JPH02258436A - ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置 - Google Patents

ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置

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JPH02258436A
JPH02258436A JP1080668A JP8066889A JPH02258436A JP H02258436 A JPH02258436 A JP H02258436A JP 1080668 A JP1080668 A JP 1080668A JP 8066889 A JP8066889 A JP 8066889A JP H02258436 A JPH02258436 A JP H02258436A
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JP
Japan
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headrest
seat
switch
obstacle
detection means
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JP1080668A
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English (en)
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Tetsuo Ikeda
哲生 池田
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ヘッドレストを格納位置に移動さけて、ド
ライバーの後方視界およびリヤシートへの管座者の前方
視界を確保するヘッドレスト制御システムおよびヘッド
レスト制御装置に関する。
〔従来の技術〕
たとえば、乗用車用シートに代表されるように、各種自
動車のシートのシートバック上端に、ヘッドレストが配
設されている。このようなヘッドレストは、着座者の頭
部を支持し、自動車の衝突時等においては、胴体に対す
る、着座者の頭部の相対的な後方移動を制限して、けい
部の傷害を軽減する安全確保機能を有している。また、
通常時において、ヘッドレストは、着座者の頭部の安定
を保ち、それによって、疲労感を与えない最適な姿勢の
確保に役立っている。
このようなヘッドレストにおいて、たとえば、ドライバ
ー または、リヤシートへの着座者がマニュアルスイッ
チを操作して、ヘッドレストを支持位置から後方視界線
、または、前方視界線の下方に格納可能なヘッドレスト
が提供されている。
このようなヘッドレストによれば、マニュアルスイッチ
の操作によって、リヤシートのへラドレス1− 、フロ
ントシートの助手席のヘッドレストが後方、前方のそれ
ぞれの視界線の下方に格納される。
そのため、バック走行時でのドライバーの後方視界、通
常走行時でのりャシート着座者の前方視界がそれぞれの
ヘッドレストに妨げられることなく確保できる。
ここで、このようなヘッドレストにおいて、リヤシート
、助手席への着座者の有無を検出し、着座者の有無に対
応してヘッドレストの格納を規制する着座検出手段を備
えた構成が知られている。
このような着座検出手段は、たとえば、シートベルトの
タングをベルトアンカーに挿着することによってオンと
なるようなスイッチをベルトアンカー内に設け、ベルト
アンカースイッチのオン、オフによって、着座者の有無
を検出可能に構成されている。
また、着座スイッチをシートクツション内に設けた構成
も知られている。着座スイッチとして、たとえば、着座
者の重量によって着座者の有無を検出する圧力式(重量
式)スイッチや、人体による静電容量の変化によって着
座者の有無を検出する静電容量式スイッチ等が利用され
ている。
上記のような着座検出手段を備えた構成によれば、ヘッ
ドレストは、着座者のいないときのみ格納可能となり、
着座者のいるとき、マニュアルスイッチ等を誤って操作
しても、ヘッドレストは格納されず、着座者の安全性が
保たれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように、公知のヘッドレスト制御システムにおい
ては、ベルトアンカースイッチや着座スイッチ等からな
る着座検出手段によって着座者の有無を検出し、管座者
の安全を確保している。
しかし、ベルトアンカースイッチによって管座者の有無
を検出する構成においては、シートベルトの装着時のみ
着座者の存在が検出される。つまり、シートベルト装着
を義務付けられない妊婦等の場合は、ベルトアンカース
イッチが操作されないため、着座者の存在が検出できな
い。また、リヤシートへの着座者はシートベルトをしな
い場合が多いため、着座者の検出が非常に困難となる。
また、圧力式スイッチ、静電容量式スイッチ等の着座ス
イッチによる構成においては、着座者がシートに着座す
ることによって、着座スイッチがオンとなり、着座者の
存在が検出される。しかし、圧力式スイッチにおいては
、子供等の体重の軽い着座者や、着座姿勢によっては、
着座者を検出できない場合がある。また、シートクツシ
コンに荷物等をaXした場合においても、圧力式スイッ
チがオンとなるため、誤った判断をする虞れがある。
他方、静電容量式スイッチにおいては、人体の有する高
誘電率に対して変化する静電容量によって判断するため
、着座者に対しては確実に作動してオンとなり、静電容
量変化が人体と大きく異なる荷物の載置に対して、静電
容量式スイッチは作動しない。そのため、荷物がシート
クツシコンに載置されていた場合でも、ヘッドレストが
格納位置方向に回動される。しかし、大きな荷物、たと
えば、ヘッドレストの格納位置より高い荷物の積載され
た場合においてもヘッドレストは格納方向に回動するた
め、格納方向への回動途中で、荷物によってヘッドレス
トの回動が阻止される。このような場合においては、ヘ
ッドレストが格納方向への回動途中であるため、リミッ
トスイッチ等も作動Iず、モータは連続して駆動され、
モータが過負荷によって発熱する虞れがある。
この発明は、リヤシート、または、助手席への着座者の
有無、ヘッドレストの格納方向における[つ害物の有無
を確実に検出し、着座者の安全性、快適性を確保するヘ
ッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置の
提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明のヘッドレスト制
御システムによれハ、シートクツションに設けた着座検
出手段によって着座者の有無を検出するとともに、ヘッ
ドレストに内蔵したIII 害物検出手段によってシー
ト上の障害物の有無を検出している。そして、障害物が
ないとき、ヘッドレストの格納方向への信号が出力され
ると、ヘッドレストが他のシートへの着座者の視界線よ
り下方の格納位置に回動して、他のシートへの着座者の
前方視界、または、後方視界が確保可能に構成されてい
る。
また、ヘッドレストの格納方向への回動時に、障害物を
検出したとき、ヘッドレストの格納が直ちに停止する構
成とされている。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図に示すように、この発明に係るヘッドレスト制御
装置10は、格納スイッチ手段12と、調整スイッチ手
段14と、着座検出手段16と、障害物検出手段工8と
、中央処理ユニット20とを具備している。また、ヘッ
ドレスト制御装置10は、回動モータ22、昇降モータ
24を更に具備し、回動モータ、昇降モータのそれぞれ
の駆動によって、ヘッドレスト26の格納、復帰、また
は、前後位置、上下位置を制御可能に構成されている。
回動モータ22、昇降モータ24として、たとえば、D
Cギャードモータがそれぞれ利用でき、各モータが駆動
されることによって、ヘッドレスト26が、支持位置と
格納位置との間を回動、または、支持位置で昇降する(
第3図、第4図、第5図参照)。
ヘッドレスト26は、たとえば、第3図に示す通常の支
持位置(初期支持位置)、第5図に示す支持上限位置間
で着座者の頭部を支持し、衝突時等での頭部の後方移動
を防止する。
また、第4図に示す格納位置において、たとえば、リヤ
シートにおけるヘッドレスト2Gの場合は、ドライバー
の目線とリヤウィンドウとの下縁またはリヤボンネット
の縁とを結ぶ、いわゆる後方視界線28の下方に回動し
、ヘッドレストが格納位置に移動することによって、ド
ライバーの後方視界が確保される(第1−図参照)。
第1図に示すように、格納スイッチ手段12は、ドライ
バーの操作可能な位置、たとえば、フロントドア30の
内壁と一体的に形成されたアームレスト32に設けられ
ている。そして、回動モータ22、昇降モータ24の駆
動をそれぞれ制御して、ヘッドレスト26の格納位置、
支持位置をワンタッチで設定可能に構成されている。し
かし、格納スイッチ手段12は、アームレスト32に限
定されず、他の部材、たとえば、コンソールボックス等
に配設してもよい。第2図に示すように、格納スイッチ
手段1zのマニュアルスイッチ34として、たとえば、
押力を除くと初期位置に復帰する自動復帰形のブツシュ
ボタンスイッチが利用でき、マニュアルスイッチは中央
処理ユニット20に接続される。そして、マニュアルス
イッチ34が操作されると、信号が中央処理ユニット2
0に出力される。
中央処理ユニット20は、マイクロコンピュータ(マイ
コン)36を備えて形成され、マイコンは、記憶された
プログラムに従って入力を処理し、適当な制御信号を発
生する。制御信号は、第1図に加えて第2図を見るとわ
かるように、たとえば、回動モータ制御リレー3L39
に出力されて、回動モータ22の駆動を制御する。
ここで、格納スイッチ手段12のマニュアルスイッチ3
4は、ワンタッチ式に構成される。たとえば、マニュア
ルスイッチ34をオンとすると、メモリー機能が作動し
て、スイッチ操作を記憶する。そして、回動モータの駆
動中にマニュアルスイッチ34をオフとしても、回動モ
ータの駆動はメモリー機能によって継続される。このよ
うな構成では、マニュアルスイッチ34を一度オンとす
れば足りるため、マニュアルスイッチの操作が容易に行
なえる。
また、第2図に示すように、たとえば、ヘッドレスト2
6の位置を検出し、回動範囲を限定するヘッドレスト位
置検出手段40が設けられている。ヘッドレスト位置検
出手段40として、たとえば、回動モータ22の回転角
を測定し、その測定値によってヘッドレスト26の位置
を検出可能なポテンンフンメータ41が利用でき、ボテ
ンンヨンメータは、第2図に示すように、中央処理二二
ツt・20に接続されている。そして、へ・ンドレスト
26の位置に対応して、ヘッドレストの格納、復帰が中
央処理ユニット20によって、随時判断されるように構
成されている。
このような構成では、たとえば、第3図に示すヘッドレ
スト26の支持位置において、マニュアルスイッチ34
をオンとすると、ヘッドレスト位置検出平段40のボテ
ンンヨンメータ41からの信号によって、中央処理ユニ
ット20がヘッドレストの位置を確認する。そして、ヘ
ッドレスト26が支持位置にあることを確認すると、回
動モータ制御リレー38.39に回転(逆転)信号が出
力されてリレー接点3δa、39aを切換える。この切
換えによって、回動モータ22が逆転方向に駆動され、
ヘッドレスト26が支持位置から格納位置に回動して、
格納される(第4図参照)。また、たとえば、第4図に
示すヘッドレスト2Gの格納位置において、マニュアル
スイッチ34をオンとすると、ボテンシコンメータ41
からの信号によって、中央処理ユニット20がヘッドレ
ストの位置を確認する。そして、ヘッドレスト26が格
納位置にあることを確認すると、回動モータ制御リレー
3L39に回転(正転)信号が出力されてリレー接点3
8a、39aを切換える。この切換えによって、回動モ
ータ22が正転方向に駆動され、へりドレスト26が格
納位置から支持位置に復帰される(第3図参照)。
また、調整スイッチ手段14は、たとえば、前後調整ス
イッチ42と上下、調整スイッチ44とを有して形成さ
れ(第2図参照)、リヤシートへの着座者の調整可能な
位置、たとえば、第1図に示すように、リヤドア46の
内壁と一体的に形成されたアームレスi・48に配設さ
れる。前後調整スイッチ42、上下調整スイッチ44と
して、たとえば、ニュートラル位置ど2ポジシヨンの接
点とを持つ自動復帰形のンーソー式スイッチが利用でき
る。しかし、これに限定されず、たとえば、押力を解除
すると初JUt位置に復帰する自動復帰形のブ・7シユ
ボタンスイツチ等を利用して、調整スイッチ手段のni
i後調整スイッチ42、L下調整スイッチ44をそれぞ
れ構成してもよい。
調整スイッチ手段の前後調整スイッチ42、上下調整ス
イッチ44は、第2図に示すように、中央処理ユニット
20にそれぞれ接続され、たとえば、リヤシート50へ
の着座者によって操作される。そして、前後調整スイッ
チ42、」ユ下調整スイッチ44が操作されると、それ
ぞれの信号が中央処理ユニット20に出力される。
たとえば、ヘッドレスト26の支持位置において、前後
調整スイッチ42を前方向にオンとすると、中央処理ユ
ニット20に、前方調整の信号が入力される。すると、
中央処理ユニット2Gから回動モータ制御リレー311
.39に回転信号が出力されてリレー接点38a、39
aを切換え、リレー接点の切換えによって、回動モータ
22が駆動され、ヘッドレスト26が1111後方向に
回動される。そして、着座者が任意の位置で前後調整ス
イッチ42をオフとすると、リレー接点311a、39
aが切換えられて回動モータ22を停+J=し、第3図
に示す初期支持位置、二点鎖線で示す調整前限位置間に
おけるヘッドレスト26の1111後方向での好みの支
持位置を任意に設定できる。
たとえば、ヘッドレスト26の初期支持位置、調整…1
 限位置は、ポテンションメータ41によって検出され
、中央処理ユニット20に予め設定された設定値よって
限定される。
また、たとえば、ヘッドレスト26の支持位置において
、上下調整スイッチ44を上方向にオンとすると、中央
処理ユニット20に、上方調整の信号が人力される。す
ると、中央処理ユニット20から昇降モータ制御リレー
51. 、52に回転信号が出力されてリレー接点51
a、52aを切換え、リレー接点の切換えによって、昇
降モータ24が駆動され、ヘッドレス]・26が昇降さ
れる。そして、着座者が任、はの位置で」二下調整スイ
ッチ44をオフとすると、リレー接点51a、52aが
切換えられて昇降モータ24を停止し、第3図に示す初
期支持位置、第5図に示す調整」二限位置間におけるヘ
ッドレスト26の七F 方向での好みの支持位置を任意
に1投定できる。たとえば、ヘッドレスト26の初期支
持位置、調整に眼位1品は、後述するように、ヘッドレ
スI・内に設けられた昇降リミットスイッチ53によっ
て限定される。
ここで、中央処理ユニット20、回動モータ22、昇降
モータ24は、第1図、第2図を見るとわかるように、
定電圧回路54を備えた電源回路55にそれぞれ連結さ
れ、イグニションスイッチ56を介して、バッテリー5
8のプラス極に接続されている。
なお、第2図の参照符号59は、回動モータ22、昇降
モータ24への過電流を防止する過電流検出抵抗を示す
また、この発明のヘッドレスト制御装置10は、第1図
に示すように、シートへの着座者の有無を検出する着座
検出手段16と、シートLの1(つ害物の有無を検出す
る障害物検出手段18とを備えて構成されている。首座
検出手段16として、たとえば、圧力センサのような着
座スイッチ6oが利用でき、着座スイッチは、リヤシー
トのシートクツション62内に配設され、着座スイッチ
は、中央処理ユニット20に接続される(第2図参照)
首座スイッチ6oが圧力を検出すると、信号が中央処理
ユニ71・20に出力され、それによって、リヤシート
50への着座者の存在が検出される。そして、中央処理
ユニット2oに首座スイッチGoからの信号が人力され
、中央処理ユニットがリヤシート50への着座を検出す
ると、マニュアルスイッチ34からの信号は遮断され、
調整スイッチ手段の前後調整スイッチ42、上下調整ス
イッチ44の操作のみが可能となるように構成される。
つまり、リャン−1−50への着座時においては、格納
スイッチ手段12から中央処理ユニッ)・20に信号が
出力されても、ヘッドレスト26は格納されず、ヘッド
レストの前後調整または上下調整が可能となる。
また、首座スイッチ60が圧力を検出しないと、111
j後調整スイツチ42、上下調整スイッチ44の信号は
遮断され、マニュアルスイッチ34の操作のみが可能と
なる。つまり、リヤシート50へのjり座台のないとき
においては、1調整スイッチ手段の前後調整スイッチ4
2、上下調整スイッチ44から中央処理ユニy120に
信号が出力されてら、ヘッドレスト26は調整されず、
ヘッドレストの格納、支持位置への復帰のみが可能とな
る。ここで、着座検出手段I6は、圧力センサからなる
首座スイッチ60に限定されず、たとえば、静電容量式
センサ等を利用して構成してもよい。
また、障害物検出手段18は、着座検出手段16と同様
に、たとえば、圧力センサのような感圧スイッチ64が
利用でき、感圧スイッチは、第1図、第3図に示すよう
に、リヤシートのへッドレスト26の前面に配設され、
中央処理ユニット20に接続される(第2図参照)。
感圧スイッチ64が圧力を検出すると、信号が中央処理
ユニット20に出力され、それによって、ヘッドレスト
26の格納方向での荷物、着座者等の障害物の存在が検
出される。ここで、この発明において、障害物検出手段
IIIは、感圧スイッチ64で障害物を検出すると、格
納スイッチ手段12からの信号を遮断するように構成さ
れている。つまり、着座スイッチ60が圧力を検出しな
い場合においても、感圧スイッチ64が障害物を検出す
れば、格納スイッチ手段I2からの信号は遮断され、ヘ
ッドレスト26の格納動作は生じない。また、着座者、
荷物があるにもかかわらず、着座スイッチ60.感圧ス
イッチ64が着座者、荷物をいずれも検出しないとき、
誤って、ヘッドレスト26が格納方向に回動を開始して
も、ヘッドレストが着座者の頭部や荷物等に接触して、
感圧スイッチで障害物を検出する。すると、感圧スイッ
チ64からの信号が中央処理ユニット20に出力されて
、ヘッドレスト26の格納動作が直ちに停止され、着座
者の安全が確保されるとともに、過負荷によるモータの
加熱が防止される。
ここで、障害物検出手段18は、圧力センサのような感
圧スイッチ64に限定されず、たとえば、ホトセンサ等
を利用して構成してもよい。
ヘッドレスト26を回動、昇降させるためのヘッドレス
ト駆動機構68は、概略、以下のように構成される。
ヘッドレスト26は、第3図、第6図を見るとわかるよ
うに、一対のステー70を介して、シートバック72に
連結されている。ステー70は、たとえば、パイプ等か
ら形成され、下端が、シャフト74に固着された一対の
ステーホルダー76に挿通され、たとえば、ステーホル
ダー ステーの切溝7δへの略Ω形形状のスナップ79
の嵌着によって、ステーがステーホルダーに固定される
。そして、シャフト74は、シートバック72に固定さ
れた一対のブラケット80間に、回動可能に架設され、
たとえば、左端部が、ヘッドレスト26を回動する回動
モータ22の出力軸に連結されている。回動モータ22
は、たとえば、モータブラケット82を介して、シート
バック72に固着される。また、ステー70が挿通され
、ステーの前後方向への移動を許容するスリット64が
、ステーの移動範囲にわたってシートバック72の表皮
上端に設けられている。
このような構成では、回動モータ22の駆動によって、
シャフト74が回動され、シャフトとともにヘッドレス
ト26が回動される。たとえば、第3図に示すような、
ヘッドレスト26の支持位置において、中央処理ユニッ
ト20から回動モータ制御リレー3δ、3つに信号が出
力されてリレー接点311a、39aが切換えられると
、回動モータ22は、ンヤフト74を伴なって逆転方向
に駆動される。すると、ンヤフト74の回動によって、
ヘッドレスト26が前方に倒され、第4図に示すように
、ドライバーの後方視界線2δより下方に回動されて、
格納される。
また、第4図に示す格納位置において、中央処理ユニッ
ト20から回動モータ制御リレー38.39に信号が出
力されてリレー接点31a、39aが切換えられると、
ヘッドレスト26が時計方向に回動されて、第3図に示
すように、支持位置に復帰される。
ここで、第6図に示すように、ヘッドレスト26の回動
範囲を規定するヘッドレスト位置検出手段40のポテン
ションメータ41が、回動モータ22の回動角度の測定
可能な位置、たとえば、シャフト74の端部でブラケッ
ト80に固着されている。このような構成では、ポテン
ションメータ4Iがヘッドレスト26の位置を検出し、
ヘッドレストが支持位置、格納位置、または、前後調整
範囲を越えようとすると、中央処理ユニット20を介し
て回動モータ22の駆動を直ちに停止し、ヘッドレスト
の過剰な回動が防止される。
なお、ヘッドレスト位置検出手段40は、ヘッドレスト
26の回動範囲を規定し、ヘッドレストの過剰な回動を
防止すれば足りるため、ポテンションメータ41に限定
されず、他の手段から構成してもよい。
また、第6図に示すように、昇降モータ24がヘッドレ
ストz6に内蔵されている。昇降モータ24は、たとえ
ば、ステー70の上端に固着されたペースブラケット8
8に、モータブラケット9Gを介して固定されている。
ベースブラケット88は、たとえば、略コ字形形状に形
成され、両サイドに、一対の平行リンク92.94の一
端が、たとえば、枢支ビン96によって枢着されている
。枢支ビン96は、Eリング等で取付けられる。たとえ
ば、平行リンク92は、一端に、昇降モータ24の出力
軸のピニオンギヤ98に噛合するセクターギヤ100を
それぞれ有して形成されている。
また、平行リンク92.94の他端は、連結パイプ10
2の両端に連動可能に固着、連結され、連結ビン104
によって、フロントブラケット106に回動可能に取付
けられる。第6図かられかるように、連結ビン104は
、ヘッド104aを有し、フロントブラケット1o6の
一サイドから、挿通孔10710δを介して、連結パイ
プ102内に挿通され、他サイドの外方に延出された延
出部に、たとえば、ワッシャ+09を介してE1Jング
110を嵌入して、離脱不能に支持される。
そして、フロントブラケットの取付片112に、ヘッド
レスト26の本体を形成するカバーのフロン)ハーフ1
14.リヤハーフl 1.6がねじ等で固着され、ヘッ
ドレスト本体をパッド目8、表皮120で覆って、ヘッ
ドレストが構成される(第3図参照)。ここで、リヤハ
ーフ116の下部に切欠き117を設け、ヘッドレスト
26の昇降の際の、ステー70との接触を防止する構成
とされる。また、昇降モータ24の電気配線は、たとえ
ば、保護部材であるハーネス等で保護し、ステー70内
に挿通して、配線される。
このような構成では、昇降モータ24が駆動すると、ピ
ニオンギヤ98を介して、平行リンク92.94が、回
動ビン96を揺動中心として揺動され、平行リンクの揺
動に伴なって、フロントブラケット106、つまりは、
ヘッドレスト26が昇降される。たとえば、第3図に示
すような、ヘッドレスト2Gの初期支持位置において、
中央処理ユニット20から昇降モータ制御リレー51.
52に逆転信号が出力されてリレー接点51a、52a
が切換えられると、昇降モータ24は、逆転方向に駆動
される。そして、昇降モータ24の駆動に伴なってピニ
オンギヤ96が反時計方向に回転し、セクターギヤ10
0とともに平行リンク92.94を時計方向に揺動させ
て、第5図に示すように、ヘッドレスト26が上昇され
る。
また、たとえば、第5図に示すような、ヘッドレスト2
6の支持上限位置において、中央処理ユニット20から
昇降モータ制御リレー51.52に正転信号が出力され
てリレー接点51a、52aが切換えられると、昇降モ
ータ24は、正転方向に駆動される。
そして、昇降モータ24の駆動に伴なってピニオンギヤ
98が時計方向に回転し、セクターギヤ10Gを介して
平行リンク92.94を反時計方向に揺動させて、ヘッ
ドレスト2Gが下降される。
ここで、ヘッドレスト26の昇降範囲を限定する昇降リ
ミットスイッチ53が設けられる(第6図参照)。昇降
リミットスイッチ53は、ヘッドレスト26の上限位置
、下限位置で、たとえば、フロントブラケット106の
上下の取付片112がリミットスイッチを押圧可能なよ
うに、ベースブラケット88に固定される。しかし、こ
れに限定されず、他の部材によって、昇降リミットスイ
ッチ53を押圧可能な構成としてもよい。そして、昇降
リミットスイッチ53は、中央処理ユニット20に接続
され、フロントブラケットの取付片112に押圧されて
オンとなると、中央処理ユニットから昇降モータ制御リ
レー51.52に、昇降モータ24の停止信号が出力さ
れる。すると、昇降モータ24が直ちに停止され、ヘッ
ドレスト26の過剰な昇降が防止される。
実施例においては、昇降リミットスイッチ53によって
、ヘッドレスト26の昇降範囲を規定している。しかし
、これに限定されず、たとえば、ヘッドレスト26の支
持上限位置、初期支持位置でのへ、yドレスト駆動機構
G8の停止時における、昇降モータ24の電流値の上昇
を第2図に示す過電流検出抵抗59で検出して、昇降モ
ータを停止する構成としてもよい。
なお、上記構成のヘッドレスト制御装置10において、
たとえば、中央処理ユニット20を制御ボ。
ラス122内に収納し、制御ボックスを、たとえば、シ
ートのシートバック72内に配設するとよい(第1図参
照)。
上記構成のヘッドレスト制御装置10によるヘッドレス
ト制御ンステムを、第7図のフローチャートに沿って詳
細に説明する。
まず、ヘッドレスト制御装置10のメインスイッチがオ
ンとされる。通常、イグニンシンスイッチ56が、メイ
ンスイッチを兼ね、ドライバーが、着座し、イグニンヨ
ンスイソチをオンにすると、メインスイッチも自動的に
オンとなる(130)。それから、着座検出手段の着座
スイッチ60がオンか否か(+31)が判断される。
ここで、たとえば、リヤシート50への着座者がある場
合を仮定すると、着座検出手段の着座スイッチ60が、
着座者の圧力を検出して、オンとなる。
すると、着座スイッチ60がオンであるため、(131
)においてYESと判断される。そして、調整スイッチ
手段14の上下調整スイッチ44の上方向がオンか否か
(132) 、下方向がオンか否か(133)が判断さ
れる。このとき、一方がオンとされれば、他方がオフと
なる。そして、次に、前後調整スイ・、チ4217) 
1’+ii 方向がオンか否か(134) 、後方向が
オンか否か(135>が判断される。
たとえば、ヘッドレスト26の上下位置を、調整するた
めに、」−下調整スイッチ44を上方にオンとし、前後
1調整スイッチ42を操作しないと仮定すると、(13
2)においてYESと判断され、昇降リミットスイッチ
53が昇降モータ24の逆転方向においてオンか否かが
判断される(136)。そして、(13B>において、
昇降モータ24の駆動可能なオフの状態、つまり、NO
と判断されると、昇降モータが逆転方向に駆動される(
137)。ここで、n11後調整スイツチ42は操作さ
れていないため、(134) 、 (135)において
、いずれもNOと判断される。また、同動モータ22が
駆動しないとともに、保持機構が作動していないため、
(138)、(139)において、いずれもNOと判断
される。
そして、昇降モータ24が逆転方向に駆動し、ヘッドレ
スト26が上限位置まで上昇されて、昇降リミットスイ
ッチ53がオンとなると、(136)においてYESと
判断される。すると、昇降モータ24が駆動しているか
否かが判断され(140) 、昇降モータが駆動してい
るためYESと判断されて、昇降モータが停止される(
IN)。また、昇降リミットスイッチ53がオンとなる
前に、着座者が任意の位置で上下調整スイッチ44をオ
フとすると、(+32)においてN01(140)にお
いてYESとそれぞれ判断されて、昇降モータ24が停
止される(141)ため、ヘッドレスト2Gを任意の位
置に設定できる。
また、」二下調整スイッチ44を下方にオンとすると、
(133)においてYESと判断される。そして、昇降
リミットスイッチ53がオフの状態でNOと判断される
と(142) 、昇降リミットスイッチがオンとなって
YESと判断されるまで、昇降モータ24が正転方向に
駆動される(143)。ヘッドレスト26がド限位置ま
で下降し、昇降リミットスイッチ51がオンとなり、(
142)においてYESと判断されると、(140)に
おいて昇降モータ24の駆動が判断され、YESと判断
されると、昇降モータの駆動が停止される(141.)
。また、昇降りミツトスイッチ51がオンとなる前に、
着座者が任意の位置で上下調整スイッチ44をオフとす
れば、(133)においてN05(I40)においてY
 F、Sとそれぞれ判断される。すると、昇降モータ2
4が停止される(141>ため、ヘノドレス]・26を
任意の位置に設定できる。
また、たとえば、ヘッドレスト26の前後位置を調整す
るために、前後調整スイッチ42を111j方にオンと
し、上下調整スイッチ44を操作しないと仮定すると、
(132) 、 (133) 、 (14f))におい
てそれぞれNOと判断される。すると、(134)にお
いてYESと判断され、ヘッドレスト位置検出手段40
.のボテンソヨンメータ41の測定値αが、回動モータ
Z2の逆転方向における設定値O1より小さいか否かが
判断される(144)。通常、ヘッドレスト26の前後
1訓整範囲内において、ボテンンヨンメータ4】の測定
値αは、回動モータz2の逆転方向における設定値θl
より大きいため、(144)においてNOと判断される
。すると、ボテンンヨンメータ41の測定値αが設定値
θ1より小さくなってYESと判断されるまで、回動モ
ータ22が逆転方向に駆動される(145)。
そして、回動モータZ2が逆転方向に駆動し、へ2ドレ
スト26が前後調整の前限位置まで回動されて、ヘッド
レスト位置検出手段のポテンションメータ41の測定値
αが回動モータ22の逆転方向における設定値θ1より
小さくなると、(144)においてYESと判断される
。すると、(13g)において、回動モータ22が駆動
しているか否かが判断され、YESと判断されると、回
動モータが停止される(146)。また、ポテンション
メータ41の測定値αが設定値θlより小さくなる前に
、着座者が任意の位置でn+1後調整スイッチ42をオ
フとすると、(134)においてNo、(13g>にお
いてYESとそれぞれ判断されて、回動モータ22が停
止される(14B>ため、ヘッドレスト2Sを任意の位
置に設定できる。
また、前後調整スイッチ42を後方にオンとすると、(
134)においてN01(J、35)においてYESと
それぞれ判断される。そして、ポテンションメータ41
の測定値αが回動モータ22の正転方向における設定値
θ2より大きいか否かが判断される(147)。
通常、ヘッドレスト26の前後調整範囲内において、ポ
テンションメータ41の測定値αは、回動モータ22の
正転方向;こおける設定値θ2より小さいため、(14
7)においてNOと判断される。そして、(147)に
おいてNoと判断されると、ボテンンヨンメータ4Iの
測定値αが設定値θ2より大きくなってYESと判断さ
れるまで、回動モータ22が正転方向に駆動される(I
L8) 。
へ・、ドレスト26が初期支持位置まで回動し、ポテン
ションメータ4Iの測定値αが設定値θ2より大きくな
り、(14?)においてYESと判断されると、(13
8)において回動モータ22の駆動が判断され、YF、
Sと判断されて、回動モータが停止される(146)。
また、ポテンションメータ41の測定値αが設定値θ2
より大きくなる前に、着座者が任意の位置で前後調整ス
イッチ42をオフとすると、(135)においてN01
(138)においてYESとそれぞれ判断されて、回動
モータ22が停止される(146)ため、ヘッドレスト
26を任意の位置に設定できる。
また、リャンー)50への着座者がなく、着座スイッチ
60が圧力を検出しない場合は、着座スイッチがオフと
なり、(131)においてNOと判断されるため、前後
調整スイッチ42、上下調整スイッチ44からの制御信
号は遮断され、上下調整、前後調整は不能となる。そし
て、障害物検出手段の感圧スイッチ64がオンか否か(
149)が判断される。
たとえば、ヘッドレスト26が支持位置にあり、ヘッド
レスト26の格納方向における障害物がないと仮定する
と、(149)においてNoと判断され、格納スイッチ
手段のマニュアルスイッチ34がオンか否か(150)
が判断される。そして、(150)においてYESと判
断されると、ポテンションメータの測定値αが1111
後調整範囲内にあるか否か(151)が判断される。ヘ
ッドレスト26が支持位置にあると、(+51) lこ
おいてYESと判断され、保持機構が格納方向にオンと
される(152)。すると、ポテンションメータ41の
測定値αが格納位置での設定値θ3より小さいか否か(
153)が判断され、NOと判断されるど、測定値αが
設定値θ3より大きくなるまで回動モータ22が逆転方
向に駆動される(154)。
ヘッドレス(・26が格納位置まで回動され、ボテンン
ヨンメータの測定値αが格納位置における設定値03よ
り小さくなり、(153)においてYESと判断される
と、(13+1)においてYESと判断されて、回動モ
ータ22の駆動が停止される(146)。そして、(1
52>において保持機構がオンとされているため、(1
39)においてYESと判断され、保持機構がオフとな
り(15G) 、ヘッドレスト26が格納される。
ここで、ヘッドレスト26の格納時において、ポテンシ
ョンメータ41の測定値が格納位置での設定値03より
小さくなる前に、ヘッドレストが荷物等の障害物に接触
し、障害物検出手段の感圧スイッチ64が圧力を検出す
ると、(1,49”)においてYESと判断される。す
ると、(13g)においてYESと判断されて、回動モ
ータの駆動が停止される(146)。
マタ、ヘッドレスト26の格納位置において、復帰のた
めにマニュアルスイッチ34をオンとすると、(+50
)においてYES 、 (151)においてNOとそれ
ぞれ判断され、保持機構が復帰方向にオンとされる(1
57)。すると、(147)においてポテンションメー
タ41の測定値αが正転方向での設定値02より大きい
か否かが判断され、NOと判断されると、測定値αが設
定値θ2より大きくなってYESと判断されるまで回動
モータ22が正転方向に駆動される(i4g)。ヘッド
レスト26が支持位置まで回動され、ポテンションメー
タ41の測定値αが正転方向での設定値θ2より大きく
なり、(147)においてYESと判断されると、(1
311)においてYESと判断されて、回動モータ22
の駆動が停止される(1.46)。そして、(157)
において保持機構がオンとされているため、(139)
においてYESと判断され、保持機構がオフとなり(1
5B) 、ヘッドレスト26が支持位置にui帰する。
ここで、マニュアルスイッチ34をオンとし、回動モー
タ22を駆動した後、マニュアルスイッチをオフとする
と、(150)においてNOと判断される。
しかし、保持機構が作動しているため、(155)、(
158)においてYESと判断されて、回動モータ22
が継続的に駆動される。
また、ヘッドレスト26の支持位置において、たと尤ば
、着座者の着座姿勢が悪いと、着座しているにもかかわ
らず、着座スイッチ60が圧力を検出しないでオフとな
り、(131)においてNOと判断さる。しかし、着座
者の頭部がヘッドレスト26の前面を押圧し、感圧スイ
ッチ64がオンとされていれば、(149)においてY
ESと判断されるため、ヘッドレスト2Gの格納動作は
生じない。
上記のように、この発明のヘッドレスト制御ンステムに
よれば、シートクッション62に設けた着座検出手段1
6によって着座者の有無を検出するとともに、ヘッドレ
スト26に内蔵された障害物検出手段18によってシー
ト上の障害物の有無を検出し、着座者、障害物の双方が
ないときのみ、ヘッドレストが格納可能に構成されてい
る。そのため、リヤシート50、または、助手席への着
座者があるときに、ドライバーが誤って、マニュアルス
イッチ34を操作しても、ヘッドレスト26の格納動作
は発生せず、着座者に不安感を与えることがない。
また、たとえば、体重が軽かったり、着座姿勢が悪いた
めに、着座検出手段の着座スイッチ60、障害物検出手
段の感圧スイッチB4がともに圧力を検出しないときは
、着座者の有無にかかわらず、格納スイッチ手段12の
操作によって、ヘッドレスト26の格納動作が開始され
る。しかし、着座者がいるときに、ヘッドレスト26が
誤って回動動作を開始しても、ヘッドレストが着座者の
頭部に接触して、障害物検出手段の感圧スイッチ64が
圧力を検出すれば、ヘッドレストの回動動作は直ちに停
止されるため、着座者の安全性が十分に確保できる。
そして、ヘッドレスト26の格納位置より高い荷物にお
いても、ヘッドレストが荷物に接触し、感圧スイッチ6
4が圧力を検出すればヘッドレストの回動動作が直ちに
停止されるため、回動モータ22が過負荷によって発熱
することもない。
なお、実施例において、ヘッドレスト26は、リヤシー
トに装着して具体化されているが、助手席に装着される
へ・シトレストにも、リヤシートと同様に構成できる。
この場合、ヘッドレストの調整スイッチ手段14は助手
席サイドのフロントドアのアームレスト等に、また、格
納スイッチ手段12はドライバー リヤシートへの着座
者が操作可能な位置にそれぞれ設けられ、ヘッドレスト
26は、第3図、第4図に示す前方視界線29より下方
に格納する構成とされる。
また、実施例においては、リヤドアを有する4ドアタイ
プの乗用車として具体化しているが、これに限定されず
、たとえば、2ドアタイプの乗用車のりャシートに、こ
の発明のヘッドレスト24を装着し、ヘッドレスト制御
装置ZlOによって制御する構成としてもよい。また、
乗用車に適するとはいえ、これに限定されず、たとえば
、パン等に装着してもよい。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであ
り、この発明を回答限定するものでなく、この発明の技
術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明
に包含されることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
上記のように、この発明に係るヘッドレスト制御ンステ
ムによれば、シートクッションに設けた着座検出手段に
よって着座者の有無を検出するとともに、ヘッドレスト
に内蔵された障害物検出手段によってシート」二の障害
物のイイ無を検出し、着座者、障害物の双方がないとき
のみ、ヘッドレストが格納可能に構成されている。その
ため、リヤシートへの着座者、または、助手席への着座
者があるときに、ドライバーが誤って、格納スイッチ手
段を操作しても、ヘッドレストの格納動作は発生けず、
着座者に不安感を与えることがない。
また、たとえば、体重が軽かったり、着座姿勢が悪いた
めに、着座検出手段、障害物検出手段がともに圧力を検
出しないときは、着座者の有無にかかわらず、格納スイ
ッチ手段の操作によって、ヘッドレストの格納動作が開
始される。しかし、着座者のいるときに、誤って、ヘッ
ドレストの回動動作が開始されても、ヘッドレストが着
座者の頭部に接触して、障害物検出手段が圧力を検出す
れば、ヘッドレストの回動動作は直ちに停止されるため
、着座者の安全性が1・分に確保できる。
更ニ、ヘッドレストの格納位置より高い荷物においても
、ヘッドレストが荷物に接触し、障害物検出手段が圧力
を検出すればヘッドレストの回動動作が直ちに停止され
るため、回動モータが過負荷によって発熱することもな
い。
そして、この発明のへラドレスト制御装置によれば、上
記のヘッドレスト制御システムが適切に遂行でき、ヘッ
ドレストの格納、復帰だけでなく、ヘッドレストの前後
位置、上下位置も容易に調整可能であり、安全性、快適
性が1・分に向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るヘッドレスト制御装置の概略
ブロック図、 第2図は、中央処理ユニットを中心とした詳細なブロッ
ク図、 第3図、第4図、第5図は、ヘッドレストの支持位置、
格納位置、支持上限位置での各縦断面図、第6図は、ヘ
ッドレスト駆動機構の、一部破断の部分分解斜視図、 第7図は、この発明によるヘッドレス!・制御/ステム
のフローチャートである。 10:ヘッドレス)・制御装置、12:格納スイッチ手
段、14:調整スイッチ手段、I6:w塵検出手段、1
8=障害物検出手段、20:中央処理ユニツ(・、22
:回動モータ、24:昇降モータ、26:ヘッドレスト
、28: 後方視’8m、34:マニュアルスイッチ、
36:マイクロコンピュータ(マイコン)、3g。39
H回動モータ制御リレー、40;へラドレスト位置検出
手段、42:ii+後調整スイッチ、44:上下1割整
スイ、チ、51.52  :昇降モータ制御リレー、5
3:リミyトスイッチ、60二着座スイッチ、B4:感
圧スイッチ、68;ヘッドレスト駆動機構。 第1 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)他のシートへの着座者の視界を確保する格納位置
    と、着座者の頭部を支持する支持位置との間でヘッドレ
    ストが回動されるヘッドレスト制御システムにおいて、 シートクッションに設けた着座検出手段によって着座者
    の有無を検出するとともに、ヘッドレストに内蔵した障
    害物検出手段によってシート上の障害物の有無を検出し
    、 障害物がないとき、ヘッドレストの格納方向への信号が
    出力されると、ヘッドレストが他のシートへの着座者の
    視界線より下方の格納位置に回動して前方視界、または
    、後方視界を確保するとともに、 ヘッドレストの格納方向への回動時に、障害物を検出し
    たとき、ヘッドレストの格納が直ちに停止されるヘッド
    レスト制御システム。
  2. (2)シートバック上端に昇降可能に設けられるととも
    に、着座者の頭部を支持する支持位置と後方視界、また
    は、前方視界より下方の格納位置との間を回動可能なヘ
    ッドレストと、 ヘッドレストを回動させるための回動モータと、ヘッド
    レストを昇降させるための昇降モータと、ドライバーの
    操作可能な位置に設けられ、回動モータの駆動を制御し
    て、ヘッドレストの格納、復帰を行なう格納スイッチ手
    段と、 リヤシート、または、助手席への着座者の操作可能な位
    置にそれぞれ設けられ、回動モータ、昇降モータの駆動
    をそれぞれ制御して、ヘッドレストの前後位置、上下位
    置の調整を行なう調整スイッチ手段と、 入力された情報を所定のプログラムに従つて処理して、
    回動モータ、昇降モータの駆動を制御する中央処理ユニ
    ットと、 リヤシート、または、助手席のシートクッションに設け
    られて、着座者の有無を検出する着座検出手段と、 ヘッドレストに内蔵されて、シート上の障害物の有無を
    検出する障害物検出手段と、 を具備し、 格納スイッチ手段、調整スイッチ手段の操作によって、
    回動モータ、昇降モータを駆動し、ヘッドレストの格納
    、復帰、または、前後調整、上下調整が可能であるとと
    もに、 着座検出手段、障害物検出手段によって着座者、障害物
    がいずれも検出されないときのみ、ヘッドレストが格納
    可能に構成されたヘッドレスト制御装置。
  3. (3)障害物検出手段が、ヘッドレストの前面に設けら
    れた感圧スイッチである請求項2記載のヘッドレスト制
    御装置。
JP1080668A 1989-03-31 1989-03-31 ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置 Pending JPH02258436A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515491A (ja) * 1999-12-01 2003-05-07 ペ・ジェ・ア・エレクトロニック 1つまたは複数の車両シートのための移動制御システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515491A (ja) * 1999-12-01 2003-05-07 ペ・ジェ・ア・エレクトロニック 1つまたは複数の車両シートのための移動制御システム

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