JPH02198592A - 全自動洗濯機のサスペンション装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は全自動洗濯機（以下全自洗と呼ぶ）の特に脱水
時の低騒音化をはかるサスペンション装置に関するもの
である。

従来の技術 まず全自洗の一般構成について第５図に基づいて説明す
る。

第５図において、１は外枠、２は複数の孔を有する内槽
、４はこの内槽２を内装する外槽、６は上記内槽２の底
部に設けたパルセータ、６は洗濯時のパルセータ５及び
脱水時の内槽２を各４所定回転数に駆動し、かつ各々の
駆動に切り換えるクラッチ機構を有したメカ部、７はモ
ータで、モータプーリ８、ベルト９、メカプーリ１０を
介して内槽２あるいはパルセータ５に動力伝達が行なわ
れる。１１はサスペンション装置で、上方は外枠１の上
部四隅に固着された上部支持金具１２に、下方は外槽４
に固着された下部支持金具１３に各々支持された構成と
なっている。

ここで上記サスペンション装置１１の従来構成の詳細を
第６図に基づいて説明する。

第６図において、１４は支持棒で、上方は上部支持金具
１２に設けた球面部１５に接触するように球面部１６を
有した上部サスペンション支え１７を介しピン１８で取
り付けられ、下方も同様、下部支持金具１３に設けた球
面部１９に接触するように球面部２ｏを設けたサスペン
ション支え管２１を介して支持されている。そして、上
記サスペンション支え管２１は、その内部にバネ２２を
有しており、このバネ２２の一端はとのサスペンション
支え管２１内上面に弾接し、他端は上記支持棒１４に固
着されたバネ受け２３に弾接している。

そしてバネ受け２３の外周面と上記サスペンシロン支え
管２１の内周面とが適切な摩擦抵抗を有し摺動自在とな
るように構成されている。

発明が解決しようとする課題 上記従来の構成では、洗濯工程が終った後の脱水工程時
に、洗濯物の偏よシによるアンバランスのために大きな
振動が生ずる。この振動成分には水平成分、垂直成分が
あり、この両者が複合された動きとなっている。

このとき、従来の構成においては水平成分の振動に関し
てはサスペンション装置１１の振シ子構成で外枠１への
振動伝達を防振し、かつこの振シ子構成において生ずる
共振に関しては上下部の支持金具１２．１３の球面部１
５．１９と各々接触するサスペンション支え１７及びサ
スペンション支え管２１の各々の球面部１８．２０の動
摩擦抵抗によるダンパ効果で抑制している。

次に縦振動成分に関しては、上記サスペンション管２１
内のバネ２２により外枠１への振動伝達を防ぎ、またこ
のときの共振に対しては上記サスペンション支え管２１
内周面とバネ受け３３外周而との動摩擦抵抗によるダン
パ効果及び上記構成玉虫じるエアンダンパ効果により抑
制している。

しかしながら、従来構成では洗ｍ物の賠よりか大きい場
合、外槽４の振動は大きくなり特に縦振動成分によシ大
きな音を発生する。この原因は、脱水運転時の縦振動に
よるバネ受け２３の運動によるものである。つまシ、縦
振動が加わるとバネ受け３３は当然サスペンション支え
管２１内を激しく上下動する。そのためこのバネ受け２
３の上下死点において、静止摩擦が働く状態をピークと
する衝突的な振動を発生する。この振動は、ひとつは再
度外槽４へ伝達され、この外槽４を振動させて騒音の原
因となる。また、もうひとつは支持棒１４を伝わり北部
支持金具１２へ伝達され、この上部支持金具１２を衝突
的に振動させ、さらには外枠１へ伝わり騒音を発生させ
る原因となっている。

以上の様に従来の技術の構成は脱水時において大きな騒
音を発生するものであった。

本発明はこの課題を解決するもので、脱水工程での騒音
発生を防止する全自動洗濯機のサスペンション装置を提
供することを目的としている。

課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明は外槽の下部と外枠
の上部とを連結し、かつ上下の支持金具と各々球面部で
接触する上下サスペンション支えを介して設けた支持棒
を有したサスペンション装置で、上下サスペンション支
えの支持金具との反接触側に各々凹部を設け、上部のこ
の凹部に遊嵌する受け座との間、及び下部のこの凹部に
遊嵌するサスペンション支え管の受け座部との間の少な
くともどちらか一方にバネ部材を介在させた構成として
いる。

作用 このような手段をとることにより、サスペンション支え
管とバネ受けとによる衝突的な振動は、バネ部材の働き
によシ振動伝達を従来より一層防ぐことのできるもので
ある。

実施例 本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて説明す
る。なお全自動洗濯機の全体構成は従来例とかわらない
ので、同一部材については同一符号を付して説明を省略
する。

第１図において、２４は上部サスペンション支えであり
、この上部サスペンション支え２４は支持金具１２との
反接触側に凹部２５を有している。

この凹部２５にバネ部材２ｅｆ−介して受け座２７を遊
嵌させ、この受け座２７に支持棒１４をビン１８を用い
て抜は止めを行ない、支持棒１４の受ける力をこの受け
座２７が受け止める構成としている。２８はこの上部サ
スペンション支え２４の球面部であり、上部支持金具１
２の球面部１５と適切な摩擦係数を有して接触している
。２９は下部サスペンション支えであり、上部同様凹部
３゜を有している。この凹部３ｏにバネ部材３４を介し
てサスペンション支え管３２の受け座部３３が弾接する
構成となっている。なお、３１はこの下部サスペンショ
ン支え２９０球面部であシ、下部支持金具１３の球面部
１９に適切な摩擦係数を有して接触している。

次に、本構成の働きについて説明する。

洗濯工程を終了した後において、布の偏よりによりアン
バランスが発生し、脱水工程に入ったとする。すると内
槽２を内装した外槽４には水平。

垂直成分を有する激しい振動が生ずる。このとき、水平
方向の振動伝達については、従来通シであり説明を省略
する。垂直方向の振動伝達について以下に説明するっ従
来の構成ではバネ２２の伸び縮み運動時の上下死点にお
いてサスペンシロン支え管３２内周面とバネ受け２３外
周面との静止摩擦抵抗による衝突的な振動を発生するも
のであった。

しかし本構成においては、この衝突的な振動は、まず下
部サスペンション支え２９に設けたバネ部材３４により
、下部支持金具１３を伝わる外槽４への振動伝達を緩和
しておシ、騒音の発生を効果的に防ぐことができる。ま
た、この衝突的な振動は支持棒１４を伝わシ上部支持金
具１２に伝わることになるが、ここでもやはシ上部すヌ
ペンション支え２４に設けたバネ部材２６の作用によシ
緩和され、騒音の発生を効果的に防止している。

以上の様にして、布の偏よりによるアンバランスが発生
したとき生ずる大きな騒音、即ち上記説明の衝突的な振
動による騒音は本構成による解消することができるもの
である。また、本実施例のサスベンシラン構成は、上下
一方のみに設けてもその効果が期待できるものである。

なお、第２図に本実施例に使用したバネ部材２６゜３４
の斜視図を示す。これは一般には波ワツシヤと呼ばれる
ものでドーナツ状の板材を波状に加工しバネ材として使
用しているものである。

次に第３図にこの波ワツシヤと呼ばれるバネ部材２８．
３４の径を大きくして複数枚重ねた例を示している。こ
の構成とした場合は、バネ部材２６゜３４の耐久性を良
くすることができる。即ち、波ワツシヤの径を大きくす
ると１枚のバネ定数は下がるが、使用する波ワツシヤの
枚数を増すことでバネ定数を強くし所定の値にすること
ができる。

そして荷重（振動等含めて）は変らないから波ワツシヤ
全体の撓みは１枚の場合と同一となる。その結果、波ワ
ツシヤ１枚の受ける応力は１枚の時より小さくなり、そ
の結果特に疲労破壊に対する耐久性を向上するものであ
る。

次に他の実施例を第４図に示す。

前記実施例では上部サスペンション支え２４の凹部２６
とこの凹部２６に遊嵌した受け座２７との間にバネ部材
２６のみを介していたが、本実施例では支持棒１４の下
方への移動を規制するストッパー３６を設けた構成とし
ている。なお下部構成は従来例のままとしているので説
明は省略する。

この様な構成とすることにより、バネ部材２６が受ける
荷重により完全に押え付けられる（バネ部材２６が水平
状態）ことを防ぐことができる。

その結果、バネ部材２６の耐久性を改善する効果を有す
るものである。即ち荷重が大きくなった場合、例えば洗
濯時においては外槽４内に水を満たすと、一般には約５
０１程度入れるため約６ｏＫｙの荷重が加わシ、バネ部
材２６は完全に押え付けられるわけであるが、このとき
ストッパー３５によりバネ部材２６が完全に押え付けら
れるのを防ぐものである。

以上の様にストッパー３６はバネ部材２６の耐久性を向
上する働きを有するものである。なお、このストッパー
３６の材質は上部サスペンション支え２４と一体に成型
したハードなものでも良いし、又上部サスペンション支
え２ｏとは別体にして、例えば弾性を有するスペーサを
用いれば、振動時の非常に大きな場合にも緩衝材として
働くわけで効果的である。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、上下サスペンション
支えの凹部にバネ部材を有し、これを介して外槽を支持
するサスペンション装置とすることによシ、洗曜後の布
の偏よシによるアンバランス発生時の激しい振動が生じ
た場合にも、特にこのときの垂直成分によるカスペンシ
ョン支え管内周面とバネ受け外周面との静止摩擦抵抗に
よる衝突的な振動に起因する騒音を解消することができ
低騒音化を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すサスペンション装置の
断面図、第２図はこの装置のバネ部材の一実施例を示す
斜視図、第３図はこのバネ部材の他の実施例を示す斜視
図、第４図は本発明の他の実施例を示すサスペンション
装置の断面図、第６図は全自洗の全体構成を示す断面図
、第６図は従来例を示すサスペンション装置の断面図で
ある。 ２４・・・・・・上部サスペンション支え、２６・・・
・・・凹部、２６・・・・・・バネ部材、２了・・・・
・・受け座、２９・・・・・・下部サスベンシラン支え
、３０・・・・・・凹部、３４・・・・・・バネ部材、
３３・・・・・・受け座部。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１基筒 図 塚九−−−バ半舒積 ｚ４＝ｊ−ｕＷスギ＞＋ｚＪＬＬ ｐ５：　Ｊ（１−８舒 ！９．−−丁（やすくギソカノ女ん ５５−一一スしツノ（− 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 底部にパルセータを有する洗濯兼脱水の槽となる内槽と
   、この内槽を内装した外槽と、この外槽の下部と外枠の
   上部を連結し、かつ上下の支持金具と各々球面部で接触
   する上下サスペンション支えを介して設けた支持棒とを
   有し、上記上下サスペンション支えの支持金具との反接
   触側に各々凹部を設け、上部のこの凹部に遊嵌する受け
   座との間、及び下部のこの凹部に遊嵌するサスペンショ
   ン支え管の受け座部との間の少なくともどちらか一方に
   バス部材を介在させた全自動洗濯機のサスペンション装
   置。