JPH02226632A - 電磁式の継電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上利用分野 本発明は、コイルと、コアと、ヨークと、ヨークの自由
端部に支承された偏平な可動子と、可動子を支承しかつ
戻すための板ばねとを備えた電磁式の継電器であって、
板ばねが支承プレートを成していて、この支承プレート
がヨークの外面に載置されていてかつ、ヨークの端面と
支承プレートの端面との間で可動子の支承線用の支承ノ
ツチを形成するように、ヨークの端部から突出していて
、このばあい支承プレートに一体に戻しばねが成形され
ていて、この戻しばねが可動子の支承縁を取り囲んでい
てかっ支承プレートに向けて逆向きにのびる区分よって
可動子の切欠き内に係合している形式のものに関する。

従来の技術 このような形式の継電器はＥＰ−ＡＯ２５１０３４号明
細書から公知である。しかしながら支承プレートと戻し
ばねとがすでに一体に構成されている、この公知の構成
の一実施例では、支承プレートの端部に予め一体成形さ
れた戻しばねが、大きなばね長さおよびこれによって柔
軟なばね特性を得るために、比較的多くのスペースを必
要とするという問題が生ずる。これにも拘わらずこの公
知の構成において設けられるばねは比較的堅い。更にこ
の公知の構成では可動子支承部範囲における摩擦も比較
的大きいので、戻しばねは任意に柔軟にすることができ
ない。比較的大きな摩擦および比較的堅い戻しばねによ
って、確実な応動性を保証するために、磁気機構は大き
く設計されねばならない。しかしながら応動させるため
の電力はできるだけわずかに維持されねばならない。

発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、冒頭に述べｔ；形式の継電器において
新たに構成された支承ばねを用いて可動子支承形式を改
善し、これにより支承摩擦をわずかにしてしかも柔軟な
ばねによって応動させるための励磁力を小さくすること
ができ、このばあい柔軟な戻しばねができるだけわずが
なスペースを必要としかつ簡単に製作できもしくは取り
付けることができるようにすることにある。

問題点を解決するための手段 前記課題は本発明によれば、戻しばねが第１の区分を有
していて、この区分が直線的なばね舌片として支承プレ
ートの中央範囲から切り出されていてかつ支承プレート
を２つのプレート区分に分割していて、このプレート区
分に可動子がその支承縁の側方範囲でのみ接触しており
、戻しばねがその自由端部に板ばね平面内でアーチ形に
切り出された区分を有していて、この区分がばね舌片に
交差する対称平面の両側にほぼ同じ形状でのびているこ
とによって解決された。

発明の作用効果 本発明による可動子支承形式の主要構成部材は種種の機
能を満たす特別に成形された板ばねである。このばあい
戻しばねは（戻しばねが薄板平面内でのびているとした
ばあい）支承プレート範囲の直線的な区分と直線的な区
分の軸線に対してほぼ対称的なほぼ環状の区分とから成
っていて、これによって全体としてクエッシＢンマーク
の形状で形成される。このようにしてわずかな所要スペ
ースで大きなばね長さが得られるばかりでなく、ばねは
可動子の中実軸線の近くで可動子に作用することもでき
るので、支承力はほぼ対称的に分配される。更に支承プ
レート自体から切り出された戻しばねの舌片状のばね区
分の中央の切り出し部によって、残された何方のプレー
ト区分に対する可動子の接触面が著しく減少されるので
、支承摩擦が全体的にわずかになる。

更に、プレート区分の、ばね舌片に面した縁部がわずか
な角度だけ可動子から離反するように曲げられているば
あいには、−層支承摩擦が減少され、これにより可動子
用の接触面が一層減少される。更にいずれにせよこのよ
うにして、支承プレートのシャープな縁部が可動子の緑
部と接触することが回避される。

すでに述べたように、戻しばねはわずかなスペースのみ
を必要とするに過ぎない。それというのもばね長さの主
ａＳ分はすてに支承プレートの範囲内に位置しひいては
付加的な容積を必要としないからである。戻しばねのア
ーチ形又は環状の端部区分が可動子を取り囲みかつこの
可動子から突出するばあいには、この区分を外面におい
て可動子に対して平行にのびるようにすると有利である
。このようにして支承および戻しばねは事実上可動子ス
ペースを上回るスペースを必要としない。

有利には支承プレートは両側で一体成形された、ヨーク
を取り囲む固定舌片を有していて、このばあいそれぞれ
の同定舌片はヨークの切欠き内に案内されていてかつ固
定舌片の自由端部はそれぞれ両角隅部でそれぞれ１つの
掛止突起によって切欠きの縁部に懸架されている。ＥＰ
−ＡＯ２５１０３４号明細書から公知の構成に比べて、
支承プレート用の固定舌片のこの二重の懸架形式の利点
は、板ばね全体ひいては可動子を正確に位置決めでき、
これによって矢張りできるだけわずかな励磁電力で確実
に応動させることができる。可動子内の切欠きは有利に
は一貫した開口部として構成され、このばあい戻しばね
の先端部は開口部の内壁に接触する。このようにして可
動子の切欠きを簡単に製作することができる。

更に機能確実性を高めるために有利な構成では、支承プ
レートの縦側に可動子の両側に向けて曲げられた制限舌
片が一体成形されている。

この側方の制限舌片には可動子がその回転軸線内で必要
であれば点状に当接するので、例えば衝撃によって可動
子がその中央の支承個所から移動したばあいですら摩擦
増大はほとんど生じない。付加的な衝撃緩衝手段として
プレート区分の端面に端面側の制限舌片を設けることも
できる。

板ばねは有利には申し分なく磁気伝導性の鋼、例えばク
ロム−ニッケル鋼から形成されるので、支承個所を介し
た磁束の伝導が改善される実施例 第１図で図示の継電器はコイルｌと、Ｌ字形のヨーク２
と、コア３と、自由なヨーク端部２ａに支承されたプレ
ート状の可動子４とを有する磁気機構を有していて、可
動子はコア３と共に作業空隙を形成している。可動子４
はロッド状のスライダ５を介してＵ字形の接点ばね６を
操作し、この接点ばねは定置の対応接点素子７の間で切
換え可能である。接点ばね６並びに対応接点素子７は基
体８内に固着されていて、この基体はキャップ９と共に
継電器用のケーシングを成している。

可動子を支承および戻すために板ばね１０が用いられ、
この板ばねは第２図乃至第５図により詳述する。板ばね
はヨーク端部２ａに載置される区分ｉｔを有し、この区
分は支承プレートとして用いられかつヨーク端部から突
出している。このばあい後で詳述する中央部分の切り出
しによって２つの側方のプレート区分１２が形成され、
このプレート区分はヨークの端縁２ｂと共にほぼ直角な
支承ノツチを形成する（第２図参照）。この支承ノツチ
内には可動子の鋭角に切断された支承縁又は支承エツジ
４ｂが位置する。中央の切り出し部よって可動子はプレ
ート区分の比較的短い区間でのみ接触するので、支承摩
擦はわずかである。付加的に接触区間はシャープな縁部
を可動子に接触させないようにプレート区分１２の内縁
１３が可動子から離反するように多少曲げられているこ
とによって、減少される。更にプレート区分１２はそれ
ぞれ可動子の側縁に対置して曲げられた制限舌片１４を
有していて、この制限舌片には、可動子が例えば衝撃に
よって中央から移動したばいに、可動子が衝突する。し
かし可動子は前記制限舌片にはその回転軸線範囲で点状
にのみ接触するので、摩擦が著しく増大することはない
。付加的に端面側の制限舌片１５は上向き曲げられてい
て、この制限舌片は衝撃が生じたばあいに可動子を回転
軸線に対して垂直な方向でもしくはコイル軸線に対して
平行な方向で受は止める板ばねは不作用位置に可動子を
戻すためにも用いられるので、板ばねは一体に成形され
た戻しばね１６を有していて、この戻しばねは一平面内
に投影したばあいほぼクエッションマークの形状を有す
る。このばあい直線的な舌片状の区分１６ａは支承プレ
ート範囲で中央で切り出されていて、つまりプレート区
分１２の間で切り出されていて、これによって付加的な
スペースを必要とすることいなしに縦長の柔軟なばねが
得られる。戻しばねのほぼ環状の区分ｔａｂはほぼ舌片
区分１６ａの中実軸線に対して対称的にのびていて、こ
のばあい可動子の向けて戻し案内された先端部１６ｃは
矢張りほぼ舌片状の区分１６ａの中央に向けられている
。環状の区分１６ｂ全体はいずれにせよ可動子端部を取
り囲んで曲げられていてかつほぼ可動子外面に対して平
行にのびているので、ばねは、ケーシング内において可
動子用の所要の運動遊隙が考慮されるばあいでも、付加
的なスペースを必要としない。

戻しばねの先端部１６ｃは可動子の窓状の開口部４ｃ内
に係合していてかつ開口部の内壁に、可動子に支承縁４
ｂを中心として戻しモーメントを及ぼすように、接触し
ている。第２図では可動子を実線で離反した状態で示し
ているのに対して、−点鎖線で可動子を引寄せ状態で示
している。

板ばねはヨークを両側で取り囲む側方の一体成形された
２つの固定舌片１７を介してヨークに懸架されている。

このばあい固定舌片はヨークの切欠き２ｃ内に位置する
。固定舌片１７の端部は両側で拡大されていてひいては
掛止突起１８を成していて、この掛止突起によって固定
舌片は切欠き２ｃの縁部にそれぞれ二重に懸架されてい
る。この二重の掛正によって支承プレート区分１２およ
び戻しばね１６は極めて正確かつ確実に位置決めされる
。固定舌片の折曲げ端部１９によって取付は時に付加的
な特殊工具を用いることなしにヨークに筒単にかぶせ嵌
めることができる。

取付は時にはまず板ばね１０がヨークにかぶせ嵌められ
る（、第２図参照）。次いで可動子が取り付けられ、こ
のばあいまずばね区分１６ｂもしくは１６ｃが曲げ戻さ
れかつ次いで可動子の開口部４ｃ内に挿入される。しか
しながら、まず可動子を板ばねと結合しかつ可動子とば
ねとの予め組み立てられた構造グループをヨークにかぶ
せ嵌めることもできる。その形状に基いて当初上方に突
出している湾曲区分１６ｄ　（第２図参照）は可動子を
挿入した後で初ばね力によって下方に曲げられるので（
第２図１６ｄ’参照）、ばね用のスペースが一層減少さ
れる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１１１！
ｌはケーシングを断面して示した本発明による継電器の
側面図、第２図は第１図の可動子の支承形式の側面図、
第３図は第２図の平面図、第４図は第２＠の正面図、第
５図は継電器の支承および戻しばねの斜視図である。 １１０．コイル、２０１．ヨーク＋２ａ９．−ヨーク端
部、２ｂ、、、端縁、２ｃ、、、切欠き、３１９．コア
、４０１．可動子、４ｂ。 、支承縁部又は支承エツジ、４ｃ、、、開口部５００．
スライダ、６１６．接点ばね、７゜、対応接点素子、８
１０．基体、９１０．キャップ、ｉｏ、、、板ばね、１
１．、、支承プレート、１２．、、　プレート区分、１
３゜内縁、１４．１５．、、制限舌片、１６゜戻しばね
、１６ａ、１６ｂ、ｌａｄ、１６ｄ’、区分、１６ｃ、
、、先端部、１７゜ 固定舌片、１８．、、掛止突起、１９．、、折ＩＧ　２ ＩＧｉ ＩＧ４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コイルと、コアと、ヨークと、ヨークの自由端部に
   支承された偏平な可動子と、可動子を支承しかつ戻すた
   めの板ばねとを備えた電磁式の継電器において、板ばね
   （１０）が支承プレート（１１）を形成していて、この
   支承プレートがヨークの外面に載置されていてかつ、ヨ
   ークの端面と支承プレート（１１）の端面との間で可動
   子（４）の支承縁（４ｂ）用の支承ノッチを形成するよ
   うに、ヨークの端部（２ａ）から突出しており、支承プ
   レートに一体に戻しばね（１６）が成形されていて、こ
   の戻しばねが可動子（４）の支承縁を取り囲んでいてか
   つ支承プレートに向けて逆向きにのびる区分（１６ｃ）
   によって可動子の切欠き（４ｃ）内に係合しており、戻
   しばねが第１の区分（１６ａ）を有していて、この区分
   が直線的なばね舌片として支承プレート（１１）の中央
   範囲から切り出されていてかつ支承プレートを２つのプ
   レート区分（１２）に分割していて、このプレート区分
   に可動子がその支承縁（４ｂ）の側方範囲でのみ接触し
   ており、戻しばねの自由端部に板ばね平面内でアーチ形
   に切り出された区分（１６ｂ）が設けられていて、この
   区分がばね舌片（１６ａ）に交差する対称平面の両側に
   ほぼ同じ形状でのびていることを特徴とする電磁式の継
   電器。 ２、戻しばねのアーチ形の区分（１６ｂ）の板ばね平面
   がほぼ可動子に対して平行に配置されている、請求項１
   記載の継電器。 ３、プレート区分（１２）の、ばね舌片（１６ａ）に面
   した縁部（１３）がわずかな角度だけ可動子から離反す
   るように曲げられている、請求項１又は２記載の継電器
   。 ４、支承プレートに両側で一体成形された固定舌片（１
   ７）がヨーク（２）を取り囲んでいて、このばあいそれ
   ぞれの固定舌片がヨークの切欠き（２ｃ）内に案内され
   ていてかつ自由端部においてそれぞれ両角隅部でそれぞ
   れ１つの掛止突起（１８）によって切欠き（２ｃ）の縁
   部に懸架されている、請求項１から３までのいずれか１
   記載の継電器。 ５、可動子（４）内の切欠きが一貫した開口部（４ｃ）
   として形成されていて、戻しばね（１６）の先端部（１
   ６ｃ）が開口部の内壁に接触している、請求項１から４
   までのいずれか１記載の継電器。 ６、プレート区分の縦側に可動子の両側に向けて曲げら
   れた制限舌片（１４）が設けられている、請求項１から
   ５までのいずれか１記載の継電器。 ７、プレート区分（１２）の端面側に可動子用の端面側
   の制限舌片（１５）が設けられている、請求項１から６
   までのいずれか１記載の継電器。 ８、板ばね（１０）が申し分なく磁気伝導性の鋼、特に
   クロム−ニッケル鋼から形成されている、請求項１から
   ７までのいずれか１記載の継電器。