JPH02276818A - 生体吸収性ポリエステルおよびその製造方法 - Google Patents

生体吸収性ポリエステルおよびその製造方法

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JPH02276818A
JPH02276818A JP2015004A JP1500490A JPH02276818A JP H02276818 A JPH02276818 A JP H02276818A JP 2015004 A JP2015004 A JP 2015004A JP 1500490 A JP1500490 A JP 1500490A JP H02276818 A JPH02276818 A JP H02276818A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、手術用縫合糸、徐放性薬剤の基材(マトリッ
クス)や骨折治療用接骨プレート等の医療用具として使
用される生体吸収性ポリエステルおよびその製造方法に
関する。
更に詳しくは、グリコール酸単位および/または乳酸単
位の繰り返し構造単位を有する生体吸収性ポリエステル
のポリマー分子の連鎖中に、糖類を導入結合させて含有
する加水分解性の改良された生体吸収性ポリエステルお
よびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
本発明における生体吸収性ポリエステルとは、その基本
繰り返し構造単位か、グリコール酸単位および/または
乳酸単位を有するものであり、般式(I) (式中、R8および島は、水素またはメチル基を示し、
互いに同一でも異なっていてもよい)て表される繰り返
し構造単位を有するポリマーである。
このような繰り返し構造単位を有する生体吸収性ポリエ
ステルは、通常、上記の一般式(1)において、R□お
よび鳥が水素である比率か80〜100%であり、メチ
ル基である比率か0〜2帆であるグリコール酸系重合体
と、R+および凡が水素である比率が0〜80チであり
、メチル基である比率が20〜100%である乳酸系重
合体とに区分されている。
これらの生体吸収性ポリエステルは、いずれも生体内で
非酵素的に加水分解され、その分解生成物であるグリコ
ール酸や乳酸は代謝経路により最終的には炭酸ガスと水
になり体外へ放出されてしまう興味ある生体吸収性材料
である。
しかしながら、前者のグリコール酸系重合体(以下、P
GAと略称する)は、一般に、溶媒に対する溶解性が悪
く、融点も180〜240°Cと高く、成形性に姐点か
ある。このような特性から、高分子量のものが繊維状に
加工されて縫合糸やガーゼ等の無菌外科手術用材として
用いられている。
具体的には、既に、グリコール酸系重合体を用いた手術
用縫合糸が、アメリカのACClfやエチコン社からそ
れぞれDexon (グリコール酸構造100モル96
)およびVicryl (グリコール酸構造85〜90
モル%、乳酸構造10〜15モル96)の商品名で市販
されている。
これらのグリコール酸系重合体は、生体内で加水分解さ
れて重合体の初期の強度を大部分失うのに、約1月程の
長い期間を必要とする。
このため、縫合部位や縫合方法によっては、更に短期間
で加水分解され、吸収される材料の開発が望まれている
一方、乳酸系重合体は、乳酸構造とグリコール酸構造の
割合によって、通常、次のように区分される。すなわち
、一般式(I)において、R工および島かメチル基であ
る比率が100モであるポリ乳酸(以下、PLAと略称
する)と、R1およびR3か水素である比率がO〜80
亀で、メチル基である比率か20〜100% (但し、
R1および鳥がともにメチル基である比率が10帆のも
のを除く)の乳酸−グリコール酸共重合体(以下、PG
LAと略称する)である。
PLAは、ポリマーとして高強度のものが得られ、特に
高分子量のPLAは棒状またはプレート状に加工されて
、骨折治療用の生体吸収性接骨プレート等として使用さ
れている。
また、PGLAは、ポリマーとしては強度かやや劣るた
め、主として徐放性のマトリックスとして使用されてい
る。
このように、乳酸系重合体は、加工性や溶媒に対する溶
解性に優れているため、ベレット、針状、フィルム状、
微小球状等に加工されて、体内埋め込み用または静脈注
射用の徐放性薬剤のマトリックス等として広範囲に使用
されている。
ところで、PLAで加工された骨折治療用の生体吸収性
接骨プレート等は、生体内での加水分解に半年〜1年を
要し、最近の医学の進歩により、より短期間で加水分解
される材料の開発が要望されている。
また、PGLAの徐放性のマトリックスについても、放
出される薬剤の種類やその適用方法によっては、さらに
短期間で、例えば、数日間で加水分解されるようなマト
リックス材の開発が要望されている。
以上のように、生体吸収性ポリエステルは、その種類に
よって使用目的・態様が異なるものの、いずれの種類の
生体吸収性ポリエステルに対しても共通の課題は、生体
内における加水分解性を一層早いもの、または任意の加
水分解性を有するように制御されたものの開発にある。
したがって、そのような生体吸収性ポリエステルの開発
は強く要望されている状況にある。
このような要望に対して、グリコール酸系重合体の製造
に関しては、例えば、■特公昭62−31736号公報
では、グリコリドに対し0.01〜0.05重量96の
オクタン酸第−スズ、およびオクタン酸第−スズに対し
0.5〜2.8重量倍の炭素数12〜18の中で偶数個
の炭素を有する一価の直鎖状飽和脂肪アルコールの存在
下で、160〜180°Cの温度でグリコリドを重合さ
せることを特徴とするポリグリコール酸の製造方法、ま
た、■特開昭63−17929号公報では、グリコリド
に対し0.001〜0.005重量96のオクタン酸第
−ス2ズを用い、グリコリドに対して0.11〜0.2
2モル96の炭素数10〜18を有する直鎖脂肪族の一
価アルコールを用いて、220〜250″Cの温度条件
下で重合させることを特徴とする固有粘度0.85〜1
.1を有するポリグリコール酸の製造方法等が提案され
ている。
一方、乳酸系重合体の製造法に関しては、例えば、特開
昭62−64824号公報で、乳酸構造25〜100モ
ル96およびグリコール酸構造0〜75モル%を含有し
、固有粘度4以下(クロロホルムまたはジオキサンに溶
したIg/100mj溶液)を有する低分子量で不均一
性の乳酸−グリコール酸共重合物およびその製造方法か
提案されている。この特開昭62−64824号公報に
開示された製造方法は、具体例として、触媒に0.2重
fk Q6のオクタン酸第−スズを用い、含水dl−乳
酸の存在下、ラクチドとグリコリドとを160°Cて重
合させ所望の共重合物を得る方法か記載されている。
以上のように、生体吸収性ポリエステルの製造方法に関
しては、グリコール酸や乳酸の無水環状二量体であるグ
リコリドやラクチドを適当な触媒によりσn環重合させ
る方法が開示され、この重合に際して触媒の他に助触媒
 (連鎖増大剤)として、ラウリルアルコール等のアル
コール類またはグリコール酸等のヒドロキシ酸を共存さ
せる方法かもっとも一般的方法として提案されている。
しかしながら、上記に示す公知のいずれの製造方法にも
生体内での加水分解性を高めたり、所望の加水分解性に
応した生体吸収性ポリエステルを製造する技術は開示さ
れておらず、単に生体吸収性ポリエステルの加水分解速
度のコントロール、特に加水分解速度を速めるために採
られてきた手段は、専ら重合の際に用いる助触媒の添加
量を多くすることであった。すなわち、助触媒の添加量
を増せば、生成するポリエステルの分子量か小さくなり
、その結果、加水分解速度か大きくなることを利用する
ものであった。このような手段は分子量が小さくなるた
め物理的特性か低下する問題点を生じ、広く適用できる
好ましい方法ではなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、生体吸収性ポリエステルか有する生体
内での加水分解性を改良するとともに、生体内への各種
の適用に応じた任意の加水分解性を有する生体吸収性ポ
リエステルおよびその製造方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、上記課題について鋭意検討を重ねた結果
、グリコリドやラクチドを重合させてグリコール酸単位
および/または乳酸単位の繰り返し構造単位を有する生
体吸収性ポリエステルを得るに際し、重合反応を糖類の
存在下に行なって得られるポリエステルは、加水分解性
が一段と向上したものであることを見出し、本発明を完
成するに至った。
すなわち、本発明は、一般式(I) (式中、R1および島は、水素またはメチル基を示し、
互いに同一でも異なっていてもよい)で表されるグリコ
ール酸単位および/または乳酸単位の繰り返し構造単位
を有するポリマー分子構造中に糖類を導入結合させて、
加水分解性の改善された生体吸収性ポリエステル、なら
びにこの生体吸収性ポリエステルをグリコリドおよび/
またはラクチドを糖類の存在下に重合させて製造する方
法である。
以下、本発明について説明する。
本発明の生体吸収性ポリエステルは、次の方法によって
製造することができる。
すなわち、まず、前記一般式(I)の繰り返し構造単位
を有するポリマーの生成に必要な原料として、グリコリ
ドおよび/またはラクチドか使用される。グリコリドお
よびラクチドは、それぞれグリコール酸および乳酸の脱
水重縮合反応、およびそれに続く熱分解反応により容易
に調製される環状二量体である。ラクチドには、)乳酸
の環状二量体であるトラクチド、L−乳酸の環状二量体
であるL−ラクチド、ト乳酸とL−乳酸とか環状三量化
したメソラクチド、および)ラクチドとL−ラクチドと
のラセミ混合物であるDL−ラクチドかあり、いずれの
ラクチドも原料として用いることかできる。
これらのモノマーとして用いるグリコリドやラクチドに
加えて、他のラクトン類を併用して重合を行うこともで
きる。ラクトン類としては、例えば、β−プロピオラク
トン、β−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、ε−
カプロラクトン等が挙。
げられる。
グリコリドおよび/またはラクチドの使用量は、得られ
る生体吸収性ポリエステルの適用目的に応じて変化させ
ることができる。例えば、一般式(1)において、R1
および凡がともに水素であるグリコール酸単位、ならび
にRLおよび凡かともにメチル基である乳酸単位の場合
は、それぞれグリコリドまたはラクチドのみを使用し、
また、一般式(I)において、&および丸が水素および
メチル基であるグリコール酸単位と乳酸単位を含む場合
は、得られる生体吸収性ポリエステルに要求される性質
に応じて、グリコリドとラクチドの使用1を決めること
ができる。
前記のよう(こ、公知の生体吸収性ポリエステルでは、
一般式(I)で表される繰り返し構造単位において、&
および島が水素である比率が80〜10帆であり、メチ
ル基である比率が0〜20隻であるグリコール酸系重合
体と、R,および凡が水素である比率、が0〜8帆であ
り、メチル基である比率が20〜100%である乳酸系
重合体とに区分される。
グリコール酸系重合体は高分子量のものか繊維状に加工
されて縫合糸やガーゼ等の無菌外科手術用材として用い
られて、また、乳酸−グリコール酸共重合体および乳酸
単独重合体は加工性や溶媒に対する溶解性に優れている
ため、ペレット、針状、フィルム状、微小球状等に加工
されて、体内埋め込み用または静脈注射用の徐放性薬剤
のマトリックスとして使用されている。特に、高分子量
の乳酸単独重合体は、棒状またはプレート状に加工され
て、骨折治療用の生体吸収性接骨プレートとして使用さ
れている。
したがって、これらの適用目的を考慮してグリコリドお
よびラクチドの使用量を決めればよい。
つぎに、ポリマーの分子構造中に導入結合させるのに使
用される糖類は、一般的に生体に対する毒性が低く、生
体吸収性ポリエステル等の医用高分子材料の設計に使用
するには極めて適した原料である。
本発明の方法で使用される糖類は、単糖類、オリボ糖、
多糖および配糖体からなる群から選ばれ。
た一種または二種以上の糖類であり、具体的には、グル
コース、マンノース、アロース、アルドロース、タロー
ス、ガラクトース、アラビノース、リボース、キシロー
ス、エリトロース、フルクトース、リブロース、グリセ
ロース等に代表される単糖類、シュクロース、セロビオ
ース、トレハロース、デキストリン、シクロデキストリ
ン、ラフィノース等に代表されるオリゴ糖類、アミロー
ス、デキストラン、澱粉、プルラン、セルロース、ガラ
クタン等に代表される多糖類、デオキシリポース等のデ
オキシ糖類、グルコサミン等のアミノ糖類、チオグルコ
ース等のイオウ糖類、ストレブトース等の分岐糖類、ウ
ロン酸等の酸性糖類、ポリウロン酸類、りん酸化多糖類
、ムコ多糖類、ヘテロ多糖類、メチルグルコシド(1+
メチル−トグルコース)、ジギタリス、ヌクレオチド、
ヌクレオノド等の配糖体等が挙げられる。
本発明の効果は、これらの糖類を使用して得られるので
、これらの糖類から所望の効果に応じて適宜選択して使
用できる。例えば、好ましく使用される糖類として、配
糖体、中でも好ましくはメチルグルコシドが例示される
また、これらの糖類は、単独で使用しても、また二種以
上を併用しても差し支えない。
糖類の使用量は、目的とする生体吸収性ポリエステルの
用途、例えば、所望の加水分解性、または成形物とした
ときの強度等を考慮して適宜決めることができる。
例えば、縫合糸や接骨プレート等の一般的に生体吸収性
ポリエステルの強度を必要とする用途に対しては、通常
、グリコリドおよび/またはラクチドに対して糖類の水
酸基濃度が0.001〜1モル%、好ましくは0.01
〜0.1モル96となる量の範囲で使用される。0.0
01モル%未満では、本発明の効果である加水分解性の
改良が不十分であり、1モル%越えると、加水分解性の
改良効果はあるものの、この効果にくらベポリマーの強
度低下が大きくなる傾向があり、用途によっては好まし
くない場合がある。
また、生体吸収性ポリエステルの強度が問題と。
ならない使用目的に対しては、例えば、徐放性薬剤のマ
トリックス等に使用される場合は、糖類の使用量は相当
多量に使用可能であり、グリコリドおよび/またはラク
チドに対して糖類の水酸基濃度が100モル%程度まで
も使用できる。
重合反応は、溶媒、例えば、クロロホルム、ジクロロエ
タン等の有機溶媒を用いる溶液重合によっても実施でき
るが、通常は、溶融状態による塊状重合で実施するのが
好ましい。
この反応は、触媒の不存在下であっても、存在下であっ
ても実施可能である。しかし、短時間で高分子量の重合
体を得るためには触媒を用いるのか好ましい。この重合
触媒としては、アニオン触媒、カチオン触媒、配位触媒
等の公知のものを含め本重合反応に触媒作用を示すもを
使用することかできる。例えば、塩化亜鉛、四塩化チタ
ン、塩化鉄、三フッ化ホウ素エーテル錯体、塩化アルミ
ニウム、三フッ化アンチモン、酸化鉛等の主として多価
金属を含む化合物が用いることができ、中でもスズ化合
物または亜鉛化合物が好ましく使用される。スズ化合物
の中ではオクタン酸第−スズか特に好ましい。
触媒の使用量は、その種類や重合温度によって適宜決め
られるが、好ましくはモノマーであるグリコリドおよび
/またはラクチドに対して、およそ0.001〜0.1
重!亀である。
重合温度は、溶融重合の場合には、原料モノマーである
グリコリドやラクチドの融点(グリコリド:85°C付
近、L−ラクチドまたはトラクチド:95°C付近、D
L−ラクチド=120″C付近、メソ−ラクチド:45
°C付近)以上であればよく、また、クロロホルム、ジ
クロロエタン等の溶媒を用いる溶液重合の場合には、上
記の融点以下の温度でも反応を実施することができる。
以上のような製造方法により得られる本発明の生体吸収
性ポリエステルは、主として、前記の一般式(I)で表
される繰り返し構造単位のポリマー分子構造に糖類骨格
が導入結合されたものであり、従来の方法により得られ
る生体吸収性ポリエステルとはその構造を異にするもの
である。
このことは、後記の実施例により証明される。
すなわち、本発明の生体吸収性ポリエステルである糖類
の存在下でラクチドを重合させた実施例1のポリエステ
ル(PLA−2という)と、糖類の不存在下で従来方法
による比較例1のラクチドの重合体(PLA−1)とを
、それぞれクロロホルムに溶解させた溶液のH−NMR
(核磁気共鳴)スペクトルを測定した。その結果によれ
ば、第2図に示すPLA−1のスペクトルでは、1.5
5ppnと5.16ppnにそれぞれポリ乳酸 のメチル水素に由来する二重線(b)とメチン水素に由
来する四重線(a)とが単純かつ明確に現れており、こ
れに対して、PLA−2のスペクトルでは、上記のスペ
クトルのほかに、3.3〜4.8ppnの範囲に糖類に
由来するピークが現れている。
PLA−1、PLA−2ともH−NMR(核磁気共鳴)
スペクトルの測定に際して、クロロホルムに溶解させて
おり、たとえ、PLA−2に未反応の糖類か残存してい
ても、糖類は親水性のため、クロロホルムに溶解しない
ので、PLA−2のスペクトルに現れたピークは重合の
過程で糖類の水酸基にポリエーテル鎖か結合したもので
あることは明白である。
このほか、ポリマー構造の差異は、本発明の生体吸収性
ポリエステルか従来の方法により得られる生体吸収性ポ
リエステルと異なる性質や挙動、例えば、加水分解性向
上、溶融粘度低下、溶媒に対する溶解性向上、ポリエス
テルの融点の降下、または融点消滅等の変化が現れると
いうこと等に示されている。
さらに、ポリマーの分子量は、例えば、ゲル・パーミエ
イション・クロマトグラフィ(GPC)や溶液粘度測定
等の通常の方法により推定することができる。本発明の
生体吸収性ポリエステルについて、溶液粘度と分子量と
の関係式は得られていないが、通常の生体吸収性ポリエ
ステルと同様に溶液粘度の高いものはと分子量が高いと
考えて良い。
本発明の生体吸収性ポリエステルは、その製造。
に際し、重合時に系中に共存させる糖類の種類や添加量
によって生成重合体の分子量や一次構造、すなわちポリ
エステル連鎖と糖骨格との組成比、ポリエステル鎖長、
糖骨格の構造、糖骨格の分子量等を規制することができ
る。
例えば、重合時に多糖を共存させた場合、多糖鎖から櫛
状にポリエステル鎖が伸びた構造の重合体が生成する。
重合時に共存させる多糖の量が多いと、多糖骨格に結合
するポリエステル鎖は短くなる。
また、単糖や比較的連鎖の短いオリゴ糖等を用いて重合
を行った場合、糖骨格を中心にポリエステル鎖が放射線
状に伸長した構造の重合体が得られる。
さらに、糖類が、例えば、ストレプトマイシンのような
薬効性の配糖体等であれば、体内に投与された生体吸収
性ポリエステルは、徐々に加水分解を受けて薬物を徐放
することとなり、有用な素材となり、また、ドラッグデ
リバリーシ、ステム(DDS)への応用も可能である。
以上のように、本発明は、加水分解性やその他の性能に
おいて、特に従来の生体吸収性ポリエステルに比べ、同
レベルの分子量を有しなから加水分解性の高い、優れた
性能を有する多様な生体吸収性ポリエステルを提供する
ものであり、生体吸収性ポリエステルの用途を拡大する
ものである。
〔実施例〕
次に、本発明を、実施例によりさらに具体的に説明する
。なお、実施例中の物性値その他は以下の方法により測
定した。
平均分子量および分子量分布 重合体をクロロホルム、またはクロロホルムに溶解しな
い場合はヘキサフルオロイソプロパツール(以下、旧I
Pと略記する)に溶解しく1%)、それぞれクロロホル
ムまたはぼ工Pを溶離液に用いたGPCにより、重量平
均分子量(ル)および数平均分子ffi(Mn)をポリ
スチレン換算て求めた。
両者の比(Mw/ Mn)により重合体の分子量分布を
評価した。
加水分解性試験 重合体かクロロホルムに溶解する場合は、クロロホルム
溶液(約596)を調製し、水平台上のフラットシャー
レにキャストして常温で乾燥することによりフィルム状
試料を作製した。また、重合体かクロロホルムに溶解し
ない場合は、粉砕して粉末状にて試験に供した。試料2
50mgを試験管に入れリン酸−クエン酸緩衝溶液(p
H7,3)25mj’を加えた。試験管を37°Cの恒
温槽中に固定し、所定時間後に試験管内容物を減圧下で
濃縮した。乾固した濃縮残渣をクロロホルムまたは韮工
Pにより溶解し、GPCにて脂を測定した。分子量保持
率(96)の算出は次式によった。
(所定時間後のMW) X 1−00 / (初期のル
)該磁気共鳴(H−NMR)スペクトル 試料を重水素化クロロホルムまたは叩工P/重水素化ク
ロロホルム(IO/1)混合溶媒に溶解しく10%)、
濾過したものを5rrIrrlφの試料管に入れ、10
0MH2のH−NMR測定装置にて測定した。
KBr錠剤法にて測定した。
融点 示差走査熱量計(DSC)を用い、昇温速度10°C/
minにて測定した。
元素分析 試料を850℃で熱分解し、熱伝導度検出器を備えた元
素分析計で測定した。
溶融粘度 高化式フローテスターにて、孔径1mm、長さ10韻の
ノズルを用い、温度235°Cで測定した。
溶液粘度 クロロホルム、ミニPまたはトリクロロフェノール/フ
ェノール(7/10)混合液を溶媒に用い、試料濃度0
.5g/diの溶液を調製し、クロロホルムまたは七゛
工Pの場合は25±0.05°Cの温度、またトリクロ
ロフェノール/フェノール(7/10)混合液の場合は
30±0.05°Cの温度でウベローデ型粘度計を用い
て測定した。
次式により溶液の粘度ηを算出した。
η” 1Oq−(Tl /TO)/ CTo−ブランク
測定時間 T工=測定時間 C=溶液濃度(O,S) 実施例1 ガラス製重合管にL−ラクチド5.0g(0,035モ
ル)を取り、そこへ触媒としてオクタン酸第−スズのト
ルエン溶液 (オクタン酸スズとして0.015重量盾
ンおよびメチルグルコシド(1+メチル−1=)−グル
コース) 1.0g(20,0重量豹を加えた。
この重合管を数時間脱気乾燥した後、溶封して150°
Cで2時間重合した。反応後の反応混合物に塩化メヂレ
ン50m1を加えて攪拌したところ、いずれも完溶した
。このことは、原料として使用したメチルグルコシドか
ポリマーの構造単位となっていることを明白に示してい
る。
この溶液に、攪拌しながら石油エーテル10圓をゆっく
り滴下し、白色沈澱物を得た。これを濾別、乾燥しPL
Aを得た。このPLAについて、つぎの諸物性の測定を
行った。
示差走査熱量計(DSC)により測定した融点は、72
°Cであった。これは従来のPLAの融点(175〜1
85°C付近)および原料であるラクチドの融点(97
℃)とメチルグルコシドの融点(178°C)と明らか
に異なっている。また、吸熱量も従来のPLAに比べ少
なく、結晶化度が低いことを示していた。
H−NMRXベクトルを第1図に示した。1.55pp
mと5.16ppmに夫々従来のPLAのメチル水素に
由来する二重線とメチン水素に由来する四重線か明確に
現れ、且つポリマー構造単位となったメチルグルコシド
に由来するピークが3.3〜4.8ppnO範囲に現れ
た。
工RXベクトルを第3図に示した。
950〜100100O’付近および1500〜160
0cm−’付近に、従来のポリ乳酸の1照ベクトルには
見られない吸収が観察された。
元素分析の結果は、 HO 測定値(も)  48.2B  5.99 45.73
計算値(も)  48,59 5.89 45.51で
あり、良く一致した。
加水分解試験における2週間後の分子量保持率。
はゼロに近く、モノマーまたはオリゴマーに近い極低分
子量の物質に分解されており、加水分解性が良好なこと
を示した。
また、有機溶剤に対する溶解性はメタノールに可溶で従
来のPLAとは異なった性質を示した。
実施例2 メチルグルコシドの添加量を第1表に示す値に変えた以
外は実施例1と同様に重合し、後処理し白色のPLAを
得た。このポリマーも実施例1と同様、塩化メチレンに
完溶し、且つメタノールにも可溶であった。
その他の物性の測定結果は第1表に示す。
実施例3〜7および比較例1〜2 ガラス製重合管にL−ラクチド5.0g(0,035モ
ル)を取り、そこへ触媒としてオクタン酸第−スズのト
ルエン溶液 (オクタン酸スズとして0.03重量も)
および各種添加物(糖類またはアルコール)を第1表に
示す量加えた。添加物の使用量は比較例2以外は水酸基
濃度を0.053モル%に統一した。
この重合管を数時間脱気乾燥した後、溶封して180°
Cで4時間重合した。反応後の反応混合物に塩化メチレ
ン30m1を加えて攪拌したところ、いずれも完溶した
。この塩化メチレン溶液をメタノール500m1中に注
ぎ白色の沈澱を得た。これを濾別乾燥して夫々PLAを
得た。但し、実施例7て得たPLAは一部メタノールに
可溶であったため、石油エーテルで再沈した。実施例3
〜7で得たPLAが塩化メチレンに完溶したことは原料
として使用した糖類がポリマー構造となっていることを
示している。また、該PLAの加水分解性はいずれも比
較例!で得たPLAに比べ良好で、加水分解2週間後の
分子量保持率は低かった。
比較例1で得たPLAのH−NMRスペクトルを第2図
に示した。1.55ppnと5.16ppmにそれぞれ
PLAのメチル水素に由来する二重線(b)とメチン水
素に由来する四重線(a)とが単純かつ明確に現れてい
る。
また、比較例1で得られたPLAのエバベクトルを第4
図に示した。
これらスペクトルはいずれも前記した実施例1゜で得ら
れたPEAのスペクトルと明らかに異なっており分子構
造の相違を示している。
実施例7で得られた重合体は、DSC測定により163
°C付近と174°C付近とに明確に分かれる二つの融
解ピークを示した。
その他の物性の測定結果を第1表に示した。
実施例8〜9および比較例3〜4 添加物(糖類またはラウリルアルコール)の種類および
量、重合温度、重合時間を第1表に示す条件とした以外
は実施例3と同様にして夫々白色のPLAを得た。
それぞれのPLAの物性の測定結果を第1表に示した。
(以下余白) 実施例10〜11.比較例5〜7 ガラス製重合管にグリコリド5g(0,043モル)を
取り、そこへ触媒としてオクタン酸第−スズのトルエン
溶液(15ITIg71圓)を100μ矛、および第2
表に示す各種添加物(糖類またはアルコール)を加えた
。この重合管を数時間脱気乾燥した後、溶封して180
℃のオイルバスで4時間重合した。
重合終了後、反応混合物にフェノール/トリクロロフェ
ノール(10/7)混合溶液を加え、150°Cに加熱
することにより溶解させた。この溶液をメタノール中に
投入して、生じた沈澱物(重合体)を回収して乾燥した
。物性値および加水分解性試験の結果を第2表にまとめ
た。表中の溶液粘度は溶媒としてトリクロロフェノール
/フェノール(7/10)混合液を用いて測定したもの
である。
実施例10及び11で得たηは、比較例5で得た隙に比
べ、加水分解性か早い他に、分子量が高いにもかかわら
ず、低い溶融粘度を示し、より低い温度で成形加工が可
能なことを示している。
実施例12 グリコリド2.32g(0,02モル)とDL−ラクチ
ド(D−ラクチドとL−ラクチドとのラセミ混合物)2
.88g(0,02モル)とをガラス製重合管に取り、
オクタン酸第−スズをO,O[jt%およびメチルゲル
コンド0.5モル96を加えて実施例1と同様に脱気・
熔封した後、180°Cのオイルバス中で6時間重合を
行った。
実施例3と同様の方法で精製して得られた重合体のクロ
ロホルム中の溶液粘度は0.92であった。
加水分解2週間後の分子量保持率は39%であった。
比較例8 メチルグルコシドの代わりにラウリルアルコールを0.
5モル%添加した以外は、実施例12と同様に、グリコ
リドとDL−ラクチドとの共重合を行った。
得られた重合体のクロロホルム中の溶液粘度は0.49
であり、加水分解2週間後の分子量保持率は8196で
あった。
実施例13 グリコリド4.06g(0,035モル)とL−ラクチ
ド5.04g(0,035モル)とをガラス製重合管に
取り、オクタン酸第−スズをO,Cn5重量%およびメ
チルグルコシドLong(0,01重量%)を加えて実
施例1と同様に脱気・熔封した後、120°Cのオイル
バス中で重合を行った。約20分後にはかなり反応溶液
か増粘した。
20時間重合を行った後、反応混合物を叩IPにより溶
解し、続いてメタノール中に投入することにより白色固
体状の重合体を得た。この重合体の旧IP中の溶液粘度
は1.71であり、加水分解2週間後の分子量保持率は
51%であった。
比較例9 重合系にメチルグルコシドを添加しなかったこと以外は
実施例13と同様に重合を行った。
実施例13における重合開始20分後の粘度とおなし程
度に増粘するのには5〜6時間を要した。
20時間重合を行った後、反応混合物を叩IPにより溶
解し、続いてメタノール中に投入することにより白色固
体状の重合体を得た。この重合体の冊工P中の溶液粘度
は2.74であり、加水分解2週間後の分子量保持率は
88%であった。
〔発明の効果〕
本発明により新規な生体吸収性ポリエステルおよびその
製造方法が提供される。
本発明の生体吸収性ポリエステルは、ポリマーの分子構
造中に糖類骨格を持つので、従来の生体吸収性ポリエス
テルに比較し特異な特性を有している。とくに、加水分
解性は著しく改良されており、かつ、分子量の低下を伴
うことなく加水分解性が向上している。
すなわち、本発明では、使用する糖類の種類や量を変え
ることにより、加水分解性の改善された、あるいは使用
目的に応じた任意の加水分解性を有する生体吸収性ポリ
エステルを得ることができ医療分野における利用価値が
非常に増大した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得られた生体吸収性ポリエステル
のH−NMRスペクトル、第2図は比較例1で得られた
ポリ乳酸のH−NMRスペクトルである。 また、第3図は実施例1で得られた生体吸収性ポリエス
テルのエバベクトルであり、第4図は比較例1で得られ
たポリ乳酸の工Rスペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1およびR_2は、水素またはメチル基を
    示し、互いに同一でも異なっていてもよい)で表される
    グリコール酸単位および/または乳酸単位の繰り返し構
    造単位を有するポリマー分子構造中に糖類を導入結合し
    て含有することを特徴とする生体吸収性ポリエステル。 2)グリコリドおよび/またはラクチドを、糖類の存在
    下で重合させ、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1およびR_2は、水素またはメチル基を
    示し、互いに同一でも異なっていてもよい)で表される
    グリコール酸単位および/または乳酸単位の繰り返し構
    造単位を有するポリマー分子構造中に糖類を導入結合さ
    せて含有させたことを特徴とする生体吸収性ポリエステ
    ル。 3)糖類が、単糖、オリゴ糖、多糖および配糖体からな
    る群から選ばれた一種または二種以上の糖類である請求
    項1または2記載の生体吸収性ポリエステル。 4)糖類が、配糖体である請求項1または2記載の生体
    吸収性ポリエステル。 5)糖類が、メチルグルコシドである請求項1または2
    記載の生体吸収性ポリエステル。 6)糖類を、グリコリドおよび/またはラクチドに対し
    て、糖類の水酸基含有量が0.001〜1モル%となる
    量で存在させる請求項2記載の生体吸収性ポリエステル
    。 7)糖類を、グリコリドおよび/またはラクチドに対し
    て、糖類の水酸基含有量が0.01〜0.1モル%とな
    る量で存在させる請求項2記載の生体吸収性ポリエステ
    ル。 8)グリコリドおよび/またはラクチドを、糖類の存在
    下で重合させることを特徴とする生体吸収性ポリエステ
    ルの製造方法。 9)糖類が、単糖、オリゴ糖、多糖および配糖体からな
    る群から選ばれた一種または二種以上の糖類である請求
    項8記載の方法。 10)糖類が、メチルグルコシドである請求項8記載の
    方法。 11)糖類を、グリコリドおよび/またはラクチドに対
    して、糖類の水酸基含有量が0.001〜1モル%とな
    る量で存在させる請求項8記載の方法。 12)糖類を、グリコリドおよび/またはラクチドに対
    して、糖類の水酸基含有量が0.01〜0.1モル%と
    なる量で存在させる請求項8記載の方法。
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