JPS6113386Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6113386Y2 JPS6113386Y2 JP1977129105U JP12910577U JPS6113386Y2 JP S6113386 Y2 JPS6113386 Y2 JP S6113386Y2 JP 1977129105 U JP1977129105 U JP 1977129105U JP 12910577 U JP12910577 U JP 12910577U JP S6113386 Y2 JPS6113386 Y2 JP S6113386Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core material
- outer shell
- molding
- synthetic resin
- side molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自動車のボデイサイド前部から後部
に亘つて取り付けられる紐状のサイドモールに関
する。
に亘つて取り付けられる紐状のサイドモールに関
する。
近年、自動車殊に乗用車の車体側面に、車体の
保護と装飾を兼ねて合成樹脂製のサイドモールが
多用されているが、これらのものは主として軟質
塩化ビニルまたはゴム等の弾性体からなる長尺成
形体の底面に両面接着テープ等で接着層を設けた
ものが多い。しかしながらこれらの軟質塩化ビニ
ル等によるものは、柔軟で弾性に富む反面、熱履
歴による寸法変化が大きく、特に冬季または寒冷
地にいては、その熱収縮によつて、サイドモール
の長手方向に縮みが生じ、その収縮応力によつて
モール端部において接着層が破壊され、車体から
剥離、脱落しやすいという欠点を有していた。
保護と装飾を兼ねて合成樹脂製のサイドモールが
多用されているが、これらのものは主として軟質
塩化ビニルまたはゴム等の弾性体からなる長尺成
形体の底面に両面接着テープ等で接着層を設けた
ものが多い。しかしながらこれらの軟質塩化ビニ
ル等によるものは、柔軟で弾性に富む反面、熱履
歴による寸法変化が大きく、特に冬季または寒冷
地にいては、その熱収縮によつて、サイドモール
の長手方向に縮みが生じ、その収縮応力によつて
モール端部において接着層が破壊され、車体から
剥離、脱落しやすいという欠点を有していた。
この考案は、車体外面という過酷な自然条件に
曝されかつそれ自体細長の長尺体であつて車体へ
の取り付けも粘着剤等の接着剤によつてなされる
という取付上極めて多くの難問をかかえたサイド
モールにあつて、自然条件特に熱履歴によるモー
ル本体の収縮を抑止しその取付強度を増大させる
とともに、モールの本来的機能である緩衝性に優
れ、かつ軽量で装飾加工の容易なサイドモールを
提供することを目的とするものである。
曝されかつそれ自体細長の長尺体であつて車体へ
の取り付けも粘着剤等の接着剤によつてなされる
という取付上極めて多くの難問をかかえたサイド
モールにあつて、自然条件特に熱履歴によるモー
ル本体の収縮を抑止しその取付強度を増大させる
とともに、モールの本来的機能である緩衝性に優
れ、かつ軽量で装飾加工の容易なサイドモールを
提供することを目的とするものである。
以下添付の図面に従つてこの考案の具体的構成
を説明すると、第１図はこの考案の一実施例を示
すサイドモール１０Ａの断面図、第２図は他の例
を示すサイドモール１０Ｂの断面図である。図示
したよにこの考案に係るサイドモール１０Ａ，１
０Ｂは、芯材１１と外殻１２および粘着剤層１４
の各部より構成される。
を説明すると、第１図はこの考案の一実施例を示
すサイドモール１０Ａの断面図、第２図は他の例
を示すサイドモール１０Ｂの断面図である。図示
したよにこの考案に係るサイドモール１０Ａ，１
０Ｂは、芯材１１と外殻１２および粘着剤層１４
の各部より構成される。
断面かまぼこ形または山形状等適宜の形状を呈
する長尺の芯材１１は、軟質塩化ビニル樹脂もし
くはゴムまたはこれらの混合物の独立気泡構造を
有する弾性発泡体より構成される。
する長尺の芯材１１は、軟質塩化ビニル樹脂もし
くはゴムまたはこれらの混合物の独立気泡構造を
有する弾性発泡体より構成される。
芯材１１の外表面全面は該芯材１１を構成する
発泡合成樹脂と相溶性のある非発泡合成樹脂より
なる外殻１２によつて一体に包被されている。そ
して外殻１２は後述する粘着剤層形成のために長
手方向に連続する平滑な底面１３を備えている。
この外殻１２は例えば芯材１１が塩化ビニル樹脂
の発泡体であれば、塩化ビニル樹脂またはこれに
ゴムもしくはABS樹脂等を混合したものによつ
て形成される。外殻１２の化粧面側の表面には、
必要に応じて紋模様または木目模様等の装飾が施
こされることもある。第２図においては、断面山
形のサイドモール１０Ｂ本体の両側面にアルミニ
ウム、ステンレス等の装飾用金属箔２０を添着し
た実施例が示される。
発泡合成樹脂と相溶性のある非発泡合成樹脂より
なる外殻１２によつて一体に包被されている。そ
して外殻１２は後述する粘着剤層形成のために長
手方向に連続する平滑な底面１３を備えている。
この外殻１２は例えば芯材１１が塩化ビニル樹脂
の発泡体であれば、塩化ビニル樹脂またはこれに
ゴムもしくはABS樹脂等を混合したものによつ
て形成される。外殻１２の化粧面側の表面には、
必要に応じて紋模様または木目模様等の装飾が施
こされることもある。第２図においては、断面山
形のサイドモール１０Ｂ本体の両側面にアルミニ
ウム、ステンレス等の装飾用金属箔２０を添着し
た実施例が示される。
前記外殻１２の平滑底面１３には車体への取付
部となる粘着剤層１４が形成される。この粘着剤
層１４は、ブチルゴム等の接着剤によつて、ある
いは両面接着テープによつて形成することができ
る。
部となる粘着剤層１４が形成される。この粘着剤
層１４は、ブチルゴム等の接着剤によつて、ある
いは両面接着テープによつて形成することができ
る。
なお、サイドモールの緩衝性をさらに向上させ
るには、芯材１１となる合成樹脂発泡体の密度を
0.7〜0.85とし、外殻１２と合わせた時の見掛比
重を約1.0とするのが望ましい。
るには、芯材１１となる合成樹脂発泡体の密度を
0.7〜0.85とし、外殻１２と合わせた時の見掛比
重を約1.0とするのが望ましい。
この考案に係るサイドモールにあつては以上説
明した構成よりなるものであるから、次の効果を
享有する。
明した構成よりなるものであるから、次の効果を
享有する。
まず、モールの芯材としての弾性発泡体を使用
するものであるから、緩衝性に優れたサイドモー
ルを提供できるのみならず、寒冷時において外殻
を生ずることのある長手方向への熱収縮は、該外
殻の内側に一体に形成された発泡芯材が有する三
次元立体構造の気泡壁によつてその収縮応力が曲
げ応力に発泡体内部で変化分散させられるので、
モールの長手方向に対する収縮応力は減殺緩和さ
れサイドモール本体の収縮を防止することができ
る。従つて、前述したようなモールの収縮に伴な
うその端部における接着剤層の破壊によつて惹き
起こされるモールの剥離、脱落という欠点を解消
することができる。
するものであるから、緩衝性に優れたサイドモー
ルを提供できるのみならず、寒冷時において外殻
を生ずることのある長手方向への熱収縮は、該外
殻の内側に一体に形成された発泡芯材が有する三
次元立体構造の気泡壁によつてその収縮応力が曲
げ応力に発泡体内部で変化分散させられるので、
モールの長手方向に対する収縮応力は減殺緩和さ
れサイドモール本体の収縮を防止することができ
る。従つて、前述したようなモールの収縮に伴な
うその端部における接着剤層の破壊によつて惹き
起こされるモールの剥離、脱落という欠点を解消
することができる。
また発泡合成樹脂を芯材として使用することに
より、モール全体の見掛比重を低下させることが
でき、モールが軽量化され、かつ粘着テープ等の
接着面に係る応力も小さくなり、耐久性が向上
し、かつサイドモールの大型化をも容易に可能と
なる。
より、モール全体の見掛比重を低下させることが
でき、モールが軽量化され、かつ粘着テープ等の
接着面に係る応力も小さくなり、耐久性が向上
し、かつサイドモールの大型化をも容易に可能と
なる。
さらにサイドモールの表面は芯材を構成する発
泡合成樹脂と相溶性のある非発泡合成樹脂よりな
る外殻によつて一体に包被されているものである
から、成形時の保形性が良好でかつ使用時におけ
る外観保持特性に優れる。もとより絞模様または
木目模様等の形成、および実施例で述べたような
金属光沢層の形成等も容易で装飾加工性にも優れ
る。
泡合成樹脂と相溶性のある非発泡合成樹脂よりな
る外殻によつて一体に包被されているものである
から、成形時の保形性が良好でかつ使用時におけ
る外観保持特性に優れる。もとより絞模様または
木目模様等の形成、および実施例で述べたような
金属光沢層の形成等も容易で装飾加工性にも優れ
る。
加えて、サイドモールの取付部となる外殻底面
が非発泡合成樹脂によつて平滑に構成されている
ことから、取付時の接着作業も容易であるととも
に強固な接合が可能である。
が非発泡合成樹脂によつて平滑に構成されている
ことから、取付時の接着作業も容易であるととも
に強固な接合が可能である。
第１図は、この考案のサイドモールの一実施例
を示す断面図、第２図は他の実施例を示す断面図
である。 １０Ａ，１０Ｂ……サイドモール、１１……芯
材、１２……外殻、１３……平滑底面、１４……
粘着剤層、２０……金属箔。
を示す断面図、第２図は他の実施例を示す断面図
である。 １０Ａ，１０Ｂ……サイドモール、１１……芯
材、１２……外殻、１３……平滑底面、１４……
粘着剤層、２０……金属箔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 発泡合成樹脂よりなる長尺の芯材と； 前記芯材を構成する発泡合成樹脂と相溶性の
ある非発泡合成樹脂よりなり、該芯材の外表面
全面を一体に包被するとともに長手方向に連続
する平滑な底面を備えた外殻と； 前記外殻の平滑底面に形成された粘着剤層； とからなることを特徴とする自動車用サイドモ
ール。 ２ 芯材が発泡塩化ビニル樹脂よりなり、外殻が
非発泡の塩化ビニル樹脂よりなる実用新案登録
請求の範囲第１項記載の自動車用サイドモー
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977129105U JPS6113386Y2 (ja) | 1977-09-26 | 1977-09-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977129105U JPS6113386Y2 (ja) | 1977-09-26 | 1977-09-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5454014U JPS5454014U (ja) | 1979-04-14 |
| JPS6113386Y2 true JPS6113386Y2 (ja) | 1986-04-25 |
Family
ID=29093438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977129105U Expired JPS6113386Y2 (ja) | 1977-09-26 | 1977-09-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6113386Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5819081Y2 (ja) * | 1979-06-13 | 1983-04-19 | 橋本フォ−ミング工業株式会社 | 車輛用モ−ルディング |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1428811A (en) * | 1972-03-20 | 1976-03-17 | Custom Trim Prod | Vehicle trim strip |
| JPS5215631A (en) * | 1975-07-28 | 1977-02-05 | Kaiser Glass Fiber Corp | Orifice plate for drawing glass fiber |
-
1977
- 1977-09-26 JP JP1977129105U patent/JPS6113386Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1428811A (en) * | 1972-03-20 | 1976-03-17 | Custom Trim Prod | Vehicle trim strip |
| JPS5215631A (en) * | 1975-07-28 | 1977-02-05 | Kaiser Glass Fiber Corp | Orifice plate for drawing glass fiber |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5454014U (ja) | 1979-04-14 |
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