1
5、71111101)およびジルコニウムテトラブト
キシド; 54.2g (141+11nol)を1−
ブタノールに加え、還流して溶かし、これに水300m
1を滴下した。生じた沈殿を洲別、水洗し、400°C
で2時間乾燥空気流通下焼成し、触媒19とした1元素
分析の結果、N b / Z r比は0.11であった
触媒20 乾燥空気流通下、触!16を600℃で2時間焼成し、
触fIc20とした。BET比表面積は、152rd/
zであった。
触!!21 五塩化ニオブ:5gをメタノール;10m1に溶かし、
これに塩化カルシウム;2gを50 mlの水に溶かし
た溶液を加えた。さらに、これを水で300 mlに希
釈し、50m1の15%アンモニア水に滴下した。生じ
た沈殿をr別、水洗し、乾燥空気流通下、400℃で2
時間焼成し、触媒21とした。
触媒22 五塩化ニオブ;5gと三塩化ビスマス;5.8gを10
0 mlのメタノールに溶解し、これを15%アンモニ
ア水:100calに滴下した。生じた沈殿を炉別、水
洗し、乾燥空気流通下、400°Cで2時間焼成し、触
媒22とした。
触媒23 五塩化ニオブ;5gと四塩化テルル;5gを100m1
のメタノールに溶解し、これを15%アンモニア水;1
00m1に滴下した。生じた沈殿をr別、水洗し、乾燥
空気流通下、400°Cで2時間焼成し、触媒23とし
た。
触媒24 五塩化ニオブ:5gと塩化@(■)三水和物;3.1g
をメタノールに溶解し、2%水酸化ナトリウム水溶液;
300m1に滴下した。生じた沈殿を炉別、水洗し、乾
燥空気流通下、400℃で2時間焼成し、触媒24とし
た。
触媒25 五塩化ニオブ;5gをメタノール:100)目こ溶かし
た。これに塩化亜鉛Nl);2.5gを100 mlの
水に溶かした7B液を加えた。この溶液を2%水酸化ナ
トリウム水溶液;350m1に滴下し、生じた沈殿をP
別、水洗し、乾燥空気流通下、400℃で2時間焼成し
、触媒25とした。
触媒26 五塩化ニオブ;5gを10m1のメタノールに溶解し、
これに硝酸ランタン六水和物;8gを50m1の水に溶
解した溶液を加えた。これを300 mlの水で希釈し
、15%アンモニア水;100m1を滴下した。生じた
沈殿を炉別、水洗し、乾燥空気流通下、400℃で2時
間焼成し、触媒26とした。
触媒27 五塩化タンタル;5g及び五塩化ニオブ;15gを50
0 mIのメタノールに溶かし、減圧下、溶媒を留去し
な、これに1−ブタノールを加えて還流し、これに水;
500ralを加え、5時間還流しな、その後15%ア
ンモニア水を加えて中性とし、生じた沈殿を炉別、水洗
し、乾燥空気流通下、400℃で2時間焼成し、触媒2
7としな。
触媒28 五塩化ニオブ;5g及び塩化クロム(III)六水和物
;4.9gにメタノール30m1を加え、この溶液を5
%アンモニア水;300m1に滴下しな。
生じた沈殿をr別、水洗し、乾燥空気流通下、400℃
で2時間焼成し、触a28とした。
触jX29 五塩化ニオブ;5gをメタノール;10a+1に溶解し
、これに濃塩酸;10m1を加えた。これに酢酸マンガ
ン六水和物:4.5gを50m1の水に溶かした溶液を
加えた。これに水を加えて300 mlとした溶液を、
15%アンモニア水;150m1に滴下した。生じた沈
殿をr別、水洗し、乾燥空気流通下、400℃で2時間
焼成し、触媒29とした。
触媒3〇 五塩化ニオブ;5gを10m1のメタノールに溶かし、
これに塩化e(I[[);3gを50m1の水に溶かし
た溶液を加えた。この溶液を3%アンモニア水;550
m1に滴下した。生じた沈殿をP別、水洗し、乾燥空気
流通下、400℃で2時間焼成し、触媒30とした。
比較触媒A CBMM社製含水酸化ニオブ(AD−378);10g
を400″Cで乾燥空気流通下2時間焼成した。BET
比表面積は99rd/zであった。X線回折から、これ
は無定形であることがわかった。
これを、さらに500℃で乾燥空気流通下2時間焼成し
、比較触媒Aとした。BET比表面積は17trr/l
であった。X線回折から、これは結晶であることがわか
った。
比較触媒B 硝酸ランタン六水和物;130gを撹拌しながら脱イオ
ン化水に溶解した。リン酸水素二アンモニウム79.2
tを撹拌しながら脱イオン化水に溶解した。リン酸水素
二アンモニウム水溶液を激しく撹拌しながら、硝酸ラン
タン水溶液を一度に加えたところ、濃厚な塊状沈殿が形
成した。撹拌して、濃厚なりリーム状の懸濁液とし、吸
引濾過により、沈殿を炉別した。得られたペースト状の
固体を脱イオン化水で十分洗浄した後、80〜90℃で
乾燥し、比較触媒Bとした。
比較触媒C 酸化アルミニウム三水和物67.6gに85%リン酸2
79.4を数回に分けて加え、室温で放置しな。温度が
一定になる前に、急激に加熱し、約120℃にした。粘
稠で均一の溶液が生じた。
熱反応液を蒸溜水中に撹拌しながら注ぎ、pH2〜3の
無色透明の溶液を得た。該溶液に30%水酸化アンモニ
ウム溶液を加えると白色沈殿が生じた。沈澱が生じなく
なるまで水酸化アンモニウムを加え、吸引濾過により白
色沈殿を沢別した。沈殿は、蒸溜水、次いでメタノール
で十分洗浄した後、真空デシゲータ−中、80〜100
℃で16時間乾燥した。その後250℃で7時間焼成し
て得られたリン酸アルミニウムを比較触!aCとした。
実施例2 0虫媒1 ; 1.6g、EDA;60.OgおよびM
EA;30.Ogを200m1電磁撹拌式ステンレス製
オートクレーブに入れ、窒素置換の後300℃に昇温し
、5時間維持しな0反応圧は42.5wg/cdGであ
った。その後、冷却し反応液をガスクロマトグラフィー
にて分析した。
MEAの転化率は、70.0%であり、原料および生成
水を除いた反応液の組成は、PIP。
4.3重量%、DETA; 53.1重量%。
AREA;3.6重量%、AEP;3.1重量%。
TETA;21.6重量%であった。
なお、触媒の回収率は100%であった。
実施例3 触媒1を3.0g用いて、2.7時間反応させた以外は
実施例2と同一の条件で反応させた。結果は表1に示し
た。
比較例1 比較触媒Cを3,0g用いて、3.0時間反応させた以
外は実施例2と同一の条件で反応させた。
結果は表1に示した。
比較例2 比較触媒B3.Ogを用いて、3.0時間反応させた以
外は実施例2と同一の条件で反応させた。
結果は表1に示した。
比較例3 触媒として8揮化学(株)製のシリカを12.0g使用
し、6.3時間反応させた以外は、実施例2と同一の条
件で反応させた。結果は表1に示した。
実施例4 200 ml電磁撹拌式ステンレス製オートクレーブに
触媒1を4.8g入れ、これに、EDA ;30、Og
およびMEA;15.0gを加え、窒素置換した後、ア
ンモニアを52.6g添加し、280°Cで2時間反応
させた。冷却後、反応液を取出し、ガスクロマトグラフ
ィーにて分析した。
その結果、MEAの転化率は、62.8%であり、原料
、生成水を除いた反応液の組成は、PIP。
5.1重量%、DETA; 34.1重量%。
AEEA;0.7重量%、TETA; 12.0重量%
であった。
実施例6.7 触媒として、表2に記載の触媒を表2に記載した量だけ
用い、表2に記載の時間反応させた以外は実施例2と同
一の条件で反応させた。結果を表2に示した。
表  2 実施例5 触媒として触媒2;1.Ogを用いた以外は実施例2と
同一の条件で反応させた。MBAの転化率は、47.1
%であり、原料、生成水を除いた反応液の組成は、PI
P;2.7重量%。
DETA;42.6重量%、TETA; 11.2重量
%であった。
実施例8.9 触媒として、表3に記載の触媒3.0g用い、表3に記
載した時間反応させた以外は、表3に記載の時間反応さ
せた以外は、実施例2と同一の条件で反応させた。結果
を表3に示しな。
比較例4 触媒として、比較触媒A;3.ogを用い、反応時間を
3.0時間とした以外は実施例2と同一の条件で反応さ
せた。結果を表3に示した。
表  3 実施例10 触媒として、触媒6;1.4gを用いた以外は、実施例
2と同一の条件で反応させた0反応圧は40 、5 k
g/ CJGであった。その後、冷却し反応液をガスク
ロマトグラフィーにて分析した。
MEAの転化率は、48.3%であり、原料及び生成水
を除いた反応液の組成は、PIP;3.0重量%、DE
TA; 43.5重量%、AREA;9.3重量%、A
EP;1.2重量%、TETA;13.6重量%であっ
た。TETAの非環状比率、すなわち(分岐状+直鎖状
)/(分岐状+直鎖壮士環状異性体)X100の値は、
85.9%であった。
実施例11 触媒7;3.Ogを使用し、2時間反応させた以外は実
施例2と同一の条件で反応させた。
MEAの転化率は、43.2%であった。
実施例12 触媒8; 3.Og、EDA;30.Ig及びMEA;
15.Ogを200 ml電磁撹拌式ステンレス製オー
トクレーブに入れ、窒素置換の後アンモニア:55.6
gを加え、280℃に昇温し、3時間維持した0反応圧
は3571qr/ ciGであった。その後、冷却し反
応液をガスクロマトグラフィーにて分析した。MEAの
転化率は、67.8%であり、原料及び生成水を除いた
反応液の組成は、PIP;3.9重量%、DETA;3
4.7重量%、AEEA;0.0重量%、AEP;4゜
3ff量%、TETA; 12.8重量%であった。
実施例13.14 触媒として、表4記載の触媒を3.0g用い、反応時間
を2時間とした以外は実施例2と同一の条件で反応させ
た。結果は表4に示した。
表  4 実施例15 触媒として、触媒11;1.5gを用いた以外は、実施
例2と同一の条件で反応させた。反応圧は36 、0 
kg/allGであった。
その後、冷却し反応液をガスクロマトグラフィーにて分
析した。MEAの転化率は、26.1%であり、原料及
び生成水を除いた反応液の組成は、PIP:3.7重量
%、DETA;40.8重量%、AEEA; 15.8
重量%、TETA。
5.1重量%であった。
なお、触媒の回収率は100%であった。
実施例16 触媒12を3.0g使用し、2時間反応させた以外は実
施例2と同一の条件で反応させた。
結果は表5に示した。
表  5 ラフイーにて分析しな、MEA転化率は、93.1%で
あり、反応液の組成は、EDA 。
16.4重量%、MEA;6.9重量%、PIP。
5゜1重量%、DETA; 4.9重量%。
AREA−; o、06重量%、TETA;7.8重量
%であった。
オ)ガスクロマトグラフィー%(分岐状十直餌状)/(
分岐状+直領状+環状異性体)X100実施例17 200 ml g磁撹拌式ステンレス製オートクレーブ
に触媒13;3.Og、MEA;15.0g及びアンモ
ニア54.4gを入れ、280’Cで3時間反応させた
。冷却後、反応液をガスクロマトゲ実施例18 200 ml電磁撹拌式ステンレス製オートクレーブに
触ff13;3、Og、EDA;60.OgMEA;3
0.og及びアンモニア16.5gを入れ、280℃で
5時間反応させた。冷却後、反応液をガスクロマトグラ
フィーにて分析しな。
MEA転化率は、46.5%であり、反応液の組成は、
EDA;51.4重量%、MEA;17.8重量%、P
IP;0.7重量%。
DETA; 14.9重量%、AREA;0.4重量%
、TETA ; 2.9重量%であった。
実施例19.20 触媒として、表6記載の触媒を3.0g用い、反応時間
を2.5時間とした以外は、実施例2と同一の条件で反
応させた。冷却後反応液をガスクロマトグラフィーにて
分析した。結果は表6に示した。
表  6 生成水を除いた反応液の組成は、PIP、2.8重量%
、DETA; 38.8重量%、AREA。
8.7重量%、AEP; i、3重量%、TETA。
12.7重量%であった。TBTAの非環状比率、すな
わち(分岐状+直鎖状)/(分岐状+直鎖状+環状異性
体)X100の値は、86,3%であった。
実施例22 触媒17を3.0g使用し、2時間反応させた以外は実
施例2と同一の条件で反応させた。
MEAの転化率は、46,0%であった。
実施例21 触媒として、触媒16;1.9gを用いた以外は、実施
例2と同一の条件で反応させた0反応圧は42.5kg
/allGであった。その後、冷却し反応液をガスクロ
マトグラフィーにて分析した。
MEAの転化率は、51.8%であり一原料及び実施例
23 触媒18;3.Og、EDA;30.IgおよびMEA
;15.0gを200 ml電磁撹拌式ステンレス製オ
ートクレーブに入れ、窒素置換の後アンモニア;52.
3gを加え、280℃に昇温し、3時間維持した。反応
圧は316kg/cdGであった。その後、冷却し反応
液をガスクロマトグラフィーにて分析した6MEAの転
化率は、44.8%であり、原料および生成水を除いた
反応液の組成は、PIP;2.4重量%、DETA。
33.4重量%、AREA ; 2.3重量%。
AEP;2.1重量%、TETA;7.7重量%であっ
た。
実施例24.25 表7記載の触媒を3.0g用い、2時間反応させた以外
は、実施例2と同一の条件で反応させた。
冷却後、反応液をガスクロマトグラフィーにて分析した
。結果を表7に示した。
表  7 実施例26 触媒23;Igを用い3時間反応させた以外は、実施例
2と同一の条件で反応させた0反応圧は90、Okg 
/ =i Gであった。冷却後、反応液を取り出しガス
クロマトグラフィーで分析した0分析の結果、MEAの
転化率は、43.5%であり、原料及び生成水を除いた
反応液の組成は、PIP。
3.41重量%、DETA; 10.57重量%。
AREA;2.26重量%、AEP;1.63重量%、
TETA;4.33重量%、TBPA;1.13重量%
であった。
実施例27 触媒24を1g使用し、反応時間を2時間とした以外は
実施例2と同での条件で反応を行った。
MEAの転化率は、50.5%であった。
実施例28〜35 表8記載の触媒を1g使用した以外は実施例2と同一の
条件で反応させた。結果を表8に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)酸化ニオブ及びチタニアからなる複合酸化物触媒。 2)酸化ニオブ及びアルミナからなる複合酸化物触媒。 3)酸化ニオブ及びシリカからなる複合酸化物触媒。 4)酸化ニオブ及びジルコニアからなる複合酸化物触媒
    。 5)周期律表におけるIIA、VA、VIA、 I B、IIB
    、IIIB、VB、VIB、VIIB、VIII族元素の酸化物およ
    び酸化ニオブからなる複合酸化物触媒。 6)複合酸化物触媒の存在下、アンモニア及び/又はア
    ルキレンアミン類をアルカノールアミン類と反応させ、
    原料のアンモニア及び/又はアルキレンアミン類よりア
    ルキレン鎖の増加したアルキレンアミン類を得ることを
    特徴とするアルキレンアミン類の製造方法。7)アルキ
    レンアミン類がエチレンアミン類である特許請求の範囲
    第6項記載の製造方法。 8)アルカノールアミン類がエタノールアミン類である
    特許請求の範囲第6項記載の製造方法。 9)複合酸化物触媒が酸化ニオブ及びチタニアからなる
    複合酸化物触媒である特許請求の範囲第6項〜第8項の
    いずれかに記載の製造方法。 10)複合酸化物触媒が酸化ニオブ及びアルミナからな
    る複合酸化物触媒である特許請求の範囲第6項〜第8項
    のいずれかに記載の製造方法。 11)複合酸化物触媒が酸化ニオブ及びシリカからなる
    複合酸化物触媒である特許請求の範囲第6項〜第8項の
    いずれかに記載の製造方法。 12)複合酸化物触媒が酸化ニオブ及びジルコニアから
    なる複合酸化物触媒である特許請求の範囲第6項〜第8
    項のいずれかに記載の製造方法。 13)複合酸化物触媒が周期律表におけるIIA、VA、
    VIA、 I B、IIB、IIIB、VB、VIB、VIIB、VIII
    族元素の酸化物および酸化ニオブからなる複合酸化物触
    媒である特許請求の範囲第6項〜第8項のいずれかに記
    載の製造方法。
JP63262861A 1987-11-06 1988-10-20 複合酸化物触媒及びそれを用いたアルキレンアミン類の製造方法 Pending JPH022876A (ja)

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JP27909787 1987-11-06
JP62-285403 1987-11-13
JP62-288405 1987-11-17
JP62-290651 1987-11-19
JP63-27490 1988-02-10
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