JPH02160240A - ポジ型・ネガ型兼用感光性平版印刷版およびそれを用いた平版印刷版の作製方法 - Google Patents

ポジ型・ネガ型兼用感光性平版印刷版およびそれを用いた平版印刷版の作製方法

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JPH02160240A
JPH02160240A JP31563388A JP31563388A JPH02160240A JP H02160240 A JPH02160240 A JP H02160240A JP 31563388 A JP31563388 A JP 31563388A JP 31563388 A JP31563388 A JP 31563388A JP H02160240 A JPH02160240 A JP H02160240A
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photosensitive
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JP31563388A
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English (en)
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Yutaka Adachi
裕 安達
Sei Goto
聖 後藤
Hideyuki Nakai
英之 中井
Hiroshi Tomiyasu
富安 寛
Akira Sasaki
亮 佐々木
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Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポジ型・ネガ型兼用の感光性平版印刷版および
それを用いた平版印刷版の作製方法に関する。
[従来の技術1 印刷用平版の刷版作製工程において、ポジ型とネガ型の
2種の感光性平版印刷版を併用することが広く行われて
いる。しかし、ポジ型の感光性平版印刷版とネガ型の感
光性平版印刷版とでは感光体を形成する物質が異なるた
めに、両者の現像処理においては異なる現像液を用いな
ければならない。従って、ポジ型とネガ型両者を併用し
た場合には、現像用装置における現像液の交換とそれに
伴うttIF!4の洗浄のために作業効率の著しい低下
が発生する。
上2のような問題に対して1種類の感光性平版印刷版を
ポジ型にもネガ型にも用いることを可能にする技術が知
られている。このような技術としては、例えば特公昭5
6−14970号公報に開示されるようなオルトキノン
ジアジドを含むポジ型感光性組成物を用いた感光性平版
印刷版から特定の方法により、ネガ型画像を形成す°る
方法が公知である。
すなわち、該方法は、通常画像露光した後に現像処理を
施してポジ型画像を1:lることができるような感光性
平版印刷版を用いて同様に画像露光した後、熱処理、全
面露光、更にポジ型現像液による現像を引き続き行って
ネガ型画像を得るものである。
しかしながら、上記ポジ型・ネガ型兼用の感光性平版印
刷版は画像露光時又は露光後における露光部と未露光部
の識別性、いわゆる露光可視画性に明瞭さを欠き、更に
このような感光性平版印刷版から得られた平版印刷版は
印刷時において版面が汚れやすく、また近年の当業界に
おける印刷部数の増大に対しても耐刷性に劣るという欠
点を有していた。
[発明の目的] 本発明の目的は、ネガ型画像を得るための処理過程にお
いて改良された露光可視画性を右するポジ型・ネガ型兼
用の感光性平版印刷版を提供することである。
また、本発明の目的は、版面が汚れにくく、耐刷性の改
良された平版印刷版を得ることのできるポジ型・ネガ型
兼用の感光性平版印刷版を提供することである。
本発明の他の目的は、通常ポジティブ作用を示す感光性
平版印刷版からネガ型の平版印刷版を作製する方法にお
いて、改良された露光可視画性が得られる、版面の汚れ
にくい改良された耐刷性を右する平版印刷版の作製方法
を提供することである。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、オルトキノンジアジド化合物、ア
ルカリ可溶性樹脂及び有機染料を含有し、かつオキサゾ
ール、イソ第4二勺ゾール、ピラゾール、トリアゾール
及びこれらの読導体からなる群から選ばれる少なくとも
1種を含有する感光性組成物で形成された感光性層を支
持体上に有することを特徴とするポジ型・ネガ型兼用感
光性平版印すリ版、及び該感光性平版印刷版を画像露光
後、熱処理を施し、次いで舶記感光性層の仝而を露光し
た後に水系アルカリ現像液で現像することを特徴とげる
平版中119版の作製方法を提供することにより達成さ
れた。
以下、本発明について詳述づる。
本発明に用いられるオルトキノンジアジド化合物は、少
なくとも1つのオルトキノンジアジド基、好ましくはオ
ルトベンゾキノンジアジド基ま、たはオルトナフトキノ
ンジアジド基を有する化合物で、公知の種々の構造の化
合物、例えば、J、1<osar著[L ight −
3cnsitive systcmsJ (J ohn
Wiley  &  5ons 、  Inc、196
5年発行)第339頁〜第353頁に詳細に記されてい
る化合物を含みうる。特に種々のヒドロキシル化合物ま
たはアミノ化合物と1,2−キノンジアジド−4−スル
フォン酸又は1,2−キノンジアジド−5−スルフォン
酸とのエステルまたはアミドが好適であり、1.2−キ
ノンジアジド−4−スルホン酸のニスデル化合物が特に
aYましい。好ましいヒドロキシル化合物としτは、フ
ェノール類とカルボニル基含有化合物との縮合樹脂、特
に酸性触媒存在下での縮合により得られる樹脂が挙げら
れる。該フェノール類としてはフェノール、レゾルシン
、クレゾール、ピロガロール等が挙げられ、該カルボニ
ル基含有化合物としては、ホルムアルデヒド、ベンズア
ルデヒドの如きアルデヒド類、アセトンの如きケ1−ン
類が挙げられる。
特にフェノール・ボ、ルムアルデヒド樹脂、クレゾール
・ホルムアルデヒド樹脂、ピロガロール・アセi〜ン樹
脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹脂が好ましい。
本発明に用いられるオルトキノンジアジド化合物の代表
的な具体例としては、ベンゾキノン−(1,2)−ジア
ジドスルボン酸またはナフトキノン−(1,2)−ジア
ジドスルホン酸とフェノール・ホルムアルデヒド樹脂ま
たはクレゾール・ホルムアルデヒド樹脂とのエステル、
米国特許第3、635.709号明mmに記載されてい
るナフトキノンー(1,2)−ジアジドスルホン酸とピ
ロガロール・アセトン樹脂のスルホン酸エステル、ナフ
トキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−4−スルホ
ン酸とレゾルシン・ベンズアルデヒド樹脂との縮合物、
ナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−4−ス
ルホン酸とレゾルシン・ピロガロール・アセトン共重縮
合物とのエステル化合物またはピロが1コール・アセト
ン共重縮合物、その他有用なオルトキノンジアジド化合
物としては、特1FiI昭50−117503号公報に
記載されている、末端にヒドロキシル基を有するポリエ
ステルとオルトナフトキノンジアジドスルホン酸とのエ
ステル、特開昭50−113305号公報に記載されて
いるような、p−ヒドロキシスチレンのホモポリマーま
たはこれと共重合し得る他の七ツマ−との共重合体とオ
ルトナフトキノンジアジドスルホン酸とのエステル、ト
リヒドロ4ニジベンゾフエノンとオルトキノンジアジド
スルホン酸とのエステル等が挙げられる。
本発明においてはこれらのオルトキノンジアジド化合物
の含有爪は感光性組成物の全固形分に対し5〜60重予
%が好ましく、特に好ましくは10〜50重量%である
本発明に用いられるオキサゾール、イソオキサゾール、
ピラゾール、トリアゾール及びこれらの誘導体からなる
群から選ばれる少なくとも1種の化合物(以下、「本発
明の化合物」と称す。)としては、下記−数式(1)〜
(Vl)のいずれかで表わされる化合物(異性体を有す
る場合は異性体も含む。)が好ましい。
一般式(1) 一般式(II) 一般式(III) 一般式(IV) 一般式(V) 一般式(Vl) 阿 一般式(■) (式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子、アルキル基
、アミノ基又は二1−1]基を表わす。)R1及びR2
の各々で表わされるアルキル基としては例えばメチル基
、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、フェニル基
等が挙げられる。
本発明の化合物の例としては、ペンジオキナゾール、2
−メチルベンゾオキサゾール、イソメキサゾール、5−
メチルイソAキナゾール、3.5−ジメヂルイソオキサ
ゾール、3−アミノ−5メチルイソオキサゾール、2.
4−ジフェニルオキサゾール、2,5−ジフェニルオキ
サゾール、ピラゾール、3−メチルピラゾール、4−メ
チルピラゾール、3−アミノピラゾール、インダゾール
、5−アミノインダゾール、6−二トロインダゾール、
1,2.4−トリアゾール、3−ニトロ−1,2,4−
トリアゾール、3−アミノ−1゜2.4−トリアゾール
、1.2.3−ベンゾトリアゾール、5−メチル−1日
−ベンゾI・リアゾール、5−ニトロベンゾトリアゾー
ルなどが挙げられる。これらの化合物は全固形分に対し
0.2〜10重囲%、好ましくは0.5〜4mω%の範
囲で感光性組成物中に含まれる。
本発明の感光性平版印刷版にはアルカリ可溶性樹脂が用
いられる。このような樹脂は好ましくはフェノール性水
酸基、カルボキシル基、スルホンMW、リンMM等のア
ルカリ可溶性基をもつ化合物であり、該アルカリ可溶性
樹脂としては、フェノール類とケトン類又はアルデヒド
類を酸性触媒存在下で縮合して得られるものが好ましい
。該フェノール類としては、例えばフェノール、クレゾ
ール及びp−置換フェノール等が挙げられる。該アルデ
ヒド類としては、例えばアセトアルデヒド、ホルムアル
デヒド等が挙げられ、ホルムアルデヒドが好ましい。該
ケトン類としてはアセトンが好ましい。
好ましいアルカリ可溶性樹脂どしては例えばフェノール
−ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール−ホルムアルデヒ
ド樹脂、特開昭55−57841@公報に記載されてい
るようなフェノール−クレゾール−ホルムアルデヒド共
重縮合体樹脂、特開昭55−127553号公報に記載
されているような、p−置換フェノールとフェノールも
しくはクレゾールとホルムアルデヒドとの共重縮合体樹
脂、レゾルシン−ベンズアルデヒド樹脂、ビロガ0−ル
ーベンズアルデヒド樹脂等の多価フェノール類とベンズ
アルデヒドとの縮合体、ビ0ガロールーレゾルシンーア
Uトン樹脂等の多価フェノールとアセトンとの共重縮合
体、キシレノール−ホルムアルデヒド樹脂が挙げられる
。これらのアルカリ可溶性樹脂の含有mは感光性組成物
の全固形分に対し30〜90重量%が好ましく、特に5
0〜85重量%が好ましい。
また、本発明に係る感光性組成物は有機染料を含むこと
ができる。好ましい有機染料としては、例えばビクトリ
アピュアブルーBOH[保土谷化学] (CI  42
595) 、オイルブルー9603[オリエント化学工
業製1、パテントピュアブルー[住友三国化学製] (
CI  42045) 、クリスタルバイオレット(C
I  42555) 、ブリリアントグリーン(CI 
 42040) 、エチルバイオレット、メチルバイオ
レット(Cl  42535) 、メチルグリーン(C
,145285) 、工IJスO?/ンB (CI  
45430)、ペイシックツクシン(C142510)
 、マラカイトグリーン(CI  42000) 、オ
イ/LzL/7F(C160505) 、lτクレゾー
ルパープル、0−ダミンB (CI  45170) 
、オーラミン(CI  41000)、4−D−ジエチ
ルアミノフェニルイミノナフトキノン、シアノ−p−ジ
エチルアミノフェニルアセトアニリド等に代表されるト
リフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、オキサジン
系、オキサテン系、イミノデフ1〜キノン系、アゾメチ
ン系及びアントラキノン系の色素等が挙げられる。
上記有機染料は感光性組成物全固形分に対し、好ましく
は0.01〜5重M%、より好ましくは0.1〜3mm
%のmで含まれる。
本発明の感光性平版印刷版に用いられる感光性組成物に
は、以上説明した各素材の他に、必要に応じて下記のよ
うな添加剤も含むことができる。
すなわち、可塑剤としての各種低分子化合物類(例えば
フタル酸エステル類、トリフェニルホスフェート類、マ
レイン酸エステル類等)、塗布性向上剤としての界面活
性剤(例えばフッ素系界面活性剤、エチルセル0−スポ
リアルキレンエーテル等に代表されるノニオン活性剤等
)、ポジ型感光性組成物の増感剤として酸無水物等が挙
げられる。更に、露光により酸もしくは遊tJIMを生
成し、前述の如き有機染料と相互作用して該染料の色調
を変化せしめる化合物を、露光により可視FM像を形成
させるためのプリントアウト月利として含むこともでき
る。露光により酸もしくは遊離基を生成する化合物とし
ては、例えば特開昭50−36209号公報に記載の0
−ナフトキノンジアジド−4−スルフォン酸ハロゲニド
、特開昭53−36223号公報に記載のトリへロメチ
ルー2−ピ0ンやトリハロメチル−トリアジン、特開昭
55−6244号公報に記載のオルトナフトキノンジア
ジド−4−スルホン酸クロライドと電子吸引性置換基を
有するフェノール類またはアニリン類とのエステル化合
物、特開昭55−77742号公報に記載のハロメチル
−ビニル−オキサジアゾール化合物及びジ7ゾニ1クム
塩類等が挙げられる。これらの化合物はその種類によっ
ても異なるが、概してその添加間は感光性組成物の全固
形分に対して0,01〜20重量%、好ましくは0.0
5〜10重量%が適当である。
本発明の感光性平版印刷版は前記の感光性組成物を適当
な溶媒に溶解し、支持体上に塗布することによって得ら
れる。用いられる溶媒の例としては、エチレングリコー
ル、エチレングリコールモノメチルニーデル、エチレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート−、エチレン
グリコールイソプロピルニーデル、エチレングリコール
モノブチルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチレ
ングリコールモノメチルニーデル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、プロピレングリコール、プロピ
レングリコールモツプチルエーテル、ブロビレングリコ
ールモノメ、チルエーテルアセテート、プロピレングリ
コールモノエチルエーテル、プロピレングリコール七ノ
エチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモツ
プチルエーテルなどの多価アルコールのエーテルが好ま
しく挙げられるが、この他に、ジオキサン、デ1−ラヒ
ドロフラン、テトラヒドロビランなどのエーテル類;メ
チルエチルケトン、メチルプロピルク゛トン、メチルブ
チルケ1〜ン、メチルアミルク1−ン、ジエチルケトン
、ジアセ1−ンアルコール、シクロペンタノン、シクロ
ヘキサノンなどのケトン類:メタノール、エタノール、
プロパツール、イソプロパツール、n−ブタノール、5
ec−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタ
ノール、イソペンタノール、n−へキリ°ノール、イソ
ヘキサノール等のアルコール類:酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ヘキシル、プロピ
オン酸エチル、プロピオン酸ブチルなどのエステル類な
ども用いることができる。
本発明の感光性平版印刷版に用いられる支持体としては
アルミニウム板、唾鉛、銅、鉄などの金属板、また金属
が蒸着された紙、およびプラスデックフィルム等があげ
られるが、アルミニウム板が最も好ましい。特に好まし
くは、砂目立て処理、陽極酸化処理及び必要に応じ封孔
処理等の表面処理が施されたアルミニ1クム板である。
また、前記感光性組成物の支持体上への塗布mは用途に
よっても異なるが、−殻内に固形分として0.5〜3.
5(J/fの範囲が適当である。
上述のように得られた感光性平版印刷版からは、画像露
光後にポジ用現像液で現像してポジ画像を得ることがで
きる。また、画像露光後に熱処理を施し、更に感光性層
全面を再露光した優に、水系アルカリ現像液で現像する
ことによりネガ型画像を得ることができる。
本発明における感光性平版印刷版の画像露光は例えば、
像形成がなされた透光性フィルムを感光性平版印刷版に
原稿として密着させ、一定時間、螢光管、キセノン灯、
金属ハロゲン化物を装入した高圧水銀灯、炭素アーク灯
などの公用の光源を用いて行なう等の通常行なわれてい
る種々の方法によって行なうことができる。
また、本発明においては上記画像露光につづく熱処理は
80〜200℃、好ましくは90〜160℃の範囲の温
度で1〜30分、好ましくは3〜15分の時間で行なわ
れることがりYましく、加熱温度が低すぎると現像時に
感光性層が現像液に溶解してしまう等の問題が生じ、ま
た加熱温度が高ずざると、感光性層全面が硬化してしま
う等の問題が生じる場合がある。
このような加熱処理は画像露光後の感光性平版印刷版を
加熱空気中に上記時間放置して行なうのが一般的である
が、感光性平版印刷版の支持体側に加熱した物体を接触
させて行なうことも可能である。
上記熱処理後に行なわれる全面露光は、前記画像露光と
同様の装置を用いて行なうことができる。
また、本発明の方法において、感光性平版印刷版の現像
に用いる水系アルカリ現像液としては下記の現像液が挙
げられる。。
ずなわら、本発明に係わる。現像液はアルカリ性の水性
溶液であり、用いられるアルカリ剤として好ましくはケ
イ酸カリウム、ケイ酸リチウム、ケイ酸ナトリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、第
三リン酸ナトリウム、第ニリン酸ナトリウム、第三リン
酸カリウム、第ニリン酸カリウム、炭酸すトリウム、炭
酸カリウム等が挙げられる。これらの中でもケイ酸カリ
ウム、ケイ酸リチウム、ケイ酸ナトリウム等のケイ酸ア
ルカリを含イテする現像液は現像階調性が良好なため好
ましく、ケイ酸アルカリの組成がモル比で[Si 02
 ]/ [M]= 0.5〜1.5(ここに[Si 0
2 ]、[M]はそれぞれ3i02のモル濃度と総アル
カリ金属のモル濃度を示す。)であり、かつ5102を
0.8〜8重量%含有する現像液が好ましく用いられる
。このケイ酸アルカリ組成のうち、特にモル比で[Si
 02 ] / [M] =0.5〜0.75であり、
かつSiO2が0.8〜4重最%の現像液は、低fJ度
のため現像廃液の中和が容易な点で好ましく用いられ、
一方0.15を超え1.3までのモル比であり、かつS
iO2が1〜8重量%の現像液は緩衝力が高く、処理能
力が高い点で好適に用いられる。
また、該ケイ酸アルカリのアルカリ金属として全アルカ
リ金属中、カリウムを20モル%以上含むことが、現象
液中での不溶物発生が少ないため好ましく、より好まし
くはカリウムを90モル%以上含むことであり、最も好
ましくはカリウムが100モル%の場合である。
本発明に好ましく用いられる現像液のtIH値は25℃
において12以上であり、好ましくは12.5〜14.
0である。
また該現flil液中には、例えば亜硫酸カリウム、亜
硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸マグネシウムな
どの水溶性亜硫′M塩を添加することができる。亜硫酸
塩の現像液中における好ましい含有mは0.05〜4重
ω%で、より望ましくは0.1〜1重M%である。
また、該現像液中に、特開昭50−51324号公報に
記載されているようなアニオン性界面活性剤、両性界面
活性剤a3よび特開昭5°9−75255号公報、同6
0−111246号公報及び同60−213943号公
報等に記載されでいるような非イオン性界面活性剤のう
ち少なくとも1梗を含有させることにより、または特開
昭55−95946号公報、同56−142528号公
報等に記されるような畠分子電解質を含有させることに
J:す、感光性組成物への濡れ性を高めたり、階調性を
さらに高めることができ、好ましい。かかる界面活性剤
の添加量は特に制限はないが、0.003〜3申n%が
好ましく、特にo、 ooe〜1重量%の濃度が好まし
い、。
さらに、本発明に使用される現像液には消泡剤を含有さ
せることができる。好適な消泡剤には有機シラン化合物
が挙げられる。
上記現像液で画像露光された本発明の感光性平版印刷版
を現像する方法としては従来公知の種々の方法が可能で
ある。具体的には例えば画像露光された該感光性平版印
刷版を現像液中に浸漬する方法、該感光性平版印刷版の
感光性層に対して多数のノズルから現像液を噴出する方
法、現像液で湿潤されたスポンジで該感光性平版印刷版
の感光性層を拭う方法、該感光性平版印刷版の感光性層
の表面に現像液をローラー塗布する方法などが挙げられ
る。またこのようにして感光性平版印刷版の感光性層に
現像液を施した後、感光性層の表面をブラシなどr:軽
く擦ることもできる。現像条件については、前記現像方
法に応じて適宜選ぶことができる。−例を示寸と、例え
ば浸漬による現像方法では約10〜40℃の現象液に約
10〜80秒間浸漬させる方法が選ばれる。
[実施例] 以下に本発明を実施例により説明覆るが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
実施例1 下記組成を有する感光液を調製し、これを砂目立てした
アルミニウム板にロールコータ−を用いて固形分1.8
 (J/l’の塗布mとなるように塗布した後、乾燥し
、感光性平版印刷版試料1を得た。
(感光液組成) ・1〜リヒドロキシベンゾフエノンとナフトキノン(1
,2)−ジアジド−4−スルホン酸クロライドとのエス
テル化合物(QD−1)2.3重量部 ・フェノール、m −、p −n合りレゾールとホルム
アルデヒドとの共m縮合樹脂(フェノール、−一、p−
混合クレゾールのモル比が48 : 32 :20) 
              0.7重量部・パラオ゛
クチルフェノールとホルマリンとから合成されたノボラ
ック樹脂   0,9型組部・2−トリクロル−デル−
5−(β−ベンゾフリルビニル)−1,3,4−オキサ
ジアゾール0.05 jlifl1部 ・イソオキサゾール      0.07重d部・ビク
トリアピュアブルーBOH0,07m1部・エチレング
リコールモノメチルエーテル8型組部 ・エチレングリコール七ノエチルエーテル37重量部 上記感光液組成において、イソオキサゾール又はQD−
1を表−1に示ずような化合物にかえる以外は試料1と
同様にして感光性平版印刷版試料2〜8を作製した。
上記得られた試料1〜8の各々を2枚に切断し、その一
方はポジ原画を露光した後、メタケイ酸ソーダ4%溶液
にベンゼンスルホン酸ソーダを0.1%添加した、有機
溶剤を含まない現像液中に27℃で20秒間浸漬し、現
像して鮮明なポジ画像を得た。露光は透明フィルム上に
形成された陽画原稿を版面に密首し、2KWメタルハラ
イドランプ(台輪電気(掬製アイドルフィン2000)
を光源として光量8.0 mW/ (、fで70秒間行
なった。以下、この方法で形成されたポジ画像をポジー
ポジ画像と称する。もう一方の試料には上記ポジ画像露
光と同一条件でネガ型画像およびステップタブレット(
イーストマンコダック社製No、2.am度差0.15
ずつで21段のグレースケールによる)を露光した後1
40℃に保った空気恒温槽中に5分間放置し、冷却後に
原画を用いずに画像露光と同一条件で露光した。次いで
、ポジーポジ画像を得たのと同一条件で現像して鮮明な
ポジ画像を得た。
以下、この方法で得られたポジ画像をネガ−ポジ画像と
称する。
ネガ−ポジ画像の各々の作製時について、露光可視画性
を評価した。また、得られた平版印刷版の各々を用いて
下記印刷条件にて印刷を(テない、版面の汚れ及び耐刷
性を評価した。
(印刷条件) 印刷機:ハイデルG T O 印刷インキ:東洋キングニューブライト紅(東洋インキ
社製) 紙:上質紙 印刷速度: 8000枚/時 版面の汚れの評価は、上記印刷を22℃、相対湿度62
%の印刷室にて行ない、印刷中一定の時点で湿し水の供
給を20%カットして印刷を行ない、汚れのない印刷が
得られる枚数で行なった。
また、耐刷性の評価はインキが画像部に着肉しなくなっ
た時点での枚数で行なった。
比較例1 実施例1の感光液組成において、該感光液組成からイソ
オキサゾールを除いた以外は試料1と同様にして試料9
を、また、該感光液組成からビクトリアピュアブルーB
OHを除いた以外は試料1と同様にして試料10を、更
に該感光液組成からイソオキサールール及びビクトリア
ピュアブルーBOHを除いた以外は試別1と同様にして
試料11を作製した。これらの試料9〜11の各々につ
いて実膿例1ど同様にして処即し、また評価を行なった
試別9〜10についてはいずれb鮮明なポジーポジ画像
及びネガーポジ画象を得ることができた。
試料11については、ポジーポジ画像は鮮明に得られた
が、ネガ−ポジ画像についでは安定した画像が得られな
かった。評価の結果を表−1に示す。
比較例2 実施例1の感光液組成においてQD−1に代わりにクレ
ゾール・ホルムアルデヒド樹脂とす71−キノン−(1
,2)−ジアジド−5−スルホン酸とのエステル(QD
−3)を用い、イソオキサゾールの代わりにイミダゾー
ルを用い、更にビクトリアピュアブルーを除いた以外は
試料1と同様にして試料12を、また実施例1の感光液
組成においてQD−1の代わりにQD−3を用い、イソ
オキリシールの代わりにジェタノールアミンを用いた以
外は試料1と同様にして試料13を、また実施例1の感
光液組成においてQD−1の代わりにQD−3を用い、
イソオキ1ノ゛ゾールの代わりに1’   3’、3’
−トリメチル−6′−二トロスピロ[2H−1−ベンゾ
ピラン−2,2′−インドリン]を用い、更にビクトリ
アピュアブルーを除いた以外は試料1と同様にして試料
14を作製した。これらの試料12〜14について実施
例1、−」1.’ : 、!′! 本I  QD−2: ピロガロール・アセトン樹脂とナフトキノン丁(1,2
)−ジアジド−4−スルホン酸りDライドとのエステル
化合物 本2  QD−3; クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂とナフトキノン−(
1,2)−ジアジド−5−スルホン酸とのエステル *3露光可視画性評価 Δ:八へ≧O、17 B:0.15≦ΔQ<0.17 C:0.12≦ΔQ<0.15 [):0.09≦ΔQ<0.12 E:ΔQ<0.09 但しΔDは露光部と未露光部の濃度差を表わす。
表−1より明らかなように、本発明の化合物を含有する
本発明の試料N001〜8はいずれも優れた露光可視画
性を有し、かつ各々の試料より得られた平版印刷版はい
ずれも版面が汚れにくく、改良された耐刷性を有してい
る。
[発明の効果] 本発明によれば、ネガ型処理で改良された露光可視画性
を有し、かつ版面が汚れにクク、改良された耐刷性を有
する平版印刷版を与えるポジ型・ネガ型兼用の感光性平
版印刷版が提供される。
特許出願人 コニカ株式会社(他1名)代 理 人 弁
理士 市之瀬 宮人’:”:”、IL・−・yl [、て

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オルトキノンジアジド化合物、アルカリ可溶性樹
    脂及び有機染料を含有し、かつオキサゾール、イソオキ
    サゾール、ピラゾール、トリアゾール及びこれらの誘導
    体からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する感
    光性組成物で形成された感光性層を支持体上に有するこ
    とを特徴とするポジ型・ネガ型兼用感光性平版印刷版。
  2. (2)オルトキノンジアジド化合物、アルカリ可溶性樹
    脂及び有機染料を含有し、かつオキサゾール、イソオキ
    サゾール、ピラゾール、トリアゾール及びこれらの誘導
    体からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する感
    光性組成物で形成された感光性層を支持体上に有する感
    光性平版印刷版を画像露光後、熱処理を施し、次いで前
    記感光性層の全面を露光した後に水系アルカリ現像液で
    現像することを特徴とする平版印刷版の作製方法。
JP31563388A 1988-12-14 1988-12-14 ポジ型・ネガ型兼用感光性平版印刷版およびそれを用いた平版印刷版の作製方法 Pending JPH02160240A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006184660A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Sumitomo Bakelite Co Ltd ポジ型感光性樹脂組成物並びにそれらを用いた半導体装置及び表示素子
JP2007017959A (ja) * 2005-06-07 2007-01-25 Asahi Kasei Electronics Co Ltd ポジ型感光性樹脂組成物

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JP4543923B2 (ja) * 2004-12-28 2010-09-15 住友ベークライト株式会社 ポジ型感光性樹脂組成物並びにそれらを用いた半導体装置及び表示素子
JP2007017959A (ja) * 2005-06-07 2007-01-25 Asahi Kasei Electronics Co Ltd ポジ型感光性樹脂組成物

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