JPH02224568A - 画像処理装置の領域編集方式 - Google Patents

画像処理装置の領域編集方式

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JPH02224568A
JPH02224568A JP1047087A JP4708789A JPH02224568A JP H02224568 A JPH02224568 A JP H02224568A JP 1047087 A JP1047087 A JP 1047087A JP 4708789 A JP4708789 A JP 4708789A JP H02224568 A JPH02224568 A JP H02224568A
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JP
Japan
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color
data
image
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Application number
JP1047087A
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English (en)
Inventor
Teruyuki Aoyama
青山 輝幸
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の原稿を
再現処理する画像処理装置において、1原稿上の複数の
領域で画像の編集処理を行うようにした領域編集方式に
関する。
〔従来の技術〕
複写機やプリンタ、ファクシミリ等の原稿をデジタル信
号で処理し再現することができるデジタル画像処理装置
では、自由に領域を設定してその領域に対して種々の編
集処理を行うことができる。
例えばカラー画像処理装置では、カラー分解信号を変換
処理することにより部分的にモノカラーにしたり白黒に
したり、また、指定する色を特定の色に或いは指定する
色量外の色を特定の色に変換することもできる。また、
原稿が写真か、文字か、印刷か、これらの混在する原稿
かにより、フィルター係数を変えてエツジを強調したり
、ボカスようにすることもできる。
複写機等のカラー画像形成装置では、CCDラインセン
サを用いてカラー原稿をアナログの色分解信号により読
み取ると、これをデジタル信号に変換してから種々の処
理が行われる。例えばCCDラインセンサを用いて読み
取った色分解信号は、原稿の反射光を検出した信号であ
るので、これをコピー用紙に再現するには、トナーその
他の色材の記録信号に変換し、該記録信号で駆動される
レーザービームを感光体に照射することによって感光体
上に潜像を形成し、現像、転写、定着することになる。
一般には、この記録信号を階調信号からレーザービーム
のオンオフ信号に変換するまでの間に編集処理が行われ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように1原稿上の任意の領域で行う編集処理とし
ては、文字や線画等の2値画像と、写真や網点印刷物等
の中間調画像とが混在している場合、2値画像に対して
はエツジ強調処理を行い、中間調画像に対しては平滑処
理を行うことによって、また、スクリーンジェネレータ
の閾値マトリクスを変えることによってそれぞれの画像
に応じた精細度や粒状性、階調の再現性を高めることが
できる。さらには、カラーバランス調整やコントラスト
調整、濃度調整等のトーン調整も行われる。
領域を指定して行う編集は、上記のように1原稿上だけ
でも複数の領域に及ぶこともあり、また、多様である。
この場合において、編集領域を矩形で指定し全く重なら
ないようにすることは難しい。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、発明の
目的は、複数の編集領域を簡便に指定できるようにする
ことである。また、本発明の他の目的は、複数の領域が
重なった場合には優先付けされた順位にしたがって領域
が設定されるようにすることがである。さらに本発明の
他の目的は、領域指定とその領域の編集コマンドを個別
に設定することができ、また、簡便に無効制御できるよ
うにすることである。さらに本発明の他の目的は、簡単
な回路で複数の領域の設定と編集コマンドの設定を行う
ことができるようにすることである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕そのために本発
明は、l原稿上の複数の領域を指定して該領域でフルカ
ラーとモノカラーとの切り換えや、色変換、文字原稿部
分と写真原稿部分でのエツジ強調と平滑化処理を切り換
えて画像の編集処理を行う画像処理装置の領域編集方式
であって、複数の領域が重なって設定された場合には優
先順位の高い領域を選択して編集処理を行うように構成
したことを特徴とする。第1図に示すように領域設定手
段lとしては、複数の領域を個別に設定することができ
、また、主走査信号、副走査信号を計数し、所定数計数
する毎に領域設定値と比較して各領域の判定処理を行う
。また、編集コマンドを設定する編集コマンド設定手段
2も各領域毎に設け、領域信号により編集コマンドを選
択する。さらに、各領域の編集コマンドとして、ビット
対応で編集処理の内容を設定し、領域毎に、ビット毎に
有効/無効を制御できるようにする。
このように構成することにより、編集領域の指定、編集
機能をそれぞれ個別の回路で構成し設定できるので、回
路構成が簡素化でき、編集領域と編集機能の組み合わせ
も柔軟に対応することができる。
複数の領域での重なりに対しては、各領域の優先順位付
けを行い優先順位の高い領域を選択する優先領域選択手
段3を備え、この順位にしたがって優先処理されるので
、処理が煩雑になることも避けることができる。また、
後に指定された領域の優先順位が高くなるように各領域
の優先順位付けをすることによって、編集出力が容易に
想定可能とすることができる。
〔実施例〕
以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
目次 この実施例では、カラー複写機を記録装置の1例として
説明するが、これに限定されるものではなく、プリンタ
やファクシミリ、その他の画像記録装置にも適用できる
ことは勿論である。
まず、実施例の説明に先立って、目次を示す。
なお、以下の説明において、(1)〜(I[)は、本発
明が適用される複写機の全体構成の概要を説明する項で
あって、その構成の中で本発明の詳細な説明する項が(
III)である。
(1)装置の概要 (I−1)装置構成 (1−2)システムの機能・特徴 (I−3)電気系制御システムの構成 (II)具体的な各部の構成 (n−1)システム (II−2>イメージ人力ターミナル(IIT)(n−
3)イメージ出力ターミナル(IOT)(n−4)ユー
ザインタフェース(U/I)(n−5)フィルム画像読
取装置 (I[I)イメージ処理システム(IPS)(I[[−
1)IPSのモジュール構成(I[[−2)IPSのハ
ードウェア構成(III−3)IPS制御 (I[[−4)編集制御システムの構成(I[[−5)
AGDC (III−6)DMC (III−7)IRE (III−8)γノテーション処理回路(I[[−9)
領域指定回路(本発明の要旨)(III−10)色変換
回路 (III−11) LS Iの特徴 (1)装置の概要 (1−1)装置構成 第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の
1例を示す図である。
本発明が適用されるカラー複写機は、基本構成となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ入力ターミナル(IIT)32、電気
系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(IOT)
34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/I
)36から構成され、オプションとして、エデイツトバ
ッド61、オートドキュメントフィーダ(ADF)62
、ソータ63およびフィルムプロジェクタ(F/P)6
4を備える。
前記I IT、IOT、U/1等の制御を行うためには
電気的ハードウェアが必要であるが、これらのハードウ
ェアは、IIT、IITの出力信号をイメージ処理する
I PS、U/I、F/P等の各処理の単位毎に複数の
基板に分けられており、更にそれらを制御するSYS基
板、およびIOT。
ADF、ソータ等を制御するためのMCB基板(マシン
コントロールボード)等と共に電気制御系収納部33に
収納されている。
IIT32は、イメージングユニット37、該ユニット
を駆動するためのワイヤ38、駆tllブーIJ39等
からなり、イメージングユニット37内のCCDライン
センサ、カラーフィルタを用いて、カラー原稿を光の原
色B(青)、G(緑)、R(赤)毎に読取り、デジタル
画像信号に変換してIPSへ出力する。
IPSでは、前記IIT32のBlG、R信号をトナー
の原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)
、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精細度
等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を施して
プロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの2値化
トナ一信号に変換し、l0T34に出力する。
10T34は、スキャナ40、感材ベルト41を有し、
レーデ出力部40aにおいて前記IPSからの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラ−40b、F/θレン
ズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベルト4
1上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。感材ベル
)41は、駆動ブーIJ 41 aによって駆動され、
その周囲にクリーナ41b、帯電器41 c s Yl
M、Cs Kの各現像器41dおよび転写器41eが配
置されている。そして、この転写器41eに対向して転
写装置42が設けられていて、用紙トレイ35から用紙
搬送路35’aを経て送られる用紙をくわえ込み、例え
ば、4色フルカラーコピーの場合には、転写装置42を
4回転させ、用紙にY、M%C1にの順序で転写させる
。転写された用紙は、転写装置42から真空搬送装置4
3を経て定着器45で定着され、排出される。また、用
紙搬送路35aには、5SI(シングルシートインサー
タ) 35bからも用紙が選択的に供給されるようにな
っている。
U/I36は、ユーザが所望の機能を選択してその実行
条件を指示するものであり、カラーデイスプレィ51と
、その横にハードコントロールパネル52を備え、さら
に赤外線タッチボード53を組み合わせて画面のソフト
ボタンで直接指示できるようにしている。
次にペースマシン30へのオプションについて説明する
。1つはプラテンガラス31上に、座標人力装置である
エデイツトパッド61を載置し、入力ペンまたはメモリ
カードにより、各種画像編集を可能にする。また、既存
のADF62、ソータ63の取付を可能にしている。
さらに、本実施例における特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニット(M/U)65を載置し、これにF
/P 64からフィルム画像を投射させ、IIT32の
イメージングユニット37で画像信号として読取ること
により、カラーフィルムから直接カラーコピーをとるこ
とを可能にしている。対象原稿としては、ネガフィルム
、ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォー
カス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
(1−2)システムの機能・特徴 (A)機能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、前記ユーザインターフェイスにおいては、機能の
選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の表示
をCRT等のデイスプレィで行い、誰もが簡単に操作で
きることを大きな特徴としている。
その主要な機能として、バートコトロールパネルの操作
により、オペレーションフローで規定できないスタート
、ストップ、オールクリア、テンキー、インタラブド、
インフォメーション、言語切り換え等を行い、各種機能
を基本画面のソフトボタンをタッチ操作することにより
選択できるようにしている。また機能選択領域であるパ
スウェイに対応したパスウェイタブをタッチすることに
よりマーカー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編集
等各種編集機能を選択できるようにし、従来のコピー感
覚で使える簡単な操作でフルカラー白黒兼用のコピーを
行うことができる。
本装置では4色フルカラー機能を大きな特徴としており
、さらに3色カラー、黒をそれぞれ選択できる。
用紙供給は自動用紙選択、用紙指定が可能である。
縮小/拡大は50〜400%までの範囲で1%刻みで倍
率設定することができ、また縦と横の倍率を独立に設定
する偏倍機能、及び自動倍率選択機能を設けている。
コピー濃度は白黒原稿に対しては自動濃度調整を行って
いる。
カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行い、
カラーバランスでは、コピー上で減色したい色を指定す
ることができる。
ジョブプログラムではメモリカードを用いてジョブのリ
ード、ライトができ、メモリカードへは最大8個のジョ
ブが格納できる。容量は32キロバイトを有し、フィル
ムプロジェクタ−モード以外のジョブがプログラム可能
である。
この他に、付加機能としてコピーアウトプット、コピー
シャープネス、コピーコントラスト、コピ−ポジション
、フィルムプロジェクタ−、ページプログラミング、マ
ージンの機能を設けている。
コピーアウトプットは、オプションとしてソーターが付
いている場合、1lncol fatedが選択されて
いると、最大調整機能が働き、設定枚数をビン収納最大
値内に合わせ込む。
エツジ強調を行うコピーシャープネスは、オプションと
して7ステツプのマニュアルシャープネス調整、写真(
Photo) 、文字(Character)、網点印
刷(Print) 、写真と文字の混合(Phot。
/ Character)からなる写真シャープネス調
整機能を設けている。そしてデフォルトとツールパスウ
ェイで任意に設定できる。
コピーコントラストは、オペレーターが7ステツプでコ
ントロールでき、デフォルトはツールパスウェイで任意
に設定できる。
コピーポジションは、用紙上でコピー像を載せる位置を
選択する機能で、オプションとして用紙のセンターにコ
ピー像のセンターを載せるオートセンタリング機能を有
し、デフォルトはオートセンタリングである。
フィルムプロジェクタ−は、各種フィルムからコピーを
とることができるもので、350mネガ・ポジのプロジ
ェクション、35順ネガプラテン置き、6cmX6cm
スライドプラテン置き、4inX4inスライドプラテ
ン置きを選択できる。フィルムプロジェクタでは、特に
用紙を選択しなければA4用紙が自動的に選択され、ま
たフィルムプロジェクタポツプアップ内には、カラーバ
ランス機能があり、カラーバランスを“赤味”にすると
赤っぽく、′青味”にすると青っぽく補正され、また独
自の自動濃度コントロール、マニュアル濃度コントロー
ルを行っている。
ページプログラミングでは、コピーにフロント・バック
カバーまたはフロントカバーを付けるカバー機能、コピ
ーとコピーの間に白紙またはカラーペーパーを挿入する
インサート機能、原稿の頁別にカラーモードを設定でき
るカラーモード、原稿の頁別にペーパートレイを選択で
き、カラーモードと併せて設定できる用紙選択の機能が
ある。
マージンは、O〜30III11の範囲でl w刻みで
マージンを設定でき、1原稿に対して1辺のみ指定可能
である。
マーカー編集は、マーカーで囲まれた領域に対して編集
加工する機能で、文書を対象とするもので、そのため原
稿は白黒原稿として扱い、黒モード時は指定領域内をC
RT上のパレット色に返還し、指定領域外は黒コピーと
なる。また赤黒モード時は、イメージを赤色に変換し、
領域外は赤黒コピーとなり、トリム、マスク、カラーメ
ツシュ、ブラックtoカラーの機能を設けている。なお
、領域指定は原稿面に閉ループを描くか、テンキーまた
はエデイツトパッドにより領域を指定するかにより行う
。以下の各編集機能における領域指定でも同様である。
そして指定した領域はCRT上のビットマツプエリアに
相似形で表示する。
トリムはマーク領域内のイメージのみ白黒でコピーし、
マーク領域外のイメージは消去する。
マスクはマーク領域内のイメージは消去し、マーク領域
外のイメージのみ白黒でコピーする。
カラーメツシュでは、マーク領域内に指定の包納パター
ンを置き、イメージは白黒でコピーされ、カラーメツシ
ュの色は8標準色(あらかじめ決められた所定の色)、
8登録色(ユーザーにより登録されている色で1670
万色中より同時8色まで登録可)から選択することがで
き、また網は4パターンから選択できる。
ブラックtoカラーではマーク領域内のイメージを8標
準色、8登録色から選択した指定の色でコピーすること
ができる。
ビジネス編集はビジネス文書中心に、高品質オリジナル
がすばやく作製できることを狙いとして右り、原稿はフ
ルカラー原稿として扱われ、全ての機能ともエリアまた
はポイントの指定が必要で、1原稿に対して複数ファン
クション設定できる。
そして、黒/モノカラーモード時は、指定領域以外は黒
またはモノカラーコピーとし、領域内は黒イメージをC
RT上のパレット色に色変換し、また赤黒モード時は指
定領域外は赤黒コピー、領域内は赤色に変換する。そし
て、マーカー編集の場合と同様のトリム、マスク、カラ
ーメツシュ、ブラックtoカラーの外に、ロゴタイプ、
ライン、ペイントl、コレクション、ファンクションク
リアの機能を設けている。
ロゴタイプは指定ポイントにシンボルマークのようなロ
ゴを挿入できる機能で、2タイプのロゴをそれぞれ縦置
き、横置きが可能である。但しl原稿に対して1個のみ
設定でき、ロゴパターンは顧客ごとに用意してROMに
より供給する。
ラインは、2点表示によりX軸に対して垂線、または水
平線を描く機能であり、ラインの色は8標準色、8登録
色からライン毎に選択することができ、指定できるライ
ン数は無制限、使用できる色は一度に7色までである。
ペイント1は、閉ループ内に対して1点指示することに
よりループ内を8標準色、8登録色からループ毎に選択
した色で塗りつぶす機能である。
網は4パターンからエリア毎に選択でき、指定できるル
ープ数は無制限、使用できる包納パターンは7パターン
までである。
コレクション機能は、エリア毎の設定ファンクションを
確認及び修正することができるエリア/ポイントチェン
ジ、エリアサイズやポイント位置の変更をl mm刻み
で行うことができるエリア/ポイントコレクション、指
定のエリアを消去するエリア/ポイントキャンセルモー
ドを有しており、指定した領域のfllllM、修正、
変更、消去等を行うことができる。
クリエイティブ編集は、イメージコンポジション、コピ
ーオンコピー、カラーコンポジション、部分イメージシ
フト、マルチ頁拡大、ペイントl。
カラーメツシュ、カラーコンバージョン、ネガ/ポジ反
転、リピート、ペイント2、濃度コントロール、カラー
バランス、コピーコントラスト、コピーシャープネス、
カラーモード、トリム、マスク、ミラーイメージ、マー
ジン、ライン、シフト、ロゴタイプ、スプリットスキャ
ン、コレクション、ファンクションクリア、Add F
unction機能を設けており、この機能では原稿は
カラー原稿として扱われ、l原稿に対して複数のファン
クションが設定でき、1エリアに対してファンクション
の併用ができ、また指定するエリアは2点指示による矩
形と1点指示によるポイントである。
イメージコンポジションは、4サイクルでベースオリジ
ナルをカラーコピー後、用紙を転写装置上に保持し、引
き続きトリミングしたオリジナルを4サイクルで重ねて
コピーし、出力する機能である。
コピーオンコピーは、4サイクルで第1オリジナルをコ
ピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オリ
ジナルを4サイクルで重ねてコピーし出力する機能であ
る。
カラーコンポジションは、マゼンタで第1オリジナルを
コピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オ
リジナルをシアンで重ねてコピー後、用紙を転写装置上
に保持し、ひき続き第3オリジナルをイエローで重ねて
コピー後出力する機能であり、4カラーコンポジシヨン
の場合は更にブラックを重ねてコピー後出力する。
部分イメージシフトは4サイクルでカラーコピー後、用
紙を転写装置上に保持し、ひき続き4サイクルで重ねて
コピーし出力する機能である。
カラーモードのうちフルカラーモードでは4サイクルで
コピーし、3色カラーモードでは編集モードが設定され
ている時を除き、3サイクルでコピーし、ブラックモー
ドでは編集モードが設定されている時を除き、1サイク
ルでコピーし、プラス1色モードでは1〜3サイクルで
コピーする。
ツールパスウェイでは、オーデイトロン、マシンセット
アツプ、デフォルトセレクション、カラーレジストレー
ション、フィルムタイプレジストレーション、カラーコ
レクション、フリセット、フィルムプロジェクタ−スキ
ャンエリアコレクション、オーディオトーン、タイマー
セット、ピリングメータ、診断モード、最大調整、メモ
リカードフォーマツティングを設けている。このパスウ
ェイで設定や変更を行なうためには暗証番号を入力しな
ければ入れない。従って、ツールパスウェイで設定/変
更を行なえるのはキーオペレータとカスタマ−エンジニ
アである。ただし、診断モ−ドに入れるのは、カスタマ
−エンジニアだけである。
カラーレジストレーションは、カラーパレット中のレジ
スタカラーボタンに色を登録するのに用いられ、色原稿
からCC,Dラインセンサーで読み込まれる。
カラーコレクションは、レジスタカラーボタンに登録し
た色の微調整に用いられる。
フィルムタイプレジストレーションは、フィルムプロジ
ェクタモードで用いるレジスタフィルムタイプを登録す
るのに用いられ、未登録の場合は、フィルムプロジェク
タモード画面ではレジスタボタンが選択できない状態と
なる。
プリセットは、縮小/拡大値、コピー濃度7ステツプ、
コピーシャープネス7ステツプ、コピーコントラスト7
ステツプをプリセットする。
フィルムプロジェクタスキャンエリアコレクションは、
フィルムプロジェクタ−モード時のスキャンエリアの調
整を行う。
オーディオトーンは選択音等に使う音量の調整をする。
タイマーセットは、キーオペレータに開放することので
きるタイマーに対するセットを行う。
この他にも、サブシステムがクラッシュ状態に入った場
合に再起動をかけるクラッシュリカバリ機能、クラッシ
ュリカバリを2回かけてもそのサブシステムが正常復帰
できない場合にはフォルトモードとする機能、ジャムが
発生した場合、緊急停止する機能等の異常系に対する機
能も設けている。
さらに、基本コピーと付加機能、基本/付加機能とマー
カー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編集等の組み
合わせも可能である。
上記機能を備える本発明のシステム全体として下記の特
徴を有している。
(B)特徴 (イ)高画質フルカラーの達成 本装置においては、黒の画質再現、淡色再現性、ジェネ
レーションコピー質、OHP画質、細線再現性、フィル
ムコピーの画質再現性、コピーの維持性を向上させ、カ
ラードキュメントを鮮明に再現できる高画質フルカラー
の達成を図っている。
(ロ)低コスト化 感光体、現像機、トナー等の画材原価・消耗品のコスト
を低減化し、UMR,パーツコスト等サービスコストを
低減化すると共に、白黒コピー兼用機としても使用可能
にし、さらに白黒コピー速度も従来のものに比して3倍
程度の30枚/A4を達成することによりランニングコ
ストの低減、コピー単価の低減を図っている。
(ハ)生産性の改善 入出力装置にADF、ソータを設置(オプション)して
多枚数原稿を処理可能とし、倍率は50〜400%選択
でき、最大原稿サイズA3、ペーパートレイは上段B5
〜B4、中段85〜B4、下段B5〜A3.5SIB5
〜A3とし、コピースピードは4色フルカラー、A4で
4.8CPM。
B4で4.8CPM、A3で2.4CPM1白黒、A4
で19.2CPMSB4で19.2CPM。
A3で9.6CPM、ウオームアツプ時間8分以内、F
COTは4色フルカラーで28秒以下、白黒で7秒以下
を達成し、また、連続コピースピードは、フルカラー7
.5枚/A4、白黒30枚/A4を達成して高生産性を
図っている。
(ニ)操作性の改善 ハードコントロールパネルにおけるハードボタン、CR
T画面ソフトパネルのソフトボタンを併用し、初心者に
わかりやすく、熟練者に煩わしくなく、機能の内容をダ
イレクトに選択でき、かつ操作をなるべく1ケ所に集中
するようにして操作性を向上させると共に、色を効果的
に用いることによりオペレータに必要な情報を正確に伝
えるようにしている。ハイファイコピーは、ハードコン
トロールパネルと基本画面の操作だけで行うようにし、
オペレーションフローで規定できないスタート、ストッ
プ、オールクリア、割り込み等はハードボタンの操作に
より行い、用紙選択、縮小拡大、コピー濃度、画質調整
、カラーモード、カラーバランス調整等は基本画面ソフ
トパネル操作により従来の単色コピーマシンのユーザー
が自然に使いこなせるようにしている。さらに、各種編
集機能等はソフトパネルのパスウェイ領域のパスウェイ
タブをタッチ操作するだけで、パスウェイをオーブンし
て各種編集機能を選択することができる。さらにメモリ
カードにコピーモードやその実行条件等を予め記憶して
おくことにより所定の操作の自動化を可能にしている。
(ホ)機能の充実 ソフトパネルのパスウェイ領域のパスウェイタブをタッ
チ操作することにより、バスウェイをオープンして各種
編集機能を選択することができ、例えばマーカ編集では
マーカーというツールを使用して白黒文書の編集加工を
することができ、ビジネス編集ではビジネス文書中心に
高品質オリジナルを素早く作製することができ、またク
リエイティブ編集では各種編集機能を用意し、フルカラ
、黒、モノカラーにおいて選択肢を多くしてデザイナ−
、コピーサービス業者、キーオペレータ等の専門家に対
応できるようにしている。また、編集機能において指定
した領域はビットマツプエリアにより表示され、指定し
た領域を511認できる。
このように、豊富な編集機能とカラークリエーションに
より文章表現力を大幅にアップすることができる。
(へ)省電力化の達成 1.5kVAで4色フルカラー、高性能の複写機を実現
している。そのため、各動作モードにおける1、5kV
A実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標
値を設定するための機能別電力配分を決定している。ま
た、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系統
表の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うよう
にしている。
(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、フルカラー、及び白黒兼
用でしかも初心者にわかりやすく、熟練者に煩わしくな
くコピーをとることができると共に、各種機能を充実さ
せて単にコピーをとるというだけでな(、オリジナルの
作製を行うことができるので、専門家、芸術家の利用に
も対応することができ、この点で複写機の使用に対する
差別化が可能になる。以下にその使用例を示す。
例えば、従来印刷によっていたポスター、カレンダー、
カードあるいは招待状や写真入りの年賀状等は、枚数が
それほど多くない場合は、印刷よりはるかに安価に作製
することができる。また、編集機能を駆使すれば、例え
ばカレンダー等では好みに応じたオリジナルを作製する
ことができ、従来、企業単位で画一的に印刷していたも
のを、セクション単位で独創的で多様なものを作製する
ことが可能になる。
また、近年インテリアや電気製品に見られるように、色
彩は販売量を左右するものであり、インテリアや服飾品
の製作段階において彩色を施した図案をコピーすること
により、デザインと共に色彩についても複数人により検
討することができ、消費を向上させるような新しい色彩
を開発することが可能である。特に、アパレル産業等で
は遠方の製作現場に製品を発注する際にも、彩色を施し
た完成図のコピーを送ることにより従来より適確に色を
指定することができ、作業能率を向上させることができ
る。
さらに、本装置はカラーと白黒を兼用することができる
ので、1つの原稿を必要に応じて白黒であるいはカラー
でそれぞれ必要枚数ずつコピーすることができる。した
がって、例えば専門学校、大学等で色彩学を学ぶ時に、
彩色した図案を白黒とカラーの両方で表現することがで
き、両者を比較検討することにより、例えば赤はグレイ
がほぼ同じ明度であることが一目瞭然で分かる等、明度
および彩色の視覚に与える影響を学ぶこともできる。
(1−3)電気系制御システムの構成 この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウェアアーキテクチャ−、ソフトウェアアーキテク
チャ−およびステート分割について説明する。
(A)ハードウェアアーキテクチャ−およびソフトウェ
アアーキテクチャ− 本複写機のようにUIとしてカラーCRTを使用すると
、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー表
示のためのデータが増え、また、表示画面の構成、画面
遷移を工夫してよりフレンドリ−なUIを構築しようと
するとデータ量が増える。
これに対して、大容量のメモリを搭載したCPUを使用
することはできるが、基板が大きくなるので複写機本体
に収納するのが困難である、仕様の変更に対して柔軟な
対応が困難である、コストが高くなる、等の問題がある
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたのである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
Ul系、SYS系およびMCB系の3種の系に大別され
ている。Ul系はU I Uモート70を含み、SYS
系においては、F/Pの制御を行うF/P!Iモート7
2、原稿読み取りを行う■ITIJモート73、種々の
画像処理を行うIPSリモート74を分散している。I
ITリモート73はイメージングユニットを制御するた
めのIITコントローラ73aと、読み取った画像信号
をデジタル化してIPSリモート74に送るVIDEO
回路73bを有し、IPSリモート74と共にVCPU
74aにより制御される。前記及び後述する各リモート
を統括して管理するものとしてSYS (System
)  リモート71が設けられている。
SYS!Jモート71はUlの画面遷移をコントロール
するためのプログラム等のために膨大なメモリ容量を必
要とするので、16ビツトマイクロコンピ二−タを搭載
した8086を使用している。なふ、8086の他に例
えば6.8000等を使用することもできるものである
また、MCB系においては、感材ベルトにレーザで潜像
を形成するために使用するビデオ信号を■PSリモート
74から受は取り、IOTに送出するためのラスター出
カスキャン(Raster 0utput 5can:
 RO3)インターフェースであるVCB(Video
 Control Board )リモート76、転写
装置(タードル)のサーボのためのRCB リモート7
7、更にはl0TSADF、ソータ、アクセサリ−のた
めのI10ポートとしてのJOBリモート78、および
アクセサリ−リモート79を分散させ、それらを統括し
て管理するためにMCB(Master Contro
l Board)  リモート75が設けられている。
なお1、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構成
されている。また、図中の太い実線は187゜5 kb
psのLNET高速通信網、太い破線は9600bps
のマスター/スレーブ方式シリアル通信網をそれぞれ示
し、細い実線はコントロール信号の伝送路であるホット
ラインを示す。また、図中76、8kbpsとあるのは
、エデイツトパッドに描かれた図形情報、メモリカード
から入力されたコピーモード情報、編集領域の図形情報
をU■リモート70からIPS!Jモート74に通知す
るための専用回線である。更に、図中CCC(Comm
unicati。
n Control Chip)とあるのは、高速通信
回線LNETのプロトコルをサポートするICである。
以上のようにハードウェアアーキテクチャ−は、Ul系
、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これらの
処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャ−を
参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢印
は第3図に示す187.5kbpsのLNET高速通信
網、9600b p sのマスター/スレーブ方式シリ
アル通信網を介して行われるデータの授受またはホット
ラインを介して行われる制御信号の伝送関係を示してい
る。
UIリモート70は、L L U I  (Low L
evel口I)モジュール80と、エデイツトパッドお
よびメモリカードについての処理を行うモジュール(図
示せず)から構成されている。LLUIモジュール80
は通常CRTコントローラとして知られているものと同
様であって、カラーCRTに画面を表示するためのソフ
トウェアモジュールであり、その時々でどのような絵の
画面を表示するかは、5YSUIモジユール81または
MCBUIモジュール86により制御される。これによ
りUl 1Jモートを他の機種または装置と共通化する
ことができることは明かである。なぜなら、どのような
画面構成とするか、画面遷移をどうするかは機種によっ
て異なるが、CRTコントローラはCRTと一体で使用
されるものであるからである。
SYSリモート71は、5YSU1モジユール81と、
SYSTEMモジュール82、およびSYS、DIAG
モジュール83の3つのモジュールで構成されている。
5YSU Iモジュール81は画面遷移をコントロール
するソフトウェアモジュールであり、SYSTEMモジ
ュール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選
択されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを
認識するF/F (Feature Function
)選択のソフトウェア、コピー実行条件に矛盾が無いか
どうか等最終的にジョブをチエツクするジョブ確認のソ
フトウェア、および、他のモジュールとの間でF/F選
択、ジョブリカバリー、マシンステート等の種々の情報
の授受を行うだめの通信を制御するソフトウェアを含む
モジュールである。
SYS、DIAGモジュール83は、自己診断を行うダ
イアグノスティックステートでコピー動作を行うカスタ
マ−シミュレーションモードの場合に動作するモジュー
ルである。カスタマ−シミコレ−ジョンモードは通常の
コピーと同じ動作をするので、SYS、DIAGモジュ
ール83は実質的にはSYSTEMモジュール82と同
じなのであるが、ダイアグノスティックという特別なス
テートで使用されるので、SYSTEMモジュール82
とは別に、しかし一部が重畳されて記載されているもの
である。
また、IITリモート73にはイメージングユニットに
使用されているステッピングモータの制御を行うIIT
モジュール84が、tPsリモート74にはIPSに関
する種々の処理を行うIPSモジュール85がそれぞれ
格納されており、これらのモジュールはSYSTEMモ
ジュール82によって制御される。
一方、MCBリモート75には、ダイアグノスティック
、オーデイトロン(八uditron)およびジャム等
のフォールトの場合に画面遷移をコントロールするソフ
トウェアであるMCBUIモジュール86、感材ベルト
の制御、現像機の制御、フユーザの制御等コピーを行う
際に必要な処理を行う10Tモジユール90、ADFを
制御するためのADFモジュール91.ソータを制御す
るための5ORTERモジユール92の各ソフトウェア
モジュールとそれらを管理するコピアエグゼクティブモ
ジュール87、および各種診断を行うダイアグエグゼク
ティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンターにア
クセスして料金処理を行うオーデイトロンモジュール8
9を格納している。
また、RCBリモート77には転写装置の動作を制御す
るタードルサーボモジュール93が格納されており、当
該タードルサーボモジュール93はゼログラフィーサイ
クルの転写工程を司るために、IOTモジュール90の
管理の下に置かれている。なお、図中、コピアエグゼク
ティブモジュール87とダイアグエグゼクティブモジュ
ール88が重複しているのは、SYSTEMモジュール
82とSYS、DIAGモジュール83が重複している
理由と同様である。
以上の処理の分担をコピー動作に従って説明すると次の
ようである。コピー動作は現像される色の違いを別にす
ればよく似た動作の繰り返しであり、第5図(a)に示
すようにいくつかのレイヤに分けて考えることができる
1枚のカラーコピーはピッチと呼ばれる最小の単位を何
回か繰り返すことで行われる。具体的には、1色のコピ
ーを行うについて、現像機、転写装置等をどのように動
作させるか、ジャムの検知はどのように行うか、という
動作であって、ピッチ処理をY、 M、 Cの3色につ
いて行えば3色カラーのコピーが、Y、 M、 C,K
の4色について行えば4色フルカラーのコピーが1枚出
来上がることになる。これがコピーレイヤであり、具体
的には、用紙に各色のトナーを転写した後、フユーザで
定着させて複写機本体から排紙する処理を行うレイヤで
ある。ここまでの処理の管理はMCB系のコピアエグゼ
クティブモジュール87が行う。
勿論、ピッチ処理の過程では、SYS系に含まれている
IITモジュール84およびIPSモジュール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、IOTモジュール90とIITモジュール84
の間ではPR−TRUEという信号と、LE@REGと
いう2つの信号のやり取りが行われる。具体的にいえば
、IOTの制御の基準タイミングであるP R(PIT
C)l RBSET )信号はMCBより感材ベルトの
回転を2または3分割して連続的に発生される。つまり
、感材ベルトは、その有効利用とコピースピード向上の
ために、例えばコピー用紙がA3サイズの場合には2ピ
ツチ、A4サイズの場合には3ピツチというように、使
用されるコピー用紙q、サイズに応じてピッチ分割され
るようになされているので、各ピッチ毎に発生されるP
H10号の周期は、例えば2ピツチの場合には3 se
cと長くなり、3ピツチの場合には2 secと短くな
る。
さて、MCBで発生されたPR信号は、VIDEO信号
関係を取り扱うV CB IJモート等のIOT内の必
要な箇所にホットラインを介して分配される。
VCBはその内部にゲート回路を有し、IOT内でイメ
ージングが可能、即ち、実際に感材ベルトにイメージを
露光することが可能なピッチのみ選択的にIPSリモー
トに対して出力する。この信号がPR−TRUE信号で
ある。な右、ホットラインを介してMCBから受信した
PR信号に基づいてPR−TRUEf”号を生成するた
めの情報は、LNETによりMCBから通知される。
これに対して、実際に感材ベルトにイメージを露光する
ことができない期間には、感材ベルトには1ピツチ分の
空ピッチを作ることになり、このような空ピッチに対し
てはPR−TRUE信号は出力されない。このようなP
R−TRUEが発生されないピッチとしては、例えば、
転写装置での転写が終了した用紙を排出してから次の用
紙を転写装置に供給するまでの間の期間を挙げることが
できる。つまり、例えば、A3サイズのように長い用紙
を最後の転写と共に排出するとすると、用紙の先端が7
ユーザの入口に入ったときのショックで画質が劣化する
ために一定長以上の用紙の場合には最後の転写が終了し
てもそのまま排出せず、後述するグリッパ−バーで保持
したまま一定速度でもう一周回転させた後排出するよう
になされているため、感材ベルトにはlピッチ分のスキ
ップが必要となるのである。
また、スタートキーによるコピー開始からサイクルアッ
プシーケンスが終了するまでの間もPRTRUE信号は
出力されない。この期間にはまだ原稿の読み取りが行わ
れておらず、従って、感材ベルトにはイメージを露光す
ることができないからである。
VCB!3%−)から出力さtl、たPR−TRUE信
号は、IPSリモートで受信されると共に、そのままI
ITリモートにも伝送されて、IITのスキャンスター
トのためのトリガー信号として使用される。
これによりIITリモート73およびIPSリモート7
4をIOTに同期させてピッチ処理を行わせることがで
きる。また、このときIPSリモート74とVCBリモ
ート76の間では、感材ベルトに潜像を形成するために
使用されるレーザ光を変調するためのビデオ信号の授受
が行われ、VCBリモート76で受信されたビデオ信号
は並列信号から直列信号に変換された後、直接RO3へ
VIDEO変調信号としてレーザ出力部40aに与えら
れる。
以上の動作が4回繰り返されると1枚の4色フルカラー
コピーが出来上がり、1コピ一動作は終了となる。
次に、第5図(b) 〜(e)により、IITで読取ら
れた画像信号をIOTに出力し最終的に転写ポイントで
用紙に転写させるまでの信号のやりとりとそのタイミン
グについて説明する。
第5図(b)、(c)に示すように、SYSリモート7
1からスタートジョブのコマンドが入ると、l0T78
bではメインモータの駆動、高圧電源の立ち上げ等サイ
クルアップシーケンスに入る。l0T78bは、感材ベ
ルト上に用紙長に対応した潜像を形成させるために、P
R(ピッチリッセット)信号を出力する。例えば、感材
ベルトが1回転する毎に、A4では3ピツチ、A3では
2ピツチのPR信号を出力する。IOT’78bのサイ
クルアップシーケンスが終了すると、その時点からPR
信号に同期してPR−TRUE信号が、イメージングが
必要なピッチのみに対応してIITコントローラ’73
aに出力される。
また、l0T78bは、RO3(ラスターアウトプット
スキャン)の1ライン分の回転毎に出力されるl0T−
LS (ラインシンク)信号を、■CPLTT4a内の
TG(タイミングジェネレータ)に送り、ここでl0T
−LSに対してIPSの総パイプライン遅延分だけ見掛
は上の位相を進めたIPS−LSをI ITコントロー
ラ73aに送る。
11T:lシトロ−ラフ3aは、PR−TRUE信号が
入ると、カウンタをイネーブルしてl0T−LS信号を
カウントし、所定のカウント数に達すると、イメージン
グユニット37を駆動させるステッピングモータ213
の回転をスタートさせてイメージングユニットが原稿の
スキャンを開始する。さらにカウントしてT2秒後厄稿
読取開始位置でLE@REGを出力しこれをl0T78
bに送る。
この原稿読取開始位置は、予め例えば電源オン後1回だ
け、イメージングユニットを駆動させてレジンサ217
の位置(レジ位置の近く、具体的にはレジ位置よりスキ
ャン側に約10mm)を−度検出して、その検出位置を
元に真のレジ位置を計算で求め、また同時に通常停止位
置(ホームポジション)も計算で求めることができる。
また、レジ位置は機械のばらつき等でマシン毎に異なる
ため、補正値をNVMに保持しておき、真のレジ位置と
ホームポジションの計算時に補正を行うことにより、正
確な原稿読取開始位置を設定することができる。この補
正値は工場またはサービスマン等により変更することが
でき、この補正値を電気的に書き換えるだけで実施でき
、機械的調整は不要である。なお、レジンサ217の位
置を真のレジ位置よりスキャン側に約10順ずらしてい
るのは、補正を常にマイナス値とし、調整およびソフト
を簡単にするためである。
また、I IT:Iントローラ73aは、L E@RE
Gと同期してIMAGE−AREA信号を出力する。こ
のIMAGE−AREA信号の長さは、スキャン長に等
しいものであり、スキャン長はSYSTEMモジュール
82よりIITモジュール84へ伝達されるスタートコ
マンドによって定義される。具体的には、原稿サイズを
検知してコピーを行う場合には、スキャン長は原稿長さ
であり、倍率を指定してコピーを行う場合には、スキャ
ン長はコピー用紙長と倍率(100%を1とする)との
除数で設定される。IMAGE−AREA信号は、VC
PU74 aを経由しそこでI IT−PS(ベージシ
ンク)と名前を変えてIPS74に送られる。IIT−
PSはイメージ処理を行う時間を示す信号である。
LE@REGが出力さレルと、l0T−LS信号に同期
してラインセンサの1ライン分のデータが読み取られ、
V I DEO回路(第3図)で各種補正処理、A/D
変換が行われIPS74に送られる。IPS74におい
ては、l0T−LSと同期して1ライン分のビデオデー
タをl0T78bに送る。このときl0T−BYTE−
CLKの反転信号であるRTN−BYTE−CLKをビ
デオデータと並列してIOTへ送り返しデータとクロッ
クを同様に遅らせることにより、同期を確実にとるよう
にしている。
10T78bにLE@REGが人力されると、同様にl
0T−LS信号に同期してビデオデータがRO3に送ら
れ、感材ベルト上に潜像が形成される。l0T78bは
、LE@REGが入るとそのタイミングを基準にしてl
0T−CLKによりカウントを開始し、一方、転写装置
のサーボモータは、所定カウント数の転写位置で用紙の
先端がくるように制御される。ところで、第5図(d)
に示すように、感材ベルトの回転により出力されるPR
−TRUE信号とRO3の回転により出力されるl0T
−LS信号とはもともと同期していない。このため、P
R−TRUE信号が入り次のl0T−LSからカウント
を開始し、カウントmでイメージングユニット37を動
かし、カウントnでL E@RE Gを出力するとき、
LE@REGはPR−TRUEに対してT1時間だけ遅
れることになる。この遅れは最大1547222分で、
4色フルカラーコピーの場合にはこの遅れが累積してし
まい出力画像に色ズレとなって現れてしまう。
そのために、先ず、第5図(C)に示すように、1回目
のLE@REGが入ると、カウンタ1がカウントを開始
し、2.3回目のLE@REGが入ると、カウンタ2.
3がカウントを開始し、それぞれのカウンタが転写位置
までのカウント数pに達するとこれをクリアして、以下
4回目以降のLE@REGの人力に対して順番にカウン
タを使用して行く。そして、第5図(e)に示すように
、LE@REGが入ると、l0T−CLKの直前のパル
スからの時間T3を補正用クロックでカウントする。感
材ベルトに形成された潜像が転写位置に近すき、l0T
−CLKが転写位置までのカウント数pをカウントする
と、同時に補正用クロックがカウントを開始し、上記時
間T3に相当するカウント数「を加えた点が、正確な転
写位置となり、これを転写装置の転写位置(タイミング
)コントロール用カウンタの制御に上乗せし、LE@R
EGの入力に対して用紙の先端が正確に同期するように
転写装置のサーボモータを制御している。
以上がコピーレイヤまでの処理であるが、その上に、1
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがパーオリジ
ナル(PER0RIGINAL)レイヤで行われる処理
である。更にその上には、ジョブのパラメータを変える
処理を行うジョブプログラミングレイヤがある。具体的
には、ADFを使用するか否か、原稿の一部の色を変え
る、偏倍機能を使用するか否か、ということである。こ
れらパーオリジナル処理とジョブプログラミング処理は
SYS系のSYSモジュール82が管理する。
そのためにSYSTEMモジュール82は、LLUlモ
ジュール80から送られてきたジョブ内容をチエツク、
確定し、必要なデータを作成して、9600b p s
シリアル通信網によりIITモジュール84、[’Sモ
ジュール85に通知し、またLNETによりMCB系に
ジョブ内容を通知する。
以上述べたように、独立な処理を行うもの、他の機種、
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUl系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジュールを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフトウェア等の開発技術を均一化できる
、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変更
等があった場合にも関係するモジュールだけを変更する
ことで容易に対応することができる、等の効果が得られ
、以て開発効率を向上させることができるものである。
(B)ステート分割 以上、Ul系、SYS系およびMCB系の処理の分担に
ついて述べたが、この項ではUl系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
複写機では、パワーONからコピー動作、およびコピー
動作終了後の状態をいくつかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めておき、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。
これをステート分割といい、本複写機においては第6図
に示すようなステート分割がなされている。
本複写機におけるステート分割で特徴的なことは、各ス
テートにおいて、当該ステート全体を管理するコントロ
ール権および当該ステートでIIを使用するUlマスタ
ー権が、あるときはSYSリモート71にあり、またあ
るときはMCBリモート75にあることである。つまり
、上述したようにCPUを分散させたことによって、U
lリモート70のLLUIモジュール80は5YSUI
モジユール81ばかりでなくMCBUIモジュール86
によっても制御されるのであり、また、ピッチおよびコ
ピー処理はMCB系のコピアエグゼクティブモジュール
87で管理されるのに対して、パーオリジナル処理およ
びジョブプログラミング処理はSYSモジュール82で
管理されるというように処理が分担されているから、こ
れに対応して各ステートにおいてSYSモジュール82
、コピアエグゼクティブモジュール87のどちらが全体
のコントロール権を有するか、また、U■lマスター権
有するかが異なるのである。第6図においては縦線で示
されるステートはUIlマスター権MCB系のコピア呈
グゼクティブモジニール87が有することを示し、黒く
塗りつぶされたステートはUlマスター権をSYSモジ
ュール82が有することを示している。
第6図に示すステート分割の内パワーONからスタンバ
イまでを第7図を参照して説明する。
電源が投入されてパワーONになされると、第3図でS
YSリモート71からIITリモート73およびIPS
リモート74に供給されるIPSリセット信号およびI
ITリセット信号がH()IIGll)となり、IPS
リモート74、IITリモート73はリセットが解除さ
れて動作を開始する。
また、電源電圧が正常になったことを検知するとパワー
ノーマル信号が立ち上がり、MCB!Jモート75が動
作を開始し、コントロール権およびU■lマスター権確
立すると共に、高速通儒網LNETのテストを行う。ま
た、パワーノーマル信号はホットラインを通じてMCB
リモート75からSYSリモート71に送られる。
MCBIJモート75の動作開始後所定の時間TOが経
過すると、MCBリモート75からホットラインを通じ
てSYSリモート71に供給されるシステムリセット信
号がHとなり、SYSリモート71のリセットが解除さ
れて動作が開始されるが、この際、SYS!Iモート7
1の動作開始は、SYSリモート71の内部の信号であ
る86NM1186リセツトという二つの信号により上
記10時間の経過後更に200μ!1Iec遅延される
。この200μsecという時間は、クラッシュ、即ち
電源の瞬断、ソフトウェアの暴走、ソフトウェアのバグ
等による一過性のトラブルが生じてマシンが停止、ある
いは暴走したときに、マシンがどのステートにあるかを
不揮発性メモリに格納するために設けられているもので
ある。
SYS!Iモート71が動作を開始すると、約3゜8s
ecの間コアテスト、即ちROM、RAMのチエツク、
ハードウェアのチエツク等を行う。このとき不所望のデ
ータ等が人力されると暴走する可能性があるので、S 
Y S Uモート71は自らの監督下で、コアテストの
開始と共にIPSリセット信号およびIITリセット信
号をL (L、ow )とし、IPSリモート74およ
びIITリモート73をリセットして動作を停止させる
SYSリモート71は、コアテストが終了すると、10
〜3100msecの間CCCセルフテストを行うと共
に、IPSリセット信号およびIITリセット信号をH
とし、IPSリモート74およびIIT IJモート7
3の動作を再開させ、それぞれコアテストを行わせる。
CCCセルフテストは、LNETに所定のデータを送出
して自ら受信し、受信したデータが送信されたデータと
同じであることを確S忍することで行う。なお、CCC
CCCルフテストうについては、セルフテストの時間が
重ならないように各CCCに対して時間が割り当てられ
ている。
つまり、LNETにおいては、SYSリモート71、M
CBリモート75等の各ノードはデータを送信したいと
きに送信し、もしデータの衝突が生じていれば所定時間
経過後再送信を行うというコンテンション方式を採用し
ているので、SYSリモート71がCCCセルフテスト
を行っているとき、他のノードがLNETを使用してい
るとデータの衝突が生じてしまい、セルフテストが行え
ないからである。従って、SYS!Jモート71がCC
Cセルフテストを開始するときには、MCBリモート7
5のLNETテストは終了している。
CCCセルフテストが終了すると、SYSリモート71
は、IPSリモート74およびIrTリモート73のコ
アテストが終了するまで待機し、T10期間にSYST
EMノードの通信テストを行う。この通信テストは、9
600b p sのシリアル通信網のテストであり、所
定のシーケンスで所定のデータの送受信が行われる。当
該通信テストが終了すると、T2の期間に5YSIJモ
ート71とMCB+Jモート75の間でLNETの通信
テストを行う。即ち、MCBリモート7″″5は5YS
IJモート71に対してセルフテストの結果を要求し、
SYSリモート71は当該要求に応じてこれまで行って
きたテストの結果をセルフテストリザルトとしてMCB
リモート75に発行する。
MCBリモート75は、セルフテストリザルトを受は取
るとトークンパスをSYSリモート71に発行する。ト
ークンパスはU!lマスター権やり取りする札であり、
トークンパスがSYSリモート71に渡されることで、
U!lマスター権MCBリモート75からSYSリモー
ト71に移ることになる。ここまでがパワーオンシーケ
ンスである。当該パワーオンシーケンスの期間中、UI
リモート70は「しばらくお待ち下さい」等の表示を行
うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、各種のテ
ストを行う。
上記のパワーオンシーケンスの内、セルフテストリザル
トの要求に対して返答されない、またはセルフテストリ
プルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、UIコントロール権を発動してUI
リモート70を制御し、異常が生じている旨の表示を行
う。これがマシンデッドのステートである。
パワーオンステートが終了すると、次に各リモートをセ
ットアツプするためにイニシャライズステートに入る。
イニシャライズステートではSYSリモート71が全体
のコントロール権とUlマスター権を有している。従っ
て、SYSリモート71は、SYS系をイニシャライズ
すると共に、r INITIALIZEStlBSYS
TBM」:17 ン)’t−M CB !J モート7
5に発行してMCB系をもイニシャライズする。その結
果はサブシステムステータス情報としてMCBリモート
75から送られてくる。これにより例えばIOTではフ
ユーザを加熱したり、トレイのエレベータが所定の位置
に配置されたりしてコピーを行う準備が整えられる。こ
こまでがイニシャライズステートである。
イニシャライズが終了すると各リモートは待機状態であ
るスタンバイに入る。この状態においてもUlマスター
権はSYSリモート71が有しているので、SYSリモ
ート71はUlマスター権に基づいてU1画面上にF/
Fを表示し、コピー実行条件を受は付ける状態に入る。
このときMCBリモート75はIOTをモニターしてい
る。また、スタンバイステートでは、異常がないかどう
かをチエツクするためにMCB’Jモート75は、50
0m5ec毎にバックグランドポールをSYSリモート
71に発行し、SYSリモート71はこれに対してセル
フテストリザルトを200m5ec以内にMCBリモー
ト75に返すという処理を行う。このときセルフテスト
リザルトが返ってこない、あるいはセルフテストリザル
トの内容に異常があるときには、MCBリモート75は
U■リモート70に対して異常が発生した旨を知らせ、
その旨の表示を行わせる。
スタンバイステートにおいてオーデイトロンが使用され
ると、オーデイトロンステートに入す、MCBリモート
75はオーデイトロンコントロールを行うと共に、UI
IJモート70を制御してオーデイトロンのための表示
を行わせる。スタンバイステートにおいてF/Fが設定
され、スタートキーが押されるとプロダレスステートに
入る。プロダレスステートは、セットアツプ、サイクル
アップ、ラン、スキップピッチ、ノーマルサイクルダウ
ン、サイクルダウンシャットダウンという6ステートに
細分化されるが、これらのステートを、第8図を参照し
て説明する。
第8図は、プラテンモード、4色フルカラーコピー設定
枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
SYSリモート71は、スタートキーが押されたことを
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
IT!Iモート73およびIPSIJモート74に送り
、またLNETを介してジョブの内容をスタートジョブ
というコマンドと共にMCBリモート75内のコピアエ
グゼクティブモジュール87に発行する。このことでマ
シンはセットアツプに入り、各リモートでは指定された
ジョブを行うための前準備を行う。例えば、IOTモジ
コール90ではメインモータの駆動、感材ベルトのパラ
メータの合わせ込み等が行われる。 スタートジョブに
対する応答であるACK (^cknowledge 
)がMCBリモート75から送り返されたことを確認す
ると、SYSリモート71は、IITリモート73にプ
リスキャンを行わせる。プリスキャンには、原稿サイズ
を検出するためのプリスキャン、原稿の指定された位置
の色を検出するためのプリスキャン、塗り絵を行う場合
の閉ループ検出のためのプリスキャン、マーカ編集の場
合のマーカ読み取りのためのプリスキャンの4種類があ
り、選択されたF/Fに応じて最高3回までプリスキャ
ンを行う。このときUlには例えば「しばらくお待ち下
さい」等の表示が行われる。
プリスキャンが終了すると、IITレディというコマン
ドが、コピアエグゼクティブモジュール87に発行され
、ここからサイクルアップに入る。
サイクルアップは各リモートの立ち上がり時間を待ち合
わせる状態であり、MCBIJモート75は10T、転
写装置の動作を開始し、5YSIJモート71はIPS
!Iモート74を初期化する。このときUlは、現在プ
ログレスステートにあること、および選択されたジョブ
の内容の表示を行う。
サイクルアップが終了するとランに入り、コピー動作が
開始されるが、先ずMCBIJモート75のIOTモジ
コール90から1゛個目のPROが出されるとIITは
1回目のスキャンを行い、IOTは1色目の現像を行い
、これで1ピツチの処理が終了する。次に再びPROが
出されると2色目の現像が行われ、2ピツチ目の処理が
終了する。
この処理を4回繰り返し、4ピツチの処理が終了すると
IOTはフニーザでトナーを定着し、排紙する。これで
1枚目のコピー処理が完了する。以上の処理を3回繰り
返すと3枚のコピーができる。
ピッチレイヤの処理およびコピーレイヤの処理はMCB
リモート75が管理するが、その上のレイヤであるパー
オリジナルレイヤで行うコピー設定枚数の処理はSYS
!Jモート71が行う。従って、現在何枚口のコピーを
行っているかをSYSリモート71が認識できるように
、各コピーの1個目のPROが出されるとき、MCBリ
モート75はSYSリモート71に対してメイドカウン
ト信号を発行するようになされている。また、最後のP
ROが出されるときには、MCBリモート75はSYS
リモート71に対してrRDY  FORNXT  J
OBJというコマンドを発行して次のジョブを要求する
。このときスタートジョブを発行するとジョブを続行で
きるが、ユーザが次のジョブを設定しなければジョブは
終了であるから、5YSIJモー)T11trEND 
 JOBJというコマンドをMCBリモート75に発行
する。
MCB!I−t−−)751trEND  JOB」:
+マントを受信してジョブが終了したことを確認すると
、マシンはノーマルサイクルダウンに入る。ノーマルサ
イクルダウンでは、MCBリモート75はIOTの動作
を停止させる。
サイクルダウンの途中、MCB!Jモート75は、コピ
ーされた用紙が全て排紙されたことがm認さレルトソノ
旨をrDELIVERED  JOBJコマンドでSY
Sリモート71に知らせ、また、ノーマルサイクルダウ
ンが完了してマシンが停止すると、その旨をrIOT 
 5TAND  BYJコマンドでSYSリモート71
に知らせる。これによりプログレスステートは終了し、
スタンバイステートに戻る。
なお、以上の例ではスキップピッチ、サイクルダウンシ
ャットダウンについては述べられていないが、スキップ
ピッチにおいては、SYSリモート71はSYS系を次
のジョブのためにイニシャライズし、また、MCBリモ
ート75では次のコピーのために待機している。また、
サイクルダウンシャットダウンはフォールトの際のステ
ートであるので、当該ステートにおいては、SYSリモ
ート71およびMCBリモート75は共にフォールト処
理を行う。
以上のようにプログレスステートにおいては、MCBリ
モート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、S
YSリモート71はパーオリジナル処理およびジョブプ
ログラミング処理を管理しているので、処理のコントロ
ール権は双方が処理の分担に応じてそれぞれ有している
。これに対してU!マスター権はSYSリモート71が
有している。なぜなら、Ulにはコピーの設定枚数、選
択された編集処理などを表示する必要があり、これらは
パーオリジナル処理もしくはジョブプログラミング処理
に属し、SYSリモート71の管理下に置かれるからで
ある。
プログレスステートにおいてフォールトが生じるとフォ
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー、ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがリカバリーできるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーシなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBUIモジュール86が行うが、F/FはS
YSモジュール82が管理するので、F/Fの再設定で
リカバリーできるフォールトに関してはSYSモジコー
ル82かりカバリ−を担当し、それ以外のりカバリ−に
関してはコビアエグゼクティブモジコール87が担当す
る。
また、フォールトの検出はSYS系、MCB系それぞれ
に行われる。つまり、IIT、IPS。
F/Pは5YSIJモート71が管理しているのでSY
Sリモート71が検出し、IOT、ADF。
ソータはMCBリモート75が管理しているのでMCB
!Iモート75が検出する。従って、本複写機にふいて
は次の4種類のフォールトがあることが分かる。
■SYSノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 例えば、F/Pが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーできる。
■SYSノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PRO信号の異常、CCCの異常、
シリアル通信網の異常、ROMまたはRAMのチエツク
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、U
lにはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さい」等のメツセージが表示される。
■MCBノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/Fでソータ
が設定された場合にはMCBノードでフォールトが検出
されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータを
使用しないモードに変更することでもリカバリーできる
。ADFについても同様である。また、トナーが少なく
なった場合、トレイがセットされていない場合、用紙が
無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォー
ルトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいはト
レイをセットする、用紙を補給することでリカバリーさ
れるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった場
合には他のトレイを使用することによってもリカバリー
できるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の色
を指定することによってもリカバリーできる。つまり、
F/Fの選択によってもリカバリーされるものであるか
ら、SYSノードでリカバリーを「づようになされてい
る。
■MCBノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フユーザの故障
等はMCBノードで検出され、Ulには故障の箇所およ
び「サービスマンを呼んで下さい」等のメツセージが表
示される。また、ジャムが生じた場合には、ジャムの箇
所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示するこ
とでリカバリーをユーザに委ねている。
以上のようにフォールトリカバリーステートにおいては
コントロール権およびUlマスター権は、フォールトの
生じている箇所、リカバリーの方法によってSYSノー
ドが有する場合と、MCBノードが有する場合があるの
である。
フォールトがリカバリーされてIOTスタンバイコマン
ドがMCBノードから発行されるとジョブリカバリース
テートに移り、残されているジョブを完了する。例えば
、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしている
ときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムがク
リアされた後、残りの2枚をコピーしなければならない
ので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理する
処理を行ってジョブをリカバリーするのである。従って
、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、SY
Sノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担に
応じて有している。しかし、UIlマスター権SYSノ
ードが有している。なぜなら、ジョブリカバリーを行う
については、例えば「スタートキーを押して下さい」、
「残りの原稿をセットして下さい」等のジョブリカバリ
ーのためのメツセージを表示しなければならず、これは
SYSノードが管理するバーオリジナル処理またはジョ
ブプログラミング処理に関する事項だからである。
なお、プロダレスステートでIOTスタンバイコマンド
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジョブが完了したことがr4認されるとスタンバイステ
ートに移り、次のジョブを待機する。スタンバイステー
トにおいて、所定のキー操作を行うことによってダイア
グノスティック(以下、単にダイアグと称す。)ステー
トに入ることができる。
ダイアグステートは、部品の入力チエツク、出力チエツ
ク、各種パラメータの設定、各種モードの設定、NVM
 (不揮発性メモリ)の初期化等を行う自己診断のため
のステートであり、その概念を第9図に示す。図から明
らかなように、ダイアグとしてTECHREPモード、
カスタマ−シミュレーションモードの2つのモードが設
けられている。
TECHREPモードは人力チエツク、出力チエツク等
サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモード
であり、カスタマ−シミュレーションモードは、通常ユ
ーザがコピーする場合に使用するカスタマ−モードをダ
イアグで使用するモードである。
いま、カスタマ−モードのスタンバイステートから所定
の操作により図のへのルートによりTECHREPモー
ドに入ったとする。TECHREPモードで各種のチエ
ツク、パラメータの設定、モードの設定を行っただけで
終了し、再びカスタマ−モードに戻る場合(図のBのル
ート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示すよう
にパワーオンのステートに移り、第7図のシーケンスに
よりスタンバイステートに戻ることができるが、本複写
機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を備え
ているので、TECHREPモードで種々のパラメータ
の設定を行った後に、実際にコピーを行ってユーザが要
求する色が出るかどうか、編集機能は所定の通りに機能
するかどうか等をmuする必要がある。これを行うのが
カスタマ−シミュレーションモードであり、ピリングを
行わない点、Ulにはダイアグである旨の表示がなされ
る点でカスタマ−モードと異なっている。これがカスタ
マ−モードをダイアグで使用するカスタマ−シミュレー
ションモードの意味である。なお、TECHRE、Pモ
ードがらカスタマ−シミュレーションモードへの移行(
図のCのルート)、その逆のカスタマ−シミュレーショ
ンモードからTECHREPモードへの移行(図のDの
ルート)はそれぞれ所定の操作により行うことができる
。また、TECHREPモードはダイアグエグゼクティ
ブモジュール88 (第4図)が行うのでコントロール
権、UIlマスター権共にMCBノードが有しているが
、カスタマ−シミュレーションモードはSYS、DIA
Gモジュール83(第4図)の制御の基で通常のコピー
動作を行うので、コントロール権、Ulマスター権は共
にsysノードが有する。
(n)具体的な各部の構成 (II−1)システム 第10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図で
ある。
前述したように、リモート71には5YStJ 1モジ
ユール81とSYSTEMモジュール82が搭載され、
5YSUI 81とSYSTEMモジュール82間はモ
ジュール間インタフェースによりデータの授受が行われ
、またSYSTEMモジュール82とIIT73、IP
S74との間はシリアル通儒インターフェースで接続さ
れ、MCB75、RO3T6、RΔIB79との間はL
NET高速通信網で接続されている。
次にシステムのモジュール構成について説明する。
第11図はシステムのモジュール構成を示す図である。
本複写機においては、IIT、IPSS IOT等の各
モジュールは部品のように考え、これらをコントロール
するシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えて
いる。そして、分散CPU方式を採用し、システム側で
はパーオリジナル処理およびジョブプログラミング処理
を担当し、これに対応してイニシャライズステート、ス
タンバイステート、セットアツプステート、サイクルス
テートを管理するコントロール権、およびこれらのステ
ートでUIを使用するtJIマスター権を有しているの
で、それに対応するモジュールでシステムを構成してい
る。
システムメイン100は、5YSUIやMCB等からの
受信データを内部バッファに取り込み、また内部バッフ
ァに格納したデータをクリ了し、システムメイン100
の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、システ
ムステートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101は
、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態になる
までのイニシャライズシーケンスをコントロールしてお
り、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパワ
ーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアツプコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コピーサイクルの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアツプシーケンスをコ
ントロールし、具体的には5YSUIから指示されたF
EATURE (使用者の要求を達成するためのM/C
に対する指示項目)に基づいてジョブモードを作成し、
作成したジョブモードに従ってセットアツプシーケンス
を決定する。
第12図(a)に示すように、ジョブモードの作成は、
F/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分け
ている。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/
Cがスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され
、停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に
対して作業分割できる最小単位、ジョブモードの集合体
である。例えば、嵌め込み合成の場合で説明すると、第
12図(b)示すように、ジョブモードは削除と移動、
抽出とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体とな
る。また、第12図(C)に示すようにADF原稿3枚
の場合においては、ジョブモードはそれぞれ原稿1、原
稿2、原稿3に対するフィード処理であり、ジョブはそ
れらの集合となる。
そして、自動モードの場合はドキュメントスキャン、ぬ
り絵モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モードの時はサンプルスキャ
ンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサイ
クルに必要なコピーモードをIIT、IPS%MCBに
対して配付し、セットアツプシーケンス終了時MCBを
起動する。
M/Cスタンバイコントロールモジュール1021;!
M/Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具
体的にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、
ダイアグモードのエントリー等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジュール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してIITの立ち上げ要求
、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行う
また、M/C停止中、あるいは動作中に発生するスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール106は!IT、I
PSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMCB
に対して立ち下げ要求し、具体的にはllT11PSか
らのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またMC
Bからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のりカバ
リ−を判断して決定し、例えばMCBからのジャムコマ
ンドによりリカバリーを行っている。
コミニ二ケーションコントロールモジュール107はI
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/ディスエイプルを設定してい
る。
DIAGコントロールモジュール108は、DIAGモ
ードにおいて、入力チエツクモード、出力チエツクモー
ド中のコントロールを行っている。
次に、これらの各モジュール同士、あるいは他のサブシ
ステムとのデータの授受について説明する。
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー、お
よびシステム内子ジュール間データフローを示す図であ
る。図のA−Nはシリアル通信を、Zはホットラインを
、■〜0はモジュール間データを示している。
5YSU Iリモートとイニシャライズコントロール部
101との間では、5YSUIからはCRTの制御権を
SYSTEM  N0DEに渡すTOKENコマンドが
送られ、一方イニシャライズコントロール部101から
はコンフィグコマンドが送られる。
5YSUIIJモートとスタンバイコントロール部10
2との間では、5YSUIからはモードチェンジコマン
ド、スタートコピーコマンド、ジョブキャンセルコマン
ド、色登録リクエストコマンド、トレイコマンドが送ら
れ、一方スタンバイコントロール部102からはM/C
ステータスコマンド、トレイステータスコマンド、トナ
ーステータスコマンド、回収ボトルステータスコマンド
、色登録ANSコマンド、TOKENコマンドが送られ
る。
5YSU Iリモートとセットアツプコントロール部1
03との間では、セットアツプコントロール部103か
らはM/Cステータスコマンド(プログレス)、APM
Sステータスコマンドが送られ、一方5YSU Iリモ
ートからはストップリクエストコマンド、インターラブ
ドコマンドが送られる。
IPSリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IPSリモートからはイニシャライズエン
ドコマンドが送られ、イニシャライズコントロール部1
01からはNVMパラメータコマンドが送られる。
IITリモートとイニシャライズコントロールB101
との間では、IITリモートからはIITレディコマン
ド、イニシャライズコントロールICl0IからはNV
Mパラメータコマンド、INITIALIZEコマンド
が送られる。
IPSリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IPSリモートからイニシャライズフリーハン
ドエリア、アンサ−コマンド、リムーヴエリアアンサー
コマンド、カラー情報コマントカ送うレ、スタンバイコ
ントロールR102からはカラー検出ポイントコマンド
、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド、リムー
ヴエリアコマンドが送られる。
IPSリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、[’SリモートからIPSレディコマンド、
ドキュメント情報コマンドが送られ、セットアツプコン
トロール部103スキャン情報コマンド、基本コピーモ
ードコマンド、エデイツトモードコマンド、M/Cスト
ップコマンドが送られる。
11TIJモートとスタンバイコントロール部102と
の間では、IITリモートからプレスキャンが終了した
ことを知らせるIITレディコマンドが送られ、スタン
バイコントロール部102からサンプルスキャンスター
トコマンド、イニシャライズコマンドが送られる。
11Tリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、■■TリモートからはIITレディコマンド
、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットアツ
プコントロール9103からはドキュメントスキャンス
タートコマンド、サンプルスキャンスタートコマンド、
コピースキャンスタートコマンドが送られる。
MCBIJモートとスタンバイコントロールIalS1
02との間では、スタンバイコントロール部102から
イニシャライズサブシステムコマンド、スタンバイセレ
クションコマンドが送られ、MCBリモートからはサブ
システムステータスコマンドが送られる。
MCBリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、セットアツプコントロール部103からスタ
ートジョブコマンド、IITレディコマンド、ストップ
ジョブコマンド、デクレアシステムフォールトコマンド
が送られ、MCBリモートからIOTスタンバイコマン
ド、デクレアMCBフォールトコマンドが送られる。
MCBリモートとサイクルコントロール部104との間
では、サイクルコントロール部104からストップジョ
ブコマンドが送られ、MCBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネクストジョブコマンド、ジョブ
デリヴアードコマンド、IOTスタンバイコマンドが送
られる。
MCBリモートとフォールトコントロール部106との
間では、フォールトコントロール部106からデクレア
システムフォールトコマンド、システムシャットダウン
完了コマンドが送られ、MCB 17モートからデクレ
アMCBフォールトコマンド、システムシャットダウン
コマンドが送られる。
IITリモートとコミニュケーションコントロール部1
07との間では、IITリモートからスキャンレディ信
号、イメージエリア信号が送られる。
次に各モジュール間のインターフェースについて説明す
る。
システムメイン100から各モジュール(101〜10
7)に対して受信リモー)No、及び受信データが送ら
れて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ授受
を行う。一方、各モジニール(101〜107)からシ
ステムメイン100に対しては何も送られない。
イニシャライズコントロール部101は、イニシャライ
ズ処理が終了するとフォルトコントロール部106、ス
タンバイコントロール部102に対し、それぞれシステ
ムステート (スタンバイ)を通知する。
コミニコケーションコントロールR10H!、イニシャ
ライズコントロールaB1011スタンバイコントロー
ルII O2、セットアツプコントロール部103、コ
ピーサイクルコントロール部104、フォルトコントロ
ール部106に対し、それぞれ通信可否情報を通知する
スタンバイコントロール部102は、スタートキーが押
されるとセットアツプコントロール部1O3に対してシ
ステムステート(プログレス)を通知する。
セットアツプコントロール8103は、セットアツプが
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート (サイクル)を通知する。
(n−2)イメージ人力ターミナル(IIT)(A)原
稿走査機構 第14図は、原稿走査機構の斜視図を示し、イメージン
グユニット37は、2本のスライドシャフト202.2
03上に移動自在に載置されると共に、両端はワイヤ2
04.205に固定されている。このワイヤ204.2
05はドライブプーリ206.207とテンションプー
リ208.209に巻回され、テンションプーリ208
.209には、図示矢印方向にテンションがかけられて
いる。前記ドライブプーリ206.207が取付けられ
るドライブ軸210には、減速プーリ211が取付られ
、タイミングベル)212を介してステッピングモータ
213の出力軸214に接続されている。なお、リミッ
トスイッチ215.216はイメージングユニット37
が移動するときの両端位置を検出するセンサであり、レ
ジセンサ217は、原稿読取開始位置を検出するセンサ
である。
1枚のカラーコピーを得るために、IITは、4回のス
キャンを繰り返す必要がある。この場合、4回のスキャ
ン内に同期ズレ、位置ズレをいかに少なくさせるかが大
きな課題であり、そのためには、イメージングユニット
37の停止位置の変動を抑え、ホームポジションからレ
ジ位置までの到達時間の変動を抑えることおよびスキャ
ン速度の変動を抑えることが重要である。・そのために
ステッピングモータ213を採用している。しかしなが
ら、ステッピングモータ213はDCサーボモータに比
較して振動、騒音が大きいため、高画質化、高速化に種
々の対策を採っている。
(B)ステッピングモータの制御方式 ステッピングモータ213は、モータ巻線を5角形に結
線し、その接続点をそれぞれ2個のトランジスタにより
、電源のプラス側またはマイナス側に接続するようにし
、10個のスイッチングトランジスタでバイポーラ駆動
を行うようにしている。また、モータに流れる電流値を
フィードバックし、電流値を滑らかに切換えることによ
り、振動および騒音の発生を防止している。
第15図(a)はステッピングモータ213により駆動
されるイメージングユニット37のスキャンサイクルを
示している。図は倍率50%すなわち最大移動速度でフ
ォワードスキャン、バックスキャンさせる場合に、イメ
ージングユニット37の速度すなわちステッピングモー
タに加えられる周波数と時間の関係を示している。加速
時には同図(ハ)に示すように、例えば259Hzを逓
倍してゆき、最大11〜12KHz程度にまで増加させ
る。
このようにパルス列に規則性を持たせることによりパル
ス生成を簡単にする。そして、同図(a)に示すように
、259 p p s/3. 9msで階段状に規則的
な加速を行い台形プロファイルを作るようにしている。
また、フォワードスキャンとバックスキャンの間には休
止時間を設け、IITメカ系の振動が減少するの持ち、
またIOTにふける画像出力と同期させるようにしてい
る。本実施例においては加速度を0.7Gにし従来のも
のと比較して大にすることによりスキャンサイクル時間
を短縮させている。
前述したようにカラー原稿を読み取る場合には、4回ス
キャンの位置ズレ、システムとしてはその結果としての
色ズレ或いは画像のゆがみをいかに少なくさせるかが大
きな課題である。第15図(C)〜(e)は色ずれの原
因を説明するための図で、同図(C)はイメージングユ
ニットがスキャンを行って元の位置に停止する位置が異
なることを示しており、次にスタートするときにレジ位
置までの時間がずれて色ずれが発生する。また、同図(
6)に示すように、4スキヤン内でのステッピングモー
タの過度振動(定常速度に至るまでの速度変動)により
、レジ位置に到達するまでの時間がずれて色ずれが発生
する。また、同図(e)はレジ位置通過後テールエツジ
までの定速走査特性のバラツキを示し、1回目のスキャ
ンの速度変動のバラツキが2〜4回目のスキャンの速度
変動のバラツキよりも大きいことを示している。従って
、例えば1回目のスキャン時には、色ずれの目立たない
Yを現像させるようにしている。
上記した色ずれの原因は、タイミングベルト212、ワ
イヤ204.205の経時変化、スライドパッドとスラ
イドレール202.203間の粘性抵抗等の機械的な不
安定要因が考えられる。
(C)TITのコントロール方式 I IT!Iモートは、各種コピー動作のためのシーケ
ンス制御、サービスサポート機能、自己診断機能、フェ
イルセイフ機能を有している。IITのシーケンス制御
は、通常スキャン、サンプルスキャン、イニシャライズ
に分けられる。IIT制御のための各種コマンド、パラ
メータは、sYsリモート71よりシリアル通信で送ら
れてくる。
第16図(a)は通常スキャンのタイミングチャートを
示している。スキャン長データは、用紙長と倍率により
O〜432nm(1mステップ)が設定され、スキャン
速度は倍率(50%〜400%)により設定され、ブリ
スキャン長く停止位置からレジ位置までの距離)データ
も、倍率(50%〜400%)により設定される。スキ
ャンコマンドを受けると、PL−ON信号により蛍光灯
を点灯させると共に、5CN−RDY信号によりモータ
ドライバをオンさせ、所定のタイミング後シェーディン
グ補正パルスWHT−REFを発生させてスキャンを開
始する。レジセンサを通過すると、イメージエリア信号
IMG−AREAが所定のスキャン長分ローレベルとな
り、これと同期してIIT−PS信号がN’Sに出力さ
れる。
第16図(b)はサンプルスキャンのタイミングチャー
トを示している。サンプルスキャンは、色変換時の色検
知、F/Pを使用する時の色バランス補正およびシェー
ディング補正に使用される。レジ位置からの停止位置、
移動速度、微小動作回数、ステップ間隔のデータにより
、目的のサンプル位置に行って一時停止または微小動作
を複数回繰り返した後、停止する。
第16図(C)はイニシャライズのタイミングチャート
を示している。電源オン時にSYSリモートよりコマン
ドを受け、レジセンサの1i11c、レジセンサによる
イメージングユニット動作のmW、レジセンサによるイ
メージングユニットのホーム位置の補正を行う。
(D)イメージングユニット 第17図は前記イメージングユニット37の断面図を示
し、原稿220は読み取られるべき画像面がプラテンガ
ラス31上に下向きにセットされ、イメージングユニッ
ト37がその下面を図示矢印方向へ移動し、30W昼光
色螢光灯222および反射鏡223により原稿面を露光
する。そして、原稿220からの反射光をセルフォック
レンズ224、シアンフィルタ225を通過させること
により、CCDラインセンサ226の受光面に正立等倍
像を結像させる。セルフォックレンズ224は4列のフ
ァイバーレンズからなる複眼レンズであり、明るく解像
度が高いために、光源の電力を低く抑えることができ、
またコンパクトになるとい、う利点を有する。また、イ
メージングユニット37には、CCDラインセンサドラ
イブ回路、CCDラインセンサ出力バッファ回路等を含
む回路基板227が搭載される。なお、228はランプ
ヒータ、229は照明電源用フレキシブルケーブル、2
30は制御信号用フレキシブルケーブルを示している。
第18図は前記CCDラインセンサ226の配置例を示
し、同図(a)に示すように、5個のCCDラインセン
サ226a〜226eを主走査方向Xに千鳥状に配置し
ている。これは−本のCCDラインセンサにより、多数
の受光素子を欠落な(かつ感度を均一に形成することが
困難であり、また、複数のCCDラインセンサを1ライ
ン上に並べた場合には、CCDラインセンサの両端まで
画素を構成することが困難で、読取不能領域が発生する
からである。
このCCDラインセンサ226のセンサ部は、同図(ハ
)に示すように、CCDラインセンサ226の各画素の
表面にR%G、Bの3色フィルタをこの順に繰り返して
配列し、隣りあった3ビツトで読取時の1画素を構成し
ている。各色の読取画素密度を16ドツト/市、1チツ
プ当たりの画素数を2928とすると、1チツプの長さ
が2928/ (16X3)=61mmとなり、5チッ
プ全体で61X5=305am(7)長すトナル。従ッ
テ、コレによりA3版の読取りが可能な等倍系のCCD
ラインセンサが得られる。また、R,GSBの各画素を
45度傾けて配置し、モアレを低減している。
このように、複数のCCDラインセンサ226a〜22
6eを千鳥状に配置した場合、隣接したCCDラインセ
ンサが相異なる原稿面を走査することになる。すなわち
、CCDラインセンサの主走査方向Xと直交する副走査
方向YにCCDラインセンサを移動して原稿を読み取る
と、原稿を先行して走査する第1列のCCDラインセン
サ226b、226dからの信号と、それに続く第2列
のCCDラインセンサ226 a、 226 c、 2
26eからの信号との間には、隣接するCCDラインセ
ンサ間の位置ずれに相当する時間的なずれを生じる。
そこで、複数のCCDラインセンサで分割して読み取っ
た画像信号から1ラインの連続信号を得るためには、少
なくとも原稿を先行して走査する第1列のCCDライン
センサ226b、226dからの信号を記憶せしめ、そ
れに続く第2列のCCDラインセンサ226a、226
c、226eからの信号出力に同期して読みだすことが
必要となる。この場合、例えば、ずれ量が250μmで
、解像度が16ドツト/ff1I11であるとすると、
4ライン分の遅延が必要となる。
また、一般に画像読取装置における縮小拡大は、主走査
方向は[’Sでの間引き水増し、その他の処理により行
い、副走査方向はイメージングユニット37の移動速度
の増減により行っている。そこで、画像読取装置にふけ
る読取速度(単位時間当たりの読取ライン数)は固定と
し、移動速度を変えることにより副走査方向の解像度を
変えることになる。すなわち、例えば縮拡率100%時
に16ドツト/酎の解像度であれば、 の如き関係となる。従って縮拡率の増加につれて解像度
が上がることになり、よって、前記の千鳥配列の差25
0μmを補正するための必要ラインメモリ数も増大する
ことになる。
(E)ビデオ信号処理回路 次に第19図により、CCDラインセンサ226を用い
て、カラー原稿をR,G、B毎に反射率信号として読取
り、これを濃度信号としてのデジタル値に変換するため
のビデオ信号処理回路について説明する。
原稿は、イメージングユニット37内の5個のCCDラ
インセンサ226により、原稿を5分割に分けて5チヤ
ンネルで、RSG、Bに色分解されて読み取られ、それ
ぞれ増幅回路231で所定レベルに増幅されたのち、ユ
ニット、本体間を結ぶ伝送ケーブルを介して本体側の回
路へ伝送される(第20図231a)。次いでサンプル
ホールド回路SH232において、サンプルホールドパ
ルスSHPにより、ノイズを除去して波形処理を行う(
第20図232 a)。ところがCCDラインセンサの
光電変換特性は各画素毎、各チップ毎に異なるために、
同一の濃度の原稿を読んでも出力が異なり、これをその
まま出力すると画像データにスジやムラが生じる。その
ために各種の補正処理が必要となる。
ゲイン調整回路A G C(AtlTOMATICGA
IN CoNTR口L )233では、センサ出力信号
の増幅率の調整を行う。これは、白レベル調整と言われ
るもので、各センサの出力を増幅して後述するAOC2
34を経てA/D変換器235に入力する回路にふいて
、A/D変換の誤差を少なくするために設けられている
。そのために、各センサで白のレファランスデータを読
取り、これをデジタル化してシェーディングRAM24
0に格納し、この1ライン分のデータをSYSリモート
71 (第3図)において所定の基準値と比較判断し、
所定のゲインとなるデジタル値をD/A変換してAGC
233に出力し、ゲインを256段階に調節可能にする
オフセット調整回路AOC(AtlTOMATIC0F
SETCONTR口L)234は、黒レベル調整と言わ
れるもので、各センサの暗時出力電圧を調整する。その
ために、螢光灯を消灯させて暗時出力を各センサにより
読取り、このデータをデジタル化してシェーディングR
AM240に格納し、この1ライン分のデータをSYS
リモート71(第3図)において所定の基準値と比較判
断し、オフセット値をD/、A変換してAOC234に
出力し、オフセット電圧を256段階に調節している。
このAOCの出力は、第20図234aに示すように最
終的に読み取る原稿濃度に対して出力濃度が規定値にな
るように調整している。
このようにしてA/D変換器235でナシタル値に変換
され(第20図235 a)たデータは、GBRGBR
・・・・・・・・・と連なる8ビツトデータ列の形で出
力される。遅延量設定回路236は、複数ライン分が格
納されるメモリで、FIFO構成をとり、原稿を先行し
て走査する第1列のCCDラインセンサ226b、22
6dからの信号を記憶せしめ、それに続く第2列のCC
Dラインセンサ226a、226c、226eからの信
号出力に同期して出力している。
分離合成回路237は、各CCDラインセンサ毎にRS
G、Bのデータを分離した後、原稿の1ライン分を各C
CDラインセンサのR,GSB毎にシリアルに合成して
出力するものである。変換器238は、ROMから構成
され、対数変換テーブルLUT ’″1”が格納されて
おり、デジタル値をROMのアドレス信号として人力す
ると、対数変換テーブルLUT“1”でRSG、Bの反
射率の情報が濃度の情報に変換される。
次にシェーディング補正回路239について説明する。
シェーディング特性は、光源の配光特性にバラツキがあ
ったり、蛍光灯の場合に端部において光量が低下したり
、CCDラインセンサの各ピット間に感度のバラツキが
あったり、また、反射鏡等の汚れがあったりすると、こ
れらに起因して現れるものである。
そのために、シェーディング補正開始時に、CCDライ
ンセンサにシェーディング補正の基準濃度データとなる
白色板を照射したときの反射光を人力し、上記信号処理
回路にてA/D変換およびログ変換を行い、この基準濃
度データIlog(R1)をラインメモリ240に記憶
させておく。次に原稿を走査して読取った画像データl
og(D、)から前記基準濃度データj!og(Rt)
を減算すれば、 jog (Dt ) −tog (Rt ) =j!o
g (Dt /R+ )となり、シェーディング補正さ
れた各画素のデータの対数値が得られる。このようにロ
グ変換した後にシェーディング補正を行うことにより、
従来のように複雑かつ大規模な回路でハードロジック除
算器を組む必要もなく、汎用の全加算器ICを用いるこ
とにより演算処理を簡単に行うことができる。
(n−3)イメージ出力ターミナル(IOT)(A) 
4!!略構成 第21図はイメージ出力ターミナルの概略構成を示す図
である。
本装置は感光体として有機感材ベル)(Ph。
to  Recepterベルト)を使用し、4色フル
カラー用にブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(
C)、イエロー(Y)からなる現像機404、用紙を転
写部に搬送する転写部@(TowRoll  Tran
sfer  Loop)406、転写装置404から定
着装置408へ用紙を搬送する真空搬送装置(Vacu
um  Transfer)407、用紙トレイ410
.412、用紙搬送路411が備えられ、感材ベルト、
現像機、転写装置の3つのユニットはフロント側へ引き
出せる構成となっている。
レーザー光源40からのレーザ光を変調して得られた情
報光はミラー40dを介して感材41上に照射されて露
光が行われ、潜像が形成される。
感材上に形成されたイメージは、現像機404で現像さ
れてトナー像が形成される。現像!j&404はに、M
SC,Yからなり、図示するような位置関係で配置され
る。これは、例えば暗減衰と各トナーの特性との関係、
ブラックトナーへの他のトナーの混色による影響の違い
といったようなことを考慮して配置している。但し、フ
ルカラーコピーの場合の駆動順序は、Y−C→M−にで
ある。
一方、2&のエレベータトレイからなる410、他の2
段のトレイ412から供給される用紙は、搬送路411
を通して転写装置406に供給される。転写装置406
は転写部に配置され、タイミングチェーンまたはベルト
で結合された2つのロールと、後述するようなグリッパ
−バーからなり、グリッパ−バーで用紙をくわえ込んで
用紙搬送し、感材上のトナー像を用紙に転写させる。4
色フルカラーの場合、用紙は転写装置部で4回転し、Y
1CSM%にの像がこの順序で転写される。転写後の用
紙はグリッパ−バーから解放されて転写装置から真空搬
送装置407に渡され、定M装置408で定着されて排
出される。
真空搬送装置407は、転写装置406と定着装置40
8との速度差を吸収して同期をとっている。本装置にお
いては、転写速度(プロセススピード)はl 90 u
/secで設定されており、フルカラーコピー等の場合
には定着速度は90mll1/seCであるので、転写
速度と定着速度とは異なる。
定着度を確保するために、プロセススピードを落として
ふり、一方1.5kVA達成のため、パワーをフコーザ
にさくことができない。
そこで、B5、A4等の小さい用紙の場合、転写された
用紙が転写装置406から解放されて真空搬送装置40
7に戟った瞬間に真空搬送装置の速度を190mm1s
ecから90mll1/secに落として定着速度と同
じにしている。しかし、本装置では転写装置と定着装置
間をなるべく短くして装置をコンパクト化するようにし
ているので、A3用紙の場合は転写ポイントと定着装置
間に納まらず、真空搬送装置の速度を落としてしまうと
、A3の後端は転写中であるので用紙にブレーキがかか
り色ズレを生じてしまうことになる。そこで、定着装置
と真空搬送装置との間にバッフル板409を設け、A3
用紙の場合にはバッフル板を下側に倒して用紙にループ
を描かせて搬送路を長くし、真空搬送装置は転写速度と
同一速度として転写が終わってから用紙先端が定着装置
に到達するようにして速度差を吸収するようにしている
。また、OHPの場合も熱伝導が悪いのでA3用紙の場
合と同様にしている。
なお、本装置ではフルカラーだけでなく黒でも生産性を
落とさずにコピーできるようにしており、黒の場合には
トナー層が少なく熱量が小さくても定着可能であるので
、定着速度は190 mm/secのまま行い、真空搬
送装置でのスピードダウンは行わない。これは黒以外に
もシングルカラーのようにトナー層が1層の場合は定着
速度は落とさずにすむので同様にしている。そして、転
写が終了するとクリーナ405で感材上に残っているト
ナーが掻き落とされる。
(B)転写装置の構成 転写装置406は第22図(a)に示すような構成とな
っている。
本装置の転写装置はメカ的な用紙支持体を持たない構成
にして色ムラ等が起きないようにし、また、スピードの
コントロールを行って転写速度を上げるようすることを
特徴としている。
用紙はフィードヘッド421でトレイから排出され、ペ
ーパーパスサーボ423で駆動されるバックルチャンパ
ー422内を搬送され、レジゲートソレノイド426に
より開閉制御されるレジゲ−)425を介して転写装置
へ供給される。用紙がレジゲートに到達したことはプリ
レジゲートセンサ424で検出するようにしている。転
写装置の駆動は、サーボモータ432でタイミングベル
トを介してローラ433を駆動することによって行い、
反時計方向に回転駆動している。ローラ434は特に駆
動はしておらず、ローラ間には2本のタイミング用のチ
ェーン、またはベルトが掛けられ、チェーン間(搬送方
向に直角方向)には、常時は弾性で閉じており、転写装
置入り口でソレノイドにより口を開くグリッパ−バー4
30が設けられており、転写装置人口で用紙をくわえて
引っ張り回すことにより搬送する。従来は、マイラーシ
ート、またはメツシュをアルミないしスチール性の支持
体に貼って用紙を支持していたため、熱膨張率の違いに
より凹凸が生じて転写に対して平面性が悪くなり、転写
効率が部分的に異なって色ムラが生じていたのに対し、
このグリッパ−バーの使用により、用紙の支持体を特に
設ける必要がなく、色ムラの発生を防止することができ
る。
転写装置には搬送する用紙の支持体は設けておらず、ロ
ーラ部では用紙は遠心力で外側へ放り出されることにな
るので、これを防止するために2つのローラを真空引き
して用紙をローラの方へ引きつけ、ローラを過ぎるとひ
らひらしながら搬送される。用紙は転写ポイントにおい
て、ブタツクコロトロン、トランスファコロトロンが配
置された感材の方へ静電的な力により吸着され転写が行
われる。転写終了後、転写装置出口においてグリッパホ
ームセンサ436で位置検出し、適当なりイミノジでソ
レノイドによりグリッパバーの口を開いて用紙を離し、
真空搬送装置413へ渡すことになる。
従って、転写装置において、−枚の用紙はフルカラーの
場合であれば4回転、3色の場合であれば3回転搬送さ
れて転写が行われることになる。
サーボモータ432のタイミング制御を第22図(b)
により説明する。転写装置においては、転写中はサーボ
モータ432を一定速度でコントロールし、転写が終了
すれば用紙に転写されたリードエツジが、次の潜像の転
写ポイントと同期するように制御すればよい。一方、感
材ベルト41の長さは、A4で3枚、A3で2枚の潜像
が形成される長さであり、また、ベルト435の長さは
A3用紙の長さより少し長く(略4/3倍)設定されて
いる。
従って、A4用紙のカラーコピーを行う場合には、1色
目の潜像■、を転写するときにはサーボモータ432を
一定速度でコントロールし、転写が終了すると用紙に転
写されたリードエツジが、2色目の潜像■2の先端と同
期するように、サーボモータを急加速して制御する。ま
た、A3用紙の場合には、1色目の潜像!1の転写が終
了すると用紙に転写されたリードエツジが、2色目の潜
像l、の先端と同期するように、サーボモータを減速し
て待機するように制御する。
(n−4)ユーザインターフェース(U/ I )(A
)カラーデイスプレィの採用 第23図はデイスプレィを用いたユーザインターフェー
ス装置の取り付は状態および外観を示す図、第24図は
ユーザインターフェースの取り付は角や高さを説明する
ための図である。
ユーザインターフェースは、オペレータと機械とのわか
りやすい対話を支援するものであり、シンプルな操作を
可能にし、情報の関連を明らかにしつつ必要な情報をオ
ペレータに印象材は得るものでなければならない。その
ために、本発明では、ユーザーの使い方に対応したオリ
ジナルのユーザインターフェースを作成し、初心者には
わかりやすく、熟練者には煩わしくないこと、機能の内
容を選択する際にはダイレクト操作が可能であること、
色を使うことにより、より正確、より迅速にオペレータ
に情報を伝えること、操作をなるべく1カ所に集中する
ことを操作性のねらいとしている。
複写機において、様々な機能を備え、信頼性の高いもの
であればそれだけ装置としての評価は高くなるが、それ
らの機能が使い難ければ優れた機能を備えていても価値
が極端に低下して逆に高価な装置となる。そのため、高
機能機種であっても使い難いとして装置の総合的評価も
著しく低下することになる。このような点からユーザイ
ンターフェースは、装置が使いやすいかどうかを大きく
左右するファクタとなり、特に、近年のように複写機が
多機能化してくれば尚更のこと、ユーザインターフェー
スの操作性が問題になる。
本発明のユーザインターフェースは、゛このような操作
性の向上を図るため、第23図に示すように12インチ
のカラーデイスプレィ501のモニターとその横にハー
ドコントロールパネル502を備えている。そして、カ
ラー表示の工夫によりユーザへ見やすく判りやすいメニ
ューを提供すると共に、カラーデイスプレィ501に赤
外線タッチボード503を組み合わせて画面のソフトボ
タンで直接アクセスできるようにしている。また、ハー
ドコントロールパネル502のハードボタンとカラーデ
イスプレィ501の画面に表示したソフトボタンに操作
内容を効率的に配分することにより操作の簡素化、メニ
ュー画面の効率的な構成を可能にしている。
カラーデイスプレィ501とハードコントロールパネル
502との裏側には、同図ら)、(C)に示すようにモ
ニター制御/電源基板504やビデオエンジン基板50
5、CRTのドライバー基板506等が搭載され、ハー
ドコントロールパネル502は、同図(C)に示すよう
にカラーデイスプレィ501の面よりさらに中央の方へ
向くような角度を有している。
また、カラーデイスプレィ501およびハードコントロ
ールパネル502は、図示のようにべ一スマシン(複写
機本体)507上に直接でなく、ベースマシン507に
支持アーム508を立ててその上に取り付けている。従
来のようにコンソールパネルを採用するのではなく、ス
タンドタイプのカラーデイスプレィ501を採用すると
、第23図(a)に示すようにベースマシン507の上
方へ立体的に取り付けることができるため、特に、カラ
ーデイスプレィ501を第24図(a)に示すようにベ
ースマシン507の右奥隅に配置することによって、コ
ンソールパネルを考慮することなく複写機のサイズを設
計することができ、装置のコンパクト化を図ることがで
きる。
複写機において、プラテンの高さすなわち装置の高さは
、原稿をセットするのに程よい腰の高さになるように設
計され、この高さが装置としての高さを規制している。
従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付けら
れるため、はぼ腰の高さで手から近い位置にあって操作
としてはしやすいが、目から結構能れた距離に機能選択
や実行条件設定のための操作部および表示部が配置され
ることになる。その点、本発明のユーザインターフェー
スでは、第24図伽)に示すようにプラテンより高い位
置、すなわち目の高さに近くなるため、見やすくなると
共にその位置がオペレータにとって下方でな(前方で、
且つ右側になり操作もしやすいものとなる。しかも、デ
イスプレィの取り付は高さを目の高さに近づけることに
よって、その下側をユーザインターフェースの制御基板
やメモリカード装置、キーカウンター等のオプションキ
ットの取り付はスペースとしても有効に活用できる。し
たがって、メモリカード装置を取り付けるための構造的
な変更が不要となり、全く外観を変えることなくメモリ
カード装置を付加装備でき、同時にデイスプレィの取り
付は位置、高さを見やすいものとすることができる。ま
た、デイスプレィは、所定の角度で固定してもよいが、
角度を変えることができるような構造を採用してもよい
ことは勿論である。
(B)システム構成 第25図はユーザインターフェースのモジュール構成を
示す図、第26図はユーザインターフェースのハードウ
ェア構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースのモジュール構成は、
第25図に示すようにカラーデイスプレィ501の表示
画面をコントロールするビデオデイスプレィモジュール
5111.によびエデイツトパッド513、メモリカー
ド514の情報を人出処理するエデイツトパッドインタ
ーフェースモジュール512で構成し、これらをコント
ロールするシステムUI517.519やサブシステム
515、タッチスクリーン503、コントロールパネル
502がビデオデイスプレィモジュール511に接続さ
れる。
エデイツトパッドインターフェースモジュール512は
、エデイツトパッド513からX、Y座標を、また、メ
モリカード514からジョブやX。
Y座標を人力すると共に、ビデオデイスプレィモジュー
ル511にビデオマツプ表示情報を送り、ビデオデイス
プレィモジュール511との間でU■コントロール信号
を授受している。
ところで、領域指定には、赤や青のマーカーで原稿上に
領域を指定しトリミングや色変換を行うマーカー指定、
矩形領域の座標による2点指定、エデイツトパッドでな
ぞるクローズループ指定があるが、マーカー指定は特に
データがなく、また2点指定はデータが少ないのに対し
、クローズループ指定は、編集対象領域として大容量の
データが必要である。このデータの編集はIPSで行わ
れるが、高速で転送するにはデータ量が多い。そこで、
このようなX、Y座標のデータは、一般のデータ転送ラ
インとは別に、IIT/IPS516への専用の転送ラ
インを使用するように構成している。
ビデオデイスプレィモジュール511は、タッチスクリ
ーン503の縦横の入カポインド(タッチスクリーンの
座標位置)を入力してボタンIDを認識し、コントロー
ルパネル502のボタン■Dを入力する。そして、シス
テムUI517.519にボタン10を送り、システム
tJI51T、519から表示要求を受は取る。また、
サブシステム(ESS)515は、例えばワークステー
ションやホス)CPUに接続され、本装置をレーザープ
リンタとして使用する場合のプリンタコントローラであ
る。この場合には、タッチスクリーン503やコントロ
ールパネル502、キーボード(図示省略)の情報は、
そのままサブシステム515に転送され、表示画面の内
容がサブシステム515からビデオデイスプレィモジニ
ール511に送られてくる。
システムUI517.519は、マスターコントローラ
518.520との間でコピーモードやマシンステート
の情報を授受している。先に説明した第4図と対応させ
ると、このシステムUI517.519の一方が第4図
に示すSYSリモートの5YSUIモジユール81であ
り、他方が第4図に示すMCBリモートのMCBUIモ
ジュール86である。
本発明のユーザインターフェースは、ハードウェアとし
て第26図に示すようにUICB521とEPIB52
2からなる2枚のコントロールポードで構成し、上記モ
ジュール構成に対応して機能も大きく2つに分けている
。そして、UICB521には、Ulのハードをコント
ロールしエデイツトパッド513とメモリカード514
をドライブするために、また、タッチスクリーン503
の人力を処理してCRTに書くために2つのCPU(例
えばインテル社の8085相当と6845相当)を使用
し、さらに、EPIB522には、ビットマツプエリア
に描画する機能が8ビツトでは不充分であるので16ビ
ツトのCPU (例えばインテル社の80C196KA
)を使用し、ビットマツプエリアの描画データをDMA
でUICB521に転送するように構成することによっ
て機能分散を図っている。
第27図はUICBの構成を示す図である。
UICBでは、上記のCPUの他にCPU534(例え
ばインテル社8051相当)を有し、CCC531が高
速通信回線L−NETやオプショナルキーボードの通信
ラインに接続されてCPU534とCCC531により
通信を制御すると共に、CPU534をタッチスクリー
ンのドライブにも用いている。タッチスクリーンの信号
は、その座標位置情報のままCPU534からCCC5
31を通してCPU532に取り込まれ、CPU532
でボタンIDの認識され処理される。また、インプット
ポート551とアウトプットポート552を通してコン
トロールパネルに接続し、またサブシステムインターフ
ェース548、レシーバ549、ドライバ550を通し
てEPIB522、サブシステム(ESS)から1MH
zのクロックと共にI M b p sでビデオデータ
を受は取り、9600bpsでコマンドやステータス情
報の授受を行えるようにしている。
メモリとしては、ブートストラップを格納したブートR
OM535の他、フレームROM538と539、RA
M536、ビットマツプRAM537、V−RAM54
2を有している。フレームROM538と539は、ビ
ットマツプではなく、ソフトでハンドリングしやすいデ
ータ構造により表示画面のデータが格納されたメモリで
あり、L−NETを通して表示要求が送られてくると、
CPU532によりRAM536をワークエリアとして
まずここに描画データが生成され、DMA541により
V−RAM542に書き込まれる。また、ビットマツプ
のデータは、DMA 540がEPIB522からビッ
トマツプRAM537に転送して書き込まれる。キャラ
クタジェネレータ544はグラフィックタイル用であり
、テキストキャラクタジェネレータ543は文字タイル
用である。V−RAM542は、タイルコードで管理さ
れ、タイルコードは、24ビツト(3バイト)で構成し
、13ビツトをタイルの種類情報に、2ビツトをテキス
トかグラフィックかビットマツプかの識別情報に、1ビ
ツトをブリンク情報に、5ピツトをタイルの色情報に、
3ビツトをバックグラウンドかフォアグラウンドかの情
報にそれぞれ用いている。CRTコントローラ533は
、V−RAM542に書き込まれたタイルコードの情報
に基づいて表示画面を展開し、シフトレジスタ545、
マルチプレクサ546、カラーパレット547を通して
ビデオデータをCRTに送り出している。ビットマツプ
エリアの描画は、シフトレジスタ545で切り換えられ
る。
第28図はEPIBの構成を示す図である。
EPIBは、16ビツトのCPtJ (例えばインテル
社の80C196KA相当)555、ブートページのコ
ードROM556、OSページのコードROM557、
エリアメモリ558、ワークエリアとして用いるRAM
559を有している。そして、インターフェース561
、ドライバ562、ドライバ/レシーバ563を通して
UICBへのビットマツプデータの転送やコマンド、ス
テータス情報の授受を行い、高速通信インターフェース
564、ドライバ565を通してIPSへx、Y座標デ
ータを転送している。なお、メモリカード525に対す
る読み/書きは、インターフェース560を通して行う
。したがって、エデイツトバッド524やメモリカード
525からクローズループの編集領域指定情報やコピー
モード情報が人力されると、これらの情報は、適宜イン
ターフェース561、ドライバ562を通してUICB
へ、高速通信インターフェース564、ドライバ565
を通してIPSへそれぞれ転送される。
(C)デイスプレィ画面構成 ユーザインターフェースにデイスプレィを採用する場合
においても、多機能化に対応した情報を提供するにはそ
れだけ情報が多くなるため、単純に考えると広い表示面
積が必要となり、コンパクト化に対応することが難しく
なるという側面を持っている。コンパクトなサイズのデ
イスプレィを採用すると、必要な情報を全て1画面によ
り提供することは表示密度の問題だけでなく、オペレー
タにとって見やすい、判りやすい画面を提供するという
ことからも難しくなる。
本発明のユーザインターフェースでは、デイスプレィに
コンパクトなサイズのものを採用して、その中で表示画
面、その制御に工夫をしている。
特に、カラーデイスプレィが、コンソールパネルで使用
されているLEDや液晶表示器に比べ、色彩や輝度、そ
の他の表示属性の制御により多様な表示態様を採用する
ことができるというメリットを生かし、コンパクトなサ
イズであっても判りやすく表示するために種々の工夫を
している。
例えば画面に表示する情報を大きく分類して複数の画面
に分割し、さらに1画面単位では、詳細な情報をポツプ
アップ展開にして一次画面から省くことによって必要最
小限の情報で簡潔に画面を構成するように工夫している
。そして、複数の情報が盛り込まれた画面では、カラー
表示の特徴、強調表示の特徴を出すことによって画面画
面での必要な情報の認識、識別が容易にできるように工
夫している。
(イ)画面レイアウト 第29図はデイスプレィ画面の構成例を示す図であり、
同図(a)はベーシックコピー画面の構成を示す図、同
図(b)はベーシックコピー画面にポツプアップ画面を
展開した例を示す図、同図(C)はクリエイティブ編集
のペイント1画面の構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースでは、初期画面として
、第29図に示すようなコピーモードを設定するベーシ
ックコピー画面が表示される。コピーモードを設定する
画面は、ソフトコントロールパネルを構成し、第29図
に示すようにメツセージエリア八とパスウェイ已に2分
したものである。
メツセージエリアAは、スクリーンの上部3行を用い、
第1ラインはステートメツセージ用、第2ラインから第
3ラインは機能選択に矛盾がある場合のその案内メツセ
ージ用、装置の異常状態に関するメツセージ用、警告情
報メツセージ用として所定のメツセージが表示される。
また、メツセージエリアへの右端は、枚数表示エリアと
し、テンキーにより入力されたコピーの設定枚数や複写
中枚数が表示される。
パスウェイBは、各種機能の選択を行う領域であって、
ベーシックコピー、エイディトフィーチャー、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、ツールの各パスウェイを持ち、各パスウェイに
対応してパスウェイタブCが表示される。また、各パス
ウェイには、操作性を向上させるためにポツプアップを
持つ。
パスウェイBには、選択肢であってタッチすると機能の
選択を行うソフトボタンD1選択された機能に応じて変
化しその機能を表示するアイコン(絵)E1縮拡率を表
示するインジケーターF等が表示され、ソフトボタンD
でポツプアップされるものにΔのポツプアップマークG
が付けられている。そして、パスウェイタブCをタッチ
することによってそのパスウェイがオープンでき、ソフ
トボタンDをタッチすることによってその機能が選択で
きる。ソフトボタンDのタッチによる機能の選択は、操
作性を考慮して左上から右下の方向へ向けて順に操作す
るような設計となっている。
上記のように他機種との共通性、ハードコンソールパネ
ルとの共通性を最大限持たせるようにベーシックコピー
画面とその他を分け、また編集画面は、オペレータの熟
練度に合わせた画面、機能を提供するように複数の層構
造としている。さらに、このような画面構成とポツプア
ップ機能とを組み合わせることにより、1画面の中でも
機能の高度なものや複雑なもの等をポツプアップで表示
する等、多彩に利用しやすい画面を提供している。
ポツプアップは、特定の機能に対する詳細な設定情報を
もつものであって、ポツプアップのオープン機能を持た
せ、その詳細な設定情報を必要に応じてポツプアップオ
ープンすることによって、各パスウェイの画面構成を見
やすく簡素なものにしている。ポツプアップは、ポツプ
アップマークが付いているソフトボタンをタッチしたと
きオープンする。そして、クローズボタンやキャンセル
ボタンをセレクトしたとき、オールクリアボタンを押し
たとき、オートクリア機能によりオールクリアがかかっ
たとき等にクローズする。縮小拡大機能において、変倍
のソフトボタンをタッチしてポツプアップをオープンし
た画面の様子を示したのが第29図ら)である。
ベーシックコピー画面において、クリエイティブ編集の
パスウェイタブをタッチすると、クリエイティブ編集パ
スウェイの画面に切り変わるが、その中のベイン)1の
画面を示したのが第29図(C)である。この画面では
、ビットマツプエリアHと誘導メツセージエリアIを持
っている。ビットマツプエリアHは、スクリーンの左上
を用い、エデイツトパッド上で編集エリアを指定した場
合等において、そのエリアを白黒でビットマツプ表示で
きるようにしている。また、誘導メツセージエリア■は
、スクリーン左下を用い、編集作業に対応してユーザを
誘導するもので、作業により変わる。スクリーン上では
、これらビットマツプエリアト1誘導メツセージエリア
■とスクリーン上部のメツセージエリア八を除いた部分
をワークエリアとして用いる。
(ロ)ベーシックコピー画面 ベーシックコピーのパスウェイは、第29図(a)に示
すようにカラーモード、用紙選択、縮小拡大、コピー画
質、カラーバランス、ジョブプログラムの各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにエイディトフィーチャー、ツールの各パ
スウェイタブを有している。このパスウェイは、初期の
パスウェイであり、パワーオンやオールクリアボタンオ
ンの後、オートクリア時等に表示される。
カラーモードは、7%M、C5K4種のトナーによりコ
ピーをとるフルカラー(4パスカラー)、Kを除いた3
種のトナーによりコピーをとる3パスカラー、12色の
中から1色を選択できるシングルカラー、黒、黒/赤の
選択肢を持ち、自動選択されるデフォルトは任意に設定
できるようになっている。ここで、シングルカラー、黒
/赤の選択肢は、詳細な設定項目を持つことから、その
項目がポツプアップ展開される。
用紙選択は、自動用紙選択(APS)、)レイ1.2、
カセット3.4の選択肢を持ち、APSは、縮小拡大に
おいて特定倍率が設定されている場合に成立し、自動倍
率(AMS)が設定されている場合には成立しない。デ
フォルトはAPSである。
縮小拡大は、100%、用紙が選択されている場合にそ
の用紙サイズと原稿サイズから倍率を設定するAMS、
任意変倍の選択肢を持ち、トップのインジケーターに設
定された倍率、算出された倍率、又は自動が表示される
。変倍では、50%〜400%までの範囲で1%刻みの
倍率が設定でき、縦と横の倍率を独立に設定(偏倍)す
ることもできる。したがって、これらの詳細な設定項目
は、ポツプアップ展開される。なお、デフォルトは10
0%である。
先に述べたようにこの縮小拡大は、スキャンスピードの
変更によって副走査方向(X方向)、IPSのラインメ
モリからの読み出し方法の変更によって主走査方向(Y
方向)の縮小拡大を行っている。
コピー画質は、白黒原稿に対しては自動濃度調整を行い
、カラー原稿1″、、対しては自動カラーバランス調整
を行う自動とポツプアップにより7ステツプの濃度コン
トロールが行える手動の選択肢を持ち、IPSにふいて
そのコントロールが行われる。
カラーバランスは、ポツプアップによりコピー上で減色
したい色をY、M、C,B、G、Rから指定し、IPS
においてそのコントロールが行われる。
ジョブプログラムは、メモリカードが読み取り装置のス
ロットに挿入されている時のみその選択肢が有効となり
、このモードでは、ポツプアップによりメモリカードか
らのジョブの読み込み、メモリカードへのジョブの書き
込みが選択できる。
メモリカードは、例えば最大8ジヨブが格納できる32
にバイトの容量のものを用い、フィルムプロジェクタ−
モードを除(全てのジョブをプログラム可能にしている
(ハ)エイディトフィーチャー画面 エイディトフィーチャーのパスウェイは、コピーアウト
プット、コピーシャープネス、コピーコントラスト、コ
ピーポジション、フィルムプロジェクタ−、ページプロ
グラミング、ジョブプログラム、とじ代の各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにベーシックコピー、ツールの各パスウェ
イタブを有している。
コピーアウトプットは、トップトレイに出力するかソー
トモードかの選択肢を持つ。デフォルトはトップトレイ
であり、ソータが装備されていない場合、この項目は表
示されない。
コピーシャープネスは、標準と、ポツプアップにより7
ステツプのコントロールができるマニュアルと、ポツプ
アップにより写真、文字(キャラクタ)、プリント、写
真/文字に分類される写真との選択肢を持ち、IPSに
おいてそのコントロールが行われる。デフォルトは任意
に設定できる。
コピーコントラストは、7ステツプのコントラスFコン
トロールが選択できる。コピーポジションは、デフォル
トで用紙のセンターにコピー像のセンターを載せるオー
トセンター機能の選択肢を持つ。
フィルムプロジェクタ−は、別項により説明しているよ
うに各種フィルムからコピーをとるモードであり、ポツ
プアップによりプロジェクタ−による35mmネガや3
5mmポジ、プラテン上での35mmネガや6cmX6
cmスライドや4′×5′スライドの選択肢を持つ。
ページプログラミングは、コピーにカバーを付けるカバ
ー、コピー間に白紙又は色紙を挿入するインサート、原
稿のページ別にカラーモードで設定できるカラーモード
、原稿のページ別にトレイが選択できる用紙の選択肢を
持つ。なお、この項目は、ADFがないと表示されない
とじ代は、0〜30mmの範囲で1mm刻みの設定がで
き、1原稿に対し1カ所のみ指定可能にしている。とじ
代置は、用紙先端からイメージ領域の先端までの量であ
り、主走査方向はIPSのラインバッファを用いたシフ
ト操作によって、副走査方向はIITのスキャンタイミ
ングをずらすことによって生成している。
(ニ)編集画面およびツール画面 編集画面としては、マーカー編集、ビジネス編集、フリ
ーハンド編集、クリエイティブ編集の4つのパスウェイ
がある。
マーカー編集パスウェイおよびフリーハンド編集パスウ
ェイは、抽出、削除、色かけ(網/線/ベタ)、色変換
に関する各機能の選択肢を持ち、さらにベーシックコピ
ー、エイディトフィーチャ、ツールのパスウェイタブを
持つ。
ビジネス編集パスウェイは、抽出、削除、色かけ(網/
線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代に関す
る各機能の選択肢を持ち、さらにマーカー編集パスウェ
イ等と同様にベーシックコピー、エイティドフィーチャ
ー、ツールのパスウェイタブを持つ。
クリエイティブ編集パスウェイは、抽出、削除、色かけ
(網/線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代
、ネガポジ反転、はめこみ合成、すかし合成、ペイント
、鏡像、リピート、拡大連写、部分移動、コーナー/セ
ンター移動、マニュアル/オート変倍、マニニアル/オ
ート偏倍、力5−モード、カラーバランス調整、ページ
連写、色合成に関する各機能の選択肢を持ち、さらにマ
ーカー編集パスウェイ等と同様にベーシックコピーエイ
ディドフィーチャー、ツールのパスウェイタブを持つ。
ツールパスウェイは、暗証番号を人力することによって
キーオペレータとカスタマ−エンジニアが入れるもので
あり、オーデイトロン、マシン初期値のセットアツプ、
各機能のデフォルト選択、カラーの登録、フィルムタイ
プの登録、登録カラーの微調整、マシンの各種選択肢の
プリセット、フィルムプロジェクタ−スキャンエリア設
定、オーディオトーン(音種、音量)、用紙搬送系その
他の各種(オートクリア等)のタイマーセット、ピリン
グメーター、デュアルランゲージの設定、ダイアグモー
ド、最大値調整、メモリカードのフォーマットに関する
各機能の選択肢を持つ。
デフォルト選択は、カラーモード、用紙選択、コピー濃
度、コピーシャープネス、コピーコントラスト、ページ
プログラミングの用紙トレイ、シングルカラーの色、色
かけのカラーパレットの色と網、ロゴタイプのパターン
、とじ代置、カラーバランスがその対象となる。
(ホ)その他の画面制御 ユーザインターフェースでは、常時コピーの実行状態を
監視することにより、ジャムが発生した場合には、その
ジャムに応じた画面を表示する。
また、機能設定では、現在表示されている画面に対する
インフォメーション画面を有し、適宜表示が可能な状態
におかれる。
なお、画面の表示は、ビットマツプエリアを除いて幅3
mm (8ピクセル)、高さ6mm(16ピクセル)の
タイル表示を採用しており、横が80タイル、縦が25
タイルである。ビットマツプエリアは縦151ピクセル
、111i216ビクセルで表示される。
以上のように本発明のユーザインターフェースでは、ベ
ーシックコピー、エイディトフィーチャー、編集等の各
モードに類別して表示画面を切り換えるようにし、それ
ぞれのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニュー
を表示すると共に、ソフトボタンをタッチすることによ
り選択肢を指定したり実行条件データを入力できるよう
にしている。また、メニューの選択肢によってはその詳
細項目をポツプアップ表示(重ね表示やウィンドウ表示
)して表示内容の拡充を図っている。その結果、選択可
能な機能や設定条件が多くても、表示画面をスッキリさ
せることができ、操作性を向上させることができる。
(D)ハードコントロールパネル ハードコントロールパネルは、第23図に示すようにカ
ラーデイスプレィの右側に画面よりもさらに中央を向く
ような角度で取り付けられ、テンキー、テンキークリア
、オールクリア、ストップ、割り込み、スタート、イン
フォメーション、オーデイトロン、言語の各ボタンが取
り付けられる。
テンキーボタンは、コピー枚数の設定、ダイアグモード
におけるコード入力やデータ入力、ツール使用時の暗証
番号の入力に用いるものであり、ジョブの発生中やジョ
ブ中断中は無効となる。
オールクリアボタンは、設定したコピーモードの全てを
デフォルトに戻し、ツール画面のオープン中を除き、ベ
ーシックコピー画面に戻すのに用いるものであり、割り
込みジョブの設定中では、コピーモードがデフォルトに
戻るが、割り込みモードは解除されない。
ストップボタンは、ジョブ実行中にコピーの切れ目でジ
ョブを中断し、コピー用紙を排出後マシンを停止させる
のに用いるものである。また、ダイアグモードでは、人
出力のチエツク等を停止(中断)させるのに用いる。
割り込みボタンは、ジョブ中断中を除く第1次ジョブ中
で割り込みモードに入り、割り込みジョブ中で第1次ジ
ョブに戻すのに用いるものである。
また、第1次ジョブの実行中にこのボタンが操作される
と、予約状態となり、コピー用紙排出の切れ目でジョブ
を中断又は終了して割り込みのジョブに入る。
スタートボタンは、ジョブの開始、中断後の再開に用い
るものであり、ダイアグモードでは、コード値やデータ
値の人力セーブ、人出力等の開始に用いる。マシン余熱
中にスタートボタンが走査されると、余熱終了時点でマ
シンはオートスタートする。
インフォメーションボタンは、オンボタンとオフボタン
からなり、コピー実行中を除き受付可能な状態にあって
、オンボタンにより現在表示されている画面に対するイ
ンフォメーション画面を表示し、オフボタンにより退避
させるのに用いるものである。
オーデイトロンボタンは、ジョブ開始時に暗証番号を入
力するために操作するものである。
ランゲージボタンは、表示画面の言語を切り換えるとき
に操作するものである。したがって、各表示画面毎に複
数言語のデータを持ち、選択できるようにしている。
なお、ハードコントロールパネルには、上記の各ボタン
の他、ボタンの操作状態を表示するために適宜LED 
(発光ダイオード)ランプが取り付けられる。
(II−5)フィルム画像読取り装置 (A)フィルム画像読取り装置の概略構成第2図に示さ
れているように、フィルム画像読取り装置は、フィルム
プロジェクタ(F/P)64およびミラーユニツ) (
M/U)65から構成されている。
(A−1)F/Pの構成 第30図に示されているように、F/P 64はハウジ
ング601を備えており、このハウジング601に動作
確認ランプ602、マニュアルランプスイッチ603、
オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り換えスイ
ッチ(AP/MP切り換えスイッチ)604、およびマ
ニュアルフォーカス操作スイッチ(M/F操作スイッチ
)605a、605bが設けられている。また、ハウジ
ング601は開閉自在な開閉部606を備えている。
この開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルム6
33を保持したフィルム保持ケース607をその原稿フ
ィルム633に記録されている被写体の写し方に応じて
縦または横方向からハウジング601内に挿入すること
ができる大きさの孔6.08,609がそれぞれ穿設さ
れている。これら孔608,609の反対側にもフィル
ム保持ケース607が突出することができる孔(図示さ
れない)が穿設されている。開閉部606は蝶番によっ
てハウジング601に回動可能に取り付けられるか、あ
るいはハウジング601に着脱自在に取り付けるように
なっている。開閉部606を開閉自在にすることにより
、孔608.60!Ilからハウジング601内に小さ
な異物が侵入したときに容易にこの異物を取り除くこと
ができるようにしている。
このフィルム保持ケース607は35mmネガフィルム
用のケースとポジフィルム用のケースとが準備されてい
る。したがって、F/P64はこれらのフィルムに対応
することができるようにしている。また、F/P 64
は6cmX6cmや41nchx51nchのネガフィ
ルムにも対応することができろうにしている。その場合
、このネガフィルムをM/U65とプラテンガラス31
との間でプラテンガラス31上に密着するようにしてい
る。
第33図に示されているように、ハウジング601の図
において右側面には映写レンズ610を保持する映写レ
ンズ保持部材611が摺動自在に支持されている。
また、ハウジング601内にはりフレフタ612および
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ613の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカットするための
熱線吸収フィルタ616ふよび凸レンズ617がそれぞ
れ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
凸レンズ617の右方には、例えば35mmネガフィル
ム用およびポジフィルム用のフィルム濃度を調整するt
こめの補正フィルタ635(図では一方のフィルム用の
補正フィルタが示されている)を支持する補正フィルタ
保持部材618と、この補正フィルタ保持部材618の
駆動用モータ619と、補正フィルタ保持部材618の
回転位置を検出する第1および第2位置検出センサ62
0゜621と駆動用モータ619を制御するコントロー
ル装置(F/P 64内に設けられるが図示されていな
い)とをそれぞれ備えた補正フィルタ自動交換装置が設
けられている。そして、補正フィルタ保持部材618に
支持された補正フィルタ635のうち、原稿フィルム6
33に対応した補正フィルタ635を自動的1こ選択し
て映写レンズ610等の各レンズと同軸上の使用位置に
整合するようにしている。この補正フィルタ自動交換装
置の補正フィルタ635は、例えばプラテンガラス31
とイメージングユニット37との間等、投影光の光軸上
であればどの場所にも配設することができる。
更に、映写レンズ保持部材611に連動するオートフォ
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ610の映写レンズ保持部材611をハウジン
グ601に対して摺動させる摺動用モータ625とを備
えたオートフォーカス装置が設けられている。フィルム
保持ケース607が孔608または孔609からハウジ
ング601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケー
ス607に支持された原稿フィルム633は補正フィル
タ保持部材618と発光器623および受光器624と
の間に位置するようにされている。
原稿フィルム635のセット位置の近傍には、この原稿
フィルム633を冷却するためのフィルム冷却用ファン
626が設けられている。
このF/P 64の電源はベースマシン30のゝ電源と
は別に設けられるが、このベースマシン30内に収納さ
れている。
(A−2)M/Uの構成 第31図に示されているように、ミラーユニット65は
底板627とこの底板627に一端が回動可能に取り付
けられたカバー628とを備えている。底板627とカ
バー628との間には、対の支持片629.629が枢
着されており、これら支持片629,629は、カバー
628を最大に開いたときこのカバー628と底板62
7.!:のなす角度が45度となるようにカバー628
を支持するようになっている。
カバー628の裏面にはミラー630が設けられている
。また底板627には大きな開口が形成されていて、こ
の開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散板
632とが設けられている。
第33図に示されているように、これらフレネルレンズ
631と拡散板632とは一枚のアクリル板からなって
おり、このアクリル板の表面にフレネルレンズ631が
形成されているとともに、裏面に拡散板632が形成さ
れている。フレネルレンズ631はミラー630によっ
て反射され、拡散しようとする映写光を平行な光に変え
ることにより、画像の周辺部が暗(なるのを防止する機
能を有している。また拡散板632は、フレネルレンズ
631からの平行光によって形成される、イメージング
ユニット37内のセルフォックレンズ224の影をライ
ンセンサ226が検知し得ないようにするために平行光
を微小量拡散する機能を有している。
このミラーユニット65はF/P64によるカラーコピ
ーを行わないときには、折畳まれて所定の保管場所に保
管される。そして、ミラーユニット65は使用する時に
開かれてベースマシン30のプラテンガラス31上の所
定の場所に載置される。
(B)フィルム画像読取り装置の主な機能フィルム画像
読取り装置は、以下の主な機能を備えている。
(B−1)補正フィルタ自動交換機能 F/P 64に光源ランプ613として一般に用いられ
ているハロゲンランプは、−船釣に赤(R)が多(、青
(B)が少ないという分光特性を有しているので、この
ランプ613でフィルムを映写すると、投影光の赤(R
)、縁(G)および青(B)の比がランプ6130分光
特性によって影響を受けてしまう。このため、ハロゲン
ランプを用いて映写する場合には、分光特性の補正が必
要となる。
一方、画像を記録するフィルムには、ネガフィルムやポ
ジフィルム等の種類があるばかりでなく、ネガフィルム
自体あるいはポジフィルム自体1こもいくつかの種類が
あるように、多くの種類がある。
これらのフィルムはそれぞれその分光特性が異なってい
る。例えば、ネガフィルムにおいてはオレンジ色をして
おり、Rの透過率が多いのに対してBの透過率が少ない
。このため、ネガフィルムにおいては、Bの光量を多く
Lるように分光特性を補正する必要がある。
そこで、F/P64には、このような分光特性を補正す
るための補正フィルタが準備されている。
F/P 64はこれらの補正フィルタを自動的に交換す
ることができるようにしている。 補正フィルタの交換
は、前述の補正フィルタ自動交換装置によって行われる
。すなわち、原稿フィルム633に対応した補正フィル
タを使用位置にセットするように、システム(SYS)
内のマイクロプロセッサ(CPU)から2bitの命令
信号が出力されると、コントロール装置は、第1、第2
位置検出センサ620.621からの2bit信号がC
PUの信号に一致するように、駆動用モータ619を駆
動制御する。そして、センサ620゜621からの信号
がCPUの信号に一致すると、コントロール装置はモー
タ619を停止させる。
モータ619が停止したときには、原稿フィルムに対応
した補正フィルタが自動的に使用位置にセットされるよ
うになる。
したがって、補正フィルタを簡単かつ正確に交換するこ
とができるようになる。
(B−2)原稿フィルム挿入方向検知機能原稿フィルム
633は開閉部606に形成された挿入孔608.60
9のいずれの孔からも挿入することができる、すなわち
、被写体の写し方に対応して鉛直方向からと水平方向か
らとの二方向から原稿フィルム633を装着することが
できるようにしている。その場合、挿入孔608.60
9の少なくともいずれか一方にはフィルム検知スイッチ
が設けられている。すなわち、フィルム検知スイッチが
少なくとも一つ設けられている。そして、フィルム検知
スイッチが孔608側に設けられるが孔609側には設
けられない場合には、フィルム保持ケース607が孔6
08から挿入されてフィルムが検知されたときオンとな
って、検知信号を出力する。この検知信号があるときに
はラインセンサ226の必要エリアは縦、すなわち副走
査方向が投影像の長手方向となるように設定される。ま
た、フィルム保持ケース607が孔609から挿入され
たとき、このスイッチはオフ状態を保持するので検知信
号を出力しない。検知信号がないときには必要エリアは
横、すなわち主走査方向が投影像の長手方向となるよう
に設定される。
また、フィルム検知スイッチが孔609側のみに設けら
れている場合、あるいはフィルム検知スイッチ両方の孔
608.609側に設けられている場合にも、同様に、
フィルム保持ケース607が孔608から挿入されたと
きにラインセンサ226の必要エリアは副走査方向が投
影像の長手方向となるように、またフィルム保持ケース
607が孔609から挿入されたときにラインセンサ2
26の必要エリアは主走査方向が投影像の長手方向とな
るように、フィルム検知スイッチのオン、オフ信号が設
定される。
(B−3)オートフォーカス機能(AP機能)フィルム
保持ケース607をF/P64に装着したとき、原稿フ
ィルム633の装着位置には数十mmの精度が要求され
る。このため、原稿フィルム633を装着した後、ピン
ト合わせが必要となる。このピント合わせを手動で行う
場合、プラテンガラス310所定位置にセットされたM
/U65の拡散板632に原稿フィルム633の画像を
投影し、その投影画像を見ながら映写レンズ保持部材6
11を摺動させて行わなければならない。
その場合、拡散板632に投影された画像はきわめて見
にくいので、正確にピントを合わせることは非常に難し
い。
そこで、原稿フィルム633をF/P 64に装着した
とき、F/P64は自動的にピント合わせを行うことが
できるようにしている。
このAF機能は前述のAF装置により次のようにして行
われる。
U/I36のデイスプレィ上のキーを操作してF/Pモ
ードにすることにより、発光器623が光を発し、また
第30図において、F/P 64のAP/MF切り換え
スイッチ604をAFに選択することにより、AF装置
が作動可能状態となる。第33図に示されているように
、原稿フィルム633が入っているフィルムケース60
7をF/P64に装着すると、発光器623からの光が
この原稿フィルム633によって反射するようになり、
その反射光がAPのための例えば2素子型の受光器62
4によって検知される。
そして、受光器624の2素子はそれぞれが検知した反
射光の量に応じた大きさの信号をCPU634に出力す
る。CPU634はこれらの信号の差を演算し、その演
算結果がOでないときには出力信号を発して2素子から
の信号の差が小さくなる方向にモータ625を駆動する
。したがって、映写レンズ保持部材611が摺動すると
ともに、これに連動して、発光器623および受光器6
24がともに移動する。そして、2素子からの出力信号
の差が0になると、CPU634はモータ625を停止
する。モータ625が停止したときがピントの合った状
態となる。
こうして、AF作動が行われる。これにより、原稿フィ
ルムを入れたフィルムケースをF/P64に装着したと
き、その都度手動によりピント合わせを行わなくても済
むようになる。したがって、手間がかからないばかりで
なく、ピントずれによるコピーの失敗が防止できる。
(B−4)マニュアルフォーカス機能(MF機能) AF/MF切り換えスイッチ604をMPに切り換える
ことにより、自動的にランプ613が所定時間点灯し、
手動でピント合わせを行うことができるようになる。M
Pの操作は、ミラユニット65の拡散板632に映写し
た原稿フィルムの画像を見ながら、操作スイッチ605
a、605bを押すことにより行われる。このMFによ
り、フィルム画像の特定の部分のピントを合わせること
ができるようになる。
(B−5)光源ランプのマニュアル点灯機能マニュアル
ランプスイッチ603を押すことにより無条件にランプ
613を点灯させることができるようにしている。この
スイッチは通常は使用しないが、比較的厚さの厚いもの
に記録されている画像をコピーする場合においてバック
ライティングするとき、AF時に長時間映写像を見ると
き、およびランプ切れを確認するとき等に使用される。
(B−6)倍率自動変更ふよびスキャンエリア自動変更
機能 U/I36で用紙サイズを設定することにより、倍率を
自動的に設定することができるようにしている。また、
U/136で原稿フィルムの種類を選択することにより
、そのフィルムに応じてコピーエリアを自動的に選択す
ることができるようにしている。
(B−7)自動シェーディング補正機能CPU634の
ROMには、一般に、写真撮影によく使用されるネガフ
ィルムであるFUJ 1(登録商標) 、KODAK 
(登録商標)およびKONICA (登録商標)の各A
SA100のオレンジマスクの濃度データが記憶されて
おり、これらのフィルムが選択されたとき、CPU63
4は記憶された濃度データに基づいて自動的にシェーデ
ィング補正を行うことができるようにしている。
その場合、これらのフィルムのベースフィルムをF/P
64に装着する必要はない。
したがって、ベースフィルムを装着する手間を省くこと
ができるばかりでなく、間違ってベースフィルムを装着
することが防止でき、しかもベースフィルムの管理が不
要となる。
また、この3種類のフィルム以外に他のフィルムの一種
類について、そのフィルムのオレンジマスクの濃度デー
タを登録することができるようにしている。このデータ
は複写機のシステム内のRAMに記憶されるようにして
いる。この登録されたフィルムの場合にも前述の3種類
のフィルムの場合と同様に自動的にシェーディング補正
が行われる。
(B−8)自動画質調整機能 原稿フィルムの濃度特性やフィルム撮影時の露光条件等
の諸条件に基づいてr補正等の補正を行い、濃度調整や
カラーバランス調整を自動的に行うことができるように
している。
(C)画像信号処理 (C−1>画像信号の補正の必要性およびその補正の原
理 一般にフィルムの持っている濃度レンジは原稿の濃度レ
ンジよりも広い。また、同じフィルムでも、ポジフィル
ムの濃度レンジはネガフィルムのそれよりも広いという
ようにフィルムの種類によっても濃度レンジが異なる。
更に、フィルムの濃度レンジは、例えばフィルムの露光
量、被写体の濃度あるいは撮影時の明るさ等の原稿フィ
ルムの撮影条件によって左右される。実際に、被写体濃
度はフィルムの濃度レンジ内で広く分布している。
したがって、このようなフィルムに記録されている画像
を、反射光によって原稿をコピーする複写機でコピーし
ようとする場合、同じ信号処理を行ったのでは、良好な
再現性は得られない。そこで、主要被写体の濃度が適正
となるように画像読取り信号を適宜補正することにより
、良好な再現性を得るようにしている。
第32図は、あるネガフィルムの濃度特性および濃度補
正の原理を示している。この図において、横軸は、右半
分が被写体の露光量(被写体濃度に相当する)を表わし
、左半分がシェーディング補正後の濃度を表わしている
。また、縦軸は、上半分がビデオ回路出力(はぼネガ濃
度に等しい)を表わし、下半分が出力コピー濃度を表わ
している。
すなわち、第1象限はそのネガフィルムの濃度特性を、
第2象限はシェーディング補正の関係を、第3象限はr
補正の関係を、そして第4象限は被写体露光量と補正さ
れた出力コピー濃度との関係をそれぞれ表わしている。
このネガフィルムの濃度特性は、第32図の第1象限に
おいて線αで示される。すなわち、被写体からの露光量
が多いときにはネガフィルムの濃度が大きく、被写体か
らの露光量が少なくなるにしたがって、ネガフィルム濃
度は線形的に小さくなる。被写体からの露光量がある程
度少なくなると、被写体からの露光量とネガフィルム濃
度との線形性がなくなる。そして、この露光量が少ない
場合には、例えば、そのフィルムに記録されている画像
が人間の胸像であるとすると、顔と髪の毛とのコントラ
ストがとれなくなってしまう。また、露光量が多い場合
でも、線αの傾き、すなわちrの値が1よりも小さいの
でr補正を行わないと、コピーが軟調になってしまう。
このようなことから、r補正が必要となる。
次に、第32図を用いて補正の原理を説明する。
同図第3象限には、r補正のためのENDカーブβが設
定されている。このENDカーブβの傾きr′は、第4
象限において被写体からの露光量と出力コピー濃度との
関係が45度の直線関係となるようにするために、r′
=1/r’に設定されている。
例えば、被写体からの露光量が比較的多い領域aの場合
、シェーディング補正回路のレジスタに設定されている
濃度調整値が、第2象限において直線■で表わされる値
にあるとすると、シェーディング補正後の濃度は領域a
′となる。この領域a′のうち領域についてはENDカ
ーブβの変換範囲に入らなくなり、この領域の部分はコ
ピーをすると白くつぶれてしまう。そこで、第2象限に
おいて濃度調整値を直線■から直線■にシフトして、シ
ェーディング補正後の濃度をENDカーブβの変換範囲
に入るようにする。このようにすることにより、被写体
からの露光量と出力コピー濃度との関係が第4象限にお
いて45度の直線■に従うようになって、コピーは諧調
をもった濃度を有するようになる。
また、被写体からの露光量が比較的小さい領域すの場合
には、被写体からの露光量とネガフィルム濃度との線形
性がなくなる。この場合には、シェーディング補正回路
の濃度調整値を第2象限において直線■の値に設定する
。そして、第3象限において線■で表わされるENDカ
ーブβを選択する。このENDカーブβを選択すること
により、被写体からの露光量と出力コピー濃度とが第4
象限の45度の直線■で表わされるようにすることがで
きる。すなわち、被写体からの露光量が領域すにあると
き、例えば黒い髪の人が茶色い帽子をかぶっているとす
ると、髪と帽子とがほとんど同じ濃度になってしまうこ
とが防止され、髪と帽子とのコントラストを明瞭に出す
ことができるようになる。
こうして、被写体の濃度が適正となるように補正が行わ
れる。
(C−2)画像信号処理方法 第33図に示されているように、ラインセンサ226が
原稿フィルム633の画像の映写光をRlG、B毎の光
量としてアナログで読み取り、この光量で表わされた画
像信号は増幅器231によって所定レベルに増幅される
。増幅された画像信号はA/Dコンバータ235によっ
てディジタル信号に変換され、更にログ変換器238に
よって光量信号から濃度信号に変換される。
濃度で表わされた画像信号はシェーディング補正回路2
39によってシェーディング補正がされる。このシェー
ディング補正によって、セルフォックレンズ224の光
量ムラ、ラインセンサ226における各画素の感度ムラ
、補正フィルタやランプ613の各分光特性や光量レベ
ルのバラツキ、あるいは経時変化による影響骨が画像信
号から取り除かれる。
このシェーディング補正を行うに先立って、まず原稿フ
ィルムが前述の3種類のフィルムおよび登録されたフィ
ルムが選択されたときには、補正フィルタがポジフィル
ム用フィルタにセットされ、原稿フィルム633を装着
しない状態でランプ613からの光量信号を読み取り、
その信号を増幅してディジタル信号に変換した後、さら
に濃度信号に変換したものに基づいて得られたデータを
基準データとしてラインメモリ240に記憶させる。
すなわち、イメージングユニット37をR,G。
Bの各画素毎に32ラインステツプスキヤンしてサンプ
リングし、これらのサンプリングデータをラインメモリ
240を通してCPU634に送り、CPU634が3
2ラインのサンプリングデータの平均濃度値を演算し、
シェーディングデータをとる。このように平均をとるこ
とにより、各画素毎のエラーをなくすようにしている。
また、原稿フィルムを装着してその原稿フィルムの画像
の読取り時に、CPU634はROMに記憶されている
ネガフィルムの濃度データから濃度調整値D ADjを
演算し、シェーディング補正回路239内のLSIのレ
ジスタに設定されているDADj値を書き換える。更に
、CPU634は選択されたフィルムに対応してランプ
613の光量および増幅器643のゲインを調整する。
そして、シェーディング補正回路239は原稿フィルム
を読み取った実際のデータにD ADj値を加えること
により、読み取った濃度値をシフトさせる。更に、シェ
ーディング補正回路239はこれらの調整がされたデー
タから各画素毎のシェーディングデータを引くことによ
りシェーディング補正を行う。
なお、CPU634のROMに記録されていなく、かつ
システムのRAMに登録されていないフィルムの場合に
は、ベースフィルムを装着してそのフィルムの濃度デー
タを得、得られた濃度データからDAOj値を演算しな
ければならない。
シェーディング補正が終ると、IIT32は1PS33
にR%G、Bの濃度信号を出力する。
そして、CPU634は原稿フィルムの実際のデータに
基づいてENDカーブを選択し、この選択したカーブに
基づいてr補正を行うべく補正信号を出力する。この補
正信号により、IPS33はr補正を行って原稿フィル
ムのrが1でないことや非線形特性から生じるコントラ
ストの不明瞭さを補正する。
(D)!作手順および信号のタイミング第34図に基づ
いて、操作手順および信号のタイミングを説明する。な
お、破線で示されている信号は、その信号を用いてもよ
いことを示している。
F/P64の操作は、主にベースマシン30のU/13
6によって行われる。すなわち、U/I36にデイスプ
レィの画面に表示されるF/P41作キーを作像−るこ
とにより、ベースマシン30をF/Pモードにする。原
稿フィルムが前記3種類のフィルムおよび登録されてい
るフィルムのうちの一つである場合を想定すると、第3
4図に示されているように、U/136のデイスプレィ
の画面には、「ミラーユニットを置いてからフィルムの
種類を選んで下さい」と表示される。したがって、まず
M/U65を開いてプラテンガラス31の所定位置にセ
ットする。
次いで、画面上のフィルム選択キーを押すと、画面には
「フィルムを入れずにお持ち下さい」と表示される。同
時に、ランプ613が点灯するとともに、補正フィルタ
制御(FCC0NT)信号が(0,0)となってFC動
作が行われる。すなわち、補正フィルタ自動交換装置が
作動してポジ用補正フィルタが使用位置にセットされる
。補正フィルタがセットされると、補正フィルタ交換終
了(■じ一丁丁T)信号がLOWとなる。
このLOWとなったことかつランプ613が点灯して3
〜5秒経過したことをトリガーとしてシェーディング補
正のためのシェーディングデータの採取が開始される。
このシェーディングデータ採取が終了すると、この終了
をトリが−としてFCC0NTが(0,1)となって補
正フィルタ自動交換装置が作動し、フィルム補正用フィ
ルタが使用位置にセットされる。また、シェーディング
補正をトリガーとして画面には「ピントを合わせます。
フィルムを入れて下さい」と表示されるとともに、ラン
プ613が消灯する。したがって、原稿フィルム633
を入れたフィルムケース607をF/P64に装着する
。これにより、発光器623からの光がこのフィルムに
よって反射され、その反射光が受光器624によって検
知される。
反射光が受光器624の2素子間の受光量の差分がOで
ないときには、AF装置のモータ625が作動し、ピン
トが合わされる。すなわち、AF作動が行われる。ピン
ト合わせが終了すると、F/P作動準備完了(丁)”P
  RDY)信号がLOWとなる。このF/P  RD
Y信号がLOWになった後でかつFCSETがLOWと
なって1秒経過した後に、画面には「コピーできます」
と表示される。U/136のスタートキーを押すと、画
面には「コピー中です」と表示され、かつランプ613
が点灯するとともに、ランプ613の立ち上がり時間を
持って自動濃度調整(A/E)のためのデータの採取が
開始される。すなわち、濃度調整、カラーバランス調整
、r補正等を行うためのデータを得るためにイメージン
グユニット37が一部スキャンして、投影像の一部また
は全部を読み取る。
次いで、フルカラーのときには、イメージングユニット
37が4回スキャンしてコピーが行われる。その場合、
シェーディングデータおよび自動濃度調整用データに基
づいてシェーディング補正および濃度調整が自動的1ご
行われる。コピーが終了すると、ランプ613が消灯す
るとともに、画面には「コピーできます」と表示される
。したがって、再びスタートキーを押すと、新たにコピ
ーが行われる。他の画像をコピーしたい場合には、フィ
ルムのコマを変えることになる。コマを変える際、F7
7−■DYがHIGHとなるとともに画面には「ピント
を合わせます」と表示される。
そして、新しいコマがセットされると、AF動作が行わ
れ、同時に、F  P  RDYがLOWとなるととも
に、画面には「コピーできます」と表示される。その後
、スタートキーを押すことにより、コピーが行われる。
(I[I)イメージ処理システム(IPS)(I[l−
1)IPSのモジュール構成第35図はIPSのモジュ
ール構成の概要を示す図である。
カラー画像形成装置では、IIT(イメージ入力ターミ
ナル)に右いてCCDラインセンサーを用いて光の原色
B(青)、G(緑)、R(赤)に分解してカラー原稿を
読み取ってこれをトナーの原色Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、さらにはK(黒又は墨)に変
換し、l0T(イメージ出力ターミナル)においてレー
ザビームによる露光、現像を行いカラー画像を再現して
いる。この場合、Y、MlCSKのそれぞれのトナー像
に分解してYをプロセスカラーとするコピープロセス(
ピッチ)を1回、同様にM、C,Kについてもそれぞれ
をプロセスカラーとするコピーサイクルを1回ずつ、計
4回のコピーサイクルを実行し、これらの網点による像
を重畳することに、よってフルカラーによる像を再現し
ている。したがって、カラー分解信号(B、G1R信号
)をトナー信号(YSM、C,に信号)に変換する場合
においては、その色のバランスをどう調整するかやII
Tの読み取り特性およびIOTの出力特性に合わせてそ
の色をどう再現するか、濃度やコントラストのバランス
をどう調整するか、エツジの強調やボケ、モアレをどう
調整するか等が問題になる。
IPSは、IITからB、GSRのカラー分解信号を人
力し、色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性等を
高めるために種々のデータ処理を施して現像プロセスカ
ラーのトナー信号をオン/オフに変換しIOTに出力す
るものであり、第35図に示すようにEND変換(Eq
uivalent Neutral  Density
 ;等価中性濃度変換)モジュール301、カラーマス
キングモジュール302、[稿サイズ検出モジュール3
03、カラー変換モジュール304、UCR(Unde
r  Co1or  Removal;下色除去)&黒
生成モジュール305、空間フィルター306、TRC
(Tone Reproducti。
n Control ;色調補正制御)モジュール30
7、縮拡処理モジュール308、スクリーンジェネレー
タ309、IOTインターフェースモジュール310、
領域生成回路やスイッチマトリクスを有する領域画像制
御モジュール311、エリアコマンドメモリ312やカ
ラーパレットビデオスイッチ回路313や7オントバツ
フア314等を有する編集制御モジュール等からなる。
そして、IITからBSG、Rのカラー分解信号につい
て、それぞれ8ビツトデータ(256階11)をEND
変換モジュール301に人力し、Y。
M、C,にのトナー信号に変換した後、プロセスカラー
のトナー信号Xをセレクトし、これを2値化してプロセ
スカラーのトナー信号のオン/オフデータとしIOTイ
ンターフェースモジュール310からIOTに出力して
いる。したがって、フルカラー(4カラー)の場合には
、ブリスキャンでまず原稿サイズ検出、編集領域の検出
、その他の原稿情報を検出した後、例えばまず初めにプ
ロセスカラーのトナー信号XをYとするコピーサイクル
;続いてプロセスカラーのトナー信号XをMとするコピ
ーサイクルを順次実行する毎に、4回の原稿読み取りス
キャンに対応した信号処理を行っている。
11Tでは、CCDセンサーを使いB、G、Rのそれぞ
れについて、1ピクセルを16ドツト/mmのサイズで
読み取り、そのデータを24ビツト(3色×8ピッ);
256階調)で出力している。CCDセンサーは、上面
にB50SHのフィルターが装着されていて16ドツ)
7mmの密度で300mmの長さを有し、190. 5
mm/secのプロセススピードで16ライン/mmの
スキャンを行うので、はぼ各色につき毎秒15Mビクセ
ルの速度で読み取りデータを出力している。
そして、IITでは、B、G、Hの画素のアナログデー
タをログ変換することによって、反射率の情報から濃度
の情報に変換し、さらにデジタルデータに変換している
次に各モジュールについて説明する。
第36図はIPSを構成する各モジュールを説明するた
めの図である。
(A)END変換モジニール END変換モジュール301は、IITで得られたカラ
ー原稿の光学読み取り信号をグレーバランスしたカラー
信号に調整(変換)するためのモジュールである。カラ
ー画像のトナーは、グレーの場合に等量になりグレーが
基準となる。しかし、IITからグレーの原稿を読み取
ったときに入力するB、G、Hのカラー分解信号の値は
光源や色分解フィルターの分光特性等が理想的でないた
め等しくなっていない。そこで、第36図(a)に示す
ような変換テーブル(LUT’;ルックアップテーブル
)を用いてそのバランスをとるのがEND変換である。
したがって、変換テーブルは、グレイ原稿を読み取った
場合にそのレベル(黒→白)に対応して常に等しい階調
でB、GSHのカラー分解信号に変換して出力する特性
を有するものであり、IITの特性に依存する。また、
変換テーブルは、16面用意され、そのうち11面がネ
ガフィルムを含むフィルムフプロジェクター用のテーブ
ルであり、3面が通常のコピー用、写真用、ジェネレー
ションコピー用のテーブルである。
(B)カラーマスキングモジュール カラーマスキングモジュール302は、B、G。
R信号をマトリクス演算することによりYSM。
Cのトナー量に対応する信号に変換するのものであり、
END変換によりグレーバランス調整を行った後の信号
を処理している。
カラーマスキングに用いる変換マトリクスには、純粋に
B%G%Rからそれぞれ7%M、Cを演算する3X3の
マ) +7クスを用いているが、BSG。
Rだけでなく、BG%GRSRB、B2、G2R2の成
分も加味するため種々のマトリクスを用いたり、他のマ
トリクスを用いてもよいことは勿論である。変換マ) 
IJクスとしては、通常のカラーa整用とモノカラーモ
ードにおける強度信号生成用の2セツトを保有している
このように、IITのビデオ信号についてIPSで処理
するに際して、何よりもまずグレーバランス調整を行っ
ている。これを仮にカラーマスキングの後に行うとする
と、カラーマスキングの特性を考慮したグレー原稿によ
るグレーバランス調整を行わなければならないため、そ
の変換テーブルがより複雑になる。
(C)原稿サイズ検出モジュール 定型サイズの原稿は勿論のこと切り張りその他任意の形
状の原稿をコピーする場合もある。この場合に、原稿サ
イズに対応した適切なサイズの用紙を選択するためには
、原稿サイズを検出する必要がある。また、原稿サイズ
よりコピー用紙が大きい場合に、原稿の外側を消すとコ
ピーの出来映えをよいものとすることができる。そのた
め、原稿サイズ検出モジュール303は、ブリスキャン
時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテ
ンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものである。そ
のために、プラテンカラーは原稿との識別が容易な色例
えば黒にし、第36図ら)に示すようにプラテンカラー
識別の上限値/下限値をスレッショルドレジスタ303
1にセットする。
そして、ブリスキャン時は、原稿の反射率に近い情報に
変換(T変換)した信号(後述の空間フィルター306
の出力を用いる)Xとスレッショルドレジスタ3031
にセットされた上限値/下限値とをコンノ(レータ30
32で比較し、エツジ検出回路3034で原稿のエツジ
を検出して座標X。
yの最大値と最小値とを最大/最小ソータ3035に記
憶する。
例えば第36図(6)に示すように原稿が傾いている場
合や矩形でない場合には、上下左右の最大値と最小値(
X+、Xz 、3/1.)’2)が検出、記憶される。
また、原稿読み取りスキャン時は、コンパレータ303
3で原稿の7%M、Cとスレッショルドレジスタ303
1にセットされた上限値/下限値とを比較し、プラテン
カラー消去回路3036でエツジの外側、即ちプラテン
の読み取り信号を消去して枠消し処理を行う。
(D)カラー変換モジュール カラー変換モジュール305は、特定の領域において指
定されたカラーを変換できるようにするものであり、第
36図(C)に示すようにウィンドコンパレータ305
2、スレッショルドレジスタ3051、カラーパレット
3053等を備え、カラー変換する場合に、被変換カラ
ーの各Y、M、Cの上限値/下限値をスレッショルドレ
ジスタ3051にセットすると共に変換カラーの各Y、
M。
Cの値をカラーパレット3053にセットする。
そして、領域画像制御モジュールから人力されるエリア
(言号にしたがってナントゲート3054を制御し、カ
ラー変換エリアでない場合には原稿のY、M、Cをその
ままセレクタ3055から送出し、カラー変換エリアに
入ると、原稿のY、M。
C信号がスレッショルドレジスタ3051にセットされ
たYSM、Cの上限値と下限値の間に入るとウィンドコ
ンパレータ3052の出力でセレクタ3055を切り換
えてカラーパレット3053にセットされた変換カラー
のY、M%Cを送出する。
指定色は、ディジタイザで直接原稿をポイントすること
により、プリスキャン時に指定された座標の周辺のBS
G、R各25画素の平均をとって指定色を認識する。こ
の平均操作により、例えば150線原稿でも色差5以内
の精度で認識可能となる。BSG、R濃度データの読み
取りは、IITシェーディング補正RAMより指定座標
をアドレスに変換して読み出し、アドレス変換に際して
は、原稿サイズ検知と同様にレジストレーション調整分
の再調整が必要である。プリスキャンでは、11Tはサ
ンプルスキャンモードで動作する。シェーディング補正
RAMより読み出されたB、G。
R濃度データは、ソフトウェアによりシェーディング補
正された後、平均化され、さらにEND補正、カラーマ
スキングを実行してからウィンドコンパレータ3052
にセットされる。
登録色は、16T0万色中より同時に8色までカラーパ
レット3053に登録を可能にし、標準色は、Y、M、
C%G1BSRおよびこれらの中間色とに%Wの14色
を用意している。
(E)UCR&黒生成モジュール Y、MSCが等量である場合にはグレーになるので、理
論的には、等量のY、M、Cを黒に置き換えることによ
って同じ色を再現できるが、現実的には、黒に置き換え
ると色に濁りが生じ鮮やかな色の再現性が悪くなる。そ
こで、UCR&黒生成モジュール305では、このよう
な色の濁りが生じないように適量のKを生成し、その量
に応じてY、M、Cを等量減する(下色除去)処理を行
う。具体的には、Y、M、Cの最大値と最小値とを検出
し、その差に応じて変換テーブルより最小値以下でKを
生成し、その量に応じY、M、Cについて一定の下色除
去を行っている。
UCR&黒生成では、第36図(e)に示すように例え
ばグレイに近い色になると最大値と最小値との差が小さ
くなるので、Y、MSCの最小値相当をそのまま除去し
てKを生成するが、最大値と最小値との差が大きい場合
には、除去の量をY、M。
Cの最小値よりも少なくし、Kの生成量も少なくするこ
とによって、墨の混入および低明度高彩度色の彩度低下
を防いでいる。
具体的な回路構成例を示した第36図(f)では、最大
値/最小値検出回路3051によりY、M、Cの最大値
と最小値とを検出し、演算回路3053によりその差を
演算し、変換テーブル3054と演算回路3055によ
りKを生成する。変換テーブル3054がKの値を調整
するものであり、最大値と最小値の差が小さい場合には
、変換テーブル3054の出力値が零になるので演算回
路3055から最小値をそのままKの値として出力する
が、最大値と最小値の差が大きい場合には、変換テーブ
ル3054の出力値が零でなくなるので演算回路305
5で最小値からその分減算された値をKの値として出力
する。変換テーブル3056がKに対応してY、M、C
から除去する値を求めるテーブルであり、この変換テー
ブル3056を通して演算回路3059でYSM、Cか
らKに対応する除去を行う。また、アンドゲート305
7.3058はモノカラーモード、4フルカラーモード
の各信号にしたがってに信号およびY、M。
Cの下色除去した後の信号をゲートするものであり、セ
レクタ3052.3050は、プロセスカラー信号によ
りYSMSC%にのいずれかを選択するものである。こ
のように実際には、YSM。
Cの網点て色を再現しているので、YlMlCの除去や
Kの生成比率は、経験的に生成したカーブやテーブル等
を用いて設定されている。
(F)空間フィルターモジュール 本発明に適用される装置では、先に述べたようにIIT
でCCDをスキャンしながら原稿を読み取るので、その
ままの情報を使うとボケだ情報になり、また、網点によ
り原稿を再現しているので、印刷物の網点周期と16ド
ツ)7mmのサンプリング周期との間でモアレが生じる
。また、自ら生成する網点周期と原稿の網点周期との間
でもモアレが生じる。空間フィルターモジュール306
は、このようなボケを回復する機能とモアレを除去する
機能を備えたものである。そして、モアレ除去には網点
成分をカットするためローパスフィルタが用いられ、エ
ツジ強調にはバイパスフィルタが用いられている。
空間フィルターモジュール306では、第36図(g)
に示すようにYSMSCSMinおよびMax−Min
の入力信号の1色をセレクタ3003で取り出し、変換
テーブル3004を用いて反射率に近い情報に変換する
。この情報の方がエツジを拾いやすいからであり、その
1色としては例えばYをセレクトしている。また、スレ
ッショルドレジスタ3001.4ビツトの2値化回路3
002、デコーダ3005を用いて画素毎に、Y、M、
C。
MinおよびMaw−MinからYSM、C,に、B。
GSR%W(白)の8つに色相分離する。デコーダ30
05は、2値化情報に応じて色相を認識してプロセスカ
ラーから必要色か否かを1ビツトの情報で出力するもの
である。
第36図(匂の出力は、第36図(社)の回路に入力サ
レル、 、:、コテハ、FIFO3061と5X7デジ
タルフイルタ3 Q 63、モジュレーションテーブル
3066により網点除去の情報を生成し、FIFO30
62と5×7デジタルフイルタ3064、モジュレーシ
ョンテーブル3067、デイレイ回路3065により同
図((至)の出力情報からエツジ強調情報を生成する。
モジュレーションテーブル3066.3067は、写真
や文字専用、混在等のコピーのモードに応じてセレクト
される。
エツジ強調では、例えば第36図(i)■のような緑の
文字を■のように再現しようとする場合、YlCを■、
■のように強調処理し、Mは■実線のように強調処理し
ない。このスイッチングをアントゲ−)3068で行っ
ている。この処理を行うには、■の点線のように強調す
ると、■のようにエツジにMの混色による濁りが生じる
。デイレイ回路3065は、このような強調をプロセス
カラー毎にアンドゲート3068でスイッチングするた
めにFIFO3062と5×7デジタルフイルタ306
4との同期を図るものである。鮮やかな縁の文字を通常
の処理で再生すると、縁の文字にマゼンタが混じり濁り
が生じる。そこで、上記のようにして緑と認識するとY
、Cは通常通り出力するが、Mは抑えエツジ強調をしな
いようにする。
(G)TRC変換モジュール 10Tは、IPSからのオン/オフ信号にしたがってY
、M、C,にの各プロセスカラーにより4回のコピーサ
イクル(4フルカラーコピーの場合)を実行し、フルカ
ラー原稿の再生を可能にしているが、実際には、信号処
理により理論的に求めたカラーを忠実に再生するには、
IOTの特性を考慮した微妙な調整が必要である。TR
C変換モジュール309は、このような再現性の向上を
図るためのものであり、Y、M、Cの濃度の各組み合わ
せにより、第36図(i)に示すように8ビツト画像デ
ータをアドレス入力とするアドレス変換テーブルをRA
Mに持ち、エリア信号に従った濃度調整、コントラスト
調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整、文字モード
、すかし合成等の編集機能を持っている。このRAMア
ドレス上位3ビツトにはエリア信号のビット0〜ビツト
3が使用される。また、領域外モードにより上記機能を
組み合わせて使用することもできる。なお、このRAM
は、例えば2にバイト(256バイト×8面)で構成し
て8面の変換テーブルを保有し、YlMSCの各サイク
ル毎にIITキャリッジリターン中に最高8面分ストア
され、領域指定やコピーモードに応じてセレクトされる
。勿論、RAM容量を増やせば各サイクル毎にロードす
る必要はない。
(H)縮拡処理モジュール 縮拡処理モジュール308は、ラインバッファ3083
にデータXを一旦保持して送出する過程において縮拡処
理回路3082を通して縮拡処理するものであり、リサ
ンプリングジェネレータ&アドレスコントローラ308
1でサンプリングピッチ信号とラインバッファ3083
のリード/ライトアドレスを生成する。ラインバッファ
3083は、2ライン分からなるピンポンバッファとす
ることにより一方の読み出しと同時に他方に次のライン
データを書き込めるようにしている。縮拡処理では、主
走査方向にはこの縮拡処理モジ3−ル308でデジタル
的に処理しているが、副走査方向にはIITのスキャン
のスピードを変えている。スキャンスピードは、2倍速
からl/4倍速まで変化させることにより50%から4
00%まで縮拡できる。デジタル処理では、ラインバッ
ファ3083にデータを読み/書きする際に間引き補完
することによって縮小し、付加補完することによって拡
大することができる。補完データは、中間にある場合に
は同図(1)に示すように両側のデータとの距離に応じ
た重み付は処理して生成される。例えばデータxi′の
場合には、両側のデータX1、X1+1およびこれらの
データとサンプリングポイントとの距離d、、d、から
、(X+ Xdz )+ (Xt++ Xd+ )ただ
し、d r + d 2 = 1 の演算をして求められる。
縮小処理の場合には、データの補完をしながらラインバ
ッファ3083に書き込み、同時に前のラインの縮小処
理したデータをバッファから読み出して送出する。拡大
処理の場合には、−旦そのまま書き込み、同時に前のラ
インのデータを読み出しながら補完拡大して送出する。
書き込み時に補完拡大すると拡大率に応じて書き込み時
のクロックを上げなければならなくなるが、上記のよう
にすると同じクロックで書き込み/読み出しができる。
また、この構成を使用し、途中から読み出したり、タイ
ミングを遅らせて読み出したりすることによって主走査
方向のシフトイメージ処理することができ、繰り返し読
み出すことによって繰り返し処理することができ、反対
の方から読み出すことによって鏡像処理することもでき
る。
(I)スクリーンジェネレータ スクリーンジェネレータ309は、プロセスカラーの階
調トナー信号をオン/オフの2値化トナ一信号に変換し
出力するものであり、閾値マ)IJクスと階調表現され
たデータ値との比較による2値化処理とエラー拡散処理
を行っている。IOTでは、この2値化トナ一信号を入
力し、16ドツ)/mmに対応するようにほぼ縦80μ
mφ、幅60μmφの楕円形状のレーザビームをオン/
オフして中間調の画像を再現している。
まず、階調の表現方法について説明する。第36図(f
l)に示すように例えば4X4のハーフトーンセルSを
構成する場合について説明する。まず、スクリーンジェ
ネレータでは、このようなハーフトーンセルSに対応し
て閾値マトリクスmが設定され、これと階調表現された
データ値とが比較される。そして、この比較処理では、
例えばデータ値が「5」であるとすると、閾値マトリク
スmの「5」以下の部分でレーデビームをオンとする信
号を生成する。
16ドツト/mmで4X4のハーフトーンセルを一般に
100spi、16階調の網点というが、これでは画像
が粗くカラー画像の再現性が悪いものとなる。そこで、
本発明では、階調を上げる方法として、この16ドツ)
/mmの画素を縦(主走査方向)に4分割し、画素単位
でのレーザビームのオン/オフ周波数を同図(0)に示
すように1/4の単位、すなわち4倍に上げるようにす
ることによって4倍高い階調を実現している。したがっ
て、これに対応して同図〔0)に示すような閾値マトリ
クスm′を設定している。さらに、線数を上げるために
サブマトリクス法を採用するのも有効である。
上記の例は、各ハーフトーンセルの中央付近を唯一の成
長核とする同じ閾値マ) IJクスmを用いたが、サブ
マトリクス法は、複数の単位マトリクスの集合により構
成し、同図(P)に示すようにマトリクスの成長核を2
カ所或いはそれ以上(複数)にするものである。このよ
うなスクリーンのパターン設計手法を採用すると、例え
ば明るいところは141spi、64階調にし、暗くな
るにしたがって200spi、12828階調ることに
よって暗いところ、明るいところに応じて自由に線数と
階調を変えることができる。このようなパターンは、階
調の滑らかさや細線性、粒状性等を目視によって判定す
ることによって設計することができる。
中間調画像を上記のようなドツトマトリクスによって再
現する場合、階調数と解像度とは相反する関係となる。
すなわち、階調数を上げると解像度が悪(なり、解像度
を上げると階調数が低くなるという関係がある。また、
閾値データのマトリクスを小さくすると、実際に出力す
る画像に量子化誤差が生じる。エラー拡散処理は、同図
(6)に示すようにスクリーンジェネレータ3092で
生成されたオン/オフの2値化信号と入力の階調信号と
の量子化誤差を濃度変換回路3093、減算回路309
4により検出し、補正回路3095、加算回路3091
を使ってフィードバックしてマクロ的にみたときの階調
の再現性を良くするものであり、例えば前のラインの対
応する位置とその両側の画素をデジタルフィルタを通し
てたたみこむエラー拡散処理を行っている。
スクリーンジェネレータでは、上記のように中間調画像
や文字画像等の画像の種類によって原稿或いは領域毎に
閾値データやエラー拡散処理のフィードバック係数を切
り換え、高階調、高精細画像の再現性を高めている。
(J)領域画像制御モジュール 領域画像制御モジュール311では、7つの矩形領域お
よびその優先順位が領域生成回路に設定可能な構成であ
り、それぞれの領域に対応してスイッチマトリクスに領
域の制御情報が設定される。
制御情報としては、カラー変換やモノカラーかフル力)
−か等のカラーモード、写真や文字等のモジニレ−ジョ
ンセレクト情報、TRCのセレクト情報、スクリーンジ
ェネレータのセレクト情報等があり、カラーマスキング
モジュール302、カラー変換モジュール304、UC
Rモジュール30コ、空間フィルター306、TRCモ
ジニール307の制御に用いられる。なお、スイッチマ
トリクスは、ソフトウェアにより設定可能になっている
(K)!集制御モジュール 編集制御モジュールは、矩形でなく例えば円グラフ等の
原稿を読み取り、形状の限定されない指定領域を指定の
色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能にするものであ
り、同図(ホ)に示すようにCPUのバスにAGDC(
Advanced Graphic  Digital
  Controller)、3121、フォントバッ
ファ3126、ロゴROM3128、DMAC(DMA
  Controller> 3129が接続されてい
る。
そして、CPLJから、エンコードされた4ビツトのエ
リアコマンドがAGDC3121を通してプレーンメモ
リ3122に書き込まれ、フォントバッファ3126に
フォントが書き込まれる。プレーンメモ!73122は
、4枚で構成し、例えばro OOOJの場合にはコマ
ンド0であってオリジナルの原稿を出力するというよう
に、原稿の各点をプレーン0〜プレーン304ビツトで
設定できる。この4ピツト情報をコマンド0〜コマンド
15にデコードするのがデコーダ3123であり、コマ
ンド0〜コマンド15をフィルパターン、フィルロジッ
ク、ロゴのいずれの処理を行うコマンドにするかを設定
するのがスイッチマトリクス3124である。フォント
アドレスコントローラ3125は、2ビツトのフィルパ
ターン信号により網点シェード、ハツチングシェード等
のパターンに対応して7オントバツフア3126のアド
レスを生成するものである。
スイッチ回路3127は、スイッチマトリクス3124
のフィルロジック信号、原稿データXの内容により、原
稿データX、フォントバッファ3126、カラーパレッ
トの選定等を行うものである。フィルロジックは、バッ
クグラウンド(原稿の背景部)だけをカラーメツシュで
塗りつぶしたり、特定部分をカラー変換したり、マスキ
ングやトリミング、塗りつぶし等を行う情報である。
本発明のIPSでは、以上のようにIITの原稿読み取
り信号について、まずEND変換した後カラーマスキン
グし、フルカラーデータでの処理の方が効率的な原稿サ
イズや枠消し、カラー変換の処理を行ってから下色除去
力よび墨の生成をして、プロセスカラーに絞っている。
しかし、空間フィルターやカラー変調、TRC,縮拡等
の処理は、プロセスカラーのデータを処理することによ
って、フルカラーのデータで処理する場合より処理量を
少なくし、使用する変換テーブルの数を1/3にすると
共に、その分、種類を多くして調整の柔軟性、色の再現
性、階調の再現性、精細度の再現性を高めている。
(III−2)イメージ処理システムのハードウェア構
成 第37図はIPSのハードウェア構成例を示す図である
本発明のIPSでは、2枚の基板(IPS−A。
IPS−B)に分割し、色の再現性や階調の再現性、精
細度の再現性等のカラー画像形成装置としての基本的な
機能を達成する部分について第1の基板(I P 5−
A)に、編集のように応用、専門機能を達成する部分を
第2の基板(IPS−B)に搭載している。前者の構成
が第37図(a)〜(C)であり、後者の構成が同図(
6)である。特に第1の基板により基本的な機能が充分
達成できれば、第2の基板を設計変更するだけで応用、
専門機能について柔軟に対応できる。したがって、カラ
ー画像形成装置として、さらに機能を高めようとする場
合には、他方の基板の設計変更をするだけで対応できる
[’Sの基板には、第37図に示すようにCPUのバス
(アドレスバスADR3BUS、データバスDATAB
US1コントロールバスCTRLBus)が接続され、
IrTのビデオデータB1G、R,同期信号としてビデ
オクロックIIT・VCLK、ライン同期(主走査方向
、水平同期)信号11T−LS、ページ同期(副走査方
向、垂直同期)信号I IT−PSが接続される。
ビデオデータは、END変換部以降にふいてパイプライ
ン処理されるため、それぞれの処理段階において処理に
必要なりロック単位でデータの遅れが生じる。そこで、
このような各処理の遅れに対応して水平同期信号を生成
して分配し、また、ビデオクロックとライン同期信号の
フェイルチエツクするのが、ライン同期発生&フェイル
チエツク回路328である。そのため、ライン同期発生
&フェイルチエツク回路328には、ビデオクロックI
 IT−VCLKとライン同期信号11T・LSが接続
され、また、内部設定書き換えを行えるようにCPUの
バス(ADR3BUS、DATABUS、CTRLBU
S) 、チップセレクト信号C8が接続される。
IITのビデオデータB、、GSRはEND変換部のR
OM321に入力される。END変換テーブルは、例え
ばRAMを用いCPUから適宜ロードするように構成し
てもよいが、装置が使用状態にあって画像データの処理
中に書き換える必要性はほとんど生じないので、B、G
、Hのそれぞれに2にバイトのROMを2個ずつ用い、
ROMによるLUT (ルックアップテーブル)方式を
採用している。そして、16面の変換テーブルを保有し
、4ビツトの選択信号ENDSelにより切り換えられ
る。
END変換されたROM321の出力は、カラー毎に3
X1マトリクスを2面保有する3個の演算LSI322
からなるカラーマスキング部に接続される。演算LSI
322には、CPUの各バスが接続され、CPUからマ
) IJクスの係数が設定可能になっている。画像信号
の処理からCPUによる書き換え等のためCPUのバス
に切り換えるためにセットアツプ信号SU、チップセレ
クト信号C8が接続され、マトリクスの選択切り換えに
1ビツトの切り換え信号MONOが接続される。
また、パワーダウン信号FDを人力し、IITがスキャ
ンしていないときすなわち画像処理をしていないとき内
部のビデオクロックを止めている。
演算LSI322によりB、GlRからYSM。
Cに変換された信号は、同図(d)に示す第2の基板(
IPS−B)のカラー変換LSI353を通してカラー
変換処理後、DOD用LSI323に入力される。カラ
ー変換LSI353には、非変換カラーを設定するスレ
ッショルドレジスタ、変換カラーを設定するカラーパレ
ット、コンパレータ等からなるカラー変換回路を4回路
保有し、DOD用LSI323には、原稿のエツジ検出
回路、枠消し回路等を保有している。
枠消し処理したDOD用LSI323の出力は、UCR
用LSI324に送られる。このLSIは、UCR回路
と墨生成回路、さらには必要色生成回路を含み、コピー
サイクルでのトナーカラーに対応するプロセスカラ−X
1必要色Hue、エツジEdgeの各信号を出力する。
したがって、このLSIには、2ビツトのプロセスカラ
ー指定信号C0LR,カラーモード信号(4COLRS
MONO)も入力される。
ラインメモリ325は、UCR用LSI324から出力
されたプロセスカラ−X1必要色Hue。
エツジEdgeの各信号を5X7のデジタルフィルター
326に入力するために4ライン分のデータを蓄積する
FIFOおよびその遅れ分を整合させるためのFIFO
からなる。ここで、プロセスカラーXとエツジE dg
eについては4ライン分蓄積してトータル5ライン分を
デジタルフィルター326に送り、必要色Hueについ
てはFIFOで遅延させてデジタルフィルター326の
出力と同期させ、MIX用LS1327に送るようにし
ている。
デジタルフィルター326は、2×7フイルターのり、
SIを3個で構成した5×7フイルターが2組(ローパ
スLPとバイパスHP)あり、一方で、プロセスカラー
Xについての処理を行い、他方で、エツジEdgeにつ
いての処理を行っている。
MIX用LS I 327では、これらの出力に変換テ
ーブルで網点除去やエツジ強調の処理を行いプロセスカ
ラーXにミキシングしている。ここでは、変換テーブル
を切り換えるための信号としてエツジEDGE、シャー
プ5harpが人力されている。
TRC342は、8面の変換テーブルを保有する2にバ
イトのRAMからなる。変換テーブルは、各スキャンの
前、キャリッジのリターン期間を利用して変換テーブル
の書き換えを行うように構成され、3ビツトの切り換え
信号T RCSetにより切り換えられる。そして、こ
こからの処理出力は、トランシーバ−より縮拡処理用L
SI345に送られる。縮拡処理部は、8にバイトのR
AM344を2個用いてピンポンバッファ(ラインバッ
ファ)を構成し、LSI343でリサンプリングピッチ
の生成、ラインバッファのアドレスを生成している。
縮拡処理部の出力は、同図(6)に示す第2の基板のエ
リアメモリ部を通ってEDF用LSI346に戻る。E
DF用LSI3.46は、前のラインの情報を保持する
FIFOを有し、前のラインの情報を用いてエラー拡散
処理を行っている。そして、エラー拡散処理後の信号X
は、スクリーンジェネレータを構成するSG用LSI3
47を経て■OTインターフェースへ出力される。
10Tインターフエースでは、1ビツトのオン/オフ信
−号で入力されたSG用LSI347からの信号をLS
I349で8ビツトにまとめてパラレルでIOTに送出
している。
第37図に示す第2の基板において、実際に流れている
データは、16ドツト/mmであるので、縮小LSI3
54では、1/4に縮小して且つ2値化してエリアメモ
リに蓄える。拡大デコードL31359は、フィルパタ
ーンRAM360を持ち、エリアメモリから領域情報を
読み出してコマンドを生成するときに16ドツトに拡大
し、ロゴアドレスの発生、カラーパレット、フィルパタ
ーンの発生処理を行っている。DRAM356は、4面
で構成しコードされた4ビツトのエリア情報を格納する
。AGDC355は、エリアコマンドをコントロールす
る専用のコントローラである。
(III−3)IPS制御 (A)VCPU 本発明テハ、VCPUがI IT#よびIPSからなる
画像データ処理系を管理、制御している。
IPSにおける画像データの各処理段階では、既に述べ
たように変換テーブル(LUT)を用いることによって
画像データの変換や補正等の処理に柔軟性を持たせてい
る。すなわち、変換テーブルを用いると、非線形な変換
や補正等のデータも自由に設定することができ、また、
予め演算結果の値を設定しておくことによって変換テー
ブルを読み出すだけで演算処理を行うことなく高速に所
望の演算値を得ることができる。しかも、複数のテーブ
ルを用意し画像の種類に応じて選択できるように構成す
ることによって、写真や文字、印刷、それらの混在に合
わせて画像データの変換や補正等を行うことができ、そ
れぞれの原稿に応じた特有の画像の再現性を保証するこ
とができる。しかも、変換テーブルを用いることによっ
て、変換や補正等の処理回路でのゲート数やメモリ容量
を少なくすることができ、人力データをアドレスにして
テーブルのデータを読み出すことにより所望のデータを
得ることができるので、処理速度を上げることもできる
。VCPU74aは、このようなIPSを構成するLS
Iの各種テーブルやレジスタの設定、制御を行うととも
にIITの画像データ処理系も制御している。
VCPU74aを搭載するVcPU基板(VCPU  
PWBA)は、第19図に示す画像データの流れからみ
ると、アナログ基板(ANALOGPWBA)の後に接
続され、VCPU74 aの他、ITG (I ITタ
イミングジェネレータ)やSHC(シェーディング補正
回路)等の各回路も組み込まれている。VCPU74 
aは、先に述べたようにIPSを構成するLSIの各種
テーブルの設定、制御を行うとともに、このITGやS
HCの制御、さらにはアナログ基板に組み込まれた各回
路の制御も行っている。
第37図に示すバスはこのVCPUT4aのバスであり
、LSIの各レジスタやメモリ等に対するデータの設定
は勿論、他のLSIに対する設定は、VCPU74 a
よりこのバスを通して行われる。VCPU74 aでは
、基本的なパラメータを持ち、コピーモード等の実行条
件に応じてコピースタート時、或いはIITのキャリッ
ジリターン(バックスキャン)時に書き込み処理を実行
する。
例えばプリスキャンの前には、コピーモードやプリスキ
ャンの種類により各レジスタ、テーブルに所定のデータ
が書き込まれ、各コピースキャンの前には、各現像色M
、C,・旧・・に対応して各レジスタ、テーブルに所定
のデータが書き込まれる。
したがって、現像色に応じてスクリーン角度を変えるス
クリーンジェネレータでは、コピースキャン毎にデータ
の書き換えが行われることになる。
また、VCPU74 aによる書き込み処理は、これら
の他、カラーマスキングやUCR,TRC等のテーブル
、レジスタ等に対しても実行されるので、キャリッジリ
ターンの短い時間にこれらの書き込みを効率的に行うた
めに、VCPU74 aでは、スキャン中に次に書き込
むデータの計算を行うようにしている。
次に、VCPU74aによるIIT関係の制御について
も概要を説明する。
アナログ基板では、IITセンサ基板からCCDライン
センサの5層素子分の色分解信号(ビデオ信号)を入力
すると、これを各アンプを経由して対応するA/D変換
器(第19図の235)に入力し、ここで8ビツトのデ
ジタルデータ列GBRGBR・・・・・・に変換してV
CPU基板に送出する。
このアナログ基板に対して、VCPUT 4 aは、ゲ
イン調整アンプとオフセット調整アンプの増幅度の設定
を行っている。
VCPU基板のITGは、千鳥補正を行う遅延量設定回
路(第19図の236)と分離合成回路(第19図23
7)を制御するものであり、VCPUT4aからレジス
タ設定を行ってこれらの回路を制御している。千鳥補正
を行う遅延量設定回路は、5層のCCDラインセンサの
副走査方向の取り付けずれ量を補正し、分離合成回路は
、ラインメモリを有し、各チャネルでGBRGBR・・
・・・・をそれぞれの色信号に分離して1ライン分保持
し、各チャネルの色信号を合成している。
SHCでは、ITGから色別の画素データを入力して画
素ずれ補正、シェーディング補正を行っている。シェー
ディング補正は、画像人力データとSRAMに書き込ま
れた基準デ〒りとの差をとって出力する処理であり、基
準データとして、ΔVダーク補正では、蛍光灯を消した
暗時出力の平均値が、また、ホワイト補正では、白色基
準板の読み取り出力がそれぞれ画素ずれ補正されSRA
Mに書き込まれる。
また、色検知の場合には、IITキャリッジを指定点ま
で移動して50m5経過するとIPSのラインシンク信
号IPS−LSに同期してSRAMへの書き込み処理が
行われる。そして、次のラインシンク信号IPS−LS
でVCPU74 aのRAMへ指定点の画素データが転
送される。この色検知は、例えば指定点から主走査方向
に5画素、副走査方向に5画素が対象となる。したがっ
て、SRAMへ書き込まれた主走査方向lラインの画素
データから指定点とそれに続く計5点の画素データをV
CPU74aのRAMに読み込み、さらにIITキャリ
ッジを1パルスずつ4回移動して同様に5点ずつ画素デ
ータの読み込み処理を行う。
以上は指定点が1点の場合の処理である。したがって、
指定点が複数ある場合にに!、それぞれの指定点につい
て同様の処理が繰り返し行われることになる。
(B)IPS制御システム構成 第38図はIPS制御システムのレイヤ構造を示す図、
第39図はIPS制御システムの構成を示す図、第40
図は5YS(!: I PSとの間の通信を説明するた
めの図、第41図はスキャン動作とIPSの設定関係を
説明するための図である。
上記IPS(7)各LSII;!、VCPU74aから
なるIPS制御システムによりコピーモードその他のモ
ードに応じて必要な情報が設定されるが、そのIPS制
御システムのレイヤは、第38図に示すように上位に通
信のレイヤがあり、その下にモニタのレイヤとアプリケ
ーションのレイヤがある3段の構成となっている。モニ
タは、通信クロックその他の必要なりロックを作り、ま
た、アプリケーションを定期的にまわしタイマをカウン
トしてアプリケーションが登録した仕事が正確に実行さ
れているかどうかを監視し、さらに、割り込みが入ると
その割り込みのアドレスをコールして所定の仕事を実行
する本来のosとして機能しているものである。アプリ
ケーションは、IPSに対して行う仕事が決まっていて
、LSIの設定を行い、IPSシステムにおいてLSI
の実行、終了を・ハンドシェイクして把握している。
IPS制御システム(VCPU)の構成は、第39図に
示すようにVIDEO(シェーディング補正等) 、E
ND、CC(カラーマスキング)等の各LSIに対応し
て必要な情報の設定機能を有する下位モジュール、これ
らの各下位モジュールに対し設定する内容、タイミング
等を指示する■PSシステム、送信バッファ、受信バッ
ファ、7モ二タからなる。IPSシステムは、パワーオ
ン時やスタート時、サイクル切り換え時等の状況に応じ
てNVM情報とROMパラメータから設定項目を指示し
、ハンドシェイクを行う。つまり、IPSシステムは、
各モジュールを順次コールしてLSIの設定の実行を指
示する。これに対して各モジュールは、実行を終了する
と終了をIPSシステムに報告する。
モニタとIPSシステムとの間は、送信バッファ、受信
バッファを介して通信が行われる。例えばモニタは、S
YSからあるコマンドが送られてくると受信割り込みが
かかり、受信バッファにそのコマンドをtッ卜すると共
にフラグを立てる。
そうすると、■PSシステムは、受信バッファにセット
されたコマンドをみて必要な下位モジュールをコールす
る。下位モジュールから丈行終了の報告があると、IP
Sシステムは、送信バッファに終了情報をセットしてフ
ラグを立て、モニタは、送−信割り込みによりSYSに
tPs  READYで終了を報告する。
SYSとIPS (VCPU)との間では、第40図に
示すようにまず、パワーオン時にNVMコマンドが送ら
れて、レジ調整値や倍率:A整値等、IPSに必要なN
VM情報がIPSに設定される。
この設定が終了すると、IPSは、IPS  READ
Yにより終了をSYSに報告する。そして、コピースタ
ートにより5CAN  INFコマンド、BASICC
0PYコマンド、編集がある場合にl;!EDIT  
MODEコマンドが送られる。
SCAM  INFコマンドでは、普通のコピースーキ
ャンから始まるか、原稿を検知するスキャンその他コピ
ースキャンの前にどのようなスキャンがあるかの情報を
与え、BASICC0PYコマンドでは、どんなカラー
モード、コピークオーリティ (カラーバランス、コン
トテスト、濃度、シャープネスモード)、用紙サイズ、
倍率等を使ってコピーするかの情報を与え、EDIT 
 M○DEコマンドでは、領域指定がある場合にはその
領域指定座標、編集機能、色′変換等の情報を与える。
そして、必要なランレングスを取り終えると、SYSは
IPSにMC5TOPを送り、IPSは、IPS  R
EADYでこれに応答する。
BASICC0PYコマンドには、現像順序を示す番号
がついている。この現像順序は、4色フルカ2−13色
フルカラー、モノカラー等により士数組の組み合わせが
あり、IPSでは4、第40図(b)に示すように現像
サイクル数と現像順序の情報をROMテーブルに持ち、
番号をポインタにセットすることによってROMテーブ
ルの情報を選択゛している。そして、カウンタを用いて
現像サイクルをIITページシンクPSでカウントする
例えば現像サイクル数が「4」であって、その現像順序
がrl  (M)2 (C)O(Y)3 (K) 」で
あるとすると、カウント「l」でMを、カウント「2」
でCを、カウント「4」になると次はまた「1」に戻し
IPS  S、TOPコマンドが発行されるまでまわす
次’: I P Sシステムの下位モジュールについて
説明する。これらの動作は、第41図(a)に示すよう
にM、、C5YSKの現像順序でスキャンが行われると
すると、この現像サイクルに対して1サイクル先行して
LSIの設定のための処理が行われる。例えば空間フィ
ルターやTRC等を設定するには、その設定値の計算に
時間がかかるので、■PSシステムは、次の色を判断し
て下位モジュールで次色に対応するデータの計算と設定
を行い、UCRで現像色の選択を行う。スタートでは、
BASICC0PYコマンドを受信すると、カラーモー
ドの番号から最初に現像すべき信号を判断して、デベサ
イクル変数に例えばYを入れる。そして、同図(b)に
示すようにENDについてはテ・−プルの選択、カラー
セレクタについては現像色Yのセット、空間フィルター
についてはフィルター1の係数の乗算テーブルのセット
、TRCについてはY用のテーブルの計算及びセット、
R/Eについては倍率のセッF1ラインバッファについ
てはバッファ出力の有効範囲、イメージシフト量のセッ
ト、エリアメモリlについてはTRCテーブル、空間フ
ィルターのモ〒ド、カラーモードのセット、というよう
にスタート時に行う処理の内容をROMにもっているの
で、その内容にしたがって各下位モジュールを順次コー
ルし・、各LSIの設定指示を行って設定情報を渡す。
それぞれの設定が終了し各下位モジュールからジョブエ
ンドがくると、IPSシステムは、UCRのコントロー
ルレジスタのSEビットに現像色をセットすると共にデ
ータの計算処理等に関しては次の色に変え、SYSにI
PS  READYを返す。このようにしてIPSシス
テムは、I[TページシンクPSの立ち上がりで割り込
みが入って現像色より1サイクル先行する。そして、例
えば空間フィルターに対しては、倍率、シャープネス調
整値、シャープネスモード、現像色の情報を渡し、TR
Cに対しては、カラーバランス調整、コントラスト調整
、濃度調整、文字モード、ネガポジ反転、すかし合成、
モノカラー、OHP等の情報を渡す。
なお、同図(C)はパワーオン時の処理、同図(6)は
原稿検知スキャン時の処理、同図(e)はサンプルスキ
ャン時の処理、同図(nは枠内色付はスキャン時の処理
、同図(乃はマーカースキャン時の処理であるが、この
ようにIPSシステムは、各スキャンに応じて各下位モ
ジュールの設定すべき内容をもっていて各下位モジュー
ルを順次コールし各LSIの設定指示を行い設定情報を
渡す。
(III−4)編集制御システムの構成(A)編集機能
の組み合わせ 本発明は、ユーザがイメージする最終コピーが実現でき
るようにオブジェクト思考に基づいた機能の組み合わせ
、優先度を設定している。そのため、画像を種々のモー
ドや要求等に応じて調整する調整機能と、画像上に特定
のパターン等を上塗りするアノテーションに分け、後者
の優先度を高くするように構成している。調整機能には
、例えばカラーモード(フルカラーやシングルカラー色
変換)や縮小/拡大、コピー画質調整(シャープネス、
濃度、コントラスト等)、コピーポジション(とじしろ
、センタ移動等)等のベーシックコピー、アブドフイー
チャー、コピークォリティパスウェイで設定する機能が
あり、指定された領域で基本的に全面処理され、その上
にアノテーションを上塗りするイメージでコピーされる
。つまり、フルカラーやシングルカラー、色変換等の処
理の上にアノテーションが上塗りされ、アノテーション
が調整機能よりも優位にある機能の組み合わせが採用さ
れている。これら優先度は、ハードウェアの面から各機
能実現モジュールの配置により、また、ソフトウェアと
して論理処理の構成により設定している。すなわち、画
像データの流れからみた場合には、一般に、上流で処理
された画像データに対してさらにその下流で処理される
ことになるので、下流の優先度が高くなる。また、設定
処理からみた場合には、例えばイメージ間の論理処理や
指定順に上書きするようにして後指定を優先するような
設定処理を行う。
上記の位置付けの基に編集制御モジュールは、第35図
に示すように後方に配置し、その前方に領域画像制御モ
ジュールによって制御されるカラーマスキングモジュー
ル、カラー変換モジュール、UCRモジュール、空間フ
ィルター、TRCモジュールを配置している。そして、
カラーマスキングモジュールでモノカラー用とフルカラ
ー用の2面からなるLUTのいずれかを選択するととも
に、UCRモジュールをバイパス(モノカラー)するか
否かを選択し、カラー変換モジュールで変換回路を選択
し、空間フィルターで写真か文字か印刷か混在かにより
強弱5面ずつある変aLUTを選択し、TRCモジュー
ルで8面あるLUTを選択してシャープネス、濃度、コ
ントラスト調整、反転等を行っている。さらに編集制御
モジネールの前段に配置された縮拡処理モジニールでは
縮小/拡大、とじしろ、センタ移動等を行っている。
上記のように編集機能の優先度は、画像データの流れに
対応して調整機能の処理がなされた後に編集制御モジュ
ールでアノテーションの処理がなされるようにハードウ
ェアの接続関係を構成することにより、調整機能より高
い優先度を有するようにしている。したがって、例えば
調整機能とトリムとの関係では、調整機能による処理が
なされた画像データに対して編集制御モジュールでトリ
ムの処理がなされるので、操作の前後に関係な(原稿イ
メージと調整機能にてトリミングされる。
また調整機能とマスクとの関係も同様であり、このとき
、アノテーションより前処理の縮拡によりエリアサイズ
はイメージとともに変わることになる。また、調整機能
の間では、領域画像制御モジュールにおいて、後指定優
先となるように領域の設定処理を行うことによって、領
域指定が後になされた機能が優先されるように、アノテ
ーションの間では、編集制御モジュールにコマンドを設
定するソフトウェア上で優先度を設定している。
例えばトリムとマスク(マスクグループ)では、操作の
前後関係によってコピー出力が異なると、オペレータを
戸惑わすことになる。そこで、本発明では、イメージ間
でアンド(論理積)をとって出力する。このようにする
ことにより、オペレータは、操作の前後に関係なくトリ
ムとマスクのアンドによってイメージが打ち抜かれると
考えればよいので、コピー出力のイメージを容易に理解
することができる。
また、マスクグループとロゴを除く他の機能との組み合
わせでは、上記のマスクグループによる打ち抜きを優先
して行う。したがって、例えば色付けやペイントとトリ
ムを組み合わせると、色付けやペイントされたイメージ
でトリミングされる。
ただ、ロゴは、マスク領域に指定される可能性が高いこ
とに鑑み、マスクグループによる打ち抜きに関係なく出
力するように処理している。ロゴと他の機能との組み合
わせでもロゴは最優先で処理される。
枠内色付け(ペイント1)と他のアノテーション機能と
の組み合わせでは、ペイン)1の優先度を最も低くして
いる。したがって、例えばペイント1と他のアノテーシ
ョンとが部分的に重なって指定された場合にはその部分
について他のアノテーションが優先し、全面色付けにペ
イント1を組み合わせた場合には、全面色付けのイメー
ジが出力されることになる。
以上のように本発明では、ソフトウェア上でロゴ挿入を
最優先とし、次にマスク、トリム、他のアノテーション
、ペイント1が優先順位となるように設定し、そして色
変換を画像データの流れで最も上流に配置することによ
って最も低い優先度に位置付けている。したがって、優
先度の高いもの程、処理が後で行われるように各機能の
実現手段が配置されている。例えば色変換とペイント1
を組み合わせた場合には、その部分では色変換されたイ
メージにペイントlがかかる。このような最終コピーを
目指したオブジェクト思考により優先度を固定したので
、使いやすくなり、出力イメージを想像することが容易
になる。
[B)m集制御回路の全体構成概要 第42図はアノテーション、領域指定、カラー変換の各
処理を行うLSIを搭載した編集制御回路基板の構成を
示す図である。
編集制御回路基板では、第42図に示すように編集制御
モジュールを構成しアノテーションの処理を行う回路と
してAGDご(A dvanced G raphic
  Display  Controller) 70
1 、ブレーンメモリ704、DMC(DMA  Co
ntroller>706、FIFO?07.715、
IRE(ImageReduction and  E
nlargement controller) 71
4、FAC(Font  Address  Cont
roller)716、PLT (Palette) 
717等を備え、領域画像制御モジュールを構成し調整
機能の領域コマンドを生成する回路として領域指定回路
711、指定された領域、色で原稿の色を変換する回路
として色変換回路710を備えている。
アノテーションの処理を行う回路では、マーカー領域や
閉領域、矩形領域、自由形領域で、文字部分のみ、文字
部分と背景部分の両方について、あるいは背景部分のみ
に限り、網、ハツチング、ベタで置き換えたり、また、
ロゴ挿入処理したりする。そのために、マーカースキャ
ンや閉領域スキャン、ディジタイザからの座標人力によ
り指定された領域について、ブレーンメモリ704にま
ず書き込んで、しかる後その領域内に処理コマンドを描
画して、メインスキャンのときにこれを読み出して画像
データと置き換え処理する。また、調整機能の領域コマ
ンドを生成する回路では、U■から入力された座標値に
よる領域とコマンドを設定し、メインスキャンのときに
、これを読み出して調整機能の制御を行い、その1つと
して色変換回路710がある。したがって、メインスキ
ャンでは、画像データに対して、指定された領域でカラ
ー変換その他の調整機能に関する処理が行われ、その後
の画像データに対してアノテーションの処理が行われる
。次にこれらの各ブロックについて概要を説明する。
プレーンメモリ704は、入力画像をマスキング、ロゴ
等、別のものに置換するときにそのコマンドも登録して
おくものである。アノテーションは、一定の領域に対し
て処理するものであり、入力画像はどの分解能はなくて
もよいので、プレーンメモリ704としては、分解能を
4ドツト/mmに藩としてメモリ容量を少なくし、副走
査方向432mm、主走査方向300mmのA4サイズ
・で4面もち、その4面に書かれたビットイメージと対
応した色およびパターンを送出するように構成している
。したがって、24.16通りの処理が可能である。こ
の機能としては、指定された1点を含んだ閉領域内の白
部を任意の色、パターンでぬりつぶす「閉領域内色付け
」、2点で指定された矩形領域内を任意の色、パターン
でぬりつぶす「矩形領域内色付け」に大別できる。これ
らは、領域内の1点を指定して行う枠内色付け、マーカ
ーにより領域を指定し、白黒の原稿を対象とし黒を任意
の色に変換する色変換、原稿イメージを残す網かけ、領
域内を白でぬりつぶす(透明にする)マスク、逆に領域
外を白でぬりつぶすトリム、抽出と同様の指定移動、原
稿イメージを残さないペイント等がある。
ACDC701は、メモリのハード的な制御を行うもの
であり、閉領域スキャンやマーカースキャン時に原稿上
のマーカーイメージ、閉領域枠イメージを取り込んでプ
レーンメモリ704への書き込みを行ったり、プレーン
メモリフ04上にピッ上パターンを描画したり、メイン
スキャン時にプレーンメモリ704のビットパターンを
送出するグラフィックデイスプレィコントローラである
IRET14は、プIJ スキャン時1.:FIFO7
15を使って画像データの2値化、縮小処理を行ってD
MC(Direct Memory Access C
ontrolIer) 706を介してAGDC701
へ転送し、メインスキャン時にACDC701の転送デ
ータをFIFO707から入力し拡大処理を行う。
DMCT Q 6は、DMAライト、プツトコマンドに
よりIRE714からAGDC? 01へデータ転送を
行い、DMAリード、ゲットコマンドによりAGDC7
01からIRE714ヘデータ転送を行うものである。
なお、AGDC701からIRE714へは、途中にF
IF0707を介してデータ転送を行い、プレーンメモ
リ704の4ブレーンについてデータ転送を行う。また
、IRE714からAGDC701へは、プレーンメモ
リ704の1ブレーンについてデータ転送を行う。
FAC716は、エリアコマンドが網かけやロゴであれ
ばそのビットマツプパターンデータをフォントバッファ
から読み出し、PLT?17へ送出する。
PLT717は、FAC716から網かけパターンやロ
ゴを原稿上に合成し、4面のプレーンメモリ704上の
エリアコマンドと対応した色を設定するものであり、7
%M、C,・Kの各現像色毎に出力する色の成分データ
がセーットされる。この場合、濃度やコントラスト、カ
ラーバランスを反映させるために、TRC−LUTによ
って変換した後設定される。
その他、ロゴパターンROM705は、ユーザ毎にセッ
トするものであり、これが装着状態か否かの信号がオン
/オフで送出される。フォントバッファ708には、ロ
ゴバタ・−ンがAGIjC701によりロゴパターンR
OM705から娩み出され回転等の処理の後コピーされ
たり、網パターンが描画される。ラインシンクジェネレ
ータ713は、パイプライン処理により遅れる画像信号
に対応した同期信号を生成するものである。FIFO7
1−8は、バイブライン処理の遅延量に対応させてそれ
ぞれ画像データを1ライ・ンずつ遅延させるものであり
、FIFO719は、1ライン未満の遅延量を調整する
ものである。
以上の回路は、先に説明した編集制御モジュールを構成
し、アノテーション処理を実行するものであるが、領域
指定回路711は、領域画像制御モジュールを構成し、
UfからXY座標による領域とその領域の編集内容が設
定されると、それぞれの領域で領域コマンドを発生させ
、カラーマスキングや色変換、(JCR,空間フィルタ
ー、TRC等にテーブルのセレノ)信号等を与えるもの
である1色変換回路710は、変換処理の対象を判断す
るための比較色と変換色が指定され、領域指定回路71
1から与えられる領域コマンドにしたかっ−で一致色変
換/不一致・色変換の処理を行うものである。
(C)全体の動作概要 次に上記回路における全体の動作概要を説明する。
まず、編集に関してはUlから領域の指定、その領域の
編集内容が指定される。このうち、デジタイザやキーを
用いた座標値による領域指定データに関しては、プレー
ンメモリ704に、VCPUのデータバスDO〜15か
らAGDC701に取り込まれ、その座標入力による設
定領域が書き込まれ、また、領域指定回路711の各レ
ジスタにそのコマンドが設定される。
さらに、メインスキャンに先立ってマーカースキャンや
閉領域スキャンが行われると、その画像人力データZR
EO〜7は、IRE714でFIFO715を使って2
値化、縮小処理され、0MC706を介してAGDC7
01に転送される。
そして、マーカーイメージ、閉領域枠イメージがAGD
C701に取り込まれ、プレーンメモリ704に書き込
まれる。次にVCPUからAGDC701を通してプレ
ーンメモリ704の編集領域内にコマンドの設定(ビッ
トパターンの描画)が行われる。なお、マーカースキャ
ンのときは、色変換回路?−101;おいて、全面に対
してマーカー色が黒に変換され、それ以外は白に変換さ
れて、マーカーのイメージのみの画像人力データZRE
O〜7により処理される。
次にメインスキャンに移行すると、領域指定回路711
では、原稿全面を含め、8領域について後指定優先によ
り領域毎の領域コマンドを発生するので、色変換回路7
10での色変換、その他の調整機能に関する処理がなさ
れる。他方、プレーンメモリ704のビットパターンが
AGDC701から送出されると、DMC706を介し
てFTFO707に1プレーンずつ書き込まれる。IR
E714では、これを4プレ一ン分のデータにまとめ拡
大処理してエリアコマンドACMDをFAC716へ送
出する。FAC716では、このエリアコマンドACM
Dによりフォントバッファ708からビットマップパタ
ーンテ゛−夕を読み出し、PLT717でこれをFI、
FO718,719で同期調整された画像データと合成
し、画像出力データRZREO〜7を送出する。
(II[−5>AGDC (A) レジスタ AGDCには、AGDCの状態を示すレジスタ5TAT
US、AGDCの動作を制御するレジスタC0NTR0
L、プレーンメモ・りの構成を定義するレジスタ、座標
を指定するレジスタ、クリッピング領域を指定するレジ
スタ、・描画時の論理演算の種類を設定するレジスタ等
、種々のレジスタを備えている。ここで、クリッピング
領域は、任意の定義した矩形領域の内側又は外側のみを
描画対象とする場合におけるその領域である。また、描
画時の論理演算の種類を設定するレジスタには、レジス
タMODO,レジスタMOD1、レジスタPLANSが
ある。そして、レジスタM、ODOは、レジスタPLA
NSのビットが「o」に設定されているプレーンに対す
る論理演算、レジスタMOD1は、レジスタPLANS
のビットが「1」に設定されているプレーンに対する論
理演算をそれぞれ指定するものであり、レジスタPLA
NSは、各ビットがプレーンと1対1に対応している。
つまり、レジスタPLANSはハードウェア上は16面
までプレーンメモリがとれる構成を採用している。
(B)コマンド 第43図はコマンド設定タイミングを説明するための図
である。
本発明のアノテーションに関する編集処理の機能として
は、「矩形領域内色付け」と「閉領域内色付け」に大別
できることは先に説明したが、これらの処理を行うコマ
ンドがRRECFILLとPAINTである。
コマンドRRECF ILLは、プレーンメモリに対す
る座標を設定するレジスタX、 Y (原点からのドツ
ト数) 、DX、DY (X%Xからのドツト数)で指
定された矩形領域をぬりつぶすコマンドであり、コマン
ドPAINTは、x1Yレジスタで示され、る座標を始
点としてその点を含んだ閉領域内をぬりつぶすコマ、ン
ドであ2る。そして、これらの色付はパターンは、他の
レジスタに設定される。
AGDCの描画処理は、通常よく使用されるもの(例え
ばNEC製のマイクロプロセッサμPD?2120)の
場合、前処理を行うプリプロセッサの処理と、実際の描
画を行う描画プロセッサの処理に分かれる。そして、コ
マンドの設定は、第43図に示すようにプリプロセッサ
の処理が終了したことを条件として行われる。このプリ
プロセッサの処理の状態は、レジスタ5TATUSのピ
ッ)Oで判断され、例えば該ビット0が「0」のときプ
リプロセッサの処理が終了したと判断される。
また、データの転送を制御するコマンドとしては、プツ
トコマンドPUTCとゲットコマンドGETCがある。
プツトコマンドPUTCは、画像データをプレーンメモ
リ上へ転送するコマンドであり、転送先のプレーンメモ
リの座標値をレジスタX、Y、DH,DVで指定する。
ゲットコマンドGETCは、プレーンメモリ上のデータ
を送出するコマンドであり、転送元のプレーンメモリの
座標値をレジスタX5YSDH,DVで指定する。これ
らのコマンドは、DMA転送を行うため、DMCの制御
レジスタに「DMAWR」を設定した後に発行される。
また、当該コマンドの設定タイミングは、データ転送可
能な状態の時であり、その可否は、レジスタ5TATU
Sのビット7のrPUT  GET  READYJを
参照して判断する。
(C)パワーオン時等の動作条件設定 第44図は色付はコマンド実行時の論理演算方法の設定
内容を説明するための図、第45図は後指定優先の描画
を説明するための図である。
パワーオン時の設定処理としては、AGDCの初期設定
(レジスタCTRL、BANK) 、クリッピング領域
の設定等がある。
クリッピング領域は、任意に定義された矩形領域の内側
又は外側のみを描画対象とする領域であり、原稿検知有
効範囲と同等となる。また、クリッピング領域は、AG
DCのレジスタrcLIP」にてパワーオン時の他、マ
ーカー領域色付は終了後にセットして内側のみを描画対
象とし、マーカースキャン終了後にはこれをリセットし
てクリッピングを行わないようにする。
また、パワーオン時には、色付はコマンド(RRECF
 I LL、PAINT)実行時の論理演算方法の設定
が行われるが、これは、描画するビットを81既にプレ
ーンメモリ上にあるビットをD1論理演算の結果ブレー
ンメモリ上に描画するビットD′とすると、第44図に
示すようにレジスタMODOでは、描画するビットSの
反転とビットDとの論理積を描画し、レジスタMODI
ではピッ)Sとピッ)Dとの論理和を描画する論理演算
式の設定を行う。ただし、初期状態としてプレーンメモ
リはすべて「O」データでクリアされているとし、描画
するビットSには「1」がセットされているものとする
上記の論理演算式により色付はコマンドを実行すると、
後指定優先となる。例えば第45図(a)に示すように
領域l−領域2の順に指定がなされ、「1010」で領
域lを描画した後、「0011」で領域2を描画する場
合には、同図υに示す領域1の描画に対して同図(C)
に示すように領域2の描画が優先される。
(D>色付は処理 第46図はマーカー指定領域の色付は処理を説明するた
めの図、第47図は枠内色付けによる色付は処理を説明
するための図、第48図は矩形領域の色付は処理を説明
するための図である。
色付は処理において、マーカー編集、枠内色付けでは、
それぞれプリスキャンとしてマーカースキャン、閉領域
スキャンが実行される。これらマーカースキャンおよび
閉領域スキャン時は、IITで読み取った画像データを
プレーンメモリ上に転送する必要がある。このプレーン
メモリ上に転送する際には、レジスタX%Y、DH%D
Vへのプレーンメモリの座標値の設定、DMCの制御レ
ジスタCTRL(D rDMAWRi設定、PUTCコ
マンドの設定、SYSへのrREADYJの通知、プリ
スキャン終了後のrDM八WへJの解除等の処理がなさ
れる。
そして、色付は処理では、まず、マーカースキャン終了
後に第46図(a)に示すようにマーカー領域が描画さ
れるとクリップ領域を解除し、レジスタX%Yを0にし
、レジスタPLANSをPOのプレーンメモリに、レジ
スタPTNCNTを全面「1」によるぬりつぶしのパタ
ーン(FF、)に設定した後、任意閉領域ぬりつぶしの
コマンドPAINTを設定する。以後、描画プロセッサ
により描画処理が開始されるので、lomsec毎にレ
ジスタ5TATUSのビット2 rDRAWING  
PROCESSORBUSYJを監視し、描画プロセッ
サによる描画処理が終了してrN。
T  BUSYJになるのを持つ。
次に、レジスタXSYをそれぞれ0SDXを1200、
DYを1728に設定することにより矩形領域としてプ
レーンメモリの全面を指定し、レジスタPTCCNTに
ぬりつぶしパターンを設定すると共に、レジスタMOD
Iに論理演算の種類として排他論理和(04M)を設定
してレジスタX、Y、DX、D’/C’示される矩形領
域内(POのプレーンメモリ全面)のぬりつぶしコマン
ドRRECF I LLを設定する。以後、10m5e
c毎にレジスタ5TATUSのビット2rD’RAWI
NG  PROCESSORBUSYJを監視し、rN
OT  BUSYJになるのを持つ。
このようにして第46図(a)に示すようなマーカース
キャン終了後のプレーンメモリについて同図ら)に示す
ようにマーカー領域の外側を色付け、続いて反転処理す
ることによって同図(C)に示すようにマーカー領域内
の色付は処理が実行される。なお、マーカースキャン時
には、マーカーのみを黒に、他は白に色変換することに
よって同図(a)に示すようにマーカーのみが画像デー
タとしてプレーンメモリに描画される。
また、枠内色付けでは、閉領域スキャン終了後、レジス
タPLANSの設定、レジスタPTNCNTにすべて1
でぬりつぶすパターンの設定、レジスタX%Yに閉領域
指定座標の設定をそれぞれして、コマンドPAINTの
設定を行う。以後、10m5 ec毎にレジスタ5TA
TUSのビット2rDRAWING   PROCES
SORBUSY」を監視し、rNOT  BUSYJに
なるまで待ち、SYSへrREADYJを返す。
このようにして第47図(a)に示すような閉領域スキ
ャンで原稿イメージが取り込まれたプレーンメモリにつ
いて同図(b)に示すように内側の色付は処理が実行さ
れる。
矩形領域では、レジスタPLANSの設定、レジスタP
TNCNTにすべて1でぬりつぶすパターンの設定、レ
ジスタX、Y、DX、DYに指定座標値の設定をそれぞ
れ行い、コマンドRRECFILの設定を行う。以後、
10m5ec毎にレジスタ5TATUSのビット2 r
DRAWINGPROCESSORBUSYJを監視し
、rNOT  BUSYJになるまで待つ。さらに抽出
が選択されている場合には反転し、SYSへrREAD
Y」を返す。
このようにして第48図(a)に示すような指定座標値
の矩形領域内を同図ら)に示すように色付け、さらに抽
出の場合には同図(C)に示すように反転処理がなされ
る。
自由形領域では、ディジタイザよりユーザーがフリーハ
ンドで描いた領域を認識し、この領域に対して編集を実
行する。実行できる編集は、色付け、マスク、トリム、
黒→色変換の4通りである。
この処理では、まず、ディジタイザの座標がUIから送
信されてくると、VCPUのメモリにストアされる。こ
の場合、座標データは、ユーザが最初に座標201次に
Pl、P3、・・・・・・、最後にP6を指定したとす
ると、この順に従って自由形の領域開始座標PO1自由
形の領域中間座標P1、・・・・・・、自由形の領域最
終座標P6、自由形の色付は開始座標P7がUIからV
CPUに送信され、最後に座標入力が終了したことを示
す情報がセットされる。
これに対して、AGDCの設定手順は、VCPUのメモ
リにストアされているデータから以下のように行われる
まず、ワークブレーンを含め各プレーンメモリをクリア
する。そして、領域開始座標POをAGDCへ設定し、
さらに領域中間座、IPIを設定して座標POと座標P
1を線で結ぶ。続いて、領域中間座標P2を設定して座
標P1と座標P2を線で結び、以下領域最終座標P6ま
で同様の処理を繰り返して行う。なお、AGDCへの設
定の際は、座標データに倍率を掛けた値を用いる。次に
、色付は開始座標P7を設定し、コマンドPAINTを
設定する。以後、10ms e c毎にレジスタ5TA
TUSのビット2  rDRAWING  PROCE
SSO’RBUSYJを監視し、rNOTBUSY」に
なるまで待つ。
(E)パターン設定 パターン設定は、レジスタF I L−PTN−REG
−1に選択する編集機能に従って、例えばトリムやマス
ク、ペイントでは、ベタのパターンによりアノテーショ
ンのみ出力し、網かけでは、選択されているパターンに
よりバックグランドを着色する。また、枠内色付けでは
、ベタのパターンによりバックグランドを着色し、色変
換では、ベタのパターンによりフォアグランドを着色す
るように設定する。
(III−6)DMC 第49図はDMCの回路構成を示す図、第50図はIR
ESAGDCとの間のデータ転送ラインを示す図である
(A)概要 DMCでは、DMAライト・プツトコマンドによりIR
EからAGDCへのデータ転送を行い、DMAリード・
ゲットコマンドによりAGDCから途中にFIFOを介
してIREヘデータ転送を行っている。IREからAG
DCへのデータ転送は、プレーンメモリで1プレーンを
単位として行い、AGDCからIREへのデータ転送は
、プレーンメモリで4プレーンのデータを単位として行
っている。
DMCは、コントロールレジスタDMC−CTR−RE
G−n (n=o 〜3) 、DMA転送時の主走査方
向ワード数を設定するレジスタDMC−FWORD−R
EG−n (0〜?) 、DMA転送時の副走査方向ラ
イン数を設定するレジスタDMC−3LINEO−RE
G−n (下位8ビツト)、DMC−5L INEl−
REG−n (上位4ビツト)を有する。これらのレジ
スタは、VCPUから読み書き可能であって、コントロ
ールレジスタDMC−CTR−REG−3には、パワー
オンリセットにより「0」がセットされるが、電源投入
時における他のレジスタの内容は、不定である。
レジスタの書き換えは、ページシンクPSがデイアクテ
ィブになってlOクロック経過してからページシンクP
Sがアクティブになる4クロック以上前に行う。パワー
オン時は、RAM及びコントロールレジスタDMC−C
TR−REG以外の3つのレジスタの書き込みが終了し
てから最後にコントロールレジスタDMC−CTR−R
EGを書く。
コントロールレジスタDMC−CTR−REGは、8ド
ツト/mmに縮小するか4ドツト/mmに縮小するかを
設定するRESOビット、プリスキャン時にIREから
AGDCへデータ転送するDMAライトモードと、メイ
ンスキャン時にAGDCからIREヘデータ転送するD
MAリードモードを設定するビット、DMAストップ、
スタートを設定するDMAビット、リセットか通常動作
かを設定するNRTビットからなる。
(B)回路構成 りMCは、第49図に示すようにラッチ回路681と6
85を用いて非同期でデータをラッチし処理するように
構成しており、ラッチ回路681は、外部からの信号や
各種カウンタ(SSLINEカウンタ686等)の出力
をクロックによってサンプリングするために用い、ラッ
チ回路685は、メモリ出力を外部や内部カウンタ等に
出力するときにその信号をクロックに同期させるために
用いるものである。メモリ684は、36ビツト幅であ
るが、そのうちの上位29ビツトを用いている。リセッ
トレジスタDMC−CTR−REG−3が「0」の時は
、メモリアドレスが「o」に固定される。そして、カウ
ンタ682とセレクタ683とメモリ (RAM)68
4によりシーケンサ部を構成し、その回路の詳細を示し
たのが同図(b)である。
第49図(b)に示すシーケンサにおいて、8ビツトセ
レクタと8ビツトFF697及び8→1マルチプレクサ
698が同図(a)に示すセレクタ部683に対応し、
6ビツトセレクタと6ビツトFFと+1のインクリメン
ト回路699が同図(a)に示すカウンタ部682に対
応し、6ビツトセレクタの人力SELが同図(a)に示
すカウンタ部682のLDに対応するものである。
同図(a)のセレクタm5a3への入力は、13ビツト
となっているのに対し、8ビツトセレクタでは、16ビ
ツトの入力であるが、これは下表に示すように2ビツト
をプルアップ、1ビツトをプルダウンとするので、条件
人力としては13ビツトとなる。
(なお、CN口5BL=0の欄における数字686..
687.・・・・・・は第49図に示すカウンタ等の符
号を示す。)プルアップは無条件ジャンプをする際に必
要となるので、本来は、条件人力13ビツト+プルアツ
プ1ビツトによる14ピツYから1ビツトのセレクタを
構成すればよいが、このようにするとスピードが遅くな
る。そこで、条件分岐をする1クロツク前に信号CND
SELにより16→8ビツトのセレクトをし、実際の条
件分岐時にはCND2〜0により8→1マクチプレクサ
で1つの条件を選び出すようにしている。つまり、CN
DSELとCND2〜0からなる合計4ビツトで必要な
条件人力を選び出すことになる。
また、カウンタ部682は、通常、1クロツタずつカラ
ン(アップして−いく動作をする。このとき、′6ビツ
トセレクタでは、Aがセレクトされ、6ビツトFFで1
クロツクデイレイし、+1のインクリメント回路で加算
される。このようにして、さらに6ビツトFFの人力に
戻ってくるので、メモリ6840人力では、1クロツク
毎に1ずつ増加することになる。
このメモリ684の内部には、マイクロプログラムが格
納されているので、カウンタで示されるアドレスに応じ
たインストラクションが出力されることになる。このイ
ンストラクションでは、上位11ビツトによって条件分
岐を行う。この場合、条件分岐を行う1クロツク前にC
NDSELを決定し、条件分岐の際にJUMP%CND
2〜0、JA5〜Oの合計10ビツトで分岐制御を行う
JUMPは、条件分岐をするか否かを決める信号であり
、このピットが「0」のときは分岐せず、8→1マクチ
プレクサの出力は、強制的に「0」となり、6ビツトセ
レクタは入力へを選択する。
このとき、メモリ684の入力1マ、1カウンFアツプ
された値となる。また、JUMPのビットが「1」のと
きは条件分岐を行うことになる。
CNDSELとCND2〜0の4ピツトで選択される条
件入力が真のときは「1」となり、6ビツトセレクタは
、入力Bをセレクトする。人力81′!、メモリのJA
5〜0であるが、これは、分岐時のジャンプ先アドレス
を示している。また、条件人力が真でない場合には、マ
ルチプレクサの出力が「0」となり、JUMPが「1」
のときと同様にメモリへ1カウントアツプした値が入力
される。
上記のようにシーケンサ部の条件入力は、16ピツトで
あるが、16→1マルチプレクサでは、条件分岐時のス
ピードが間に合わなくなってしまうので、条件分岐する
1クロツク前に8ビツトセレクタを通し、その後に8→
1マルチプレクサを通している。
WORDカウンタ687は、8ビツトのダウンカウンタ
であり、DMA転送時のワード数をカウンタし、データ
は、レジスタDMC−FSWORD−REGよりロード
される。LINEカウンタ686は、12ビツトのダウ
ンカウンタであり、DMA転送時のライン数をカウント
し、データは、レジスタDMC−3SLINEO−RE
G及びDMC−3SLINEI−REGよりロードされ
る。
プレーンカウンタ688は、2ピツFのダウンカウンタ
であり、READ転送時転送−−ン数をカウントし、デ
ータは、レジスタDMC−CTR−REG−0(RES
O)(D値がro」(D時は「1」、(RESO)(7
)値が「1」の時1! r 3 J t)<ロードされ
る。ロード信号及びカウントパルスは、シーケンサより
与えられ、これらのカウンタは、カウント値が0になる
と出力がrHJとなる。
UBANK689は、ラインを分周してリード転送時の
FIFOの切り換えタイミングを取るものであり、RE
SOが「0」の時は2ライン毎に、RESOが「1」の
時は4ライン毎に出力が「H」になり、シーケンサから
のリセット信号が「L」に戻る。
UEND692は、ラインを分周してリード転送時のF
IFO読み出し可能信号NGDO1NGDEを作り出す
ものである。この回路には、シーケンサからリセットが
かけられるようになっていて、ページシンクPSが立ち
下がってから4クロック以内にリセットされる。
FIFO制御部は、tJFIF690、UPSL691
、UFLT部 93.694から構成され、リード転送
時のみ動作するものである。FIFOライトリセット信
号NR5Wは、シーケンサより出力され、ワードカウン
タにデータをロードする毎に全てのFIFOがリセット
される。FIFOの選択は、カウンタUFSL691に
よって行われ、このカウントパルスはシーケンサより与
えられて2つずつカウントアツプする。ロードデータは
、 になるようにハード的に作られていて、ロード信号はシ
ーケンサから与えられる。FIFO書き込みデータは、
UFLT部でラッチされ、上位、下位それぞれ8ビツト
ずつに分けられる。この時のセレクト信号は、UFIF
で作られる。
(C)データ転送動作 次にデータ転送の動作を説明する。
ブリスキャン時のIREからAGDCへのデータ転送で
は、第50図(a)に示すラインを利用して次のように
処理される。
■ まず、IREは、画像データを2値化し、16ドツ
ト/mmから8ドツト/mm又は4ドツト/mmに縮小
して16画素(16ビツト)にパックにする。
■ 次に、IREは、データ転送可能な状態になった時
、プツトストローブ信号PSBを「H」にする。DMC
は、これを受けてAGDC出力のDMAリクエスト信号
DMQがrH」、READYがrHJであれば、DMA
ライト信号NDWを「L」にし、AGDCに書き込み開
始を通知する。
この後AGDCはREADYをrLJにする。また、D
MCは、IREに対してプツトアクノリッジ信号NPへ
Kを「L」にする。
■ IREは、プツトアクノリッジ信号NPAKが「L
」になると、AGDCのシステムバス上にデータを乗せ
る。
■ ACDCは、システムバス上のデータを取り込める
状態になると、READYを「H」にするので、DMC
は、DMAライト借号NDWを「H」にする。このDM
Aライト信号NDWの立ち上がりエツジでAGDCは、
データを内部に取り込む。
以上の動作を繰り返すことによってIREからAGDC
へのデータ転送を行う。
メインスキャン時のAGDCからIREへのデータ転送
では、第50図υに示すラインを利用して次のように処
理される。
■ まず、AGDCのDMAリクエスト倍号DMQがr
H」、READYがrHJであれば、DMCは、DMA
リード儒号NDRを「L」にし、八〇DCへ読み出し開
始を通知する。この後AGDCはREADYを「L」に
する。
■ AGDCは、システムバスに読み出しデータを乗せ
た後READYを「H」にする。
■ DMCは、READYが「H」になると、システム
バス上のデータを取り込み、上位8ビツト、下位8ビツ
トの順でダブルバッファ(EVEN。
0DD)を構成す6FIFO1,:書き込み、DMAリ
ード信号NDRをrHJにする。
■ DMCは、AGDCのプレーンメモリ4面のデータ
を1つのFIFOに1面1ラインずつ書き込んでゆく。
■ 4つのFIFO(1バンク分)に書き込みが終了す
ると、DMCは、AGDCゲット終了ODD信号NED
O3iに!AGDC’r’? )終了EVEN信号NE
DEを「L」にすることによってIREにFIFO読み
出し可能を通知する。
■ DMCは、IREが読んでいないもう一方のFIF
OにAGDCからデータ転送を行う。
以上の動作を繰り返し行うことによってAGDCからI
REへのデータ転送を行う。
(I[[−7)IRE 第51図はIRE(イメージ縮拡回路)のブロックを示
す図、第52図はS/P変挽回路の構成を示す図、第5
3図はオア回路の構成を示す図、第54図はIREから
AGDCへのデータ転送を説明するための図、第55図
はタイミングジェネレータにおける出力コントロールの
タイミングチャート、第56図はPIF<)読み出し回
路の構成を示す図、第57図及び第59図はFIFO読
み出しデータの流れを示す図、第58図はマルチプレク
サ回路の構成を示す図である。
本発明では、先に説明したようにプレーンメモリ704
に編集領域を書き込んだ後、その領域に編集コマンドを
描画し、そして、メインスキャン時に画像データと同期
させてプレーンメモリ704から編集コマンドを読み出
してγノテーションの処理を行っているが、16ドツ)
 / m mの解像度で読み取られる画像データに対し
てプレーンメモリ704は解像度を落とし4ドツト/m
mとしている。したがって、プリスキャンにより原稿を
読み取った編集領域の画像データをそのままプレーンメ
モリ704に書き込むことができない。
THEのLSIは、上記のように画像データの解像度と
ブレーンメモリ704の解像度がことなることから、主
として、これらの間の変換、調整処理を行うものである
。この変換、調整処理としては、プリスキャン時に画像
データから得られる編集領域をブレーンメモリ704に
書き込む際、画像データから領域情報を抽出するために
画像データを2値化し、さらにその2値化データを縮小
してAGDC701に転送することによって、ブレーン
メモリ704に合った解像度で編集領域を書き込めるよ
うにするものである。また、編集コマンドの読み出し時
には、AGDC701でプレーンメモリ704から読み
出した編集コマンドを拡大して送出することによって、
ブレーンメモリ704の解像度から画像データの解像度
に合わせるようにする。
その回路構成を示したのが第51図である。
(A)レジスタと設定情報 レジスタ群722は、常時VCPUから読み書き可能な
ものであり、オア回路725のセレクト情報(OR3E
L)を設定するレジスタ、縮拡のスレッショルド情報を
設定するレジスタ、制御情報を設定するレジスタからな
る。
オア回路725のセレクト情報は、指定された4X4マ
トリクスの2値化データをオア回路725の入力に加え
るか否かを設定する情報であり、主走査方向と副走査方
向にそれぞれ4ビツトずつ、計16ビツトについてそれ
ぞれ個別に設定するようになっている。縮小の解像度に
よるマトリクスは、16ドツト/mm→4ドツト/mm
の場合4X4のマトリクス、16ドツト/mm→8ドツ
ト/mmの場合2×2のマトリクスである。
先に説明したようにプレーンメモリ704は、4ドツ)
7mmの分解能であるため、ブレーンメモリ704に書
き込む場合には16ドツ)7mmから4ドツト/mmに
縮小することが必要であり、プレーンメモリ704から
読み出す場合には逆に拡大することが必要である。この
縮小処理を行うためにマ) +Jクスが使用されるが、
第51図に示す例では、8ドツ)7mmへの縮小も可能
なように構成し、汎用性を持たせている。例えば4ドツ
)7mmに縮小する場合には4X4のマトリクスのナニ
タから1ドツトのデータが生成され、8ドツト/ m 
mに縮小する場合には2×2のマトリクスのデータから
1ドツトのデータが生成される。
縮拡のスレッショルドセレクト情報は、入力画像データ
を2値化するときの閾値であり、8ビツト絶対値で表現
される。
制御情報は、16ドツト/mm→8ドツト/mmに縮小
するか、16ドツト/mm→4ドツト/mmに縮小する
か、いずれかの縮小解像度を設定する情報(RESO)
、縮小か拡大かの処理の設定情報(NWRO)であるら
先に述べたように0MC706ヘデータを出力するプリ
スキャン時には、プレーンメモIJ 704の解像度に
合わせるため縮小処理が行われ、FIFO707からA
G’DC転送データを人力するメイン・スキャン時には
、元の解像度に拡大するため拡大処理が行われるので、
このタイミングに応じて設定される。
(B)プリスキャン時の処理回路 プリスキャン時の処理回路は、画像データを2値化する
コンパレータ721.4ライン分の4×4ドツトデータ
を1ドツトに縮小するS/P変換回路724とオア回路
725、縮小された画像データを16ビツトにまとめる
S/P変換回路726からなる。
コンパレータ721は、2値化回路を構成するものであ
って、入力画像データVDIO〜7をスレッショルド情
報と比較して2値化している。このスレッショルド情報
は、レジスタ群722に設定され、2値化データは、F
IFO715に送出され、次のS/P変換回路724に
入力データと合わせて4ライン分のデータを取り込むた
め、FIFO715で3ライン分の2値化データが保持
される。
S/P変換回路724は、2値化データを縮小する解像
度に合わせたマ) IJクスにするための処理を行うも
のであり、コンパレータ721の出力とFIFO715
に保持された3ライン分の2値化データとを合わせて4
ライン分の2値化データを取り込み、これを縮小する解
像度に合わせたマトリクスにする。例えば第5・2図(
a)に示すように主走査方向、副走査方向に4X4のマ
・トリクス内のデータをL B :30〜33、L82
0〜23、LB10〜13、LBOO〜03とした場合
、縮小の解像度が16ドツト/mm→8ドッ)7mmで
は、LBI O,LBI i、L、BOOlLBOLに
よるマトリクスにする。したがって、4ドツト/mmへ
の縮小においては、1ビツト→4ビツトのシリアル−パ
ラレル変換回路を4つ用いる。また、8ドツ)7mmへ
の縮小においては、LB3、LB2のデータおよびLB
I2、LBI3、LBO2、LBOIが不要となるので
、これらの不要データが次段のオア回路725に影響し
ないようにハード的にクリアする回路構成が採用される
。その回路構成の例を示したのが第52図υ、(C)で
ある。
オア回路725は、第5・3図に示すゲート回路により
縮小の解像度に応じた2値化画像データの論理和をとる
ものである。例えばレジスタに設定されたセレクト情報
0R3ELの各ビット0ROO〜0R33が「1」の場
合には、S/P変換回路724から人力されるデータL
OO〜L33の少なくとも1ビツトに「l」があれば、
アンドゲートのいずれかが出力「1」になるので、「1
」のOR出力となる。このセレクト情報0R3ELの設
定により、例えば縮小の解像度が4ドツト/mmの場合
には、4×4或いは3X3のマトリクスの論理和をとる
ので、16ドツトの2値化画像データの論理和をとる。
また、8ドツ)7mmの場合には、2x2のマトリクス
の論理和をとるので、4ドツトの2値化画像データの論
理和をとることになる。
S/P変換回路726は、1ビツト→16ビツート変換
を行うものであり、オア回路725の出力をDMC70
6を介してAGDC?−01へ転送するために16ビツ
ト単位にまとめている。例えば解像度4ドツ)7mmへ
縮小する場合には、第54図に示すように1ビツト→1
6ビツト変換に使用されるクロックは4ビデオクロツク
VCLKの周期であり、オアデータを16ビツトまとめ
るのに使用されるクロックは64ビデオクロツクVCL
Kの周期となる。同様に解像度8ドツト/mmへ縮小す
る場合には、1ビツト→16ビツト変換に使用されるク
ロックは2ビデオクロツクVCLKの周期であり、オア
データを16ビツトまとめるのに使用されるクロックは
32ビデオクロツクVCLKの周期となる。
上記の構成により、プリスキャン時の処理回路では、ま
ず、コンパレータ721で画像データを閾値と比較して
2値化する。そして、FIFO715に3ライン蓄積し
たデータと合わせた4ライン分をS/P変換回路724
に人力し、S/P変換回路724で各4ビツトの2値化
画像データをパラレルにして取り出す。この4×4の画
像データをオア回路725で縮小する。ここでは、4x
4のうち、レジスタで指定された3X3の画像データの
論理和演算を行い、いずれかが「1」であれば、すなわ
ち、4X4ドツトの画像データの中から3X3ドツトの
画像データを対象とし、1つでも「l」の画像データが
あれば、4X4ドツトの画像データから「1」の1ビツ
ト画像データに縮小することによって、16ドツト/m
mの画像データを4ドツ)7mmに縮小する。
このようにして画像データがオア回路725を通して縮
小されると、S/P変換回路726で第54図に示すよ
うに16ビツトにまとめてAGDC701へ転送する。
(C)メインスキャン時の処理回路 メインスキャン時の処理回路は、FIFO読み出し回路
727とマルチプレクサ728からなる。
FIFO読み出し回路727は、DMC? 06により
FIFO707に書き込まれた4ブレーンの領域データ
を読み出すものである。領域データは、lブレーンずつ
1つのFMFO707に書き込まれており、FIFO7
07はダブルバッファとなっている。ここで、IRE7
14のデータバスGDO〜7は、8ビツトであるため同
時に4プレ一ン分のデータを読み込むことはできない。
そこで、第56図に示すFIFO読み出し回路727に
よりFIFO707を選択して4ブレ一ン分のデータを
読み出す。
この読み出しでは、まず、DMC706の信号NEDE
/NEDOにより読み出すバンクが決まると、信号NE
DE/NEDOがアクティブの期間、信号N RE O
〜7により読み出すPIFO707を選択する。そして
、FIFO707からのそれぞれの読み出しデータをタ
イミング信号F1〜F3でラッチし、第57図に示すよ
うに読み出しデータが4ブレーン分揃うとタイミング信
号F4で4プレ一ン分のデータをまとめて次段のラッチ
回路にラッチし、マルチプレクサ回路728に出力する
なお、FIFO読み出しのクロックにはビデオクロック
VCLKが用いられる。したがって、信号NREO〜7
がアクティブの期間は、1ビデオクロツクvCLKとし
、信号NREO〜7がアクティブから次のアクティブま
での間隔を設け、データバス上で異なるブレーンのデー
タが衝突しないようにしている。
マルチプレクサ回路728は、データフォーマットをプ
レーン型からピクセル型に変換し、16ドツト/mmの
データとして出力するものであり、第58図に示すよう
に8tolマルチプレクサを4個用いて構成している。
AGDC701からFIFO707に書き込まれる領域
データが4ブレーンあるが、縮小解像度が4ドツ)7m
mの場合には、第59図に示すようにエリアコマンドデ
ータは、4ビツトすべて有効データとして4倍の16ド
ツト/mmに拡大して送出される。しかし、縮小解像度
が8ドツ)7mmの場合には、ACDC701からFI
FO707に書き込まれる領域データが2プレーン又は
lブレーンとなるため、有効なエリアコマンドデータは
2プレーンの場合に2ビツト、lブレーンの場合に1ビ
ツトとなる。
上記の構成により、メインスキャン時の処理回路では、
画像データの読み出しと同期してAGDC701から転
送されFtRO707に書き込まれた画像データをFI
FO読み出し回路727で4プレーン分読み出し、マル
チプレクサ728を通してこれをコマンドACMDとし
て16ドツト/mmに拡大してFAC716へ送出する
(D)タイミングジェネレータ タイミングジェネレータ729は、縮小および拡大処理
を行うための制御、DMC706を介してAGDC70
1へデータを転送するための制御、およびDMC706
によりFIFO707に書き込まれた4プレーンの領域
データを読み出すための制御を行う回路であり、DMC
706を介してAGDC701へデータを転送するタイ
ミングは、第55図に示すようになる。すなわち、デー
タが16ビツトそろったとき信号PSTBをアクティブ
にしDMC706へ出力する。そして、DMC706よ
り信号NPACK入力がアクティブとなると、信号PS
TBをインアクティブとする。信号NPACK入力がア
クティブの期間データADO〜15をバス上に出力する
。この動作は、縮小の解像度により4ドツト/mmの場
合には4ライン毎に動作し8ドツ) / m mの場合
には2ライン毎に動作する。
(III−8)アノテーション処理回路第60図はFA
C,フォントバッファ、Ph3間の信号の流れを示す図
である。
(A)構成の概要 アノテーション処理回路は、画像データに同期してブレ
ーンメモリ704から各アノテーションに対応して4ビ
ツトのエリアコマンドACMD3〜0、計16種類のア
ノテーションのエリアコマンドACMD3〜0が読み出
され、IREで画像データと同じ解像度に拡大処理して
転送されてくると、そのエリアコマンドACMD3〜O
を実行することによって、マーカー領域や閉領域、矩形
領域、自由形領域で、文字や背景を認識しながら、予め
設定された色により文字や背景を選択的に網やハツチン
グ、ベタ等のパターンで置き換えたり、或いはロゴ挿入
を行ったりするものである。そのために、第60図に示
すように、網やハツチング、ロゴ等のフォントデータ(
パターン)FD3〜0を格納したフォントバッファ70
8、エリアコマンドに基づいてフォントバッファ708
のアドレスを生成してフォントデータFD3〜0を読み
出すFAC?16、フォントデータFD3〜Oとエリア
コマンドACM03〜0により画像データをフォントの
カラー信号に置き換えるPLT707を備えている。
フォントバッファ708は、ユーザのセットしたロゴパ
ターンメモリ (ROM)’ 705から或いはVCP
Uから設定登録できるものであり、網やハツチング、ベ
タ、ロゴ等のパターンのフォントが登録される。フォン
トバッファ708が1プレーン構成の場合には、FDO
で2色の切り換えを行う。したがって、最大4プレーン
構成で、フォントデータFD3〜0による16色の切り
換えまで可能になっている。
FAC716は、エリアコマンドACMD3〜0からパ
ターンを選択するテーブル、該テーブルにより選択され
たパターンのフォントデータをフォントバッファ708
から読み出すためのアドレス発生用カウンタ、フォント
バッファ708からフォントデータACMD3〜0を送
出する回路からなる。テーブルは、予め各エリアコマン
ドACMD3〜0に対応して網やハツチング、ベタ、ロ
ゴ等、16のパターンが登録できるようになっている。
PLT707は、エリアコマンドA CM D 3〜0
に対応した16組の色データからなり1つのアノテーシ
ョンに対して最大16色の色データを与えるカラーパレ
ット(COLOR−PALT)731、文字部(フォア
グランド)/背景部(バックグランド)の両方にアノテ
ーションを出力するときの文字部に最大16色の色デー
タを与えるフォアパレット (FORE−PALT)7
32、エリアコマンドACMD3〜0に対応して画像デ
ータとカラーパレット731又はフォアパレット732
の出力データとの切り換え情報(論理演算選択信号)を
与えるロジックLUT (LGIC−LUT)734、
及び論理演算選択信号により原稿データとアノテーショ
ンデータとの切り換えを行うマルチプレクサ733を備
えている。
次に動作の概要を説明する。
まず、前提として、予め、フォントバッファ708には
網やハツチング、ロゴ等のフォントデータが登録され、
FAC716のテーブルにはエリアコマンドACMD3
〜0と対応するフォントデータの先頭アドレスが設定さ
れる。同様に、PLT707では、ロジックLUT73
4に論理演算選択信号が登録される。なお、上記のよう
にカラーパレット731は、16面あって4ビツトのエ
リアコマンドデータACMD3〜Oによりその1面が、
さらにその中のデータがフォントデータFD3〜0によ
り選択され、また、フォアパレット732は、文字部、
背景部両方にアノテーションを出力する場合の文字部の
色を登録しておくものであるが、これらは、現像サイク
ル毎に書き換えられる。
例えばハツチングのパターンがエリアコマンドACMD
3〜0のro O10Jであるとすると、ハツチング領
域については、4枚からなるプレーンメモリ704のう
ちビット1に対応するPiの1枚だけが「1」で描画さ
れることになる。したがって、この領域では、画像デー
タと同期してプレーンメモリ704からroolo」の
エリアコマンドデータACMDO〜3が読み出される。
FAC716では、ro 010Jのエリアコマンドデ
ータACMDO〜3を人力すると、そのエリアコマンド
データACMD3〜0に基づいてフォントバッファ70
8からハツチングのパターンによるフォントデータFD
3〜0を読み出し、これらエリアコマンドデータACM
D3〜01フォントデータFD3〜0をPLT717へ
送出する。
PLT717では、エリアコマンドデータACM03〜
0に基づいて、ロジックLUT734においてLGIに
登録されたハツチングパターンに対する論理演算選択信
号が選択され、また、カラーパレット731において、
CPlのカラーパレットが選択される。そして、このカ
ラーパレットの16色のデータからフォントデータFD
3〜0により1色が選択される。例えばフォントデータ
FD3〜0がrl 101J  (十進で「13」)で
あれば、CPIのカラーパレットにおけるCPI−13
の色データが選択されることになる。マルチプレクサ7
33では、画像データにおいて文字部と背景部とを認識
し、論理演算選択信号にしたがって文字部では画像デー
タを出力し、背景部で色データを出力する。
このように各エリアコマンドデータACMDO〜3に対
応してフォントデータFD3〜0と論理演算選択信号を
読み出し、さらにエリアコマンドデータACMDO〜3
とフォントデータFD3〜0からアノテーションの色を
選択して画像データを特定のフォントで置き換えること
により編集処理を行っている。したがって、フォントデ
ータFD3〜0は、網、ハツチング、ベタ、ロゴ等のパ
ターンを有すると共に色情報を有するデータであり、同
じパターンでもフォントデータFD3〜Oの内容を変え
ることによって、或いはエリアコマンドデータACMD
O〜3を変えることによって異なる色の組み合わせによ
るパターンを出力することができる。
例えばFAC716において同じパターンをACMDO
〜3のroool」とro O10Jに登録したとする
と、フォントデータFD3〜0が同じになってもPLT
717ではCPIとCF2のように異なるカラーパレッ
ト731が選択される。
また、同じパターンでもフォントデータFD3〜0にお
いて、例えばro 101J、rollo」、roll
l」 (カラーパレット731ではA%B1Cの色デー
タ)によりパターンを形成するように登録した場合に対
し、「1101」、「1110J、rllllJにより
パターンを形成するように登録した場合では、カラーパ
レッ)731でA%B1Cの色データと異なる色データ
が選択されることになる。
(B)PLTの構成 次にPLTの構成を説明する。
第61図はPLTの回路構成を示す図、第62図はロジ
ックLUTの構成例を示す図、第63図はカラーパレッ
トの構成例を示す図、第64図はフォアパレットの構成
例を示す図である。
PLTは、第61図に示すように常時VCPUから読み
書き可能なレジスタ741.742を備えると共に、先
に説明したロジックLLIT745、カラーパレット7
43、フォアパレット744を内部RAMとして持って
いる。
レジスタ741は、セットアツプビットNSUを有し、
ここに「0」を書き込むことにより内部RAMへVCP
Uからアクセス可能にするものであり、例えばコピー実
行中にノイズで内部データが書き換えられるのを防いで
いる。また、レジスタ742は、着色部選択ビットの文
字R/背景部を決定するための閾値を設定するものであ
り、この閾値は、Y、MlC,にの各現像サイクル開始
前にセットされる。
ロジックLUT745は、エリアコマンドACMDO〜
3に対応した番地LGO〜LG15に第62図に示すよ
うな論理演算選択信号LGIC2〜0を書き込み、その
エリアコマンドに対応する処理を定めるものであり、編
集機能設定時にセットする。
論理演算選択信号LGIC2〜0は、第62図(b)に
示すように原稿をそのまま出力する処理、網、ハツチン
グ、或いはベタで文字部分のみ、文字と背景の両方、或
いは背景部分のみのいずれかに置き換える処理、ロゴに
置き換える処理、また、モノカラーでは、網、ハツチン
グ、ベタで文字部分のみ、背景部分のみのいずれかに置
き換える処理を定めたものである。
例えば論理演算選択信号LGIC2〜0が「000Jの
場合には、画像データVDIを選択することによって原
稿をそのまま出力するが、「001」の場合には、フォ
アグランド(文字部)を認識すると、この部分でフォノ
)l<ツファ708から読み出された網、ハツチング、
又はベタのAターンのフォントデータによるカラーノく
レットの色データが出力され、バックグランド(背景部
)では画像データが0 (白)に置き換えられる。また
、ro i OJの場合には、フォアグランドを認識す
ると、この部分でフォアパレット744から出力された
色データを選択し、バックグランドを認識すると、この
部分でカラーパレット743から出力された色データを
選択する。つまり、文字を特定の色に変換し、さらに特
定の色により背景を網やハツチング、ベタでぬりつぶす
処理を行う。その他、rOI IJの場合には、画像デ
ータとカラーパレット743から出力された色データと
を比較して大きい方を出力することにより背景部分のみ
網やハツチング、ベタのパターンでぬりつぶし、rlo
O」の場合には、先に説明したように画像データをカラ
ーパレット743から出力された色データで置き換える
ことにより矩形領域でロゴを出力し、N OIJの場合
には、任意のロゴパターンのみカラーパレット743か
ら出力された色データで画像データを置き換える。「l
lO」とrl 11Jはモノカラー用の論理演算選択信
号であって、フォアグランド、バックグランドを認識し
、カラーパレット743から出力された色データで画像
データを置き換える。
カラーパレット743は、第63図に示すように16組
のパレットCPO〜CP15からなり、それぞれのパレ
ットが16バイトによる16色の色データからなる。そ
して、16組のパレットCPO〜CP15の1つがエリ
アコマンドにより選択され、その中からフォントデータ
により1バイトの色データ<CPO−0〜15、CPI
−0〜15、・・・・・・CP 15−0〜15〉が選
択され出力される。したがって、1つのアノテーション
(網、ハツチング、ベタ、ロゴ等)、すなわち1つのエ
リアコマンドに対して最大16色が選択して出力するこ
とができる。なお、使用するバイト数は、7オントバツ
フアのブレーン構成により変わり、対応する論理演算選
択信号LGIC2〜0の処理により色データの組みの使
用、不使用が決まる。
これらの設定は、7%M、C,にの各現像サイクル開始
前にセットし、アノテーションの色を定める。
フォアパレット744は、第64図に示すように16バ
イトで16色の色データをもつものであり、論理演算選
択信号LGI’C= ro 10Jでフオアグランド(
文字部)/バックグランド(背景部)の両方にアノテー
ションを出力するときの文字部の色データを与えるもの
である。この色データは、Y、MSC%にの各現像サイ
クル開始前にセットする。
コンパレータ748は、画像データと閾値とを比較しフ
ォアグランドかバックグランドかの識別信号を生成する
ものであり、コンパレータ749は、画像データとカラ
ーパレット743の出力とを比較してその大小信号を生
成するものである。
この大小信号は、背景部分のみにアノテーションを出力
する前記ro 11Jの論理演算選択信号に対して有効
となる。また、アンドゲート750は、ro O00J
のフォントデータを検出するものである。
マルチプレクサ746は、セレクト情報信号としてロジ
ックLUT745から出力された論理演算選択信号LG
ICにしたがって、コンパレータ748から出力された
識別信号、コンパレータ749から出力された大小信号
、アンドゲート750から出力されたフォントデータの
「0」信号により画像デー タとフォントデータや色デ
ータ等のアノテーションデータとの関係をチエツクして
画像データと色データとを切り換えて出力画像データV
DOとして送出する。例えば論理演算選択信号LGIC
がrool」の場合には、識別信号によりフォアグラン
ドが認識されるとカラーパレットの色データを出力し、
文字部分のみ色変換したアノテーションを出力する。ま
た、論理演算選択信号LGICがro OIJの場合に
は、識別信号によりフォアグランドが認識されるとフォ
アパレットの色データを出力し、バックグランドが認識
されるとカラーパレットの色データを出力することによ
って文字と背景のそれぞれの部分にアノテーションを出
力する。
(III−9)領域指定 第65図は領域指定LSIの回路構成を示す図、第66
図は設定エリアとエリア設定レジスタの設定内容を示す
図である。
(A)特徴 本発明のIPSは、第35図に示したように■ITから
BSG%Rの色分解信号を入力すると、これを中性濃度
等価変換を行った後、YSM、Cの記録信号に変換し、
原稿サイズ検出、カラー変換、UCHの各処理を順次行
ってから現像色により、空間フィルター、TRC1縮拡
等の各処理を行うようにしている。先に説明したアノテ
ーションの処理はこの後のスクリーンジェネレータの直
前で行っているが、領域指定LSIは、1原稿上でのx
Y座標による矩形領域において、上記調整機能を実現す
るものであり、リアルタイムに指定領域毎にコマンドを
発生して、カラーマスキング、カラー変換、UCR,空
間フィルター、TRC。
スクリーンジェネレータ等を制御し、フルカラーとモノ
カラーの切り換え、4色のカラー変換、エツジ強調モー
ドやシャープネスモードの切り換え、ネガポジ反転、ト
ーン調整等を指定領域毎に行うようにしている。指定で
きる領域は、原稿全面を含め8工リア分が用意され、1
6ビツトのコマンドを生成している。そして、この設定
においては、指定順に段々優先度が高くなる後指定優先
の回路を構成している。
(B)回路構成 領域指定の回路は、第65図に示すように位置を検出す
るためにカウンタ801.802を有し、副走査方向の
領域信号を発生する回路と、主走査方向の領域信号を発
生する回路に分けてエリアコマンドを生成するように構
成している。カウンタ801は、ラインシンクLSをカ
ウントして副走査方向(Y走査方向)の位置を検出する
ものであり、カウンタ802は、ビデオクロツタCKを
カウントして主走査方向(X走査方向)の位置を検出す
るものである。このカウンタの出力によりそれぞれの回
路で副走査方向の領域、主走査方向の領域を検出して領
域信号を発生し、エリアコマンドを生成する。
まず、副走査方向の領域信号を発生する回路を説明する
レジスタ805は、第66図に示すように副走査方向に
ついて領域指定の開始位置y1を保持し、また、レジス
タ806は、副走査方向について領域指定の終了位置y
、を保持するものである。コンパレータ807は、レジ
スタ805の開始位置ylとカウンタ801の値とを比
較し、コンパレータ808は、レジスタ806の終了位
Myxとカウンタ801の値とを比較するものであり、
その比較処理は、それぞれカウンタ801の下位3ビツ
トを入力とするナンドゲータ803の出力に同期して行
われる。つまり、8ライン毎に比較処理が行われる。J
−にフロップフロップ809は、ラインシンクLSをク
ロックとしてコンパレータ807で一致を検出してから
コンパレータ808で一致を検出するまでセットされ副
走査方向の領域信号を出力するものであり、この領域信
号に基づいて主走査方向の領域信号を制御するのがゲー
ト回路810である。
次に主走査方向の領域信号を発生する回路を説明する。
レジスタ811は、第66図に示すように主走査方向に
ついて領域指定の開始位置x1を保持し、レジスタ81
2は、主走査方向について領域指定の終了位置X、を保
持するものである。コンパレータ813は、レジスタ8
11の開始位置X、とカウンタ802の値とを比較し、
コンパレータ814は、レジスタ812の終了位置x2
とカウンタ802の値とを比較するものであり、その比
較処理は、それぞれカウンタ802の下位3ビツトを入
力とするナンドゲータ804の出力に同期して行われる
。つまり、8ライン毎に比較処理が行われる。J−にフ
ロップフロップ815は、ビデオクロックCKをクロッ
クとしてコンパレータ813で一致を検出してからコン
パレータ814で一致を検出するまでセットされ主走査
方向の領域信号を出力するものであり、ゲート回路81
0の出力は、このJ−にフロップフロップ815のリセ
ット信号として使用される。ゲート回路810は、J−
にフロップ70ツブ809の出力がハイレベル(副走査
方向で領域内)のとき或いはラインシンクLSがローレ
ベルのときローレベルヲ出力し、J−にフロップフロッ
プ815をリセットする。
したがって、J−にフロップフロップ815の出力は、
副走査方向で指定領域外或いはラインシンクLSがロー
レベルの副走査方向(ライン)ではリセットされていて
、副走査方向で指定領域内に入ると、各ラインにおいて
主走査方向の指定領域内で「1」となる。エリア信号発
生回路816−7はエリア7のエリア信号AR?+を発
生するものであり、エリア信号AR6+〜ARI+を発
生するエリア信号発生回路816−6〜816−1も全
く同様の構成である。
プライオリティエンコーダ821は、エリア信号発生回
路816−7〜816−1で発生したエリア信号AR?
+〜ARI+のプライオリティ処理してエンコード信号
を発生するものであり、エリア信号ART+を最も高い
優先度とし、AR6+、AR5+、・・団・と順に優先
度を低くしている。
このプライオリティエンコーダ821では、エリア信号
AR?+〜ARI+のうち複数の信号が「1」になると
、最も優先度の高いエリア信号の番号に相当する値を出
力している。したがって、例えばエリア信号AR6+と
ARI+が「1」になったときには、その出力S2十〜
SO+が「110」になる。レジスタ822−7〜82
2−0は、それぞれエリア信号AR?+〜ARO+(A
RO+は無指定、すなわちAR?+〜ARI+以外の領
域)に対応して16ビツトのエリアコマンドを設定する
ものであり、セレクタ823−15〜823−0は、エ
ンコード信号に対応してそれぞれレジスタ822−7〜
822−0のデータを選択するものである。例えばエン
コード信号s2+〜SO+がrl 10Jの場合には、
各セレクタ823−15〜823−0において、レジス
タ822−6の16ビツトからなるエリアコマンドが選
択され、ラッチ回路824〜g25(4個のラッチ回路
により4ビツトずつ)に保持される。このエリアコマン
ドの各ビットがモノカラーやフルカラーその他のコマン
ドに割り当てられる。
なお、ゲート回路810に入力しているイネーブル信号
EN7+は、使用しないエリア信号の発生を個別に有効
/無効に制御するものであり、イネーブル信号EN11
5+〜EN100は、セレクタ823−15〜823−
0のイネーブル端子に人力し、エリアコマンドをビット
単位で有効/無効に制御するものである。
(C)領域の指定と動作 上記のように構成した回路において矩形領域に対して調
整機能による編集を行う場合には、XY座標による領域
とその編集内容が人力指定される。
そうすると、メインスキャンに先立ってXY座標による
領域データが指定順にエリア信号発生回路816−1.
816−2、・・・・・・の各レジスタ805.806
.811.812に設定され、編集内容に対応するエリ
アコマンドがレジスタ822−11・・・・・・に設定
される。そして、メインスキャンが実行され、指定され
た領域でエリア信号AR?+〜ARI+の1ないし複数
が「1」になると、プライオリティエンコーダ821で
優先度の高い方のエンコード信号S2+〜SO+が出力
され、対応するエリアコマンドがセレクタ823−15
〜823−0で選択され送出される。なお、エリア信号
AR?+〜ARI+がいずれも「0」の場合にはレジス
タ822−0のエリアコマンドが送出される。
上記のように本発明に係る領域指定LSIの回路では、
エリア信号ART+〜ARO+が重なる場合には、その
優先順位にしたがって優先度の高い方のエリア信号AR
?+〜ARI+のエンコード信号S2十〜SO+を発生
させ、そのエリア信号ART+〜ARO+に対応したエ
リアコマンドをスキャンに同期してラッチ回路824に
保持してF15十〜FO+からなる16ビツトのコマン
ドとして送出する。
この16ビツトのコマンドF15十〜FO+は、例えば
モノカラー、フルカラー、エツジ強調に各1ビツト、シ
ャープネスに2ビツト、TRCに3ビツト、カラー変換
に4ビツトが使用される。第37図に示す構成では、上
記領域指定LSIが同図(6)に示すエリアコマンド発
生LSI352に使用され、16ビツトのコマンドF1
5十〜FO+は、カラー変換LSI353と同図(a)
、ら)の他のLSIにAREA  CMD  8として
送出されている。したがって、例えばコマンドF15+
をモノカラーのビット(第37図ではMONOI)とす
ると、このビットがカラーマスキングのマトリクス切り
換え信号およびUCRの制御信号として供給される。ま
た、カラー変換に4ビツトのコマンドを割り当てること
により、1領域最大4色のカラー変換指定を可能にして
いる。
(III−10)色変換 (A)機能と特徴 デジタルカラー画像処理装置の大きな特徴の1つとして
、色毎に例えば256階調の記録データを持つことであ
る。そのため、カラー原稿において色を選択的に認識で
きることになり、また、カラー原稿の色とは全く関係な
く256階調の記録データを生成し、これを原稿の画像
データと自由に置換できるということになる。この特徴
を利用したのがカラー変換である。
カラー変換は、デジタルカラー画像処理装置において編
集の多様性、利用の拡大と可能性をユーザに提供できる
という意味で有用な機能である。
本発明におけるカラー変換では、先に概要を説明したよ
うに比較色と変換色を指定し、カラー原稿の中の比較色
を検出することによって、その検出した比較色の部分を
指定した変換色に変える一致色変換と、検出した比較色
以外の部分を指定した変換色に変える不一致色変換のい
ずれかを選択でき、これを4色に対して変換処理できる
ようにしている。また、このカラー変換は、領域指定回
路で領域毎に指定されるので、この領域指定回路で指定
可能な領域にわたり複数領域においても行うことができ
る。
カラー変換機能によって、上記のように領域を指定し、
その特定領域において指定した比較色或いは比較色以外
の色を指定した変換色に変えることができると、カラー
原稿を再現する場合に、その中で目立たない色の部分の
画像を必要に応じて強調することができ、また、逆に目
立つ色の部分の画像を全体の画像中において目立たない
ようにすることができる。このことは、ユーザがカラー
変換を利用することによって、カラー原稿を例えばカラ
ー基調の表現を自由に変えて再現することができ、原稿
のイメージを変えて表現することができる。したがって
、それだけ原稿を利用した画像の創作も可能になる。
カラー変換においてユーザに満足できる機能を提供する
ためには、比較色の検出が重要な要素の1つである。例
えば画像データの質が悪い場合にはユーザの指定した比
較色に対して検出される色がずれてしまったりするため
、意図しない色の範囲まで、或いは意図した色が部分的
に欠けたような範囲でカラー変換処理がされてしまうこ
とになる。また、色変換出力した画像データが下流の処
理で歪められてしまうと、指定した変換色の再現性が悪
くなる。このようにみると、画像データに対して種々の
変換、調整処理を施す場合に、カラー変換をどの位置で
行うかはその評価を左右するものとなる。そこで、本発
明では、第35図及び第37図に示すようにEND変換
(301)、カラーマスキング(302)、原稿サイズ
検出(303)の次にカラー変換(304)を行うよう
にし、IITからの読み取り画像データに対して等価中
性濃度、カラーバランスの各調整をした良質の画像デー
タでカラー変換を行うように構成している。
(B)回路構成 第67図は色変換LSfの回路構成を示す図、第68図
は色検出部の構成を示す図、第69図は色変換部の回路
構成を示す図、第70図はプライオリティ回路の構成を
示す図である。
本発明に係る色変換回路では、Y、M%Cの3色より被
変換色を検出し、被変換色を他の色に変換する一致色変
換と、被変換色以外の色を他の色に変換する不一致色変
換を行うものであり、変換色の設定は、最大4色が可能
となっている。出力画像データは、色変換制御信号、−
敗色変換/不一致色変換の制御信号、及び被変換色検出
信号によって制御される。
第67図において、CPUインターフェース831には
レジスタを有し、変換色についてコントロールレジスタ
に一致色変換/不一致色変換の選択、設定を行う。その
−敗色変換/不一致色変換の選択信号がICCASIC
CBS ICCC,ICCDであり、これらのビットに
は、−数色変換を実行する場合には「1」が設定され、
不一致色変換を実行する場合には、「O」が設定される
4つの色検出部833A〜833 D、及び色変換部8
34八〜834Dは、それぞれ第68図及び第69図に
示すようにレジスタを有し、独立して検出する色や変換
する色を設定することができる。
色検出部833A〜833Dは、それぞれが第68図に
示すように3色に対して下限値が設定されるレジスタ8
41.843.845と、上限値が設定されるレジスタ
842.844.846を有している。そして、これら
と入力画像データをコンパレータ847〜852で比較
し、アンドゲート回路網853により3色とも上限値と
下限値との間にあることを条件として「1」の指定色の
検出信号を出力するように構成している。
色変換部834A〜834Dは、それぞれが第69図に
示すようにY、MSCの変換色を保持するレジスタ86
1〜863を有し、データWRが書き込み信号NWEに
より書き込まれ、読み出し信号NOEにより読み出され
る。そして、選択信号CLSELによりアンドゲート8
64を制御して変換色を送出する。
プライオリティ回路835は、第70図に示すように色
検出信号IDTΔ、ITB、IDTC。
IDTDと一致色変換/不一致色変換の選択信号ICC
A、ICCB、ICCC11CCDをEXOR回路86
5に人力し、いずれかの信号のみが「1」の場合にアン
ドゲート866で変換色制御信号CHAESCHBES
CHCE、CI(DEとアンドをとり、優先処理ゲート
回路867で優先処理して変換処理信号CLSELA、
BCOT。
CC0T、DCOTの優先順でいずれか1つを送出する
ビデオデータセレクタ836は、変換処理信号(:LS
ELA、BCOT、CC0T、DCOTのいずれもがr
QJの場合には、入力画像データTHYSTHM%TH
Cをそのまま出力し、いずれかがrlJの場合には、人
力画像データに代えて対応する色変換部834A〜83
4Dの出力(AY、AM、AC)、(BYSBMSBC
)、(CYSCM、CC)、(DYSDMlDC)を選
択して出力する。
上記の各色検出部833A〜833D及び色変換部83
4A〜834Dにおける内部レジスタの設定は、cpu
インターフェース831を通してVCPUから行われる
上記のように色変換制御信号が「1」 (ハイレベル)
の時に、色変換処理が可能となり、「0」(ローレベル
)の時は色変換処理を行わずに人力画像データをそのま
ま出力する。そして、色変換処理では、−数色変換/不
一致色変換の選択信号が「1」の一致変換モードで検出
信号が「1」になると変換画像データを出力し、−数色
変換/不一致色変換の選択信号が「0」の不一致変換モ
ードで検出信号が「0」になると変換画像データを出力
する。この場合において、色変換処理が同時に重複する
ときは、優先順位にしたがって最も優先順位の高い変換
画像データが選択されて出力される。
例えばA色を一致色変換、D色を不一致色変換する場合
について説明する。
この場合には、変換色制御信号CHAEとCHDEは「
1」、CHBEとCHCEは「0」とされ、−数色変換
/不一致色変換の選択信号ICCAは「1」、ICCD
は「0」とされる。そして、色検出部833Aと833
Dのレジスタ841.843.845にそれぞれの色の
下限値が、レジスタ842,844.846にそれぞれ
の色の上限値が書き込まれ、また、色変換部834Aと
834Dのレジスタ861〜863にそれぞれYlM、
Cの変換色が書き込まれる。
そこで、人力画像データが色検出部833Aと833D
のレジスタに設定された上限値と下限値との間に入った
場合と入らない場合の各組み合わせ例を説明する。
■ 色検出部833Aと833Dの検出信号IDTAと
IDTDが共に「1」、すなわち入力画像データが両方
の上限値と下限値との間に入ったとすると、第70図の
アンドゲート866の一番上の出力のみが「1」となり
、変換処理信号CLSELAが「1」になる。したがっ
て、色変換部834Aから変換色信号AY%AM、AC
が出力され、ビデオデータセレクタ836でこの変換色
信号AY、AM、ACが選択されて送出される。
■ 逆に、色検出部833Aと833Dの検出信号ID
TAとIDTDが共に「0」、すなわち入力画像データ
が両方の上限値と下限値との間に入らないとすると、第
70図のアンドゲート866の一番下の出力のみが「1
」となる。そうすると、アンドゲート866の一番下以
外の出力は「0」のままであるので、これらの反転信号
が反転回路を通して優先処理ゲート回路867の一番し
たのアンドゲートに入力されるので、このアンドゲート
のアンド条件が成立して変換処理信号DCOTのみが「
1」になる。したがって、色変換部834Dから変換色
信号DY、DM、DCが出力され、ビデオデータセレク
タ836でこの変換色信号DYSDM、DCが選択され
て送出される。
■ また、色検出部833Aの検出信号I DTAが「
1」で、色検出部833Dの検出信号IDTDが「O」
の場合には、第70図のアンドゲート866の一番上と
一番下の出力が共に「1」になる。このような場合、第
70図に示す回路構成から明らかなように優先処理ゲー
ト回路867では、優先度の高い方の信号が反転回路を
通して下位のアンドゲートに人力されているので、アン
ドゲート866の一番上が「1」になると、それより下
位のアンドゲートの1人力が「0」になり、変換処理信
号CLSELAのみが「1」になる。したがって、■の
場合と同様、色変換部834Aから変換色信号AY%A
MSACが出力され、ビデオデータセレクタ836でこ
の変換色信号AY%AM、ACが選択されて送出される
■ 上記■の例とは逆に色検出部833Aの検出信号I
DTAが「0」で、色検出部833Dの検出儒号IDT
Dが「1」の場合には、第70図のアンドゲート866
の出力は全て「0」になる。
したがって、変換処理信号CLSELA、BCOT、C
C0T、DCOTは、いずれも「0」になり、色変換部
834A〜834Dから変換色信号は出力されないので
、ビデオデータセレクタ836から画像人力データ人力
画像データTHY、THM、THCがそのまま送出され
る。
(C)動作タイミング 第71図は色変換LSIの動作タイミング波形を示す図
である。
VCPUアクセスのリードサイクルでは、第71図(a
)に示すようにアドレスセットアツプ時間tASの経過
後、チップ内レジスタの読み出し信号NRDをローレベ
ルにしデータ確定時間t を待ってデータバスDATE
〜DAOIを有効にする。
また、ライトサイクルでは、アドレスセットアツプ時間
tASの経過後、チップ内レジスタの書き込み信号NW
Rをローレベルにする。
画像データ処理では、第71図ら)に示すように入力画
像データvIへ7〜O%vIB7〜0、■IC7〜0と
変換色制御信号CHAE、CHBE。
CHCESCHDEは、ビデオクロックVCLKがハイ
レベルになるまでの画像データセットアツプ時間tっ1
”asその他の制御信号セットアツプ時間t nss及
び画像データホールド時間t04、その他の制御信号ホ
ールド時間t osu有効になる。
ソシテ、出力画像f−夕VA7〜01VB7〜0、VC
7〜0は、ビデオクロックVCLKの次のサイクルから
画像データ出力遅れ時間t ooo後に有効になる。
(III−11> LS Iの特徴 (I[I−11)LS Iの特徴 第72図はLSIのピン配置例を示す図である。
本発明のIPSでは、機能毎にLSIに回路を組み込む
ことによって積載効率を高め、装置構成のコンパクト化
を図っている。さらに、LSIの接続ピンは、第72図
に示すように上下左右に配置しており、これらは、LS
Iをプリント基板上に実装するときに、レイアウト、配
線が容易となるようにグループ化している。図示の例で
は、上方に画像データの出力関係のピン、下方に画像デ
ータの入力関係のピン、左方にCPUインターフェース
関係のピン、そして、右方にコントロール関係のピンを
配置している。本発明のTPSは、それぞれの機能単位
に分けて回路のLSI化を行い、第37図に示すように
画像データをIITから入力してIOTに出力するデー
タの流れに沿ってLSIを配置している。第72図に示
すピン配置のLSIでは、画像データの人力関係のピン
が配置された下方を左に、すなわち90°右に回転させ
ると、画像データが左から右へ流れる向きとなる。この
向きは、上側にCPUバスを通し、下側にコントロール
信号ラインを通し、画像データの流れに沿って左から右
へLSIを順次縦続接続した、丁度第37図の配列にマ
ツチするものである。したがって、各LSIのピン配置
を上記のように統一すると、実装密度を上げると共に、
配線長を短くしてノイズトラブルの低減も図ることがで
きる。
また、本発明で使用しているLSIは、ラッチ回路(D
  Q)により画像データをラッチしながら同期をとっ
てパイプライン処理しており、このラッチおよび各回路
の動作を制御するのが内部クロックである。内部クロッ
クの生成回路は、ビデオクロックVCLKより内部クロ
ックを生成するものであり、フリップフロップ回路とア
ンドゲートからなる回路構成で、パワーダウン信号NP
Dにより内部クロックを止めるようにしている。この内
部クロックの停止制御により、スタンバイ中におけるL
SIの消費電力の低減および発熱の抑制を図り、耐ノイ
ズ性を高めている。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、各領
域対応のレジスタに設定したそれぞれの値とスキャン信
号の計数値とを比較して編集領域の信号を発生し、プラ
イオリティ回路で最優先のものを選択するので、設定領
域が重なっても重複して編集されることがない。しかも
、優先順位付けしているので、重なる領域の編集出力が
予想できないという問題は解消できる。特に、指定順に
従ってレジスタの設定を行い、後に指定された方を優先
させることにより、優先される領域のVfi8Bが容易
になる。また、各領域対応のレジスタにエリアコマンド
を設定し、選択された領域に対応するコマンドを選択し
送出するので、回路を領域の選択とコマンドの選択に分
け、構成を簡素化することができる。さらには、コマン
ドを編集機能とビット対応に設定するので、ビット単位
で機能の有効/無効を簡単に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像記録装置の領域編集方式の1
実施構成を示す図、第2図は本発明が適用されるカラー
複写機の全体構成の1例を示す図、第3図はハードウェ
アアーキテクチャ−を示す図、第4図はソフトウェアア
ーキテクチャ−を示す図、第5図はコピーレイヤを示す
図、第6図はステート分割を示す図、第7図はパワーオ
ンステートからスタンバイステートまでのシーケンスを
説明スる図、第8図はプロダレスステートのシーケンス
を説明する図、第9図はダイアグノスティックの概念を
説明する図、第10図はシステムと他のリモートとの関
係を示す図、第11図はシステムのモジュール構成を示
す図、第12図はジョブモードの作成を説明する図、第
13図はシステムと各リモートとのデータフロー、およ
びシステム内モジュール間データフローを示す図、第1
4図は原稿走査機構の斜視図、第15図はステッピング
モータの制御方式を説明する図、第16図はIITコン
トロール方式を説明するタイミングチャート、第17図
はイメージングユニットの断面図、第18図はCCDラ
インセンサの配置例を示す図、第19図はビデオ信号処
理回路の構成例を示す図、第20図はビデオ信号処理回
路の動作を説明するタイミングチャート、第21図はI
OTの概略構成を示す図、第22図は転写装置の構成例
を示す図、第23図はデイスプレィを用いたIIの取り
付は例を示す図、第24図はtJIの取り付は角や高さ
の設定例を説明するための図、第25図はUIのモジュ
ール構成を示す図、第26図はUlのハードウェア構成
を示す図、第27図はUICBの構成を示す図、第28
図はEPIBの構成を示す図、第29図はデイスプレィ
画面の構成例を示す図、第30図はF/Pの斜視図、第
31図はM/Uの斜視図、第32図はネガフィルムの濃
度特性および補正の原理を説明するための図、第33図
はF/Pの構成を概略的に示すとともに、F/PとM/
UおよびIITとの関連を示す図、第34図は操作手順
およびタイミングを説明するための図、第35図はIP
Sのモジュール構成概要を示す図、第36図はIPSを
構成する各モジュールを説明するための図、第37図は
IPSのハードウェア構成例を示す図、第38図はIP
S制御システムのレイヤ構造を示す図、第39図はIF
S制御システムの構成を示す図、第40図はSYSとI
PSとの間の通信を説明するための図、第41図はスキ
ャン動作とIPSの設定関係を説明するための図、第4
2図はアノテーション、領域指定、カラー変換の各処理
を行うLSIを搭載した編集制御回路の構成を示す図、
第43図はコマンド設定タイミングを説明するための1
図、第44図は色付はコマンド実行時の論理演算方法の
設定内容の説明をするための図、第45図は後指定優先
の描画を説明するための図、第46図はマーカー指定領
域の色付は処理を説明するための図、第47rgJは枠
内色付けによる色付は処理を説明するための図、第48
図は矩形領域の色付は処理を説明するための図、第49
図はDMCの回路構成を示す図、第50図はIRE、A
GDCとの間のデータ転送ラインを示す図、第51図は
IRE (イメージ縮拡回路)の構成を示す図、第52
図はS/P変換回路の構成例を示す図、第53図はオア
回路の構成例を示す図、第54図はIREから八〇DC
へのデータ転送を説明するための図、第55図はタイミ
ングジェネレータにおける出力コントロールのタイミン
グチャート、第56図はFIFO読み出し回路の構成例
を示す図、第57図および第59図はFIFO読み出し
データの流れを示す図、第58図はマルチプレクサ回路
の構成例を示す図、第60図はFAC,フォントバッフ
ァ、PLT間の信号の流れを示す図、第61図はPLT
の回路構成を示す図、第62図はロジックLUTの構成
例を示す図、第63図はカラーパレットの構成例を示す
図、第64図はフォアパレットの構成例を示す図、第6
5図は領域指定LSIの回路構成を示す図、第66図は
設定エリアとエリア設定レジスタの設定内容を示す図、
第67図は色変換LSIの回路構成を示す図、第68図
は色検出部の構成を示す図、第69図は色変換部の回路
構成を示す図、第70図はプライオリティ回路の構成を
示す図、第71図は色変換LSIの動作タイミング波形
を示す図、第72図はLSIのピン配置例を示す図であ
る。 1・・・領域設定手段、2・・・編集コマンド設定手段
、3・・・優先領域選択手段。 出 願 人   富士ゼロックス株式会社代理人 弁理
士 阿 部 龍 吉(外5名)第5 図 (C) カつシタコ ↓ o−−−−−−−−−−−−−p 第5 図(b) 第 図(cl) 一!T11− 第 図 (e) 、−T1− 珊咀側■皿 口 第10図 シリアル通?:インターフエイス モジュールVインターフェイス 第12図 (久) (b) 第14図 第15図 (a) (b) 第15図 (d) (e) EGI TAIL巳×疋 onm 第16 図(a) 第16 図(b) 第17図 第18図 (b) ト正テH 第20図 35a 只2 Gコ 8コ 第21 図 L−一一一一一」ゝ410 412/ロニ二二] 第22図(a) 第22図(b) 第25図 第26図 犀29図 第29図 第36図 (a) × 第36図 (d) (e) 第36図 (k) 蔦36図 (f) 尾36図 (i) ■c−−j−u−− (【) (ミ;q1;))\) (f!、人) 莞36図 (q) 第は追図 (n) 第37図 (C) 舘38図 M2S図 第40図 (b) 第43図 第44図 (b) 第45図 (C) 係4:<べ 第50図 (a) 第52図 (a) 第56図 1hヒ1ノドC)仁、Jn−Ml:1a(n()jノ第
54図 第55図 第58図 第62図(b’) 第63図 第64図 第66図 ):免’+(x方IQI) −〉 第71図 (b)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1原稿上の複数の領域を指定して該領域で画像の
    編集処理を行う画像処理装置の領域編集方式であって、
    複数の領域が重なって設定された場合には優先順位の高
    い領域を選択して編集処理を行うように構成したことを
    特徴とする画像処理装置の領域編集方式。
  2. (2)複数の領域を個別に設定する領域設定手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置の領域
    編集方式。
  3. (3)主走査信号、副走査信号を計数し、所定数計数す
    る毎に領域設定値と比較して各領域の判定処理を行うこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像処理装置の領域編集
    方式。
  4. (4)各領域毎に編集コマンドを設定する編集コマンド
    設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置の領域編集方式。
  5. (5)領域信号により編集コマンドを選択することを特
    徴とする請求項4記載の画像処理装置の領域編集方式。
  6. (6)各領域の編集コマンドは、ビット対応で編集処理
    の内容が設定され、ビット毎に有効/無効を制御できる
    ようにしたことを特徴とする請求項5記載の画像処理装
    置の領域編集方式。
  7. (7)領域毎に有効/無効を制御できるようにしたこと
    を特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の画像処
    理装置の領域編集方式。
  8. (8)各領域の優先順位付けを行い優先順位の高い領域
    を選択する優先領域選択手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置の領域編集方式。
  9. (9)後に指定された領域の優先順位が高くなるように
    各領域の優先順位付けをしたことを特徴とする請求項8
    記載の画像処理装置の領域編集方式。
JP1047087A 1989-02-23 1989-02-27 画像処理装置の領域編集方式 Pending JPH02224568A (ja)

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