JPH02238044A - 目地材組成物 - Google Patents

目地材組成物

Info

Publication number
JPH02238044A
JPH02238044A JP5861289A JP5861289A JPH02238044A JP H02238044 A JPH02238044 A JP H02238044A JP 5861289 A JP5861289 A JP 5861289A JP 5861289 A JP5861289 A JP 5861289A JP H02238044 A JPH02238044 A JP H02238044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tables
formulas
weight
joint material
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5861289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2742289B2 (ja
Inventor
Seiichi Yanagisawa
柳沢 誠一
Noriaki Shin
新 憲明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP5861289A priority Critical patent/JP2742289B2/ja
Publication of JPH02238044A publication Critical patent/JPH02238044A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2742289B2 publication Critical patent/JP2742289B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、下水道やトンネル等の工事において、セグメ
ント間の接合部(目地)に用いる目地材組成物に関する
く従来の技術〉 下水道やトンネル等の工事には、種々の工法が知られて
いるが、一般的には、コンクリート製等のセグメントを
用い、その接合部に目地材を配する工法(シール工法)
が行われている. シール工法における目地の形成は、特に下水道工事にお
いては、耐水性が要求されるため、専ら室温硬化性二液
型エポキシ樹脂組成物を、主に手作業によってセグメン
トの接合部に詰め、硬化させることによって行われてい
る.く発明が解決しようとする課題〉 従来より、シール工法における目地の形成には、専ら室
温硬化性二液型エポキシ樹脂組成物が用いられている.
 しかし、上記室温硬化性二液型エポキシ樹脂組成物を
用いる目地の形成には、下記の問題点がある. ■二液型エポキシ樹脂組成物を用いるため、使用時に主
剤と硬化剤とを計量、混合しなければならず、作業が煩
雑である。
■主剤と硬化剤とを混合後の可使時間が短く、また、ゴ
ム手袋を着用し、エポキシ樹脂組成物が手(手袋)に付
着しないように水で湿らせながら混練し、目地部に詰め
るが、エポキシ樹脂組成物が粘着性を有するため、手(
手袋)にべとつき、一旦手(手袋)等に付着したものを
洗い落としにくい等、施行作業性に難点がある. ■コンクリート製等のセグメントへの接着力が十分でな
いため、予めブライマーで処理しておかねばならない場
合がある. ■硬化物は柔軟性に乏しい(伸びが10%以下)ので、
セグメントの温度変化による膨張、収縮や振動を吸収で
ぎず、クラックが発生する. 本発明は、上記の事実に鑑みてなされたものであり、一
液型であり、粘着性が制御されているために作業性に優
れ、ブライマーを用いずに施行可能であり、硬化物(目
地材)が適度な柔軟性を有するためにクランク追従性と
耐水性に優れる目地材組成物の提供を目的とする.く課
題を解決するための手段〉 本発明は、室温硬化性一液型エポキシ樹脂組成物であっ
て、エポキシ樹脂(a)、式■で示されるケチミン(b
)、変性シリコーン樹脂(c)、変性シリコーン樹脂用
触媒(d)、シラン化合物(e)および非イオン性界面
活性剤(f)を含有し、粘度が50.000〜200,
000ポイズ(20℃)であり、硬化後の伸びが20〜
300%であることを特徴とする目地材組成物を提供す
るものである。
R I            R 3C − N −
 X − N = C      −・− ・弓R2 
           R 4 (式中、R I  R2  R3およびR4は、水素、
炭素数1〜6のアルキル基またはフェニル基、Xは炭素
数2〜6のアルキレン基または炭素数6〜12の非隣位
アリーレン基を示す)前記変性シリコーン樹脂は、 式!! R1 1            ・・1! (R2 0)3−。 −Si− (式中、Rlは炭素数1〜12の1価の炭化水素基、R
2は炭素数1〜6の1価の炭化水素基、nはO〜2の整
数である) で示される加水分解性ケイ素官能基を末端に有するシリ
コーン樹脂であるのがよい。
また、前記変性シリコーン樹脂は、前記エポキシ樹脂1
00重量部に対して10〜500重量部含まれるのがよ
い。
前記シラン化合物は、アミノアルキルアルコキシシラン
、エポキシアルキルアルコキシシラン、メルカブトアル
キルアルコキシシランまたはこれらの共重合体であって
、分子量が2000以下のアルコキシシラン屈導体であ
るのがよい. また、前記シラン化合物は、前記エポキシ樹脂100重
量部に対して0.1〜501i量部含まれるのがよい。
前記非イオン性界面活性剤は、式■〜式暦で示される化
合物のうちの1種以上であるのがよい。
[“゛ R’0 {−CHzCH20 +l−{−f:}ICH
zO+−TH04C}IzCH2Q÷r}I ・・・■ R’CON}I{−CH.CH20升一HR’COO 
{−C}I.C}120 −}F−8R’COO {−
CHaCHtO +r−C}l2cHacOOR2・・
・■ ・・・■ ・・・■ ・・・暦 (式II1〜式窟において、RlおよびR2は炭素数6
〜22のアルキル基、℃およびmは0または正の整数、
nおよびpは正の整数である)また、前記非イオン性界
面活性剤は、前記エポキシ樹脂100重量部に対して1
〜30重量部含まれるのがよい。
さらに、本発明の目地材組成物には、脱水剤が、前記エ
ポキシ樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部含
まれるのがよい。
以下に、本発明を詳細に説明する。
はじめに、本発明の目地材組成物に含有される成分につ
いて説明する。
本発明に用いるエポキシ樹脂(a)は、常温における性
状が液状であるエポキシ樹脂であれば、いずれでもよい
エポキシ樹脂(a)としては、例えば、ビスフェノール
A,ビスフェノールF1ビスフェノールAD等とエビク
ロールヒドリンを反応させて得られるビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールAD型エポキシ樹脂等や、これらに水添し
たエポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、
ノボラック型エポキシ樹脂、ウレタン結合を有するウレ
タン変性エポキシ樹脂、メタキシレンジアミンやヒダン
トインなどをエポキシ化した含窒素エポキシ樹脂、ポリ
ブタジエンあるいはNBRを含有するゴム変性エポキシ
樹脂等があげられるが、これらに限定されるものではな
い。
また、エポキシ樹脂(a)は、一種類のみでも、二種類
以上を併用してもよい。
エポキシ樹脂(a)の硬化剤としては、下記式!で示さ
れるケチミン(b)を用いる.RI         
    R 3C=N−X−N  士 C R2             R4 ・・ I (式中、RI R2 R3およびR4は、水素、炭素数
1〜6のアルキル基またはフェニル基、Xは炭素数2〜
6のアルキレン基または炭素数6〜12の非隣位アリー
レン基を示す)ケチミン(b)は、水分のない状態では
安定に存在するが、水分によって第一級アミンになり、
エポキシ樹脂(a)の硬化剤として機能する。 即ち、
ケチミン(b)は、潜在性硬化剤である。 そして、こ
れにより、成分(a)〜(f)を含む本発明の室温硬化
性一液型エポキシ樹脂組成物である目地材組成物の貯蔵
安定性が高まるとともに、使用時の硬化性が良好なもの
となる。
このようなケチミン(b)としては、1.2ーエチレン
ビス(イソベンチリデンイミン)、1.2−ヘキシレン
ビス(イソペンチリデンイミン)、i,2−プロピレン
ビス(イソベンチリデンイミン)、p,  p  −ビ
フェニレンビス(イソペンチリデンイミン)、t,2−
エチレンビス(イソブロビリデンイミン)、1,3一ブ
ロビレンビス(イソプロビリデンイミン)、p−フェニ
レンビス(イソベンチリデンイミン)等が例示される。
ケチミン(b)は、一種類でも、二種類以上を併用して
もよい。
ケチミン(b)の使用量は、前記目地材組成物が貯蔵さ
れる期間にもよるが、一般には、エポキシ樹脂(a)i
oo重量部に対して1〜60重量部、好ましくは10〜
30重量部とする。  1重量部未満では、硬化速度が
遅くなるので好ましくなく、一方、60重量部を超える
と、貯蔵時にエポキシ樹脂(a)が硬化しゃすくなり、
貯蔵安定性が低下するので好ましくない。
本発明に用いる変性シリコーン樹脂(c)とは、例えば
、アミノ基、フェニル基、アルコキシ基等の官能基が導
入されたシリコーン樹脂をいうが、下記式IIで示され
る加水分解性ケイ素官能基を末端に有するシリコーン樹
脂を用いることが好ましい。
Rl (R”  O)  .・n  ・S  i  ・   
      ・・u(式中、R1は炭素数1〜12の1
価の炭化水素基、R2は炭素数1〜6の1価の炭化水素
基、nはO〜2の整数である) より具体的には、末端にメチルジメトキシシリル基を有
するシリコーン樹脂等が例示され、市販のもの、例えば
、ポリ(メチルジメトキシシリルエチルエーテル)(M
SP20A.’4淵化学工業社製)が使用できる。
これらの変性シリコーン樹脂は、一種類のみを使用して
もよいし、二種類以上を併用してもよい。
このような変性シリ.コーン樹脂の使用は、目地材への
可撓性付与のために重要である。
変性シリコーン樹脂の使用量は、エポキシ樹脂(a)1
00重量部に対して、好ましくは10〜500重量部、
さらに好ましくは50〜200重量部とする。  10
重量部未満であると、目地材の可撓性が十分ではなく、
一方、500重量部を超えると、接着性が悪くなるので
好ましくない。
変性シリコーン樹脂用触媒(d)とは、上記の変性シリ
コーン樹脂(c)を硬化させる触媒である。 即ち、変
性シリコーン樹脂(c)の硬化は、変性シリコーン樹脂
用触媒(d)の存在で、空気中の水分により行われる。
より具体的には、ジブチル錫オキサイド等のスズ化合物
、オクチル酸鉛等の如きカルボン酸の金属塩、シブチル
アミン−2−エチルヘキソエートの如きアミン塩等が例
示され、一種類でも二種類以上を併用してもよい。
変性シリコーン樹脂用触媒(d)の使用量は、一般的に
は、変性シリコーン樹脂(c)100重量部に対して0
.1〜10重量部である。
本発明に用いるシラン化合物(e)とは、下記式Wで示
されるいわゆるシラン系カップリング剤や、該カップリ
ング剤とボリマーとの反応生成物をいう。
R’ St (OR’ ).   ・・W(式中、R1
はアルキル基、R2はアミノ基、メルカブト基、ビニル
基、エポキシ基等の有機官能基である) なお、シラン化合物(e)としては、アミノアルキルア
ルコキシシラン、エポキシアルキルアルコキシシラン、
メルカプトアルキルアルコキシシランまたはこれらの共
重合体であるアルコキシシラン話導体を用いることが好
ましい。
より具体的には、アミノブ口ビルトリメトキシシラン、
アミノプロピルトリメトキシシランとビニルトリメトキ
シシランとの反応生成物、γ−グリシドキシブ口ピルト
リメトキシシランとポリサルファイドとの反応生成物等
が例示され、市販のものが使用できる。
これらのシラン化合物(e)の分子量は、2000以下
であることが好ましい。 分子量が2000を超えると
、接看性が悪くなる傾向にあり、好ましくない. シラン化合物(e)は、一種類でも、二種類以上を併用
してもよい。
これらのシラン化合物(e)の使用量は、エポキシ樹脂
(a)100重量部に対して、好ましくは0.1〜50
重量部、さらに好ましくは1〜10重量部である。 0
.1重量部未満であると、接着性が悪くなるので好まし
くなく、一方、50重量部を超えると、使用する際に周
囲の水分がシラン化合物(e)と反応してしまうために
変性シリコーン樹脂(c)が硬化しにくくなるとともに
、ケチミン(b)が第一級アミンとなってエポキシ樹脂
(a)の硬化剤として機能することを妨げる。  これ
により、目地材組成物の硬化性が悪くなるので好ましく
ない。
本発明の目地材組成物には、さらに非イオン性界面活性
剤(f)が含有されるが、これにより、目地材組成物の
粘着性が調整され、施工作業性の改善がなされる。
非イオン性界面活性剤(f)には、式II1〜式項で示
される化合物等があり、ポリオキシェチレンアルキルエ
ーテル型、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル型、アルカンアミド型、アミンオキシド型、脂肪酸ポ
リエチレングリコールエステル型、脂肪酸多価アルコー
ルエステル型等に分類されるが、本発明においては、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル型やポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル型を用いるのがよい。
R’CON}I{−CH.CH,O升−■・・・■ R’COO +ClhCH20 +K−H…刈 R’COO {−C}l,CH.O +−r−c}I,
CH2GOOR’・・・名 ・・・窟 (式III〜式窟において、R1およびR2は炭素数6
〜22のアルキル基、1およびmは0または正の整数、
nおよびpは正の整数である)なお、非イオン性界面活
性剤(f)は、一種類でも二種類以上を併用してもよい
非イオン性界面活性剤(f)の使用量は、エポキシ樹脂
(a)100重量部に対して、その有効分量で好ましく
は1〜30重量部、さらに好ましくは2.5〜15重量
部である。 1重量部未満であると、目地材組成物の手
(手袋)へのべとつきが軽減されず、一方、30重量部
を超えると、目地材の耐水性が劣化するので好ましくな
い。
本発明の目地材組成物には、エポキシ樹脂(a)、ケチ
ミン(b)、変性シリコーン樹脂(c)、変性シリコー
ン樹脂用触媒(d)、シラン化合物(e)および非イオ
ン性界面活性剤(f)が含有されるが、この他に、脱水
剤が添加されることが好ましい。
脱水剤は、目地材組成物の未使用時に、ケチミン(b)
あるいは変性シリコーン樹脂(c)やシラン化合物(e
)が水と反応し、エポキシ樹脂(a)あるいは変性シリ
コーン樹脂(c)が硬化することを抑制し、目地材組成
物の保存性を良くするために使用される。
脱水剤としては、ビニルトリメトキシシラン、オルソギ
酸エチル等が例示でき、エポキシ樹脂(a)100重量
部に対して0.1〜10重量部使用するのがよい。
目地材組成物には、さらに、必要に応じ、酸化チタン等
の老化防止剤、カーボンプラック等の顔料、炭酸カルシ
ウム等の充填剤、その他、紫外線吸収剤、可塑剤等の添
加剤を含有させてもよい。
本発明の目地材組成物は、以上説明してきた成分を含有
し、その粘度(20℃)は、50,000〜200,0
00ポイズである。 この範囲外であると、目地部分へ
の目地材組成物の充填が行いにくい。 即ち、50,0
00ポイズ未満であると、セグメントの接合部に詰めた
時に垂れてくることがあり、200,000ポイズ超で
あると、硬すぎて詰めにくい. 尚、目地材組成物の粘度調整剤としては、炭酸カルシウ
ム等の充填剤が有用である。
また、本発明の目地材組成物は、その硬化後の伸びが2
0〜300%である。 伸びが20%未満であると、柔
軟性が不足するためにクラック追従性に劣り、一方、3
00%超であると、接着性や耐水性が劣るので好ましく
ない. 本発明の目地材組成物は、エポキシ樹脂(a)、ケチミ
ン(b)、変性シリコーン樹脂(c)、変性シリコーン
樹脂用触媒(d)、シラン化合物(e)および非イオン
性界面活性剤(f)と、脱水剤等の添加剤を、常法によ
り混合することで製造され、密封容器に保存される。
く実施例〉 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
(実施例) (i)室温硬化性一液型エポキシ樹脂組成物(目地材組
成物)の製造 表1に示す割合で、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(
住友化学工業製、商品名ELA128)、変性シリコー
ン樹脂としてポリ(メチルジメトキシシリルエチルエー
テル)(鐘淵化学工業社製、商品名MSP20A)、炭
酸カルシウムを、高粘度用混合攪拌機を使用し、常温、
減圧( 2 0 Torr以下)下で攪拌した。 次に
、脱水剤としてビニルトリメトキシシラン(日本ユニカ
ー社製、商品名A171),シラン化合物としてアミノ
ブ口ビルトリメトキシシラン(日本ユニカー社製、商品
名AIIOO)および非イオン性界面活性剤としてポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル(旭電化工業社
製、商品名NP−620)を添加し、減圧攪拌し、また
、変性シリコーン樹脂用触媒としてジブチル錫オキサイ
ドのフタル酸ジオクチル溶液(三共有機合成社製、商品
名No.918)、およびケチミン(油化シェルエポキ
シ社製、商品名H−3)またはトリエチレンテトラミン
を同様に添加し、減圧攪拌し、室温硬化性一液型エポキ
シ樹脂組成物(目地材組成物)を製造した。
尚、これらの粘度(20℃、B型粘度計使用)は、表1
に示す通りであった。
(i 1)評価 (i)で得られた目地材組成物について、下記の評価を
行い、結果を表1に示した。
(1)タックフリータイム 目地材組成物を、5mm厚でスレート板に塗付け、タッ
クフリータイムを測定した。
(2)貯蔵安定性 目地材組成物を、密封容器に入れ、50℃で貯蔵し、5
日後に開封し、性状を以下の基準で評価した。
○:粘度の変化率が、初期粘度の50%以内△:粘度の
変化率が、初期粘度の50%〜200% ×:粘度の変化率が、初期粘度の200%以上 (3)硬度 目地材組成物を、2mm厚でポリエチレン製ボードに塗
付け、硬化養生(20℃、60%RH、14日間)を行
い、それについて、JISκ6301に準じ、ショアD
硬度を測定した。
(4》伸び 目地材組成物を、2mm厚でポリエチレン製ボードに塗
付け、硬化養生(20℃、60%RH,14日間)を行
い、それを、JISκ6301に準じ、JIS W 3
号ダンベル状に打ち抜き、2 0 0 mm/分の速度
で引張り、破断時の伸びを測定した. (5)作業性 ゴム手袋を着用し、手(手袋)に付着しないように水で
湿らして、目地材組成物を、コンクリート製のセグメン
ト間に手詰めし、その際の作業性を、下記の基準で評価
した。
○:手にべとつかない Δ:手にややべとつく ×:手にべとつく (6)接着性 JIS A 547Bの引張接着性試験に準拠し、目地
材組成物を、2個の直方体状(50mmx50mmX2
5mm)のモルタルまたはコンクリートの50mmX5
0mmの面の間に塗付け、硬化養生(20℃、60%R
H,14日間)を行い、試験体とした。
試験体を、引張試験機にて引張り接着性を下記の基準で
評価した。
AF:被着体と目地材間の破壊 CF:目地材の破壊 MF:被着体の破壊 (7)耐水接着性 (6)の試験体を、20℃で水に3日間浸漬させた後、
試験体を引張試験機にて引張り、(6)と同様の基準で
接着性を評価した。
表1から明らかなように、本発明の目地材組成物を用い
ると、作業性に優れ、その硬化物(目地材)は、接着性
および耐水接着性に優れる. 一方、変性シリコーン樹脂を欠く(比較例1)と、タッ
クフリータイムが長すぎ、作業性に劣ると共に、貯蔵安
定性も劣る。
また、エポキシ樹脂を欠く(比較例2)と、タックフリ
ータイムや貯蔵安定性は優れるが、その硬化物の物性が
劣る。
非イオン性界面活性剤を欠く(比較例3)と、手にべと
つき、作業性に劣る。
エポキシ樹脂用硬化剤として、ケチミンにかわってトリ
エチレンテトラミンを用いる(比較例4)と、貯蔵安定
性に著しく劣り、一液型とすることができない。
■一液型であるため、使用時の主剤と硬化剤との計量、
混合を省略でき、また、接着性に優れるために被着体(
セグメント)のブライマー処理が不要であるので、作業
効率が上昇する。
■手(手袋)へのべとつきがなく、洗い藩としやすく、
また、可使用時間が適度であるため、施工性がよい。
■硬化物が適度な柔軟性を有するので、セグメントの温
度変化による膨張、収縮や振動を吸収でぎ、クランク追
従性に優れると共に、十分な接着性、耐水性を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)室温硬化性−液型エポキシ樹脂組成物であって、
    エポキシ樹脂(a)、式 I で示されるケチミン(b)
    、変性シリコーン樹脂(c)、変性シリコーン樹脂用触
    媒(d)、シラン化合物(e)および非イオン性界面活
    性剤(f)を含有し、粘度が50,000〜200,0
    00ポイズ(20℃)であり、硬化後の伸びが20〜 300%であることを特徴とする目地材組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼…… I (式中、R^1、R^2、R^3およびR^4は、水素
    、炭素数1〜6のアルキル基またはフェニル基、Xは炭
    素数2〜6のアルキレン基または炭素数6〜12の非隣
    位アリーレン基を示す)(2)前記変性シリコーン樹脂
    が、 式II ▲数式、化学式、表等があります▼……II (式中、R^1は炭素数1〜12の1価の炭化水素基、
    R^2は炭素数1〜6の1価の炭化水素基、nは0〜2
    の整数である) で示される加水分解性ケイ素官能基を末端に有するシリ
    コーン樹脂である請求項1に記載の目地材組成物。 (3)前記変性シリコーン樹脂が、前記エポキシ樹脂1
    00重量部に対して10〜500重量部含まれる請求項
    1または2に記載の目地材組成物。 (4)前記シラン化合物が、アミノアルキルアルコキシ
    シラン、エポキシアルキルアルコキシシラン、メルカプ
    トアルキルアルコキシシランまたはこれらの共重合体で
    あって、分子量が2000以下のアルコキシシラン誘導
    体である請求項1〜3のいずれかに記載の目地材組成物
    。 (5)前記シラン化合物が、前記エポキシ樹脂100重
    量部に対して0.1〜50重量部含まれる請求項1〜4
    のいずれかに記載の目地材組成物。 (6)前記非イオン性界面活性剤が、式III〜式XIVで
    示される化合物のうちの1種以上である請求項1〜5の
    いずれかに記載の目地材組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼…III ▲数式、化学式、表等があります▼…IV ▲数式、化学式、表等があります▼…V ▲数式、化学式、表等があります▼…VI ▲数式、化学式、表等があります▼…VII ▲数式、化学式、表等があります▼…VIII ▲数式、化学式、表等があります▼…IX ▲数式、化学式、表等があります▼…X ▲数式、化学式、表等があります▼…X I ▲数式、化学式、表等があります▼…XII ▲数式、化学式、表等があります▼…XIII ▲数式、化学式、表等があります▼…XIV (式III〜式XIVにおいて、R^1およびR^2は炭素
    数6〜22のアルキル基、lおよびmは0または正の整
    数、nおよびpは正の整数である)(7)前記非イオン
    性界面活性剤が、前記エポキシ樹脂100重量部に対し
    て1〜30重量部含まれる請求項1〜6のいずれかに記
    載の目地材組成物。 (8)さらに、脱水剤が、前記エポキシ樹脂100重量
    部に対して0.1〜10重量部含まれる請求項1〜7の
    いずれかに記載の目地材組成物。
JP5861289A 1989-03-10 1989-03-10 目地材組成物 Expired - Lifetime JP2742289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5861289A JP2742289B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 目地材組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5861289A JP2742289B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 目地材組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02238044A true JPH02238044A (ja) 1990-09-20
JP2742289B2 JP2742289B2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=13089365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5861289A Expired - Lifetime JP2742289B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 目地材組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2742289B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649363A (ja) * 1992-08-04 1994-02-22 Shin Etsu Chem Co Ltd 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
WO1998031722A1 (fr) * 1997-01-21 1998-07-23 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Compositions de resine, dans un seul conditionnement et durcissant a froid par l'effet de l'humidite
WO1998002478A3 (de) * 1996-07-13 2001-06-28 Hoechst Ag Wasserverdünnbare, einkomponentige epoxidharzsysteme mit latenter härtung
JP2007002663A (ja) * 2006-09-08 2007-01-11 Danto Holdings Corp タイル張り床の構成方法
JP2009292881A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 高熱伝導性エポキシ樹脂系組成物
JP2010248301A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Auto Kagaku Kogyo Kk 硬化性組成物

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649363A (ja) * 1992-08-04 1994-02-22 Shin Etsu Chem Co Ltd 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
WO1998002478A3 (de) * 1996-07-13 2001-06-28 Hoechst Ag Wasserverdünnbare, einkomponentige epoxidharzsysteme mit latenter härtung
WO1998031722A1 (fr) * 1997-01-21 1998-07-23 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Compositions de resine, dans un seul conditionnement et durcissant a froid par l'effet de l'humidite
US6525159B1 (en) 1997-01-21 2003-02-25 The Yokohama Rubber Co., Ltd. One-pack cold moisture curable resin compositions
US6756466B2 (en) 1997-01-21 2004-06-29 The Yokohama Rubber Co., Ltd. One-part, room temperature moisture curable resin composition
US6936676B2 (en) 1997-01-21 2005-08-30 Yokohama Rubber Co., Ltd. One-part, room temperature moisture curable resin composition
JP2007002663A (ja) * 2006-09-08 2007-01-11 Danto Holdings Corp タイル張り床の構成方法
JP2009292881A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 高熱伝導性エポキシ樹脂系組成物
US8304469B2 (en) 2008-06-03 2012-11-06 Yokohama Rubber Co., Ltd. Highly heat-conductive epoxy resin composition
JP2010248301A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Auto Kagaku Kogyo Kk 硬化性組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2742289B2 (ja) 1998-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5852350A (ja) プライマ−組成物
JP3657621B2 (ja) 一液型湿気硬化性組成物
CN103052681B (zh) 用于环氧树脂的固化剂
US20020010270A1 (en) Silicone amino-epoxy cross-linking system
JPS63273629A (ja) 一液系可撓性エポキシ樹脂組成物
JPH05271389A (ja) 一液系可撓性エポキシ樹脂組成物並びにそれからなるシーリング材または接着剤
JPH02238044A (ja) 目地材組成物
JP3419273B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2004059613A (ja) 耐アルカリ性に優れた湿気硬化型樹脂組成物
JPH0510039A (ja) 浮き補修工法
JP3892270B2 (ja) 一液湿気硬化型可撓性樹脂組成物
JP3440754B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP3892269B2 (ja) 一液湿気硬化型可撓性樹脂組成物
JP5331294B2 (ja) 湿気硬化性樹脂組成物
JP2008019363A (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JPH03195724A (ja) 可撓性エポキシ樹脂組成物
JPH02238045A (ja) 室温硬化性組成物
JP3976394B2 (ja) コンクリート構造物の注入補修工法
JPS63315583A (ja) コンクリ−ト構造物のクラック補修方法
JP3863661B2 (ja) 一成分形弾性エポキシ樹脂組成物
JP2804275B2 (ja) 壁補修の注入工法
JPS63312381A (ja) コンクリ−ト材料の接着方法
JP2007269988A (ja) 湿気硬化性樹脂組成物
JP2000044773A (ja) 1液湿気硬化型組成物
JP2002256248A (ja) 接着剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

Year of fee payment: 12