JPH02258794A - 色素を生成し得る配糖体およびその製法 - Google Patents

色素を生成し得る配糖体およびその製法

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JPH02258794A
JPH02258794A JP8010789A JP8010789A JPH02258794A JP H02258794 A JPH02258794 A JP H02258794A JP 8010789 A JP8010789 A JP 8010789A JP 8010789 A JP8010789 A JP 8010789A JP H02258794 A JPH02258794 A JP H02258794A
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JP8010789A
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Hiroshi Shinoki
篠木 浩
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は多糖加水分解酵素、例えばアミラーゼの活性を
測定するのに有用な配糖体、その製法、その使用および
それを用いる酵素検出または活性測定方法に関する。
し従来技術とその欠点] グルコース単位の還元末端に、紫外線または可視光の特
定波長域に特性吸収を有する芳香族環、例えばフェノー
ル、p−ニトロフェノール等が結合したオリゴ糖誘導体
が例えば、Nature、 Vol、182. p、5
25−526 (1958) ; Jounal or
Biochemistry  (Tokyo)、 Vo
l、62. No、4.439−446 (1967)
;Carbohydrate Re5earch、 V
ol、2. No、5.418−420 (198B)
;特開昭53−12381号、特開昭54−51892
号等で知られている。これらの基質は、血液等の生体液
中のマルターゼ、グルコアミラーゼ、アミラーゼ等の多
糖加水分解酵素の活性を測定するのに有用である。しか
しこのような基質を用いてα−アミラーゼ活性を測定す
る場合に、光吸収の測定は410nm付近のかなり短い
波長で行う必要があり、試料液例えば血清中に、ビリル
ビン等の短波長に吸収を有する物質が存在すると、その
妨害を受は易い、妨害を除くためにはいわゆる検体盲検
を行う必要があり、そのため分析操作が煩雑になる。
特開昭56−103199号に記載されたインドキシル
マルトデキストリンは、加水分解されて長波長に吸収を
もつインジゴ色素を生成することができる(酸化剤の共
存を要す)基質で、試料液中に存在する、ビリルビン等
の短波長に吸収を有する物質の妨害を受けないが、イン
ジゴ色素の生成が遅く、またこの基質は出発原料からの
合成経路が長いので、優れた基質とは言いがたい。
「解決すべき技術課題] 本発明は多糖加水分解酵素、例えばα−アミラーゼの活
性測定において、血中の色素1例えばビリルビンやヘモ
グロビンによる妨害を受けにくく、簡単な分析操作で、
しかも検出感度の高い測定を可能にする、自己顕色性基
質として有用な化合物およびその製法を提供することを
、技術的課題とする。
〔技術的課題の解決手段] 上記課題の第1は、下記−最大[1]で表わされる化合
物により解決された。
[I] ただし式中R1は低級アルキル基(置換されていてもよ
い)、Aは1,4−ナフチレン基を表す、nはotたは
8までの正の整数を表わす、nは3,4または5である
ことが好ましい。
−a式[1]中のR1で表されるアルキル基は、炭素原
子1ないし5個のものが好ましい、無置換のアルキル基
が好ましいが、置換基を有してもよい、置換基の例はハ
ロゲン原子(例えば塩素原子)、ニトロ基、シアノ基、
アルカンスルホニル基(炭素原子数4以下が好ましい)
、アルカンスルホンアミド基もしくはアルカンスルファ
モイル基(炭素原子数1から7が好ましい)、アルコキ
シ基もしくはアルキルチオ基(炭素原子数4以下が好ま
しく、さらにアルコキシ基等で置換されていてもよい)
、フェノキシ基(ハロゲン等の置換基を有していてもよ
い)、フェニルチオ基等である。好ましい置換基はアル
コキシ基である。
−最大[1]のAで表される1、4−ナフチレン基は5
.6.7および8位のいずれか1つ以上に置換基を有し
てもよい。
置換基は例えばハロゲン原子(例えば塩素原子)、アル
キル基(炭素原子数4以下が好ましい)、アルコキシ基
もしくはアルキルチオ基(炭素原子数4以下が好ましく
、さらにアルコキシ基等で置換されていてもよい)、ア
ルカンスルホンアミド基もしくはアルカンスルファモイ
ル基(炭素原子数7以下が好ましい)、カルボンアミド
基もしくはカルバモイル基(炭素原子数8以下が好まし
い)、ヒドロキシ基。
アミン基、七ノーまたはジ−アルキルアミノ基等である
上記課題の第2は以下の方法により解決された。すなわ
ち、下記−最大[Ialで表わされるオリゴ糖に=[I
al (ただし式中Aは1位がヒドロキシ基に結合する1、4
−ナフチレン基を表わし、R1は低級アルキル基(置換
されていてもよい)を表わす、) 式 (RCO)20  (Rは低級アルキル基を表わす
)で表わされる有機酸無水物を作用させ、得られる下記
式[Ib]で表わされる化合物をハロゲン化して:[I
bコ これに下記式[Ialで表される化合物を作用させて:
[Ial HO−A−OR (ただし式中Aは1位がヒドロキシ基に結合する1、4
〜ナフチレン基を表わし、R+は低級アルキル基(置換
されていてもよい)を表わす、) 下記式[Ielで表わされる化合物を得:[Iel (ただしYはCORを表わす) 下記式[1c]で表わされる化合物とじ:[Ial (ただしXはハロゲンを表わす) これを脱アシル化する方法により、解決された。
−i式[1]で表される化合物は、従来α−アミラーゼ
活性測定に広く用いられた基質であるp−ニトロフェニ
ルペンタオースまたはp−ニトロフェニルヘプタオース
と異なり、遊離された4−アルコキシナフトールから誘
導される色素の吸収極大が長波長であるため、血液中の
ビリルビン、ヘモグロビン等の妨害を受けにくい。
−i式[I]で表される化合物の具体例を以下に示す。
本発明の化合物の製法における各反応を、w下に詳しく
説明する。
水酸基のアシル化反応 オリゴ糖のアシル化は、公知の方法、例えば反応物とし
ての有機酸無水物中で、好ましくは無水有機酸のアルカ
リ金属塩等の触媒の存在下に加熱処理することによって
行うことができる。
(RCO)20で表される有機酸無水物は、例えば無水
酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸等である。触媒とし
ては、無水有機酸のナトリウム塩、カリウム塩等のアル
カリ金属塩、ピリジン、ピコリン等が用いられる。
反応の調節又は反応後の目的物の精製を容易にするため
、反応溶液に非水溶媒例えばクロロホルム、ジクロロメ
タン等を添加することもできる。
L記反応に使用される有機酸無水物の量は、オリゴ糖の
重量の5〜50倍、好ましくは7〜15倍であり、また
触媒として無水有機酸のアルカリ金属塩を使用する場合
は、その量はオリゴ糖の重置の0.5〜3倍、好ましく
は05〜1.5倍である。
反応温度は昔通約90〜140℃、好ましくは100〜
110℃である1反応時間は反応温度に依存するが、好
ましい反応温度条件では約2ないし4時間である。反応
混合物を常法により0〜5℃に冷却し、析出する固形物
を分別し、水洗したのち乾燥する。得られた固体生成物
は、エタノール、メタノール等のアルコール類、メチル
エチルケトン、アセトン等のケトン類、ジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル等のエーテル類等の溶媒を単独で
もしくは組み合わせて使用して再結晶することができる
が、該固体生成物を十分乾燥してそのまま反応に使用す
ることもできる。
オリゴ糖還元末端のハロゲン化: ハロゲン化は、無水ハロゲン化水素、塩化アルミニウム
と五塩化リン、四塩化チタン、または塩化第二スズ等を
用いて行なうが、生成物の収率とこれに関連する副反応
の抑制および目的物の精製の容易さから、PAえばクロ
ロホルム、ジクロロメタン等の低極性非水溶媒沖で、無
水四ハロゲン化チタンを用いて処理する方法が特に好ま
しい。
なお無水四ハロゲン化チタンとしては、四塩化チタン、
四臭化チタン・、四ヨウ化チタン等を用いることができ
、ヘプタデカアシルマルトペンタオースに対する無水四
ハロゲン化チタンの量は、通常1〜20倍モルでよく、
3〜81音モルが好ましい。
このハロゲン化反応は、室温と使用する溶媒の沸点との
間で常圧下で行なわれるが、溶媒の沸点で還流しなから
実施することが特に好ましい0反応時間は反応温度に依
存するが、溶媒の沸点付近で反応させる場合、通常は3
0分ないし1時間程度である9 反応混合物を常法により冷却し、これに有機溶媒例えば
クロロホルム、ジクロロメタン、酢酸エチル等を加え、
有機溶媒層を分取し、水5飽和重炭酸ソーダ水溶液等で
数回洗浄したのち、乾燥し乾固する。
得られた固体生成物は、シリカゲルクロマトグラフィー
等の常法により分離精製したのち、エタノール、メタノ
ール等のアルコール類、メチルエチルゲトン、アセトン
等のケトン類、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル等
のエーテル類等の溶媒を単独もしくは組み合わせて使用
して再結晶することができる。乾固物のまま十分乾燥し
て次の反応に使用することもできる。
置換反応: 前記のハロゲン体[Ielのアノマー性ハロゲン基を、
前記一般式[Idlの化合物で置換して、[Ielを得
る。
この反応に使用する4−アルコキシ−1−ナフトールの
量は1〜20倍モル、好ましくは1.2〜3.0倍モル
である。4アルコキシ−1−ナフトールは、反応を促進
させるために反応溶媒中で塩となって解離している必要
があり、このため無機塩、例えばナトリウム塩、カリウ
ム塩、バリウム塩又は有機塩、例えばトリエチルアミン
塩、トリブチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩等と
して用いられる。2種類以上のこれらの塩を併用するこ
とらできる。また前もって塩を調製せずに、反応溶液中
に無機塩基又は有機塩基を7.へ加するか、又は有機塩
基を直接反応溶媒としてもよい、塩基の添加量は、反応
が終了するまで液性を中性ないしアルカリ性に保持する
のに必要な量が好ましい。
本反応は、通常は溶媒の存在下に行うことが好ましい。
溶媒としては、本反応に関与しないものであれば特に限
定されないがハロゲン体[ic]及び4−アルコキシ−
1−ナフトール[Idl又はその塩の溶解度が大きく、
かつその反応性を高める溶媒が好ましく1例えば下記の
溶媒が用いられる。アミド例えばジメチルホルムアミド
やジメチルアセI・アミド、ニトリル例えばアセトニト
リルやベンゾニトリル、ジメチルスルホキシド、有機塩
基例えばトリアルキルアミン、ピリジン、ルチジン等、
芳香族炭化水素例えばベンゼン、トルエン、ならびにこ
れらの116以上の混合液。
本反応は一般に一5〜100℃程度で進行するが、通常
は10〜50℃の反応温度が好ましい0反応時間は、反
応助剤である塩基の種類ならびに反応温度によって異な
るが、通常は5〜20時間である0反応終了後、反応混
合物を氷水中に投入して析出する固形物をろ取するか、
又は適当な有機溶媒で目的物を抽出し、乾燥後に乾固す
ることにより。
固形物を得る。化合物[Ielが固形物として得られる
これを常法により、例えばアルミナ、シリカゲル等と用
いるカラムクロマトグラフィ、有機溶媒を用いる結晶化
法などを適宜組み合わせ施すことにより、精製できる。
脱アシル化反応: 化合物(Ielからのアシル基の除去は公知の方法、例
えば脱水したメタノール中のアルカリ金属アルコキシド
又は無水アンモニアのメタノール溶液等の触媒の存在下
で実施することができる。アルカリ金属アルコキシドと
しては、例えばナトリウムメトキシド、カリウムエI〜
キシド、カリウム−L−ブトキシド等を用いることがで
きる。
反応終了後の目的物の精製を容易にするため、脱水メタ
ノールにクロロホルム、ジクロロメタン糖の低極性非水
溶媒を添加して反応することが好ましい、添加する低極
性井水溶媒は、脱アシル化反応を阻害せず、生成した4
−アルコキシナフトール配糖体が反応系から析出するこ
とが必要であるため、その量は溶媒によって異なるが、
使用する脱水メタノールの量の0.5ないし2f&か好
ましい。
脱アシル化反応は、0〜30℃の温度で6〜24時間以
内で終了する。脱水メタノール羊独溶媒の反応系では、
反応終了後に減圧下でメタノールを除去し、得られる固
形物を酸性のイオン交換樹脂または無機酸を用いて混在
する塩基性物質を中和した後、薄層クロマI・グラフィ
、カラムクロマトグラフィ等により化合物を精製する。
低極性溶媒を添加した反応系の場合は、目的物が反応液
中から析出するので、これをヂし取り、分離精製する。
本発明の一般式[1]の化合物は加水分解されて−a式
Ndiの化合物を遊離する。一般式[Idlの化合物は
適当な酸化剤により酸化され、自己カップリングの結果
、色素を生成する0例えば前記具体例(1)の化合物は
下記の式の色素を生成する。
他の化合物についても対応する構造の色素が生成される
本発明の化合物は例えば以下に示すような反応によりア
ミラーゼ活性測定に利用できる。
1〉4−メトキシ−1−ナフトールマルトペンタオース
−1−8,0アミラーゼ ーーー→4−メトキシ〜1−ナフトールマルトグルコシ
ド十マルトトリオース 1)4−メトキシ−1−fフトールマルトグルコシド+
H20グルコシダーゼ 4−メトキシ−1−ナフト−フレ士グルコース酸化 iii>4−メトキシ−】−ナフト−ルー−一−→二量
体く色素ン即ちアミラーゼによって基質が加水分解され
、4−メトキシ−1−ナフトールマルトグルコシドにな
り、さらに第2の酵素〈α−またはβ−グルコシダーゼ
)で加水分解される。
遊離された4−メトキシ−I−ナフトールは酸化剤の存
在下に自己カップリングを起こし、青色色素を生成し、
色素の生成速度が酵素活性に対応する。適当な酸化剤は
、例えばチオシアン酸第2鉄、スズ酸第2鉄、フェリシ
アン化カリ等の第2鉄化合物、あるいは高い原子価を有
する遷移金属化合物である。
以下に本発明の化合物の代表的なものの製造方法の実施
例を示す、他の化合物も実施例に準じて容易に合成でき
る。
[実施例1] 化合物PA(1)の製法(A)ヘプタデ
カアセチルマルトペンタオースの合成マルトペンタオー
ス20g、無水酸11!260sj!および無水酢酸ナ
トリウム20gの混合物を、100〜110℃で5時間
撹拌し、氷水600mff1中に投入して10時間撹拌
した。5℃以下に冷却して結晶化させ、P取し、水洗し
、乾燥しな、得られた結晶をエタノールから2回再結晶
を繰り返し、下記構造式に相当する目的物35gを得た
融点 123ないし127℃ 〈ただしYはCOCH3を表わず〉 (B)ヘキサデカアセチルマルトペンタオシルクロリド
の合成 上記(A)で得たヘプタデカアセチルマルトペンタオー
スLog、脱水クロロホルム50−1および四塩化チタ
ン6gを、l#間環流撹拌して反応させた0反応後クロ
ロホルム300社を加え、100m1’の水で3回洗浄
し、クロロホルム相を分離し5ついで無水硫酸ナトリウ
ム30gを加えて脱水し、無水1ijE酸ナトリウムを
ろ過して除去した。減圧下で濃縮、乾燥した後、メタノ
ール20m1に加熱溶解し、水冷して、結晶化させた。
メタノールをデカンテーションで除き、エタノールLo
a1とn−ヘキサン20m1の混合液で加熱溶解し、得
られた液を撹拌子水冷すると白色結晶が析出する。結晶
をP取し、n〜ヘキサンで洗い、乾燥させた。下記構造
式に相当する白色結晶8.1gが得られた。 融点 1
23〜129℃ (YはCOCH3を表す) 元素弁N値:C5zHli(L+CJとしてCHC1 理論値(%)  49.00 5.56  2.23実
測値(%)  4B、70 5.40  2.18(C
)化合物例(1)の合成 上記(B)で得られたヘキサデカアセチルマルトペンタ
オ・シルクロリド2g、4−メトキシ−1−ナフトール
8.7g、トリエチルアミン5.05gを脱水したジメ
チルホルムアミド30m1に溶解した後、50℃で撹拌
加熱した0反応終了後、酢酸エチル200m1を追加し
て、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、
減圧下に蒸発乾固しな、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィ(溶出液は酢酸エチル:n−ヘキサン1:5混液)
で精製し、淡黄色の生成物1.5gを得た。
この粗生成* 1 gを脱水メタノール2m/、脱水ジ
クロロメタン7社の混合液に溶解し、これにさらに0.
5Nナトリウムメトキサイドldを添加して、室温下撹
拌して10時間反応させた0反応後析出しな沈澱をl取
し、脱水メタノール−ジクロロメタン混合液(1: 1
) 、次にジクロロメタンの順で洗浄し、減圧乾燥する
と、目的とする化合物の11I製結晶0.31gが得ら
れた。この粗生成物を水とBio−Rad Labor
atories Ltd、製B1o−Ge1 P−2を
用いたカラムクロマトグラフィにより精製し、目的とす
る化合物(t)0.28gを得た。
融点 193〜195℃ 次に上記のアゾ色素配糖体をもちいた多層分析要素およ
びアミラーゼ活性測定方法の実施例を示す。
[実施例3] ゼラチン下塗りされている厚さ180μmのポリエチレ
ンテレフタレート無色透明平滑フィルム上に下記の組成
(a)の水溶液を乾燥後の厚さが7μmになるように塗
布し、乾燥した。
(a) ゼラチン                300g界
面活性剤                 5gくオ
リン社製5ur4actanL 10G )ボリーコ(
スチレン−トメチルモルホリニウムメチルスチレン−ジ
ビニルベンゼン) 重合比55・43:2 15%ラテックス溶液        280gフェリ
シアン化カリウム           5g水   
                    2150g
(希N a OH溶液でpHを7.0に調整する)次に
上記ゼラチン層上に、下記の組成(b)の水溶液を乾燥
後の厚さが5μmになるように塗布し乾燥した。
(b)  ゼラチン              20
0g界面活性剤               5g(
オリン社製5ur4acLant 10 G >β−グ
ルコシダーゼ         350万I[J水  
                  2600g(希
NaOH溶液でp+−1を7.0に調整する)次に上記
ゼラチン層上に下記の組成(c)の水溶液を乾燥後の厚
さが3μmになるように塗布し、乾燥した。
(c) ゼラチン            30g界面活性剤 
           4g(オリン社製5urfac
tant IOG )酸化チタン(アナターセ型)  
 20g水                 950
g(希NaOH溶液でpHを7.0に調整する)次に上
記酸化チタン/ゼラチン層の上に約30g/m2の割合
で水を全面に均一に供給して湿潤させた後、その上にト
リコット編み物(ポリエステル製40ゲイジ)を軽く圧
力をかけてラミネートし、乾燥させた。
次にこの布に下記の組成(d)の水溶液を150 cc
/m”の割合でほぼ均一に塗布し、乾燥させ、アミラー
ゼ測定用多層分析要素を作製した。
(d) 化合物例(1)            5g水   
              1600gリン酸カリウ
ム          60gポリビニルピロリドン 
    140g(平均分子量 70万) (希N a OH溶液でpHを7.3に調整する)第1
表 第1表から明らかなごとく、本発明の分析要素により管
理血清中のアミラーゼ活性を精度よく測定できた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記一般式[ I ]で表わされる化合物:[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ {ただし、式中Aは1位がオリゴ糖に結合する1,4−
    ナフチレン基を表わし、R^1は低級アルキル基(置換
    されていてもよい)を表わす。nは0または8までの整
    数を表わす。} (2)一般式( I )のnが3,4または5を表わす特
    許請求の範囲(1)の化合物。 (3)下記一般式[ I a]で表わされるオリゴ糖に[
    I a] ▲数式、化学式、表等があります▼ 下記式 (RCO)_2O (Rは低級アルキル基を表わす。) で表わされる有機酸無水物を作用させ、得られる下記式
    [ I b]で表わされる化合物をハロゲン化して、[ I
    b] ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただしYはCORを表わす) 下記式[ I c]で表わされる化合物とし、 [ I c] ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただしXはハロゲンを表わす) これに下記式[ I d]で表される化合物を作用させて
    、[ I d] HO−A−OR^1 {ただし式中Aは1位がヒドロキシ基に結合する1,4
    −ナフチレン基を表わし、R^1は低級アルキル基(置
    換されていてもよい)を表わす。。} 下記式[ I e]で表わされる化合物を得、 [ I e] ▲数式、化学式、表等があります▼ これを脱アシル化することを特徴とする、一般式[ I
    ]で表わされる化合物の製法。 [ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ {ただし各式中nは0または8までの整数を表わす。}
    (4)アミラーゼの基質としての請求項(1)または(
    2)の化合物の使用。 (5)請求項(1)または(2)の化合物を基質として
    用いるアミラーゼの検出または活性測定方法。 (6)α−グルコシダーゼまたは/およびβ−グルコシ
    ダーゼの存在下に行う、請求項(5)の検出または活性
    測定方法。 (7)酸化剤の存在下に4−アルコキシナフトール化合
    物から生ずる青色色素を光学的に検出する請求項(5)
    の検出または活性測定方法。
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