JP2989653B2 - 投入抵抗付きパッファ形ガス遮断器 - Google Patents
投入抵抗付きパッファ形ガス遮断器Info
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- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Description
ガス遮断器に関する。
れる遮断器の遮断容量が増大し、且つ高い信頼性が要求
されている。遮断器の信頼性を高めるためには、部品点
数を少なくし、構造を単純化することが重要である。そ
のため、遮断器の遮断点数の減少が図られている。例え
ば、現在550KV系統では、遮断電流が50KAの2点切りパ
ッファ形ガス遮断器が実用化されているが、さらにこれ
を1点切り化することが要求されている。
のパッファ形ガス遮断器においては、投入時の投入過電
圧を抑制するために、投入抵抗方式が採用されている。
これは、パッファ形ガス遮断器の主接点と並列に投入抵
抗を有する投入抵抗接点を設け、投入時には主接点に先
立ってこの投入抵抗接点を投入し、その投入抵抗により
投入過電圧を抑制した状態で主接点を投入するものであ
る。
採用する例として、以下第6図に基づいて説明する。
り、ガスタンク10内に消弧室2と抵抗接点部3が並列に
接続されて配設され、また、消弧室2と抵抗接点部3の
一端は、可動支え4及び絶縁筒5を介してガスタンク10
に支持されている。さらに、ガスタンク10には機構箱7
が取付けられ、その内部に駆動部(図示せず)が収納さ
れている。また、抵抗接点部3は、投入抵抗体3a、支持
導体3cを介してこれらと直列に接続された投入抵抗接点
用固定電極3d、それと接離する投入抵抗接点用可動電極
3e及びそれを可動支え4に支持する支持導体3fとから構
成されている。投入抵抗接点用固定電極3dはバネ3g等の
公知の手段によって支持導体3cに固定されている。ま
た、投入抵抗体3aは、絶縁筒6及び接続導体9によって
ガスタンク10に支持されている。
(図示せず)により駆動される主接点用可動電極2a、こ
れに固着されるパッファシリンダ2b、絶縁ノズル2cより
成る可動部と、主接点用固定電極2d及び絶縁筒2eとから
構成されている。そして、他の機器へは、消弧室可動側
及び消弧室固定側から接続導体8を介して接続されてい
る。
は、以下に述べるように動作する。
電極3eと投入抵抗接点用固定電極3dとが接触し、投入抵
抗体3aが一定時間回路に投入される。その後、主接点用
可動電極2aと主接点用固定電極2dが接触し、投入抵抗体
3aが短絡され、遮断器が投入状態となる。一方、遮断時
には、まず、投入抵抗接点用可動電極3eと投入抵抗接点
用固定電極3dが開き、その後、主接点用可動電極2aと主
接点用固定電極2dが開離して遮断状態となる。
ァ形ガス遮断器には、以下に述べる様な解決すべき課題
があった。
係で構成しているため、ガスタンク10の内径が大きくな
り広い設置スペースが必要となるという欠点があった。
また、電流遮断時には遮断器1の主接点用可動電極2aと
主接点用固定電極2dの間にアークが発生するが、パッフ
ァシリンダ2bによって圧縮されたガスを絶縁ノズル2cに
沿って吹付けることにより、このアークを消弧してい
る。しかし、この時、アークによって熱せられた熱ガス
が大量に発生する。この熱ガスは、第6図中の矢印の方
へ向かって流れるので、その下流側に配設された絶縁筒
6近傍の絶縁性能が大幅に低下し、ガスキャップよりも
絶縁性能の弱い絶縁筒6の沿面方向の絶縁性能が低下す
る恐れがあり、遮断直後に対地絶縁性能が落ちるという
欠点があった。
で、その目的は、設置スペースの縮小化を図った投入抵
抗付パッファ形ガス遮断器を提供することにある。
封入したタンク内に収納され、投入時に発生する過電圧
を抑制するための投入抵抗接点と投入抵抗体が直列に接
続された抵抗接点部と、遮断器の主接点を電気的に並列
に接続した投入抵抗付パッファ形ガス遮断器において、
前記主接点の固定電極支持構造部背面側にこの主接点の
軸を中心とする略同一円周上に複数本の投入抵抗体をこ
の主接点の軸線と平行に分散配置し、この抵抗体の一端
を固定電極支持構造部に絶縁支持するとともに、この抵
抗体の他端を前記投入抵抗体間に前記主接点の軸線と平
行に配置され、前記固定電極支持構造部に固定された絶
縁棒により絶縁支持するように構成したことを特徴とす
るものである。
の固定電極支持構造部背面側に投入抵抗体を分割配置し
たので、装置全体が縮小化でき、また、ガスタンク側よ
り投入抵抗体を絶縁支持しない構造であるので、電流遮
断直後の対地絶縁性能が低下することがなくなる。
第1図の抵抗体絶縁支持構造の詳細図、第3図,第4
図,第5図はそれぞれ第2図における矢印A−A,B−B,C
−C線に沿う断面図である。なお、既に説明した従来の
遮断器と同一部分には同一符号を付して説明する。
り、ガスタンク10内に消弧室2と抵抗接点部3が並列に
接続されて配設され、また、消弧室2と抵抗接点部3の
一端は、可動支え4及び絶縁筒5を介してガスタンク10
に支持されている。さらに、ガスタンク10には機構箱7
が取付けられ、その内部に駆動部(図示せず)が収納さ
れている。また、抵抗接点部3は、投入抵抗体3a,接続
導体3b,支持導体3cを介してこれらと直列に接続された
投入抵抗接点用固定電極3d,それと接離する投入抵抗接
点用可動電極3e及びそれを可動支え4に支持する支持導
体3fとから構成されている。投入抵抗接点用固定電極3d
はバネ3g等の公知の手段によって支持導体3cに固定され
ている。また、固定電極支持構造部21の背面部に絶縁棒
31,32を介して投入抵抗体3aが固定電極支持構造部21に
絶縁支持されている。投入抵抗体3aは第3図及び第4図
に示すように、固定電極支持構造部21の背面側に消弧室
2の軸を中心とする略同一円周上に主接点部の軸線と平
行に4分割されている。個々の投入抵抗体3aは、第2図
に示すように電界緩和シールドを兼ねた押え金具33,34
に接続される。また、投入抵抗体3aの固定電極支持構造
部21側は絶縁棒31に接続され、絶縁棒31の他端は、固定
電極支持構造部21に設けられた嵌合部35に挿入され支持
されている。投入抵抗体3aの他端は、固定電極支持構造
部21に固定用ボルト37で締結され、固定電極支持構造部
21の背面側に突出した絶縁棒32に固定用ボルト36によっ
て締結される。また、第3図に示すように1本の絶縁棒
32で2本の投入抵抗体3aを絶縁支持する構成となってい
る。個々の投入抵抗体3aは、絶縁棒32と押え金具34との
締結部及び第4図に示す接続導体38で電気的に直列接続
され、また接続導体3bを介して隣接する投入抵抗体3aの
間に配置された支持導体3cへ、また接続導体39を介して
固定電極支持構造部21へ電気的に接続されている。さら
に第4図及び第5図に示すように、固定電極支持構造部
21に設けられた熱ガス排気口22の熱ガス排出空間を絶縁
棒31,32及び投入抵抗体3aが塞がないように配置されて
いる。
持構造部21の背面側に主接点の軸を中心とする略同一円
周上に主接点部の軸線と平行に分割配置することによっ
て、個々の投入抵抗体3aの長さを縮小化でき、タンク内
径を大きくすることなく投入抵抗体を配置することが可
能となり、極めてコンパクトな構成とすることができ
る。また、固定電極支持構造部21に設けられた熱ガス排
気口22を塞ぐことが無いので遮断性能、絶縁性能が優れ
ている。さらに、投入抵抗体3aの絶縁支持構造を嵌め合
わせ構成とボルト締結の組み合わせによって行っている
ことにより投入抵抗体は、ガスタンク10の機構箱7の反
対側の開口部から容易に取り外しができるため、消弧室
2の点検時には極めて作業性の良好な構成とすることが
できる。
造部背面側にこの主接点の軸を中心とする略同一円周上
に複数本の投入抵抗体を主接点部の軸線と平行に分散配
置し、投入抵抗体の両端部を固定電極支持構造部からそ
れぞれ絶縁支持し、隣接する投入抵抗体の間に抵抗接点
部の支持導体を配置することによって、ガスタンクの内
径及び全長が縮小化され、また、遮断時に発生するアー
クによって熱せられた熱ガスの固定電極側への排出を、
投入抵抗体が妨げることなく排出空間を確保することが
できるので、遮断性能,絶縁性能の低下が無く、さらに
投入抵抗体の取外しがガスタンクの機構箱と反対側の開
口部より容易にできる点検作業性の容易な縮小化された
設置スペースの少なくてすむ投入抵抗付パッファ形ガス
遮断器を提供することができる。
抵抗体絶縁支持構造の詳細図、第3図,第4図,第5図
はそれぞれ第2図における矢印A−A,B−B,C−C線に沿
う断面図、第6図は従来の投入抵抗付パッファ形ガス遮
断器の断面図である。 1……遮断器、2……消弧室 2a……主接点用可動電極 2b……パッファシリンダ、2c……絶縁ノズル 2d……主接点用固定電極、2e……絶縁筒 3……抵抗接点部、3a……投入抵抗体 3b……接続導体、3c……支持導体 3d……投入抵抗接点用固定電極 3e……投入抵抗接点用可動電極 3f……支持導体、3g……バネ 4……可動支え、5,6……絶縁筒 7……機構箱、8,9……接続導体 10……ガスタンク 21……固定電極支持構造部 22……熱ガス排気口、31,32……絶縁棒 33,34……押え金具、35……嵌合部 36,37……固定用ボルト 38,39……接続導体
Claims (1)
- 【請求項1】絶縁性ガスを封入したタンク内に収納さ
れ、投入時に発生する過電圧を抑制するための投入抵抗
接点と投入抵抗体が直列に接続された抵抗接点部と、遮
断器の主接点を電気的に並列に接続した投入抵抗付パッ
ファ形ガス遮断器において、 前記主接点の固定電極支持構造部背面側にこの主接点の
軸を中心とする略同一円周上に複数本の投入抵抗体をこ
の主接点の軸線と平行に分散配置し、この抵抗体の一端
を固定電極支持構造部に絶縁支持するとともに、この抵
抗体の他端を前記投入抵抗体間に前記主接点の軸線と平
行に配置され、前記固定電極支持構造部に固定された絶
縁棒により絶縁支持するように構成したことを特徴とす
る投入抵抗付パッファ形ガス遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2257476A JP2989653B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 投入抵抗付きパッファ形ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2257476A JP2989653B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 投入抵抗付きパッファ形ガス遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04137418A JPH04137418A (ja) | 1992-05-12 |
JP2989653B2 true JP2989653B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=17306834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2257476A Expired - Lifetime JP2989653B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 投入抵抗付きパッファ形ガス遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2989653B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011001624A1 (ja) | 2009-06-29 | 2011-01-06 | 株式会社 東芝 | 投入抵抗接点付きガス遮断器及びその投入、遮断方法 |
KR20220118674A (ko) * | 2021-02-19 | 2022-08-26 | 엘에스일렉트릭(주) | 가스절연개폐장치 |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP2257476A patent/JP2989653B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011001624A1 (ja) | 2009-06-29 | 2011-01-06 | 株式会社 東芝 | 投入抵抗接点付きガス遮断器及びその投入、遮断方法 |
KR20220118674A (ko) * | 2021-02-19 | 2022-08-26 | 엘에스일렉트릭(주) | 가스절연개폐장치 |
KR102569088B1 (ko) | 2021-02-19 | 2023-08-21 | 엘에스일렉트릭(주) | 가스절연개폐장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04137418A (ja) | 1992-05-12 |
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