JPH0222188Y2 - - Google Patents

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JPH0222188Y2
JPH0222188Y2 JP1984148240U JP14824084U JPH0222188Y2 JP H0222188 Y2 JPH0222188 Y2 JP H0222188Y2 JP 1984148240 U JP1984148240 U JP 1984148240U JP 14824084 U JP14824084 U JP 14824084U JP H0222188 Y2 JPH0222188 Y2 JP H0222188Y2
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oil chamber
pressure
piston
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clamp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、クランプ力を高めるために増圧器を
付設した油圧クランプの技術分野に属する。
〈従来技術、考案が解決しようとする課題〉 従来、例えば実公昭55−20427号公報に記載さ
れているように、油圧クランプのクランプ本体内
に増圧器を付設し、増圧器の入力油室を圧油給排
口に、出力油室をクランプシリンダのクランプ油
室にそれぞれ連通し、圧油を圧油給排口から入力
油室に供給して増圧器を差動させ、出力油室の差
動油を増圧してクランプ油室に供給し、クランプ
シリンダを倍力クランプ駆動するように構成した
ものが実用化されている。
しかし、この構造では、クランプシリンダのア
ンクランプ位置から被固定物に接当するクランプ
開始位置までの間の無負荷ストロークの移動を
も、増圧器の差動により行なう。これにより、ク
ランプシリンダを無負荷ストローク移動させるに
必要な増圧器の駆動ストロークが、その増圧率に
比例して長い寸法になる。
このため、長いストロークの大型の増圧器を要
すること、無負荷ストローク移動のために多量の
圧油を必要としてエネルギー消費が大きいこと、
無負荷ストロークの移動速度が増圧器の増圧率の
逆数で減速されてクランプに時間がかかること、
などの問題がある。
そこで、特公昭46−22769号公報には、増圧器
付き油圧シリンダであつて、増圧ピストンの一側
に入力油室をまた他側のロツド側室に復動油圧室
を設けるとともに、入力油室を出力油室に連通す
る油路に出力油室からの逆流を阻止する逆止弁を
設け、増圧器の外部に逆止弁を開閉操作する小型
の操作用油圧シリンダを設け出力油圧を油圧シリ
ンダのヘツド側の往動油室に供給するように形成
したものが記載されている。
しかし、この構造では、入力油室と復動油室の
油圧を給排制御して増圧ピストンを往復動させる
ことから、弁類が多く油圧系が複雑化すること、
操作用油圧シリンダが増圧器外に大きく突出する
ので増圧器が大型化すること及び操作用油圧シリ
ンダのための弁類が多く油圧系が複雑化するこ
と、などの問題がある。
そこで、特公昭49−47226号公報に記載されて
いるような逆止弁機構を採用し、増圧ピストンが
復帰限界位置にあるときには逆止弁を開弁具で開
弁状態に保持し、それ以外のときには逆止弁が機
能するように構成することも出来る。
この場合、前記操作用油圧シリンダを省略する
ことが可能となる。
ここで、前記特公昭46−22769号公報の復動油
室に代えて復帰バネを採用することも当業者にと
つて自明のことであるが、増圧器内に復帰バネを
収容するスペースを確保しなければならないの
で、増圧器が大型化するという問題がある。
しかも、この公報の装置の構造のように、増圧
器の出力油室がアクチユエータとしての油圧シリ
ンダのヘツド側往動油室である構成は、押動駆動
型の油圧シリンダに適しているが、引き駆動型ク
ランプの油圧シリンダに適用することが難しい。
特に、この公報の装置の構造では、増圧器とア
クチユエータとしての油圧シリンダとが有機的に
組合わされておらず、増圧器を油圧シリンダに対
して別設し配管で油路を接続するのと何ら異なら
ず、小型化とか構造の単純化等の効果が全く得ら
れない。
本考案の目的は、小型且つ簡単な構造であつ
て、増圧器と有機的に組合わされた引き駆動型ク
ランプシリンダを備えた増圧器付き油圧クランプ
を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係る増圧器付き油圧クランプは、ピス
トンとピストンから一体的に延びた出力ロツドと
シリンダ室のロツド側部分のクランプ油室とを有
するクランプシリンダと、シリンダ室の反ロツド
側部分に装着された増圧ピストンとシリンダ室の
うち増圧ピストンに対して増圧ピストンの出力部
と反対側に設けられた入力油室とクランプシリン
ダのピストンに形成され増圧ピストンの出力部が
挿入された出力油室孔及び出力油室孔のうちの出
力部よりも奥方に形成された出力油室とシリンダ
室内の増圧ピストンとピストンの出力油室孔の外
側の環状凹部間に設けられた圧縮コイルバネとを
備え外部より入力油室に供給され入力油室を出力
油室に連通する油路を介して出力油室に導入され
た油圧を増圧してクランプ油室へ供給する増圧器
と、増圧器の入力油室を出力油室に連通する油路
に出力油室からの逆流を阻止するように介装され
た逆止弁と、増圧ピストンが復帰限界位置にある
ときに逆止弁を開弁させる開弁具とを備えたもの
である。
〈作用〉 本考案に係る増圧器付き油圧クランプにおいて
は、クランプシリンダのシリンダ室のロツド側部
分にクランプ油室が形成され、シリンダ室の反ロ
ツド側部分に増圧ピストンが装着され、クランプ
シリンダのピストンに増圧ピストンの出力部が挿
入された出力油室孔及び出力油室が形成されてい
るので、ピストンを有効活用して出力油室孔を形
成し小型化を図ることが出来る。しかも、クラン
プシリンダのピストンには出力油室孔の外側に環
状凹部が形成され、この環状凹部と増圧ピストン
間に圧縮コイルバネを設けるので、圧縮コイルバ
ネを設けるために大型化するのを防ぐことが出来
る。
クランプシリンダのピストンに出力油室孔と出
力油室とが形成されるので、出力油室とクランプ
油室とを接続する油路の構造が簡単化する。
このように、この増圧器付き油圧クランプでは
増圧器とクランプシリンダとが有機的・機能的に
組合わされているのである。
一方、クランプシリンダの無負荷時には増圧ピ
ストンが復帰限界位置にあるので、逆止弁は開弁
具で開弁しており、クランプシリンダの出力ロツ
ドは高速で作動し、負荷が作用し始めると増圧ピ
ストンが復帰限界位置から移動し、逆止弁が逆止
作用を発揮するので、増圧器で増圧された油圧が
クランプ油室へ供給される。
〈考案の効果〉 本考案に係る増圧器付き油圧クランプによれ
ば、以上説明したように、引き駆動型のクランプ
シリンダ内に増圧器を組込んでこれら両者を機能
的に組合せ、全体として小型化と構造の簡単化を
図ることが出来る。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は増圧器付き油圧クランプの縦断正面図
を示す。
このクランプ1は、工作機械(図示略)のテー
ブル2のT溝3を利用してワーク(図示略)の被
クランプ部4を工作機械のテーブル2の上面の取
付面2aに固定してワークの機械加工に供するも
のである。
そして、クランプ1は、円筒状のクランプシリ
ンダ5とクランプシリンダ5内を摺動可能に設け
たピストン6及びピストン6から下向きに延出し
たロツド7とで構成してあり、ロツド7の下端部
に螺着したナツト7aを工作機械のテーブル2に
設けたT溝3に嵌合させることにより、テーブル
2の上面の取付面2とクランプシリンダ5の下面
5aとの間にワークの被クランプ部4を挟持する
ようになつている。
ピストン6が摺動するクランプシリンダ5の内
部空間8には、ピストン6の上方に増圧ピストン
9が設けてあり、増圧ピストン9はピストン6と
の間に介在させた戻しバネ10で上方に押上げ付
勢されている。
増圧ピストン9の上面9aとクランプシリンダ
5との間には入力油室11が形成され、この入力
油室11は油タンク12の作動油を油圧ポンプ1
3で方向切換弁14から、クランプシリンダ5の
上端部に設けた圧油給排口15を通じて供給され
るようになつており、増圧ピストン9の出力部1
6はピストン6に形成された出力油室孔17aに
摺動自在に挿入され、出力油室孔17aの下部に
は出力油室17が形成され、上記入力油室11と
増圧ピストン9と出力油室孔17aと出力油室1
7と戻しバネ10とで増圧器19が構成されてい
る。尚、ピストン6の上部のうち出力油室孔17
aの外側には環状凹部6aが上面側より凹設さ
れ、戻しバネ10の下半部は環状凹部6a内に収
容され、これによりクランプシリンダ5が軸方向
に小型化されている。
出力油室17と入力油室11とは増圧ピストン
9に明けられた通油路20で連通させてあり、こ
の通油路20の途中には、逆止弁21が設けられ
ている。
この逆止弁21は、増圧ピストン9が上昇した
時に、入力油室11の上面11aから垂下した開
弁棒(逆止解除手段)22で弁体23を押下げら
れて開弁されるようになつている。
また、ピストン6の下面6aとクランプシリン
ダ5との間に形成されるクランプ油室18は圧油
供給路24で出力油室17に連通されている。
上記のように構成した増圧器付きクランプ1の
作用を次に説明する。
先ず、ワークの被クランプ部4をクランプする
場合、第1図のようにクランプシリンダ5の下面
5aと被クランプ部4の上面4aとの間に隙間が
あるアンクランプの状態から方向切換弁14をク
ランプ位置25に操作する。すると、油圧ポンプ
13からの圧油が方向切換弁14から圧油給排口
15を通つて入力油室11に供給される。
このとき、クランプ1に負荷がかかつていない
場合、入力油室11に供給された圧油は逆止弁2
1から通油路20、出力油室17、圧油供給路2
4を順に流れてクランプ油室18に供給されてク
ランプシリンダ5とその下面5aがワークの被ク
ランプ部4の上面4aに接当するまで速やかに下
降させる。これと同時に増圧ピストン9も入力油
室11に供給される圧油で戻しバネ10に抗して
下降し、逆止弁21が閉弁する(第2図参照)。
こうして、クランプシリンダ5の下面5aがワ
ークの被クランプ部4の上面4aに接当し、逆止
弁21が閉じると、以後、入力油室11に供給さ
れる油圧力で増圧ピストン9が押下げられ、出力
油室17の作動油が加圧されて圧油供給路24か
ら高圧油でクランプ油室18に送られるのでクラ
ンプシリンダ5は大出力でワークの被クランプ部
4を、工作機械のテーブル2上に確りと挟持固定
するようになる。
次に、クランプ1をクランプ解除する場合、方
向切換弁14をアンクランプ位置26に切換え
る。
すると、入力油室11が方向切換弁14を介し
て油タンク12に連通するので入力油室11の作
動油は油タンク12に戻され、戻しバネ10によ
り増圧ピストン9が上昇する。
増圧ピストン9が上昇し、開弁棒22で逆止弁
21が開弁されると、クランプ油室18の作動油
が圧油供給路24、出力油室17、通油路20及
び逆止弁21を順に通つて入力油室11に戻さ
れ、入力油室11から油タンク12に戻されるの
で、クランプシリンダ5は戻しバネ10の力で第
1図の状態のアンクランプ側に速やかに上昇す
る。
尚、上記実施例では、開弁棒(逆止解除手段)
22を入力油室11の上面11aから垂下するよ
うにしてあるが、これを第3図に示すように逆止
弁21の弁体23から上方に延出するようにした
り、第4図に示すように入力油室11の上面11
a及び逆止弁21の弁体23の双方から延出して
形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は増圧器
付き油圧クランプの縦断正面図、第2図はその作
動状態を示す縦断正面図、第3図及び第4図はそ
れぞれ逆止解除手段の変形例を示す要部の縦断正
面図である。 1……油圧クランプ、5……クランプシリン
ダ、11……入力油室、15……圧油給排口、1
7……出力油室、18……クランプ油室、19…
…増圧器、21……逆止弁、22……逆止解除手
段(開弁棒)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ピストンとピストンから一体的に延びた出力ロ
    ツドとシリンダ室のロツド側部分のクランプ油室
    とを有するクランプシリンダと、 シリンダ室の反ロツド側部分に装着された増圧
    ピストンと、シリンダ室のうち増圧ピストンに対
    して増圧ピストンの出力部と反対側に設けられた
    入力油室と、クランプシリンダのピストンに形成
    され増圧ピストンの出力部が挿入された出力油室
    孔及び出力油室孔のうちの出力部よりも奥方に形
    成された出力油室と、シリンダ室内の増圧ピスト
    ンとピストンの出力油室孔の外側の環状凹部間に
    設けられた圧縮コイルバネとを備え、外部より入
    力油室に供給され入力油室を出力油室に連通する
    油路を介して出力油室に導入された油圧を増圧し
    てクランプ油室へ供給する増圧器と、 増圧器の入力油室を出力油室に連通する油路に
    出力油室からの逆流を阻止するように介装された
    逆止弁と、 増圧ピストンが復帰限界位置にあるときに逆止
    弁を開弁させる開弁具とを備えたことを特徴とす
    る増圧器付き油室クランプ。
JP1984148240U 1984-09-29 1984-09-29 Expired JPH0222188Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947226A (ja) * 1972-03-23 1974-05-07

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JPS4947226A (ja) * 1972-03-23 1974-05-07

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