JPH02224569A - 画像処理装置のカラー変換方式 - Google Patents

画像処理装置のカラー変換方式

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JPH02224569A
JPH02224569A JP1047088A JP4708889A JPH02224569A JP H02224569 A JPH02224569 A JP H02224569A JP 1047088 A JP1047088 A JP 1047088A JP 4708889 A JP4708889 A JP 4708889A JP H02224569 A JPH02224569 A JP H02224569A
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    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
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  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の原稿を
再現処理する画像処理装置において、指定された色を検
出して特定の色に変換処理するカラー変換方式に関する
〔従来の技術〕
複写機等のカラー画像処理装置では、CCDラインセン
サを用いてカラー原稿をアナログの色分解信号により読
み取ると、これをデジタル信号に変換してから種々の処
理が行われる。例えばCCDラインセンサを用いて読み
取った色分解信号は、原稿の反射光を検出した信号であ
るので、これをコピー用紙に、再現するには、トナーそ
の他の色材の記録信号に変換し、該記録信号で駆動され
るレーザービームを感光体に照射することによって感光
体上に潜像を形成し、現像、転写、定着することになる
。一般には、この記録信号を階調信号からレーザービー
ムのオンオフ信号に変換するまでの間に編集処理が行わ
れる。
複写機やプリンタ、ファクシミリ等の原稿をデジタル信
号で処理し再現することができる上記のようなデジタル
画像処理装置では、自由に領域を設定してその領域に対
してデジタル信号の置換や移動等を行うことによって種
々の編集処理を行うことができる。例えばカラー画像処
理装置では、入力画像データを特定の画像データに置換
することによりカラー変換を行うことができるので、部
分的にモノカラーにしたり白黒にしたり、また、特定の
色に変換することもできる。
また、1原稿上の任意の領域で行う編集処理としては、
文字や線画等の2値画像と、写真や網点印刷物等の中間
調画像とが混在している場合、フィルター係数を変えて
2値画像に対してはエツジ強調処理を行い、中間調画像
に対しては平滑処理を行うことによって、また、スクリ
ーンジェネレータの閾値マトリクスを変えることによっ
てそれぞれの画像に応じた精細度や粒状性、階調の再現
性を高めるような処理、さらには、カラーバランス調整
やコントラスト調整、濃度調整等のトーン調整も行われ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、領域を指定して行う編集は、1原稿上だけで
も複数の領域に対して行うことができるが、この場合に
おいて、頂点の座標を与えることにより矩形で編集領域
を指定すると重なる部分が生じるという問題がある。ま
た、特定の色を検出してその色に関してカラー変換処理
を行おうとすると、同じような色であっても検出されず
、変換バラツキが生じるという問題がある。すなわち、
例えば青色を検出する場合、見た感じでは青であっても
、分解した各色の値が微妙に違うため、青色として検出
されない場合が生じる。同じ領域で異なる色の変換処理
を行おうとする場合にも、同時にそれぞれの色が検出さ
れてしまうという問題が生じる。このように領域を指定
して行うカラー変換では、1領域内での競合や領域の重
なりに対してどのように処理するかが問題とある。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、発明の
目的は、複数のカラー変換領域を簡便に指定できるよう
にすることである。また、本発明の他の目的は、複数の
カラー変換指定が重なった場合には優先付けされた順位
にしたがってカラー変換されるようにすることがである
。さらに本発明の他の目的は、同一の領域で複数の色を
指定できるようにすることである。さらに本発明の他の
目的は、変換対象とする原稿の色又は変換対象としない
原稿の色が所定の範囲で検出できるようにすることであ
る。さらに本発明の他の目的は、簡単な回路でカラー変
換方式を構成することである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕そのために本発
明は、入力画像データの変換色への変換/非変換を制御
して画像データを出力する画像処理装置のカラー変換方
式であって、第1図に示すように入力画像データか変換
色データを選択出力する選択手段1、該選択手段1に変
換色データを供給する色変換手段2、及び入力画像デー
タから比較色を検出する色検出手段3を備え、カラー変
換モード時に入力画像データから比較色が検出されたか
否かを判定し入力画像データか変換色データを選択出力
するように構成したことを特徴とする。色検出手段3は
、上限値と下限値又は基準値と上下幅により設定された
範囲で比較色を検出し、さらに、各原色の記録信号毎に
検出処理することを特徴とする。
このように色変換手段2には変換色データを、色検出手
段3には比較色をそれぞれ設定することによって、簡単
な構成で入力画像データから比較色の検出を行い変換色
への変換処理を行うことができる。この場合、比較色は
、上限値と下限値又は基準値と上下幅により設定される
ので、はぼ指定した比較色を広い範囲で取り込むことが
でき、変換バラツキをなくすことができる。
また、変換、モード設定手段4を備え、一致色変換のモ
ードが設定されると、選択手段1において、比較色が検
出されたときは変換色データを選択し、比較色が検出さ
れないときは入力画像データを選択する。逆に、不一致
色変換のモードが設定されると、選択手段lにおいて、
比較色が検出されたときは入力画像データを選択し、比
較色が検出されないときは変換色データを選択する。
したがって、一致色変換か不一致色変換かの設定によっ
て、比較色の部分を変換色に変えるか比較色の部分以外
を変換色に変えるかを簡単に設定し、変更することがで
きる。
さらに、個別に複数の比較色及び変換色を設定し変換処
理できるように構成する。そして、優先処理手段5、カ
ラー変換領域を指定する領域指定手段6を備え、該領域
指定手段6により領域毎にカラー変換制御信号を生成し
、選択手段を制御する。したがって、カラー変換の領域
を領域指定手段6に設定することにより複数の領域に個
別にカラー変換モードを設定することができる。
〔実施例〕
以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
目次 この実施例では、カラー複写機を記録装置の1例として
説明するが、これに限定されるものではなく、プリンタ
やファクシミリ、その他の画像記録装置にも適用できる
ことは勿論である。
まず、実施例の説明に先立って、目次を示す。
なお、以下の説明において、(N・〜(II)は、本発
明が適用される複写機の全体構成の概要を説明する項で
あって、その構成の中で本発明の詳細な説明する項が(
III)である。
(り装置の概要 (1−1)装置構成 (1−2)システムの機能・特徴 (I−3)電気系制御システムの構成 (n)具体的な各部の構成 (II−1)システム (n−2)イメージ入力ターミナル(IIT)(n−3
)イメージ出力ターミナル(IOT)(II−4)、ユ
ーザインタフェース(U/I)(II−5)フィルム画
像読取装置 (III)イメージ処理システム(IPS)(I[−1
)IPSのモジュール構成 (I[l−2)IPSのハードウェア構成(III−3
)IPS制御 (I[[−4)編集制御システムの構成(I[l−5)
領域指定 (III−6)カラー変換(本発明の要旨)(1)装置
の概要 (1−1)装置構成 第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の
1例を示す図である。
本発明が適用されるカラー複写機は、基本構成となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ入力ターミナル(IIT)32、電気
系制御収納B33、イメージ出力ターミナル(IOT)
34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/I
)36から構成され、オプションとして、エディットパ
ッド61、オートドキュメントフィーダ(ADF)62
、ソータ63およびフィルムプロジェクタ(F/P)6
4を備える。
前記11T’、IOT%U/1等の制御を行うためには
電気的ハードウェアが必要であるが、これらのハードウ
ェアは、IIT、IITの出カイ言号をイメージ処理す
るIPSSU/ISF/P等の各処理の単位毎に複数の
基板に分けられており、更にそれらを制御するSYS基
板、およびIOT。
ADF、ソータ等を制御するためのMCB基板(マシン
コントロールボード)等と共に電気制御系収納部33に
収納されている。
IrT32は、イメージングユニット37、該ユニット
を駆動するためのワイヤ38、駆動プーリ39等からな
り、イメージングユニット37内のCCDラインセンサ
、カラーフィルタを用いて、カラー原稿を光の原色B(
青)、G(縁)、R(赤)毎に読取り、デジタル画像信
号に変換してIPSへ出力する。
IPSでは、前記IIT32のB、G、R(:4号をト
ナーの原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼン
タ)、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精
細度等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を施
してプロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの2
値化トナ一信号に変換し、l0T34に出力する。
10T34は、スキャナ40、感材ベルト41を有し、
レーザ出力部40.aにおいて前記IPSからの画像信
号を光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F/θレ
ンズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベルト
41上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。感材ベ
ルト41は、駆動ブー!141aによって駆動され、そ
の周囲にクリーナ41b1帯電器41c、Y%M、CS
Kの各現像器41dおよび転写器41eが配置されてい
る。そして、この転写器41eに対向して転写装置42
が設けられていて、用紙トレイ35から用紙搬送路35
aを経て送られる用紙をくわえ込み、例えば、4色フル
カラーコピーの場合には、転写装置42を4回転させ、
用紙にY1M%C1にの順序で転写させる。転写された
用紙Jet、転写装置42から真空搬送装置43を経て
定着器45で定着され、排出される。また、用紙搬送路
35aには、5SI(シングルシートインサータ)35
bからも用紙が選択的に供給されるようになっている。
U/+36は、ユーザが所望の機能を選択してその実行
条件を指示するものであり、カラーデイスプレィ51と
、その横にハードコントロールパネル52を備え、さら
に赤外線タッチボード53を組み合わせて画面のソフト
ボタンで直接指示できるようにしている。
次にベースマシン30へのオプションについて説明する
。1つはプラテンガラス31上に、座標入力装置である
エデイツトバッド61を載置し、入力ペンまたはメモリ
カードにより、各種画像編集を可能にする。また、既存
のADF62、ソータ63の取付を可能にしている。
さらに、本実施例に8ける特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニット (M/U)65を載置し、これに
・F/P64からフィルム画像を投射させ、IIT32
のイメージングユニット37で画像信号として読取るこ
とにより、カラーフィルムから直接カラーコピーをとる
ことを可能にしている。対象原稿としては、ネガフィル
ム、ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォ
ーカス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
(1−2)システムの機能・特徴 (A)機能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、前記ユーザインターフェイスにおいては、機能の
選択、実行条件の選択およびその他のメニユー等の表示
をCRT等のデイスプレィで行い、誰もが簡単に操作で
きることを大きな特徴としている。
その主要な機能として、バートコトロールパネルの操作
により、オペレーションフローで規定できないスタート
、ストップ、オールクリア、テンキー、インタラブド、
インフォメーション、言語切り換え等を行い、各種機能
を基本画面のソフトボタンをタッチ操作することにより
選択できるようにしている。また機能選択領域であるパ
スウェイに対応したパスウェイタブをタッチすることに
よりマーカー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編集
等各種編集機能を選択できるようにし、従来のコピー感
覚で使える簡単な操作でフルカラー白黒兼用のコピーを
行うことができる。
本装置では4色フルカラー機能を大きな特徴としており
、さらに3色カラー、黒をそれぞれ選択できる。
用紙供給は自動用紙選択、用紙指定が可能である。
縮小/拡大は50〜400%までの範囲で1%刻みで倍
率設定することができ、また縦と横の倍率を独立に設定
する何倍機能、及び自動倍率選択機能を設けている。
コピー濃度は白黒原稿に対しては自動濃度調整を行って
いる。
カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行い、
カラーバランスでは、コピー上で減色したい色を指定す
ることができる。
ジョブプログラムではメモリカードを用いてジョブのリ
ード、ライトができ、メモリカードへは最大8個のジョ
ブが格納できる。容量は32キロバイトを有し、フィル
ムプロジェクタ−モード以外のジョブがプログラム可能
である。
この他に、付加機能としてコピーアウトプット、コピー
シャープネス、コピーコントラスト、コピーポジション
、フィルムプロジェクタ−、ページプログラミング、マ
ージンの機能を設けている。
コピーアウトプットは、オプションとしてソーターが付
いている場合、tlncollatedが選択されてい
ると、最大調整機能が働き、設定枚数をビン収納最大値
内に合わせ込む。
エツジ強調を行うコピーシャープネスは、オプションと
して7ステツプのマニュアルシャープネス調整、写真(
Photo) 、文字(Character)、網点印
刷(Print) 、写真と文字の混合(Phot。
/ Character)からなる写真シャープネス調
整機能を設けている。そしてデフォルトとツールパスウ
ェイで任意に設定できる。
コピーコントラストは、オペレーターが7ステツプでコ
ントロールでき、デフォルトはツールパスウェイで任意
に設定できる。
コピーポジションは、用紙上でコピー像を載せる位置を
選択する機能で、オプションとして用紙のセンターにコ
ピー像のセンターを載せるオートセンタリング機能を有
し、デフォルトはオートセンタリングである。
フィルムプロジェクタ−は、各種フィルムからコピーを
とることができるもので、35關ネガ・ポジのプロジェ
クション、35市ネガプラテン置き、6 cta X 
6 cmスライドプラテン置き、4inX4inスライ
ドプラテン置きを選択できる。フィルムプロジェクタで
は、特に用紙を選択しなければA4用紙が自動的に選択
され、またフィルムプロジェクタポツプアップ内には、
カラーバランス機能があり、カラーバランスを“赤味”
にすると赤っぽく、“青味”にすると青っぽく補正され
、また独自の自動濃度コントロール、マニュアル濃度コ
ントロールを行っている。
ページプログラミングでは、コピーにフロント・バック
カバーまたはフロントカバーを付けるカバー機能、コピ
ーとコピーの間に白紙またはカラーペーパーを挿入する
インサート機能、原稿の頁別にカラーモードを設定でき
るカラーモード、原稿の頁別にペーパートレイを選択で
き、カラーモードと併せて設定できる用紙選択の機能が
ある。
マージンは、θ〜30報の範囲でIIIIffi刻みで
マージンを設定でき、1原稿に対して1辺のみ指定可能
である。
マーカー編集は、マーカーで囲まれた領域に対して編集
加工する機能で、文書を対象とするもので、そのため原
稿は白黒原稿として扱い、黒モード時は指定領域内をC
RT上のパレット色に返還し、指定領域外は黒コピーと
なる。また赤黒モード時は、イメージを赤色に変換し、
領域外は赤黒コピーとなり、トリム、マスク、カラーメ
ツシュ、ブラックtoカラーの機能を設けている。なお
、領域指定は原稿面に閉ループを描くか、テンキーまた
はエデイツトパッドにより領域を指定するかにより行う
。以下の各編集機能における領域指定でも同様である。
そして指定した領域はCRT上のビットマツプエリアに
相似形で表示する。
トリムはマーク領域内のイメージのみ白黒でコピーし、
マーク領域外の本メージは消去する。
マスクはマーク領域内のイメージは消去し、マーク領域
外のイメージのみ白黒でコピーする。
カラーメツシュでは、マーク領域内に指定の色調パター
ンを置き、イメージは白黒でコピーされ、カラーメツシ
ュの色は8標準色(あらかじめ決められた所定の色)、
8登録色(ユーザーにより登録されている色で1670
万色中より同時8色まで登録可)から選択することがで
き、また網は4パターンから選択できる。
ブラックtoカラーではマーク領域内のイメージを8標
準色、8登録色から選択した指定の色でコピーすること
ができる。
ビジネス編集はビジネス文書中心に、高品質オリジナル
がすばやく作製できることを狙いとしており、原稿はフ
ルカラー原稿として扱われ、全ての機能ともエリアまた
はポイントの指定が必要で、l原稿に対して複数ファン
クション設定できる。
そして、黒/モノカラーモード時は、指定領域以外は黒
またはモノカラーコピーとし、領域内は黒イメージをC
RT上のパレット色に色変換し、また赤黒モード時は指
定領域外は赤黒コピー、領域内は赤色に変換する。そし
て、マーカー編集の場合と同様のトリム、マスク、カラ
ーメツシュ、ブラックtoカラーの外に、ロゴタイプ、
ライン、ペイントl、コレクション、ファンクションク
リアの機能を設けている。
ロゴタイプは指定ポイントにシンボルマークのようなロ
ゴを挿入できる機能で、2タイプのロゴをそれぞれ縦置
き、横置きが可能である。但し1原稿に対して1個のみ
設定でき、ロゴパターンは顧客ごとに用意してROMに
より供給する。
ラインは、2点表示によりX軸に対して垂線、または水
平線を描く機能であり、ラインの色は8!1色、8登録
色からライン毎に選択することができ、指定できるライ
ン数は無制限、使用できる色は一度に7色までである。
ペイント1は、閉ループ内に対して1点指示することに
よりループ内を8標準色、8登録色からループ毎に選択
した色で塗りつぶす機能である。
網は4パターンからエリア毎に選択でき、指定できるル
ープ数は無制限、使用できる色調パターンは7パターン
までである。
コレクション機能は、エリア毎の設定ファンクションを
確認及び修正することができるエリア/ポイントチェン
ジ、エリアサイズやポイント位置の変更を1 m刻みで
行うことができるエリア/ポイントコレクション、指定
のエリアを消去するエリア/ポイントキャンセルモード
を有しており、指定した領域のWi認、修正、変更、消
去等を行うことができる。
クリエイティブ編集は、イメージコンポジション、コピ
ーオンコピー、カラーコンポジション、部分イメージシ
フト、マルチ頁拡大、ペイント1、カラーモード、ユ、
カラーコンバージョン、ネガ/ポジ反転、リピート、ペ
イント2、濃度コントロール、カラーバランス、コピー
コントラスト、コピーシャープネス、カラーモード、ト
リム、マスク、ミラーイメージ、マージン、ライン、シ
フト、ロゴタイプ、スプリットスキャン、コレクション
、ファンクションクリア、Add Function機
能を設けており、この機能では原稿はカラー原稿として
扱われ、1原稿に対して複数のファンクションが設定で
き、1エリアに対してファンクションの併用ができ、ま
た指定するエリアは2点指示による矩形と1点指示によ
るポイントである。
イメージコンポジションは、4サイクルでベースオリジ
ナルをカラーコピー後、用紙を転写装置上に保持し、引
き続きトリミングしたオリジナルを4サイクルで重ねて
コピーし、出力する機能である。
コピーオンコピーは、4サイクルで第1オリジナルをコ
ピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オリ
ジナルを4サイクルで重ねてコピ−し出力する機能であ
る。
カラーコンポジションは、マゼンタで第1オリジナルを
コピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オ
リジナルをシアンで重ねてコピー後、用紙を転写装置上
に保持し、ひき続き第3オリジナルをイエローで重ねて
コピー後出力する機能であり、4カラーコンポジシヨン
の場合は更にブラックを重ねてコピー後出力する。
部分イメージシフトは4サイクルでカラーコピー後、用
紙を転写装置上に保持し、ひき続き4サイクルで重ねて
コピーし出力する機能である。
カラーモードのうちフルカラーモードでは4サイクルで
コピーし、3色カラーモードでは編集モードが設定され
ている時を除き、3サイクルでコピーし、ブラックモー
ドでは編集モードが設定されている時を除き、1サイク
ルでコピーし、プラス1色モードでは1〜3サイクルで
コピーする。
ツールパスウェイでは、オーデイトロン、マシンセット
アツプ、デフォルトセレクション、カラーレジストレー
ション、フィルムタイプレジストレーション1.カラー
コレクション、プリセット、フィルムプロジェクタ−ス
キャンエリアコレクション、オーディオトーン、タイマ
ーセット、ピリングメータ、診断モード、最大調整、メ
モリカードフォーマツティングを設けている。このパス
ウェイで設定や変更を行なうためには暗証番号を入力し
なければ入れない。従って、ツールパスウェイで設定/
変更を行なえるのはキーオペレータとカスタマ−エンジ
ニアである。ただし、診断モードに入れるのは、カスタ
マ−エンジニアだけである。
カラーレジストレーションは、カラーパレット中のレジ
スタカラーボタンに色を登録するのに用いられ、色原稿
からCODラインセンサーで読み込まれる。
カラーコレクションは、レジスタカラーボタンに登録し
た色の微調整に用いられる。
フィルムタイプレジストレーションは、フィルムプロジ
ェクタモードで用いるレジスタフィルムタイプを登録す
るのに用いられ、未登録の場合は、フィルムプロジェク
タモード画面ではレジスタボタンが選択できない状態と
なる。
プリセットは、縮小/拡大値、コピー濃度7ステツプ、
コピーシャープネス7ステツプ、コピーコントラスト7
ステツプをプリセットする。
フィルムプロジェクタスキャンエリアコレクションは、
フィルムプロジェクタ−モード時のスキャンエリアの調
整を行う。
オーディオトーンは選択音等に使う音量の調整をする。
タイマーセットは、キーオペレータに開放することので
きるタイマーに対するセットを行う。
この他にも、サブシステムがクラッシュ状態に入った場
合に再起動をかけるクラッシュリカバリ機能、クラッシ
ュリカバリを2回かけてもそのサブシステムが正常復帰
できない場合にはフォルトモードとする機能、ジャムが
発生した場合、緊急停止する機能等の異常系に対する機
能も設けている。
さらに、基本コピーと付加機能、基本/付加機能とマー
カー、Ia集、ビジネス編集、クリエイティブ編集等の
組み合わせも可能である。
上記機能を備える本発明のシステム全体として下記の特
徴を有している。
(B)特徴 (イ)高画質フルカラーの達成 本装置においては、黒の画質再現、淡色再現性、ジェネ
レーションコピー質、OHP画質、細線再現性、フィル
ムコピーの画質再現性、コピーの維持性を向上させ、カ
ラードキュメントを鮮明に再現できる高画質フルカラー
の達成を図っている。
(ロ)低コスト化 感光体、現像機、トナー等の画材原価・消耗品のコスト
を低減化し、UMR,パーツコスト等サービスコストを
低減化すると共に、白黒コピー兼用機としても使用可能
にし、さらに白黒コピー速度も従来のものに比して3倍
程度の30枚/A4を達成することによりランニングコ
ストの低減、コピー単価の低減を図っている。
(ハ)生産性の改善 入出力装置にADF、ソータを設置(オプション)して
多枚数原稿を処理可能とし、倍率は50〜400%選択
でき、最大原稿サイズA3、ペーパートレイは上段B5
〜B4、中段85〜B4、下段B5〜A3.5SIB5
〜A3とし、コピースピードは4色フルカラー、A4で
4.8CPM。
B4で4.8CPM、A3で2.4CPM、白黒、A4
で19.2CPM、B4で19.2CPM。
A3で9.6CPM、ウオームアツプ時間8分以内、F
COTは4色フルカラーで28秒以下、白黒で7秒以下
を達成し、また、連続コピースピードは、フルカラー7
.5枚/A4、白黒30枚/A4を達成して高生産性を
図っている。
(ニ)操作性の改善 ハードコントロールパネルにおけるハードボタン、CR
T画面ソフトパネルのソフトボタンを併用し、初心者に
わかりやすく、熟練者に煩わしくなく、機能の内容をダ
イレクトに選択でき、かつ操作をなるべく1ケ所に集中
するようにして操作性を向上させると共に、色を効果的
に用いることによりオペに一夕に必要な情報を正確に伝
えるようにしている。ハイファイコピーは、ハードコン
トロールパネルと基本画面の操作だけで行うようにし、
オペレーション70−で規定できないスタート、ストッ
プ、オールクリア、割り込み等はハードボタンの操作に
より行い、用紙選択、縮小拡大、コピー濃度、画質調整
、カラーモード、カラーバランス調整等は基本画面ソフ
トパネル操作によす従来の単色コピーマシンのユーザー
が自然に使いこなせるようにしている。さらに、各種編
集機能等はソフトパネルのパスウェイ領域のパスウェイ
タブをタッチ操作するだけで、パスウェイをオープンし
て各種編集機能を選択することができる。さらにメモリ
カードにコピーモードやその実行条件等を予め証憶して
おくことにより所定の操作の自動化を可能にしている。
(ホ)機能の充実 ソフトパネルのパスウェイ領域のパスウェイタブをタッ
チ操作することにより、パスウェイをオープンして各種
編集機能を選択することができ、例えばマーカ編集では
マーカーというツールを使用して白黒文書の編集加工を
することができ、ビジネス編集ではビジネス文書中心に
高品質オリジナルを素早く作製することができ、またク
リエイティブ編集では各種編集機能を用意し、フルカラ
、黒、モノカラーにおいて選択肢を多(してデザイナ−
、コピーサービス業者、キーオペレータ等の専門家に対
応できるようにしている。また、編集機能において指定
した領域はピットマツプエリアにより表示され、指定し
た領域を確認できる。
このように、豊富な編集機能とカラークリエーションに
より文章表現力を大幅にアップすることができる。
(へ)省電力化の達成 1.5kVAで4色フルカラー、高性能の複写機を実現
している。そのため、各動作モードにおける1、5kV
A実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標
値を設定するための機能別電力配分を決定している。ま
た、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系統
表の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うよう
にしている。
(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、フルカラー、及び白黒兼
用でしかも初心者にわかりやすく、熟練者に煩わしくな
くコピーをとることができると共に、各種機能を充実さ
せて単にコピーをとるというだけでなく、オリジナルの
作製を行うことができるので、専門家、芸術家の利用に
も対応することができ、この点で複写機の使用に対する
差別化が可能になる。以下にその使用例を示す。
例えば、従来印刷によっていたポスター、カレンダー、
カードあるいは招待状や写真入りの年賀状等は、枚数が
それほど多くない場合は、印刷よりはるかに安価に作製
することができる。また、編集機能を駆使すれば、例え
ばカレンダー等では好みに応じたオリジナルを作製する
ことができ、従来、企業単位で画一的に印刷していたも
のを、セクション単位で独創的で多様なものを作製する
ことが可能になる。
ま、た、近年インテリアや電気製品に見られるように、
色彩は販売量を左右するものであり、インテリアや服飾
品の製作段階にふいて彩色を施した図案をコピーするこ
とにより、デザインと共に色彩についても複数人により
検討することができ、消費を向上させるような新しい色
彩を開発することが可能である。特に、アパレル産業等
では遠方の製作現場に製品を発注する際にも、彩色を施
した完成図のコピーを送ることにより従来より適確に色
を指定することができ、作業能率を向上させることがで
きる。
さらに、本装置はカラーと白黒を兼用することができる
ので、1つの原稿を必要に応じて白黒であるいはカラー
でそれぞれ必要枚数ずつコピーすることができる。した
がって、例えば専門学校、大学等で色彩学を学ぶ時に、
彩色した図案を白黒とカラーの両方で表現することがで
き、両者を比較検討することにより、例えば赤はグレイ
がほぼ同じ明度であることが一目瞭然で分かる等、明度
および彩色の視覚に与える影響を学ぶこともてきる。
(1−3)電気系制御システムの構成 この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウェアアーキテクチャ−、ソフトウェアアーキテク
チャ−およびステート分割について説明する。
(A)ハードウェアアーキテクチャ−およびソフトウェ
アアーキテクチャ− 本複写機のようにUlとしてカラーCRTを使用すると
、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー表
示のためのデータが増え、また、表示画面の構成、画面
遷移を工夫してよりフレンドリ−なUlを構築しようと
するとデータ量が増える。
これに対して、大容量のメモリを搭載したCPUを使用
することはできるが、基板が大きくなるので複写機本体
に収納するのが困難である、仕様の変更に対して柔軟な
対応が困難である、コストが高くなる、等の問題がある
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてcPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたのである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
Ul系、sys系およびMCB系の3種の系に大別され
ている。Ul系はU I IJモート70を含み、SY
S系においては、F/Pの制御を行うF/PIJモート
72、原稿読み取りを行う■夏Tリモート73、種々の
画像処理を行う[’Sリモート74を分散している。I
ITリモート73はイメージングユニットを制御するた
めのIITコントローラ73aと、読み取った画像信号
をデジタル化して[’Sリモート74に送るVIDEO
回路?3bを有し、IPSUモー)74と共にVCPU
74 aにより制御される。前記及び後述する各リモー
トを統括して管理するものとしてS Y S (Sys
tem) リモート71が設けられている。
SYS!Iモー)71はUlの画面遷移をコントロール
するためのプログラム等のために膨大なメモリ容量を必
要とするので、16ビツトマイクロコンピユータ、を搭
載した8086を使用している。なお、8086の他に
例えば68000等を使用することもできるものである
また、MCB系においては、感材ベルトにレーザで潜像
を形成するために使用するビデオ信号をIPSリモート
74から受は取り、IOTに送出するためのラスター出
カスキャン(Raster 0utput 5can:
 RO3)インターフェースであるVCB(Video
 Control Board )  リモート76、
転写装置(タードル)のサーボのためのRCB リモー
ト77、更にはl0TSADF、ソータ、アクセサリ−
のためのI10ポートとしてのIOBリモート78、お
よびアクセサリ−リモート79を分散させ、それらを統
括して管理するためにMCB(Master Cont
rol Board) リモート75が設けられている
なお、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構成さ
れている。また、図中の太い実線は187゜5 kbp
sのLNET高速通信網、太い破線は9600bpsの
マスター/スレーブ方式シリアル通信網をそれぞれ示し
、細い実線はコントロール信号の伝送路であるホットラ
インを示す。また、図中76.8kbpsとあるのは、
エデイツトパッドに描かれた図形情報、メモリカードか
ら入力されたコピーモード情報、編集領域の図形情報を
U I IJモート70からIPS!Iモート74に通
知するための専用回線である。更に、図中CCC(Co
mmunicati。
n Control Chip)とあるのは、高速通信
回線LNETのプロトコルをサポートするICである。
以上のようにハードウェアアーキテクチャ−は、UI系
、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これらの
処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャ−を
参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢印
は第3図に示す187.5kbpsのLNET高速通信
網、9600b p sのマスター/スレーブ方式シリ
アル通信網を介して行われるデータの授受またはホット
ラインを介して行われる制御信号の伝送関係を示してい
る。
Ulリモート70は、LLtJ 1  (Low Le
vel kl■)モジュール80と、エデイツトパッド
およびメモリカード、についての処理を行うモジュール
(図示せず)から構成されている。LLUIモジュール
80は通常CRTコントローラとして知られているもの
と同様であって、カラーCRTに画面を表示するための
ソフトウェアモジュールであり、その時々でどのような
絵の画面を表示するかは、5YSUIモジユール81ま
たはMCBUIモジュール86により制御される。これ
によりU■リモートを他の機種または装置と共通化する
ことができることは明かである。なぜなら、どのような
画面構成とするか、画面遷移をどうするかは機種によっ
て異なるが、CRTコントローラはCRTと一体で使用
されるものであるからである。
SYSリモー)71は、5YSUIモジユール81と、
SYSTEMモジュール82、およびSYS、DIAG
モジュール83の3つのモジュールで構成されている。
5YSUIモジユール81は画面遷移をコントロールす
るソフトウェアモジュールであり、SYSTEMモジュ
ール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選択
されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを認
識するF/F (Feature Function)
選択のソフトウェア、コピー実行条件に矛盾が無いかど
うか等最終的にジョブをチエツクするジョブ確認のソフ
トウェア、および、他のモジュールとの間でF/F選択
、ジョブリカバリー、マシンステート等の種々の情報の
授受を行うための通信を制御するソフトウェアを含むモ
ジュールである。
SYS、DIAGモジュール83は、自己診断を行うダ
イアグノスティックステートでコピー動作を行うカスタ
マ−シミュレーションモードの場合に動作するモジュー
ルである。カスタマ−シミュレーションモードは通常の
コピーと同じ動作をするので、SYS、DIAGモジュ
ール83は実質的にはSYSTEMモジュール82と同
じなのであるが、ダイアグノスティックという特別なス
テートで使用されるので、SYSTEMモジュール82
とは別に、しかし一部が重畳されて記載されているもの
である。
また、Il、Tリモート73にはイメージングユニット
に使用されているステッピングモータの制御を行うII
Tモジュール84が、IPSリモート74にはIPSに
関する種々の処理を行うIPSモジュール85がそれぞ
れ格納されており、これらのモジュールはSYSTEM
モジュール82によって制御される。
一方、MCBリモート75には、ダイアグノスティック
、オーデイトロン(^uditron)およびジャム等
のフォールトの場合に画面遷移をコントロールするソフ
トウェアであるMCBUIモジュール86、感材ベルト
の制御、現像機の制御、フユーザの制御等コピーを行う
際に必要な処理を行う10Tモジユール90、ADFを
制御するためのADFモジュール91、ソータを制御す
るための5ORTERモジユール92の各ソフトウェア
モジュールとそれらを管理するコピアエグゼクティブモ
ジュール87、および各種診断を行うダイアグエグゼク
ティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンターにア
クセスして料金処理を行うオーデイトロンモジュール8
9を格納している。
また、RCB IJモート77には転写装置の動作を制
御するタードルサーボモジュール93が格納されており
、当該タードルサーボモジュール93はゼログラフィー
サイクルの転写工程を司るために、IOTモジュール9
0の管理の下に置かれている。なお、図中、コピアエグ
ゼクティブモジュール87とダイアグエグゼクティブモ
ジュール88が重複しているのは、SYSTEMモジュ
ール82とSYS、DIAGモジュール83が重複して
いる理由と同様である。
以上の処理の分担をコピー動作に従って説明すると次の
ようである。コピー動作は現像される色の違いを別にす
ればよく似た動作の繰り返しであり、第5図(a)に示
すようにいくつかのレイヤに分けて考えることができる
1枚のカラーコピーはピッチと呼ばれる最小の単位を何
回か繰り返すことで行われる。具体的には、1色のコピ
ーを行うについて、現像機、転写装置等をどのように動
作させるか、ジャムの検知はどのよう1く行うか、とい
う動作であって、ピッチ処理をY、 M、 Cの3色に
ついて行えば3色カラーのコピーが、Y、 M、 C,
Kの4色について行えば4色フルカラーのコピーが1枚
出来上がることになる。これがコピーレイヤであり、具
体的には、用紙に各色のトナーを転写した後、フユーザ
で定着させて複写機本体から排紙する処理を行うレイヤ
である。ここまでの処理の管理はMCB系のコビアエグ
ゼクティブモジュール87が行う。
勿論、ピッチ処理の過程では、SYS系に含まれている
IITモジュール84およびIPSモジュール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、IOTモジュール90とIITモジュール84
の間ではPR−TRUEという信号と、LE@REGと
いう2つの信号のやり取りが行われる。具体的にいえば
、IOTの制御の基準タイミングであるP R(PIT
CII RESET )信号はMCBより感材ベルトの
回転を2または3分割して連続的に発生される。つまり
、感材ベルトは、その有効利用とコピースピード向上の
だめに、例えばコピー用紙がA3サイズの場合には2ピ
ツチ、A4サイズの場合には3ピツチというように、使
用されるコピー用紙のサイズに応じてピッチ分割される
ようになされているので、各ピッチ毎に発生されるPR
信号の周期は、例えば2ピツチの場合には3 secと
長くなり、3ピツチの場合には2 secと短くなる。
さて、MCBで発生されたPR信号は、VIDEO信号
関係を取り扱うV CB Uモート等のIOT内の必要
な箇所にホットラインを介して分配される。
VCBはその内部にゲート回路を有し、IOT内でイメ
ージングが可能、即ち、実際に感材ベルトにイメージを
露光することが可能なピッチのみ選択的にIPS!Jモ
ートに対して出力する。この信号がPR−TRUE信号
である。なお、ホットラインを介してMCBから受信し
たPR信号に基づいてPR−TRUE信号を生成するた
めの情報は、LNETによりMCBから通知される。
これに対して、実際に感材ベルトにイメージを露光する
こと、ができない期間には、感材ベルトには1ピツチ分
の空ピッチを作ることになり、このような空ピッチに対
してはPR−TRUE信号は出力されない。このような
PR−TRUEが発生されないピッチとしては、例えば
、転写装置での転写が終了した用紙を排出してから次の
用紙を転写装置に供給するまでの間の期間を挙げること
ができる。つまり、例えば、A3サイズのように長い用
紙を最後の転写と共に排出するとすると、用紙の先端が
7ユーザの入口に入ったときのショックで画質が劣化す
るために一定長以上の用紙の場合には最後の転写が終了
してもそのまま排出せず、後述するグリッパ−バーで保
持したまま一定速度でもう一周回転させた後排出するよ
うになされているため、感材ベルトには1ピツチ分のス
キップが必要となるのである。
また、スタートキーによるコピー開始からサイクルアッ
プシーケンスが終了するまでの間もPR−TRUE信号
は出力されない。この期間にはまだ原稿の読み取りが行
われておらず、従って、感材ベルトにはイメージを露光
することができないからである。
VCB!J%−)から出力されたPR−TRUE信号は
、IPSリモートで受信されると共に、そのままIIT
リモートにも伝送されて、IITのスキャンスタートの
ためのトリガー信号として使用される。
これによりIITリモート73およびIPSリモート7
4をIOTに同期させてピッチ処理を行わせることがで
きる。また、このときIPSリモート74とVCBリモ
ート76の間では、感材ベルトに潜像を形成するために
使用されるレーザ光を変調するためのビデオ信号の授受
が行われ、VCBリモート76で受信されたビデオ信号
は並列信号から直列信号に変換された後、直接RO3へ
VIDEO変調信号としてレーザ出力部40aに与えら
れる。
以上の動作が4回繰り返されると1枚の4色フルカラー
コピーが出来上がり、1コピ一動作は終了となる。
次に、第56図(b) 〜(e)により、IITで読取
られた画像信号をIOTに出力し最終的に転写ポイント
で用紙に転写させるまでの信号のやりとりとそのタイミ
ングについて説明する。
第5図(b)、(c)に示すように、SYSリモート7
1からスタートジョブのコマンドが入ると、IOT’N
11bではメインモータの駆動、高圧電源の立ち上げ等
サイクルアップシーケンスに入る。l0T78bは、感
材ベルト上に用紙長に対応した潜像を形成させるために
、PR(ピッチリッセット)信号を出力する。例えば、
感材ベルトが1回転する毎に、A4では3ピツチ、A3
では2ピツチのPR信号を出力する。l0T78bのサ
イクルアップシーケンスが終了すると、その時点からP
R信号に同期してPR−TRUE信号が、イメージング
が必要なピッチのみに対応してIITコントローラ73
aに出力される。
また、l0T78bは、ROS (ラスターアウトプッ
トスキャン)の1ライン分の回転毎に出力されるl0T
−LS (ラインシンク)信号を、VCPU74 a内
のTG(タイミングジェネレータ)に送り、ここでl0
T−LSに対してIPSの総パイプライン遅延分だけ見
掛は上の位相を進めたIPS−LSをIIT:M’トロ
ーラ73aに送る。
11T:lントローラ73aは、PR−TRUE信号が
入ると、カウンタをイネーブルしてl0T−LS信号を
カウントし、所定のカウント数に達すると、イメージン
グユニット37を駆動させるステッピングモータ213
の回転をスタートさせてイメージングユニットが原稿の
スキャンを開始する。さらにカウントしてT2秒後厄稿
読取開始位1tでLE@REGを出力しコレをl0T7
8bに送る。
この原稿読取開始位置は、予め例えば電源オン後1回だ
け、イメージングユニットを駆動させてレジンサ217
の位置(レジ位置の近く、具体的にはレジ位置よりスキ
ャン側に約10市)を−度検出して、その検出位置を元
に真のレジ位置を計算で求め、また同時に通常停止位置
(ホームポジション)も計、算で求めることができる。
また、レジ位置は機械のばらつき等でマシン毎に異なる
ため、補正値をNVMに保持しておき、真のレジ位置と
ホームポジションの計算時に補正を行うことにより、正
確な原稿読取開始位置を設定することができる。この補
正値は工場またはサービスマン等により変更することが
でき、この補正値を電気的に書き換えるだけで実施でき
、機械的調整は不要である。なお、レジンサ217の位
置を真のレジ位置よりスキャン側に約10a+mずらし
ているのは、補正を常にマイナス値とし、調整およびソ
フトを簡単にするためである。
また、IITコントローラ73aは、L E@REGと
同期してIMAGE−AREA信号を出力する。このI
MAGE−AREA信号の長さは、スキャン長に等しい
ものであり、スキャン長はSYSTEMモジュール82
よりIITモジュール84へ伝達されるスタートコマン
ドによって定義される。具体的には、原稿サイズを検知
してコピーを行う場合には、スキャン長は原稿長さであ
り、倍率を指定してコピーを行う場合には、スキャン長
はコピー用紙長と倍率(100%を1とする)との除数
で設定される。IMAGE−AREA?”号は、VCP
UT 4 aを経由しそこでIIT−PS(ページシン
ク)と名前を変えてIPS74に送られる。IIT−P
Sはイメージ処理を行う時間を示す信号である。
LE@REGが出力されると、l0T−LS儒号に同期
してラインセンサの1ライン分のデータが読み取られ、
VIDEO回路(第3図)で各種補正処理、A/D変換
が行われIPS74に送られる。IPST4においては
、l0T−LSと同期して1ライン分のビデオデータを
l0T78bに送る。コノときl0T−BYTE−CL
K17)反転信号であるRTN−BYTE−CLKをビ
デオデータと並列してIOTへ送り返しデータとクロッ
クを同様に遅らせることにより、同期を確実にとるよう
にしている。
10T78bにLE@REGが入力されると、同様にl
0T−LS信号に同期してビデオデータがRO3に送ら
れ、感材ベルト上に潜像が形成される。l0T78bは
、LE@REGが入るとそのタイミングを基準にしてl
0T−CLKによりカウントを開始し、一方、転写装置
のサーボモータは、所定カウント数の転写位置で用紙の
先端がくるように制御される。ところで、第5図(d)
に示すように、感材ベルトの回転により出力されるPR
−TRUE信号とRO3の回転により出力されるl0T
−LS信号とはもともと同期していない。このため、P
R−TRUE信号が入り次のl0T−LSからカウント
を開始し、カウントmでイメージングユニット37を動
かし、カランFnでLE@REGを出力するとき、LE
@REGはPR−TRUEに対してT1時間だけ遅れる
ことになる。この遅れは最大lライ222フ分で、4色
フルカラーコピーの場合にはこの遅れが累積してしまい
出力画像に色ズレとなって現れてしまう。
そのために、先ず、第5図(C)に示すように、1回目
のLE@REGが入ると、カウンタ1がカウントを開始
し、2.3回目のLE@REGが入ると、カウンタ2.
3がカウントを開始し、それぞれのカウンタが転写位置
までのカウント数pに達するとこれをクリアして、以下
4回目以降のLE@REGの入力に対して順番にカウン
タを使用して行く。そして、第5図(e)に示すように
、LE@REGが入ると、l0T−CLKの直前のパル
スからの時間T3を補正用クロックでカウントする。感
材ベルトに形成された潜像が転写位置に近ずき、l0T
−CLKが転写位置までのカウント数pをカウントする
と、同時に補正用クロックがカウントを開始し、上記時
間T3に相当するカウント数rを加えた点が、正確な転
写位置となり、これを転写装置の転写位置(タイミング
)コントロール用カウンタの制御に上乗せし、LE@R
EGの入力に対して用紙の先端が正確に同期するように
転写装置のサーボモータを制御している。
以上がコピーレイヤまでの処理であるが、その上に、1
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがノ、<−オ
リジナル(PE!R0RIGINAL)レイヤで行われ
る処理である。更にその上には、ジョブのパラメータを
変える処理を行うジョブプログラミングレイヤがある。
具体的には、ADFを使用するか否か、原稿の一部の色
を変える、何倍機能を使用するか否か、ということであ
る。これらパーオリジナル処理とジョブプログラミング
処理はSYS系のSYSモジュール82が管理する。
そのためにSYSTEMモジュール82は、LLUlモ
ジュール80から送られてきたジョブ内容をチエツク、
確定し、必要なデータを作成して、9600b p s
シリアル通信網によりIITモジュール84、IPSモ
ジュール85に通知し、またLNETによりMCB系に
ジョブ内容を通知する。
以上述べたように、独立な処理を行うもの、他の機種、
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUl系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジs−ルを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフトウェア等の開発技術を均一化できる
、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変更
等があった場合にも関係するモジュールだけを変更する
ことで容易に対応することができる、等の効果が得られ
、以て開発効率を向上させることができるものである。
(B)ステート分割 以上、Ul系、SYS系およびMCB系の処理の分担に
ついて述べたが、この項ではUl系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
複写機では、パワーONからコピー動作、およびコピー
動作終了後の状態をいくつかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めておき、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。
これをステート分割といい、本複写機においては第6図
に示すようなステート分割がなされている。
本複写機1ζおけるステート分割で特徴的なことは、各
ステートにおいて、当該ステート全体を管理するコント
ロール権および当該ステートでUlを使用するUlマス
ター権が、あるときはSYSリモート71にあり、また
あるときはMCBリモート75にあることである。つま
り、上述したようにCPUを分散させたことによって、
U I IJモート70のLLUIモジュール80は5
YSUIモジユール81ばかりでなくMCBUIモジュ
ール86によっても制御されるのであり、また、ピッチ
およびコピー処理はMCB系のコビアエグゼクティブモ
ジュール87で管理されるのに対して、パーオリジナル
処理およびジョブプログラミング処理はSYSモジュー
ル82で管理されるというように処理が分担されている
から、これに対応して各ステートにおいてSYSモジニ
ール82、コピアエグゼクティブモジュール87のどち
らが全体のコントロール権を有するか、また、UIlマ
スター権有するかが異なるのである。第6図においては
縦線で示されるステートはUlマスター権をMCB系の
コピアエグゼクティブモジュール87が有することを示
し、黒く塗りつぶされたステートはUlマスター権をS
YSモジュール82が有することを示している。
第6図に示すステート分割の内パワーONからスタンバ
イまでを第7図を参照して説明する。
電源が投入されてパワーONになされると、第3図でS
YSリモー)71からIITリモート73およびIPS
リモート74に供給されるIPSリセット(w号および
IITIJセツXi号がH(旧G11)となり、IPS
リモート74、IITリモート73はリセットが解除さ
れて動作を開始する。
また、電源電圧が正常になったことを検知するとパワー
ノーマル信号が立ち上がり、MCBリモート75が動作
を開始し、コントロール権およびU■lマスター権確立
すると共に、高速通債網LNETのテストを行う。また
、パワーノーマル信号はホットラインを通じてMCBリ
モート75からSYSリモート71に送られる。
MCB!Iモート75の動作開始後所定の時間T0が経
過すると、MCBリモート75からホットラインを通じ
てSYSリモート71に供給されるシステムリセット信
号がHとなり、SYSリモー)71のリセットが解除さ
れて動作が開始されるが、この際、SYS’Jモー)7
1の動作開始は、S Y S +Jモート71の内部の
信号である86NM1186リセツトという二つの信号
により上記10時間の経過後更に200μsec遅延さ
れる。この200μsecという時間は、クラッシュ、
即ち電源の瞬断、ソフトウェアの暴走、ソフトウェアの
バグ等による一過性のトラブルが生じてマシンが停止、
あるいは暴走したときに、マシンがどのステートにある
かを不揮発性メモリに格納するために設けられているも
のである。
SYSリモー)71が動作を開始すると、約3゜8se
cの間コアテスト、即ちROM、RAMのチエツク、ハ
ードウェアのチエツク等を行う。このとき不所望のデー
タ等が入力されると暴走する可能性があるので、SYS
リモート71は自らの監督下で、コアテストの開始と共
にIPSリセット信号およびIITリセット信号をL 
(Low )とし、IPSリモート74およびIITリ
モート73をリセットして動作を停止させる。
SYSリモート71は、コアテストが終了すると、lO
〜3100msecの間CCCセルフテストを行うと共
に、I P S IJ上セツト号およびI IT!1セ
ット信号をHとし、IPSリモート74およびIIT 
Uモート73の動作を再開させ、それぞれコアテストを
行わせる。CCCセルフテストは、LNETに所定のデ
ータを送出して自ら受信し、受信したデータが送信され
たデータと同じであることを確3忍することで行う。な
お、CCCセルフテストを行うについては、セルフテス
トの時間が重ならないように各CCCに対して時間が割
り当てられている。
つまり、LNETにおいては、SYSリモート71、M
CBリモート75等の各ノードはデータを送信したいと
きに送信し、もしデータの衝突が生じていれば所定時間
経過後再送信を行うというコンテンション方式を採用し
ているので、SYSリモート71がCCCセルフテスト
を行っているとき、他のノードがLNETを使用してい
るとデータの衝突が生じてしまい、セルフテストが行え
ないからである。従って、S Y S Uモート71が
CCCセルフテストを開始するときには、MCBリモー
ト75のLNETテストは終了している。
CCCセルフテストが終了すると、SYSリモート71
は、IPSリモート74およびIITリモート73のコ
アテストが終了するまで待機し、Tlの期間にSYST
EMノードの通信テストを行う。この通信テストは、9
600b p sのシリアル通信網のテストであり、所
定のシーケンスで所定のデータの送受信が行われる。当
該通信テストが終了すると、T2の期間にS Y S 
IJモート71とMCBリモート750間でLNETの
通信テストを行う。即ち、MCBリモート75はSYS
リモート71に対してセルフテストの結果を要求し、S
YSリモート71は当該要求に応じてこれまで行ってき
たテストの結果をセルフテストリザルトとしてMCBリ
モート75に発行する。
MCBリモート75は、セルフテストリザルトを受は取
るとトークンパスをSYsリモート71に発行する。ト
ークンパスはUlマスター権をやり取りする札であり、
トークンパスがSYsリモート71に渡されることで、
01マスター権はMCBリモート75からsysリモー
ト71に移ることになる。ここまでがパワーオンシーケ
ンスである。当該パワーオンシーケンスの期間中、Ul
リモート70は「しばらくお待ち下さい」等の表示を行
うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、各種のテ
ストを行う。
上記のパワーオンシーケンスの内、セルフテストリザル
トの要求に対して返答されない、またはセルフテストリ
ザルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、Ulコントロール権を発動、してU
 I IJモモ−70を制御し、異常が生じている旨の
表示を行う。これがマシンデッドのステートである。
パワーオンステートが終了すると二次に各リモートをセ
ットアツプするためにイニシャライズステートに入る。
。イニシャライズステートではSYSリモート71が全
体のコントロール権とUlマスター権を有している。従
って、5YSIJモート71は、SYS系をイニシャラ
イズすると共に、r IN[TIALIZB SIIB
SYSTBMJ :17 ン)’をMCBIJ−T−一
ト75に発行してMCB系をもイニシャライズする。そ
の結果はサブシステムステータス情報としてMCBリモ
ート75から送られてくる。これにより例えばIOTで
はフユーザを加熱したり、トレイのエレベータが所定の
位置に配置されたりしてコピーを行う準備が整光られる
。ここまでがイニシャライズステートである。
イニシャライズが終了すると各リモートは待機状態であ
るスタンバイに入る。この状態においてもUlマスター
権はSYSリモート71が有しているので、sysリモ
ート71はUIlマスター権基づいてU1画面上にF/
Fを表示し、コピー実行条件を受は付ける状態に入る。
このときMCBリモート75はIOTをモニターしてい
る。また、スタンバイステートでは、異常がないがどぅ
かをチエツクするためにMCB’Jモート75は、50
0m5ec毎にバックグランドポールをSYSリモート
71に発行し、SYSリモート71はこれに対してセル
フテストリザルトを200m5ec以内にMCBリモー
ト75に返すという処理を行う。このときセルフテスト
リザルトが返ってこない、あるいはセルフテストリプル
トの内容に異常があるときには、MCBリモート75は
Ulリモート70に対して異常が発生した旨を知らせ、
その旨の表示を行わせる。
スタンバイステートにおいてオーデイトロンが使用され
ると、オーデイトロンステートに入り、MCBIJモー
ト75はオーデイトロンコントロールを行うと共に、U
 I IJモート70を制御してオーデイトロンのため
の表示を行わせる。スタンバイステートにおいてF/F
が設定され、スタートキーが押されるとプロダレスステ
ートに入る。プロダレスステートは、セットアツプ、サ
イクルアップ、ラン、スキップピッチ、ノーマルサイク
ルダウン、サイクルダウンシャットダウンという6ステ
ートに細1分化されるが、これらのステートを、第8図
を参照して説明する。
第8図は、プラテンモード、4色フルカラーコピー設定
枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
sysリモー)71は、スタートキーが押されたことを
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
IT!Jモート73およびI P S Uモート74に
送り、またLNETを介してジョブの内容をスタートジ
ョブというコマンドと共にMCBリモート75内のコピ
アエグゼクティブモジュール87に発行する。このこと
でマシンはセットアツプに入り、各リモートでは指定さ
れたジョブを行うための前準備を行う。例えば、IOT
モジュール90ではメインモータの駆動、感材ベルトの
パラメータの合わせ込み等が行われる。 スタートジョ
ブに対する応答であるACK (^cknowledg
e )がMCBリモート75から送り返されたことを確
認すると、SYSリモー)71は、IITリモート73
にプリスキャンを行わせる。プリスキャンには、原稿サ
イズを検出するだめのプリスキャン、原稿の指定された
位置の色を検出するためのプリスキャン、塗り絵を行う
場合の閉ループ検出のためのプリスキャン、マーカ編集
の場合のマーカ読み取りのためのプリスキャンの4種類
があり、選択されたF/Fに応じて最高3回までプリス
キャンを行う。このときUrには例えば「しばらくお待
ち下さい」等の表示が行われる。
プリスキャンが終了すると、IITレディというコマン
ドが、コビアエグゼクティブモジュール87に発行され
、ここからサイクルアップに入る。
サイクルアップは各リモートの立ち上がり時間を待ち合
わせる状態であり、MCB’Jモート75はIOT、転
写装置の動作を開始し、SYS!Iモート71はIPS
リモート74を初期化する。このときUTは、現在プロ
ダレスステートにあること、および選択されたジョブの
内容の表示を行う。
サイクルアップが終了するとランに入り、コピー動作が
開始されるが、先ずMCBIJモート75のIOTモジ
ュール90から1個目のPROが出されるとI 1.T
は1回目のスキャンを行い、10Tは1色目の現像を行
い、これで1ピツチの処理が終了する。次に再びPRO
が出されると2色目の現像が行われ、2ピツチ目の処理
が終了する。
この処理を4回繰り返し、4ピツチの処理が終了すると
IOTはフユーザでトナーを定着し、排紙する。これで
1枚目のコピー処理が完了する。以上の処理を3回繰り
返すと3枚のコピーができる。
ピッチレイヤの処理お・よびコピーレイヤの処理はMC
BIJモート75が管理するが、その上のレイヤである
パーオリジナルレイヤで行うコピー設定枚数の処理は5
YSIJモート71が行う。従って、現在何枚口のコピ
ーを行っているかをSYSリモート71が認識できるよ
うに、各コピーの1個目のPROが出されるとき、MC
Bリモート75はSYSリモート71に対してメイドカ
ウント信号を発行するようになされている。また、最後
のPROが出されるときには、MCBIJモート75は
SYSリモート71に対してrRDY  FORNXT
  JOBJというコマンドを発行して次のジョブを要
求する。このときスタートジョブを発行するとジョブを
続行できるが、ユーザが次のジョブを設定しなければジ
ョブは終了であるから、SYSリモート71はrEND
  JOBJというコマンドをMCBリモート75に発
行する。
MCBIJモー)751;!rEND  JOB」:+
マントを受信してジョブが終了したことを確認すると、
マシンはノーマルサイクルダウンに入る。ノーマルサイ
クルダウンでは、MCBリモート75はIOTの動作を
停止させる。
サイクルダウンの途中、MCBリモート75は、コピー
された用紙が全て排紙されたことが確認されるとソノ旨
をrDELIVERED  JOBJコマンドでSYS
リモート71に知らせ、また、ノーマルサイクルダウン
が完了してマシンが停止すると、その旨をrIOT  
5TAND  BYJコマンドでSYSリモート71に
知らせる。これによりプログレスステートは終了し、ス
タンバイステートに戻る。
なお、以上の例ではスキップピッチ、サイクルダウンシ
ャツ、トダウンについては述べられていないが、スキッ
プピッチにおいては、SYSリモート71はSYS系を
次のジョブのためにイニシャライズし、また、MCBリ
モート75では次のコピーのために待機している。また
、サイクルダウンシャットダウンはフォールトの際のス
テートであるので、当該ステートにおいては、SYSリ
モート71およびMCBリモート75は共にフォールト
処理を行う。
以上のようにプログレスステートにおいては、MCBリ
モート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、S
YSリモート71はパーオリジナル処理およびジョブプ
ログラミング処理を管理しているので、処理のコントロ
ール権は双方が処理の分担に応じてそれぞれ有している
。これに対してUlマスター権はSYSリモート71が
有している。なぜなら、UIにはコピーの設定枚数、選
択された編集処理などを表示する必要があり、これらは
パーオリジナル処理もしくはジョブプログラミング処理
に属し、SYSリモート71の管理下に置かれるからで
ある。
プログレスステートにおいてフォールトが生じるとフォ
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー、ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがりカバリ−できるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーしなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBUIモジュール86が行うが、F/FはS
YSモジュール82が管理するので、F/Fの再設定で
リカバリーできるフォールトに関してはSYSモジュー
ル82がリカバリーを担当し、それ以外のりカバリ−に
関してはコピアエグゼクティブモジュール87が担当す
る。
京だ、フォールトの検出はSYS系、MCB系それぞれ
に行われる。つまり、IIT、IPS。
F/PはSYSリモート71が管”理しているので5Y
SIJ%−)71が検出し、IOT、ADF。
ソータはMCBリモート75が管理しているのでMCB
’Jモー、ドア5が検出丈る。従って、本複写機におい
ては次の4種類のフォールトがあることが分かる。
■SYSノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 例えば、F/Pが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーできる。
■SYSノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PRO信号の異常、CCCの異常、
シリアル通信網の異常、ROMまたはRAMのチエツク
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、U
Iにはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さい」等のメツセージが表示される。
■MCBノードで検出され、SYSノードがすカバリー
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/Fでソータ
が設定された場合にはMCBノードでフォールトが検出
されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータを
使用しないモードに変更することでもリカバリーできる
。ADFについても同様である。また、トナーが少なく
なった場合、トレイがセットされていない場合、用紙が
無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォー
ルトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいはト
レイをセットする、用紙を補給することでリカバリーさ
れるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった場
合には他のトレイを使用することによってもリカバリー
できるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の色
を指定することによってもリカバリーできる。つまり、
F/Fの選択によってもリカバリーされるものであるか
ら、SYSノードでリカバリーを行うようになされてい
る。
■MCBノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する。場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フユーザの故障
等はMCBノードで検出され、UIには故障の箇所およ
び「サービスマンを呼んで下さい」等のメツセージが表
示される。また、ジャムが生じた場合には、ジャムの箇
所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示するこ
とでリカバリーをユーザに委ねている。
以上のようにフォールトリカバリーステートにおいては
コントロール権およびUlマスター権は、フォールトの
生じている箇所、リカバリーの方法によってSYSノー
ドが有する場合と、MCBノードが有する場合があるの
である。
フォールトがリカバリーされてIOTスタンバイコマン
ドがMCBノードから発行されるとジョブリカバリース
テートに移り、残されているジョブを完了する。例えば
、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしている
ときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムがク
リアされた後、残りの2枚をコピーしなければならない
ので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理する
処理を行ってジョブをリカバリーするのである。従って
、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、SY
Sノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担に
応じて有している。しかし、UIlマスター権SYSノ
ードが有している。なぜなら、ジョブリカバリーを行う
については、例えば「スタートキーを押して下さい」、
「残りの原稿をセットして下さい」等のジョブリカバリ
ーのためのメツセージを表示しなければならず、これは
SYSノードが管理するパーオリジナル処理またはジョ
ブプログラミング処理に関する事項だからである。
なお、プロダレスステートでIOTスタンバイコマンド
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジョブが完了したことが確認されるとスタンバイステー
トに移り、次のジョブを待機する。スタンバイステート
において、所定のキー操作を行うことによってダイアグ
ノスティック(以下、単;ζダイアグと称す。)ステー
トに入ることができる。
ダイアグステートは、部品の入力チエツク、出力チエツ
ク、各種パラメータの設定、各種モードの設定、NVM
 (不揮発性メモリ)の初期化等を行う自己診断のため
のステートであり、その概念を第9図に示す。図から明
らかなように、ダイアグとしてTECHREPモード、
カスタマ−シミュレーションモードの2つのモードが設
けられている。
TECHREPモードは入力チエツク、出力チエツク等
サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモード
であり、カスタマ−シミュレーションモードは、通常ユ
ーザがコピーする場合に使用するカスタマ−モードをダ
イアグで使用するモードである。
いま、カスタマ−モードのスタンバイステートから所定
の操作により図のへのルートによりTECHREPモー
ドに入ったとする。TECHREPモードで各種のチエ
ツク、パラメータの設定、モードの設定を行っただけで
終了し、再びカスタマ−モードに戻る場合(図のBのル
ート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示すよう
にパワーオンのステートに移り、第7図のシーケンスに
よりスタンバイステートに戻ることができるが、本複写
機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を備え
ているので、TECHREPモードで種々のパラメータ
の設定を行った後に、実際にコピーを行ってユーザが要
求する色が出るかどうか、編集機能は断定の通りに機能
するかどうか等を確認する必要がある。これを行うのが
カスタマ−シミュレーションモードであり、ピリングを
行わない点、Ulにはダイアグである旨の表示がなされ
る点でカスタマ−モードと異なっている。これがカスタ
マ−モードをダイアグで使用するカスタマ−シミュレー
ションモードの意味である。なお、TECHREPモー
ドからカスタマ−シミュレーションモードへの移行(図
のCのルート)、その逆のカスタマ−シミュレーション
モードからTECHREPモードへの移行(図のDのル
ート)、はそれぞれ所定の操作により行うことができる
。また、TECHREPモードはダイアグエグゼクティ
ブモジュール88(第4図)が行うのでコントロール権
、UIマスター権は共にMCBノードが有しているが、
カスタマ−シミュレーションモードはSYS、DIAG
モジ3’ル83(第4図)の制御の基で通常のコピー動
作を行うので、コントロール権、Ulマスター権は共に
SYSノードが有する。
(I[)具体的な各部の構成 (II−1)システム 第1O図はシステムと他のリモートとの関係を示す図で
ある。
前述したように、リモート71には5YSU Iモジュ
ール81とSYSTEMモジュール82が搭載され、5
YSUI81とSYSTEMモジニール82間はモジュ
ール間インタフェースによりデータの授受が行われ、ま
たSYSTEMモジュール82とIIT’73、IPS
74との間はシリアル通信インターフェースで接続され
、MCB?5、RO376、RAIB79との間はLN
ET高速通信網で接続されている。
次にシステムのモジュール構成について説明する。
第11図はシステムのモジュール構成を示す図である。
本複写機においては、IIT、[’S、IOT等の各モ
ジュールは8品のように考え、これらをコントロールす
るシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えてい
る。そして、分散CPU方式を採用し、システム側では
バーオリジナル処理およびジョブプログラミング処理を
担当し、これに対応してイニシャライズステート、スタ
ンバイステート、セットアツプステート、サイクルステ
ートを管理するコントロール権、およびこれらのステー
トでUIを使用するUlマスター権を有しているので、
それに対応するモジュールでシステムを構成している。
システムメイン100は、5YSUIやMCB等からの
受信データを内部バッファに取り込み、また内部バッ、
ファに格納したデータをクリアし、システムメイン10
0の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、シス
テムステートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101は
、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態になる
までのイニシャライズシーケンスをコントロールしてお
り、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパワ
ーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアツプコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コピーレイアーの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアツプシーケンスをコ
ントロールし、具体的には5YSUIから指示されたF
EATURE (使用者の要求を達成するためのM/C
に対する指示項目)に基づいてジョブモードを作成し、
作成したジョブモードに従ってセットアツプシーケンス
を決定する。
第12図(a)に示すように、ジョブモードの作成は、
F/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分け
ている。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/
Cがスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され
、停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に
対して作業分割できる最小単位、ジョブモードの集合体
である。例えば、嵌め込み合成の場合で説明すると、第
12図ら)示すように、ジョブモードは削除と移動、抽
出とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体となる
。また、第12図(C)に示すようにADF原稿3枚の
場合においては、ジョブモードはそれぞれ原稿1、原稿
2、原1i43に対するフィード処理であり、ジョブは
それらの集合となる。
そして、自動モードの場合はドキュメントスキャン、ぬ
り絵モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モードの時はサンプルスキャ
ンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサイ
クルに必要なコピーモードをIIT% IPS、MCB
に対して配付し、セットアツプシーケンス終了時MCB
を起動する。
M/Cスタ、ンバイコントロールモジュール102はM
/Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具体
的にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダ
イアグモードのエントリー等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジュール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してIITの立ち上げ要求
、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行う
また、M/C停止中、あるいは動作中に発生するスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール106はIIT、[
’Sからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMCB
に対して立ち下げ要求し、具体的にはIIT、IPSか
らのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またMC
Bからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のりカバ
リ−を判断して決定し、例えばMCBからのジャムコマ
ンドによりリカバリーを行っている。
コミニュケーションコントロールモジニール107はI
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/ディスエイプルを設定してい
る。
DIAGコントロールモジュール108は、DIAGモ
ードにおいて、入力チエツクモード、出力チエツクモー
ド中のコントロールを行っている。
次に、これらの各モジュール同士、あるいは他のサブシ
ステムとのデータの授受について説明する。
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー、お
よびシステム内子ジュール間データフローを示す図であ
る。図のA−Nはシリアル通信を、Zはホットラインを
、■〜0はモジニール間データを示している。
5YSUIリモートとイニシャライズコントロール部1
01との間では、5YSU IからはCRTの制御権を
SYSTEM  N0DEに渡tTOKENコマン、ド
が送られ、一方イニシャライズコントロールR1otか
らはコンフィグコマンドが送られる。
5YSU1リモートとスタンバイコントロール部102
との間では、5YSUIからはモードチェンジコマンド
、スタートコピーコマンド、ジョブキャンセルコマンド
、色登録リクエストコマンド、トレイコマンドが送られ
、一方スタンバイコントロール81(102からはM/
Cステータスコマンド、トレイステータスコマンド、ト
ナーステータスコマンド、回収ボトルステータスコマン
ド、色登録ANSコマンド、TOKENコマンドが送ら
れる。
5YSU Iリモートとセットアツプコントロール部1
03との間では、セットアツプコントロール部103か
らはM/Cステータスコマンド(プログレス)、APM
Sステータスコマンドが送られ、一方5YStJ Iリ
モートからはストップリクエストコマンド、インターラ
ブドコマンドが送られる。
IPSリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、I P S +Jモートからはイニシャラ
イズエンドコマンドが送られ、イニシャライズコントロ
ール部101からはNVMパラメータコマンドが送られ
る。
11Tリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、I IT!JモートからはIITレディコ
マンド、イニシャライズコントロール部lotからはN
VMパラメータコマンド、INITIALIZEコマン
ドが送られる。
IPSリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IPSリモートからイニシャライズフリーハン
ドエリア、アンサ−コマンド、リムーヴエリアアンサー
コマンド、カラー情報コマンドが送られ、スタンバイコ
ントロール部102からはカラー検出ポイントコマンド
、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド、リムー
ヴエリアコマンドが送られる。
IPSリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、IPSリモートからIPSレディコマンド1
、ドキュメント情報コマンドが送られ、セットアツプコ
ントロール部103スキャン情報コマンド、基本コピー
モードコマンド、エデイツトモードコマンド、M/Cス
トップコマンドが送られる。
11Tリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IITリモートからプレスキャンが終了したこ
とを知らせるIITレディコマンドが送られ、スタンバ
イコントロール部102からサンプルスキャンスタート
コマンド、イニシャライズコマンドが送られる。
IITリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、IITリモートからはIITレディコフンド
、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットアツ
プコントロール部103からはドキュメントスキャンス
タートコマンド、サンプルスキャンスタートコマンド、
コピースキャンスタートコマンドが送られる。
MCBリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、スタンバイコントロール部102からイニシャ
ライズサブシステムコマンド、スタンバイセレクション
コマンドが送られ、MCBリモートからはサブシステム
ステータスコマンドが送られる。
MCBリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、セットアツプコントロール部103からスタ
ートジョブコマンド、IITレディコマンド、ストップ
ジョブコマンド、デクレアシステムフォールトコマンド
が送られ、MCBIJモートからIOTスタンバイコマ
ンド、デクレアMCBフォールトコマンドが送られる。
MCBリモートとサイクルコントロール部104との間
では、サイクルコントロール部104からストップジョ
ブコマンドが送られ、MCBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネタストジョブコマンド、ジョブ
デリヴアードコマンド、IOTスタンバイコマンドが送
られる。
MCBリモートとフォールトコントロール部106との
間では、フォールトコントロール部106からデクレア
システムフォールトコマンド、システムシャットダウン
完了コマンドが送られ、MCBIJモートからデクレア
MCBフォールトコマンド、システムシャットダウンコ
マンドが送られる。
1 IT!Jモートとコミニュケーションコントロール
部107との間では、IITIJモートからスキャンレ
ディ信号、イメージエリア信号が送られる。
次に各モジュール間のインターフェースについて説明す
る。
システムメイン100から各モジュール(101〜10
7)に対して受信リモー)No、及び受儒データが送ら
れて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ授受
を行う。一方、各モジュール(101〜107)からシ
ステムメイン100に対しては何も送られない。
イニシャライズコントロール部101は、イニシャライ
ズ処理が終了するとフォルトコントロール部106、ス
タンバイコントロール部102に対し、それぞれシステ
ムステート (スタンバイ)を通知する。
コミニュケーションコントロール部107は、イニシャ
ライズコントロール部101、スタンバイコントロール
部102、セットアツプコントロールB103、コピー
サイクルコントロール部104、フォルトコントロール
部106にl、それぞれ通信可否情報を通知する。
スタンバイコントロール1102は、スタートキーが押
されるとセットアツプコントロール部103に対してシ
ステムステート(プログレス)を通知する。
セットアツプコントロール部103は、セットアツプが
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート(サイクル)を通知する。
(■−2)イメージ入力ターミナル(IIT)(A)原
稿走査機構 第14図は、原稿走査機構の斜視図を示し、イメージン
グユニット37は、2本のスライドシャフト202.2
03上に移動自在に載置されると共に、両端はワイヤ2
04.205に固定されている。このワイヤ204.2
05はドライブプーリ206.207とテンションプー
リ208.209に巻回され、テンションプーリ208
.209には、図示矢印方向にテンションがかけられて
いる。前記ドライブプーリ206.207が取付けられ
るドライブ軸210には、減速プーリ211が取付られ
、タイミングベルト212を介してステッピングモータ
213の出力軸214に接続されている。なお、リミッ
トスイッチ215.216はイメージングユニット37
が移動するときの両端位置を検出するセンサであり、レ
ジセンサ217は、原稿読取開始位置を検出するセンサ
である。
1枚のカラーコピーを得るために、IITは、4回のス
キャンを繰り返す必要がある。この場合、4回のスキャ
ン内に同期ズレ、位置ズレをいかに少なくさせるかが大
きな課題であり、そのためには、−イメージングユニッ
ト37の停止位置の変動を抑え、ホームポジションから
レジ位置までの到達時間の変動を抑えることおよびスキ
ャン速度の変動を抑えることが重要である。そのために
ステッピングモータ213を採用している。しかしなが
ら、ステッピングモータ213はDCサーボモータに比
較して振動、騒音が大きいため、高画質化、高速化に種
々の対策を採っている。
(B)ステッピングモータの制御方式 ステッピングモータ213は、モータ巻線を5角形に結
線し、その接続点をそれぞれ2個のトランジスタにより
、電源のプラス側またはマイナス側に接続するようにし
、10個のスイッチングトランジスタでバイポーラ駆動
を行うようにしている。また、モータに流れる電流値を
フィードバックし、電流値を滑らかに切換えることによ
り、振動および騒音の発生を防止している。
第15図(a)はステッピングモータ213により駆動
されるイメージングユニット37のスキャンサイクルを
示している。図は倍率50%すなわち最大移動速度でフ
ォワードスキャン、バックスキャンさせる場合に、イメ
ージングユニット37の速度すなわちステッピングモー
タに加えられる周波数と時間の関係を示している。加速
時には同図υに示すように、例えば259Hzを逓倍し
てゆき、最大11〜12KHz程度にまで増加させる。
このようにパルス列に規則性を持たせることによりパル
ス生成を簡単にする。そして、同図(a)に示すように
、259pps/3.9msで階段状に規則的な加速を
行い台形プロファイルを作るようにしている。また、フ
ォワードスキャンとバックスキャンの間には休止時間を
設け、IITメカ系の振動が減少するの待ち、またIO
Tにおける画像出力と同期させるようにしている。本実
施例においては加速度を0.7Gにし従来のものと比較
して大にすることによりスキャンサイクル時間を短縮さ
せている。
前述したようにカラー原稿を読み取る場合には、4回ス
キャンの位置ズレ、システムとしてはその結果としての
色ズレ或いは画像のゆがみをいかに少なくさせるかが大
きな課題である。第15図(C)〜(e)は色ずれの原
因を説明するための図で、同図(C)はイメージングユ
ニットがスキャンを行って元の位置に停止する位置が異
なることを示しており、次にスタートするときにレジ位
置までの時間がずれて色ずれが発生する。また、同図(
d)に示すように、4スキヤン内でのステッピングモー
タの過度振動(定常速度に至るまでの速度変動)により
、レジ位置に到達するまでの時間がずれて色ずれが発生
する。また、同図(e)はレジ位置通過後テールエツジ
までの定速走査特性のバラツキを示し、1回目のスキャ
ンの速度変動のバラツキが2〜4回目のスキャンの速度
変動のバラツキよりも大きいことを示している。従って
、例えば1回目のスキャン時には、色ずれの目立たない
Yを現像させるようにしている。
上記した色ずれの原因は、タイミングベルト212、ワ
イヤ204.205の経時変化、スライドパッドとスラ
イドレール202.203間の粘性抵抗等の機械的な不
安定要因が考えられる。
(C)IITのコントロール方式 IITリモートは、各種コピー動作のためのシーケンス
制置、サービスサポート機能、自己診断機能、フェイル
セイフ機能を有している。IITのシーケンス制御は、
通常スキャン、サンプルスキャン、イニシャライズに分
けられる。IIT制御のための各種コマンド、パラメー
タは、SYSリモート71よりシリアル通信で送られて
くる。
第16図(a)は通常スキャンのタイミングチャートを
示している。スキャン長データは、用紙長と倍率により
0〜432mm(lieステップ)が設定され、スキャ
ン速度は倍率(50%〜400%)により設定され、ブ
リスキャン長(停止位置からレジ位置までの距離)デー
タも、倍率(50%〜400%)により設定される。ス
キャンコマンドを受けると、FL−ON信号により蛍光
灯を点灯させると共に、5CN−RDY信号によりモー
タドライバをオンさせ、所定のタイミング後シェーディ
ング補正パルスWHT−REFを発生させてスキャンを
開始する。レジセンサを通過すると、イメージエリア信
号IMG−AREAが所定のスキャン長分ローレベルと
なり、これと同期して■IT−PS信号がIPSに出力
される。
第16図ら)はサンプルスキャンのタイミングチャート
を示している。サンプルスキャンは、色変換時の色検知
、F/Pを使用する時の色バランス補正およびシヱーデ
ィング補正に使用される。レジ位置からの停止位置、移
動速度、微小動作回数、ステップ間隔のデータにより、
目的のサンプル位置に行って一時停止または微小動作を
複数回繰り返した後、停止する。
第16図(C)はイニシャライズのタイミングチャート
を示している。電源オン時にSYSリモートよりコマン
ドを受け、レジセンサの確認、レジセンサによるイメー
ジングユニット動作のvtun、レジセンサによるイメ
ージングユニットのホーム位置の補正を行う。
(D)イメージングユニット 第17図は前記イメージングユニット37の断面図を示
し、原稿220は読み取られるべき画像面がプラテンガ
ラス31上に下向きにセットされ、イメージングユニッ
ト37がその下面を図示矢印方向へ移動り、、30W昼
光色螢光灯222および反射鏡223により原稿面を露
光する。そして、原稿220からの反射光をセルフォッ
クレンズ2゜24、シアンフィルタ225を通過させる
ことにより、CCDラインセンサ226の受光面に正立
等倍像を結像させる。セルフォックレンズ224は4列
のファイバーレンズからなる複眼レンズであり、明るく
解像度が高いために、光源の電力を低く抑えることがで
き、またコンパクトになるという利点を有する。また、
イメージングユニット37には、CCDラインセンサド
ライブ回路、CCDラインセンサ出力バッファ回路等を
含む回路基板227が搭載される。なお、228はラン
プヒータ、229は照明電源用フレキシブルケーブル、
230は制御信号用フレキシブルケーブルを示している
第18図は前記CCDラインセンサ226の配置例を示
し、同図(a)に示すように、5個のCCDラインセン
サ226a〜226eを主走査方向Xに千鳥状に配置し
ている。これは−本のCCDうインセンサにより、多数
の受光素子を欠落なくかつ感度を均一に形成することが
困難であり、また、複数のCCDラインセンサを1ライ
ン上に並べた場合には、CCDラインセンサの両端まで
画素を構成することが困難で、読取不能領域が発生する
からである。
このCCDラインセンサ226のセンサ部は、同図(b
)に示すように、CCDラインセンサ226の各画素の
表面にRSG、Bの3色フィルタをこの順に繰り返して
配列し、隣りあった3ビツトで読取時の1画素を構成し
ている。各色の読取画素密度を16ドツト/關、1チツ
プ当たりの画素数を2928とすると、1チツプの長さ
が2928/ (16X3)=61師となり、5チップ
全体で61X5=305mmの長さとなる。従って、こ
れによりA3版の読取りが可能な等倍系のCCDライン
センサが得られる。また、R,G、Bの各画素を45度
傾けて配置し、モアレを低減している。
このように、複数のCCDラインセンサ226a〜22
6eを千鳥状に配置した場合、隣接したCCDライン、
センサが相異なる原稿面を走査することになる。すなわ
ち、CCDラインセンサの主走査方向Xと直交する副走
査方向Yl、:CCDラインセンサを移動して原稿を読
み取ると、原稿を先行して走査する第1列のCCDライ
ンセンサ226b、226dからの信号と、それに続く
第2列のCCDラインセンサ226a、226c、22
6eからの信号との間には、隣接するCCDラインセン
サ間の位置ずれに相当する時間的なずれを生じる。
そこで、複数のCCDラインセンサで分割して読み取っ
た画像信号から1ラインの連続信号を得るためには、少
なくとも原稿を先行して走査する第1列のCCDライン
センサ226b、226dからの信号を記憶せしめ、そ
れに続く第2列のCCDラインセンサ226a1226
C% 226eからの信号出力に同期して読みだすこと
が必要となる。この場合、例えば、ずれ量が250μm
で、解像度が16ドツト/止であるとすると、4ライン
分の遅延が必要となる。
また、一般に画像読取装置における縮小拡大は、主走査
方向はIPSでの間引き水増し、その他の処理により行
い、副走査方向はイメージングユニット37の移動速度
の増減により行っている。そこで、画像読取装置にあけ
る読取速度(単位時間当たりの読取ライン数)は固定と
し、移動速度を変えることにより副走査方向の解像度を
変えることになる。すなわち、例えば縮拡率100%時
に16ドツ)/+nmの解像度であれば、の如き関係と
なる。従って縮拡率の増加につれて解像度が上がること
になり、よって、前記の千鳥配列の差250μmを補正
するための必要ラインメモリ数も増大することになる。
(E)ビデオ、信号処理回路 次に第19図により、CCDラインセンサ226を用い
て、カラー原稿をRlG、B毎に反射率信号として読取
り、これを濃度信号としてのデジタル値に変換するため
のビデオ信号処理回路について説明する。
原稿は、イメージングユニット37内の5個のCCDラ
インセンサ226により、原稿を5分割に分けて5チヤ
ンネルで、R,GSBに色分解されて読み取られ、それ
ぞれ増幅回路231で所定レベルに増幅されたのち、ユ
ニット、本体間を結ぶ伝送ケーブルを介して本体側の回
路へ伝送される(第20図231a)。次いでサンプル
ホールド回路5)1232において、サンプルホールド
パルスSHPにより、ノイズを除去して波形処理を行う
(第20図232 a)。ところがCCDラインセンサ
の光電変換特性は各画素毎、各チップ毎に異なるために
、同一の濃度の原稿を読んでも出力が異なり、これをそ
のまま出力すると画像データにスジやムラが生じる。そ
のために各種の補正処理が必要となる。
ゲイン調整回路AGC(^tlTOMATIc GAI
N C0NTR0L)233では、センサ出力信号の増
幅率の調整を行う。これは、白レベル調整と言われるも
ので、各センサの出力を増幅して後述するAOC234
を経てA/D変換器235に入力する回路において、A
/D変換の誤差を少なくするために設けられている。そ
のために、各センサで白のレファランスデータを読取り
、これをデジタル化してシェーディングRAM240に
格納し、この1ライン分のデータをSYS!Iモート7
1 (第3図)において所定の基準値と比較判断し、所
定のゲインとなるデジタル値をD/A変換してAGC2
33に出力し、ゲインを256段階に調節可能にする。
オフセット調整回路AOC(AUTOMATIC’ 0
FSETCONTROL ) 234は、黒レベル調整
と言われるもので、各センサの暗時出力型−圧を調整す
る。そのために、螢光灯を消灯させて暗時出力を各セン
サにより読取り、このデータをデジタル化してシェーデ
ィングRAM240に格納し、この1ライン分のデータ
を、sysリモート71 (第3図)において所定の基
準値と比較判断し、オフセット値をD/A変換してAO
C234に出力し、オフセット電圧を256段階に調節
している。このAOCの出力は、第20図234aに示
すように最終的に読み取る原稿濃度に対して出力濃度が
規定値になるように調整している。
このようにしてA/D変換器235でデジタル値に変換
され(第20図235 a)だデータは、GBRGBR
・・・・・・・・・と連なる8ビツトデータ列の形で出
力される。遅延量設定回路236は、複数ライン分が格
納されるメモリで、FIFO構成をとり、原稿を先行し
て走査する第1列のCCDラインセンサ226b、22
6dからの信号を記憶せしめ、それに続く第2列のCC
Dラインセンサ226a、226c、226eからの信
号出力に同期して出力している。
分離合成回路237は、各CCDラインセンサ毎にR,
G、Bのデータを分離した後、原稿の1ライン分を各C
CDラインセンサのR,GSB毎にシリアルに合成して
出力するものである。変換器238は、ROMから構成
され、対数変換テーブルLUT“1”が格納されており
、デジタル値をROMのアドレス信号として入力すると
、対数変換テーブルLUT“ビでR%G、Bの反射率の
情報が濃度の情報に変換される。
次にシェーディング補正回路239について説明する。
シェーディング特性は、光源の配光特性にバラツキがあ
ったり、蛍光灯の場合に端部において光量が低下したり
、CCDラインセンサの各ビット間に感度のバラツキが
あったり、また、反射鏡等の汚れがあったりすると、こ
れらに起因して現れるものである。
そのために、シェーディング補正開始時に、CCDライ
ンセンサにシェーディング補正の基準濃度データとなる
白色板を照射したときの反射光を入力し、上記信号処理
回路にてA/D変換およびログ変換を行い、この基準濃
度データj!og(RI)をラインメモリ240に記憶
させておく。次に原稿を走査して読取った画像データj
!og(Dl)から前に基準濃度データj?og(Rt
)を減算すれば、 fog (Dt )  j!og (Ri ) =j!
og (Dt / Rt )となり、シェーディング補
正された各画素のデータの対数値が得られる。このよう
にログ変換した後にシェーディング補正を行うことによ
り、従来のように複雑かつ大規模な回路でハードロジッ
ク除算器を組む必要もなく、汎用の全加算器ICを用い
ることにより演算処理を簡単に行うことができる。
(II−3)イメージ出力ターミナル(IOT)(A)
4!I略構成 第21図はイメージ出力ターミナルの概略構成を示す図
である。
本装置は感光体として有a感材ベル)(Ph。
to  Recepterベルト)を使用し、4色フル
カラー用にブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(
C)、イエロー(Y)からなる現像機404、用紙を転
写部に搬送する転写装置(T o wRoll  Tr
ansfer  Loop)406、転写装置404か
ら定着装置408へ用紙を搬送する真空搬送装置(Va
cuum  Transfer)407、用紙トレイ4
10.412、用紙搬送路411が備えられ、感材ベル
ト、現像機、転写装置の3つのユニットはフロント側へ
引き出せる構成となっている。
レーザー光源40からのレーザ光を変調して得られた情
報光はミラー40dを介して感材41上に照射されて露
光が行われ、潜像が形成される。
感材上に形成されたイメージは、現像機404で現像さ
れてトナー像が形成される。現像機404はKSMSC
%Yからなり、図示するような位置関係で配置される。
これは、例えば暗減衰と各トナーの特性との関係、ブラ
ックトナーへの他のトナーの混色による影響の違いとい
ったようなことを考慮して配置している。但し、フルカ
ラーコピーの場合の駆動順序は、Y→C−4M→にであ
る。
一方、2段のエレベータトレイからなる410、他の2
役のトレイ412から供給される用紙は、搬送路411
を通して転写装置406に供給される。転写装置406
は転写部に配置され、タイミングチェーンまたはベルト
で結合された2つのロールと、後述するようなグリッパ
−バーからなり、グリッパ−バーで用紙をくわえ込んで
用紙搬送し、感材上のトナー像を用紙に転写させる。4
色フルカラーの場合、用紙は転写装置部で4回転し、Y
、C5M5Kの像がこの順序で転写される。転写後の用
紙はグリッパ−バーから解放されて転写装置から真空搬
送装置407に渡され、定着装置408で定着されて排
出される。
真空搬送装置407は、転写装置406と定着装置40
8との速度差を吸収して同期をとっている。本装置にお
いては、転写速度(プロセススピード)は190 am
lsecで設定されており、7JL/カラーコピー等の
場合には定着速度は90mm/secであるので、転写
速度と定着速度とは異なる。
定着度を確保するために、プロセススピードを落として
おり、一方1.5kVA達成のため、パワーを7ユーザ
にさ(ことができない。
そこで、B5、A4等の小さい用紙の場合、転写された
用紙が転写装置406から解放されて真空搬送装置40
7に載った瞬間に真空搬送装置の速度を190mm7s
ecから90 +++m / secに落として定着速
度と同じにしている。しかし、本装置では転写装置と定
着装置間をなるべく短くして装置をコンパクト化するよ
うにしているので、A3用紙の場合は転写ポイントと定
着装置間に納まらず、真空搬送装置の速度を落としてし
まうと、A3の後端は転写中であるので用紙にブレーキ
がかかり色ズレを生じてしまうことになる。そこで、定
着装置と真空搬送装置との間にバッフル板409を設け
、A3用紙の場合にはバッフル板を下側に倒して用紙に
ループを描かせて搬送路を長くし、真空搬送装置は転写
速度と同一速度として転写が終わってから用紙先端が定
着装置に到達するようにして速度差を吸収するようにし
ている。また、OHPの場合も熱伝導が悪いのでA3用
紙の場合と同様にしている。
なお、本装置ではフルカラーだけでなく黒でも生産性を
落とさずにコピーできるようにしており、黒の場合には
、トナー層が少なく熱量が小さくても定着可能であるの
で、定着速度は190IIIIIl/secのまま行い
、真空搬送装置でのスピードダウンは行わない。これは
黒以外にもシングルカラーのようにトナー層が1層の場
合は定着速度は落とさずにすむので同様にしている。そ
して、転写が終了するとクリーナ405で感材上に残っ
ているトナーが掻き落とされる。
(B)転写装置の構成 転写装置406は第22図(a)に示すような構成とな
っている。
本装置の転写装置はメカ的な用紙支持体を持たない構成
にして色ムラ等が起きないようにし、また、スピードの
コントロールを行って転写速度を上げるようすることを
特徴としている。
用紙はフィードヘッド421でトレイから排出され、ペ
ーパーパスサーボ423で駆動されるバックルチャンバ
ー422内を搬送され、レジゲートソレノイド426に
より開閉制御されるレジゲ−)425を介して転写装置
へ供給される。用紙がレジゲートに到達したことはプリ
レジゲートセンサ424で検出するようにしている。転
写装置の駆動は、サーボモータ432でタイミングベル
トを介してローラ433を駆動することによって行い、
反時計方向に回転駆動している。ローラ434は特に駆
動はしておらず、ローラ間には2本のタイミング用のチ
ェーン、またはベルトが掛けられ、チェーン間(搬送方
向に直角方向)には、常時は弾性で閉じており、転写装
置入り口でソレノイドにより口を開くグリッパ−バー4
30が設けられており、転写装置入口で用紙をくわえて
引っ張り回すことにより搬送する。従来は、マイラーシ
ート、またはメツシュをアルミないしスチール性の支持
体に貼って用紙を支持していたため、熱膨張率の違いに
より凹凸が生じて転写に対して平面性が悪くなり、転写
効率が部分的に異なって色ムラが生じていたのに対し、
このグリッパ−バーの使用により、用紙の支持体を特に
設ける必要がなく、色ムラの発生を防止することができ
る。
転写装置には搬送する用紙の支持体は設けておらず、ロ
ーラ、部では用紙は遠心力で外側へ放り出されることに
なるので、これを防止するために2つのローラを真空引
きして用紙をローラの方へ弓きつけ、ローラを過ぎると
ひらひらしながら搬送される。用紙は転写ポイントにお
いて、ブタツクコロトロン、トランスファコロトロンが
配置すした感材の方へ静電的な力により吸着され転写が
行われる。転写終了後、転写装置出口においてグリッパ
ホームセンサ436で位置検出し、適当なタイミングで
ソレノイドによりグリッパバーの口を開いて用紙を離し
、真空搬送装置413へ渡すことになる。
従って、転写装置において、−枚の用紙はフルカラーの
場合であれば4回転、3色の場合であれば3回転搬送さ
れて転写が行われることになる。
サーボモータ432のタイミング制御を第22図(b)
により説明する。転写装置においては、転写中はサーボ
モータ432を一定速度でコントロールし、転写が終了
すれば用紙に転写されたリードエツジが、次の潜像の転
写ポイントと同期するように制御すればよい。一方、感
材ベルト41の長さは、A4で3枚、A3で2枚の潜像
が形成される長さであり、また、ベルト435の長さは
A3用紙の長さより少し長((略4/3倍)設定されて
いる。
従って、A4用紙のカラーコピーを行う場合には、1色
目の潜像■1を転写するときにはサーボモータ432を
一定速度でコントロールし、転写が終了すると用紙に転
写されたリードエツジが、2色目の潜像I2の先端と同
期するように、サーボモータを急加速して制御する。ま
た、A3用紙の場合には、1色目の潜像■1の転写が終
了すると用紙に転写されたリードエツジが、2色目の潜
像■2の先端と同期するように、サーボモータを減速し
て待機するように制御する。
(n−4)ユーザインターフェース(U/I)(Δ)カ
ラーデイスプレィの採用 第23図はデイスプレィを用いたユーザインターフェー
ス装置の取り付は状態および外観を示す図、第24図は
ユーザインターフェースの取り付は角や高さを、説明す
るだめの図である。
ユーザインターフェースは、オペレータと機械とのわか
りやすい対話を支援するものであり、シンプルな操作を
可能にし、情報の関連を明らかにしつつ必要な情報をオ
ペレータに印象材は得るものでなければならない。その
ために、本発明では、ユーザーの使い方に対応したオリ
ジナルのユーザインターフェースを作成し、初心者には
わかりやすく、熟練者には煩わしくないこと、機能の内
容を選択する際にはダイレフ)ff1作が可能であるこ
と、色を使うことにより、より正確、より迅速にオペレ
ータに情報を伝えること、操作をなるべく1カ所に集中
することを操作性のねらいとしている。
複写機において、様々な機能を備え、儒頼性の高いもの
であればそれだけ装置としての評価は高(なるが、それ
らの機能が使い難ければ優れた機能を備えていても価値
が極端に低下して逆に高価な装置となる。そのため、高
機能機種であっても使い難いとして装置の総合的評価も
著しく低下することになる。このような点からユーザイ
ンターフェースは、装置が使いやすいかどうかを太き(
左右する7アクタどなり、特に、近年のように複写機が
多機能化してくれば尚更のこと、ユーザインターフェー
スの操作性が問題になる。
本発明のユーザインターフェースは、このような操作性
の向上を図るため、第23図に示すように12インチの
カラーデイスプレィ501のモニターとその横にハード
コントロールパネル502を備えている。そして、カラ
ー表示の工夫によりユーザへ見やすく判りやすいメニュ
ーを提供すると共に、カラーデイスプレィ501に赤外
線タッチボード503を組み合わせて画面のソフトボタ
ンで直接アクセスできるようにしている。また、ハード
コントロールパネル502のハードボタンとカラーデイ
スプレィ501の画面に表示したソフトボタンに操作内
容を効率的に配分することにより操作の簡素化、メニュ
ー画面の効率的な構成を可能にしている。
カラーデイスプレィ501とハードコントロールパネル
50.2との裏側には、同図(ハ)、(C)に示すよう
にモニター制御/電源基板504やビデオエンジン基板
505、CRTのドライバー基板506等が搭載され、
ハードコントロールパネル502は、同図(C)に示す
ようにカラーデイスプレィ5010面よりさらに中央の
方へ向くような角度を有している。
また、カラーデイスプレィ501およびハードコントロ
ールパネル502は、図示のようにベースマシン(複写
機本体)507上に直接でなく、ベースマシン507に
支持アーム508を立ててその上に取り付けている。従
来のようにコンソールパネルを採用するのではな(、ス
タンドタイプのカラーデイスプレィ501を採用すると
、第23図(a)に示すようにベースマシン507の上
方へ立体的に取り付けることができるため、特に、カラ
ーデイスプレィ501を第24図(a)に示すようにベ
ースマシン507の右奥隅に配置することによって、コ
ンソールパネルを考慮することなく複写機のサイズを設
計することができ、装置のコンパクト化を図ることがで
きる。
複写機において、プラテンの高さすなわち装置の高さは
、原゛稿をセットするのに程よい腰の高さになるように
設計され、この高さが装置としての高さを規制している
。従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付け
られるため、はぼ腰の高さで手から近い位置にあって操
作としてはしやすいが、目から結構離れた距離に機能選
択や実行条件設定のための操作部および表示部が配置さ
れることになる。その点、本発明のユーザインターフェ
ースでは、第24図(b)に示すようにプラテンより高
い位置、すなわち目の高さに近くなるため、見やすくな
ると共にその位置がオペレータにとって下方でなく前方
で、且つ右側になり操作もしやすいものとなる。しかも
、デイスプレィの取り付は高さを目の高さに近づけるこ
とによって、その下側をユーザインターフェースの制御
基板やメモリカード装置、キーカウンター等のオプショ
ンキットの取り付はスペースとしても有効に活用できる
。したがって、メモリカード装置を取り付けるだめの構
造的な変更が不要となり、全く外観を変えることなくメ
モリカード装置を付加装備でき、同時にデイスプレィの
取り付は位置、高さを見やすいものとすることができる
。また、デイスプレィは、所定の角度で固定してもよい
が、角度を変えることができるような構造を採用しても
よいことは勿論である。
(B)システム構成 第25図はユーザインターフェースのモジュール構成を
示す図、第26図はユーザインターフェースのハードウ
ェア構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースのモジュール構成は、
第25図に示すようにカラーデイスプレィ501の表示
画面をコントロールするビデオデイスプレィモジュール
511、およびエデイツトパッド−513、メモリカー
ド514の情報を人出処理するエデイツトパッドインタ
ーフェースモジュール512で構成し、これらをコント
ロールするシステムUI51?、519やサブシステム
515、タッチスクリーン503、コントロールパネル
502がビデオデイスプレィモジュール511に接続さ
れる。
エデイツトパッドインターフェースモジュール512は
、エデイツトパッド513からX、 Y座標を、また、
メモリカード514からジョブやX。
YIMl!Jを入力すると共に、ビデオデイスプレィモ
ジュール511にビデオマツプ表示情報を送り、ビデオ
デイスプレィモジニール511との間でUIコントロー
ル信号を授受している。
ところで、領域指定には、赤や青のマーカーで原稿上に
領域を指定しトリミングや色変換を行うマーカー指定、
矩形領域の座標による2点指定、エデイツトバッドでな
ぞるクローズループ指定があるが、マーカー指定は特に
データがなく、また2点指定はデータが少ないのに対し
、クローズループ指定は、編集対象領域として大容量の
データが必要である。このデータの編集はIPSで行わ
れるが、高速で転送するにはデータ量が多い。そこで、
このようなX、 Y座標のデータは、一般のデータ転送
ラインとは別に、IIT/IPS516への専用の、転
送ラインを使用するように構成している。
ビデオデイスプレィモジュール511は、タッチスクリ
ーン503の縦横の人カポインド(タッチスクリーンの
座標位置)を入力してボタンIDを認識し、コントロー
ルパネル502のボタンIDを入力する。そして、シス
テムUI517.519にボタンIDを送り、システム
UI517.519から表示要求を受は取る。また、サ
ブシステム(ESS)515は、例えばワークステーシ
ョンやホス)CPUに接続され、本装置をレーザープリ
ンタとして使用する場合のプリンタコントローラである
。この場合には、タッチスクリーン503やコントロー
ルパネル502、−1−−、tr−ド(図示省略)の情
報は、そのままサブシステム515に転送され、表示画
面の内容がサブシステム515からビデオデイスプレィ
モジュール511に送られてくる。
システムU1517.519は、マスターコントローラ
518.520との間でコピーモードやマシンステート
の情報を授受している。先に説明した第4図と対応させ
ると、このシステムUI517.519の一方が第4図
に示すSYSリモートの5YSU Iモジュール81で
あり、他方が第4図に示すMCBリモートのMCBUI
モジュール86である。
本発明のユーザインターフェースは、ハードウェアとし
て第26図に示すようにUICB521(!:EPIB
、522からなる2枚のコントロールボードで構成し、
上記モジュール構成に対応して機能も大きく2つに分け
ている。そして、UICB521には、UIのハードを
コントロールしエデイツトバッド513とメモリカード
514をドライブするために、また、タッチスクリーン
503の入力を処理してCRTに書くために2つのCP
U(例えばインテル社の8085相当と6845相当)
を使用し、さらに、EPIB522には、ビットマツプ
エリアに描画する機能が8ビツトでは不充分であるので
16ビツトのCPU (例えばインテル社の80C19
6KA)を使用し、ビットマツプエリ、アの描画データ
をDMAでUICB521に転送するように構成するこ
とによって機能分散を図っている。
第27図はUICBの構成を示す図である。
UICBでは、上記のCPUの他にCPU534(例え
ばインテル社8051相当)を有し、CCC531が高
速通信回線L−NETやオプショナルキーボードの通信
ラインに接続されてCPU534とCCC531により
通信を制御すると共に、CPU534をタッチスクリー
ンのドライブにも用いている。タッチスクリーンの信号
は、その座標位置情報のままCPU534からCCC5
31を通してCPU532に取り込まれ、CPU532
でボタンIDの認識され処理される。また、インプット
ポート551とアウトプットポート552を通してコン
トロールパネルに接続し、またサブシステムインターフ
ェース548、レシーバ549、ドライバ550を通し
てEPIB522、サブシステム(ESS)からIMH
zのクロックと共にI M b p sでビデオデータ
を受は取り、9600bpsでコマンドやステータス情
報の授受を行えるようにしている。
メモリとしては、ブートストラップを格納したブー)R
OM535の他、フレームROM538と539、RA
M536、ビットマツプRAM537、V−RAM54
2を有している。フレームROM538と539は、ビ
ットマツプではなく、ソフトでハンドリングしやすいデ
ータ構造により表示画面のデータが格納されたメモリで
あり、L−NETを通して表示要求が送られてくると、
CPU532によりRAM536をワークエリアとして
まずここに描画データが生成され、DMA 541によ
りV−RAM542に書き込まれる。また、ビットマツ
プのデータは、DMA 540がEPIB522からビ
ットマツプRΔM537に転送して書き込まれる。キャ
ラクタジェネレータ544はグラフィックタイル用であ
り、テキストキャラクタジェネレータ543は文字タイ
ル用である。V−RAM542は、タイルコードで管理
され、タイルコードは、24ビツト (3バイト)で構
成し、13.ビットをタイルの種類情報に、2ビツトを
テキストかグラフィックかビットマツプかの識別情報に
、1ビツトをブリンク情報に、5ビツトをタイルの色情
報に、3ビツトをバックグラウンドかフォアグラウンド
かの情報にそれぞれ用いている。CRTコントローラ5
33は、V−RAM542に書き込まれたタイルコード
の情報に基づいて表示画面を展開し、シフトレジスタ5
45、マルチプレクサ546、カラーパレット547を
通してビデオデータをCRTに送り出している。ビット
マツプエリアの描画は、シフトレジスタ545で切り換
えられる。
第28図はEPIBの構成を示す図である。
EPIBは、16ビツトのCPU (例えばインテル社
の80C196KA相当)555、ブートページのコー
ドROM556、OSページのコードROM557、エ
リアメモリ558、ワークエリアとして用いるRAM5
59を有している。そして、インターフェース561、
ドライバ562、ドライバ/レシーバ563を通してU
ICBへのビットマツプデータの転送やコマンド、ステ
ータス情報の授受を行い、高速通信インターフェース5
64、ドライバ565を通してIPSへx、Y座標デー
タを転送している。なお、メモリカード525に対する
読み/書きは、インターフェース560を通して行う。
したがって、エデイツトパッド524やメモリカード5
25からクローズループの編集領域指定情報やコピーモ
ード情報が入力されると、これらの情報は、適宜インタ
ーフェース5611 ドライバ562を通してUICB
へ、高速通信インターフェース564、ドライバ565
を通してIPSへそれぞれ転送される。
(C)デイスプレィ画面構成 ユーザインターフェースにデイスプレィを採用する場合
においても、多機能化に対応した情報を提供するにはそ
れだけ情報が多くなるため、単純に考えると広い表示面
積が必要となり、コンパクト化に対応することが難しく
なるという側面を持っている。コンパクトなサイズのデ
イスプレィを採用すると、必要な情報を全て1画面によ
り提供することは表示密度の問題だけでなく、オペレー
タにとって見やすい、判りやすい画面を提供するという
ことからも難しくなる。
本発明のユーザインターフェースでは、デイスプレィに
コンパクトなサイズのものを採用して、その中で表示画
面、その制御に工夫をしている。
特に、カラーデイスプレィが、コンソールパネルで使用
されているLEDや液晶表示器に比べ、色彩や輝度、そ
の他の表示属性の制御により多様な表示態様を採用する
ことができるというメリットを生かし、コンパクトなサ
イズであっても判りやすく表示するために種々の工夫を
している。
例えば画面に表示する情報を大きく分類して複数の画面
に分割し、さらに1画面単位では、詳細な情報をポツプ
アップ展開にして一次画面から省くことによって必要最
小限の情報で簡潔に画面を構成するように工夫している
。そして、複数の情報が盛り込まれた画面では、カラー
表示の特徴、強調表示の特徴を出すことによって画面画
面での必要な情報の認識、識別が容易にできるように工
夫している。
(イ)画面レイアウト 第29図はデイスプレィ画面の構成例を示す図であり、
同図(a)はベーシックコピー画面の構成を示す図、同
図(b)はベーシックコピー画面にポツプアップ画面を
展開した例を示す図、同図(C)はクリエイティブ編集
のペイント1画面の構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースでは、初期画面として
、第29図に示すようなコピーモードを設定するベーシ
ックコピー画面が表示される。コピーモードを設定する
画面は、ソフトコントロールパネルを構成し、第29図
に示すようにメツセージエリアAとパスウェイBに2分
したものである。
メツセージエリアAは、スクリーンの上部3行を用い、
第1ラインはステートメツセージ用、第2ラインから第
3ラインは機能選択に矛盾がある場合のその案内メツセ
ージ用、装置の異常状態に関するメツセージ用、警告情
報メツセージ用として所定のメツ、セージが表示される
。また、メツセージエリアへの右端は、枚数表示エリア
とし、テンキーにより入力されたコピーの設定枚数や複
写中枚数が表示される。
パスウェイBは、各種機能の選択を行う領域であって、
ベーシックコピー、エイディトフィーチャー、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、ツールの各パスウェイを持ち、各パスウェイに
対応してパスウェイタブCが表示される。また、各パス
ウェイには、操作性を向上させるためにポツプアップを
持つ。
パスウェイBには、選択肢であってタッチすると機能の
選択を行うソフトボタンD1選択された機能に応じて変
化しその機能を表示するアイコン(絵)E1縮拡率を表
示するインジケーターF等が表示され、ソフトボタンD
でポツプアップされるものにΔのポツプアップマークG
が付けられている。そして、パスウェイタブCをタッチ
することによってそのパスウェイがオープンでき、ソフ
トボタンDをタッチすることによってその機能が選択で
きる。ソフトボタンDのタッチによる機能の選択は、操
作性を考慮して左上から右下の方向へ向けて順に操作す
るような設計となっている。
上記のように他機種との共通性、ハードコンソールパネ
ルとの共通性を最大限持たせるようにベーシックコピー
画面とその他を分け、また編集画面は、オペレータの熟
練度に合わせた画面、機能°を提供するように複数の層
構造としている。さらに、このような画面構成とポツプ
アップ機能とを組み合わせることにより、1画面の中で
も機能の高度なものや複雑なもの等をポツプアップで表
示する等、多彩に利用しやすい画面を提供している。
ポツプアップは、特定の機能に対する詳細な設定情報を
もつものであって、ポツプアップのオープン機能を持た
せ、その詳細な設定情報を必要に応じてポツプアップオ
ープンすることによって、各パスウェイの画面構成を見
やすく簡素なものにしている。ポツプアップは、ポツプ
アップマークが付いているソフトボタンをタッチしたと
きオープンする。そして、クローズボタンやキャンセル
ボタンをセレ、クトしたとき、オールクリアボタンを押
したとき、オートクリア機能によりオールクリアがかか
ったとき等にクローズする。縮小拡大機能において、変
倍のソフトボタンをタッチしてポツプアップをオープン
した画面の様子を示したのが第29図(b)である。
ベーシックコピー画面において、クリエイティブ編集の
パスウェイタブをタッチすると、クリエイティブ編集パ
スウェイの画面に切り変わるが、その中のペイント1の
画面を示したのが第29図(C)である。この画面では
、ビットマツプエリアHと誘導メツセージエリアIを持
っている。ビットマツプエリアHは、スクリーンの左上
を用い、エデイツトパッド上で編集エリアを指定した場
合等において、そのエリアを白黒でビットマツプ表示で
きるようにしている。また、誘導メツセージエリア■は
、スクリーン左下を用い、編集作業に対応してユーザを
誘導するもので、作業により変わる。スクリーン上では
、これらビットマツプエリアH1誘導メツセージエリア
Iとスクリーン上部のメツセージエリアAを除いた部分
をワークエリアとして用いる。
(ロ)ベーシックコピー画面 ベーシックコピーのパスウェイは、第29図(a)に示
すようにカラーモード、用紙選択、縮小拡大、コピー画
質、カラーバランス、ジョブプログラムの各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにエイディトフィーチャー、ツールの各パ
スウェイタブを有している。このパスウェイは、初期の
パスウェイであり、パワーオンやオールクリアボタンオ
ンの後、オートクリア時等に表示される。
カラーモードは、Y、MSC%に4種のトナーによりコ
ピーをとるフルカラー(4パスカラー)、Kを除いた3
種のトナーによりコピーをとる3パスカラー、12色の
中から1色を選択できるシングルカラー、黒、黒/赤の
選択肢を持ち、自動選択されるデフォルトは任意に設定
できるようにtlっている。ここで、シングルカラー、
黒/赤の選択肢は、詳細な設定項目を持つことから、そ
の項目がポツプアップ展開される。
用紙選択は、自動用紙選択(APS) 、)レイ1.2
、カセット3.4の選択肢を持ち、APSは、縮小拡大
において特定倍率が設定されている場合に成立し、自動
倍率(AMS)が設定されている場合には成立しない。
デフォルトはAPSである。
縮小拡大は、100%、用紙が選択されている場合にそ
の用紙サイズと原稿サイズから倍率を設定するAMS、
任意変倍の選択肢を持ち、トップのインジケーターに設
定された倍率、算出された倍率、又は自動が表示される
。変倍では、50%〜400%までの範囲で1%刻みの
倍率が設定でき、縦と横の倍率を独立に設定(何倍)す
ることもできる。したがって、これらの詳細な設定項目
は、ポツプアップ展開される。なお、デフォルトは10
0%である。
先に述べたようにこの縮小拡大は、スキャンスピードの
変更によって副走査方向(X方向)、IPSのラインメ
モリからの読み出し方法の変更によって主走査方向(Y
方向)の縮小拡大を行っている。
コピー画質は、白黒原稿に対しては自動濃度調整を行い
、カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行う
自動とポツプアップにより7ステツプの濃度コントロー
ルが行える手動の選択肢を持ち、IPSにおいてそのコ
ントロールが行われる。
カラーバランスは、ポツプアップ;こよりコピー上で減
色したい色をYSMSC,B、G、Rから指定し、IP
Sにおいてそのコントロールが行われる。
ジョブプログラムは、メモリカードが読み取り装置のス
ロットに挿入されている時のみその選択肢が有効となり
、このモードでは、ポツプアップによりメモリカードか
らのジョブの読み込み、メモリカードへのジョブの書き
込みが選択できる。
メモリカードは、例えば最大8ジヨブが格納できる32
にバイトの容量のものを用い、フィルムプロジェクタ−
、モードを除く全てのジョブをプログラム可能にしてい
る。
(ハ)エイディトフィーチャー画面 エイディトフィーチャーのパスウェイは、コピーアウト
プット、コピーシャープネス、コピーコントラスト、コ
ピーポジション、フィルムプロジェクタ−、ページプロ
グラミング、ジョブプログラム、とじ代の各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにベーシックコピー、ツールの各パスウェ
イタブを有している。
コピーアウトプットは、トップトレイに出力するかソー
トモードかの選択肢を持つ。デフォルトはトップトレイ
であり、ソータが装備されていない場合、この項目は表
示されない。
コピーシャープネスは、標準と、ポツプアップにより7
ステツプのコントロールができるマニュアルと、ポツプ
アップにより写真、文字(キャラクタ)、プリント、写
真/文字に分類される写真との選択肢を持ち、IPSに
おいてそのコントロールが行われる。デフォルトは任意
に設定できる。
コピーコントラストは、7ステツプのコントラストコン
トロールが選択できる。コピーポジションは、デフォル
トで用紙のセンターにコピー像のセンターを載せるオー
トセンター機能の選択肢を持つ。
フィルムプロジェクタ−は、別項により説明しているよ
うに各種フィルムからコピーをとるモードであり、ポツ
プアップによりプロジェクタ−による35mmネガや3
5mmポジ、プラテン上での35mmネガや6cmX6
cmスライドや4′×5′スライドの選択肢を持つ。
ページプログラミングは、コピーにカバーを付けるカバ
ー、コピー間に白紙又は色紙を挿入するインサート、原
稿のページ別にカラーモードで設定できるカラーモード
、原稿のページ別にトレイが選択できる用紙の選択肢を
持つ。なお、この項目は、ADFがないと表示されない
とじ代は、0〜30mmの範囲で1mm刻みの設定がで
き1.1原稿に対し1カ所のみ指定可能にしている。と
じ代量は、用紙先端からイメージ領域の先端までの量で
あり、主走査方向はIPSのラインバッファを用いたシ
フト操作によって、副走査方向はIITのスキャンタイ
ミングをずらすことによって生成している。
(ニ)編集画面およびツール画面 編集画面としては、マーカー編集、ビジネス編集、フリ
ーハンド編集、クリエイティブ編集の4つのパスウェイ
がある。
マーカー編集パスウェイおよびフリーハンド編集パスウ
ェイは、抽出、削除、色かけ(網/線/ベタ)、色変換
に関する各機能の選択肢を持ち、さらにベーシックコピ
ー、エイディトフィーチャ、ツールのパスウェイタブを
持つ。
ビジネス編集パスウェイは、抽出、削除、色かけ(網/
線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代に関す
る各機能の選択肢を持ち、さらにマーカー編集パスウェ
イ等と同様にベーシックコピ、エイディトフィーチャー
、ツールのバスウェイタブを持つ。
クリエイティブ編集パスウェイは、抽出、削除、色かけ
(網/線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代
、ネカ罫ジ反転、はめこみ合成、すかし合成、ペイント
、鏡像、リピート、拡大連写、部分移動、コーナー/セ
ンター移動、マニュアル/l−)変(Lマニュアル/オ
ート偏位、カラーモード、カラーバランス調整、ページ
速写、色合成に関する各機能の選択肢を持ち、さらにマ
ーカー編集パスウェイ等と同様にベーシックコピーエイ
ディドフィーチャー、ツールのバスウェイタブを持つ。
ツールパスウェイは、暗証番号を入力することによって
キーオペレータとカスタマ−エンジニアが入れるもので
あり、オーデイトロン、マシン初期値のセットアツプ、
各機能のデフォルト選択、カラーの登録、フィルムタイ
プの登録、登録カラーの微調整、マシンの各種選択肢の
プリセット、フィルムプロジェクタ−スキャンエリア設
定、オーディオトーン(音種、音量)、用紙搬送系その
他の各種(オ、−トクリア等)のタイマーセット、ピリ
ングメーター、デュアルランゲージの設定、ダイアグモ
ード、最大値調整、メモリカードのフォーマットに関す
る各機能の選択肢を持つ。
デフォルト選択は、カラーモード、用紙選択、コピー濃
度、コピーシャープネス、コピーコントラスト、ページ
プログラミングの用紙トレイ、シングルカラーの色、色
かけのカラーパレットの色と網、ロゴタイプのパターン
、とじ代量、カラーバランスがその対象となる。
(ホ)その他の画面制御 ユーザインターフェースでは、常時コピーの実行状態を
監視することにより、ジャムが発生した場合には、その
ジャムに応じた画面を表示する。
また、機能設定では、現在表示されている画面に対する
インフォメーション画面を有し、適宜表示が可能な状態
におかれる。
なお、画面の表示は、ビットマツプエリアを除いて幅3
mm(8ビクセル)、高さ6mm、(16ピクセル)の
タイル表示を採用しており、横が8Oタイル、縦が25
タイルである。ビットマツプエリアは縦151ピクセル
、横216ピクセルで表示される。
以上のように本発明のユーザインターフェースでは、ベ
ーシックコピー、エイディトフィーチャ、編集等の各モ
ードに類別して表示画面を切り換えるようにし、それぞ
れのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニューを
表示すると共に、ソフトボタンをタッチすることにより
選択肢を指定したり実行条件データを入力できるように
している。また、メニューの選択肢によってはその詳細
項目をポツプアップ表示(重ね表示やウィンドウ表示)
して表示内容の拡充を図っている。その結果、選択可能
な機能や設定条件が多くても、表示画面をスッキリさせ
ることができ、操作性を向上させることができる。
(D)ハードコントロールパネル ハードコントロールパネルは、第23図に示すようにカ
ラーデイスプレィの右側に画面よりもさらに中央を向く
ような角度で取り付けられ、テンキー、テンキ、−クリ
ア、オールクリア、ストップ、割り込み、スタート、イ
ンフォメーション、オーデイトロン、言唐の各ボタンが
取り付けられる。
テンキーボタンは、コピー枚数の設定、ダイアグモード
におけるコード入力やデータ入力、ツール使用時の暗証
番号の入力に用いるものであり、ジョブの発生中やジョ
ブ中断中は無効となる。
オールクリアボタンは、設定したコピーモードの全てを
デフォルトに戻し、ツール画面のオープン中を除き、ベ
ーシックコピー画面に戻すのに用いるものであり、割り
込みジョブの設定中では、コピーモードがデフォルトに
戻るが、割り込みモードは解除されない。
ストップボタンは、ジョブ実行中にコピーの切れ目でジ
ョブを中断し、コピー用紙を排出後マシンを停止させる
のに用いるものである。また、ダイアグモードでは、入
出力のチエツク等を停止(中断)させるのに用いる。
割り込みボタンは、ジョブ中断中を除く第1次ジョブ中
で割り込みモードに入り、割り込みジョブ中で第1次ジ
ョブに戻すのに用いるものである。
また、第1次ジョブの実行中にこのボタンが操作される
と、予約状態となり、コピー用紙排出の切れ目でジョブ
を中断又は終了して割り込みのジョブに入る。
スタートボタンは、ジョブの開始、中断後の再開に用い
るものであり、ダイアグモードでは、コード値やデータ
値の入力セーブ、人出力等の開始に用いる。マシン余熱
中にスタートボタンが走査されると、余熱終了時点でマ
シンはオートスタートする。
インフォメーションボタンは、オンボタンとオフボタン
からなり、コピー実行中を除き受付可能な状態にあって
、オンボタンにより現在表示されている画面に対するイ
ンフォメーション画面を表示し、オフボタンにより退避
させるのに用いるものである。
オーデイトロンボタンは、ジョブ開始時に暗証番号を入
力するために操作するものである。
ランゲージボタンは、表示画面の言語を切り換えるとき
に操作するものである。したがって、各表示画面毎に複
数言語のデータを持ち、選択できるよつにしている。
なお、ハードコントロールパネルには、と記の各ボタン
の他、ボタンの操作状態を表示するために適宜LED 
(発光ダイオード)ランプが取り付けられる。
(I[−5)フィルム画像読取り装置 (A)フィルム画像読取り装置の概略構成第2図に示さ
れているように、フィルム画像読取り装置は、フィルム
プロジェクタ(F/P)64右よびミラーユニット(M
/U)65から構成されている。
(A−1)F/Pの構成 第30図に示されているように、F/P 64はハウジ
ング601を備えており、このハウジング601に動作
確認ランプ602、マニュアルランプスイッチ603、
オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り換えスイ
ッチ(AF/MF切り換えスイッチ>604、およびマ
ニュアルフォーカス操作スイッチ(M/Ftfi作スイ
ッチ) 605a、605bが設けられている。また、
ハウジング601は開閉自在な開閉部606を備えてい
る。
この開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルム6
33を保持したフィルム保持ケース607をその原稿フ
ィルム633に記録されている被写体の写し方に応じて
縦または横方向からハウジング601内に挿入すること
ができる大きさの孔608.609がそれぞれ穿設され
ている。これら孔608.609の反対側にもフィルム
保持ケース607が突出することができる孔(図示され
ない)が穿設されている。開閉部606は蝶番によって
ハウジング601に回動可能に取り付けられるか、ある
いはハウジング601に着脱自在に取り付けるようにな
っている。開閉部606を開閉自在にすることにより、
孔608,609からハウジング601内に小さな異物
が侵入したときに容易にこの異物を取り除くことができ
るようにしている。
このフィルム保持ケース607は35mmネガフィルム
用のケ、−スとポジフィルム用のケースとが準備されて
いる。したがって、F/P 64はこれらのフィルムに
対応することができるようにしている。また、F/P 
64は6cmx6cmや41nchx51nchのネガ
フィルムにも対応することができろうにしている。その
場合、このネガフィルムをM/U65とプラテンガラス
31との間でプラテンガラス31上に密着するようにし
ている。
第33図に示されているように、ハウジング601の図
において右側面には映写レンズ610を保持する映写レ
ンズ保持部材611が摺動自在に支持されている。
また、ハウジング601内にはりフレフタ612および
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ613の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカットするための
熱線吸収フィルタ616および凸レンズ617がそれぞ
れ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
凸レンズ617の右方には、例えば35mmネガフィル
ム用およびポジフィルム用のフィルム濃度を調整するた
めの補正フィルタ635(図では一方のフィルム用の補
正フィルタが示されている)を支持する補正フィルタ保
持部材618と、この補正フィルタ保持部材618の駆
動用モータ619と、補正フィルタ保持部材618の回
転位置を検出する第1および第2位置検出センサ620
゜621と駆動用モータ619を制御するコントロール
装置(F/P 64内に設けられるが図示されていない
)とをそれぞれ備えた補正フィルタ自動交換装置が設け
られている。そして、補正フィルタ保持部材618に支
持された補正フィルタ635のうち、原稿フィルム63
3に対応した補正フィルタ635を自動的に選択して映
写レンズ61O等の各レンズと同軸上の使用位置に整合
するようにしている。この補正フィルタ自動交換装置の
補正フィルタ635は、例えばプラテンガラス31とイ
メージングユニット37との間等、投影光の光軸上であ
ればどの場所にも配設することができる。
更に、映写レンズ保持部材611に連動するオートフォ
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ610の映写レンズ保持部材611をハウジン
グ601に対して摺動させる摺動用モータ625とを備
えたオートフォーカス装置が設けられている。フィルム
保持ケース607が孔608または孔609からハウジ
ング601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケー
ス607に支持された原稿フィルム633は補正フィル
タ保持部材618と発光器623および受光器624と
の間に位置するようにされている。
原稿フィルム635のセット位置の近傍には、この原稿
フィルム633を冷却するためのフィルム冷却用ファン
626が設けられている。
このF/P 64の電源はベースマシン30の電源とは
別に設けられるが、このベースマシン30内に収納され
ている。
(A−2)M/Uの構成 第31図に示されているように、ミラーユニット65は
底板627とこの底板627に一端が回動可能に取り付
けられたカバー628とを備えている。底板627とカ
バー628との間には、−対の支持片629,629が
枢着されており、これら支持片629,629は、カバ
ー628を最大に開いたときこのカバー628と底板6
27とのなす角度が45度となるようにカバー628を
支持するようになっている。
カバー628の裏面にはミラー630が設けられている
。また底板627には大きな開口が形成されていて、こ
の開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散板
632とが設けられている。
第33図に示されているように、これらフレネルレンズ
631と拡散板632とは一枚のアクリル板からなって
おり、このアクリル板の表面にフレネルレンズ631が
形成されているとともに、裏面に拡散板632が形成さ
れている。フレネルレンズ631.はミラー630によ
って反射され、拡散しようとする映写光を平行な光に変
えることにより、画像の周辺部が暗くなるのを防止する
機能を有している。また拡散板632は、フレネルレン
ズ631からの平行光によって形成される、イメージン
グユニット37内のセルフォックレンズ224の影をラ
インセンサ226が検知し得ないようにするために平行
光を微小量拡散する機能を有している。
このミラーユニット65はF/P 64によるカラーコ
ピーを行わないときには、折畳まれて所定の保管場所に
保管される。そして、ミラーユニット65は使用する時
に開かれてベースマシン30のプラテンガラス31上の
所定の場所に載置される。
(B)フィルム画像読取り装置の主な機能フィルム画像
読取り装置は、以下の主な機能を備えている。
(B−1)補正フィルタ自動交換機能 F/P 64に光源ランプ613として一般に用いられ
ているハロゲンランプは、−船釣に赤(R)が多く、青
(B)が少ないという分光特性を有しているので、この
ランプ613でフィルムを映写すると、投影光の赤(R
)、緑(G)および青(B)の比がランプ613の分光
特性によって影響を受けてしまう。このため、ハロゲン
ランプを用いて映写する場合には、分光特性の補正が必
要となる。
一方、画像を記録するフィルムには、ネガフィルムやポ
ジフィルム等の種類があるばかりでなく、ネガフィルム
自体あるいはポジフィルム自体1ごもいくつかの種類が
あるように、多くの種類がある。
これらのフィルムはそれぞれその分光特性が異なってい
る。例えば、ネガフィルムにおいてはオレンジ色をして
おり、Rの透過率が多いのに対してBの透過率が少ない
。このため、ネガフィルムにおいては、Bの光量を多く
なるように分光特性を補正する必要がある。
そこで、F/P 64には、このような分光特性を補正
するための補正フィルタが準備されている。
F/P64.はこれらの補正フィルタを自動的に交換す
ることができるようにしている。 補正フィルタの交換
は、前述の補正フィルタ自動交換装置によって行われる
。すなわち、原稿フィルム633に対応した補正フィル
タを使用位置にセットするように、システム(SYS)
内のマイクロプロセッサ(CPU)から2bitの命令
信号が出力されると、コントロール装置は、第11第2
位置検出センサ620.621からの2bit信号がC
PUの信号に一致するように、駆動用モータ619を駆
動制御する。そして、センサ620゜621からの信号
がCPUの信号に一致すると、コントロール装置はモー
タ619を停止させる。
モータ619が停止したときには、原稿フィルムに対応
した補正フィルタが自動的に使用位置にセットされるよ
うになる。
したがって、補正フィルタを簡単かつ正確に交換するこ
とができるようになる。
(B−2)原稿フィルム挿入方向検知機能原稿フィルム
633は開閉部606に形成された挿入孔608.60
9のいずれの孔からも挿入することができる、すなわち
、被写体の写し方に対応して鉛直方向からと水平方向か
らとの二方向から原稿フィルム633を装着することが
できるようにしている。その場合、挿入孔608.60
9の少なくともいずれか一方にはフィルム検知スイッチ
が設けられている。すなわち、フィルム検知スイッチが
少なくとも一つ設けられている。そして、フィルム検知
スイッチが孔608側に設けられるが孔609側には設
けられない場合には、フィルム保持ケース607が孔6
08から挿入されてフィルムが検知されたときオンとな
って、検知信号を出力する。この検知信号があるときに
はラインセンサ226の必要エリアは縦、すなわち副走
査方向が投影像の長手方向となるように設定される。ま
た、フィルム保持ケース607が孔609から挿入され
たとき、このスイッチはオフ状態を保持するので検知信
号を出力しない。検知信号がないときには必要エリアは
横、すなわち主走査方向が投影像の長手方向となるよう
に設定される。
また、フィルム検知スイッチが孔609側のみに設けら
れている場合、あるいはフィルム検知スイッチ両方の孔
608.609側に設けられている場合にも、同様に、
フィルム保持ケース607が孔608から挿入されたと
きにラインセンサ226の必要エリアは副走査方向が投
影像の長手方向となるように、またフィルム保持ケース
607が孔609から挿入されたときにラインセンサ2
26の必要エリアは主走査方向が投影像の長手方向とな
るように、フィルム検知スイッチのオン、オフ信号が設
定される。
(B−3)オートフォーカス機能(AP機能)フィルム
保持ケース607をF/P 64に装着したとき、原稿
フィルム633の装着位置には数+ff1II+の精度
が要求される。このため、原稿フィルム633を装着し
た後、ピント合わせが必要となる。このピント合わせを
手動で行う場合、プラテンガラス31の所定位置にセッ
トされたM/U65の拡散板632に原稿フィルム63
3の画像を投影し、その投影画像を見ながら映写レンズ
保持部材611を摺動させて行わなければならない。
その場合、拡散板632に投影された画像はきわめて見
にくいので、正確にピントを合わせることは非常に難し
い。
そこで、原稿フィルム633をF/P 64に装着した
とき、F/P 64は自動釣にピント合わせを行うこと
ができるようにしている。
このAP機能は前述のAF装置により次のようにして行
われる。
U/136のデイスプレィ上のキーを操作してF/Pモ
ードにすることにより、発光器623が光を発し、また
第30図において、F/P 64のAF/MP切り換え
スイッチ604をAFに選択することにより、AP装置
が作動可能状態となる。第33図に示されているように
、原稿フィルム633が入っているフィルムケース60
7をF/P64に装着すると、発光器623からの光が
この原稿フィルム633によって反射するようになり、
その反射光がAFのための例えば2素子型の受光器62
.4によって検知される。
そして、受光器624の2素子はそれぞれが検知した反
射光の量に応じた大きさの信号をCPU634に出力す
る。CPU634はこれらの信号の差を演算し、その演
算結果が0でないときには出力信号を発して2素子から
の信号の差が小さくなる方向にモータ625を駆動する
。したがって、映写レンズ保持部材611が摺動すると
と有に、これに連動して、発光器623および受光器6
24がともに移動する。そして、2素子からの出力信号
の差がOになると、CPU634はモータ625を停止
する。モータ625が停止したときがピントの合った状
態となる。
こうして、AF作動が行われる。これにより、原稿フィ
ルムを入れたフィルムケースをF/P64に装着したと
き、その都度手動によりピント合わせを行わなくても済
むようになる。したがって、手間がかからないばかりで
なく、ピントずれによるコピーの失敗が防止できる。
(B−4)マニュアルフォーカス機能(MF機能) AP/MF切り換えスイッチ604をMFに切り換える
ことにより、自動的にランプ613が断定時間点灯し、
手動でピント合わせを行うことができるようになる。M
Pの操作は、ミラユニット65の拡散板632に映写し
た原稿フィルムの画像を見ながら、操作スイッチ605
a、605bを押すことにより行われる。このMFによ
り、フィルム画像の特定の部分のピントを合わせること
ができるようになる。
(B−5)光源ランプのマニュアル点灯機能マニュアル
ランプスイッチ603を押すことにより無条件にランプ
613を点灯させることができるようにしている。この
スイッチは通常は使用しないが、比較的厚さの厚いもの
に記録されている画像をコピーする場合においてバック
ライティングするとき、AP時に長時間映写像を見ると
き、およびランプ切れを確認するとき等に使用される。
(B−6)倍率自動変更およびスキャンエリア自動変更
機能 U/136で用紙サイズを設定することにより、倍率を
自動的に設定することができるようにしている。また、
U/136で原稿フィルムの種類を選択することにより
、そのフィルムに応じてコピーエリアを自動的に選択す
ることができるようにしている。
(B−7)自動シェーディング補正機能CPU634の
ROMには、一般に、写真撮影によく使用されるネガフ
ィルムであるFUJ 1(登録商標) 、KODAK 
(登録商標)およびKONICA(登録商標)の各AS
A 100のオレンジマスクの濃度データが記憶されて
おり、これらのフィルムが選択されたとき、CPU63
4は記憶された濃度データに基づいて自動的にシェーデ
ィング補正を行うことができるようにしている。
その場合、これらのフィルムのベースフィルムをF/P
 64に装着する必要はない。
したがって、ベースフィルムを装着する手間を省くこと
ができるばかりでなく、間違ってベースフィルムを装着
することが防止でき、しかもベースフィルムの管理が不
要となる。
また、この3種類のフィルム以外に他のフィルムの一種
類について、そのフィルムのオレンジマスクの濃度デー
タを登録することができるようにしている。このデータ
は複写機のシステム内のRAMに記憶されるようにして
いる。この登録されたフィルムの場合にも前述の3種類
のフィルムの場合と同様に自動的にシェーディング補正
が行われる。
(B−8)自動画質調整機能 原稿フィルムの濃度特性やフィルム撮影時の露光条件等
の諸条件に基づいてr補正等の補正を行い、濃度調整や
カラーバランス調整を自動的に行うことができるように
している。
(C)画像信号処理 (C−1)画像信号の補正の必要性およびその補正の原
理 一般にフィルムの持っている濃度レンジは原稿の濃度レ
ンジよりも広い。また、同じフィルムでも、ポジフィ、
ルムの濃度レンジはネガフィルムのそれよりも広いとい
うようにフィルムの種類によっても濃度レンジが異なる
。更に、フィルムの濃度レンジは、例えばフィルムの露
光量、被写体の濃度あるいは撮影時の明るさ等の原稿フ
ィルムの撮影条件によって左右される。実際に、被写体
濃度はフィルムの濃度レンジ内で広く分布している。
したがって、このようなフィルムに記録されている画像
を、反射光によって原稿をコピーする複写機でコピーし
ようとする場合、同じ信号処理を行ったのでは、良好な
再現性は得られない。そこで、主要被写体の濃度が適正
となるように画像読取り信号を適宜補正することにより
、良好な再現性を得るようにしている。
第32図は、あるネガフィルムの濃度特性および濃度補
正の原理を示している。この図において、横軸は、右半
分が被写体の露光量(被写体濃度に相当する)を表わし
、左半分がシェーディング補正後の濃度を表わしている
。また、縦軸は、上半分がビデオ回路出力(はぼネガ濃
度に等しい)を表わし、下半分が出力コピー濃度を表わ
している。
すなわち、第1象限はそのネガフィルムの濃度特性を、
第2象限はシェーディング補正の関係を、第3象限はr
補正の関係を、そして第4象限は被写体露光量と補正さ
れた出力コピー濃度との関係をそれぞれ表わしている。
このネガフィルムの濃度特性は、第32図の第1象限に
おいて線αで示される。すなわち、被写体からの露光量
が多いときにはネガフィルムの濃度が大きく、被写体か
らの露光量が少なくなるにしたがって、ネガフィルム濃
度は線形的に小さくなる。被写体からの露光量がある程
度少なくなると、被写体からの露光量とネガフィルム濃
度との線形性がなくなる。そして、この露光量が少ない
場合には、例えば、そのフィルムに記録されている画像
が人間の胸像であるとすると、顔と髪の毛とのコントラ
ストがとれなくなってしまう。また、露光量が多い場合
でも、線αの傾き、すなわちrの値が1よりも小さいの
でr補正を行わないと、コピーが軟調になってしまう。
このようなことから、r補正が必要となる。
次に、第32図を用いて補正の原理を説明する。
同図第3象限には、r補正のためのENDカーブβが設
定されている。このENDカーブβの傾きr′は、第4
象限において被写体からの露光量と出力コピー濃度との
関係が45度の直線関係となるようにするために、r’
=l/rに設定されている。
例えば、被写体からの露光量が比較的多い領域aの場合
、シェーディング補正回路のレジスタに設定されている
濃度調整値が、第2象限において直線■で表わされる値
にあるとすると、シェーディング補正後の濃度は領域a
′となる。この領域a′のうち領域についてはENDカ
ーブβの変換範囲に入らなくなり、この領域の部分はコ
ピーをすると白(つぶれてしまう。そこで、第2象限に
おいて濃度調整値を直線■から直線■にシフトして、シ
ェーディング補正後の濃度をENDカーブβの変換範囲
に入るようにする。このようにすることにより、被写体
からの露光量と出力コピー濃度との関係が第4象限にお
いて45度の直線■に従うようになって、コピーは諧調
をもった濃度を有するようになる。
また、被写体からの露光量が比較的小さい領域すの場合
には、被写体からの露光量とネガフィルム濃度との線形
性がなくなる。この場合には、シェーディング補正回路
の濃度調整値を第2象限において直線■の値に設定する
。そして、第3象限において線■で表わされるENDカ
ーブβを選択する。このENDカーブβを選択すること
により、被写体からの露光量と出力コピー濃度とが第4
象限の45度の直線■で表わされるようにすることがで
きる。すなわち、被写体からの露光量が領域すにあると
き、例えば黒い髪の人が茶色い帽子をかぶっているとす
ると、髪と帽子とがほとんど同じ濃度になってしま、う
ことが防止され、髪と帽子とのコントラストを明瞭に出
すことができるようになる。
こうして、被写体の濃度が適正となるように補正が行わ
れる。
(C−2)画像信号処理方法 第33図に示されているように、ラインセンサ226が
原稿フィルム633の画像の映写光をRlG、B毎の光
量としてアナログで読み取り、この光量で表わされた画
像信号は増幅器231によって所定レベルに増幅される
。増幅された画像信号はA/Dコンバータ235によっ
てディジタル信号に変換され、更にログ変換器238に
よって光量信号から濃度信号に変換される。
濃度で表わされた画像信号はシェーディング補正回路2
39によってシェーディング補正がされる。このシェー
ディング補正によって、セルフォックレンズ224の光
量ムラ、ラインセンサ226における各画素の感度ムラ
、補正フィルタやランプ613の各分光特性や光量レベ
ルのバラツキ、あるいは経時変化による影響分が画像信
号から取り除かれる。
このシェーディング補正を行うに先立って、まず原稿フ
ィルムが前述の3種類のフィルムおよび登録されたフィ
ルムが選択されたときには、補正フィルタがポジフィル
ム用フィルタにセットされ、原稿フィルム633を装着
しない状態でランプ613からの光量信号を読み取り、
その信号を増幅してディジタル信号に変換した後、さら
に濃度信号に変換したものに基づいて得られたデータを
基準データとしてラインメモリ240に記憶させる。
すなわち、イメージングユニット37をR,G。
Bの各画素毎に32ラインステツプスキヤンしてサンプ
リングし、これらのサンプリングデータをラインメモリ
240を通してCPU634に送り、CPU634が3
2ラインのサンプリングデータの平均濃度値を演算し、
シェーディングデータをとる。このように平均をとるこ
とにより、各画素毎のエラーをなくすようにしている。
また、原稿フィルムを装着してその原稿フィルムの画像
の読取り時に、CPU634はROMに記憶されている
ネガフィルムの濃度データから濃度調整値DAOjを演
算し、シェーディング補正回路239内のLSIのレジ
スタに設定されているDADj値を書き換える。更に、
CPU634は選択されたフィ、ルムに対応してランプ
613の光量および増幅器643のゲインを調整する。
そして、シェーディング補正回路239は原稿フィルム
を読み取った実際のデータにDへ〇j値を加えることに
より、読み取った濃度値をシフトさせる。更に、シェー
ディング補正回路239はこれらの調整がされたデータ
から各画素毎のシェーディングデータを引(ことにより
シェーディング補正を行う。
なお、CPtJ634のROMに記録されていなく、か
つシステムのRAMに登録されていないフィルムの場合
には、ベースフィルムを装着してそのフィルムの濃度デ
ータを得、得られた濃度データからDAOj値を演算し
なければBらない。
シェーディング補正が終ると、IIT32はIPS33
にR,G、Bの濃度信号を出力する。
そして、CPtJ634は原稿フィルムの実際のデータ
に基づいてENDカーブを選択し、この選択したカーブ
に基づいてrl正を行うべく補正信号を出力する。この
補正信号により、IPS33はr補正を行って原稿フィ
ルムのFが1でないことや非線形特性から生じるコント
ラストの不明瞭さを補正する。
(D)操作手順および信号のタイミング第34図に基づ
いて、操作手順および信号のタイミングを説明する。な
お、破線で示されている信号は、その信号を用いてもよ
いことを示している。
F/P64の操作は、主にベースマシン30のU/13
6によって行われる。すなわち、U、/ 136にデイ
スプレィの画面に表示されるF / P’i作キーを操
作することにより、ベースマシン30をF/Pモードに
する。原稿フィルムが前記3種類のフィルムおよび登録
されているフィルムのうちの一つである場合を想定する
と、第34図に示されているように、U/[36のデイ
スプレィの画面には、「ミラーユニットを置いてからフ
ィルムの種類を選んで下さい」と表示される。したがっ
て、まずM/U65.G開いてプラテンガラス31の所
定位置にセットする。
次いで、画面上のフィルム選択キーを押すと、画面には
「フィルムを入れずにお待ち下さい」と表示される。同
時に、ランプ613が点灯するとともに、補正フィルタ
制御(FCC0NT)信号が(0,0)となってFC動
作が行われる。すなわち、補正フィルタ自動交換装置が
作動してポジ用補正フィルタが使用位置にセットされる
。補正フィルタがセットされると、補正フィルタ交換終
了(FC5ET)信・号がLOWとなる。
このLOWとなったことかつランプ613が点灯して3
〜5秒経過したことをトリガーとしてシェーディング補
正のためのシェーディングデータの採取が開始される。
このシェーディングデータ採取が終了すると、この終了
をトリガーとしてFCC0NTが(0,1)となって補
正フィルタ自動交換装置が作動し、フィルム補正用フィ
ルタが使用位置にセットされる。また、シェーディング
補正をトリガーとして画面には「ピントを合わせます。
フィルムを入れて下さい」と表示されるとともに、ラン
プ613が消灯する。したがって、[Jiフィルム63
3を入れたフィルムケース607をF/P 64に装着
する。これにより、発光器623からの光がこのフィル
ムによって反射され、その反射光が受光器624によっ
て検知される。
反射光が受光器624の2素子間の受光量の差分が0で
ないときには、AF装置のモータ625が作動し、ピン
トが合わされる。すなわち、AF作動が行われる。ピン
ト合わせが終了すると、F/P作動準備完了(F/P 
 RDY)信号がLOWとなる。この゛ドフ]丁−RD
Y信号がLOWになった後でかつFCSETがLOWと
なって1秒経過した後に、画面には「コピーできます」
と表示される。U/136のスタートキーを押すと、画
面には「コピー中です」と表示され、かつランプ613
が点灯するとともに、ランプ613の立ち上がり時間を
待って自動濃度調整(A/E)のためのデータの採取が
開始される。すなわち、濃度調整、カラーバランス調整
、r補正等を行うためのデータを得るためにイメージン
グユニット37が一部スキャンして、投影像の一部また
は全部を読み取る。
次いで、フルカラーのときには、イメージングユニット
37が4回スキャンしてコピーが行われる。その場合、
シェーディングデータおよび自動濃度調整用データに基
づいてシェーディング補正および濃度調整が自動的に行
われる。コピーが終了すると、ランプ613が消灯する
とともに、画面には「コピーできます」と表示される。
したがって、再びスタートキーを押すと、新たにコピー
が行われる。他の画像をコピーしたい場合には、フィル
ムのコマを変えることになる。コマを変える際、「7v
−I万YがHIGHとなるとともに画面には「ピントを
合わせます」と表示される。
そして、新しいコマがセットされると、AF動作が行わ
れ、同時に、■7I−■DYがLOWとなるとともに、
画面には「コピーできます」と表示される。その後、ス
タートキーを押すことにより、コピーが行われる。
(In)イメージ処理システム(IPS)(Iff−1
)IPSのモジュール構成第35図はIPSのモジュー
ル構成の概要を示す図である。
カラー画像形成装置では、IIT(イメージ入力ターミ
ナル)においてCCDラインセンサーを用いて光の原色
B(青)、G(緑)、R(赤)に分解してカラー原稿を
読み取ってこれをトナーの原色Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、さらにはK(黒又は墨)に変
換し、l0T(イメージ出力ターミナル)においてレー
ザビームによる露光、現像を行いカラー画像を再現して
いる。この場合、Y、M、C,にのそれぞれのトナー像
に分解してYをプロセスカラーとするコピープロセス(
ピッチ)を1回、同様にM、C,Kについてもそれぞれ
をプロセスカラーとするコピーサイクルを1回ずつ、計
4回のコピーサイクルを実行し、これらの網点による像
を重畳することによってフルカラーによる像を再現して
いる。したがって、カラー分解信号(BSG、@信号)
をトナー信号(Y、MSC,に信号)に変換する場合に
おいては、その色のバランスをどう調整するかやIIT
の、読み取り特性およびIOTの出力特性に合わせてそ
の色をどう再現するか、濃度やコントラストのバランス
をどう調整するか、エツジの強調やボケ、モアレをどう
調整するか等が問題になる。
IPSは、(ITからBSG、、Rのカラー分解信号を
入力し、色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性等
を高めるために種々のデータ処理を施して現像プロセス
カラーのトナー信号をオン/オフに変換しIOTに出力
するものであり、第35図に示すようにEND変換(E
quivalent Neutral  Densit
y ;等僅少性濃度変換)モジュール301、力長−マ
スキングモジュール302、原稿サイズ検出モジコール
303、カラー変換モジュール304、UCR(Und
er  Co1or  Removal;下色除去)&
黒生成モジニール305、空間フィルター306、TR
C(Tone Reproducti。
n Control ;色調補正制御)モジニール30
7、縮拡処理モジュール308、スクリーンジェネレー
タ309、IOTインターフェースモジュール310、
領域生成回路やスイッチマ) +Jクスを有する領域画
像制御モジニール311.エリアコマンドメモリ312
やカラーパレットビデオスイッチ回路313やフォント
バッファ314等を有する編集制御モジュール等からな
る。
そして、IITからB、G、Rのカラー分解信号につい
て、それぞれ8ビツトデータ(256階調)をEND変
換モジュール301に入力し、Y1MSC%にのトナー
信号に変換した後、プロセスカラーのトナー信号Xをセ
レクトし、これを2値化してプロセスカラーのトナー信
号のオン/オフデータとじIOTインターフェースモジ
ュール31OからIOTに出力している。したがって、
フルカラー(4カラー)の場合には、プリスキャンでま
ず原稿サイズ検出、編集領域の検出、その他の原稿情報
を検出した後、例えばまず初めにプロセスカラーのトナ
ー信号XをYとするコピーサイクル、続いてプロセスカ
ラーのトナー信号XをMとするコピーサイクルを順次実
行する毎に、4回の原稿読み取りスキャンに対応した信
号処理を行っている。
11Tでは、CCDセンサーを使いBSG、Hのそれぞ
れについて、lピクセルを16ドツト/mmのサイズで
読み取り、そのデータを24ビツト(3色×8ピッ);
256階調)で出力している。CCDセンサーは、上面
にB、G、Hのフィルターが装着されていて16ドツト
/mmの密度で300mmの長さを有し、190. 5
mm/secのプロセススピードで16ライン/mmの
スキャンを行うので、はぼ各色につき毎秒15Mピクセ
ルの速度で読み取りデータを出力している。
そして、IITでは、B、G、Hの画素のアナログデー
タをログ変換することによって、反射率の情報から濃度
の情報に変換し、さらにデジタルデータに変換している
次に各モジュールについて説明する。
第36図はIPSを構成する各モジュールを説明するた
めの図である。
(A)END変換モジュール END変換モジコール301は、IITで得られたカラ
ー原稿の光学読み取り信号をグレーバランスしたカラー
信号に調整(変換)するためのモジニールである。カラ
ー画像のトナーは、グレーの場合に等量になりグレーが
基準となる。しかし、11Tからグレーの原稿を読み取
ったときに入力するB、GSHのカラー分解信号の値は
光源や色分解フィルターの分光特性等が理想的でないた
め等しくダっていない。そこで、第36図(a)に示す
ような変換テーブル(LUT;ルックアップテーブル)
を用いてそのバランスをとるのがEND変換である。し
たがって、変換テーブルは、グレイ原稿を読み取った場
合にそのレベル(黒→白)に対応して常に等しい階調で
BSG%Rのカラー分解信号に変換して出力する特性を
有するものであり、IITの特性に依存する。また、変
換テーブルは、16面用意され、そのうち11面がネガ
フィルムを含むフィルムフプロジェクター用のテーブル
であり、3面が通常のコピー用、写真用、ジェネレーシ
ョンコピー用のテーブルである。
(B) カラーマスキングモジニーフレカラーマスキン
グモジニール302は、B、G。
R信号をマトリクス演算することによりY、M。
Cのトナー量に対応する信号に変換するのものであり、
END変換によりグレーバランス調整を行った後の信号
を処理している。
カラーマスキングに用いる変換マトリクスには、純粋に
B、G、RからそれぞれYSM%Cを演算する3×3の
マトリクスを用いているが、BSG。
Rだけでなく、BG、GR,RB、B” 、G’R2の
成分も加味するため種々のマトリクスを用いたり、他の
マトリクスを用いてもよいことは勿論である。変換マト
リクスとしては、通常のカラー調整用とモノカラーモー
ドにおける強度信号生成用の2セツトを保有している。
このように、IITのビデオ信号についてIFSで処理
するに際して、何よりちまずグレーバランス調整を行っ
ている。これを仮にカラーマスキングの後に行うとする
と、カラーマスキングの特性を考慮したグレー原稿によ
るグレーバランス調整を行わなければならないため、そ
の変換テープルがより複雑になる。
(C)原稿サイズ検出モジュール 定型サイズの原稿は勿論のこと切り張りその他任意の形
状の原稿をコピーする場合もある。この場合に、原稿サ
イズに対応した適切なサイズの用紙を選択するためには
、原稿サイズを検出する必要がある。また、原稿サイズ
よりコピー用紙が大きい場合に、原稿の外側を消すとコ
ピーの出来映えをよいものとすることができる。そのた
め、原稿サイズ検出モジュール303は、プリスキャン
時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテ
ンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものである。そ
のために、プラテンカラーは原稿との識別が容易な色例
えば黒にし、第36図(6)に示すようにプラテンカラ
ー識別の上限値/下限値をスレッショルドレジスタ30
31にセットする。
そして、プリスキャン時は、原稿の反射率に近い情報に
変換(T変換)した信号(後述の空間フィルター306
の出力を用いる)Xとスレッショルドレジスタ3031
にセットされた上限値/下限値とをコンパレータ303
2で比較し、エツジ検出回路3034で原稿のエツジを
検出して座標X。
yの最大値と最小値とを最大/最小ソータ3035に記
憶する。
例えば第36図(d)に示すように原稿が傾いている場
合や矩形でない場合には、上下左右の最大値と最小値(
Xl+X2 s ’l+、’lx)が検出、記憶される
。また、原稿読み取りスキャン時は、コンパレータ30
33で原稿のY、M%Cとスレッショルドレジスタ30
31にセットされた上限値/下限値とを比較し、プラテ
ンカラー消去回路3036でエツジの外側、即ちプラテ
ンの読み取り信号を消去して枠消し処理を行う。
(D)カラー変換モジニール カラー変換モジュール305は、特定の領域において指
定されたカラーを変換できるようにするものであり、第
36図(C)に示すようにウィンドコンパレータ305
2、スレッショルドレジスタ30511カラーパレツト
3053等を備え、カラー変換する場合に、被変換カラ
ーの各Y、M%Cの上限値/下限値をスレッショルドレ
ジスタ3051にセットすると共に変換カラーの各Y、
M。
Cの値をカラーパレット3053にセットする。
そして、領域画像制御モジュールから入力されるエリア
信号にしたがってナントゲート3054を制御し、カラ
ー変換エリアでない場合には原稿のY%MSCをそのま
まセレクタ3055から送出し、カラー変換エリアに入
ると、原稿のY、M。
C信号がスレッショルドレジスタ3051にセットされ
たY、M、Cの上限値と下限値の間に入るとウィンドコ
ンパレータ3052の出力でセレクタ3055を切り換
えてカラーパレット3053にセットされた変換カラー
のYSM、Cを送出する。
指定色は、ディジタイずで直接原稿をポイントすること
により、プリスキャン時に指定された座標の周辺のBS
G、R各25画素の平均をとって指定色を認識する。こ
の平均操作により、例えば150線原稿でも色差5以内
の精度で認識可能となる。B、G、R濃度データの読み
取りは、■!Tシェーディ、ング補正RAMより指定座
標をアドレスに変換して読み出し、アドレス変換に際し
ては、原稿サイズ検知と同様にレジストレーション調整
分の再調整が必要である。ブリスキャンでは、11Tは
サンプルスキャンモードで動作する。シェーディング補
正RAMより読み出されたB、G。
R濃度データは、ソフトウェアによりシェーディング補
正された後、平均化され、さらにEND補正、カラーマ
スキングを実行してからウィンドコンパレータ3052
にセットされる。
登録色は、1670万色中より同時に8色までカラーパ
レッ)3053に登録を可能にし、標準色は、Y、M、
C,G、B、Rおよびこれらの中間色とKSWの14色
を用意している。
(E)UCR&黒生成モジュール YSM、Cが等量である場合にはグレーになるので、理
論的には、等量のY、M、Cを黒に置き換えることによ
って同じ色を再現できるが、現実的には、黒に置き換え
ると色に濁りが生じ鮮やかな色の再現性が悪くなる。そ
こで、UCR&黒生成モジュール305では、このよう
な色の濁りが生じないように適量のKを生成し、その量
に応じてY、MSCを等量減する(下色除去)処理を行
う。具体的には、Y、MSCの最大値と最小値とを検出
し、その差に応じて変換テーブルより最小値以下でKを
生成し、その最に応じY、MSCについて二定の下色除
去を行っている。
UCR&黒生成では、第36図(e)に示すように例え
ばグレイに近い色になると最大値と最小値との差が小さ
くなるので、Y、M、Cの最小値相当をそのまま除去し
てKを生成するが、最大値と最小値との差が大きい場合
には、除去の量をY、M、Cの最小値よりも少なくし、
Kの生成量も少なくすることによって、墨の混入ふよび
低明度高彩度色の彩度低下を防いでいる。
具体的な回路構成例を示した第36図(f)では、最大
値/最小値検出回路3051により7%M1Cの最大値
と最小値とを検出し、演算回路3053によりその差を
演算し、変換テーブル3054と演算回路3055によ
りKを生成する。変換テーブル305.4がKの値を調
整するものであり、最大値と最小値の差が小さい場合に
は、変換テーブル3054の出力値が零になるので演算
回路3055から最小値をそのままKの値として出力す
るが、最大値と最小値の差が大きい場合には、変換テー
ブル3054の出力値が零でなくなるので演算回路30
55で最小値からその分減算された値をKの値として出
力するっ変換テーブル3056がKに対応してY、M、
Cから除去する値を求めるテーブルであり、この変換テ
ーブル3056を通して演算回路3059でY、MSC
からKに対応する除去を行う。また、アンドゲート30
57.3058はモノカラーモード、4フルカラーモー
ドの各信号にしたがってに信号およびYSM。
Cの下色除去した後の信号をゲートするものであり、セ
レクタ3052.3050は、プロセスカラー信号によ
りY、MSC,にのいずれかを選択するものである。こ
のように実際には、YSM。
Cの網点て色を再現しているので、Y、M、Cの除去や
Kの生成比率は、経験的に生成したカーブやテーブル等
を用いて設定されている。
(F)空間フィルターモジュール 本発明に適用される装置では、先に述べたようにIIT
でCCDをスキャンしながら原稿を読み取るので、その
ままの情報を使うとボケだ情報になり、また、網点によ
り原稿を再現しているので、印刷物の網点周期と16ド
ブ)7mmのサンプリング周期との間で千アレが生じる
。また、自ら生成する網点周期と原稿の網点周期との間
でもモアレが生じる。空間フィルターモジュール306
は、このようなボケを回復する機能とモアレを除去する
機能を備えたものである。そして、モアレ除去には網点
成分をカットするためローパスフィルタが用いられ、エ
ツジ強調にはバイパスフィルタが用いられている。
空間フィルターモジュール306では、第36図(鎖に
示すようにYSMSC,MinおよびMax−Minの
入力信号の1色をセレクタ3003で取り出し、変換テ
ーブル3004を用いて反射率に近い情報に変換する。
この情報の方がエツジを拾いやすいからであり、その1
色としては例えばYをセレクトしている。また、スレッ
ショルドレジスタ3001.4ビツトの2値化回路30
0−2、デコーダ3005を用いて画素毎に、YSM、
C。
MinおよびMax−MinからY、MSC,に、B。
G、R,W (白)の8つに色相分離する。デコーダ3
005は、2値化情報に応じて色相を認識してプロセス
カラーから必要色か否かを1ビツトの情報で出力するも
のである。
第36図(乃の出力は、第36図(社)の回路に入力さ
れる。ここでは、FIFO3061と5×7デジタルフ
イルタ3063、モジュレーションテーブル3066に
より網点除去の情報を生成し、FIFO3062と5×
7デジタルフイルタ3064、モジニレ−ジョンテーブ
ル3067、fイレイ回路3065により同図(湯の出
力情報からエツジ強調情報を生成する。モジュレーショ
ンテーブル3066.3067は、写真や文字専用、混
在等のコピーのモードに応じてセレクトされる。
エツジ強調では、例えば第36図(i)■のような緑の
文字を■のように再現しようとする場合、Y。
Cを■、■のように強調処理し、Mは■実線のように強
調処理しない。このスイッチングをアントゲ−)306
8で行っている。この処理を行うには、■の点線のよう
に強調すると、■のようにエツジにMの混色による濁り
が生じる。デイレイ回路3065は、このような強調を
プロセスカラー毎にアンドゲート3068でスイッチン
グするためにFIFO3062と5×7デジタルフイル
タ3064との同期を図るものである。鮮やかな緑の文
字を通常の処理で再生すると、緑の文字にマゼンタが混
じり濁りが生じる。そこで、上記のようにして縁と認識
するとYSCは通常通り出力するが、Mは抑えエツジ強
調をしないようにする。
(G)TRC変換モジュール 10Tは、fPsからのオン/オフ信号にしたがってY
、M、C,にの各プロセスカラーにより4回のコピーサ
イクル(4フルカラーコピーの場合)を実行し、フルカ
ラー原稿の再生を可能にしているが、実際には、信号処
理により理論的に求めたカラーを、忠実に再生するには
、IOTの特性を考慮した微妙な調整が必要である。T
RC変換モジュール309は、このような再現性の向上
を図るだめのものであり、Y、M、Cの濃度の各組み合
わせにより、第36図(j)に示すように8ビツト画像
データをアドレス入力とするアドレス変換テーブルをR
AMに持ち、エリア信号に従った濃度調整、コントラス
ト調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整、文字モー
ド、すかし合成等の編集機能を持っている。このRAM
アドレス上位3ビツトにはエリア信号のビット0〜ビツ
ト3が使用される。また、領域外モードにより上記機能
を組み合わせて使用することもできる。なお、このRA
Mは、例えば2にバイト (256バイト×8面)で構
成して8面の変換テーブルを保有し、YlMSCの各サ
イクル毎にIITキャリッジリターン中に最高8面分ス
トアされ、領域指定やコピーモードに応じてセレクトさ
れる。勿論、RAM容量を増やせば各サイクル毎にロー
ドする必要はない。
(H)縮拡処理モジュール 縮拡処理モジュール308は、ラインバッファ3083
にデータXを一旦保持して送出する過程において縮拡処
理回路3082を通して縮拡処理するものであり、リサ
ンプリングジェネレータ&アドレスコントローラ308
1でサンプリングピッチ信号とラインバッファ3083
のリード/ライトアドレスを生成する。ラインバッファ
3083は、2ライン分からなるピンポンバッファとす
ることにより一方の読み出しと同時に他方に次のライン
データを書き込めるようにしている。縮拡処理では、主
走査方向にはこの縮拡処理モジ5−ル308でデジタル
的に処理しているが、副走査方向にはIITのスキャン
のスピードを変えている。スキャンスピードは、2倍速
から1/4倍速まで変化させることにより50%から4
00%まで縮拡できる。デジタル処理では、ラインバッ
ファ3083にデータを読み/書きする際に間引き補完
することによって縮小し、付加補完することによって拡
大することができる。補完データは1、中間にある場合
には同図(1)に示すように両側のデータとの距離に応
じた重み付は処理して生成される。例えばデータXi′
の場合には、両側のデータX1SXlや、およびこれら
のデータとサンプリングポイントとの距離d、、d、か
ら、(Xt Xd2)+、(Xt++ Xd+ )ただ
し、d++d2=1 の演算をして求められる。
縮小処理の場合には、データの補完をしながらラインバ
ッファ3083に書き込み、同時に前のラインの縮小処
理したデータをバッファから読み出して送出する。拡大
処理の場合には、−旦そのまま書き込み、同時に前のラ
インのデータを読み出しながら補完拡大して送出する。
書き込み時に補完拡大すると拡大率に応じて書き込み時
のクロックを上げなければならなくなる力5、上記のよ
うにすると同じクロックで書き込み/読み出しができる
。また、この構成を使用し、途中から読み出したり、タ
イミングを遅らせて読み出したりすることによって主走
査方向のシフトイメージ処理することかでき、繰り返し
読み出すことによって繰り返し処理することができ、反
対の方から読み出すことによって鏡像処理することもで
きる。
(1)スクリーンジェネレータ スクリーンジェネレータ309は、プロセスカラーの階
調トナー信号をオン/オフの2値化トナ一信号に変換し
出力するものであり、閾値マトリクスと階調表現された
データ値との比較にょる2値化処理とエラー拡散処理を
行っている。IOTでは、この2値化トナ一信号を入力
し、16ドツ) / m mに対応するようにほぼ縦8
0μmφ、幅60μmφの楕円形状のレーザビームをオ
ン/オフして中間調の画像を再現している。
まず、階調の表現方法について説明する。第36図(n
)に示すように例えば4×4のハーフトーンセルSを構
成する場合について説明する。まず、スクリーンジェネ
レータでは、このようなハーフトーンセルSに対応して
閾値マトリクスmが設定され、これと階調表現されたデ
ータ値とが比較される。そして、この比較処理では、例
えばデータ値が「5」であるとすると、閾値マトリクス
mの「5」以下の部分でレーザビームをオンとする信号
を生成する。
16ドツト/mmで4×4のハーフトーンセルを一般に
100spi、16階調の網点というが、これでは画像
が粗くカラー画像の再現性が悪いものとなる。そこで、
本発明では、階調を上げる方法として、この16ドツ)
/mmの画素を縦(主走査方向)に4分割し、画素単位
でのレーザビームのオン/オフ周波数を同図(0)に示
すように174の単位、すなわち4倍に上げるようにす
ることによって4倍高い階調を実現している。したがっ
て、これに対応して同図(0)に示すような閾値マトリ
クスm′を設定している。さらに、線数を上げるために
サブマトリクス法を採用するのも有効である。
上記の例は、各ハーフトーンセルの中央付近を唯一の成
長核とする同じ閾値マ) 1327mを用いたが、サブ
マトリクス法は、複数の単位マトリクスの集合により構
成し、同図Q))に示すようにマトリクスの成長核を2
カ所或いはそれ以上(複数)にするものである。このよ
うなスクリーンのパターン設計手法を採用すると、例え
ば明るいところは141spi、64階調にし、暗くな
るにしたがって200spi、128階調にすることに
よって暗いところ、明るいところに応じて自由に線数と
階調を変えることができる。このようなパターンは、階
調の滑らかさや細線性、粒状性等を目視によって判定す
ることによって設計することができる。
中間調画像を上記のようなドツトマトリクスによって再
現する場合、階調数と解像度とは相反する関係となる。
すなわち、階調数を上げると解像度が悪くなり、解像度
を上げると階調数が低くなるという関係がある。また、
閾値データのマトリクスを小さくすると、実際に出力す
る画像に量子化誤差が生じる。エラー拡散処理は、同図
(Q)に示すようにスクリーンジェネレータ3092で
生成されたオン/オフの2値化信号と入力の階調信号と
の量子化誤差を濃度変換回路3093、減算回路309
4により検出し、補正回路3095、加算回路3091
を使ってフィードバックしてマクロ的にみたときの階調
の再現性を良くするものであり、例えば前のラインの対
応する位置とその両側の画素をデジタルフィルタを通し
てたたみこむエラー拡散処理を行っている。
スクリーンジェネレータでは、上記のように中間調画像
や文字画像等の画像の種類によって原稿或いは領域毎に
閾値データやエラー拡散処理のフィードバック係数を切
り換え、高階調、高精細画像の再現性を高めている。
(J)領域画像制御モジュール 領域画像制御モジニール311では、7つの矩形領域お
よびその優先順位が領域生成回路に設定可能な構成であ
り、それぞれの領域に対応してスイッチマトリクスに領
域の制御情報が設定される。
制御情報としては、カラー変換やモノカラーかフルカラ
ーか等のカラーモード、写真や文字等のモジュレーショ
ンセレクト情報、TRCのセレクト情報、スクリーンジ
ェネレータのセレクト情報等があり、カラーマスキング
モジュール302、カラー変換モジュール304、UC
Rモジュール305、空間フィルター306、TRCモ
ジュール307の制御に用いられる。なお、スイッチマ
トリクスは、ソフトウェアにより設定可能になっている
(K)編集制御モジュール 編集制御モジュールは、矩形でなく例えば円グラフ等の
原稿を読み取り、形状の限定されない指定領域を指定の
色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能にするものであ
り、同図(ホ)に示すようにCPUのバスにAGDC(
Advanced Graphic  Digital
  Controller) 3121.7オントバツ
フ73126、ロゴROM3128、DMAC(DMA
  ControNer) 3129が接続されている
そして、CPUから、エンコードされた4ビツトのエリ
アコマンドがAGDC3121を通してプレーンメモリ
3122に書き込まれ、フォントバッファ3126にフ
ォントが書き込まれる。プレーンメモリ3122は、4
枚で構成し、例えばroooo」、の場合にはコマンド
0であってオリジナルの原稿を出力するというように、
原稿の各点ラフレーン0〜プレーン3の4ビツトで設定
できる。この4ビツト情報をコマンド0〜コマンド15
にデコードするのがデコーダ3123であり、コマンド
0〜コマンド15をフィルパターン、フィルロジック、
ロゴのいずれの処理を行うコマンドにするかを設定する
のがスイッチマトリクス3124である。フォントアド
レスコントローラ3125は、2ビツトのフィルパター
ン信号により網点シェード、ハツチングシェード等のパ
ターンに対応して7オントバツフア3126のアドレス
を生成するものである。
スイッチ回路3127は、スイッチマトリクス3124
のフィルロジック信号、原稿データXの内容により、原
稿データX1フオントバツフア3126、カラーパレッ
トの選定等を行うものである。フィルロジックは、バッ
クグラウンド(原稿の背景部)だけをカラーメツシュで
塗りつぶしたり、特定部分をカラー変換したり、マスキ
ングやトリミング、塗りつぶし等を行う情報である。
本発明のIPSでは、以上のようにIITの原稿読み取
り信号について、まずEND変換した後カラーマスキン
グし、フルカラーデータでの処理の方が効率的な原稿サ
イズや枠消し、カラー変換の処理を行ってから下色除去
および墨の生成をして、プロセスカラーに絞っている。
しかし、空間フィルターやカラー変調、TRC,縮拡等
の処理は、プロセスカラーのデータを処理することによ
って、フルカラーのデータで処理する場合より処理量を
少なくし、使用する変換テーブルの数を173にすると
共に、その分、種類を多くして調整の柔軟性、色の再現
性、階調の再現性、精細度の再現性を高めている。
(I[−2>イメージ処理システムのハードウェア構成 第37図はIPSのハードウェア構成例を示す図である
本発明のIPSでは、2枚の基板([’S−Δ、IPS
−B)に分割し、色の再現性や階調の再現性、精細度の
、再現性等のカラー画像形成装置としての基本的な機能
を達成する部分について第1の基板(IPS−A)に、
編集のように応用、専門。
機能を達成する部分を第2の基板(IPS−B)に搭載
している。前者の構成が第37図(a)〜(C)であり
、後者の構成が同図(6)である。特に第1の基板によ
り基本的な機能が充分達成できれば、第2の基板を設計
変更するだけで応用、専門機能について柔軟に対応でき
る。したがって、カラー画像形成装置として、さらに機
能を高めようとする場合には、他方の基板の設計変更を
するだけで対応できる。
IPSの基板には、第37図に示すようにCPUのバス
(アドレスバスADR3BUS、データバスDATAB
US、コントロールバスCTRLBUS)が接続され、
IITのビデオデータB1G、R,同期信号としてビデ
オクロックIIT・VCLK、ライン同期(主走査方向
、水平同期)信号11T−LS、ページ同期(副走査方
向、垂直同期)信号I IT−PSが接続される。
ビデオデータは、END変換部以降においてパイプライ
ン処理されるため、それぞれの処理段階において処理に
必要なりロック単位でデータの遅れが生じる。そこで、
このような各処理の遅れに対応して水平同期信号を生成
して分配し、また、ビデオクロックとライン同期信号の
フェイルチエツクするのが、ライン同期発生&フェイル
チエツク回路328である。そのため、ライン同期発生
&フェイルチエツク回路328には、ビデオクロックI
 IT−VCLKとライン同期信号11T・LSが接続
され、また、内部設定書き換えを行えるようにCPUの
バス(ADHSBUS、DATABUSSCTRLBU
S) 、チップセレクト信号C8が接続される。
11TのビデオデータBSG%RはEND変換部のRO
M321に入力される。END変換テーブルは、例えば
RAMを用いCPUから適宜ロードするように構成して
もよいが、装置が使用状態にあって画像データの処理中
に書き換える必要性はほとんど生じないので、B、GS
Hのそれぞれに2にバイトのROMを2個ずつ用い、R
OMによるLUT (ルックアップテーブル)方式を採
用している。そして、16面の変換テーブルを保有し、
4ビツトの選択信号ENDSelにより切り換えられる
END変換されたROM321の出力は、カラー毎に3
X1マトリクスを2面保有する3個の演算LSI322
からなるカラーマスキング部に接続される。演算LSI
322には、CPUの各バスが接続され、CPUからマ
) IJクスの係数が設定可能になっている。画像信号
の処理からCPUによる書き換え等のためCPUのバス
に切り換えるためにセットアツプ信号SU、チップセレ
クト信号C8が接続され、マトリクスの選択切り換えに
1ビツトの切り換え信号MONOが接続される。
また、パワーダウン信号PDを入力し、IITがスキャ
ンしていないときすなわち画像処理をしていないとき内
部のビデオクロックを止めている。
演算LSI322によりB、G、RからY、M。
Cに変換された信号は、同図(d)に示す第2の基板(
IPS−B)のカラー変換LSI353を通してカラー
変換処理後、DOD用LS■323に入力される。カラ
ー変換LSI353には、非変換カラーを設定するスレ
ッショルドレジスタ、変換カラーを設定するカラーパレ
ット、コンパレータ等からなるカラー変換回路を4回路
保有・し、DOD用LSI323には、原稿のエツジ検
出回路、枠消し回路等を保有している。
枠消し処理したDOD用LSI323の出力は、LIC
R用LS I 3241.:送らレル。こ(7)LSI
I;!、UCR回路と墨生成回路、さらには必要色生成
回路を含み、コピーサイクルでのトナーカラーに対応す
るプロセスカラ−X1必要色Hue、エツジEdgeの
各信号を出力する。したがって、このLSIには、2ビ
ツトのプロセスカラー指定信号c。
LR,カラーモード信号(4COLR,MONO)も入
力される。
ラインメモリ325は、UCR用LSI324から出力
されたプロセスカラーX−89色Hue。
エツジE dgeの各信号を5×7のデジタルフィルタ
ー326に入力するために4ライン分のデータを蓄積す
るFIFOおよびその遅れ分を整合させるためのFIF
Oからなる。ここで、プロセスカラーXとエツジE d
geについては4ライン分蓄積してトータル5ライン分
をデジタルフィルター326に送り、必要色Hueにつ
いてはFIFOで遅延させてデジタルフィルター326
の出力と同期させ、MIX用LSI327に送るように
している。
デジタルフィルター326は、2X7フイルターのLS
Iを3個で構成した5×7フイルターが2組(ローパス
LPとバイパスHP)あり、一方で、プロセスカラーX
についての処理を行い、他方で、エツジE dgeにつ
いての処理を行っている。
MIX用LSI327では、これらの出力に変換テーブ
ルで網点除去やエツジ強調の処理を行いプロセスカラー
Xにミキシングしている。ここでは、変換テーブルを切
り換えるための信号としてエツジEDGE、シャープ5
harpが入力されている。
TRC342は、8面の変換テーブルを保有する2にバ
イトのRAMからなる。変換チープールは、各スキャン
の前、キャリッジのリターン期間を利用して変換テーブ
ルの書き換えを行うように構成され、3ビツトの切り換
え信号TRC5elにより切り換えられる。そして、こ
こからの処理出力は、トランシーバ−より縮拡処理用L
SI345に送られる。縮拡処理部は、8にバイトのR
AM344を2個用いてピンポンバッファ(ラインバッ
ファ)を構成し、LSI343でリサンプリングピッチ
の生成、ラインバッファのアドレスを生成している。
縮拡処理部の出力は、同図(d)に示す第2の基板のエ
リアメモリ部を通ってEDF用LSI346に戻る。E
DF用LSI346は、前のラインの情報を保持するF
■FOを有し、前のラインの情報を用いてエラー拡散処
理を行っている。そして、エラー拡散処理後の信号Xは
、スクリーンジェネレータを構成するSG用LSI34
7を経て10Tインターフエースへ出力される。
10Tインターフエースでは、1ビツトのオン/オフ信
号で入力されたSG用LSI347からの信号をLSI
349で8ビツトにまとめてパラレルでIOTに送出し
ている。
第37図に示す第2の基板において、実際に流れている
データは、16ドツト/mmであるので、縮小LSI3
54では、1/4に縮小して且つ2値化してエリアメモ
リに蓄える。拡大デコードL1359は、フィルパター
ンRAM360を持ち、エリアメモリから領域情報を読
み出してコマンドを生成するときに16ドツトに拡大し
、ロゴアドレスの発生、カラーパレット、フィルパター
ンの発生処理を行っている。DRAM356は、4面で
構成しコードされた4ビツトのエリア情報を格納する。
AGDC355は、エリアコマンドをコントロールする
専用のコントローラである。
(I[−3)IPS制御 (A)VCPU 本発明では、VCPUがIITおよびIPSからなる画
像データ処理系を管理、制御している。
IPSにおける画像データの各処理段階では、既に述べ
たように変換テーブル(−LU−T)を用いることによ
って画像データの変換や補正等の処理に柔軟性を持たせ
ている。すなわち、変換テーブルを用いると、非線形な
変換や補正等のデータも自由に設定することができ、ま
た、予め涜算結果の値を設定しておくことによって変換
テーブルを読み出すだけで演算処理を行うことなく高速
に所望の演算値を得ることができる。しかも、複数のテ
ーブルを用意し画像の種類に応じて選択できるように構
成することによって、写真や文字、印刷、それらの混在
に合わせて画像データの変換や補正等を行うことができ
、それぞれの原稿に応じた特有の画像の再現性を保証す
ることができる。しかも、変換テーブルを用いることに
よって、変換や補正等の処理回路でのゲート数やメモリ
容量を少なくすることができ、入力データをアドレスに
してテーブルのデータを読み出すことにより所望のデー
タを得ることができるので、処理速度を上げることもで
きる。VCPU’74 aは、このようなIPSを構成
するLSIの各種テーブルやレジスタの設定、制御を行
うとともにIITの画像データ処理系も制御している。
VCPU74 aを搭載するVcPU基板(VCPU 
 PWBA)は、第19図に示す画像データの・流れか
らみると、アナログ基板(ANALOGPWBA)の後
に接続され、V、CPU74aの他、ITG (I I
Tタイミングジェネレータ)やSHC(シェーディング
補正回路)等の各回路も組み込まれている。VCPU7
4 aは、先に述べたようにIPSを構成するLSIの
各種テーブルの設定、制御を行うとともに、このITG
やSHCの制御、さらにはアナログ基板に組み込まれた
各回路の制御も行っている。
したがって、第37図に示すバスはこのVCPU74a
のバスであり、LSIの各レジスタやメモリ等に対する
データの設定は勿論、他のLSIに対する設定は、VC
PU74 aよりこのバスを通して行われる。VCPU
74 aでは、基本的なパラメータを持ち、コピーモー
ド等の実行条件に応じてコピースタート時、或いはII
Tのキャリッジリターン(バックスキャン)時に書き込
み処理を実行する。例えばプリスキャンの前には、コピ
ーモードやプリスキャンの種類により各レジスタ、テー
ブルに所定のデータが書き込まれ、各コピースキャンの
前には、各現像色M、C,・・・・・・に対応して各レ
ジスタ、テーブルに所定のデータが書き込まれる。した
がって、現像色に応じてスクリーン角度を変えるスクリ
ーンジェネレータでは、コピースキャン毎にデータの書
き換えが行われることになる。また、VCPUT4Hに
よる書き込み処理は、これらの他、カラーマスキングや
UCRSTRC等のテーブル、レジスタ等に対しても実
行されるので、キャリッジリターンの短い時間にこれら
の書き込みを効率的に行うために、VCPU74aでは
、スキャン中に次に書き込むデータの計算を行うように
している。
次に、VCPUT 4 aによるIIT関係の制御につ
いても概要を説明する。
アナログ基板では、IITセンサ基板からCCDライン
セン、すの5層素子分の色分解信号(ビデオ信号)を入
力すると、これを各アンプを経由して対応するA/D変
換器(第19図の232d)に入力し、ここで8ビツト
のデジタルデータ列GBRGBR・・・・・・に変換し
てVCPU基板に送出する。このアナログ基板に対して
、VCPUT 4 aは、ゲイン調整アンプとオフセッ
ト調整アンプの増幅度の設定を行っている。
VCPU基板のITGは、千鳥補正を行う遅延量設定回
路(第19図の233)と分離合成回路(第19図23
4)を制御するものであり、VCPUT 4 aからレ
ジスタ設定を行ってこれらの回路を制御している。千鳥
補正を行う遅延量設定回路は、5層のCCDラインセン
サの副走査方向の取り付けずれ量を補正し、分離合成回
路は、ラインメモリを有し、各チャネルでGBRGBR
・・・・・・をそれぞれの色信号に分離して1942分
保持し、各チャネルの色信号を合成している。
SHCでは、ITGから色別の画素データを入力して画
素ずれ補正、シェーディング補正を行っている。シェー
ディング補正は、画像入力データとSRAMに書き込ま
れた基準データとの差をとって出力する処理であり、基
準データとして、ΔVダーク補正では、蛍光灯を消した
暗時出力の平均値が、また、ホワイト補正では、白色基
準板の読み取り出力がそれぞれ画素ずれ補正されSRA
Mに書き込まれる。
また、色検知の場合には、IrTキャリッジを指定点ま
で移動して50m5経過するとIPSのラインシンク信
号IPS−LSに同期してSRAMへの書き込み処理が
行われる。そして、次のラインシンク信号IPS−LS
でVCPUT 4aのRAMへ指定点の画素データが転
送される。この色検知は、例えば指定点から主走査方向
に5画素、副走査方向に5画素が対象となる。したがっ
て、SRAMへ書き込まれた主走査方向lラインの画素
データから指定点とそれに続く計5点の画素データをV
CPUT 4aのRAMに読み込み、さらにIITキャ
リッジを1パルスずつ4回移動して同様に5点ずつ画素
データの読み込み処理を行う。
以上は指定点が1点の場合の処理である。したがって、
指定点が複数ある場合には、それぞれの指定点について
同様の処理が繰り返し行われることになる。
(B)IPS制御システム構成 第38図は■PS制御システムのレイヤ構造を示す図、
第39図はIPS制御システムの構成を示す図、第40
図はSYSとIPSとの間の通信を説明するための図、
第41図はスキャン動作とIPSの設定関係を説明する
ための図である。
上記IPSの各LSIは、VCPU74 aからなるI
PS制御システムによりコピーモードその他のモードに
応じて必要な情報が設定されるが、そのIPS制御シス
テムのレイヤは、第38図に示すように上位に通信のレ
イヤがあり、その下にモニタのレイヤとアプリケーショ
ンのレイヤがある3段の構成となっている。モニタは、
通信クロックその他の必要なりロックを作り、また、ア
プリケーションを定期的にまわしタイマをカウントして
アプリケーションが登録した仕事が正確に実行されてい
るかどうかを監視し、さらに、割り込みが入るとその割
り込みのアドレスをコールして所定の仕事を実行する本
来のO8として機能しているものである。アプリケーシ
ョンは、IPSに対して行う仕事が決まっていて、LS
Iの設定を行い、IPSシステムにおいてLSIの実行
、終了をハンドシェイクして把握している。
[’S制御システム(VCPU)の構成は、第39図に
示すようにVIDEO(シェーディング補正等) 、E
ND、CC(カラーマスキング)等の各LSIに対応し
て必要な情報の設定機能を有する下位モジュール、これ
らの各下位モジュールに対し設定する内容、タイミング
等を指示するIPSシステム、送信バッファ、受信バッ
ファ、モニタからなる。IPSシステムは、パワーオン
時やスタート時、サイクル切り換え時等の状況に応じて
NVM情報とROMパラメータから設定項目を指示し、
ハンドシェイクを行う。つまり、IPSシステムは、各
モジュールを順次コールしてLSIの設定の実行を指示
する。これに対して各モジュールは1.実行を終了する
と終了をIPSシステムに報告する。
モニタとIPSシステムとの間は、送信バッファ、受信
バッファを介して通信が行われる。例えばモニタは、S
YSからあるコマンドが送られてくると受信割り込みが
かかり、受信バッファにそのコマンドをセットすると共
にフラグを立てる。
そうすると、IPSシステムは、受信バッファにセット
されたコマンドをみて必要な下位モジュールをコールす
る。下位モジュールから実行終了の報告があると、IP
Sシステムは、送信バッファに終了情報をセットしてフ
ラグを立て、モニタは、送信割り込みによりSYSにI
PS  READYで終了を報告する。
SYSとIPS (VCPU)との間では、第40図に
示すようにまず、パワーオン時にNVMコマンドが送ら
れて、レジ調整値や倍率調整値等、IPSに必要なNV
M情報がIPSに設定される。
この設定が終了すると、IPSは、IPS  READ
Yにより終了をSYSに報告する。そして、コピースタ
ートによりSCAM  INFコマンド、BASICC
0PYコマンド、編集がある場合にはEDIT  MO
DEコマンドが送られる。
SCAM  INFコマンドでは、普通のコピースキャ
ンから始まるか、原稿を検知するスキャンその他コピー
スキャンの前にどのようなスキャンがあるかの情報を与
え、BASICC0PYコマンドでは、どんなカラーモ
ード、コピークオーリティ (カラーバランス、コント
ラスト、濃度、シャープネスモード)、用紙サイズ、倍
率等を使ってコピーするかの情報を与え、EDIT  
MODEコマンドでは、領域指定がある場合にはその領
域指定座標、編集機能、色変換等の情報を与える。そし
て、必要なランレングスを取り終えると、SYSはIP
SにMC5TOPを送り、IPSは、IPS  REA
DYでこれに応答する。
BASICC0PYコマンドには、現像順序を示す番号
がついている。この現像順序は、4色フルカラー、3色
フルカラー、モノカラー等により十数組の組み合わせが
あり、IPSでは、第40図(ハ)に示すように現像サ
イクル数と現像順序の情報をROMテーブルに持ち、番
号をポインタにセットすることによってROMテーブル
の情報を選択している。そして、カウンタを用いて現像
サイクルをIITベージシンクPSでカウントする。
例えば現像サイクル数が「4」であって、その現像順序
が11  (M) 2 (C) 0 (Y) 3(K)
 Jであるとすると、カウント「1」でMを、カウント
「2」でCを、カウント「4」になると次はまた「1」
に戻しIPS  5TOPコマンドが発行されるまでま
わす。
次にIPSシステムの下位モジュールについて説明する
。これらの動作は、第41図(a)に示すようにM%C
,Y、にの現像順序でスキャンが行われるとすると、こ
の現像サイクルに対してlサイクル先行してLSIの設
定のための処理が行われる。例えば空間フィルターやT
RC等を設定するには、その設定値の計算に時間がかか
るので、■PSシステムは、次の色を判断して下位モジ
ュールで次の色に対応するデータの計算と設定を行い、
UCRで現像色の選択を行う。スタートでは、BASI
CC0PYコマンドを受信すると、カラーモードの番号
から最初に現像すべき信号を判断して、デベサイクル変
数に例えばYを入れる。そして、同図■に示すようにE
NDについてはテーブルの選択、カラーセレクタについ
ては現像色Yのセット、空間フィルターについてはフィ
ルターlの係数の乗算テーブルのセット、TRCについ
てはY用のテーブルの計算及びセット、R/Eについて
は倍率のセット、ラインバッファについてはバッファ出
力の有効範囲、イメージシフト量のセット、エリアメモ
リlについてはTRCテーブル、空間フィルターのモー
ド、カラーモードのセット、というようにスタート時に
行う処理の内容をROMにもっているので、その内容に
したがって、各下位モジュールを順次コールし、各LS
Iの設定指示を行って設定情報を渡す。それぞれの設定
が終了し各下位モジュールからジョブエンドがくると、
IPSシステムは、UCRのコントロールレジスタのS
Eビットに現像色をセットすると共にデータ、の計算処
理等に関しては次の色に変え、SYSにIPS  RE
ADYを返す。このようにしてIPSシステムは、TI
TページシンクPSの立ち上がりで割り込みが入って現
像色より1サイクル先行する。そして、例えば空間フィ
ルターに対しては、倍率、シャープネス調整値、シャー
プネスモード、現像色の情報を渡し、TRCに対しては
、カラーバランス調整、コントラスト調整、濃度調整、
文字モード、ネガポジ反転、すかし合成、モノカラー、
OHP等の情報を渡す。
(III−4)編集制御システムの構成(A)I集機能
の組み合わせ 本発明は、ユーザが最終コピーをイメージできるように
オブジェクト思考に基づいた機能の組み合わせ、優先度
を設定している。そのため、画像を種々のモードや要求
等に応じて調整する調整機能と、画像上に特定のパター
ン等を上塗りするアノテーションに分け、後者の優先度
を高くするように構成している。調整機能には、例えば
カラーモード(フルカラーやシングルカラー、色変換)
や縮小/拡大、コピー画質調整(シャープネス、濃度、
コントラスト等)、コピーポジション(とじしろ、セン
タl動等)等のベーシックコピーアットフィーチャー、
コピークォリティバスウェイで設定する機能があり、指
定された領域で基本的に全面処理され、その上にアノテ
ーションを上塗りするイメージでコピーされる。つまり
、フルカラーやシングルカラー、色変換等の処理の上に
アノテーションが上塗りされ、アノテーションが調整機
能よりも優位にある機能の組み合わせが採用されている
上記の位置付けの基に編集制御モジュールは、第35図
に示すように後方に配置し、その前方に領域画像制御モ
ジュールによって制御されるカラーマスキングモジュー
ル、カラー変換モジュール、UCRモジュール、空間フ
ィルター、TRCモジニールを配置している。そして、
カラーマスキングモジコールでモノカラー用とフルカラ
ー用の2面からなるLtJTのいずれかを選択するとと
もに、UCRモジニールをバイパス(モノカラー)スル
か否かを選択し、カラー変換モジュールで変換回路を選
択し、空間フィルターで写真か文字か印刷か混在かによ
り強弱2面ずつある変aLUTを選択し、TRCモジュ
ールで8面あるLITを選択してシャープネス、濃度、
コントラスト調整、反転等を行っている。さらに編集制
御モジュールの前段1と配置された縮拡処理モジュール
では縮小/拡大、とじしろ、センタ移動等を行っている
上記のように編集機能の優先度は、画像データの流れに
対応したハードウェアの接続により、調整機能の処理が
なされた後に編集制御モジュールでアノテーションの処
理がなされるように構成することにより、調整機能より
高い優先度を有するようにしている。したがって、例え
ば調整機能とトリムとの関係では、調整機能による処理
がなされた画像データに対して編集制御モジュールでト
リムの処理がなされるので、操作の前後に関係なく原稿
イメージと調整機能にてトーリミングされる。
また調整機能とマスクとの関係も同様であり、このとき
、縮拡によりエリアサイズはイメージとともに変わるこ
とになる。また、調整機能の間では、領域画像制御モジ
ュールにおいて、後指定優先となるように領域の設定処
理を行うことによって、領域指定が後になされた機能が
優先され、アノテーションの間では、編集制御モジュー
ルにコマンドを設定するソフトウェア上で優先度を設定
している。
例えばトリムとマスク(マスクグループ)では、操作の
前後関係によってコピー出力が異なると、オペレータを
戸惑わすことになる。そこで、本発明では、イメージ間
でアンド(論理債)をとって出力する。このようにする
ことにより、オペレータは、操作の前後に関係なくトリ
ムとマスクのアンドによってイメージが打ち抜かれると
考えればよいので、コピー出力のイメージを容易に理解
することができる。
また、マスクグループとロゴを除く他の機能との組み合
わせでは、上記のマスクグループによる打ち抜きを優先
して行う。したがって、例えば色付けやペイントとトリ
ムを組み合わせると、色付けやペイントされたイメージ
でトリミングされる。
ただ、ロゴは、マスク領域に指定される可能性が高いこ
とに鑑み、マスクグループによる打ち抜きに関係なく出
力するように処理している。ロゴと他の機能との組み合
わせでもロゴは最優先で処理される。
枠内色付け(ペイント1)と他のアノテーション機能と
の組み合わせでは、ペイン)1の優先度を最も低くして
いる。したがって、例えばペイント1と他のアノテーシ
ョンとが部分的に重なって指定された場合にはその部分
について他のアノテーションが優先し、全面色付けにペ
イン)1を組み合わせた場合には、全面色付けのイメー
ジが出力されることになる。
以上のように本発明では、ソフトウェア上でロゴ挿入を
最優先とし、次にマスク、トリム、他のアノテーション
、ペイントlが優先順位となるように設定し、そして色
変換を画像データの流れで最も上流に配置することによ
って最も低い優先度に位置付けている。したがって、優
先度の高いもの程、処理が後で行われるように各機能の
実現手段が配置されている。例えば色変換とペイン)1
を組み合わせた場合には、その部分では色変換されたイ
メージにペイント1がかかる。このような最終コピーを
目指したオブジェクト思考により優先度を固定したので
、使いやすくなり、出力イメージを想像することが容易
になる。
(B)編集制御回路の全体構成概要 第42図はアノテーション、領域指定、カラー変換の各
処理を行うLSIを搭載した編集制御回路の構成を示す
図である。
編集制御回路では、策42図に示すように編集制御モジ
ュールを構成しアノテーションの処理を行う回路として
AGDC(Advanced GraphicDisp
lay  Controller)701、ブレーンメ
モリ704、DMC(DMA  Controller
)706、FIFO707,715、IRE (Ima
ge  Reduction and  Enlarg
ement controller) 714、FAC
(Font Address  Controller
)716、PLT (Palette) 717等を備
え、領域画像制御モジュール、を構成し調整機能の領域
コマンドを生成する回路として領域指定回路711、指
定された領域、色で原稿の色を変換する回路として色変
換回路710を備えている。
アノテーションの処理を行う回路では、マーカー領域や
閉領域、矩形領域、自由形領域で、文字部分のみ、文字
部分と背景部分の両方について、あるいは背景部分のみ
に限り1.網、ハツチング、ベタで置き換えたり、また
、ロゴ挿入処理したりする。そのために、マーカースキ
ャンや閉領域スキャン、ディジタイザからの座標入力に
より指定された領域について、ブレーンメモリ704に
まず書き込んで、しかる後処理コマンドを書き込み、メ
インスキャンのときに、これを読み出して画像データと
置き換え処理する。また、調整機能の領域コマンドを生
成する回路では、Ulから入力された座標値による領域
とコマンドを設定し、メインスキャンのときに、これを
読み出して調整機能の制御を行い、その1つとして色変
換回路710がある。したがって、メインスキャンでは
、画像データに対して、指定された領域でカラー変換そ
の他の調整機能に関する処理が行われ、その後の画像デ
ータに対してアノテーションの処理が行われる。次にこ
れらの各ブロックについて概要を説明する。
プレーンメモリ704は、入力画像をマスキング、ロゴ
等、別のものに置換するときにそのコマンドも登録して
おくものである。アノテーションは、一定の領域に対し
て処理するものであり、入力画像はどの分解能はなくて
もよいので、プレーンメモリ704としては、分解能を
4ドツト/mmに落としてメモリ容量を少なくし、副走
査方向432mm、主走査方向300mmのA4サイズ
で4面もち、その4面に書かれたビットイメージと対応
した色およびパターンを送出するように構成している。
したがって、24.16通りの処理が可能である。この
機能としては、指定された1点を含んだ閉領域内の白部
を任意の色、パターンでぬりつぶす「閉領域内色付け」
、2点で指定された矩形領域内を任意の色、パターンで
ぬりつぶす「矩形領域内色付け」に大別できる。これら
は、領域内の1点を指定して行う枠内色付け、マーカー
により領域を指定し、白黒の原稿を対象とし黒を任意の
色に変換する色変換、原稿イメージを残す網かけ、領域
内を白でぬりつぶす(透明にする)マスク、逆に領域外
を白でぬりつぶすトリム、抽出と同様の指定移動、原稿
イメージを残さないペイント等がある。
AGDC701は、メモリのハード的な制御を行うもの
であり、閉領域スキャンやマーカースキャン時に原稿上
のマーカーイメージ、閉領域枠イメージを取り込んでプ
レーンメモリ704への書き込みを行ったり、プレーン
メモリ704上にビットパターンを描画したり、メイン
スキャン時にプレーンメモリ704のビットパターンを
送出するものである。
IRE714は、プリスキャン時にFIFO715を使
って画像データの2値化、縮小処理を行ってDMC(D
irect Memory Access Contr
olIer) 706を介してAGDC701へ転送し
、メインスキャン時にAGDC701の転送データをF
IFO707から入力し拡大処理を行う。
DMC706は、DMAライト、プツトコマンドにより
IRE714からAGDC701へデータ転送を行い、
DMAライト、ゲットコマンドによりAGDC701か
らIRE714ヘデータ転送を行うものである。なお、
AGDC701からIRE714へは、途中にFIFO
?07を介してデータ転送を行い、プレーンメモリ70
4の4プレーンについてデータ転送を行う。また、IR
E714からAGDC701へは、プレーンメモリ70
4の1プレーンについてデータ転送を行う。
FAC716は、エリアコマンドが網かけやロゴであれ
ばそのビットマツプパターンデータをフォントバッファ
から読み出し、PLT717へ送出する。
PLT717は、FAC716から網かけパターンやロ
ゴを原稿上に合成し、4面のプレーンメモリ704上の
エリアコマンドと対応した色を設定するものであり、Y
、M1C%にの各現像色毎に出力する色の成分データが
セットされる。この場合、濃度やコントラスト、カラー
バランスを反映させるために、TRC−LUTによって
変換した後設定される。
その他、ロゴパターンROM705は、ユーザ毎にセッ
トするものであり、これが装着状態か否かの信号がオン
/オフで送出される。フォントバッファ708には、ロ
ゴパターンがAGDC701によりロゴパターンROM
705から読み出され回転等の処理の後コピーされたり
、網パターンが描画される。ラインシンクジェネレータ
713は、パイプライン処理により遅れる画像信号に対
応した同期信号を生成するものである。PIF0718
は、パイプライン処理の遅延量に対応させてそれぞれ画
像データを1ラインずつ遅延させるものであり、FIF
O719は、lライン未満の遅延量を調整するものであ
る。
以上の回路は、先に説明した編集制御モジュールを構成
し、γノテーション処理を実行するものであるが、領域
指定回路711は、領域画像制御モジュールを構成し、
UlからXYII標による領域とその領域の編集内容が
設定されると、それぞれの領域で領域コマンドを発生さ
せ、カラーマスキングや色変換、UCR,空間フィルタ
ー、TRC等にテーブルのセレクト信号等を与えるもの
である。色変換回路710は、変換処理の対象を判断す
るための比較色と変換色が指定され、領域指定回路71
1から与えられる領域コマンドにしたがって一致色変換
/不一致色変換の処理を行うものである。
(C)全体の動作概要 次に上記回路における全体の動作概要を説明する。
まず、編集に関してはUlから領域の指定、その領域の
編集内容が指定される。このうち、デジタイザやキーを
用いた座標値による領域指定データに関しては、プレー
ンメモリ704に、vCPUのデータバスDO〜15か
らAGDC701に取り込まれ、その座標入力による設
定領域が書き込まれ、また、領域指定回路711の各レ
ジスタにそのコマンドが設定される。
さらに、メインスキャンに先立ってマーカースキャンや
閉領域スキャンが行われると、その画像入力データZR
EO〜7は、IRE714でFIF○715を使って2
値化、縮小処理され、0MC706を介してAGDC7
01に転送される。
そして、マーカーイメージ、閉領域枠イメージがAGD
C701に取り込まれ、プレーンメモリ704に書き込
まれる。次にVCPUからAGDC701を通してプレ
ーンメモリ704にコマンドの設定(ビットパターンの
描画)が行われる。なお、マーカースキャンのときは、
色変換回路71Oにおいて、全面に対してマーカー色を
黒に変換され、それ以外は白に変換されて、マーカーの
イメージのみの画像入力データZREO〜7により処理
される。
次にメインスキャンに移行すると、領域指定回路711
では、原稿全面を含め、8領域について後指定優先によ
り領域毎の領域コマンドを発生するので、色変換回路7
10での色変換、その他の調整機能に関する処理がなさ
れる。他方、プレーンメモリ704のビットパターンが
AGDC?01から送出されると、DMC706を介し
てFIFO’707に1プレーンずつ書き込まれる。I
RE714では、これを4プレ一ン分のデータにまとめ
拡大処理してエリアコマンドACMDをFAC716へ
送出する。FAC716では、このエリアコマンドAC
MDによりフォントバッファ708からビットマツプパ
ターンデータを読み出し、PLT717でこれをF10
718.719で同期調整された画像データと合成し、
画像出力データRZREO〜7を送出する。
(III−5)領域指定 第43図は領域指定LSIの回路構成を示す図、第44
図は設定エリアとエリア設定レジスタの設定内容を示す
図である。
本発明のIPSは、第35図に示したように■ITから
B、G、Rの色分解信号を入力すると、これを中性濃度
等価変換を行った後、Y、MSCの記録信号に変換し、
原稿サイズ検出、カラー変換、U CR(7)、各処理
を順次行ってから現像色により、空間フィルター、TR
C,縮拡等の各処理を行うようにしている。先に説明し
たアノテーションの処理は、この後のスクリーンジェネ
レータの直前で行っているが、第43図に示す領域指定
LSIは、l原稿上での矩形領域において、上記調整機
能を実現するものであり、リアルタイムに指定領域毎に
コマンドを発生して、カラーマスキング、カラー変換、
UCR,空間フィルター、TRC1スクリーンジェネレ
ータ等がその制御対象となる。指定できる領域は、原稿
全面を含め8工リア分が用意され、16ビツトのコマン
ドを生成している。
第43図において、カウンタ801は、ラインシンクL
Sをカウントして副走査方向(Y走査方向)の位置を検
出するものであり、カウンタ802は、ビデオクロツタ
CKをカウントして主走査方向(X走査方向)の位置を
検出するものである。
このカウンタの出力により、まず、副走査方向の領域信
号を発生する回路を説明する。
レジスタ805は、第44図に示すように副走査方向に
ついて領域指定の開始位置y1を保持し、また、レジス
タ306は、副走査方向について領域指定の終了位置y
2を保持するものである。コンパレータ807は、レジ
スタ805の開始位置y1とカウンタ801の値とを比
較し、コンパレータ808は、レジスタ806の終了位
置y2とカウンタ801の値とを比較するものであり、
その比較処理は、それぞれカウンタ801の下位3ビツ
トを入力とするナンドゲータ803の出力に同期して行
われる。つまり、8ライン毎に比較処理が行われる。J
−にフロップフロップ809は、副走査方向の領域信号
を出力するものであり、ラインシンクLSをクロックと
してコンパレータ807で一致を検出してからコンパレ
ータ808で一致を検出するまでセットされ、この領域
信号に基づいて主走査方向の領域信号を制御するのがゲ
ート回路810である。
次に主走査方向の領域信号を発生する回路を説明する。
レジスタ8.11は、第44図に示すように主走査方向
について領域指定の開始位置x1を保持し、レジスタ8
12は、主走査方向について領域指定の終了位置x2を
保持するものである。コンパレータ813は、レジスタ
811の開始位置X、とカウンタ802の値とを比較し
、コンパレータ814は、レジスタ812の終了位置x
2とカウンタ802の値とを比較するものであり、その
比較処理は、それぞれカウンタ802の下位3ビツトを
入力とするナンドゲータ804の出力に同期して行われ
る。つまり、8画素毎に比較処理が行われる。J−にフ
ロップ70ツブ815は、ビデオクロックCKを基にコ
ンパレータ813で一致を検出してからコンパレータ8
14で一致を検出するまでセットされ主走査方向の領域
信号を出力するものであり、ゲート回路810の出力は
、このJ−にフロップフロップ815のリセット信号と
して使用される。ゲート回路810は、J−にフロップ
フロップ809の出力がハイレベル(副走査方向で領域
内)のとき或いはラインシンクLSがローレベルのとき
ローレベルヲ出カシ、J−にフロップフロップ815を
リセットする。
したがって、J−にフロップフロップ815の出力は、
副走査方向で指定領域外或いはラインシンクLSがロー
レベルの副走査方向(ライン)ではリセットされていて
、副走査方向で指定領域内に入ると、各ラインにおいて
主走査方向の指定領域内で「1」となる。エリア信号発
生回路816−7はエリア7のエリア信号AR?+を発
生するものであり、エリア信号ARB+〜ARI+を発
生するエリア信号発生回路816−6〜816−1も全
く同様の構成である。
プライオリティエンコーダ821は、エリア信号発生回
路816−7〜816−1で発生したエリア信号AR?
+〜ARI+をプライオリティ処理してエンコード信号
を発生するものであり、エリア信号AR?+を最も高い
優先度とし、AR6十、AR5+、・・・・・・と順に
優先度を低くしている。
このプライオリティエンコーダ821では、エリア信号
AR?+〜ARI+のうち複数の信号が「1」になる、
と、最も優先度の高いエリア信号の番号に相当する値を
出力している。したがって、例えばエリア信号ARe+
とARI+が「1」になったときには、その出力S2+
〜SO+が「110Jになる。レジスタ822−7〜8
22−0は、それぞれエリア信号ART+〜ARO+(
ARO+は無指定、すなわちART+〜ARI+以外の
領域)」こ対応して16ビツトのエリアコマンドを設定
するものであり、セレクタ823−15〜823−0は
、エンコード信号に対応してそれぞれレジスタ822−
7〜822−0のデータを選択するものである。例えば
エンコード信号S2+〜SO+がrllo」の場合には
、各セレクタ823−15〜g 23−0において、レ
ジスタ822−6の16ビツトからなるエリアコマンド
が選択され、ラッチ回路824〜825(4個のラッチ
回路により4ビツトずつ)に保持される。このエリアコ
マンドの各ビットがカラー変換やモノカラー、フルカラ
ーその他のコマンドに割り当てられる。
なお、ゲート回路810に入力しているイネーブル信号
EN?+は、使用しないエリア信号の発生を個別に有効
/無効に制御するものであり、イネーブル信号EN11
5+〜EN100は、セレクタ823−15〜823−
0のイネーブル端子に入力し、エリアコマンドをビット
単位で有効/無効に制御するものである。
上記のように領域指定LSIの回路では、エリア信号A
R?+〜ARO+が重複する場合には、その優先順位に
したがって発生させ、そのエリア信号ART+〜ARO
+に対応したエリアコマンドをスキャンに同期してラッ
チ回路824に保持してF15十〜FO+からなる16
ビツトのコマンドとして送出する。
この16ビツトのコマンドF15十〜FO+は、例えば
モノカラー、フルカラー、エツジ強調に各1ビツト、シ
ャープネスに2ビツト、TRCに3ビツト、カラー変換
に4ビツトが使用される。第37図に示す構成では、上
記領域指定LSIが同図(6)に示すエリアコマンド発
生LSI352に使用され、16ビツトのコマンドF1
5十〜FO+は、カラー変換LS I 353と同図(
a)、但)の他のLSIにAREA  CMD  8と
して送出されている。したがって、例えばコマンドF1
5+をモノカラーのビット(第37図ではMONOI)
とすると、このと、ットがカラーマスキングのマトリク
ス切り換え信号およびUCRの制御信号として供給され
る。また、カラー変換に4ビツトのコマンドを割り当゛
てることは、1領域最大4色のカラー変換指定を可能に
することである。
(III−6)カラー変換 (A)機能と特徴 デジタルカラー画像処理装置の大きな特徴の1つとして
、色毎に例えば256階調の記録データを持つことであ
る。そのため、カラー原稿において色を選択的に認識で
きることになり、また、カラー原稿の色とは全く関係な
く256階調の記録データを生成し、これを原稿の画像
データと自由に置換できるということになる。この特徴
を利用したのがカラー変換である。
カラー変換は、デジタルカラー画像処理装置において編
集の多様性、利用の拡大と可能性をユーザに提供できる
という意味で有用な機能である。
本発明におけるカラー変換では、先に概要を説明したよ
うに比較色と変換色を指定し、カラー原稿の中の比較色
を検出することによって、その検出した比較色の部分を
指定した変換色に変える一致色変換と、検出した比較色
以外の部分を指定した変換色に変える不一致色変換のい
ずれかを選択でき、これを4色に対して変換処理できる
ようにしている。また、このカラー変換は、領域指定回
路で領域毎に指定されるので、この領域指定回路で指定
可能な領域にわたり複数領域においても行うことができ
る。
カラー変換機能によって、上記のように領域を指定し、
その特定領域において指定した比較色或いは比較色以外
の色を指定した変換色に変えることができると、カラー
原稿を再現する場合に、その中で目立たない色の部分の
画像を必要に応じて強調することができ、また、逆に目
立つ色の部分の画像を全体の画像中において目立たない
ようにすることができる。このことは、ユーザがカラー
変換を利用することによって、カラー原稿を例えばカラ
ー基調の表現を自由に変えて再現することができ、原稿
のイメージを変えて表現することができる。したがって
、それだけ原稿を利用した画像の創作も可能になる。
カラー変換においてユーザに満足できる機能を提供する
ためには、比較色の検出が重要な要素のLつである。例
えば画像データの質が悪い場合にはユーザの指定した比
較色に対して検出される色がずれてしまったりするため
、意図しない色の範囲まで、或いは意図した色が部分的
に欠けたような範囲でカラー変換処理がされてしまうこ
とになる。また、色変換出力した画像データが下流の処
理で歪められてしまうと、指定した変換色の再現性が悪
くなる。このようにみると、画像データに対して種々の
変換、調整処理を施す場合に、カラー変換をどの位置で
行うかはその評価を左右するものとなる。そこで、本発
明では、第35図及び第37図に示すようにEND変換
(301)、カラーマスキング(302)、原稿サイズ
検出(303)の次にカラー変換(304)を行うよう
にし、IITからの読み取り画像データに対して等僅少
性濃度、カラーバランスの各調整をした良質の画像デー
タでカラー変換を行うようにI成している。
(B)回路構成 第45図はカラー変換LSIの回路構成を示す図、第4
6図はカラー検出部の構成を示す図、第47図はカラー
変換部の回路構成を示す図、第48図はプライオリティ
回路の構成を示す図である。
本発明に係るカラー変換回路では、先に述べたようにV
CPUから比較色(被変換色)、変換色、変換フラグが
セットされ、Y、MSCの3色により比較色を検出し、
変換フラグの設定内容が一致色変換か不一致色変換かに
より変換色への変換処理を行う。すなわち、通常は入力
画像データの色をそのまま出力し、一致色変換の場合に
は、比較色との一致信号が得られると変換色を出力し、
不一致色変換の、場合には、逆に比較色との一致信号が
得られないと変換色を出力する。比較色は、YlM、C
のそれぞれの値で一定の幅を持って与えられ、それぞれ
がその範囲内にあることを条件として一致信号が生成さ
れる。変換色の設定は、一致色変換か不一致色変換によ
り最大4色が可能となっている。つまり、第43図に示
す領域指定回路により得られる16ビツトのコマンドF
15+〜FO+のうちの4ビツトがカラー変換に割り当
てられる。したがって、その4ビツトを全て「1」にす
るコマンドを含めこれらを組み合わせたコマンドを設定
することができる。しかも、各領域毎に7領域まで自由
に設定でき、各領域の出力画像データは、色変換制御信
号、−敗色変換/不一致色変換の制御信号、及び被変換
色検出信号によって制御される。
第45図において、CPUインターフェース831には
レジスタを有し、変換色についてコントロールレジスタ
に一致色変換/不一致色変換の選択、設定を行う。その
−敗色変換/不一致色変換の選択信号がICCA% I
CCB5 ICC:C,ICCDであり、これらのビッ
トには、一致色変換を実行する場合には「1」が設定さ
れ、不一致色変換を実行する場合には、「0」が設定さ
れる。
4つの色検出部833A〜833D、及び色変換部83
4A〜834Dは、それぞれ第46図及び第47図に示
すように内部にレジスタを有し、VCPUから個別に比
較する色や変換する色が設定されるようになっている。
色検出部833八〜833Dは、それぞれが第46図に
示すようにYlM、、Cの3色に対して下限値が設定さ
れるレジスタ841,843.845と、上限値が設定
されるレジスタ842.844.846を有し、VCP
Uから比較色が設定される。そして、これらと入力画像
データをコンパレータ847〜852で比較し、アンド
ゲート回路網853により3色とも上限値と下限値との
間にあることを条件として「l」の一致検出信号を出力
するように構成している。
色変換部834A〜834Dは、それぞれが第47図に
示す、ように7%M、Cの変換色を保持するレジスタ8
61〜863を有し、データWRが書き込み信号NWE
により書き込まれ、読み出し信号NOEにより読み出さ
れる。そして、選択信号CLSELによりアンドゲート
864を制御して変換色を送出する。
プライオリティ回路835は、第48図に示すように色
検出信号IDTA、  IDTB、IDTC。
IDTDと一致色変換/不一致色変換の選択信号ICC
A、ICCB%ICCC,ICCDをEXOR回路86
5に入力し、いずれかの信号のみが「1」の場合にアン
ドゲート866で変換色制御信号CHAE、CHBES
CHCESCHDEとアンドをとり、優先処理ゲート回
路867で優先処理して変換処理信号CLSELA、B
COT。
CC0T、DCOTの優先順でいずれか1つを送出する
。変換色制御信号CH八E、CHBE%CHCESCH
DEが前項の領域指定回路で発生されるコマンドF15
十〜FO+のうちの4ビツトが割り当てられる。
ビデオデータセレクタ836は、変換処理信号CLSE
LA、BCOTSCCOT、DCOTのいずれもが「0
」の場合には、入力画像データTHYSTHMSTHC
をそのまま出力し、いずれかが「l」の場合には、入力
画像データに代えて対応する色変換部834A〜834
Dの出力(AY%AM%AC)、(BY%BMSBC)
、(CY、CM、CC)、 (DY%DM%DC)を選
択して出力する。
上記の各色検出部833A〜833D及び色変換部83
4八〜834Dにおける内部レジスタの設定は、CPU
インターフェース831を通してVCPUから行われる
上記のように色変換制御信号が「1」 (ハイレベル)
の時に、色変換処理が可能となり、rQJ(ローレベル
)の時は色変換処理を行わずに入力画像データをそのま
ま出力する。そして、色変換処理では、一致色変換/不
一致色変換の選択信号が「1」の一致変換モードで検出
信号が「1」になると変換画像データを出力し、一致色
変換/不一致色変換の1選択信号が「0」の不一致変換
モードで検出信号が「0」になると変換画像データを出
力する。この場合において、色変換処理が同時に重複す
るときは、優先順位にしたがって最も優先順位の高い変
換画像データが選択されて出力される。
例えばA色とB色を一致色変換、0色とD色を不一致色
変換とする設定がなされ、それぞれの変換色制御信号C
HAESCHBE、CHCE、CHDEに領域指定回路
のコマンドF15+〜F12+が割り当てられていると
する。そうすると、コマンドF15+〜F12+が「0
010」の場合には、変換色制御信号CHCEのみが「
1」、その他は「0」となり、その領域でのカラー変換
処理は、0色の不一致色変換のみを行うことになる。ま
た、コマンドF15+〜F12+がrllllJの場合
には、その領域でのカラー変換処理は、A色とB色を一
致色変換すると共に、0色とD色を不一致色変換するこ
とになり、コマンドF15+〜F12+がrlool」
の場合には、その領域でのカラー変換処理は、A色を一
致色変換すると共に、0色を不一致色変換することにな
る。
この場合においても、同時にA色と0色で一致信号が出
力される場合といずれか一方の一致信号が出力される場
合といずれからも一致信号が出力されない場合がある。
次にそれぞれの組み合わせによる動作を説明する。
まず、設定状態としては、色検出部833Aと833D
のレジスタ841.843.845にそれぞれの色の下
限値が、レジスタ842.844.846にそれぞれの
色の上限値が書き込まれ、色変換部834Aと834D
のレジスタ861〜863にそれぞれY、M、Cの変換
色が書き込まれる。また、一致色変換/不一致色変換の
選択信号ICCAは「l」、ICCDは「0」に設定さ
れている。
そこで、例えば第44図に示す領域でコマンドF15十
〜F12+がrlool」になったとすると、このコマ
ンドに対応して変換色制御信号CHAEとCH,DEは
rl」、CHBEとCHCEは「0」となる。そうする
と、入力画像データが色検出部833Aと833Dのレ
ジスタに設定された上限値と下限値との間に入った場合
と入らない場合では、 ■ 色検出部833Aと833Dの検出信号IDTAと
IDTDが共に「1」、すなわち入力画像データが両方
の上限値と下限値との間に入ったとすると、第48図の
アンドゲート866の一番上の出力のみが「1」となり
、変換処理信号CLSELAが「1」になる。したがっ
て、色変換部834Aから変換色信号AYSAMSAC
が出力され、ビデオデータセレクタ836でこの変換色
信号AY、AM%ACが選択されて送出される。
■ 逆に、色検出部833Aと833Dの検出信号I 
DTAとIDTDが共に「0」、すなわち入力画像デー
タが両方の上限値と下限値との間に入らないとすると、
第48図のアンドゲート866の一番下の出力のみが「
1」となる。そうすると、アンドゲート866の一番下
以外の出力は「0」のままであるので、これらの反転信
号が反転回路を通して優先処理ゲート回路867の一番
したのアンドゲートに入力されるので、このアンドゲー
トのアンド条件が成立して変換処理信号DCOTのみが
「1」になる。したがって、色変換部834Dから変換
色信号DYSDM、DCが出力され、ビデオデータセレ
クタ836でこの変換色信号DY%DM、DCが選択さ
れて送出される。
■ また、色検出部833Aの検出信号IDTAが「l
」で、色検出部833Dの検出信号IDTDが「0」の
場合には、第48図のアンドゲート866の一番上と一
番下の出力が共に「1」になる。このような場合、第4
8図に示す回路構成から明らかなように優先処理ゲート
回路867では、優先度の高い方の信号が反転回路を通
して下位のアンドゲートに入力されているので、アンド
ゲート86日の一番上が「l」になると、それより下位
のアンドゲートの1入力が「0」になり、変換処理信号
CLSELAのみが「1」になる。したがって、■の場
合と同様、色変換部834Aから変換色信号A、Y、A
M、ACが出力され、ビデオデータセレクタ836でこ
の変換色信号AYSAM、ACが選択されて送出される
■ 上記■の例とは逆に色検出部833Aの検出信号I
DTAが「0」で、色検出部833Dの検出信号IDT
Dが「1」の場合には、第48図のアンドゲート866
の出力は全て「o」になる。
したがって、変換処理信号CLSELA、BCOTSC
COT、DCOTI;!、いずれも「o」になり、色変
換部834A〜834Dから変換色信号は出力されない
ので、ビデオデータセレクタ836から画像入力データ
入力画像データTHY、THM、THCがそのまま送出
される。
以上のように領域を指定してカラー変換を行う場合には
、まず、領域指定回路に対して第44図に示すような変
換領域を主走査方向、副走査方向の座標及びコマンドを
設定すると共に、カラー変換回路に対して比較色(被変
換色)、変換色、敗色変換/不一致色変換のモードを設
定することによって行われる。これらの設定がVCPU
から行われ、メインスキャンが実行されると、設定され
た変換領域でコマンドが発行され、そのコマンドにした
がって色検出が行われ一致色変換/不−致色変換が行わ
れる。
(C)動作タイミング 第49図は色変換LSIの動作タイミング波形を示す図
である。
VCPUアクセスのリードサイクルでは、第49図(a
)に示すようにアドレスセットアツプ時間tAsの経過
後、チップ内レジスタの読み出し信号NRDをローレベ
ルにしデータ確定時間tlDを待ってデータバスDA7
I−DAOIを有効にする。
また、ライトサイクルでは、アドレスセットアツプ時間
tAsの経過後、チップ内レジスタの書き込み信号NW
Rをローレベルにする。
画像データ処理では、第49図(b)に示すように入力
画像データvIA7〜0、■■B7〜0、VIC7〜0
と変換色制御信号CHAE、CHBE。
CHCESCHDEは、ビデオクロックVCLKがハイ
レベルになるまでの画像データセットアツプ時間tos
s、、その他の制御信号セットアツプ時間t Dis及
び画像データホールド時間tI、I、11その他の制御
信号ホールド時間t os、I有効になる。
そして、出力画像データVA7〜01VB7〜o1VC
7〜0は、ビデオクロックVCLKの次のサイクルから
画像データ出力遅れ時間t。。。後に有効になる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば上記の実施例の色
検出部では、レジスタに比較色の上限値と下限値を設定
し、入力画像データをこれらの値と比較して比較色を検
出していたが、基準値(中心値)とバラツキ幅として上
下幅をレジスタに設定してもよい。この場合には、まず
入力画像データと基準値との差を求め、その差(絶対値
)を上下幅と比較し上下幅より小さいときに上限値と下
限値の間にあるときと同じように処理すればよい。この
よう−な比較色の設定をユーザが自由に行えるようにす
ると、ユーザは、好みに合った比較色のカラー変換を行
うことができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、領域
指定回路とカラー変換回路とを組み合わせ、領域指定回
路で生成されるコマンドにしたがってカラー変換を行う
ので、領域指定とから一変換との組み合わせを自由に設
定することができる。
また、比較色の検出では、上限値と下限値を設定して検
出するので、色あいの僅かな違いも含めて検出すること
ができ、部分的に色が残ったりするような変換不良を防
ぐことができる。さらには、色検出信号と一致色変換/
不一致色変換のモード信号を併せてプライオリティ処理
し、色変換の切り替えを制御するように構成したので、
回路構成を簡単にすることができる。しかも、プライオ
リティ回路で最優先のものを選択するので、変換領域が
重なっても重複して変換されたり、変換が入れ換わった
りすることを防ぐことができ、優先順位付けしているの
で、重なる領域の変換出力も容易に予測することができ
る。また、後に指定された方を優先させることにより、
優先される領域のm認が容易に、なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像処理装置のカラー変換方式の
1実施構成を示す図、第2図は本発明が適用されるカラ
ー複写機の全体構成の1例を示す図、第3図はハードウ
ェアアーキテクチャ−を示す図、第4図はソフトウェア
アーキテクチャ−を示す図、第5図はコピーレイヤを示
す図、第6図はステート分割を示す図、第7図はパワー
オンステートからスタンバイステートまでのシーケンス
を説明する図、第8図はプロダレスステートのシーケン
スを説明する図、第9図はダイアグノスティックの概念
を説明する図、第1O図はシステムと他のリモートとの
関係を示す図、第11図はシステムのモジュール構成を
示す図、第12図はジョブモードの作成を説明する図、
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー、お
よびシステム内子ジュール間データフローを示す図、第
14図は原稿走査機構の斜視図、第15図はステッピン
グモータの制御方式を説明する図、第16図はIITコ
ントロール方式を説明するタイミングチャート、第17
図はイメージングユニットの断面図、第18図はCCD
ラインセンサの配置例を示す図、第19図はビデオ信号
処理回路の構成例を示す図、第20図はビデオ信号処理
回路の動作を説明するタイミングチャート、第21図は
■OTの概略構成を示す図、第22図は転写装置の構成
例を示す図、第23図はデイスプレィを用いたUlの取
り付は例を示す図、第24図はUlの取り付は角や高さ
の設定例を説明するための図、第25図はIIのモジュ
ール構成を示す図、第26図はUIのハードウェア構成
を示す図、第27図はUICBの構成を示す図、第28
図はEPIBの構成を示す図、第29図はデイスプレィ
画面の構成例を示す図、第30図はF/Pの斜視図、第
31図はM/Uの斜視図、第32図はネガフィルムの濃
度特性および補正の原理を説明するための図、第33図
はF/Pの構成を概略的に示すとともに、F/PとM/
UおよびIITとの関連を示す図、第34図は操作手順
およびタイミングを説明するための1図、第35図はI
PSのモジュール構成概要を示す図、第36図はIPS
を構成する各モジュールを説明するための図、第37図
はIPSのハードウェア構成例を示す図、第38図はI
PS制御システムのレイヤ構造を示す図、第39図はI
PS制御システムの構成を示す図、第40図はSYSと
IPSとの間の通信を説明するための図、第41図はス
キャン動作とIPSの設定関係を説明するための図、第
42図はアノテーション、領域指定、カラー変換の各処
理を行うLSIを搭載した編集制御回路の構成を示す図
、第43図は領域指定LSIの回路構成を示す図、第4
4図は設定エリアとエリア設定レジスタの設定内容を示
す図、第45図は色変換LSIの回路構成を示す図、第
46図は色検出部の構成を示す図、第47図は色変換部
の回路構成を示す図、第48図はプライオリティ回路の
構成を示す図、第49図は色変換LSIの動作タイミン
グ波形を示す図である。 1・・・選択手段、2・・・色変換手段、3・・・色検
出手段、 4・・・変換モード設定手段、 5・・・優先処理手段、 6・・・領域指定手段。 出 願 人 富士ゼロックス株式会社 代理人 弁理士 阿 部 龍 吉(外5名)第 図 第5 カリンタ3 o−−−−−−−−−−−−−p 第5 図(b) 図 (d) 第 図 (e) l−■3− 珊珊側■皿 一汗3← 第6¥ 第10図 4−−−−−−−+  ニ ジリアル通?:イシヲーフエイス モジュール開インターフエイス 第12図 (α) (し) (e) 第14図 第15図 (C) (d) (e) EGI TAILシ×疋 第15図 (a) (b) 第16 図(a) 第16 図(b) 第18図 (b) HwアH 第17図 第20図 35a Gコ Bコ Rコ 第21 図 第22図(a) 第22図(b) 第25図 第26図 萬29図 尾29図 第30図 第31図 531ま口2 第36図 (a) 第36図 (d) (e) 第36図 (f) X 第36図 (k) 尾I図 (i) ■c−「1− (【) (糎へ) (拡大) 箆郭図 (n) 第莫図 (p) (q) 837図 (C) 838図 839図 第40図 (b) 第44図 支えv−(x′!5冑)−一÷ 第49図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)入力画像データの変換色への変換/非変換を制御
    して画像データを出力する画像処理装置のカラー変換方
    式であって、入力画像データか変換色データを選択出力
    する選択手段、該選択手段に変換色データを供給する色
    変換手段、及び入力画像データから比較色を検出する色
    検出手段を備え、カラー変換モード時に入力画像データ
    から比較色が検出されたか否かを判定し入力画像データ
    か変換色データを選択出力するように構成したことを特
    徴とする画像処理装置のカラー変換方式。 (2)色検出手段は、上限値と下限値又は基準値と上下
    幅により設定された範囲で比較色を検出することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置のカラー変換方式。 (3)色検出手段は、各原色の記録信号毎に検出処理す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置のカラ
    ー変換方式。 (4)変換モード設定手段を備え、一致色変換のモード
    が設定されると、選択手段において、比較色が検出され
    たときは変換色データを選択し、比較色が検出されない
    ときは入力画像データを選択することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置のカラー変換方式。(5)不一
    致色変換のモードが設定されると、選択手段において、
    比較色が検出されたときは入力画像データを選択し、比
    較色が検出されないときは変換色データを選択すること
    を特徴とする請求項3記載の画像処理装置のカラー変換
    方式。 (6)個別に複数の比較色及び変換色を設定し変換処理
    できるように構成したことを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の画像処理装置のカラー変換方式。 (7)優先処理手段を備えたことを特徴とする請求項6
    記載の画像処理装置のカラー変換方式。 (8)カラー変換領域を指定する領域指定手段を備え、
    該領域指定手段により指定された特定の領域でカラー変
    換制御信号を生成し、選択手段を制御することを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置のカラー変換方式。 (9)領域指定手段は、複数の領域に対して複数のカラ
    ー変換制御信号を生成可能にしたことを特徴とする請求
    項8記載の画像処理装置のカラー変換方式。
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