JPH02239740A - トークンバス型ローカルネットワークシステムにおける優先度付緊急通信制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、バス状の伝送路と、この伝送路に接続され、
その伝送路上での同時伝送によるデータの衝突を検出す
る機能を有する複数のデータ伝送装置とを有し、前記デ
ータ伝送装置がデータを先頭にプリアンプルを含むフレ
ーム単位の構成で伝送するトークンバス型ローカルネッ
トワークシステムに関し、特に緊急通信制御方式に関す
る。

従来、バス型ローカルネットワークシステムにおいて採
用されている伝送制御方式は、バス上にデータが存在し
ないことを確認してフ・レームを送信するＣＳＭＡ方式
や、さらに非同期に送信されたフレームが他のデータ伝
送装置の送信したフレームと衝突したことを検知する機
能を有するＣＳＭＡ／ＣＤ方式が一般的である。しかし
ながら、フレームの衝突の発生を前提しているため、一
定の限られたレスポンスタイムを必要とするようなネッ
トワークシステムにおいては、ＣＳＭＡ，ＣＳＭＡ／Ｃ
Ｄ方式は高負荷時における性能面で不適当である． このため、バス型ローカルネットワークシステムにおい
て、トークンフレームを受信したデータ伝送装置のみが
送信を許されるトークンフレームによる送信の制御方式
が考久られ、トークンバス型ローカルネットワークシス
テムと呼ばれている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のトークンフレームによる送信制御方式で
は、緊急に送信したい場合においても、トークンフレー
ムを受信するまで送信ができないため、ローカルネット
ワークシステムにおける各情報処理システム間で一斉に
同期をとり行なう処理や各情報処理システムに対する強
制イニシャライズ処理などのような緊急性を必要とする
通信ができないという欠点がある。

本発明の目的は、トークンフレームの受信を待つことな
く、早期に緊急通信を行なうことができる緊急通信制御
方式を提供することにある．〔課題を解決するための手
段〕 本発明のトークンバス型ローカルネットワークシステム
における優先度付緊急通信制御方式は、複数のデータ伝
送装置のうち緊急通信を行なおうとするデータ伝送装置
は、前記伝送路上に通常通信用の通常フレームが伝送さ
れているときに強制的に緊急通信用の緊急フレームを送
信し、既に伝送中の通常フレームと衝突を発生させて他
のデータ伝送装置の送信を中断させ、前記緊急フレーム
を構成するプリアンプル送出中に衝突が発生しなくなっ
た場合には、送信を続行して全緊急フレームを送出し、
前記緊急通信を行ない、かつ前記緊急通信完了後緊急通
信完了を示すフレームを全データ伝送装置に対して送信
して前記緊急通信の完了を通知し、前記プリアンプル送
出完了後も衝突が発生している場合には、前記緊急フレ
ームの送信を停止するように制御して、その後前記送信
を中断したデータ伝送装置は前記緊急通信完了のフレー
ムを受信後、衝突により破壊された通常フレームを再送
するものである。

〔作　用〕

複数のデータ伝送装置から緊急通信を行なう事象が発生
し、伝送路上にフレームが伝送されているときに強制的
に各フレームの送信を行ない、すでに伝送中のフレーム
とコリジョンを発生させ送信を中断させ、かつ優先度の
高い緊急通信以外の緊急通信をも中断させるので、トー
クンフレームの受信を待つことなく、早期に緊急通信を
行なうことができる． 〔実施例〕 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示すトークンバス型ローカ
ルネットワークシステムのブロック図である． このバス型ローカルネットワークシステムは、バス状の
伝送路１と、この伝送路１に接続されたデータ伝送装置
２−１〜２−Ｎとで構成され、これら各データ伝送装置
２−１〜２−Ｎはそれぞれフレームの送受信機能および
フレームのコリジョン検出機能を有している。

データ伝送装置２−１〜２−Ｎは、伝送路１上を伝送さ
れてくるフレームを受信し自分宛のフレームであるか否
かを判断する受信制御部３と、制御部６から送られてく
るフレームを伝送路１へ送出する送信制御部４と、伝送
路１上のフレームのコリジョンを検出するコリジョン検
出部５と、データ伝送装置全体を制御する制御部６とに
よって構成されている。そして上記受信制御部３と送信
制御部４、コリジョン検出部５および制御部６は、伝送
路１上にフレームの送信を行ない、既に伝送中のフレー
ムと衝突を発生せしめ他のデータ伝送装置の送信を中断
させて緊急通信を行なう手段を構成している。

通常、各データ伝送装置２−１．２−２，・・・２−Ｎ
はネットワーク上の他のデータ伝送装置と区別するため
にネットワーク上のアドレスを有している。また、デー
タの転送はフレームの単位で行なわれる。そして１つの
フレームは図には示していないが一般に、フレームの先
頭から同期合せのためのデータであるプリアンプルと、
送信先のデータ伝送装置のアドレスと、送信元のデータ
伝送装置のアドレスと、トークンフレーム、応答フレー
ム、データフレームの種類を区別するフレーム種別情報
と、データと、伝送フレーム全体のチェックサムを計算
したＦＣＳを含んでいる．また、トークンフレームの伝
送される順序は予め定められた順序に従いネットワーク
上を伝送されている。

ここで、データ伝送装置２−１〜２−Ｈにおける送受信
制御は次のようにして行なわれる。

まず、送信は制御部６から送信制御部４に対して送信指
示を行なうことにより開始され、この送信制御部４が制
御部６から送られてくるフレームを伝送路１へ送出する
ことにより行なわれる。次に、受信は伝送路１上を伝送
されてくるフレームを受信制御部３が常時受信しており
、自分宛のフレームであれば制御部６へ受信したフレー
ムを送出し、自分宛のフレームでなければ廃棄すること
により行なわれる。また、送信中に伝送路１上の他のデ
ータ伝送装置からフレームが同時に送信され、コリジョ
ンが発生した場合にはコリジョン検出部５がこれを検出
し、制御部６ヘコリジョンを検出した旨を通知する． さて、本発明による緊急通信は下記のようにして行なわ
れる． まず、緊急通信を行なおうとするデータ伝送装置が既に
トークンフレームを受信している場合には通常の′送信
動作と全く同様にして緊急通信を行なう。

次に、データ伝送装置が未だトークンフレームを受信し
ていない場合について一例としてデータ伝送装置２−１
がデータ伝送装置２−Ｎヘデータフレームを送信しよう
としているとき、データ伝送装置２−２．２−３がデー
タ伝送装置２−５．２−６へ各々緊急通信する場合につ
いて説明する。

データ伝送装置２−１は自分宛のトークンフレームを受
信制御部３で受信すると、制御部６へ受信したフレーム
を送出し、送信制御部４が制御部６から送られてくるデ
ータ伝送装置２−Ｎ宛のデータフレームを送信する。こ
の時データ伝送装置２−２．２−３は伝送路１に送信さ
れているフレームを受信制御部３で受信し始めると同時
に緊急通信の優先度に比例した長さのプリアンプルを含
む緊急通信用のフレームを送信制御部４から伝送路１へ
送信して強制的にコリジョンを発生させる。そしてデー
タ伝送装置２−１は、このコリジョンをコリジョン検出
部５によって検出すると、ネットワーク上に緊急通信を
行なおうとしているデータ伝送装置が存在することを知
り、送信を一時中断する．また、データ伝送装置２−２
．２−３は、緊急通信用フレームの送信を開始するとコ
リジョンを検出するが、そのまま送信を継続する．デー
タ伝送装置２−２．２−３のうち、プリアンプルの送信
期間中にコリジョンが検出されなくなったデータ伝送装
置（本例ではデータ伝送装置２−３とする）は、送信を
継続しフレームの全データを送信する．プリアンプルの
送信完了後もコリジョンが検出され続けているデータ伝
送装置（本例ではデータ伝送装置２−２）は、送信を一
時中断する． 一方、データ伝送装置２−６は、この緊急通信用のフレ
ームを受信制御部３によって受信すると、その受信した
旨を通知するためにデータ伝送装置２−３に対して応答
フレームを送信制御部４から送信する。そしてデータ伝
送装置２−３は、データ伝送装置２−６からの応答フレ
ームを受信制御部３で受信して所望の緊急通信を終了す
る。

さらに、データ伝送装置２−３は、緊急通信が完了した
旨を全データ伝送装置に通知するため、ネットワークシ
ステムであらかじめ決められた緊急通信完了を示すフレ
ームを全データ伝送装置に対して送信を行なう． 次に、送信を中断していたデータ伝送装置２−１は、こ
の緊急通信完了のフレームを受信すると、再度同じデー
タフレームをデータ伝送装置２−Ｎに対して送信する．
また、一方データ伝送装置２−２もこの緊急通信完了の
フレームを受信すると再度緊急通信を行なうために緊急
フレームを送信し、データ伝送装置２−３の動作と同様
にしてデータ伝送装置２−５への緊急通信を行なう． 以上のような緊急通信を行なうことにより、トークンフ
レームを受信しなくても何ら不都合なく早期に緊急通信
が可能となる． 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は、トークンバス型ローカル
ネットワークシステムにおいて、複数のデータ伝送装置
から緊急通信を行なう事象が発生し、伝送路上にフレー
ムが伝送されているときに、強制的に各フレームの送信
を行ないすでに伝送中のフレームとコリジョンを発生さ
せ送信を中断させ、かつ優先度の高い緊急通信以外の緊
急通信をも中断させることにより、トークンフレームの
受信を待つことなく、緊急通信が複数個発生しても、何
ら不都合なく早期に緊急通信を行なうことができるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すトークンバス型ローカ
ルネットワークシステムのブロック図、第２図はデータ
伝送装置２−１〜２−Ｈのブロック図である。 １・・・・・・・・・・・・・・・・・・伝送路、２−
１〜２−Ｎ・・・・・・・・・データ伝送装置、３・・
・・・・・・・・・・・・・・・・受信制御部、４・・
・・・・・・・・・・・・・・・・送信制御部、５・・
・・・・・・・・・・・・・・・・コリジョン検出部、
６・・・・・・・・・・・・・・・・・・制御部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、バス状の伝送路と、この伝送路に接続され、その伝
   送路上での同時伝送によるデータの衝突を検出する機能
   を有する複数のデータ伝送装置とを有し、前記データ伝
   送装置がデータを先頭にプリアンプルを含むフレーム単
   位の構成で伝送するトークンバス型ローカルネットワー
   クシステムにおいて、 前記複数のデータ伝送装置のうち緊急通信を行なおうと
   するデータ伝送装置は、前記伝送路上に通常通信用の通
   常フレームが伝送されているときに強制的に緊急通信用
   の緊急フレームを送信し、既に伝送中の通常フレームと
   衝突を発生させて他のデータ伝送装置の送信を中断させ
   、 前記緊急フレームを構成するプリアンプル送出中に衝突
   が発生しなくなった場合には、送信を続行して全緊急フ
   レームを送出し、前記緊急通信を行ない、前記緊急通信
   完了後緊急通信完了を示すフレームを全データ伝送装置
   に対して送信して前記緊急通信の完了を通知し、 前記プリアンプル送出完了後も衝突が発生している場合
   には、前記緊急フレームの送信を停止するように制御し
   て、その後前記送信を中断したデータ伝送装置は前記緊
   急通信完了のフレームを受信後、衝突により破壊された
   通常フレームを再送する、トークンバス型ローカルネッ
   トワークシステムにおける緊急通信制御方式。