JPH0216920Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0216920Y2 JPH0216920Y2 JP6501584U JP6501584U JPH0216920Y2 JP H0216920 Y2 JPH0216920 Y2 JP H0216920Y2 JP 6501584 U JP6501584 U JP 6501584U JP 6501584 U JP6501584 U JP 6501584U JP H0216920 Y2 JPH0216920 Y2 JP H0216920Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- thick
- film
- plastic
- thin
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車の側面にサイドモール等と
して使用するプラスチツク製モールに関する。
して使用するプラスチツク製モールに関する。
近年、自動車の車体側面には装飾と車体保護を
兼ねてプラスチツク製のサイドモールが多用され
ており、中でも、一定な断面形状の得やすいプラ
スチツクの押出成形品からなるモールが多用され
ている。
兼ねてプラスチツク製のサイドモールが多用され
ており、中でも、一定な断面形状の得やすいプラ
スチツクの押出成形品からなるモールが多用され
ている。
一方、車体側面は意匠上の観点から単純な曲面
に代え、第5図に示すように車体側面1中央にハ
イライト線を出すため、凹溝2等を車体前部から
車体後部に亘つて設けられることも多い。
に代え、第5図に示すように車体側面1中央にハ
イライト線を出すため、凹溝2等を車体前部から
車体後部に亘つて設けられることも多い。
この様な場合、サイドモール3は前記凹溝等に
装着されることが多いが、サイドモールの緩衝機
能を増すため、第6図に示すように凹溝2の上ま
たは下にモールの一部を張出した幅広形状とされ
ることもしばしばである。
装着されることが多いが、サイドモールの緩衝機
能を増すため、第6図に示すように凹溝2の上ま
たは下にモールの一部を張出した幅広形状とされ
ることもしばしばである。
ところで、このように薄肉部と厚肉部とを連接
したプラスチツクモールにおいて、その可視部側
表面を一の平滑な表面とする場合、その押出成形
時の薄肉部側と厚肉部側との熱容量の差のため、
即ち薄肉部側に比して厚肉部側の方が熱容量大で
あるため厚肉部側の冷却速度が遅く、またその徐
冷のため厚肉部側の方が収縮量大となる傾向を有
している。その結果、薄肉部と厚肉部との連接部
表面長手方向に波形等の模様を生じ、更には厚肉
部側の収縮により表面に凹部(ヒケ)4が生じや
すい等外観上致命的な欠陥を生じる欠点を有して
いる。
したプラスチツクモールにおいて、その可視部側
表面を一の平滑な表面とする場合、その押出成形
時の薄肉部側と厚肉部側との熱容量の差のため、
即ち薄肉部側に比して厚肉部側の方が熱容量大で
あるため厚肉部側の冷却速度が遅く、またその徐
冷のため厚肉部側の方が収縮量大となる傾向を有
している。その結果、薄肉部と厚肉部との連接部
表面長手方向に波形等の模様を生じ、更には厚肉
部側の収縮により表面に凹部(ヒケ)4が生じや
すい等外観上致命的な欠陥を生じる欠点を有して
いる。
よつて、本考案は、薄肉部と厚肉部とが連接し
た構成のモールであつても、前記のような欠点の
生じない新規な構造のプラスチツク製モールを提
供しようとするものであり、その要旨とするとこ
ろは薄肉部と厚肉部とからなるモールの両者の連
接部内にフイルム又は箔を埋設し、薄肉部と厚肉
部との収縮量の相違を該フイルム等によつて緩衝
し、前記の欠点等を生じない構造としたことにあ
る。
た構成のモールであつても、前記のような欠点の
生じない新規な構造のプラスチツク製モールを提
供しようとするものであり、その要旨とするとこ
ろは薄肉部と厚肉部とからなるモールの両者の連
接部内にフイルム又は箔を埋設し、薄肉部と厚肉
部との収縮量の相違を該フイルム等によつて緩衝
し、前記の欠点等を生じない構造としたことにあ
る。
本案を図に基いて説明するに、第1図ないし第
4図は本案実施例プラスチツクモールの各断面図
である。
4図は本案実施例プラスチツクモールの各断面図
である。
モール10は薄肉部11と厚肉部12とからな
り、両者はその可視部側表面13が一の平滑な表
面を形成する様連接されている。これら両者は同
一のプラスチツク、例えば共に軟質塩化ビニル樹
脂で構成するのが好ましいが、第2図ないし第4
図に示す如く厚肉部12の内部14を発泡プラス
チツク、例えば軟質塩化ビニル樹脂で構成し、外
部15を非発泡の軟質塩化ビニル樹脂等で構成し
てもよい。また薄肉部11と厚肉部12との連接
部16においては厚肉部12が薄肉部11から
徐々に厚みを増すように構成するのが好ましい。
り、両者はその可視部側表面13が一の平滑な表
面を形成する様連接されている。これら両者は同
一のプラスチツク、例えば共に軟質塩化ビニル樹
脂で構成するのが好ましいが、第2図ないし第4
図に示す如く厚肉部12の内部14を発泡プラス
チツク、例えば軟質塩化ビニル樹脂で構成し、外
部15を非発泡の軟質塩化ビニル樹脂等で構成し
てもよい。また薄肉部11と厚肉部12との連接
部16においては厚肉部12が薄肉部11から
徐々に厚みを増すように構成するのが好ましい。
そして、その連接部16内部には可視部側表面
13と略平行にフイルムまたは箔17が埋設され
る。
13と略平行にフイルムまたは箔17が埋設され
る。
フイルムとしてはポリエステルフイルム、好ま
しくは二軸延伸処理を施した低収縮性のポリエス
テルフイルム若しくはそれに金属蒸着を施した、
モールを構成するプラスチツクより耐熱性のある
ものが好ましく、他方箔としてはアルミニウム箔
等耐熱性、剛性を有する金属箔が好ましい。この
フイルムまたは箔17には予めその両面にモール
10を構成するプラスチツクと相溶性の良い接着
剤を塗布しておくのが良く、接着剤としてはビニ
ル系接着剤、アクリル系接着剤が使用される。
しくは二軸延伸処理を施した低収縮性のポリエス
テルフイルム若しくはそれに金属蒸着を施した、
モールを構成するプラスチツクより耐熱性のある
ものが好ましく、他方箔としてはアルミニウム箔
等耐熱性、剛性を有する金属箔が好ましい。この
フイルムまたは箔17には予めその両面にモール
10を構成するプラスチツクと相溶性の良い接着
剤を塗布しておくのが良く、接着剤としてはビニ
ル系接着剤、アクリル系接着剤が使用される。
また、このフイルムまたは箔17は薄肉部11
から厚肉部12の連接部16周辺の薄肉部底面側
に所定の幅をもつて埋設されるのが好ましく、前
述の厚肉部が徐々に薄肉部からその厚みを増すよ
うにしたものにあつてはその厚みの徐変部分に亘
つて埋設されるのが好ましい。なおこのフイルム
の幅は薄肉部11と厚肉部12の厚みおよびモー
ル10の形状によつて決定される。
から厚肉部12の連接部16周辺の薄肉部底面側
に所定の幅をもつて埋設されるのが好ましく、前
述の厚肉部が徐々に薄肉部からその厚みを増すよ
うにしたものにあつてはその厚みの徐変部分に亘
つて埋設されるのが好ましい。なおこのフイルム
の幅は薄肉部11と厚肉部12の厚みおよびモー
ル10の形状によつて決定される。
第3図は薄肉部11の両側に厚肉部12を2つ
連接して設けた例であり、このような場合にはフ
イルムまたは箔17がその両連接部16に埋設さ
れる。また第4図の如く厚肉部12の両側に薄肉
部11を配したものにおいても同様である。
連接して設けた例であり、このような場合にはフ
イルムまたは箔17がその両連接部16に埋設さ
れる。また第4図の如く厚肉部12の両側に薄肉
部11を配したものにおいても同様である。
なお本案プラスチツクモール10を製造するに
は、通常のプラスチツクの異形押出において、芯
体(本案におけるフイルムまたは箔17)を埋設
する異形複合押出被覆成形法を利用すればよいも
のである。
は、通常のプラスチツクの異形押出において、芯
体(本案におけるフイルムまたは箔17)を埋設
する異形複合押出被覆成形法を利用すればよいも
のである。
これら本案プラスチツク製モールにおいて、そ
の可視部表面に任意の装飾模様或いは装飾テープ
等を付してもよいことは言うまでもなく、またこ
れらのモールはその裏面に貼着又は付与される両
面粘着テープ或いは接着剤等によつて車体に貼着
されるものである。
の可視部表面に任意の装飾模様或いは装飾テープ
等を付してもよいことは言うまでもなく、またこ
れらのモールはその裏面に貼着又は付与される両
面粘着テープ或いは接着剤等によつて車体に貼着
されるものである。
本案は以上の如く、薄肉部と厚肉部とを一体に
連接し、その可視部側表面を一の平滑な表面に形
成するモールにおいて、その連接部門にフイルム
又は箔を埋設した構成としたものであるから、そ
の成形時における薄肉部と厚肉部との間の収縮量
の相違が緩衝され、その可視部側表面に波形模様
等の発生するのを防止できたものである。又その
フイルム等は可視部側表面と略平行に埋設してな
るため、その可視部側の樹脂の中心に向かう収縮
がフイルム等によつて阻害緩衝され、より平滑な
均一表面のモールとすることができたものであ
る。
連接し、その可視部側表面を一の平滑な表面に形
成するモールにおいて、その連接部門にフイルム
又は箔を埋設した構成としたものであるから、そ
の成形時における薄肉部と厚肉部との間の収縮量
の相違が緩衝され、その可視部側表面に波形模様
等の発生するのを防止できたものである。又その
フイルム等は可視部側表面と略平行に埋設してな
るため、その可視部側の樹脂の中心に向かう収縮
がフイルム等によつて阻害緩衝され、より平滑な
均一表面のモールとすることができたものであ
る。
第1図ないし第4図は本案実施例プラスチツク
モールの断面図、第5図は車体側面の要部拡大断
面図、第6図は第5図の車体側面に従来のモール
を装着した断面図である。
モールの断面図、第5図は車体側面の要部拡大断
面図、第6図は第5図の車体側面に従来のモール
を装着した断面図である。
Claims (1)
- 薄肉部と厚肉部とが一体に連接されたプラスチ
ツクモールにおいて、その薄肉部と厚肉部との連
接部内にフイルムまたは箔を可視部側表面と略平
行に埋設し、該連接部の可視部表面を一の平滑な
表面としたことを特徴とするプラスチツク製モー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6501584U JPS60175754U (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | プラスチツク製モ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6501584U JPS60175754U (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | プラスチツク製モ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60175754U JPS60175754U (ja) | 1985-11-21 |
JPH0216920Y2 true JPH0216920Y2 (ja) | 1990-05-10 |
Family
ID=30596625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6501584U Granted JPS60175754U (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | プラスチツク製モ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60175754U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0653479B2 (ja) * | 1986-02-10 | 1994-07-20 | アイシン精機株式会社 | 自動車用装飾モ−ル |
JP4705799B2 (ja) * | 2005-04-11 | 2011-06-22 | 株式会社エクシム | 常温収縮チューブ用インナーコア |
-
1984
- 1984-05-02 JP JP6501584U patent/JPS60175754U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60175754U (ja) | 1985-11-21 |
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