JPH02258852A - ポリプロピレンフイルム - Google Patents

ポリプロピレンフイルム

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JPH02258852A
JPH02258852A JP8048089A JP8048089A JPH02258852A JP H02258852 A JPH02258852 A JP H02258852A JP 8048089 A JP8048089 A JP 8048089A JP 8048089 A JP8048089 A JP 8048089A JP H02258852 A JPH02258852 A JP H02258852A
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stearate
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斉 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリプロピレンフィルムに関する。
さらに詳しくは各種包装用に好適な、優れた初期および
D日スリップ性を有するポリプロピレンフィルムに関す
る。
〔従来の技術〕
従来から種々のポリプロピレン樹脂フィルムが製造され
、各種包装用として広く使用されている。
一般にポリプロピレンフィルムを用いて包装材を製造す
る場合、フィルムのスリップ性の不足によシ包装工程の
生産性の低下および得られた包装材の開口不良などを生
じる等の欠点を有していた。
この欠点を改善するために、フィルム表面を粗面化して
スリップ性を改善する方法、ポリプロピレン樹脂にスリ
ップ剤および/または帯電防止剤を多く配合してフィル
ムとする方法がある。フィルム表面を粗面化する方法は
安価な方法であるが適度なスリップ性を付与する丸めに
は透明性を著しく損表うといった欠点を有している。ま
たポリプロピレン樹脂にスリップ剤および/または帯電
防止剤を多く配合してフィルムとする方法は広く利用さ
れているが、得られたフィルム表面にブリードアウトし
たスリップ剤や帯電防止剤によシ、フィルムの透明性が
著しく悪化するといった欠点を有している。
照点の解決について鋭意研究した。その結果、結晶性プ
ロピレン重合体にステアリン酸ブチルおよび/またはス
テアリン酸オクチルと帯電防止剤および/またはスリッ
プ剤の各所定量を配合してなる組成物から得られるフィ
ルムが、透明性を損なうことなく、初期および経日スリ
ップ性に優れていることを見い出し、この知見にもとづ
き本発明を完成した。以上の記述から明かなように1本
発明の目的は初期および経日スリップ性に優れたポリプ
ロピレンフィルムを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は下記の構成を有する。
(IJ  結晶性プロピレン重合体100重量部にステ
アリン酸ブチルおよび/またはステアリン酸オクチルを
0.01〜1.0重量部および帯電防止剤および/iた
けスリップ剤を0.01〜1.0重量部を配合してなる
組成物を用いることを特徴とするポリプロピレンフィル
ム。
(2)帯電防止剤として脂肪酸の炭素数が12〜22の
グリセリン脂肪酸エステルもしくは脂肪酸ジェタノール
アミンの18i以上を、スリップ剤として炭素数が18
〜22個の高級脂肪酸アミドを用いる前記第1項記載の
ポリプロピレンフィルム。
本発明で用いられる結晶性プロピレン重合体は、結晶性
プロピレン単独重合体および結晶性エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体やプロピレンとフテンー1、ペンテ
ン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、
デセン−1などのα−オレフィンの1種以上との結晶性
ランダム共重合体、プロピレンおよびエチレンとブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オ
クテン−1、デセン−1などのα−オレフィンの1種以
上との結晶性ランダム共重合体などプロピレン成分を7
0!量係以上含有し、プロピレンと、エチレンおよび/
または炭素数4以上のα−オレフィンとの結晶性ランダ
ム共重合体もしくはこれらの28!以上の混合物である
。該結晶性プロピレン重合体のメルトフローレート(J
IS K 7210に基ずき、温度230℃、荷重2.
16に4Iを加えたときの溶融樹脂の10分間の吐出量
)は特に限定されないが、好ましくは3〜401710
分のものである。結晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体にあってはエチレン含有量が0.1〜10重量
係のものが好ましく、1〜8重量係のものが特に好まし
い。結晶性プロピレン−ブテン−1ランダム共重合体に
あってはブテン−1含有量が0.3〜30重量係のもの
が好ましく、1.5〜20重量係のものが特に好ましい
さらに結晶性プロピレン−α−オレフィン(ブテン−1
を除く。)ランダム共重合体にあってはα−オレフィン
含有量が0.3〜20重量係のものが好ましい。該結晶
性プロピレン重合体は、例えばチ・−グラ−・ナツタ型
の触媒の存在下でプロピレンの単独重合、プロピレンと
エチレンとの共重合、プロピレンとブテン−1、ヘプテ
ン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、
デセン−1といったα−オレフィンの1種以上との共重
合、プロピレンおよびエチレンと上述のα−オレフィン
の1種以上とのランダム共重合によって得ることができ
る。
本発明で用いられるステアリン酸ブチルおよびステアリ
ン酸オクチルは一般に C,、H□COR (Rニブチル基またはオクチル基) で表わされるものでおる。該ステアリン酸ブチルおよび
ステアリン酸オクチルの配合割合は結晶性プロピレン重
合体100重量部に対してそれぞれ0.01〜1.0重
量部である。該配合割合がO,O’1重量部未満では得
られた組成物を用いてフィルムにしたときの該フィルム
のスリップ性の改善効果が充分に発揮されず、また、1
.0重量部を超えると得られた組成物を用いてフィルム
にしたときの該フィルム表面に該ステアリン酸ブチルや
該ステアリン酸オクチルがブリードアウトしフィルムの
アンチブロッキング性が著しく悪化することがらシ、ま
た°フィルム製造時に発煙を生じ、クーリングロール等
を汚染するので好ましくない。
本発明で用いられる帯電防止剤および/またはスリップ
剤は、脂肪酸の多価アルコールエステルまたは脂肪酸ア
ミン誘導体であシ、例えば帯電防止剤としては、脂肪酸
の炭素数が12〜22個の脂肪酸とグリセリン、ジェタ
ノールアミン、ステアリルアルコールなどとのエステル
例えばラウリン酸グリセライド、ステアリン酸グリセラ
イド、ベヘニン醸ジェタノールアミン、ステアリン酸ジ
ェタノールアミン、ステアリン酸ジェタノールアミンス
テアリルエステルもしくはこれら2種以上の混合物をあ
げることができる。また、スリップ剤としては脂肪酸の
炭素数が18〜22個であるステアリン酸アマイド、エ
ルカ酸アマイド、オレイン酸アマイド、N−Nエチレン
ビスステアリン酸アマイド、ステアリン酸ジェタノール
アマイドもしくはこれ6種以上の混合物をあげることが
できる。該帯電防止剤および/lたはスリップ剤の配合
割合は結晶性プロピレン重合体100重量部に対してそ
れぞれ0.01〜1.0重量部である。
該配合割合が0.01重量部未満では得られた組成物を
用いてフィルムとしたときの該フィルムのスリップ性の
改善効果が充分に発揮されず、また、1.0重量部を超
えると得られた組成物を用いてフィルムとしたときの該
フィルム表面に該帯電防止剤やスリップ剤がブリードア
ウトし、フィルムの透明性を損なうので好ましくない。
本発明のポリプロピレンフィルムに用いる組成物にあっ
ては通常プロピレン重合体に添加される各種添加剤、た
とえば酸化防止剤(シん系酸化防止剤、硫黄系酸化防止
剤およびフェノール系酸化防止剤など°)、中和剤(高
級脂肪酸の金属塩およびハイドロタルサイトなど)、ア
ンチブロッキング剤(シリカ、ゼオライト、メラミンホ
ルムアルデヒド縮合体球状粉末など)等を本発明の目的
を損なわない範囲で使用することができる。
本発明のポリプロピレンフィルムに用いる組成物は結晶
性プロピレン重合体に、ステアリン酸ブチルおよび/ま
たはステアリン酸オクチルおよび帯電防止剤および/″
&たけスリップ剤さらに上述の各種添加剤の所定量を通
常の撹拌混合機たとえばヘンセルミキサー(商品名)、
スーパーミキサーもしくはリボンブレンダーを用いて撹
拌混合することによって得られ、また、該混合物を通常
の単軸押出機、2軸押用機、ロールなどで溶融混練して
ペレット化することによってペレットとして得ることも
できる。さらに帯電防止剤またはスリップ剤を各々単独
に結晶性プロピレン重合体に配合してペレット化したも
のと、結晶性プロピレン重合体のペレットとを所定の配
合割合になるようにブレンダーを用いてペレットブレン
ドすることによっても得ることができる。本発明のポリ
プロピレンフィルムはかかる組成物を通常のインフレー
ション法、Tダイ法等でフィルム化することによって得
ることができる。特にTダイ法にて、溶融混練温度18
0〜260℃で溶融混線押出し、60℃以下に急冷する
ことによシフイルム化し、必要に応じてその表面にコロ
ナ放電処理等の表面処理を実施してフィルム化する方法
が、透明性を損なうことなく、初期スリップ性および経
日スリップ性にも優れたフィルムとなるので望ましい。
〔実施例〕
以下実施例および比較例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はそれによって範囲を限定されるもので
はない。
なお、実施例および比較例で実施したフィルムの性能評
価は次の方法によった。
1)スリップ性(滑シ摩擦係数)223℃、50%RH
に24時間保ったフィルムおよび168時間保ったフィ
ルムをそれぞれ試料とし、ASTMD 1894−64
に準拠した方法で測定した動摩擦係数でスリップ性を示
した。この値が小さい程スリップ性が優れていることを
示す。
2)透明性=23℃、50%RHに24時間保ったフィ
ルムおよび168時間保ったフィルムをそれぞれ試料と
し、ASTM D 1003 K準拠した方法で測定し
たへイズ値(単位二%)で透明性を示した。この値が小
さい程透明性が優れていることを示す。
3)ブリード性=23℃、50%R1’(に24時間保
ったフィルムおよび168時間保ったフィルムを試料と
し、ASTM D 1003に準拠した方法でヘイズ値
を測定し、168時間保ったフィルムのヘイズ値を24
時間保ったフィルムのヘイズ値からひいた値をB、I(
単位:%)として示した。このB、I値が小さい程ブリ
ード性が優れていることを示す。
4)77チブo’7キング性:23℃、501RHに1
68時間保ったフィルムを試料とし、そのフィルムのコ
ロナ処理面同志を重ね合わせ、蚊重ね合わせフィルム4
cI/1当υ1kgの荷重を加えて40℃に24時間保
ったのち、23℃、50%RHにて重ね合わせたフィル
ムの剥離強度を測定しアンチブロッキング度(単位: 
#i/4cd )として示した。この値が小さい程アン
チブロッキング性が優れていることを示す。
5)発煙性:成形加工時にダイス付近よシ発生する発煙
を目視にて確認し、発煙のないものを1、やや認められ
るものを2、発煙の多いものを3として発煙性を評価し
た。
実施例1〜14、比較例1〜5 結晶性プロピレン重合体としてメルトフローレート8.
0#/10分、エチレン含有量3.0重量釜、ブテン含
有量3.0重量釜、DSC法で測定した結晶融点が14
0℃の粉末状の結晶性エチレン−プロピレン−ブテンl
三元ランダム共重合体100重量部にステアリン酸ブチ
ルまたはステアリン酸オクチル、スリップ剤(エルカ酸
アマイド)および帯電防止剤(ステアリン酸モグリセラ
イド)をそれぞれ後述の第1表に記載した量及び酸化防
止剤(B HT ) 0.1重量部、中和剤(カルシウ
ムステアレー))0.05重量部およびアンチブロッキ
ング剤(シリカ)0.2重量部をヘンセルミキサー(商
品名)に入れ2分間撹拌、混合したのち、該混合物を口
径40mの単軸押出機を用いて、溶融混線温度200℃
で溶融混線押出し、ペレット化した。得られたペレット
をTダイ付成形機を用いて、第1表に記載した加工条件
で厚さ25μのフィルムを成形し、その片面にコロナ放
電処理を施し、片面処理フィルムを得た。得られた該片
面処理フィルムを用いて、フィルムの性能評価を上記の
評価方法により行なった。その結果を第1表に示した。
第1表かられかるように、実施例1〜14は、いずれも
本発明による結晶性プロピレン重合体にステアリン酸ブ
チルまたはステアリン酸オクチルおよび帯電防止剤およ
び/lたはスリップ剤を配合してなる組成物を用いたフ
ィルムであるが、結晶性プロピレン重合体に帯電防止剤
および/またはスリップ剤のみを配合してなる組成物を
用いた比較例IK比べ初期および経口スリップ性が改良
され同時にフィルム表面へのブリード性も優れてて配合
した場合であるが、得られたフィルムはアンチブロッキ
ング性が著しく低下し、発煙性も悪化することが判る。
比較例3〜4は結晶性プロピ添加した場合であるが、フ
ィルムの初期および経日スリップ性は改良されるがフィ
ルムのブリード性(B、I値)が著しく悪く、またフィ
ルムの透明性が低下し、発煙性も悪化することが判る。
比較例5は結晶性プロピレン重合体に帯電防止剤または
スリップ剤を添加せず、ステアリン酸ブチルのみを添加
した場合であるが、得られたフィルムの初期および経日
スリップ性およびアンチブロッキング性が著しく劣るこ
とが判る。
実施例15〜17、比較例6 結晶性プロピレン重合体として、メルトフローレート8
.0.19/10分、エチレン含有量3.0重量釜、ブ
テン含有量3.0重量釜、DSC法で測定した結晶融点
が140℃の粉末状の結晶性エチレン−プロピレン−ブ
テン1三元ランダム共重合体100重量部にステアリン
酸ブチル及びスリップ剤(オレイン酸アマイド)をそれ
ぞれ後述の第2表に記載した量及び酸化防止剤(BHT
)0.1重量部、中和剤(カルシウムステアレー) )
 0.1重量部及びアンチブロッキング剤(シリカ)0
.311量部をヘンセルミキサー(商品名)に入れ2分
間撹拌、混合したのち、該混合物を口径40txの単軸
押出機を用いて、溶融混線温度200℃で溶融混線押出
し、ペレット化した。得られたペレットを水冷インフレ
ーション法成形機を用いて、第2表に記載した加工条件
で厚さ25μのフィルムに成形した。得られたフィルム
を用いて、上記の評価方法によシフイルムの性能評価を
行なった。その結果を第2表に示した。
第2表かられかるように、実施例15〜17はいずれも
本発明による結晶性プロピレン重合体にステアリン酸ブ
チルおよびスリップ剤を配合してなる組成物を用いたフ
ィルムであるが、結晶性プロピレン重合体にスリップ剤
のみを配合してなる組成物を用いた比較例1のフィルム
に比べ初期および経口スリップ性が改良され、かつフィ
ルムのブリード性も優れていることが判る。
実施例18〜20.比較例7 結晶性プロピレン重合体としてメルトフローレ−)8.
0.9/10分、エチレン含有量3.0重量%、DSC
法で測定した結晶融点が150℃の粉末状の結晶性エチ
レンープロピレンランダム共重合体100重量部に、ス
テアリン酸ブチルおよびスリップ剤(エルカ酸アマイド
)の混合物をそれぞれ後述の第2表に記載した量及び酸
化防止剤(BIT)0.1重量部、中和剤(カルシウム
ステアレート)0.1重量部およびアンチブロッキング
剤(シリカ)0、3重量部をヘンセルミキサー(商品名
)K入れ2分間撹拌、混合したのち、該混合物を口径4
0Uの単軸押出機を用いて、溶融混線温度200℃で溶
融混線押出し、ペレット化した。得られたペレットを水
冷インフレーション法成形機を用いて、第2表に記載し
た加工条件で厚さ25μのフィルムを成形した。得られ
九フィルムを用いて上記評価方法によシ、フィルムの性
能評価を行なった。
その結果を第2表に示した。
第2表かられかるように、実施例18〜20で得られ九
本発明のフィルムは、結晶性プロピレン重合体にスリッ
プ剤のみを配合してなる組成物を用いた比較例7のフィ
ルムに比べ初期および経日スリップ性が改良され、しか
もフィルムのブリード性も優れていることが判る。
実施例21〜23、比較例8 結晶性プロピレン重合体としてメルトフローレ−)8.
0#/10分のプロピレン単独重合体、DSC法で測定
した結晶融点が160℃の粉末状の結晶性プロピレン単
独重合体100重量部にステアリン酸ブチルおよびスリ
ップ剤(エルカ酸アマイド)をそれぞれ後述の第2表に
記載した量および酸化防止剤(B I T ) 0.1
重量部、中和剤(カルシウムステアレート) 0.1重
量部およびアンチブロッキング剤(シリカ)0.3重量
部をヘンセルミキサー(商品名)に入れ2分間撹拌、混
合したのち、該混合物を口径40mの単軸押出機を用い
て、溶融混線温度200℃で溶融混線押出し、ペレット
化し九。得られたペレットを水冷インフレーション法成
形機を用いて、第2表に記載した加工条件で厚さ25μ
のフィルムを成形した。得られたフィルムを用いて上記
評価方法によシ、フィルムの性能評価を行なった。その
結果を第2表に示した。
第2表かられかるように、実施例20〜23で得られた
本発明のフィルムは結晶性プロピレン重合体にスリップ
剤のみを配合してなる組成物を用いた比較例8のフィル
ムに比べ初期および経口スリップ性が改良され、しかも
フィルムのブリード性も優れていることが判る。
〔発明の効果〕
本発明のポリプロピレンフィルムは優れた初期および経
日スリップ性を有し、さらにフィルム表面へのブリード
量も少ないフィルムであシ、初期スリップ性が改善され
ているため、製膜時のまきしわの発生防止およびミルロ
ールからのリワインド性に優れ、包装加工時の作業性に
優れたフィルムである。さらにブリード性が改善されて
いるので印刷加工時の接触ロールへのビルドアップ、包
装後のフィルム表面へのブリード量が少なくなるため内
容物が鮮明に見え、清潔感のある包装をすることができ
るなど包装用フィルムとして好適でちる。
以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶性プロピレン重合体100重量部にステアリ
    ン酸ブチルおよび/またはステアリン酸オクチルを0.
    01〜1.0重量部および帯電防止剤および/またはス
    リップ剤を0.01〜1.0重量部配合してなる組成物
    を用いることを特徴とするポリプロピレンフィルム。
  2. (2)帯電防止剤として脂肪酸の炭素数が12〜22の
    グリセリン脂肪酸エステルもしくは脂肪酸ジエタノール
    アミンの1種以上を、スリップ剤として炭素数が18〜
    22個の高級脂肪酸アミドを用いる請求項1記載のポリ
    プロピレンフィルム。
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