JPH02233929A - 空調換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野］ この発明は、汚濁した室内の空気の室外への排気と、新
鮮な外気の室内への給気を内蔵の熱交換器を通して同時
に行う天井裏空間等に設置されるタイプの空調換気装置
に関するものである。

［従来の技術］ 上記この種の従来の空調換気装置は、例えば実開昭６Ｃ
）−４１７４５号公報に開示されているような構成とな
っている．即ち、第５図の平面図と第６図の側面図によ
り示すように、本体ケーシング２０内に、途中において
熱交換器２１の熱交換通路を介してそれぞれ連絡する独
立した二系統の通風路を有している。一方の通風路には
排気送風＠２２が組込まれ、他方゛の通風路には給気送
風機２３が組込まれている。各通風路の室内開口端は本
体ケーシング２０の下面に隣接して並んでいて、給排気
バネル２４から室内へ外気の給気と室内空気の吸込みと
がともに行われるようになっている。熱交換器２１は角
柱状の積層構造で箱型の本体ケーシング２０にほぼ４５
′″の位相をもって内接する状態に、一稜角部において
回動可能に枢支され組込まれている．熱交換器２１の熱
交換通路の各導入側端の開口する面にはそれぞれ排気用
と給気用のプレフィルタ２５．２６が係脱可能に装着さ
れている． 上記構成の空調換気装置では熱交換器２１を通して給気
と排気とを行い、室内の温度等の状態量を大きく変動さ
せることなく換気を実施することができる．また熱交換
器２１及び排気用と給気用のプレフィルタ２５．２６の
メンテナンスは、給排気パネル２４を外して熱交換器２
１を回動させて引き出して行うことができる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記した従来の空調換気装置においては、排気川も給気
川もプレフィルタ２５．２６で、メンテナンスの周期が
短かく保守が煩わしいうえ、室内への給気と室内空気の
吸込みが給排気バネル２４において行われるため当該部
での空気騒音が苦になるといった解決すべき課題を含ん
でいる． この発明はかかる従来の課題を解決するためになされた
もので、メンテナンス性の向上と室内環境の向上とを図
り得るとともに、春秋等の中間季に適した給排気換気も
行うことのできる空調換気装置を得ることを目的とする
ものである。

［課題を解決するための手段コ この発明に係る空調換気装置は、本木ケーシングの下面
に排気吸込口を設け、この排気吸込口から室内空気を吸
込むようにし、外気の室内への給気は本体ケーシングの
一側に設けた排気吸込口から離反した室内給気口から吹
出すように構成するとともに、外気用には高性能フィル
タを、また排気用には長寿命フィルタをそれぞれ配設し
、排気用の長寿命フィルタ、熱交換器、外気用の高性能
フィルタ、給気送風機及び排気送風機のいずれも、上記
排気吸込口からメンテナンスのための取り外しを可能に
し、かつ上記外気吸込口に対応する本体ケーシング内を
外気吸込口と上記熱交換器の横方向の熱交換通路とに連
絡する中間のチャンバと、上記熱交換器の縦方向の熱交
換通路と排気送風機とを連絡する上側のチャンバと、排
気吹出口と排気送風機とを連絡するダンパ付きの下側の
チャンバとに仕切り、中間のチャンバに対して上記外気
用の高性能フィルタを収納したものである． またこの発明に係る他の空調換気装置は、特に本体ケー
シングの下面の排気吸込口に着脱可能の排気専用の排気
吸込パネルを装着し、室内給気口にはダクトを接続して
上記排気吸込パネルより離反した位置で給気するように
したものである． ［作用］ この発明の空調換気装置においては、下側のチャンバに
排気流を通すことで、熱交換を伴わない給排気換気を行
うことができる．そして外気用の高性能フィルタも、排
気用の長寿命フィルタもプレフィルタでなく、それ自体
が頻繁な清掃を要しないうえ、外気用の高性能フィルタ
に関する十分な取付けスペースが確保でき、熱交換器や
給気送風機及び排気送風機の清掃頻度も少なくて済むよ
うになり、給気の清浄度も向上させることができるよう
になる．また、メンテナンス時には主要構成部品のすべ
てを本体ケーシングの下面の排気吸込口から取り外すこ
とができ、室内空気の排気吸込みと外気の室内への給気
とが離反した位置で行われることになるので、騒音も苦
にならないものとなる．またこの発明の他の空調換気装
置においては、上記作用の上に、特に室内空気の排気吸
込みと外気の室内への給気とを十分に離反した位置で行
なわせることができるようになる。

［実施例］ 第１図〜第４図はこの発明による空調換気装置の一実施
例を示したものである。図示本例の空調換気装置は、天
井裏空間等に吊り固定されるもので、下面片側寄りに角
形の排気吸込口１を有し、平面図である第１図における
後側面に排気吹出口２と外気吸込口３を、前側面に室内
給気口４をそれぞれ有する方形箱型の本体ケーシング５
に、直交流型で積層構造の熱交換器６と、外気用の高性
能フィルタ７と、排気用の長寿命フィルタ８と、給気送
風機９及び排気送風機１０をそれぞれ着脱可能に組込ん
だものである。本体ケーシング５の下面の排気吸込口１
には着脱可能の排気吸込パネル１１が装着され、排気吸
込パネル１１によって天井面において室内に開口される
．熱交換器６は、排気吸込口１の上方に排気吸込口１か
らそのままの姿勢で取り外すことができるように組込ま
れ、上下の縦方向と前後の横方向とに独立した熱交換通
路が交互に左右方向に層をなして並ぶ角柱状に構成され
ている．この熱交換器６の横方向の熱交換通路の開口す
る端面は垂直面でそれぞれ本体ゲーシング５の前後の側
面に隙間をもって対向している．また熱交換器６の縦方
向の熱交換通路の開口する端面は水平面でそれぞれ本体
ケーシング５の排気吸込口１と上面とに隙間をもって対
向している．外気を通す給気通風路は、本体ケーシング
５の後側面中寄りに開口した外気吸込口３から中間に画
成されたチャンバ１２を経て熱交換器６の横方向の熱交
換通路の前方から後方に続き、熱交換器６の左横から本
体ケーシング５の前側面左端部に開口する室内給気口４
に至る一連の風路として形成されている。また室内空気
を通す排気通風路は二系統あり、その内の一つは本体ケ
ーシング５の下面に開口した排気吸込口１から熱交換器
６の縦方向の熱交換通路を経て、熱交換器６の上側から
上記チャンバ１２の上側に画成された上側のチャンバ１
３から後側面右端寄りに開口した排気吹出口２に連絡す
る一連の風路として形成されている．もう一方の排気通
風路は、熱交換器６を迂回させるバイパスで、排気吸込
口１から上記チャンノく１２の下側に画成された下側の
チャンバ１４から後側面右端寄りに開口した排気吹出口
２に連絡する一連の風路として形成され、その排気吸込
口１側の開口部分にはこれを開閉する開閉ダンパ１５が
組込まれている。上記給気通風路と排気通風路とは全域
にわたり独立し、両者の接する本体ケーシング５内には
隔壁１６が設けられている。給気通風路の外気吸込口３
と熱交換器６との間のチャンバ１２には外気用の高性能
フィルタ７が樅方向に着脱可能に装着されている．また
、給気通風路の室内給気口４と熱交換器６との間には吹
出口側を室内給気口４に向けて給気送風機９が組付けら
れている。排気通風路の排気吸込口１と熱交換器６との
間には横方向に排気用の長寿命フィルタ８が着脱可能に
装着され、またそのチャンバ１３の後方には吹出口側を
排気吹出口２に向けて排気送風機１０が組付けられてい
る． 室内給気口４にはダクト１７を介して消音ボックス１８
が接続され、消音ボ・ンクス１８の室内吹出口１９から
外気が室内に給気される．室内空気は排気吸込パネル１
１を通じ排気吸込口１から吸込まれるが、排気吸込パネ
ル１１は排気専用で給気に関しては機能しない．そして
、排気のための吸気部分と給気のための吹出し部分とは
離反し、部屋における離れた位置において給排気がなさ
れ騒音が苦にならないようになっている． 排気吸込パネル１１は簡単に外すことができ、これを外
すと、まず排気用の長寿命フィルタ８を排気吸込口１か
ら外すことができる。長寿命フィルタ８を外し、支持金
具〈図示しない》を外すと熱交換器６を排気吸込口１か
ら外すことができる。熱交換器６を外すと、外気用の高
性能フィルタ７と給気送風機９及び排気送風機１０が熱
交換器６の取付け空間からの操作でそれぞれ排気吸込口
１から外すことができる。即ち、主要構成部品のすべて
を排気吸込口１から外してメンテナンスを実施すること
ができる。ただし、本例の空調換気装置においては、熱
交換器６の本体ケーシング５に対する組付け姿勢から、
各フィルタをプレフィルタとする必要がなく、十分なフ
ィルタ取付けスペースを確保できるので、フィルタはい
ずれもメンテナンス周期が長く、塵芥の除去性能の良い
もので構成している。

従って、各構成部品のメンテナンスはこれまでより遥か
に低頻度で良いことになる。

上記実施例の空調換気装置において、室内の状態量を保
全しなから給排気換気を行う熱交換換気は、これまでの
空調換気装置と同様に、熱交換器６に排気流と給気流を
通して行う。このときには、バイパスとなる下側のチャ
ンバ１４を開閉ダンバ１５によって閉止しておく。冷暖
房をしない春秋等の中間季には、室内外の温度差がほと
んどなくなるので、給排気間での熱交換はほとんど意味
をなさなくなる．このような時には、開閉ダンパ１５を
開き下側のチャンバ１４で直接に排気吸込口１と排気送
風機１０側とを連絡させ、排気流が熱交換器６を通らな
いようにすれば、通常の給排気換気が行われることにな
る． ［発明の効果］ 以上のようにこの発明の空調換気装置によれば、熱交換
を伴う熱交換換気も、熱交換を伴わない給排気換気も必
要に応じて実施することができ、外気用の高性能フィル
タも、排気用の長寿命フィルタもそれ自体が頻繁な清掃
を要しないのでメンテナンスの煩わしさがなくなるうえ
、熱交換器や給気送風機及び排気送風機の清掃頻度も少
なくて済むようになり、室内空気の清浄度も向上する．
またメンテナンス時には主要構成部品のすべてを本体ケ
ーシングの下面の排気吸込口から取り外すことができ、
メンテナンス性が向上するばかりでなく、室内空気の排
気吸込みと外気の室内への給気とを離反した位置で行う
ことができ、騒音が苦にならないものとなり、室内環境
も向上する． またこの発明の他の空調換気装置においては、上記効果
の上に、特に室内空気の排気吸込みと外気の室内への給
気とをさらに十分に離反した位置で行なわせることがで
き、室内環境をより一層向上させることができる．

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による空調換気装置の一実施例を示す
平面図、第２図は同じくその内部構造を示す略体縦断面
図、第３図は同じくその外気吸込口部分の縦断側面図、
第４図は同じく設置状態を示す説明図、第５図と第６図
は従来例としての空調換気装置の平面図と側面図である
。 図において、ｌは排気吸込口、２は排気吹出口、３は外
気吸込口、４は室内給気口、５は本体ケーシング、６は
熱交換器、７は外気用の高性能フィルタ、８は排気用の
長寿命フィルタ、９は給気送風機、１０は排気送風機、
１１は排気吸込バネル、１２．１３．１４はチャンバ、
１５は開閉ダンバ、ｌ６は隔壁、１７はダクトである．
なお、図中同一符号は、同一又は相当部分を示す． 代理人　大　岩　増　雄（他２名） 第 図 第４ 図 ／ｔ’．／３．／！六ン１゜ Ｉ・　　Ｍ 第 第 図 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、天井裏空間等に取付けられ、下面中央に排気吸
   込口を有し、一側に排気吹出口と外気吸込口を、他側に
   室内給気口をそれぞれ有する方形箱型の本体ケーシング
   、この本体ケーシングの内部中央に組込まれ、横方向の
   一方の熱交換通路が上記外気吸込口と室内給気口とを連
   絡し、縦方向の他方の熱交換通路が上記排気吸込口と排
   気吹出口とを連絡する角柱状の熱交換器、この熱交換器
   と上記外気吸込口との間の上記本体ケーシング内に設け
   られた外気用の高性能フィルタ、上記熱交換器と上記排
   気吸込口との間の上記本体ケーシング内に設けられた排
   気用の長寿命フィルタ、上記熱交換器と上記室内給気口
   との間の本体ケーシング内に組込まれ、上記外気吸込口
   から熱交換器の一方の熱交換通路を経て室内吹出口に至
   る空気流を形成する給気送風機、上記熱交換器と上記排
   気吹出口との間の本体ケーシング内に組込まれ、上記排
   気吸込口から熱交換器の他方の熱交換通路を経て排気吹
   出口に至る空気流を形成する排気送風機を備え、上記排
   気用の長寿命フィルタ、熱交換器、外気用の高性能フィ
   ルタ、給気送風機及び排気送風機のいずれもを、上記排
   気吸込口からの取り外しを可能に構成するとともに、上
   記外気吸込口に対応する本体ケーシング内を外気吸込口
   と上記熱交換器の横方向の熱交換通路とを連絡する中間
   のチャンバと、上記熱交換器の縦方向の熱交換通路と排
   気送風機とを連絡する上側のチャンバと、上記排気吸込
   口と排気送風機とを連絡する下側のチャンバとに仕切り
   、中間のチャンバに対して上記外気用の高性能フィルタ
   を収納し、下側のチャンバに該チャンバの排気送風機側
   との連絡を開閉するダンパを設けたことを特徴とする空
   調換気装置。
2. （２）、本体ケーシングの排気吸込口には着脱可能な排
   気吸込パネルを装着し、室内給気口にはダクトを接続し
   て上記排気吸込パネルより離反した位置で給気できる構
   成の請求項１記載の空調換気装置。