JPH02286625A - 注射用持続性製剤 - Google Patents

注射用持続性製剤

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JPH02286625A
JPH02286625A JP1109691A JP10969189A JPH02286625A JP H02286625 A JPH02286625 A JP H02286625A JP 1109691 A JP1109691 A JP 1109691A JP 10969189 A JP10969189 A JP 10969189A JP H02286625 A JPH02286625 A JP H02286625A
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JP
Japan
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human
component
ingredient
oil
long
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Pending
Application number
JP1109691A
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English (en)
Inventor
Motokazu Iwata
基数 岩田
Kenji Kojima
児島 健次
Terukazu Tanaka
田中 照和
Hirokazu Makita
牧田 浩和
Takeshi Imazato
今里 雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上ρ」更囲うし野− 零発・明は、ヒト癌壊死因子(Tumor Necro
sisFactor;以下rヒトTNF Jという)又
はヒトインターロイキン1  (Interleuki
n−1;以下「ヒ) IL−IJという)の血中、リン
パ液中及び/又は病巣中濃度の持続を目的とする製剤に
関する。
更に詳しくは、少なくとも次の4成分からなる注射用持
続性製剤(以下「本発明の製剤」という)に関する。
(a)ヒトTNF又はヒトIL−1 (ロ)油性媒体 (c)ステアリン酸アルミニウム (d)コレステロール 従来の技術 特開昭60−97918号、同60−12617号及び
同62230729号には、生体内で分解し、生体内投
与が可能で低毒性の物質からなる担体に薬効成分が含有
されている持続性製剤を開示しているが、いずれも成分
(c)及び(d)を含んでいない点で、本発明の製剤と
は全く異なる。
Int、 J、 Pharm、+ 32.223 (1
986)には、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピ
レン・フロック共重合体のゲル形成を利用した持続性製
剤を開示しているが、これには成分(b)が含まれてお
らず、従ってそれに伴う作用も本発明の製剤とは全く異
なるものである。
GB−1,454,195には、黄体形成ホルモン放出
因子の持続性製剤が開示されているが、生薬が異なる、
成分(d)を含んでいない、投与経路が経鼻である等の
理由により、本発明の製剤とは全く異なるものである。
が解° しようとする問題点 ヒトTNF及びヒ) IL−1は半減期が短いため、血
中、リンパ液中及び/又は病巣中濃度の持続が困難であ
る。
本発明者等は、鋭意研究の結果、上記本発明の製剤がそ
こに含まれるヒトTNF又はヒトIL−1の持続化を達
成できることを見出し、本発明を完成した。
照点を解 するための手 本発明の製剤の構成成分である成分(a)の使用量は成
分(b) 、 (c)及び(d)の総量に対して、15
讐ハ%以下であることが好ましい。
成分(b)は生体内で成分(a)を保持する作用を有し
、例えば、ゴマ油、落花生油、綿実油、大豆油、中鎖脂
肪酸トリグリセライド、ひまし油オリーブ油、とうもろ
こし油、ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル、酢酸ト
コフェロール等が挙げられ、特に注射用として常用され
るゴマ油、大豆油、ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステ
ル又はこれらの混合物が好ましい。
成分(c)は本発明の製剤中の成分(a)を含有する微
粒子の凝集を防止し、更に生体内で本発明の製剤を安定
化する作用を有する。
成分(c)としては、モノ及び/又はジステアリン酸ア
ルミニウムが挙げられ、その使用量は成分(b)に対し
て0.1〜刹ハχ、好ましくは0.5〜3 W/Vχで
ある。
成分(d)の使用量は成分(b)に対して0.1〜10
W/V″A、好ましくは1〜5  W/Vχである。
本発明の効果をより高めるには、成分(a)の安定化剤
を加えるのが好ましい。ヒトTNFの安定化剤としては
、アルブミン、グロブリン、プロタミン、トレハロース
、D−グルコース、ゼラチン等が挙げられ、ヒ) IL
−1の安定化剤としては、アルブミン、デキストラン 
トレハロース、ゼラチン等が挙げられる。
成分(a)の放出を制御するには、成分(d)の量を加
減するか、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油精製卵黄レ
シチン、大豆レシチン、水素添加レシチン、セスキオレ
イン酸ソルビタン等の放出制御剤を添加すればよい。
成分(a)の安定化剤、成分(a)の放出制御剤、成分
(b)及び成分(c)はそれぞれ1種に限られず、複数
種のものを組み合わせて用いてもよい。
本発明の製剤の製造概略の一例を以下に説明する。成分
(a)のヒトTNF又はヒトIL−1及びその安定化剤
を水に加えてよく撹拌し、必要に応じて加温又は冷却し
て、均一な水溶液とする。このとき、安定化剤のpHに
よっては、緩衝液を加えて成分(a)を最も安定化さ廿
るpH付近にもってくる必要がある。
この水溶液に次の■、■を加え、撹拌機、ホモジナイザ
ー、超音波乳化機、フロージェットミキサー、マントン
ゴーリンホモジナイザー等を用いて乳化し、得られたエ
マルションを凍結乾燥することにより、成分(a)を微
粒子化する。
凍結乾燥前に成分(a)の放出制御剤を加えてもよい。
■水と混しらず、成分(a)を凍結乾燥するために用い
得る有機溶媒 (例えばシクロヘキサン)■親油性界面
活性剤 (例えばセスキオレイン酸ソルビタン) この微粒子を、上記のホモジナイザー等を用い、成分(
c)及び成分(d)を添加溶解させた成分(b)の油性
媒体中に懸濁させることにより、本発明の製剤を得るこ
とができる。又、この微粒子に上記媒体を添付した片時
懸濁型の製剤とすることもできる。
光」レグ力」し 本発明の製剤は、投与前にはサスペンション状態である
が、投与後生体内で自然乳化して油滴内に成分(a)が
懸濁された0/wエマルションとなり、更に時間の経過
と共に、成分(a)が生体内の水分を吸収、溶解するこ
とにより、W10/Wエマルションの形をとる。本発明
の製剤は、上記過程の進行を、成分(c)及び成分(d
)を組み合わせることにより遅延させ、成分(a)の徐
放化を達成する。
本発明の製剤は、ヒトTNF又はヒトIL−1の血中、
リンパ液中及び/又は病巣白濃度が持続する。以下に実
験例を挙げて、本発明の製剤の効果を説明する。
実」(例」− 後記実施例1で作製した本製剤と、同力価のヒ) TN
Fを含有する対照製剤について、それぞれin vit
roで放出試験を行った。放出量の時間的推移をEIA
法によって測定した。
対照製剤は、後記実施例1で調製したヒl−TNFを含
有する粉末C0,2gにI W/Wχのモノステアリン
酸アルミニウムを含むゴマ油5mlを加え、ホモジナイ
ザーを用いて粉末粒子を均一に懸濁させることにより製
造した。
結果を図1に示す。図1かられかるように、ゴマ油にモ
ノステアリン酸アルミニウムのみを溶解した対照製剤は
24時間で約70χのヒ) TNFを放出するのに対し
、モノステアリン酸アルミニウム及びコレステロールを
溶解した本製剤では約17χであった。
東」1燃」− 後記実施例1で作製した木製剤と、実験例1で述べた対
照製剤のそれぞれを、担癌マウスに腫瘍内投与し、11
!!瘍内残存量をEIA法により測定し、投与量に対す
る残存率の時間的推移を調べた。
結果を図2に示す。図2かられかるように、対照製剤に
おけるヒトTNFの腫瘍内残存率は、投与3時間後で約
25χ、9時間後で約12χであるのに対して、本製剤
では、投与3時間後で約75χ、9時間後でも約32χ
の高い残存率を示した。
11九り 特開昭60−232097の実施例3で調製したヒトT
NF  (力価 2X 107JRU/ml ) 1 
mlと20W/V%ゼラチン水溶液(0,05M、 p
H7リン酸緩衝液含有)5m1を均一に混合撹拌し、水
m ¥&、 Aを得た。
別に、セスキオレイン酸ソルビタン0.5gをシクロヘ
キサン50m1に溶解し、シクロヘキサン溶液Bを得た
。次に水溶液A及びシクロヘキサン溶液Bを混合撹拌し
、超音波ホモジナイザーにより乳化してエマルションを
得た。このエマルションを凍結乾燥し、粉末Cを得た。
この粉末0.2gにl W/Vχのモノステアリン酸ア
ルミニウム及び3 W/VXのコレステロールを含むゴ
マ油5mlを加え、上記ホモジナイザーを用いて粉末粒
子を均一に懸濁させることにより、ヒ) TNFを含む
油性の懸濁型持続性製剤を得た。
本発明の製剤はそのまま投与できる形のものも片時懸濁
型のもののいずれも、5°Cで3か月間安定である。
支順はL 特開昭60−232097の実施例3で調製したヒトT
NF1mlの代わりに、特開昭61−271222の実
施例2で調製したヒトIL−1α(力価8.5 mg/
ml)5mlを用いる他は、実施例1と同様にしてヒト
IL−1αを含む油性の懸濁型持続性製剤を得た。
本製剤も、そのまま投与できる形のもの、片時懸濁型の
もののいずれも、5°Cで3か月間安定である。
実」[伝」一 実施例1で得たヒ) TNFを含有する粉末CO,2g
にI W/VXのモノステアリン酸アルミニウム及び3
 W/Vχのコレステロールを含むヨード化ケシ油脂肪
酸エチルエステル5mlを加え、ホモジナイザーを用い
て粉末粒子を油相中に均一に懸濁させることにより、ヒ
トτNFを含む油性の懸濁型持続性製剤を得た。
支2 実施例2で得たヒ) IL−1αを含有する粉末C01
2gにI W/Vχのモノステアリン酸アルミニウム及
び3 W/Vχのコレステロールを含むヨード化ケシ油
脂肪酸エチルエステル5mlを加え、ホモジナイザーを
用いて粉末粒子を油相中に均一に懸濁させることにより
、ヒトIL−1αを含む油性の懸濁型持続性製剤を得た
【図面の簡単な説明】
図1はin vitroにおけるpH7のリン酸緩衝生
理食塩液中でのヒトTNFの放出曲線であり、図2は 
in vivoにおける担癌マウス腫瘍内投与時の、ヒ
トTNFの腫瘍内残存率の時間的推移であり、いずれも
丸印が本発明の製剤、四角印が対照ヒトTNF製剤であ
る。 図1 経過時間(hr)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも次の4成分からなるヒト癌壊死因子又
    はヒトインターロイキン1の注射用持続性製剤。 (a)ヒト癌壊死因子又はヒトインターロイキン1(b
    )油性媒体 (c)ステアリン酸アルミニウム (d)コレステロール
  2. (2)成分(a)の安定化剤を含む特許請求の範囲第1
    項記載の注射用持続性製剤。
  3. (3)成分(a)の安定化剤がアルブミン、トレハロー
    ス又はゼラチンである特許請求の範囲第2項記載の持続
    性製剤。
  4. (4)成分(b)が大豆油、ゴマ油、ヒマシ油、ヨード
    化ケシ油脂肪酸エチルエステル又は酢酸トコフェロール
    である特許請求の範囲第1項記載の持続性製剤。
  5. (5)ヒト癌壊死因子又はヒトインターロイキン1を微
    粒子化し、ステアリン酸アルミニウム及びコレステロー
    ルを溶解させた油性媒体に、これを懸濁させることを特
    徴とする注射用持続性製剤の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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