JPH0224384Y2 - - Google Patents

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JPH0224384Y2
JPH0224384Y2 JP1984129591U JP12959184U JPH0224384Y2 JP H0224384 Y2 JPH0224384 Y2 JP H0224384Y2 JP 1984129591 U JP1984129591 U JP 1984129591U JP 12959184 U JP12959184 U JP 12959184U JP H0224384 Y2 JPH0224384 Y2 JP H0224384Y2
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JP1984129591U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車のフード構造、詳しくは走行
風をエンジンルーム内に導入するために、前面に
開口部を有した上方膨出部が設けられている自動
車のフード構造に関するものである。
(従来技術) 一般に、エンジンルームの上部を開閉自在に覆
うフードパネルは、アウタパネルとインナパネル
とから構成され、両パネルはその周縁部において
ヘミング加工により互いに接合されるとともに、
周縁部以外はインナパネルの要所に形成したレイ
ンフオースメントの縁部や、重量軽減孔の周辺部
などが接着材を介してアウタパネルの下面に接着
されることにより、アウタパネルに対して接合さ
れ、上記接合部を除いてアウタパネルとインナパ
ネルとが所定の間隔(空間)を存して対向してい
る。
一方、ターボ過給機を搭載した自動車のフード
構造として、エンジンルーム内に設けられている
インタクーラなどの冷却機器へ走行風を導入する
ため、前面に開口部を有した上方膨出部を設けた
ものが知られている(たとえば実開昭58−43556
号公報)。
上記上方膨出部は、アウタパネルを部分的に上
方に押し上げることにより形成し、これにより上
方膨出部の前面に空気取入用の開口部が形成さ
れ、この開口部から走行風が導入され、上方膨出
部の内部を通つてインタクーラなどの冷却機器へ
送られる。すなわち、走行風はアウタパネルに形
成された空気取入用の開口部から上方膨出部の内
面と、この上方膨出部の下方に位置するインナパ
ネルの上面とで形成される空間を通り、かつ上方
膨出部と対応する下方の位置でインナパネルに設
けられた開口部を経て、エンジンルーム内に設け
られているインタクーラなどの冷却器に送られ
る。
しかしながら、上記上方膨出部の内面と、この
上方膨出部の下方に位置するインナパネルの上面
とで形成される空間は、その側方と後方において
上述のアウタパネルとインナパネルとが対向して
形成される他の空間に対して部分的に連通してい
る。
したがつて、空気取入用の開口部から上方膨出
部の内面と、インナパネルの上面とで形成される
空間に導入された走行風が、若干他の空間に分散
され、インタクーラなどの冷却機器に導かれる風
量が低下し、冷却効果を損う問題を有している。
(考案の目的) この考案は上記従来の問題を解決するためにな
されたもので、空気取入用の開口部から上方膨出
部の内面とインナパネルの上面とで形成される空
間に導入された走行風を、他に分散されることな
く、有効にエンジンルーム内に導き、冷却効果を
向上させた自動車のフード構造を提供することを
目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するために、この考案は、アウ
タパネルに走行風をエンジンルーム内に導入する
ため、前面に空気取入用の開口部を有する帽子状
断面の上方膨出部が形成され、この上方膨出部と
対応する下方の位置で走行風をエンジンルーム内
に放出する開口部がインナパネルに設けられ、こ
の開口部の側方と後方にわたつて該開口部を囲む
ようにインナパネルに凸条部が形成され、この凸
条部がアウタパネルの内面に向かつて突設されて
いるとともに該凸条部と上記アウタパネルの内面
はシール材を介して当接している構成になつてい
る。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図はこの考案に係るフードパネルを備えた
自動車の一例を示す斜視図であり、1は車体、2
はフードパネルで、このフードパネル2により、
図示されないエンジンが収容されているエンジン
ルームの上部開口3を開閉自在に覆つている。4
は上方膨出部でその前面に空気取入用の開口部5
が設けられ、該開口部5から走行風が取り入れら
れ、上方膨出部4の内部(後述する空間)を通つ
てエンジンルーム内に導入される。
フードパネル2は、第2図に示すように、アウ
タパネル2Aとインナパネル2Bとから構成さ
れ、周縁部6はヘミング加工によつて接合されて
いる。
上方膨出部4は、アウタパネル2Aにプレス加
工により開口部5を形成したのち、アウタパネル
2Aを上方に押し上げることで、第3図に示すよ
うに断面帽子状に形成される。したがつて、開口
部5は、第2図のように上方膨出部4の前端に形
成される前向きの開口部5Aと、該前向きの開口
部5Aの前部に連続する上向きの開口部とからな
る。
インナパネル2Bは、第4図に示すように、複
数の重量軽減孔7と空気導出用の開口部8を有
し、かつこの実施例では、後述する溶接ガン(ス
ポツト溶接ガン)挿通用の孔9が形成され、要所
にレインフオースメント10を形成している。
インナパネル2Bに形成されている空気導出用
の開口部8は、第2図に示すように、上方膨出部
4の下方に対応して設けられ、第5図に示すよう
に、その左右両側方と後方にわたつて開口部8を
囲むように凸条部11が形成されている。該凸条
部11は、インナパネル2Bをプレス加工によつ
て上方に押し上げること、つまり第2図に示すア
ウタパネル2Aの上方膨出部4の内面に向つて押
し上げることにより突設され、第4図および第5
図のように、前後にのびる左右両側方の突条部1
1A,11Bは、前端が最も高く、この前端から
後端にかけて漸次低くなるように形成され、後方
の突条部11Cは、上記左右両側方の凸条部11
A,11Bの後端と同じ高さを有してアウタパネ
ル2Aの内面に沿つて幅方向に形成される。そし
て、第2図に示すように、上記突条部11の上面
とアウタパネル2Aの内面、すなわち上方膨出部
4の内面とが合成樹脂製のシール材12を介して
当接し、これによつてアウタパネル2Aとインナ
パネル2B間のシール性を確保している。
また、この実施例では、上記アウタパネル2A
の開口部5における前縁5x、つまり上向き開口
部5Bの前縁5xが、その下方に設けられている
インナパネル2Bの溶接ガン挿通用の孔9の前縁
9xに重ね合されて、上向き開口部5Bと溶接ガ
ン挿通用の孔9に溶接ガン(図示せず)が貫通さ
れ、上記重ね合されている開口部5の前縁5xと
孔9の前縁9xとが溶接によつて接合される。
13は合成樹脂製のガーニツシユで、上方膨出
部4より外方(前方)の部分の前端面13aと左
右両側端面(図示せず)とがアウタパネル2Aに
形成した段部2aに載置され、上方膨出部4の内
方の部分の後端面13bと左右両側端面(図示せ
ず)とがインナパネル2Bに形成した段部2bに
載置され、インナパネル側からボルトなどで固定
することで、フードパネル2にガーニツシユ13
が取り付けられ、上記溶接部と溶接ガン挿通用の
孔9を隠蔽している。また、上方膨出部4の前端
部外周にガーニツシユ13の門形帯状部13Cが
係合されている。
なお、図中14はベローズで、その上端が空気
導出用の開口部8に嵌合され、下端がたとえばイ
ンタクーラ15に密接してシールされている。
上記構成において、第1図の自動車の走行時、
走行風はフードパネル2に形成した上方膨出部4
の前向きの開口部5Aから導入され、第2図およ
び第3図で示す上方膨出部4の内面とこの上方膨
出部4の下方に位置するインナパネル2Bの上面
とで形成される空間16を通り、空気導出用の開
口部8を経て、インタクーラ15などの冷却機器
に送られる。
上方膨出部4と対応する下方の位置において、
インナパネル2Bに設けられている空気導出用の
開口部8は、第4図に示すように、その両側方と
後方にわたつてインナパネル2Bに形成された凸
条部11により囲まれ、しかも凸条部11の上面
が、第2図に示すシール材12を介して上方膨出
部4の内面に気密に当接してシール性を確保して
いるから、空間16に導入された走行風は、他に
分散されることなく有効に空気導出用の開口部8
からインタクーラ15などの冷却機器に導かれ、
冷却効果の向上が実現される。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、アウ
タパネルに帽子状断面でかつ前面に空気取入用の
開口部を有する上方膨出部が形成され、この上方
膨出部と対応する下方の位置でインナパネルに開
口部が設けられ、この開口部は、その側方と後方
にわたつて、アウタパネルの内面に向つて突設さ
れ、かつアウタパネルの内面にシール材を介して
当接する凸条部によつて囲まれているから、上方
膨出部前面の空気取入用の開口部から導入された
走行風が、他に分散されることなく有効にエンジ
ンルーム内に導かれ、冷却効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るフード構造を適用した
自動車の一例を示す斜視図、第2図は第1図にお
ける−線に沿う縦断側面図、第3図は同−
に沿う横断面図、第4図はインナパネルの平面
図、第5図は上方膨出部を示す斜視図である。 2……フードパネル、2A……アウタパネル、
2B……インナパネル、4……上方膨出部、5…
…空気取入用の開口部、8……開口部、11……
凸条部、12……シール材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンの上部を開閉自在に覆い、インナパネ
    ルとアウタパネルとから構成されるフードパネル
    において、 上記アウタパネルに走行風をエンジンルーム内
    に導入するため前面に空気取入用の開口部を有す
    る上方膨出部が形成され、該上方膨出部は帽子状
    断面に形成されており、この上方膨出部と対応す
    る下方の位置で走行風をエンジンルーム内に放出
    する開口部が上記インナパネルに設けられ、この
    開口部の側方と後方にわたつて該開口部を囲むよ
    うにインナパネルに凸条部が形成され、この凸条
    部がアウタパネルの内面に向かつて突設されてい
    るとともに該凸条部と上記アウタパネルの内面は
    シール材を介して当接している、 ことを特徴とする自動車のフード構造。
JP12959184U 1984-08-27 1984-08-27 自動車のフ−ド構造 Granted JPS6143584U (ja)

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JP12959184U JPS6143584U (ja) 1984-08-27 1984-08-27 自動車のフ−ド構造

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JP12959184U JPS6143584U (ja) 1984-08-27 1984-08-27 自動車のフ−ド構造

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JPS6143584U JPS6143584U (ja) 1986-03-22
JPH0224384Y2 true JPH0224384Y2 (ja) 1990-07-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4023391B2 (ja) * 2003-05-28 2007-12-19 トヨタ自動車株式会社 ミリ波レーダ搭載構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843556B2 (ja) * 1976-12-20 1983-09-27 インベンテイオ・アクテイエンゲゼルシヤフト 開口部閉塞装置

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JPS5843556U (ja) * 1981-09-18 1983-03-23 三菱自動車工業株式会社 自動車のフ−ド構造

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JPS5843556B2 (ja) * 1976-12-20 1983-09-27 インベンテイオ・アクテイエンゲゼルシヤフト 開口部閉塞装置

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JPS6143584U (ja) 1986-03-22

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