JPH02235221A - 情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、記録ディスクを用いた情報記録再生装置に関
するものである． ［従来の技術］ 一般に，光ディスクでは、記録トラックが同心円状また
はスバイラル状に設けられるとともに，可変長データを
記録することや、アクセスの高速化の点から、各トラッ
クを複数のセクタに分割し、このセクタ単位で光学的記
録再生を行なうようになっている． そして，このような光ディスクを媒体とする情報記録再
生装置においては、半導体レーザから出射されたレーザ
光を光ディスク上の記録層上に集光し、この記録層に穴
を開けたり、反射率や透過率を変化させるようにして記
録ビットを形成することにより、情報の記録を行なう． このような情報記録再生装置において、データを記録す
る形態として，記録トラック上に角速度一定で記録ビッ
トを形成するＣＡＶ方式と、線速度一定で記録ビットを
形成するＣＬＶ方式とがある． ＣＡＶ方式では、角速度一定で記録を行なうため、ディ
スクの内周部に比べて外周部側の記録密度が低く、記録
容量の効率的利用という点で、ＣＬＶ方式より劣ってい
る． 一方、ＣＬＶ方式では，セクタが放射状にならないこと
、および記録位置によって回転数が異ることにより．ア
クセス時に回転数が目標値に達するまでデータの再生が
できず，アクセスの時間が長くなる欠点を有している． そこで、たとえば特開昭５９−１８７８７４号公報等に
おいて、ＣＡＭ方式のアクセスが容易な点と、ＣＬＶ方
式の記鎧密度に優れている点の双方を兼備えたＭＣＡＶ
方式が提案されている．すなわち、このＭＣＡＶ方式は
、ディスクを径方向に分割して複数のゾーンに区分し，
外周方向に行くほど回転数を下げて記録することにより
、ＣＡＶ方式の欠点であった外周に行くほど記録密度が
低くなる点を改善したものである．また、これと同様の
効果を有するＭＣＡＶ方式として，内外周の回転数は一
定にしておき、外周方向に行くほど記録再生周波数を上
げて記録を行なう方式も提案されている． ところで、上述のようにセクタ単位で情報の記録再生を
行なう情報記録再生装置においては、情報を指定された
セクタに記憶したり、このセクタから情報の再生を行う
ことが必要である．そこで、このような情報記録再生装
置では、光学ヘッドによって光ビームの方向を変化させ
、トラックジャンプを行うキックと，リニャモータ等の
光学ヘッド移送機構によるシークという２種類の動作に
よる検索手段を有している． 一般に、任意のトラックあるいはセクタへのアクセスは
、シークによる粗検索の後、キックによる密検索により
行う． そして仮に、トラック上に欠陥があり、トラキングエラ
ーによってヘッドが誤ってトラックジャンプしてしまっ
た場合等には，リトライ動作によって最初の目標トラッ
クに再度シークを行い、所望のトラックあるいはセクタ
へのアクセスを行う． ［発明が解決しようとする課題】 しかしながら，上記ＭＣＡＶ方式による情報記録再生装
置では，ヘッドの移動により、記録再生領域が，角速度
または記録再生周波数が異るゾーン間にまたがった場合
には、同一ゾーン内と同様な連続した記録再生動作がで
きない．このため従来は，各ゾーン間に角速度変更や記
録再生周波数変更のための無効領域を設けて、この無効
領域の通過中に上記変更処理を完了するようにしていた
． したがって、このような無効領域のために、ディスク上
の記録領域が狭くなってしまう欠点があった・ また、上述のような無効領域を設けた場合、上記キック
によって隣接するゾーンをまたがってアクセスしたとき
には、上記無効領域を越えてキックすることになり、ヘ
ッドの機械的負担が大きくなる欠点があった． そこで本発明は、記録媒体の各ゾーン間において、上記
角速度等を変更するための無効領域を設けることなく、
各ゾーン間で連続的な記録または再生動作を行うことが
できるＭＣＡＶ方式の情報記録再生装置を提供すること
を目的とする．［課題を解決する手段］ 本発明は、スパイラル状の記録トラックよりなる記録領
域を回転半径方向に複数のゾーンに分割したディスク状
の記録媒体に対し、上記ゾーン毎に記録媒体の回転速度
あるいは記録または再生周波数を変更して情報の記録ま
たは再生を行う情報記録再生装置において，トラッキン
グ動作時に、上記記録媒体の各セクタに設けられた位置
情報を検出する位置検出手段と、この位置検出手段で検
出された位置情報から、トラッキング位置が、各ゾーン
の最終トラックに至ったことを判別する最終トラック判
別手段と、この最終トラック判別手段によって上記最終
トラックが検出された後、トラッキング位置が別のゾー
ンに移行する場合に、上記記録媒体の回転速度あるいは
記録または再生周波数の変更を行う変更制御手段と、こ
の変更制御手段による変更動作起動後、上記位置検出手
段によって最初に検出されたセクタの位置情報に基いて
トラッキング位置を当該ゾーンの先頭トラックに移動す
るトラフキング位置移動手段とを有することを特徴とす
る． ［作用］ 本発明では、あるゾーンの最終トラックに至った後，記
録媒体の回転速度あるいは記録または再生周波数の変更
を行い、この変更後に最初に検出されたセクタに基いて
トラッキング位置をそのゾーンの先頭トラックに移動す
ることから、各ゾーン間に上記変更を行うための領域を
設けることなく、異るゾーンにまたがってトラッキング
を行うご−とができる． したがって，上記変更用の領域が不要となり、記録媒体
上の有効領域を大きくすることができ，また、各ゾーン
間の移動を迅速かつ容易に行うことができる． ［実施例］ 第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図である． この実施例の情報記録再生装置は、光ディスクを記録媒
体とし，上位装置９の指示に基いて、情報の記録および
再生を行うものであり、主制御回路１と、変調回路２と
，復調回路３と、ドライブ制御回路４と、光ディスク装
置５と、セクタマーク検出回路６と．ＩＤ検出回路７と
，同期回路８とを有する． 主制御回路ｌは、上位装置１７からの書込みデータを変
調回路２に送るとともに、ドライブ制御回路４に書込先
のトラックアドレスを指示する．また，この主制御回路
ｌは，復調回路３からの復調データを受け取り，メイン
のデータは上位装置１７に送り、ＩＤデータはドライブ
制御回路４への指示や変調回路２の指示のために利用す
る．たとえば目標トラックで目標セクタであれば、変調
回路２にその旨を指示し．目標トラックでなければ、ド
ライブ制御回路４に目標トラックアドレスを指示する． ドライブ制御回路４は、光ディスク装置５に対し、図示
しないヘッドを書込み先のトラックに移動するように指
示し，光ディスク装置５からトラッキングがかかった旨
のステータス情報を受取った後，ドライブ制御回路４内
のＩＤ認識カウンタ４ｌを作動させ、セクタマーク検出
回路６とＩＤ検出回路７からの検出データを待つ．また
，ドライブ制御回路４のＩＤｉ！Ｉ識カウンタ４ｌは、
ＩＤ検出データを受取った時点でリセ−２トされる．セ
クタマーク検出回路６は、光ディスク装置５の再生デー
タからセクタマークを検出し、この検出した旨を、ＩＤ
検出回路７、同期回路８、ドライブ制御回路４、変調回
路２に伝える．ＩＤ検出回路７と同期回路８は、セクタ
マーク検出後、ドライブ制御回路４および復調回路３に
光ディスクにプリフォーマットされているＩＤデータと
同期パルスを送る． 復調回路３は、光ディスク装！５から送られてきたデー
タとＩＤ検出回路７から送られてきた工Ｄデータとを，
同期回路８から送られてきた同期パルスによって復調し
、主制御回路ｌに各データを送る． 変調回路２は、セクタマーク検出回路６からの検出デー
タを受取った後、光ディスク装置５に変調したデータを
送る．なお、この変調回路２がデータを送る方式として
は、主制御回路ｌから書込み命令受信後にデータを送る
方法と、セクタマーク検出後，一定時間後にデータを送
る方法のいずれを採用してもよい． 第２図は、この実施例におけるトラッキング動作を示す
フローチャートである． ここで、第３図に示す光ディスクの記録領域において、
第１ゾーンの任意の位置にヘッドがある場合，ここから
第２ゾーンの＃ｌ１トラックまで移動し、この＃１ｌト
ラックから記録／再生動作を行う場合について説明する
． まず、第２ゾーンからシーク誤差分ｅを隔てた第１ゾー
ンの＃ｚトラックにシークする（ｓｉ），次に、第１ゾ
ーンの境界である＃１０トラックにキックし（Ｓ２），
セクタマークの読込を行う．このときヘッドはスパイラ
ルなトラックに沿って進んでいる状態（以下、スパイラ
ルオンという）であることから、連続したセクタマーク
の再生を行っているが、＃ｌＯトラックのセクタマーク
が検出されると（Ｓ３）．そのままスパイラルオンの状
態で、１回転待ち動作を行う（Ｓ６），もし仮に，＃１
０｝ラックにキック後、このトラックの第５セクタや第
６セクタにヘッドが位置し、セクタマークが検出できな
い場合には、１周毎に１トラック分キックで戻る動作（
以下、スパイラルオフという）を行って（Ｓ４），＃ｌ
Ｏトラックの第１セクタから再度セクタマークの検出を
行い、セクタマークの検出後（Ｓ３），スパイラルオン
として（Ｓ５）、１回転待ち動作を行う（５６）． 次に、所定時間の１回転待ちを行った後、スパイラルオ
フとし（Ｓ７）．角速度を変更する（Ｓ８）． ここでＩＤ認識カウンタ４１を動作させ（Ｓ９）．同一
トラック上で角速度が十分変更し得るまで回転待ちを続
け，セクタマークが検出されると（Ｓ　ｌ　１）　，ゾ
ーン変更動作を終了し，＃ｌ１トラックから所定の記録
／再生動作を行う． また，回転待ちが所定の時間を超えてしまい、ＩＤ認識
カウンタ４ｌがカウントオーバーした場合には（Ｓ　ｌ
　１）　．カウンタリセット後（Ｓ　１　２）　，第１
ゾーンからシーク誤差分ｅを隔てた第２ゾーンの＃ｙト
ラックにシークし（Ｓ　ｌ　３）　，このトラックのセ
クタマークを検出することにより、ゾーン変更動作を終
了し，上記＃ｌ１トラックにキックして記録／再生動作
を行う． なお、上記実施例では、セクタマーク検出後、１回転待
ち動作を行っているが（第２図中５６）、このセクタマ
ーク検出後、そのＩＤを読み取り，このＩＤより＃１１
トラックまでのセクタ数を計算し、そのセクタ数分，ヘ
ッドが移動する時間だけ回転待ちを行うようにしてもよ
い．また，上記実施例では．ＩＤ認識カウンタ４１は、
ドライブ制御回路４上に構成したが、主制御回路１によ
って同様の処理を行ってもよい．また本発明は、上記実
施例のように光ディスクを記録媒体とする情報記録再生
装置に限らず、セクタ単位で記録再生を行う他の情報記
録媒体を使用した装置に適用し得るものである． ［発明の効果］ 本発明によれば、トラッキング位置が別のゾーンに移行
する場合に、最終トラックの検出後、記録媒体の回転速
度あるいは記録または再生周波数の変更を行い、この変
更後に最初に検出されたセクタに基いてトラッキング位
置をそのゾーンの先頭トラックに移動することから、各
ゾーン間に上記変更用の領域が不要となり、記録媒体上
の有効領域を大きくすることができ，また、各ゾーン間
の移動を迅速かつ容易に行うことができる効果がある．

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図である． 第２図は，同実施例において、２つのゾーンにまたがっ
てトラッキングを行う場合の動作を示すフローチャート
である． 第３図は，同実施例において、２つのゾーンにまたがっ
てトラッキングを行う場合の光ディスク上におけるヘッ
ドの位置を説明する模式図である． １・・・主制御回路、 ２・・・変調回路、 ３・・・復調回路， ４・・・ドライブ制御回路、 ５・・・光ディスク装置、 ６・・・セクタマーク検出回路 ７・・・ＩＤ検出回路、 ８・・・同期回路， ９・・・上位装置．

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）スパイラル状の記録トラックよりなる記録領域を
   回転半径方向に複数のゾーンに分割したディスク状の記
   録媒体に対し、上記ゾーン毎に記録媒体の回転速度ある
   いは記録または再生周波数を変更して情報の記録または
   再生を行う情報記録再生装置において、 トラッキング時に、上記記録媒体の各セクタに設けられ
   た位置情報を検出する位置検出手段と； この位置検出手段で検出された位置情報から、トラッキ
   ング位置が、各ゾーンの最終トラックに至ったことを判
   別する最終トラック判別手段と； この最終トラック判別手段によって上記最終トラックが
   検出された後、トラッキング位置が別のゾーンに移行す
   る場合に、上記記録媒体の回転速度あるいは記録または
   再生周波数の変更を行う変更制御手段と； この変更制御手段による変更動作起動後、上記位置検出
   手段によって最初に検出されたセクタの位置情報に基い
   てトラッキング位置を当該ゾーンの先頭トラックに移動
   するトラッキング位置移動手段と； を有することを特徴とする情報記録再生装置。
2. （２）請求項（１）において、 上記変更制御手段による変更動作起動後、一定時間内に
   上記位置検出手段によってセクタが検出されない場合に
   は、上記トラッキング位置移動手段は、トラッキング位
   置を上記別のゾーンの任意トラックに移動した後、この
   トラックから上記先頭トラックに移動することを特徴と
   する情報記録再生装置。
3. （３）請求項（１）において、 隣接するゾーン間で連続して記録または再生する場合に
   、記録媒体が上記最終トラック検出後、記録媒体が１回
   転もしくは１回転未満の所定角度回転したにもかかわら
   ず上記位置検出手段によってセクタが検出されない場合
   には、上記トラッキング位置移動手段は、トラッキング
   位置を上記別のゾーンの任意トラックに移動した後、こ
   のトラックから上記先頭トラックに移動することを特徴
   とする情報記録再生装置。