JPH02231355A - 空気吸着式用紙搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 複数の無端搬送ベルトの各々にその長さ方向に空気吸引
孔を形成し、かつ各無端搬送ベルトの用紙搬送側走行部
の内側面に空気吸引ノズルを配置することによって、該
用紙搬送側走行部の外側面で用紙を吸着して搬送させる
空気吸着式用紙搬送装置に関し、特に、電子写真方式等
を採用する静電記録装置において、記録媒体ドラムから
トナー像を静電的に転写させた用紙を該記録媒体ドラム
から分離させて定着器に搬送するのに適した空気吸着式
用紙搬送装置に関し、 用紙が無端搬送ベルトの用紙搬送側走行部との空気吸着
でもって搬送される際に該用紙から窪み変形を実質的に
排除し得るように構成された空気吸着式用紙搬送装置を
提供することを目的とし、かかる空気吸着式用紙搬送装
置において、用紙搬送方向に沿う用紙搬送通路の中心線
に対してその両側に前記無端搬送ベルトが線対称に配置
され、かつ用紙搬送通路の中心線の両側の無端搬送ベル
トの搬送方向が用紙搬送方向に向かって互いに開散する
ような角度を成していることを特徴とする空気吸着式用
紙搬送装置を構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は複数の無端搬送ベルトの各々にその長さ方向に
空気吸引孔を形成し、かつ各無端搬送ベルトの用紙搬送
側走行部の内側面に空気吸引ノズルを配置することによ
って、該用紙搬送側走行部の外側面で用紙を吸着して搬
送させる空気吸着式用紙搬送装置に関し、特に、電子写
真方式等を採用する静電記録装置において、記録媒体ド
ラムからトナー像を静電的に転写させた用紙を該記録媒
体ドラムから分離させて定着器に搬送するのに適した空
気吸着式用紙搬送装置に関する。

〔従来の技術〕

例えば、電子写真方式を採用する静電記録装置では、記
録媒体ドラムとして用いられる惑光ドラムに静電潜像が
形成され、この静電潜像は帯電トナーで現像されて可視
像とされる。次いで、そのようなトナー像に用紙を接触
させると共に該用紙にその背面から帯電トナーとは逆極
性の電荷を与え、これによりトナー像は静電的に該用紙
に転写される。このような転写トナー像を持つ用紙はド
ラムから分離されて、例えばヒートローラからなる熱定
着器あるいは加圧ローラからなる圧力定着にに送られ、
そこで該転写トナー像は記録紙上に定着像として固定さ
れる。

さて、転写トナー像を持つ用紙には感光ドラムの表面電
荷とは逆極性の電荷が与えられるので、該用紙と感光ド
ラムとの間には静電的な吸引力が働《。このためトナー
像転写後の用紙を惑光ドラムから分離させるために、用
紙と惑光ドラムとの間に機械的な手段例えば分離爪を作
用させて用紙を感光ドラムから引き剥がしたり、あるい
は用紙に空気吸引作用を及ぼして用紙を惑光ドラムから
引き離したりすることが行われている。

近年、空気吸引作用によって用紙を感光ドラムから分離
させる方式を更に発展させて、空気吸引作用を利用して
用紙を定着器まで搬送するとか行われている。このよう
な用紙分離兼搬送方式では、複数の無端搬送ベルトが用
紙搬送方向に沿って互いに平行に配置され、各無端搬送
ベルトにはその長さ方向に空気吸引孔が形成される。各
無端搬送ベルトの用紙搬送側走行部の内側面には空気吸
引ノズルが配置され、この空気吸引ノズルは適当な吸引
室を介して適当な空気吸引源例えばプロワに接続される
。空気吸引ノズルのノズル口の形状は無端搬送ベルトの
用紙搬送側走行部の長さ方向に沿うスロット状の長孔と
され、このため無端搬送ベルトの空気吸引孔が空気吸引
ノズルのノズル口を通過するとき、該空気吸引孔を通し
て外部空気が空気吸引ノズル内に吸引され、これにより
無端搬送ベルトの用紙搬送側走行部の外側面は用紙に対
する吸着面として機能することになる。

このような空気吸着式用紙搬送装置は上述した電子写真
方弐の静電記録装置では感光ドラムと定着器との間に設
けられ、このとき無端搬送ベルトはその用紙搬送側走行
部の一端側を感光ドラムに接近させるように配置され、
これにより帯電トナー像転写後の用紙は用紙搬送側走行
部の一端側で空気吸引作用を受けて惑光ドラムから分離
させると共に該用紙搬送側走行部に吸着されて搬送され
ることになる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、用紙が惑光ドラムから分離されて定着器に向
かって搬送されるにつれ、該用紙は無端搬送ベルトの用
紙搬送側走行部の前面を覆うようになり、このため空気
吸引ノズル内への空気流入量が次第に減少して、該空気
吸引ノズル内の静圧が低下することになる．その結果、
無端搬送ベルトは空気吸引ノズルのノズル口内に富むよ
うに変形され、これに伴って用紙も変形され、これが転
゛写トナー像の定着時すなわち定着ローラ間の通過時に
用紙に皺を発生させ易くするという原因となる。要する
に、用紙は無端搬送ベルトの用紙搬送側走行部との係合
箇所で一局部的な窪み変形を受け、用紙が定着ローラ間
を通過する際にそのような局部的な変形が逃がされない
と、用紙に皺が発生することになる。

したがって、本発明の目的は、複数の無端搬送ベルトの
各々にその長さ方向に空気吸引孔を形成し、かつ各無端
搬送ベルトの用紙搬送側走行部の内側面に空気吸引ノズ
ルを配置することによって、該用紙搬送側走行部の外側
面で用紙を吸着して搬送させる空気吸着式用紙搬送装置
であって、用紙が無端搬送ベルトの用紙搬送側走行部と
の空気吸着でもって搬送される際に該用紙から窪み変形
を実質的に排除し得るように構成された空気吸着式用紙
搬送装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によれば、かかる空気吸着式用紙搬送装置におい
て、用紙搬送方向に沿う用紙搬送通路の中心線に対して
その両側に無端搬送ベルトが線対称に配置され、かつ用
紙搬送通路の中心線の両側の無端搬送ベルトの搬送方向
が用紙搬送方向に向かって互いに開散するような角度を
成していることを特徴とする。

〔作用〕

本発明による空気吸着式用紙搬送装置にあっては、用紙
搬送方向に沿う用紙搬送通路の中心線に対してその両側
に無端搬送ベルトが線対称に配置され、かつ用紙搬送通
路の中心線の両側の無端搬送ベルトの搬送方向が用紙搬
送方向に向かって互いに開散するような角度を成してい
るので、用紙搬送中、用紙の両側部は常に外方に引っ張
られるような張力を受け、このため該用紙からは窪み変
形が実質的に排除されることになる。

〔実施例〕

次に、添付図面を参照して、本発明による空気吸引式用
紙搬送装置の一実施例について説明する。

第１図（ａ）および第１図ら）は本発明による空気吸引
式用紙搬送装置の原理構造が示す。第１図（ａ）では、
本発明による空気吸引式用紙搬送装置Ａが電子写真方式
による静電記録装置の感光ドラムＢと定着ローラＣとの
間に配置された状態で示される。

なお、参照符号Ｄは転写チャージャを示し、それはトナ
ー像転写時に用紙に電荷を与える転写器と、感光ドラム
Ｂからの用紙の分離性を高めるために用紙の電荷を低減
させるＡＣ除電器とからなる。

第１図（ｂ）に示すように、空気吸引式用紙搬送装置は
複数の無端搬送ベルトＥを具備し、これれら無端搬送ベ
ルトの各々にはその長さ方向に空気吸引孔（第１図（ロ
）では図示されない）が形成される．第１図（ａ）に見
られるように、各無端搬送ベルトの下側走行部すなわち
用紙搬送側走行部の内側面には空気吸引ノズルＦのノズ
ルロが適用され、該空気吸引ノズルＦには適当な空気吸
引源（図示されない）が接続されて、空気が矢印ａで示
すように吸引され、これにより該用紙搬送側走行部の外
側面で用紙（図示されない）が吸着されて、矢印ｂで示
す方向に搬送されることになる。

第１図（ｂ）から明らかなように、無端搬送ベルトＥは
用紙搬送方向に沿う用紙搬送通路の中心線Ｏに対してそ
の両側に線対称に配置され、かつ用紙搬送通路の中心線
Ｏの両側の無端搬送ベルトの搬送方向が用紙搬送方向に
向かって互いに開敗するような角度αを成すようにされ
る。このような構成により、用紙搬送中、用紙の両側部
は常に外方に引っ張られるような張力を受けることにな
る。

なお、第１図（ハ）では、本発明の特徴を強調するため
に角度αは誇張されており、実際には約２゜程度の小さ
な角度である。

第２図を参照すると、本発明に従って構成された空気吸
引式用紙搬送装置は参照番号１０で全体的に示され、こ
の空気吸引式用紙搬送装置１０は、第１図（ａ）の場合
と同様、電子写真方式による静電記録装置の感光ドラム
１２と定着ローラ１４との間に配置された状態で示され
ている。感光ドラムｌＯには転写チャージャ１６が適用
され、この転写チャージャ１６は第１図（ａ）を参照し
て説明したように転写器１８およびＡＣ除電器２０から
構成される． 空気吸引式用紙搬送装置１０は空気吸引室を形成する空
気吸引箱２２を具備し、この空気吸引箱２２は第２図お
よび第３図から明らかなように略方形の形態を呈する。

空気吸引箱２２の頂部には略立方形状を呈する吸引ヘッ
ド２４が取り付けられ、この吸引ヘッド２４の底部は開
口されて空気吸引箱２２の内部と連通させられる。吸引
ヘッ下２４の一側面には円筒形排出口２６が形成され（
第３図）、この円筒形排出口２６には例えば可撓性ホー
ス等を介してブロワ等の空気吸引源（図示されない）に
接続される．空気吸引箱２２はその底面を開口させた状
態で支持板２８上に例えば螺子３０でもって固定される
。

第２図および第３図に示すように、空気吸引式用紙搬送
装置１０は支持板２８の底面の下方に配置された６つの
無端搬送ベルト３２を具備し、各無端搬送ベルト３２は
駆動ローラ３４と従動ローラ３６との間に掛け渡される
。第４図に最もよく示すように、６つの駆動ローラ３４
は共通の駆動シャフト３８に取り付けられ、駆動シャフ
ト３８は支持仮２８の両側縁部から下方に吊下された側
部材４０にベアリング４２を介して回転自在に支持され
ると共に図示されないフレーム構造体によってもベアリ
ング４４を介して回転自在に支持される。なお、駆動シ
ャフト３８の一端にはブーリ４６が取り付けられ、この
プーリ４６には駆動ベルト（図示されない）によって駆
動される。また、第４図に最もよく示すように、各従動
ローラ３６はそれぞれ個別のシャフト４８に取り付けら
れ、これらシャフト４８の支持態様については後で後述
する。

ここで、注目すべき点は、第４図に図示するように、各
従動ローラ３６のシャフト４８の回転軸線が用紙搬送通
路の中心線Ｏに対して幾分傾斜され、しかも互いに対を
なす駆動ローラ３４と従動ローラ３６とが互いに用紙搬
送通路の中心線０に沿う方向に整列されるずに幾分ずら
されているということである。すーなわち、先ず、第４
図の右側の３対の従動ローラ３６および駆動ローラ３４
について述べると、各従動ローラ３６のシャフト４８の
回転軸線が用紙搬送通路の中心線０に対して直交する直
線Ｌに対して約０．８５’を成すように用紙搬送方向（
矢印ｂ）に向かって外方に傾斜させられ、一方駆動ロー
ラ３４が従動ローラ３６との整列状態（従動ローラ３６
の回転軸線が駆動ローラ３４の回転軸線と平行であると
仮定した場合の整列状態）から外方に１，５鵬程ずらさ
れているということである。第４図の左側の３対の従動
ロ−ラ３６および駆動ローラ３４についても同様なこと
が言え、その結果、第４図の右側の３対の従動ローラ３
６および駆動ローラ３４と第４図の左側の３対の従動ロ
ーラ３６および駆動ローラ３４とは互いに用紙搬送通路
の中心線Ｏに対して線対称に配置されることになる。要
するに、第４図に示ず各対の駆動ローラ３４および従動
ローラ３６に無端搬送ベルト３２が掛け渡されると、無
端搬送ベルト３２は用紙搬送方向（矢印ｂ）に沿う用紙
搬送通路の中心線Ｏに対してその両側に線対称に配置さ
れ、かつ用紙搬送通路の中心線０の両側の無端搬送ベル
ト３２の搬送方向が用紙搬送方向（矢印ｂ）に向かって
互いに開散するような角度（約１．７゜）を成すことに
なる。

第５図に示すように、無端搬送ベルト３２にはその長さ
方向に沿って多数の空気吸引孔５０が形成され、無端搬
送ベルト３２の幅が例えば１６ｍｏ＋程度とされた場合
、空気吸引孔５０の直径は約２閣、またその配置間隔は
約５．６鵬とされる。なお、無端搬送ベルト３２の材料
としては、適当な柔軟性を持つゴム材料等が用いられる
。

第２図ないし第４図に見られるように、支持板２８の底
面からは２つのタイプの空気吸引ノズル５４および５６
が螺子でもって取り付けられ、第６図および第７図には
空気吸引ノズル５４および５６のそれぞれの詳細が示さ
れている。第６図（ａ）および第６図（ｂ）から明らか
なように、空気吸引ノズル５４は略方形のノズル本体５
４ａと、このノズル本体５４ａの二股状に張り出たノズ
ルロ部５４ｂとからなる．ノズル本体５４ａ内には空気
流入室が形成され、各ノズルロ部５４ｂにはノズルロと
してスロット状の長孔５４ｃが形成され、この長孔５４
ｃはノズル本体５４ａ内の空気流入室と連通させられる
。ノズル本体５４ａの空気流入室はその頂部側すなわち
ノズルロ部５４ｂの反対側で開口させられる。一方、空
気吸引ノズル５６も空気吸引ノズル５４の場合と同様に
構成され、その相違はノズル本体５６ａの片側だけにノ
ズルロ部５６ｂ形成される点だけである。したがって、
ノズルロ部５６ｂに形成された長孔５６ｃもノズル本体
５６ａ内に形成された空気流入室と連通され、またノズ
ル本体５６ａの空気流入室はその頂部側で開口させられ
る。

空気吸引ノズル５４および５６を支持板２８に取り付け
る際の該支持板２８の取付箇所には空気吸引箱２２内の
空気吸引室と連通ずる開口部が形成され、空気吸引ノズ
ル５４および５６が支持板２８に取り付けられた際には
該開口部を介してノズル本体５４ａ、５６ａ内の空気流
入室と連通させろえる。第３図および第４図から明らか
なように、空気吸引ノズル５４および５６が所定位置で
支持板２８に取り付けられると、それらノズルロ部５４
ｂ，５６ｂはそれぞれ該当する無端搬送ベルト３２の下
側走行部すなわち用紙搬送側走行部の内側面に接触され
、その結果各無端搬送ベルト３２の走行時、その空気吸
引孔５０が該当する長孔５４ｃ、５６ｃに沿って移動し
、このため各無端搬送ベルトの下側走行部の外面は用紙
を吸着して搬送し得るようになる。

第４図に見られるように、支持板２８の底面側には、ま
た、無端搬送ベルト３２の間の適当な箇所に別の空気吸
引ノズル６０が設けられ、それぞれの空気吸引ノズルは
２つまたは３つの長円孔５８をその底部に持っており、
この開口部は支持板２８を介して空気吸引箱２２の内部
に通じている。第４図から明らかなように空気吸引ノズ
ル６０はずべて従動ローラ３６に接近して配置されるが
、その理由は空気吸引ノズル６０には感光ドラム１０か
ら用紙を分離させる補助機能が与えられているからであ
る。

本実施例では、空気吸引ノズル５４、５６および空気吸
引ノズル６０には別の機能も与えられ、それは従動ロー
ラ３６のシャフト４８を支持させる機能であり、第４図
から明らかなように、空気吸引ノズル５４、５６および
空気吸引ノズル６０には適当な箇所にシャフト４８の該
当端部を軸支ずる軸溝が形成される。

上述の実施例では、無端搬送ベル．ト３２を用紙搬送通
路の中心軸０に対して外方に幾分傾斜させて走行させる
ために、従動ローラ３６の回転軸線を．ｊ頃斜させると
共に駆動ローラ３４の位置を該当従肋ローラの整列位置
から幾分ずらす手法が採用されたが、駆動ローラ３４の
駆動シャフト３８自体を必要に応じて傾斜させてもよい
ことは明らかであろう。しかしながら、その場合には左
右の３つの駆動ローラ３４はそれぞれ個別の駆動シャフ
トで駆動することが必要となる。

なお、上述の実施例では、本発明による空気吸引式用紙
搬送装置が静電記録装置の定着ローラとの関係で説明さ
れたが、そのような定着ローラとは無関係に用紙をロー
ラ間に送り込む際の用紙搬送装置として広く用いられる
得ることは明らかであろう。

〔発明の効果〕

以上の記載から明らかなように、用紙搬送中、用紙の両
側部は常に外方に引っ張られるような張力を受け、この
ため該用紙からは無端搬送ベルトの吸引変形に伴う窪み
変形が実質的に排除されるので、ローラ通過時での用紙
の皺発生を効果的に排除することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）および第１図（ｂ）は本発明の原理構成を
示す概略図、第２図は本発明による空気吸引式用紙搬送
装置の側面図であって、それを電子写真方式の静電記録
装置に組み込んだ状態で示す図、第３図は本発明による
空気吸引式用紙搬送装置の正面図、第４図は第３図の空
気吸引式用紙搬送装置の底面図、第５図（ａ）および第
５図（ハ）は本発明による無端搬送ベルトを空気吸引式
用紙搬送装置から取り出して示す図であって、第５図（
ａ）はその無端搬送ベルトの平面図、第５図（ｂ）は第
５図（ａ）の無端搬送ベルトの側面図、第６図（ａ）お
よび第６図（ｂ）は空気吸引ノズルを空気吸引式用紙搬
送装置から取り出して示す図であって、第６図（ａ）は
その空気吸引ノズルの側面図、第６図ら）は第６図の（
ａ）の空気吸引ノズルの底面図、第７図（ａ）および第
７図（ｂ）は別のタイプの空気吸引ノズルを空気吸引式
用紙搬送装置から取り出し”ζ示ず図であって、第７図
（ａ）はその空気吸引ノズルの側面図、第７図（ｂ）は
第７図（ａ）の底面図である。 １０・・・空気吸引式用紙搬送装置 ２２・・・空気吸引箱 ２４・・・空気吸引ヘッド ２８・・・支持板 ３２・・・無端搬送ベルト ３４・・・駆動ローラ ３６・・・従動ローラ ３８・・・駆動シャフト ４８・・・シャフト ５０・・・空気吸引孔 ５４・５６・・・空気吸引ノズル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の無端搬送ベルト（３２）の各々にその長さ方
   向に空気吸引孔（５０）を形成し、かつ各無端搬送ベル
   トの用紙搬送側走行部の内側面に空気吸引ノズル（５４
   、５６）を配置することによって、該用紙搬送側走行部
   の外側面で用紙を吸着して搬送させる空気吸着式用紙搬
   送装置（１０）において、 用紙搬送方向に沿う用紙搬送通路の中心線に対してその
   両側に前記無端搬送ベルトが線対称に配置され、かつ前
   記用紙搬送通路の中心線の両側の無端搬送ベルトの搬送
   方向が前記用紙搬送方向に向かって互いに開散するよう
   な角度を成していることを特徴とする空気吸着式用紙搬
   送装置。