JPH0224519Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はダイカストマシンやプラスチツク用射
出成形機などの射出成形装置に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

ダイカストマシンやプラスチツク用射出成形機
などの射出成形装置は、型締された金型のキヤビ
テイ内へ溶湯または溶融樹脂を射出し、その固
化、冷却を待つて型開したのち製品を取出すもの
であつて、金型の近傍には、製品取出装置と、取
出し後次回の射出準備のために金型のキヤビテイ
内を清掃したりキヤビテイ内へ離型剤を塗布した
りするスプレー装置とが設けられている。

第４図および第５図は従来のダイカストマシン
の製品取出装置とスプレー装置との側面図と正面
図であつて、固定盤１と図示しない反対側の固定
盤とを連結する４個のタイロツド２には、図示し
ない型締シリンダで固定盤１に対する遠近方向へ
進退する可動盤３が支持されており、固定盤１と
可動盤３とには、固定金型４と可動金型５とが対
向してそれぞれ固定されている。そして、両金型
４，５には、図示しない射出シリンダによつて溶
湯が射出されるキヤビテイ６が接合面７を境にし
てその両側に設けられている。金型４，５の真上
には、製品取出装置８がアーム９に支持されて配
設されており、また、金型４，５の斜め上方に
は、スプレー装置１０が固定盤１に支持されて設
けられている。このうちの製品取出装置８は、一
対のガイドパイプ１１に摺動自在に支持されて上
端部を連結板１２で連結された一対のガイドバー
１３を備えており、その下端には開閉自在なハン
ド１４が装着されている。また、ガイドパイプ１
１を支持するブラケツト１５には、流体圧シリン
ダ１６が固定されており、そのピストンロツド１
７の作用端はハンド１４に連結されている。一
方、スプレー装置１０は、固定盤１側のブラケツ
ト１８に枢着された４節リンク１９および流体圧
シリンダ２０とを備えており、流体圧シリンダ２
０のピストンロツド２１は、その作用端を４節リ
ンク１９の一端に枢着されている。そして、４節
リンク１９の他端には、エアと離型剤とを噴出す
る複数個のノズルを備えたスプレーヘツド２２が
装着されている。

このように構成されていることにより、キヤビ
テイ６内への溶湯の射出とその固化、冷却が終つ
て、可動盤３の移動により可動金型５が開かれる
と、流体圧シリンダ１６のピストンロツド１７が
前進し、ハンド１４がキヤビテイ６の位置まで下
降して開閉することによりキヤビテイ６内の成形
品を把持したのち、ピストンロツド１７の後退で
ハンド１４が上昇し、装置８全体が移動して成形
品を機外へ放出する。一方、ハンド１４が上昇限
に達すると同時に、流体圧シリンダ２０のピスト
ンロツド２１が前進し、４節リンク１９のリンク
運動によりスプレーヘツド２２が図に矢印で示す
ような軌跡を描いて第５図に鎖線で示す両金型
４，５間へ下降し、キヤビテイ６内へ離型剤を噴
出、塗布したのち、ピストンロツド２１の後退に
より第４図に示す位置へ復帰する。このあと型締
を行なつて上記動作を繰返す。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このように構成された従来の装
置においては、製品取出装置８のハンド１４が上
昇しないうちにスプレー装置１０のスプレーヘツ
ド２２が下降し始めると、ハンド１４とスプレー
ヘツド２２とが干渉するので、ハンド１４が完全
に上昇し終つてからでないと、スプレーヘツド２
２の進入が開始できず、このために成形サイクル
が延長して生産性が低下するという問題があつ
た。

一方、ハンドとスプレーヘツドとを一つの支持
装置に配設したものとして実開昭57−181470号公
報によび特開昭51−116113号公報に開示されたも
のがある。

しかし、これらはいずれも一本の支持部材にハ
ンドとスプレーヘツドが取付けられているため、
スプレー作業中にハンドを機外に移動させるよう
な動作を行わせることができず、サイクルタイム
の短縮化をはかることはできないばかりか、スプ
レー中もハンドが近接した位置にあるから、スプ
レーから飛散した離型剤がハンドで把持した成形
品に付着してしまうという不具合がある。また、
いずれも支持装置が成形機の側部に設けられ側方
からハンドとスプレーヘツドを出し入れする構造
であるから、動作空間を含め機械の占有スペース
が大型化するという不具合もあり、さらに支持部
材として揺動アームまたはリンクを使用している
ため、剛性に問題があり、特に大型の成形機に適
用しにくいという問題もある。

〔問題点を解決するための手段〕

このような問題を解決するために本考案では、
第１のシリンダによつて上２本のタイロツド間を
昇降し上タイロツド高さ位置より上方の上昇限位
置と金型下方の下降限位置と金型に対応するスプ
レー位置との３位置で停止するスプレーヘツドを
備えたスプレー装置と、第２のシリンダによつて
上２本タイロツド間で前記スプレーヘツドとほゞ
同軸線上を昇降し前記スプレーヘツドの上昇限位
置よりも上方の上昇限位置と金型に対応して成形
品を把持する下降限位置とで停止するハンドを備
えた製品取出装置とをそれぞれ固定盤上に設け、
前記製品取出装置のハンドを、上タイロツド高さ
位置より上方から射出成形装置の一側方へと水平
に移動するフレームの端に昇降自在に設けるとと
もに、前記スプレー装置のスプレーヘツドを、上
タイロツド高さ位置より上方であつて前記ハンド
の下側から他側方へと水平に回動するアームの回
動端に設けたものである。

〔作用〕

型開き後、スプレーヘツドとハンドとがほぼ同
時に上タイロツド間を通つて下降し、スプレーヘ
ツドは金型の間を通り過ぎてその下方で停止する
とともに、ハンドは金型に対応する位置で停止し
て成形品を把持する。成形品把持後、ハンドとス
プレーヘツドとはほぼ同時に上昇を開始し、ハン
ドは上昇限位置まで上昇してから一側方へ移動し
成形品を機外へ放出する。一方、スプレーヘツド
は上昇行程途中の金型に対応する位置で一旦停止
してスプレーを行い。しかるのち上昇限位置まで
上昇して機体の他側方へ回動する。

〔実施例〕

第１図ないし第３図は本考案に係る射出成形装
置をダイカストマシンに適用した例を示し、第１
図はこれを適用した横型締型ダイカストマシンの
製品取出装置およびスプレー装置の一部破断側面
図、第２図は同じく正面図、第３図は同じく平面
図である。これらの図において、ダイカストマシ
ン３０は、マシンベース上に固定された固定盤３
１と、この固定盤３１との間を４本のタイロツド
３２で連結されてマシンベース上に固定された図
示しない反対側の固定盤とを備えており、固定盤
３１には固定金型３３が装着されている。また、
タイロツド３２には、型締シリンダで進退する図
示しない可動盤が支持されており、この可動盤に
は、固定金型３３と対向する可動金型３４が装着
されている。３５は両金型３３，３４に分かれて
形成され内部へ溶湯が射出されるキヤビテイであ
る。なお、第１図では可動金型３４が固定金型３
３から遠ざかつた型開状態を示している。

固定盤３１の上面には、側面視をほぼ逆コ字状
に形成された回動軸受台３６が、第２図における
固定盤３１の中心よりも片方のタイロツド３２寄
りに位置して固定されており、この回動軸受台３
６の上下に形成された軸受部３６ａ，３６ｂに
は、アーム軸３７がボールベアリング３８を介し
て回動自在に軸支されている。このアーム軸３７
には、側面視をほぼＳ字状に形成されたアーム３
９が基端ボス部３９ａ，３９ｂを嵌合させて水平
方向へ回動自在に支持されており、上下のボス部
３９ａ，３９ｂ間には、ピニオン４０が軸着され
ている。４１は回動軸受台３６のコ字状部に摺動
自在に支持されてピニオン４０と噛合うラツクで
あつて、回動軸受台３６に固定されたラツク用シ
リンダ４２のピストンロツドに固定されており、
流体圧によりピストンロツドとともに進退してピ
ニオン４０を回動させ、アーム３９を第３図に鎖
線で示すタイロツド３２に対する直交位置と、実
線で示すタイロツド３２との平行位置との間で回
動させるように構成されている。アーム３９の先
端部に形成された角孔３９ｃには、スプレー装置
４３に設けた断面長方形中空状のスプレー支持台
４４が上下動自在に嵌合されており、また、この
嵌合部外壁面には、ピストンロツド４５の作用端
をスプレー支持台４４の突片４６に固定されたス
プレー昇降用として機能する第１のシリンダ４７
が装着されている。スプレー支持台４４の下端部
からは、スプレーヘツドアーム４８がアーム３９
と直交して突出されており、このスプレーヘツド
アーム４８の下面には、エアと離型剤とを噴出す
る複数個のノズルを備えた逆Ｕ字状のスプレーヘ
ツド４９が装着されている。５０は、スプレー支
時台４４上端部のプレート５１と前記突片４６と
を連結してスプレー昇降シリンダ４７を覆うカバ
ーである。また、スプレーヘツド４９に対するエ
アと離型剤の配管、ならびにシリンダ４２，４７
と後述する各シリンダに対する流体圧配管等は、
前記軸受部３６ａから上方へ突出する支持台５２
上の配管ユニツト（図示せず）と、前記プレート
５１に取付けられた配管ユニツト５３ならびにカ
バー５０に装着したバルブユニツト５４を介して
配管されている。そして、スプレーヘツド４９は
ピストンロツド４５の進退により図に符号４９で
示す上タイロツド３２，３２の間であつてこれよ
り上方の上昇限位置と、符号４９Ａで示す金型３
３，３４下方の下降限位置との間で昇降するとと
もに、上昇途中においてスプレーのために図に符
号４９Ｂで示す金型３３，３４対応位置で停止す
るように構成されている。そして、スプレーヘツ
ド４９の下降限位置は、リミツトスイツチ等で規
制されるが、上昇限位置とスプレー位置とは以下
説明するストツパ装置によつて規制される。すな
わち、前記アーム３９の先端部下面には、ストツ
パ用シリンダ５５が装着されていて、そのピスト
ンロツドにはストツパ５６が固定されており、ま
た前記スプレー支持台４４の側面には、ピストン
ロツドの前進時にストツパ５６と係合する上下一
対の係合片５７，５８が固定されている。そし
て、ストツパ５６が上部係合片５７と係合するこ
とにより、スプレーヘツド４９が符号４９で示す
上昇限位置で停止し、ストツパ５６が下部係合片
５７と係合することにより、スプレーヘツド４９
が符号４９Ｂで示す金型対応位置で停止する。な
お、停止に際しては係合片５７が停止位置よりわ
ずかに上昇した位置でストツパ用シリンダ５５が
作動すると同時に昇降シリンダ４７への圧力流体
が抜かれることによりスプレー支持台４４が自重
で下降し、ストツパ５６で停止するように構成さ
れている。

一方、固定盤３１の幅方向中央部には、第３図
に符号Ｐで示す点を回動中心として水平方向へ回
動自在なフレーム５９が、図示しない支持部材で
支持されて配設されており、第３図に鎖線Ｌで示
すタイロツド３２との平行位置と、鎖線L₁で示
す金型３３，３４からの退去位置との間で回動す
るように構成されている。このフレーム５９上に
固定された支持台６０には、全体を符号６１で示
す製品取出装置が、その水平部材６２を嵌合させ
ることによつて、金型開閉方向へ進退調節自在に
支持されている。製品取出装置６１は、スプレー
ヘツド４９のほぼ真上に位置して水平部材６２に
固定された一対の垂直状ガイドパイプ６３を備え
ており、各ガイドパイプ６３には、上端部をプレ
ート６４で連結されたガイドバー６５がそれぞれ
上下動自在に嵌合支持されている。またガイドパ
イプ６３の連結部材には、ガイドバー６５間にあ
つてこれと平行するように第２のシリンダとして
の昇降シリンダ６６が直立状に固定されている。
６７は開閉自在に形成された成形品把持用のハン
ドであつて、前記ガイドバー６５の下端に装着さ
れており、このハンド６７には、前記昇降シリン
ダ６６の流体圧で進体するピストンロツド６８の
作用端が固定されている。このように構成されて
いることにより、昇降シリンダ６６のピストンロ
ツド６８が進退すると、ハンド６７は、スプレー
ヘツド４９の上昇限位置よりも高い位置を上昇限
位置とし、金型３３，３４への対応位置を下降限
位置として昇降する。なお、スプレーヘツド４９
とハンド６７との昇降タイミングは、次のように
設定されている。すなわち、第２図に示すスプレ
ーヘツド４９とハンド６７との上昇限位置から両
者がほぼ同時に下降を開始し、スプレーヘツド４
９が金型３３，３４を通り過ぎて金型３３，３４
下方の符号４９Ａで示す位置で停止するととも
に、ハンド６７は金型３３，３４との対応位置で
停止する。そしてハンド６７が成形品を把持して
上昇を開始すると、スプレーヘツド４９Ａも同時
に上昇を開始し、符号４９Ｂで示す金型３３，３
４との対応位置で停止してスプレーを行なうが、
この間にハンド６７は上昇を続けて、上昇限位置
で停止する。スプレーを終つたスプレーヘツド４
９Ｂが、第２図に符号４９で示す上昇限位置まで
上昇することにより１サイクルが完了する。

以上のように構成されたダイカストマシンの動
作を説明する。型締された金型３３，３４のキヤ
ビテイ３５内へ溶湯が射出され、溶湯の固化、冷
却を持つて型開が行なわれる。このとき図示しな
い突出し装置の作用で成形品は可動金型３４側に
保持される。そこで図に示す状態から２つの昇降
シリンダ４７，６６を同時に作動させてピストン
ロツド４５，６８を同時に前進させると、スプレ
ーヘツド４９が下降するとともに、ハンド６７も
これに追従して下降する。そしてスプレーヘツド
４９は金型３３，３４を通り過ぎたのちリミツト
スイツチにより下降限位置４９Ａで停止し、また
ハンド６７はリミツトスイツチにより金型３３，
３４に対応する位置で停止する。そして、ハンド
６７の開閉と、図示しない押出装置による可動金
型３４からの成形品の押出とをタイミングよく行
なうと、成形品がハンド６７で把持されるので、
両方の昇降シリンダ４７，６６を同時に作動して
スプレーヘツド４９Ａとハンド６７との上昇を開
始する。スプレーヘツド４９Ａが金型３３，３４
に対応してからわずかに上昇すると、上部係合片
５７がストツパ５６を通過するので、昇降シリン
ダ４７の圧力流体を抜くと同時にストツパ用シリ
ンダ５５によりストツパ５６を前進させると、ス
プレー支持台４４が自重でわずかに下降してスト
ツパ５６と係合片５７との係合により停止する。
これによつてスプレーヘツド４９が金型３３，３
４に正しく対応した符号４９Ｂで示す位置で停止
するので、エアと離型剤とを噴出させて、キヤビ
テイ３５内の清掃と離型剤の塗布を行なう。スプ
レーヘツド４９の停止中もハンド６７は上昇を続
け、図に示す上昇限位置に達するとリミツトスイ
ツチにより停止する。スプレー完了後、昇降シリ
ンダ４７が再び作動してピストンロツド４５が後
退するので、スプレーヘツド４９Ｂが上昇し、上
昇限に達してからわずかに上昇すると、下部係合
片５８がストツパ５６を通過するので、昇降シリ
ンダ４７の圧力流体を抜くと同時にストツパ用シ
リンダ５５によりストツパ５６を前進させると、
スプレー支持台４４が自重でわずかに下降してス
トツパ５６と係合片５８との係合により上昇限位
置で正しく停止する。このスプレーヘツド４９の
上昇に先だち、成形品を把持して上昇限位置で停
止したハンド６７は、フレーム５９が第３図に鎖
線L₁を中心線とする位置へ回動することにより、
機外に位置するので、ハンド６７を開閉させて成
形品を機外へ放出する。また、ラツク用シリリン
ダ４２のピストンロツドとともにラツク４１を前
進させると、ピニオン４０が第３図の時計方向へ
回動するのでアーム３９がほぼ90゜旋回してスプ
レーヘツド４４が金型３３，３４の上方位置から
退去する。これによつて金型３３，３４上方にあ
る例えば中子用シリンダ（図示せず）などとの干
渉を回避することができる。

以上説明したように、スプレー装置４３のスプ
レーヘツド４９と製品取出装置６１のハンド６７
とが同時に下降し同時に上昇するので、タイミン
グをずらして別々に下降、上昇していた従来の装
置と比較してサイクル時間が大幅に短縮される。
そして、本実施例においては、ストツパ５６と係
止片５７，５８とを設けてスプレーヘツド４９の
停止位置を上昇限位置と金型対応位置とで規制す
るように構成したので、位置精度が向上する。ま
たスプレーヘツド４９とハンド６７とを金型上方
位置から退去できるように構成したので、中子用
シリンダなどとの干渉を回避することができる。

なお、本実施例は本考案をダイカストマシンに
適用した例を示したが、プラスチツク用射出成形
機にも同様に適用することができる。

〔考案の効果〕

以上説明したように本考案によれば、射出成形
装置において、スプレーヘツドをもつたスプレー
装置とハンドをもつた製品取出装置とをそれぞれ
固定盤上に設け、スプレーヘツドとハンドとを第
１のシリンダと第２のシリンダによつて上２本の
タイロツド間でほゞ同軸線上を昇降させるととも
に、これらを上タイロツド高さ位置よりも上方位
置で射出成形装置の一側方と他側方へと移動ない
し回動する構造としたから、機械の占有面積の狭
小化がはかれるばかりか、スプレー中においても
ハンドを独自に動作させることができので成形サ
イクル時間の短縮化がはかれる。また、スプレー
中に成形品を把持したハンドを遠くへ離間させら
れるから、成形後の成形品の離型剤が付着するよ
うなこともない。さらに、スプレー装置と製品取
出装置とがそれぞれ固定盤上に設けられ、金型の
至近位置でスプレーヘツドとハンドとを昇降させ
るものであるから、支持部材類を短く形成できる
ので、剛性を維持しやすく大型射出成形機にも適
用できるという利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本考案に係る射出成形装
置の実施例を示し、第１図はこれを適用した横型
締型ダイカストマシンの製品取出装置およびスプ
レー装置の一部破断側面図、第２図は同じく正面
図、第３図は同じく平面図、第４図は従来のダイ
カストマシンのスプレー装置の側面図、第５図は
同じく製品取出装置とスプレー装置の正面図であ
る。 ３０……ダイカストマシン、３３……固定金
型、３４……可動金型、４３……スプレー装置、
４７……昇降シリンダ、４９……スプレーヘツ
ド、６１……製品取出装置、６６……昇降シリン
ダ、６７……ハンド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 第１のシリンダによつて上２本のタイロツド間
   を昇降し上タイロツド高さ位置より上方の上昇限
   位置と金型下方の下降限位置と金型に対応するス
   プレー位置との３位置で停止するスプレーヘツド
   ４９を備えたスプレー装置４３と、第２のシリン
   ダによつて上２本タイロツド間で前記スプレーへ
   ツドとほゞ同軸線上を昇降し前記スプレーヘツド
   の上昇限位置よりも上方の上昇限位置と金型に対
   応して成形品を把持する下降限位置とで停止する
   ハンド６７を備えた製品取出装置６１とをそれぞ
   れ固定盤３１上に設けてなり、前記製品取出装置
   のハンド６７は、上タイロツド高さ位置より上方
   から射出成形装置の一側方へと水平に移動するフ
   レーム５９の端に昇降自在に設けられ、前記スプ
   レー装置のスプレーヘツド４９は、上タイロツド
   高さ位置より上方であつて前記ハンド６７の下側
   から他側方へと水平に回動するアーム４８の回動
   端に設けられていることを特徴とする射出成形装
   置。