JPH0226656Y2 - - Google Patents

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JPH0226656Y2
JPH0226656Y2 JP1984107505U JP10750584U JPH0226656Y2 JP H0226656 Y2 JPH0226656 Y2 JP H0226656Y2 JP 1984107505 U JP1984107505 U JP 1984107505U JP 10750584 U JP10750584 U JP 10750584U JP H0226656 Y2 JPH0226656 Y2 JP H0226656Y2
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JP
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mold
product shape
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shape corresponding
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JP1984107505U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は製品形状対応部が型本体から着脱自在
に設けられた射出成型金型に関し、特に着脱が容
易で、しかも型本体から製品形状対応部への熱伝
達の向上に好適な金型装置に関する。
〔考案の背景〕
図1に示す従来の金型において、キヤビテイ
1、コアー2、エジエクターピン3等製品形状対
応部だけを交換して、異なつた製品を成形する場
合、成形機への段取り、金型の分解組立等に、多
大な時間を要し、また、エジエクターピン位置の
相違等により、ごく限られた類似品にしか適用す
ることができないという問題があり、着脱の容易
化にいてはなんら配慮されていない。また、型本
体から製品形状対応部への熱伝達の向上について
もなんら配慮されていない。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、型本体と製品形状対応部との
着脱が容易であるとともに、型本体から製品形状
対応部への熱伝達の向上が図れ、温度調整が容易
な金型装置を提供することにある。
〔考案の概要〕 本考案は、少なくとも型枠を備えた型本体と、
少なくともキヤビテイーとコアーとから構成され
て前記型本体の内面に着脱自在に設けられた製品
形状対応部とを備えた金型装置において、前記型
本体を前記製品形状対応部の外周を包囲するよう
設け、前記製品形状対応部を摺動自在に設けられ
て勾配面を有する固定部材により前記型本体に向
けて押圧固定し、前記製品形状対応部の外周面を
前記型本体の内面に密着させるよう構成したこと
を特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、考案の一実施例を図面によつて説明す
る。
成形品を形成する、キヤビテイ1、コアー2の
4側面の内、相接する2側面がコウ配面からな
り、このキヤビテイ1、コアー2を組込む、型枠
4,5にも相対するコウ配面を有する凹部角穴を
設け、固定時、各側面と底面とが密着するように
なつている。
このことより、型枠4,5とキヤビテイ1、コ
アー2との熱伝達は十分に行なわれ、通常成形で
はキヤビテイ1、コアー2内に温調穴は不要であ
る。
6,7は、キヤビテイ1、コアー2を型枠4,
5から離脱させるための、押し出しブロツク8,
9を突き当てる場所で、押し出しブロツク8,9
を矢印方向にスライドさせることにより、キヤビ
テイ1、コアー2の各コウ配部が離脱し、簡単に
取り外す事ができる。
キヤビテイ1、コアー2を押え付けて固定させ
る、押えブロツク10,11は、固定させる場合
矢印A方向にスライドさせ、先端のコウ配面の働
きでキヤビテイ1、コアー2を型枠4,5に押え
付け固定する。
12は、エジエクターピンの固定プレート1
3,14と型本体の成形機エジエクターロツド
(図示せず)と直接連動するエジエクタープレー
ト15,16とを、保持するブロツクで、先端部
がU溝形状となつており、エジエクタープレート
15に設けた溝部を矢印C方向にスライドし、固
定プレート13,14とエジエクタープレート1
5,16との結合を行なう。
また、固定プレートはコアー2とピン17によ
り結合されており、さらに、移動側型枠5には固
定プレート13,14が通り得るに十分な大きさ
の、逃し穴を設けてあり、コアー1部と同時に段
取りする構造となつている。
次に本実施例の動作について説明する。
成形終了後、異なつた製品の金型と交換する場
合、まず固定側Eと可動側Fとを型開きした状態
で、押えブロツク10,11を矢印B方向にスラ
イドさせ、キヤビテイ1、コアー2から外す。
また、保持ブロツク15を矢印D方向に移動し
固定プレートから外す。
次いで、固定側キヤビテイ凸部形状6に押し出
しブロツク8を、矢印方向にスライドさせ、突き
当て、型枠4のコウ配面からキヤビテイ1を離脱
させ取り出す。
さらに、押し出しブロツク9を矢印方向にスラ
イドさせ、移動側コアー2を型枠5から離脱し取
り出す。この時、ピン17により連結された、エ
ジエクターピン3、固定プレート13,14も同
時に外される。
次に成形する、金型の組込みは逆の順序で行な
い、交換を完了する。
以上、本実施例によれば、型本体を成形機に取
り付けた状態で、製品形状対応部の交換が短時間
で実施でき、また、型枠4,5の角穴に入るキヤ
ビテイ1、コアー2の大きさであれば、製品形状
は自由に選べ、成形することができる。
次に第4図〜第9図について説明する。第4図
〜第9図はスライドコアを備えた金型に関するも
のである。
従来、スライドコアの動作は、図に示すように
スライドコア102,102′の保持されていな
い方の型板1から傾いて突出している傾斜ピンま
たはカムにより、型開き動作をスライド動作に交
換していた。しかしスライドコアに大きな成形圧
力を受けるため、これを押さえる部分を大きく取
る必要がありスライドコアのスライド方向の大き
さに制約を受け、その大きさがその高さ(型開き
方向長さ)に対して十分でなくなる。このため従
来の傾斜ピン方式では、摺動部分と傾斜ピンの動
作点が異なるため、スライドコアにモーメントが
働き摺動を妨げ、ついには傾斜ピンまたはコアを
破損するという欠点があつた。
第4図、第5図は従来のスライド構造である。
型板101より傾いて突出した傾斜ピン103に
より型開き動作をそれと直角方向に交換し、スラ
イドコア102,102′を駆動していたが、金
型の強度を確保しつつ安定したスライド動作を行
なわせるためには、スライドコアの高さに対して
スライド方向の長さを十分に取る必要があり、こ
のため、金型が大きくならざるをえなかつた。
本考案の実施例を第6図、第7図に示し、型締
時及び型開き時の状態におけるスライド部分の拡
大図を第8図、第9図に示す。図のように型板1
05の内側(パーテイング面より下)のガイド部
分104でガイドされ、しゆう動するスライドコ
ア102,102′の端と型板105の1点を連
結するトグル106がある。型開き時型板101
より鍵状に突出しているフツク部107により、
トグル106を構成するリンクの一端を引くこと
によりトグル106が屈曲し始めスライドコア1
02,102′が動作し始める。型開きに応じて
トグル106の屈曲部先端が回転移動し、所要の
スライド量に達した時、先端部が型開き方向と平
行になり、トグル106からフツク部107が外
れ、スライドコアの開き動作が完了する。
また型締時は、トグル106の屈曲部先端が、
型板101に当たり、締めるに従い型板の表面を
滑りながら回転移動し、スライドコアを閉めてい
く。先端部型締めに従いフツク部107の中に納
まつていき型締完了時スライドコアの閉じる動作
が完了する。
これらによりスライド動作不安定による金型破
損を防止し、安定したスライド動作が行なえる他
スライドコア内の水路設定も容易になり、金型を
小さくすることができる。
本考案により、金型破損を防止し、安定したス
ライド動作が得られる他、水路の設定も容易にな
り、更には金型を小さくすることができる。また
従来構造に比べ大きな離型力が得られる。
本実施例によれば、キヤビテイ、コアー共、相
接する2面がコウ配なる側面形状で、型枠に組合
わせるため、熱伝達が良く、通常成形では、型枠
だけの温調穴で十分であり、着脱においても瞬時
に行なうことができる。
[考案の効果] 本考案によれば、型本体と製品形状対応部との
着脱が容易であるとともに、型本体から製品形状
対応部への熱伝達の向上が図れ、温度調整が容易
な金型装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金型装置の断面略図、第2図は
本考案の一実施例を示す断面略図、第3図は第2
図の−線断面図である。第4図は従来の傾斜
ピンを利用したスライド構造を持つ金型のスライ
ド方向の断面略図、第5図は第4図のA−A線断
面図である。第6図は本考案によるスライド構造
の断面略図、第7図は第6図のB−B線断面図で
ある。第8図は第6図のスライド部分の型締時の
拡大図、第9図は第6図のスライド部分の型開時
の拡大図を示す。 1:キヤビテイ、2:コアー、3:エジエクタ
ービン、4,5:型枠、13,14:固定プレー
ト、18,19:型取付板、20:スペーサブロ
ツク、a:製品形状対応部、b:型本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも型枠を備えた型本体と、少なくと
    もキヤビテイーとコアーとから構成されて前記
    型本体の内面に着脱自在に設けられた製品形状
    対応部とを備えた金型装置において、前記型本
    体は前記製品形状対応部の外周を包囲するよう
    設けられ、前記製品形状対応部は摺動自在に設
    けられて勾配面を有する固定部材により前記型
    本体に向けて押圧固定され、前記製品形状対応
    部の外周面が前記型本体の内面に密着されるよ
    う構成されたことを特徴とする金型装置。 2 前記製品形状対応部の外周面の相接する2側
    面が勾配面からなり、前記型本体内面の前記2
    側面に対応する面も前記勾配面と相対する勾配
    面からなり、固定時に各側面が密着するよう構
    成されたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の金型装置。
JP10750584U 1984-07-18 1984-07-18 金型装置 Granted JPS6122617U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10750584U JPS6122617U (ja) 1984-07-18 1984-07-18 金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10750584U JPS6122617U (ja) 1984-07-18 1984-07-18 金型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6122617U JPS6122617U (ja) 1986-02-10
JPH0226656Y2 true JPH0226656Y2 (ja) 1990-07-19

Family

ID=30666728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10750584U Granted JPS6122617U (ja) 1984-07-18 1984-07-18 金型装置

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JP (1) JPS6122617U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5920977Y2 (ja) * 1980-11-17 1984-06-19 トヨタ自動車株式会社 合成樹脂成形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6122617U (ja) 1986-02-10

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