JPH0225036Y2 - - Google Patents

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JPH0225036Y2
JPH0225036Y2 JP1985139523U JP13952385U JPH0225036Y2 JP H0225036 Y2 JPH0225036 Y2 JP H0225036Y2 JP 1985139523 U JP1985139523 U JP 1985139523U JP 13952385 U JP13952385 U JP 13952385U JP H0225036 Y2 JPH0225036 Y2 JP H0225036Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば下水管等の地下埋設管とし
て、多数本が接続されて使用されている、環状の
凸条部及び溝部が交互に形成された外壁面と平坦
な内壁面とを有する管の接続構造に関するもので
ある。
[従来の技術] 一般に、二重壁管は、環状の凸条部及び溝部が
交互に形成された外筒の内面に、平坦な壁面を有
する内筒が固着された構造を有している。
この二重壁管は、例えば上下水道管・通信ケー
ブル保護管等の地下埋設管等に使用されている
が、このような用途の場合には、多数本の二重壁
管が接続されて使用されている。
二重壁管の接続構造としては、例えば、第4図
及び第5図a,bに示す構造が知られている。
第4図は、実開昭60−62930(実願昭58−
155340)に記載された二重壁管の継手構造であ
る。図に示すように、一方の二重壁管1の端部に
拡径して形成された受口部2は、該二重壁管1を
構成する外筒3及び内筒4が全周面で密着された
平滑な二重壁構造となつている。この受口部2の
内径は、挿口部5となる他の二重壁管6の端部の
外径と同程度に設定されており、該受口部2に挿
口部5を嵌入して両二重壁管1,6を接続するよ
うになつている。
第5図に示す接続構造は、二つの二重壁管7,
8の切落し端部7a,8aを突合せ、該突合せ部
分の外周を止水用シート9で周状に覆い、さらに
その上から、二分割された一組の鋼製バンド1
0,10を組合せ、該鋼製バンド10,10をボ
ルトBで締めて両二重壁管7,8を固定したもの
である。
[考案が解決しようとする問題点] 第4図に示した接続構造では、受口部2の内外
筒3,4が全面で密着した構造とされているが、
このような構造の受口部2は、後加工で成形する
ことは困難であり、原管製造時に同工程で形成し
なければならない。従つて、このような拡径受口
部2を有する二重壁管1の製造装置は、通常の二
重壁管の製造装置にくらべ複雑なものになつてし
まうという問題点があつた。
また、第5図に示した鋼製バンド10で固定す
る方式は、施工に手間がかかるという問題点があ
つた。
[考案の目的] 本考案は、前記の問題点を解決するためになさ
れたものであり、成形・加工しやすい簡単な構造
であると共に、接続施工も容易であり、かつ、接
続部の水密性が高いこの種凹凸管の接続構造を提
供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 前記の問題点を解決するため、本考案によるこ
の種凹凸管の接続構造は、非膨張性材料層と水膨
張性材料層とを円周方向に重層してなり且つ上面
部に突条が突設されてなるシールリングを、管の
管端部の溝部内に密に装着して挿口とし、該挿口
を、他の管の管端部に拡径形成された受口に嵌入
させて接続したことを特徴としている。
[作用] 受口は、通常の装置で製造された管の管端部を
簡単な装置で拡径して形成することができる。ま
た、挿口には、シールリング装着用の溝を新たに
設ける必要はなく、管の溝部を利用してシールリ
ングを装着させることができる。そして、前記シ
ールリングは水膨張性材料層と非膨張性材料層が
円周方向に重層された構造で上記溝部内に密に装
着されていることから、止水のため必要な圧縮力
が十分得られ強度が向上し、また水膨張性材料層
の膨張方向が非膨張性材料層によつて規制されて
いることから、膨張時のシールリングの蛇行現象
がなく、厚さ方向に有効に膨張して膨張圧力が高
くなることから、止水性が向上する。
また突条が設けられることから、挿入抵抗が小
さく、かく膨張する前の初期止水を突条により有
効に行なわせることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図及び第2図によ
つて説明する。
第1図は、一実施例の接続構造を示す断面図で
ある。図中11は、受口12が形成された一方の
二重壁管であり、13は、挿口14が形成された
他方の二重壁管である。
図に示すように、二重壁管11,13は、環状
の凸条部15及び溝部16が交互に形成された外
筒17の内面に、平坦な内壁面18aを有する内
筒18が固着された構成の熱可塑性樹脂管であ
る。
二重壁管11の管端部11aは、拡径された受
口12とされており、該受口12の内径は、二重
壁管13の外径(外筒17の外径)とほぼ同じに
設定されている。この受口12を形成するには、
二重壁管11の管端部11aを加熱し、開口部か
らマンドレル等の円筒形拡径具を圧入すればよ
い。
二重壁管13の管端部13aは、特に加工され
ていないが、管端部13aの溝部16にはシール
リングとしてのゴム輪19が装着されており、前
記受口12に嵌入される挿口14となつている。
前記溝部16の深さは、二重壁管13の口径に対
して小さいので、シールリングとして通常のゴム
を装着したのでは、止水に必要な圧縮力が出しに
くい。また、圧縮力を出そうとすると、挿入抵抗
が大きくなり、挿入が困難になつてしまう。
そこで、管接続時の挿入抵抗が少く、かつ使用
時には止水に必要な圧縮力を得られるように、本
実施例で使用されるゴム輪19は、前記溝部16
の形状に沿つて断面略台形状のリング部材とされ
ており、第2図aに示すように、ゴム輪19の外
側半部は、非水膨張性材料層としての非水膨張性
ゴム層20とされると共に、該ゴム層20の外周
面には、シール用の突条21が設けられている。
そして、前記非水膨張性ゴム層20の内側、すな
わちゴム輪19の内側半部は、水膨張性材料層と
して水膨張性ゴム層22とされており、両ゴム層
20,22は、固着されて一体になつている。
なお、ゴム輪19の高さ(径方向の最大厚さ)
hは、溝部16の深さHの0.9倍〜1.3倍、好まし
くは、深さHの1.0倍〜1.1倍程度に設定するとよ
い。
また、図示の構成では、装着されたゴム輪19
は1本だけであるが、接続部の水密性を高めるた
めに、2本以上のゴム輪19を装着してもよい。
以上のような構成の接続構造によれば、二重壁
管11の管端部11aを端に拡径するだけの手間
で受口12を形成することができ、該受口12に
嵌入される挿口14は、特に加工を要せず、ゴム
輪19を溝部16に装着させるだけで構成するこ
とができる。
そして、二重壁管11,13相互を接続する際
には、ゴム輪19の挿入抵抗が小さいので特別の
器具等は必要なく、受口12に挿口14を嵌着さ
せるだけでよい。
また、ゴム輪19の水膨張性ゴム層22は、使
用中に水分を吸収して膨張するが、該水膨張性ゴ
ム層22を外側(受口12の内壁面18a側)か
ら覆つている非水膨張性ゴム層20が、該ゴム層2
2の外方へ膨出を拘束するので、水膨張性ゴム層
22は溝部16の内方に押込まれ、溝部16の内
面に隙間なく密着することになる。
このように、ゴム輪19は、使用時を通して、
溝部16及び受口12の内筒8の内壁面18aに
沿つた形状に保持され、両管11,13の間にお
ける安定性が良いので、本実施例の接続構造は長
期間にわたつて安定した良好な水密性を示すこと
になる。
以上説明した実施例では、ゴム輪19が、水膨
張性ゴム層22と非水膨張性ゴム層20とにより
なる複合二層構造とされているが、ゴム輪19の
構造は、別にこれのみに限定されるものではな
い。
例えば、第2図bに示すように、非水膨張性ゴ
ム層23の周囲を水膨張性ゴム層24で完全に覆
つた構成としてもよい。この場合には、使用時に
水を吸収した水膨張性ゴム層24の内、溝部16
の底部に近い側の部分は、非水膨張性ゴム層23
によつて膨出方向を規制され、溝部16の内方に
押込まれて溝部16の内面に隙間なく密着するこ
とになる。また、受口12の内筒18の内壁面1
8aに近い側の水膨張性ゴム層24は、突条25
を該内壁面18aに圧着させて継手の目地をシー
ルすることになる。
従つて、第2図bに示す構造のゴム輪19によ
つても、前記実施例と略同一の作用・効果を得る
ことができる。
以上説明したように、ゴム輪は、一部が水膨張
性ゴム層よりなり、使用時に、溝部の内面や受口
の内壁面に密着して、管の水密性を保つようにし
てあることが必要である。従つて、第3図に示す
ように、ゴム輪の外側半部が水膨張性ゴム層26
で、内側半部が非水膨張性ゴム層27とされた構
造でもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による管の接続構
造によれば、管の挿口の外周溝部に密に装着して
設けたシールリングは、水膨張性材料層と非膨張
性材料層が円周方向に重層された構造で上記溝部
内に密に装着されていることから、止水のため必
要な圧縮力が十分得られ強度が向上し、また水膨
張性材料層の膨張方向が非膨張性材料層によつて
規制されていることから、膨張時のシールリング
の蛇行現象がなく、厚さ方向に有効に膨張して膨
張圧力が高くなることから、止水性が向上する。
またシールリングの上面には、突条が設けられ
ていることから、挿入抵抗が小さく、かく膨張す
る前の初期止水を突条により有効に行なわせるこ
とができる。
従つて、溝部の深さの小さい二重壁管の接続部
において、特に有効な止水性を発揮することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図、第
2図aは、同一実施例におけるゴム輪の断面図、
第2図bは、ゴム輪の他の構造例を示す断面図、
第3図は、ゴム輪の他の構造例を示す断面図、第
4図は、二重壁管の従来の接続構造を示す断面
図、第5図aは、同従来の接続構造を示す断面
図、第5図bは、第5図aにおけるB−B線断面
図である。 11……一方の管、11a……管端部、12…
…受口、13……他方の管、13a……管端部、
14……挿口、15……凸条部、16……溝部、
17……外筒、18……内筒、18a……内壁
面、19……シールリングとしてのゴム輪、2
2,24,26……水膨張性材料層としての水膨
張性ゴム層、20,23,27……非膨張性材料
層としての非水膨張性ゴム層、21,25……突
条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状の凸条部及び溝部が交互に形成された外壁
    面に、平坦な内壁面とを有する管の接続構造に於
    いて、非膨張性材料層と水膨張性材料層とを円周
    方向に重層してなり且つ上面部に突条が突設され
    てなるシールリングを、管の管端部の溝部内に密
    に装着して挿口とし、該挿口を、他の管の管端部
    に拡径形成された受口に嵌入させて接続したこと
    を特徴とする管の接続構造。
JP1985139523U 1985-09-13 1985-09-13 Expired JPH0225036Y2 (ja)

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JPS6249091U JPS6249091U (ja) 1987-03-26
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