JPH02262604A - 光ファイバ芯線被覆の中間部剥離用ジャケットストリッパ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の産業上の利用分野］ この発明は、光ファイバの被覆を、ファイバの中間部に
おいて切除するもの、すなわちジャケットストリッパに
関し、光ファイバ芯線同志の中間部を接合させ、光ファ
イバカブラを作成する作業において、その光ファイバ芯
線の中間部の被覆部を一定の長さ切除するために用いて
有効なものである。

〔従来技術及びこの発明の課題〕

光ファイバ芯線の中間部において被覆を切除するために
有効な専用工具は従来知られていない。

光ファイバ芯線の端部において被覆を切除して芯線（光
ファイバ）の先端を露出させるジャケットストリッパは
従来知られている。このものの機構は第４図に示すとお
りである。

この従来のジャかットストリッパは、ヒンジビン３１で
枢着された一対のアーム３０の先端内面に刃受台３２が
固着してあり、この刃受台３２の先端に一対の刃３３．
３３が固定しである。この刃受台の間に光ファイバ芯線
の端部を挾み、刃先を被覆に喰い込ませ、光ファイバ芯
線をジャケットストリッパから引き抜いて、先端の被覆
を切除するものである。

このジャケットストリッパを用いて光ファイバ芯線の中
間部を切除した状況は第５図に示す如くである。

すなわち、刃３３．３３をｗｊ、覆ｃの表層に喰い込ま
せて光ファイバ芯ＭＴを矢印Ｆ方向に引くと被ＩＢｃの
表層が切削されて切除される。この場合。

被覆Ｃは芯線に接着されていないので、刃の左方の表層
は右方へ引き伸ばされ、右の表層は右方へ押されてしま
う、したがって表層の表面は図示の如く波み打ちし、刃
の右側の表層が右方へ大きくずれるのでスムーズな切削
がなさ九なず、切削面も平滑を欠くようになる。

それ故、被覆表層の切除をスムーズに行うことができず
、切除長さも一定しない。

そこで、この発明は、被覆表層切除時の表層のずれを規
制して、刃による切削をスムーズにすることを課題とす
るものである。

［ａ１′題を解決するための手段］ 上記課題解決のための手段は、次の要素（イ）〜（ハ）
によって構成されるものである。

（イ）ジャケットストリッパ本体に上下一対の固定刃と
一ヒ下一対の移動刃とを設けること。

（ロ）移動刃をジャゲットストリパ本体にｒｙ！動自在
に案内させた移動刃台に固定すること、（ハ）移動刃を
光ファイバ芯線の表面に対して切削方向に傾斜させたこ
と。

［作　　用］ 光ファイバ芯線を上下一対の固定刃及び上下−対の移動
刃の間に挟んで、両刃を被覆表層に喰い込ませる。この
後移動刃を固定刃に向けて移動させると、移動刃によっ
て表層が切削、剥離される。

このとき、固定刃によって、移動刃の喰い込み点のすぐ
近くにおいて被覆の表層はその長手方向に押えられるの
で、移動刃に押されることによって生じる表層のずれは
固定刃によって規制される。

したがって、移動刃による切削はスムーズに行われ、移
動刃が固定刃の位置に達したとき、その間の表層は完全
に切削されることになる。さらにその切除長さは、移動
刃と固定刃との間の間隔に相当し、移動刃台の位置の設
定によって一定になる。

［実　施　例］ 次いで、第１図、第２図、第３図を参照しつつ一実施例
を説明する。

側面形状がＵ型の光ファイバ芯線のジャケットストリパ
本体１の両端のフランジ２，３の上面中央に光ファイバ
芯線を嵌める案内溝４が設けられている。このフランジ
２，３の一側縁にヒンジ５によってＭ６．７が枢着され
ており、フランジ２とＭ６とに上下一対の刃８，８がそ
れぞれ固定されている。

フランジ２，３の間に一対のガイドロッド９．９が固定
してあり、このガイドロッド９．９に移動刃台１０が左
右に移動自在に支持されている。

移動刃台１０は上下に二つ割りになフてぃて、そのベー
ス１１がガイドロッド９．９によって案内される。ベー
スの上面中央に光ファイバ芯線の案内溝４が設けられて
いる。移動刃台１ｏの上半分、すなわち蓋１２は、蓋６
，７と同様にヒンジによってベース１１の一側縁に枢着
されている。

この移動刃台のベース１１及びＭ１２に上下−対の刃１
３．１３がそれぞれ斜めに固定されている。

蓋６，７及び１２を開いて、フランジ２．３及びベース
１１の案内溝４に光ファイバ芯線Ｔの中間部を嵌め、蓋
６．７．１２を閉じて押える。これによって固定刃８．
移動刃１３が光ファイバ芯線の被覆の表面に喰い込む、
このときの移動刃１３の切込み位置は、移動刃台１０の
初期位置の調節によって決められる。

両刃８，１３を表面に喰い込ませて後、移動刃台１０を
移動刃１３が固定刃８に達するまで矢印Ｒ方向へ移動さ
せて、移動刃１３．１３によって。

光ファイバ芯線の被覆の表層を切削して、切除する。

固定刃８と移動刃１３との間に位置する光ファイバ芯線
の被覆は、固定刃８によって押えられるので、固定刃８
から右方へずれることを阻止され、その間の表層は移動
刃１３によって確実に、かつスムーズに切除される。

刃１３による切削深さ、つまり表層の切除深さは、移動
刃１３の位置の調整によって、調整される。この場合必
要に応じて固定刃８の位置をｒＩ４整することがある。

［効　　果］ 前記のこの発明の課題は新規な課題であるψで。

この課題の解決、これによる従来技術の前記の問題の解
消自体が大きなこの発明特有の効果である。

この外に、この発明においては、切削された表層が、そ
の切削終点において固定刃によって、切込みが入れられ
ているので、移動刃による切削終了と同時に、固定刃に
よる切込み点から離脱する。

したがって、切削片を被覆から切り離す作業を要しない
ことが大きなメリットである。

以上の効果によって、被覆の中間部切除作業の能率を著
しく向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の正面図、第２図は側面図、
第３図は平面図、第４図、第５図は従来技術の説明用参
考図　である。 図中、１・・・ジャケットストリッパ本体、２．３・・
・フランジ、４・・・案内溝、５・・・ヒンジ、６，７
・・・蓋、８・・・刃、９・・・ガイドロンド、１０・
・・移動刃台、１１・・・ベース、１２・・・蓋、１３
・・・刃、３０・・・アーム、３１・・・ヒンジピン、
３２・・・刃受台、３３・・・刃、Ｃ・・・被覆、Ｔ・
°゛光ファイバ芯線　である。 特　　許　　出　　願　人 出原人

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ジャケットストリッパ本体に上下一対の固定刃と上下一
   対の移動刃とを設け、移動刃をストリパ本体に摺動自在
   に案内されている移動刃台に固定し、移動刃を光ファイ
   バ芯線の表面に対して切削方向に傾斜させた、光ファイ
   バ芯線被覆の中間部剥離用ジャケットストリッパ。