JPH0224194A - 受像シート - Google Patents

受像シート

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JPH0224194A
JPH0224194A JP63174230A JP17423088A JPH0224194A JP H0224194 A JPH0224194 A JP H0224194A JP 63174230 A JP63174230 A JP 63174230A JP 17423088 A JP17423088 A JP 17423088A JP H0224194 A JPH0224194 A JP H0224194A
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JP
Japan
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JP63174230A
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Takashi Sumiya
隆 角谷
Hideki Yamagishi
英樹 山岸
Takashi Mimura
尚 三村
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は受像シート、更に詳しくは昇華転写記録用受像
シートに関するものである。
[従来の技術1 従来受像用シートとしては、透明あるいは着色した各種
樹脂−例えばポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂−
よりなるフィルムをそのまま用いたり(特願昭63−6
9005号)、あるいは支持体シート上に、各種樹脂よ
りなるインク受像層を別途設けたり(特開昭62−27
9983号公報、特開昭62−282982号公報、特
開昭62−238790号公報など)する方法が知られ
ていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしこれらの受像体は■感度が低く、特に記録速度を
上げた場合に問題となる■記録された画像がしばらくす
ると濃度低下を起こしたり、ボケできたりするという問
題があった。
本発明は、かかる問題点を改善しの、■共に優れた特性
を示す受像シートを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、(1)昇華性染料受容層を少なくともその片
面に有する昇華転写記録用受像シートにおいて、前記受
像層が膨潤性無機層状ケイ酸塩を含有してなることを特
徴とする昇華転写記録用受像シート、及び(2)膨潤性
無機層状ケイ酸塩粒子の50重量%以上が80nm以下
の厚みを有することを特徴とする請求項1記載の受像シ
ート、を要旨とする。
本発明では受像層成分として膨潤性無機層状ケイ酸塩を
用いることを本質とする。ここで膨潤性とは層間に水を
配位していわゆる[膨潤Jする性質を有することをいい
、本発明の受像層中ではこの膨潤性を利用して少なくと
も部分的に層間分離して形成された微細粒子の形でこれ
が存在することを本質とする。
本発明で用いられる膨潤性無機層状ケイ酸塩は構造的に
はSi04四面体のSi対0の比が理論上2:5のフィ
ロケイ酸塩で結晶単位格子が厚み方向に繰り返された結
晶構造を有するものであり、その代表例を化学式で示す
と次のように表わすことができる。
Wo、3−1.IXl、8〜3.2(Si3.5−4.
5010)21.8−2.2ここで W:層間イオンであり、1種以上のカチオン性イオン。
X:八面***置のイオンであり、Mg2+又はMg2+
を一部をLi中、Fe2+、Ni2”、Mn2”A13
+及びFe3+からなる群から選ばれる少なくとも1種
のイオンで置換したイオン。
0:酸素 z:F−又はOH−の中から選ばれた一種又は二種のイ
オン。
尚、本発明では上記の四面***置のSiA+がGe4+
又はこれらの一部がA13+、Fe3 ”、B3+等で
置きかわったものでもよく、本発明にいう膨潤性無機層
状ケイ酸塩はこれらも包含する。
これらの具体例としては、モンモリロナイト、バーミキ
ュライト等の天然物や前記一般式を有する溶融あるいは
水熱で合成されるテトラシリシックマイカ、デュオライ
ト、ヘクトライト等の合成物の如き粘土系、雲母系鉱物
がある。
これらのうちでも不純物が少ないこと、組成が均一であ
るため均一な結晶となることがら、特に合成物が好まし
く、またその中でも結晶の平面性にすぐれると共に、結
晶サイズが大きいという点から、 WX+o、1−X + 0.1 Mg2.8−X−3,
2+XLix(Si3.5−4.0010)Fl、8−
2.0又は WX−0,1−X+0.1Mg2.8−x−3,2−X
’X(Si3.5−4.0010XOH)1.8−2.
0(ただしx = 0.8〜1.2) なるものが好ましい。また層間イオンWとしては、1種
以上のカチオン性イオンであればよく特に限定されない
が、カチオン性イオンの例として、 (ただしR1は炭素数3以上50以下のアルキル基、R
2−R4は水素又は炭素数1〜10のアルキル基)、 K+、Li十等のアルカリ金属、あるいはMg2+、C
a2”、Ba2+等のアルカリ土金属、M3+を挙げる
ことができる。
膨潤性無機層状ケイ酸塩のサイズは特に限定されないが
、沈降法より測定された平均粒径が0.05pm〜15
pm、好ましくは0.1層m〜8pm、更に好ましくは
0.15pm〜3pmの範囲にある場合、均一な層を得
ることができるため好ましい。また全粒子の50%、好
ましくは80%、更に好ましくは90%の断面写真によ
り測定された該ケイ酸塩厚みが80nm以下、好ましく
は40nm以下、更に好ましくは10nm以下である場
合、画像の濃度低下、ボケがないため特に好ましいので
ある。
又受像層中に占める膨潤性無機層状ケイ酸塩の量(重量
%)は特に限定されないが、通常は0.01重量%以上
95重量%以下、好ましくは0.8重量%以上30重量
%以下、更に好ましくは3重量%以上12重量%以下で
ある。こらは膨潤性無機層状ケイ酸塩の占める割合がこ
の範囲にある場合画像の濃度低下、ボケあるいは受像層
の耐久性の点で特に良好な品質を示すため好ましいので
ある。
本発明における受像シートの構成としては、単層、2層
、あるいは多層そのいずれであってもよく特に限定され
ない。
しかし、その中でも以下に述べる各種シート状基村上に
、別途受像層を設けた場合、感度色調のコントロールが
容易であるため好ましいのである。
各種シート状基材としては、■合成紙(ポリオレフィン
系、ポリスチレン系)、■上質紙、アート紙、コート紙
、キャストコート紙、壁紙裏打用紙、合成樹脂含浸紙、
エマルジョン含浸紙、もしくは合成ゴムラテックス含浸
紙、合成樹脂内装紙、板紙、等のセルロース繊維紙、■
ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリスチレン、メタクリレート、ポリカーボ
ネート等の各種のプラスチックのフィルムもしくはシー
トを挙げることができる。
このうち、■の合成紙は熱伝導率が低い(断熱性が高い
)ので好ましい。又、■〜■の組み合わせの積層体も使
用でき、例えば、セルロース繊維Mと合成紙、セルロー
ス繊維紙とプラスチックフィルムもしくはシート、合成
紙lセルロース繊維紙1舎成紙等がある。
■の合成紙としては、特に微細空孔を有する紙状層を設
けた合成紙(例えば玉子油化合成紙■製“ユボ″)が望
ましく、あるいは、微細空孔を含有する紙状層を直接に
設けたものも使用できる。
膨潤性無機層状ケイ酸塩と併用して受像層として使用す
る樹脂としては、特に限定されないが以下の樹脂が単独
又は2種以上混合された樹脂組成物をその代表例として
挙げることが出来る。
(イ)エステル結合を有するもの。
ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアク
リレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂。
(ロ)ウレタン結合を有するもの。
ボー11ウレタン樹脂等。
(ハ)ポリアミド結合を有するもの。
ポリアミド樹脂(ナイロン)。
(ニ)尿素結合を有するもの。
尿素樹脂等。
(ホ)その他極性の高い結合を有するもの。
ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアクリロニト
リル樹脂。
飽和ポリエステルと塩化ビニルl酢酸ビニル共重合体樹
脂との混合物は混合樹脂による例の一つである。塩化ビ
ニルl酢酸ビニル共重合体樹脂としては重合度200〜
800程度、塩化ビニル成分85〜97%程度が好まし
い。更に塩化ビニルl酢酸ビニル共重合体とてはビニル
アルコール成分やマレイン酸成分を含むものでもよい。
ポリスチレン系樹脂は、受像層を構成する樹脂の好まし
い例である。ポリスチレン系樹脂とては、スチレン第七
ツマ−であるスチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン等の単独重合体や、他のモノマー、例えば、(メ
タ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル等
の(メタ)アクリル系モノマー、もしくは無水マレイン
酸等のうちから選択された任意の1以上の成分との共重
合体が挙げられる。
ポリエステル樹脂等と混合して用いるとよい樹脂として
フェニル変成ポリエステル樹脂がある。
フェニル変成ポリエステル樹脂は、酸成分として、1,
2−ジフェニル−1,2−エタンカルボン酸のようなフ
ェニル基を含有するものを用いる、およびlまたはポリ
オール成分として1,2−ジフェニル−1,2−エタン
ジオールのようなフェニル基を含有するものを用いるこ
とによりポリエステル樹脂中の好ましくは側鎖としてフ
ェニル基を導入したも”のである。
上記いずれの場合でも、更に種々の添加剤を加えること
ができる。
例えば、受容層の白色度を向上させて形成される画像の
鮮明度を高めると共に筆記具による筆記性を与える目的
で酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、クレー、炭酸カル
シウム、微粉末シリカ等が用いられるし、転写された画
像の耐光性を高める目的で紫外線吸収剤およびlまたは
光安定剤を添加することができる。紫外線吸収剤の添加
量は樹脂100重量部に対して0.05〜10重量部、
光安定剤の添加量は0.5〜3重量部である。
受像層には、熱転写シートと重ねて画像を形成する際の
離型剤を向上させる目的で離型剤を受像層に塗布又は練
り込んで適用することができる。
離型剤としては、特に限定されないがポリエチレンワッ
クス、アミドワックス、テフロンパウダー等の他、シリ
コーン系、弗素系もしくはリン酸エステル系の界面活性
剤、もしくはシリコーンオイルが好ましい。
シリコーンオイルとしては油状のものも使用可能である
が、硬化型のものが好ましく、反応硬化型、光硬化型、
もしくは触媒硬化型が使用でき、なかでも、反応硬化型
、例えば、アミノ変成シリコーンオイルとエポキシ変成
シリコ−・ンオイルとを反応により硬化させたものがよ
り好ましい。
上記の硬化型シリコーンオイルの適用の方法として受像
層を構成する組成物に0.5〜30重量%程度添加して
離型剤を含む受像層を形成してもよいが、受像層の表面
の一部に、硬化をシリコーンオイルを適当な溶媒に溶解
もしくは分散させて塗布し、乾燥させることにより受像
層とは別の層として離型剤を形成することもでき、ある
いは又、離型剤を含む組成物を塗布後、シリコーンオイ
ルをブリードさせ、その後にシリコーンオイルを硬化さ
せでも受像層とは別の離型剤を形成することができる。
受像層の形成は、シート状基材上に、受像層を形成する
材料を溶解もしくは分散させて得られる受像層形成用組
成物を使用し、塗布もしくは印刷すればよい。
又基材シート状物と受像層の間に設けられる中間層とし
て代表的なものとしては、クツション性層、多孔層を挙
げることが可能である。又この中間層は、接着剤層とし
ての役目を持っていてもよいのは勿論である。
例えばクツション性層を設ける場合、JIS K2SO
3に規定される100%モジュラスが100Kg/m2
以下0.1Kg/m2以上である場合好適である。
上記の条件に合致する樹脂としては次のようなものが挙
げられる。
ポリウレタン樹脂 ポリエステル樹脂 ポリブタジェン樹脂 ポリアクリル酸エステル樹脂 エポキシ樹脂 ポリアミド樹脂 ロジン変成フェノールbd脂 テルペンフェノール樹脂 エチレンl酢酸ビニル樹脂 上記の樹脂は、1種もしくは2種以上混合して使用する
ことができるが、上記の樹脂は比較的、粘着性を有して
いるので、加工中に支障があるときは無機質の添加剤、
例えばシリカ、アルミナ、クレー、炭酸カルシウム等で
あり、或いは、ステアリン酸アミド等のアミド系物質を
添加してもよい。
クツション性層は上記したような樹脂を必要に応じて他
の添加剤とともに溶剤・稀釈剤等と混練して塗料もしく
はインクとし、公知の塗布方法もしくは印刷方法により
形成でき、その厚みは0.5〜50pm、より好ましく
は2〜2011m程度である。厚みが0.5pm未満で
はシート状基材上の表面の粗さを吸収できず、50pm
を超えると効果の向上が見られない。
このような中間層を形成すると中間層の剛性が低いため
にサーマルヘッドの接触による変形が容易になり、更に
上記の樹脂はガラス転移点や軟化点も低いので熱により
剛性が低くなることも寄与して、転写シートと被転転写
シートとの密着性が向上する。
多孔層としては1)ポリウレタン樹脂等の合成樹脂エマ
ルジョン、メチルメタクリレートlブタジェン系等の合
成ゴムラテックスを機械的撹はんにより発泡させて塗布
したもの、2)上記1)に発泡剤を添加したもの、3)
塩化ビニルプラスチゾル、ポリウレタン等の合成樹脂又
はスチレン/ブタジェン系等の合成ゴムに発泡剤を混合
して塗布したもの、4)熱可塑性樹脂または合成ゴムを
有機溶剤に溶解した溶液と、該有機溶剤に比べ蒸発しに
くく該有機溶剤に対し相溶性を有しかつ熱可塑性樹脂又
は合成ゴムに対して溶解性を有しない非溶剤(水を主成
分とするものを含む)との混合液を、基材上に塗布し乾
燥させることによりミクロ状に凝集した膜を形成してな
るミクロポーラス層等が用いられる。上記1)〜3)の
層は気泡が大きいため、受容層の表面に凹凸が生じるこ
ともあるので、多孔層として、上記4)のミクロポーラ
ス層を設けることが好ましい。
上記4)のミクロポーラス層を形成するのに使用する熱
可塑性樹脂としては、飽和ポリエステル、ポリウレタン
、塩化ビニルl酢酸ビニル共重合体、セルロースアセテ
ートプロピオネート等が挙げられ、又、使用する合成ゴ
ムとしてはスチレンlブタジェン系、イソプレン系、ウ
レタン系等が挙げられ、通常、有機溶剤とてメチルエチ
ルケトン、アルコール等の親水性溶剤が、非溶剤として
は水が用いられる。
多孔層の厚みは3pm以上のものが好ましく特に5〜2
011mのものが好ましい。3pm未満のものは、クツ
ション性、断熱性の効果が発揮されない。
又受像層、基材層あるいは中間層中に、加工工程中ある
いはプリンター内での走行時の静電気を防止するため陽
イオン型、陰イオン型、両性イオン型又は非イオン型の
帯電防止剤を添加してもよいが、膨潤性無機層状ケイ酸
塩を使用するため、特に層間イオンWが炭素数7以下の
アルキルアンモニウムあるいはLi+である場合、帯電
防止効果が発現するため特に添加しなくてもよい。
本発明における昇華性染料は、50℃以上で昇華あるい
は気化する染料であり、主に分散染料、油溶性染料など
熱転写捺染で使用されるものが使用可能である。例えば
、C,1,デイスパースイエローの1.3.8.9.1
6.41.54.60.77又は116など、C,1,
デイスパースレッドの1.4.9.11.15.17.
55.59.60.73又は83など、C,1,デイス
パースブルーの3.14.19.26.56.60.6
4.72.99又は103など、C,1,ソルベントイ
エローの77又は116など、C,1,ソルベントレッ
ドの23.25又は27など、CJ、ソルベントブルー
の36.33又は105などが挙げられる。これらの染
料は一種でも使用可能であるが、数種を混合して使用し
てもよい。
又このような染料と併用されるバインダーは、特に限定
されないが通常は熱可塑性又は熱硬化性樹脂が用いられ
、例えば塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミド
、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポ
リプロピレン、アクノル樹脂、フェノール樹脂、ポリエ
ステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂
、フッ素樹脂、ブチラール樹脂、メラミン樹脂、天然ゴ
ム、合成ゴム、ポリビニルアルコール、セルロース樹脂
等が挙げられる。これらの樹脂は、一種で使用できるが
、数種を混合するか、さらに共重合体を使用してもよい
支持体シート上に昇華性染料層を形成するには、昇華性
染料とバインダーと必要に応じて熱溶融性物質を溶剤又
は水で溶解又は分散して塗布液を作り、これをワイヤー
バーコーター、エアーナイフコーター、グラビアコータ
ーなどで塗布、乾燥すればよい。
昇華性染料層の厚さは、通常0.1〜5011m、好ま
しくは0.5〜2pmが適当である。
次に本発明の受像シートの代表的製造方法について説明
するがこれに限定されるものではない。
単膜で受像シートとする場合には、所定の膨潤性無機層
状ケイ酸塩を含有するシート状物を必要に応じて延伸し
て製造すればよい。又延伸の前後を問わす離型層、クツ
ション層等を適宜設けてもよい。
一方、複合体で受像シートとする場合は、基材シート上
に膨潤性層状ケイ酸塩を含有する層を塗布あるいは押出
ラミネートあるいは基材シートと複合押出ししたシート
状物を、必要に応じて延伸して製造する。又この場合も
延伸の前後を問わす離型層、クツション層等を適宜設け
てもよい。
[実施例] 実施例1 (1)受像シートの製造 玉子油化■製の合成紙(商品名“ユボ″、厚さ130μ
m)を支持体シートとして、この上にA、水溶性ポリエ
ステル共重合体 85重量%(酸成分としては5−スル
ホイソフタル酸ナトリウムとテレフタル酸とイソフタル
酸をモル比で15対70対15の割合で、又ジオール成
分としてはエチレングリコールを使用したポリエステル
共重合体を用いた) B、 XMg2L1(Si40to)F2(層状ケイ酸
塩)10重量%但し、X:CH3−(CH2)3−NH
3又沈降法で測定した平均粒径は1011mであり、受
像層の断面写真から判定したところ50重量%以上は8
0nm以下の厚みであった。
C0水分散性ジメチルポリシロキサン5重量%の組成物
10重量%水溶液をワイヤーバーで塗布60℃で乾燥し
、厚さ4pmの染料受容層を形成、受像シートとした。
(2)転写シートの製造 昇華性染料(C,1,Disperse Red 60
) :5重量部エチルセルロース=5重量部 メチルエチルケトン=90重量部 の組成液を5.7pmのポリエステルフィルム(東し株
式会社製“ルミラー′′F53)上に塗布、厚さlpm
の昇華性染料層を形成した。
又ポリエステルフィルム非染料層側に耐熱層としてシリ
コーン樹脂層を設けた。
(3)記録と評価 前記受像シートに密度8ドツト/mmのライン型サーマ
ルヘッド(0,2W/dat)を用いて前記転写シート
上の昇華性染料を転写する。
このようにして得られた受像シートを室内に常温で半年
間放置色調の変化を調べたところ、画像のボケ、濃度低
下は殆んどみられなかった。
比較例1 層状ケイ酸塩を0重量%に、水溶性ポリエステル共重合
体を95重量%とじた以外は実施例1と同様に製造、記
録、評価したところ、画像の濃度低下、ボケが著しかっ
た。
実施例2 層状ケイ酸塩を30重量%に、水溶性ポリエステル共重
合体を65重量%とじた以外は実施例1と同様に製造、
記録、評価したところ画像の濃度低下、ボケは殆んどみ
られなかった。
実施例3 水溶性ポリエステル共重合体を市販の水分散性ポリエス
テル樹脂“パイロナール” MD−1200(東洋紡績
株式会社製)と変更、他は実施例1と同様に製造、記録
、評価したところ、画像の濃度低下、ボケは殆んどみら
れなかった。
実施例4 層状ケイ酸塩を、沈降法で測定した平均粒径は2pmと
変更、他は実施例1と同様に製造、記録、評価したとこ
ろ、画像の濃度低下、ボケはみられなかった。但しここ
で使用した層状ケイ酸塩の厚さを受像層の断面写真から
判定したところ、50重量%以上は10nm以下であっ
た。
[発明の効果] 本発明は、昇華性染料受容層中に膨潤性無機層状ケイ酸
塩を添加したので、■感度、■記録された画像の濃度低
下やボケ共に優れたフィルムを得ることが出来たもので
ある。
手続補正書 1事件の表示 昭和63年特許願第174230号 2発明の名称 受像シート 3補正をする者 事件との関係  特許出願人

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)昇華性染料受容層を少なくともその片面に有する
    昇華転写記録用受像シートにおいて、前記受像層が膨潤
    性無機層状ケイ酸塩を含有してなることを特徴とする昇
    華転写記録用受像シート。
  2. (2)膨潤性無機層状ケイ酸塩粒子の50重量%以上が
    80nm以下の厚みを有することを特徴とする請求項1
    記載の受像シート。
JP63174230A 1988-07-12 1988-07-12 受像シート Pending JPH0224194A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0255193A (ja) * 1988-08-19 1990-02-23 Goyo Shiko Kk 昇華転写受像紙及びその製造方法
JPH04314594A (ja) * 1991-04-12 1992-11-05 Tomoegawa Paper Co Ltd 被熱転写媒体およびその製造方法
JP2013071305A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写受像シート

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