JPH02160226A

JPH02160226A - アイピースシャッタ駆動装置

Info

Publication number: JPH02160226A
Application number: JP31563488A
Authority: JP
Inventors: Tatsuhide Takebayashi; 達秀竹林
Original assignee: Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Pentax Corp
Priority date: 1988-12-14
Filing date: 1988-12-14
Publication date: 1990-06-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「技術分野」本発明は、−眼レフカメラのアイピースシャツ−７動装
置に関する。

［従来技術およびその問題点」 −眼レフカメラでは、ファインダ接目艮窓から目を離す
接写や複写あるいは長時間露出を行なうとき、該接眼窓
から逆入光が進入すると、露出が狂うおそれがある。ア
イピースシャッタは、このような場合にファインダ接眼
窓から光が逆進するのを防止する目的で使用されている
。ところが従来のアイピースシャッタはいずれも、手動
によって開閉操作されるもので操作が煩雑であった。

「発明の目的」本発明は、その開閉をパワー化したアイピースシャッタ
の駆動装置を得ることを目的とし、さらにパワー化のた
めの独立した駆動源を要しないアイピースシャッタ駆動
装置を得ることを目的とする。

「発明の概要」本発明は、アイピースシャッタ開閉の駆動源として、ス
トロボ装置のアップダウン用モータを利用すれば、装置
構成が複雑化せず、かつコストの安い駆動装置が得られ
るという着眼によって完成されたものである。

すなわち本発明は、ストロボ装置の発光部をアップダウ
ンさせるモータ駆動のストロボ駆動装置と、ファインダ
装置の接眼窓を開閉するアイピースシャッタとを有する
一眼レフカメラにおいて、このアイピースシャッタを回
転部材の回転によって開閉するアイピースシャッタ開閉
機構と、ストロボ駆動装置のモータの駆動力をこのアイ
ピースシャッタ開閉機構の回転部材に選択して伝達する
切換駆動機構とを備えたことを特徴としている。

この切換駆動機構は、例えば、モータによって回転駆動
される親ギヤと同軸に、該親ギヤと噛み合う遊星ギヤを
回転自在に支持した切換レバーを枢着して、モータの正
逆の回転方向に応じこの切換レバーが揺動するようにな
し、この切換レバーの揺動により、その遊星ギヤを、ア
イピースシャッタ開閉機構を開閉させる回転ギヤ部材と
、ストロボ装置の発光部をアップダウンさせる回転ギヤ
部材とに、択一して噛み合わせることにより構成するこ
とができる。

「発明の実施例」以下図示実施例について本発明を説明する。

眼レフカメラ１１（第５図）のペンタプリズムＰの前部
には、ストロボ装置（の発光部）１２が位置している。

このストロボ装置１２は、軸１３を中心に回動可能なア
ップダウン枠１４に、キセノン管１５および反射傘１６
を設けたもので、アップダウン枠１４を回動させること
により、キセノン管１５および反射傘１６が収納位置と
突出位置（使用位置）とに移行する。このアップダウン
枠１４は、図示しないばね手段により、突出位置に上昇
付勢されている。

このストロボ装置１２の駆動機構を説明すると、アップ
ダウン枠１４にはその側面に位置規制ビン１７が設けら
れ、この位置規制ビン１７は、アップダウン制御レバー
１８の一端作用腕１８ａに係合している。アップダウン
制御レバー１８は軸１９でカメラ本体に枢着されていて
、このアップダウン制御レバー１８の回動位置により、
アップダウン枠１４のアップダウン位置が規制される。

アップダウン制御レバー１８の他端の制御腕１８ｂは、
回転ギヤ部材２０に設けたカム部材２１と係合している
。カム部材２１は、回転ギヤ部材２０の回転中心に対す
る偏心位置に設けられていて、カム部材２１が第１図、
第４図のように上方に位置するように回転ギヤ部材２０
が回動すると、この制御腕１８ｂが押し上げられて作用
腕１８ａが下降し、位置規制ビン１７を介してアップダ
ウン枠１４は収納位置に保持される。これに対し、カム
部材２１が第３図のように下方に位置するように回転ギ
ヤ部材２０が回動すると、アップダウン枠１４が付勢ば
ねの力により上昇回動じ、制御腕１８ｂとカム部材２１
が当接する位置で、その突出位置（使用位置）が規制さ
れる。

従って図示例では、回転ギヤ部材２０の１８０＠の間欠
回転により、ストロボ装置１２が突出位置と収納位置の
間に移動する。

回転ギヤ部材２０は、モータ３１、このモータ３１の出
力軸に固定したビニオン３２、このピ二オン３２と噛み
合う親ギヤ３３、およびこの親ギヤ３３と噛み合う遊星
ギヤ３４を介して回転駆動される。遊星ギヤ３４は、親
ギヤ３３と同軸で相対回動自在の切換レバー３５に支持
されており、親ギヤ３３が第１図の実線矢印方向に回動
すると、切換レバー３５が同方向に回動し、遊星ギヤ３
４と回転ギヤ部材２０とが噛み合う。

他方−眼レフカメラ１１のファインダ装置４０には、そ
の接眼窓４１に、一対のアイピースシャッタ４２が開閉
可能に設けられている。このアイピースシャッタ４２は
、軸４３でカメラ本体に枢着された一対のＸ字アーム４
４の一端部に軸４５で枢着されていて、このＸ字アーム
４４を拡縮させることにより、アイピースシャッタ４２
が接眼窓４１を開閉する。

一対のＸ字アーム４４のアイピースシャッタ４２と反対
側の端部には、互いに平行をなすカム連動腕４６が曲折
形成されており、また引張ばね４７が張設されていて、
一対のカム連動腕４６を互いに接近する方向、つまりア
イピースシャッタ４２が常時閉じる方向に付勢している
。この一対のカム連動腕４６の間には、回転ギヤ部材４
８に固定したカム部材４９が位置している。このカム部
材４９は楕円状をなしていて、一対のカム連動腕４６の
間にその長人が位置するとアイピースシャッタ４２が開
き、短径が位置するとアイピースシャッタ４２が閉じる
。従ってこの例では、回転ギヤ部材４８の９０＠の間欠
回転により、アイピースシャッタ４２が開閉する。そし
てこの回転ギヤ部材４８は、親ギヤ３３が第１図の破線
方向に回動して切換レバー３５が同方向に揺動した際、
遊星ギヤ３４と噛み合う。

回転ギヤ部材２０と回転ギヤ部材４８には、それぞれ回
転角検知手段５０と５１が設けられている。回転角検知
手段５０は、回転ギヤ部材２０の回転角から、ストロボ
装置１２の突出位置と収納位置を検出し、モータ制御回
路５２を介してモータ３１に停止信号を与えるものであ
る。また回転角検知手段５１は、同様に回転ギヤ部材４
８の回転角から、アイピースシャッタ４２の開位置と閉
位置を検出し、モータ制御回路５２を介してモータ３１
に停止信号を与える。

モータ制御回路５２には、ストロボアップダウンスイッ
チ５３およびアイピースシャツタ開閉スィッチ５４から
の信号が入力される。モータ制御回路５２は、ストロボ
アップダウンスイッチ５３から信号が入力されたときに
は、ビニオン３２を実線矢印方向に回転させ、アイピー
スシャツタ開閉スィッチ５４から信号が入力されたとき
には、ビニオン３２を破線矢印方向に回転させる。スト
ロボアップダウンスイッチ５３は、手動スイッチで構成
する他、測光回路に連動させて被写体の輝度が一定値以
下のときこれをオンにすることができる。またアイピー
スシャツタ開閉スィッチ５４は、手動スイッチで構成す
る他、セルフタイマ撮影制御回路等に連動させて、セル
フタイマ撮影やリモート撮影のときにこれをオンにする
ことができる。

上記構成の本装置において、いまストロボ装置１２が収
納位置、アイピースシャッタ４２が開位置（第１図）に
あるとする。この状態でストロボアップダウンスイッチ
５３をオンにすると、モータ制御回路５２を介してビニ
オン３２、親ギヤ３３、切換レバー３５が実線矢印方向
に回動し、遊星ギヤ３４と回転ギヤ部材２０が噛み合う
。

よって回転ギヤ部材２０が実線方向に回動し、カム部材
２１、アップダウン制御レバー１８および位置規制ビン
１７を介して、ストロボ装置１２（アップダウン枠１４
）が収納位置から突出位置に移動する。そして回転ギヤ
部材２０の回転角が１８０′に達すると（すなわちスト
ロボ装置１２が突出位置に移動すると）、回転角検知手
段５０がこれを検知し、モータ制御回路５２を介してモ
ータ３１に停止信号を発する（第３図）。ストロボアッ
プダウンスイッチ５３を再度オンにすると、再び同一の
回転駆動経路により回転ギヤ部材２０が１８０１回転し
、ストロボ装置１２が今度は突出位置から収納位置に移
動する。このストロボ装置１２のアップダウン動作の際
には、回転ギヤ部材４８には何ら回転が与えられないか
ら、アイビースシャッタ４２は閉じない。

これに対し、アイピースシャツタ開閉スィッチ５４をオ
ンにすると、モータ制御回路５２を介してビニオン３２
が破線矢印方向に回動する。すると、親ギヤ３３および
切換レバー３５が同破線矢印方向に回動し、遊星ギヤ３
４は回転ギヤ部材２０との噛合を解いて、回転ギヤ部材
４８と噛み合う。よって回転ギヤ部材４８が破線矢印方
向に回動し、カム部材４９、カム連動腕４６およびＸ字
アーム４４を介してアイピースシャッタ４２が閉じる。

そして回転ギヤ部材４８の回転角が９０″に達すると（
すなわちアイピースシャッタ４２が閉じると）１回転角
検知手段５１がこれを検知し、モータ制御回路５２を介
してモータ３１に停止信号を発する（第２図）。アイピ
ースシャツタ開閉スィッチ５４を再度オンにすると、再
び同一の回転駆動経路により回転ギヤ部材４８が９０″
回転し、アイピースシャッタ４２が今度は閉位置から開
位置に移動する。このアイピースシャッタ４２の開閉動
作の際には１回転ギヤ部材２０には何ら回転が与えられ
ないから、ストロボ装置１２はアップダウンしない。

上記実施例に示したストロボ装置１２のアップダウン機
構及びアイピースシャッタ４２の開閉機構は、簡単な一
例を示すもので、本発明はこれに限定されない。

「発明の効果」以上のように本発明のアイピースシャッタ駆動装置は、
アイピースシャッタの開閉をパワー化したから、手動操
作による開閉に比し、円滑で高級な操作感が得られ、ま
たその駆動源として、ストロボ装置のアップダウンを行
なうモータを利用するので、独立に駆動源を設ける場合
に比し、コストの低減を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は、本発明のアイピースシャッタ駆動装
置の実施例を示す、アイピースシャッタが開状態と閉状
態の要部の斜視図、第３図、第４図は同じく、ストロボ
アップ位置（突出位置）とダウン位置（収納位置）を示
す側面図、第５図は一眼レフカメラ全体との関係を示す
斜視図である。１１・・・−眼レフカメラ、１２・・・ストロボ装置（
発光部）、１４・・・アップダウン枠、１５・・・キセ
ノン管、１６・・・反射傘、１７・・・位置規制ビン、
１８・・・アップダウン制御レバー、２０・・・回転ギ
ヤ部材、２１・・・カム部材、３１・・・モータ、３２
・・・ビニオン、３３・・・親ギヤ、３４・・・遊星ギ
ヤ、３５・・・切換し・バー、４０・・・ファインダ装
置、４１・・・接眼窓、４２・・・アイピースシャッタ
、４４・・・Ｘ字アーム、４６・・・カム連動腕、４７
・・・引張ばね、４８・・・回転ギヤ部材、４９・・・
カム部材、５ｏ、５１・・・回転角検知手段、５２・・
・モータ制御回路、５３・・・ストロボアップダウンス
イッチ、５４・・・アイピースシャツタ開閉スィッチ。第２図特許出願人　　旭光学工業株式会社同代理人　　　　三　浦　邦　夫

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ストロボ装置の発光部を使用状態と収納状態とに
アップダウンさせるモータ駆動のストロボ駆動装置と、
ファインダ装置の接眼窓を開閉するアイピースシャッタ
とを有する一眼レフカメラにおいて、上記アイピースシャッタを回転部材の回転によって開閉
するアイピースシャッタ開閉機構と、上記ストロボ駆動
装置のモータの駆動力をこのアイピースシャッタ開閉機
構の回転部材に選択して伝達する切換駆動機構とを備え
たことを特徴とするアイピースシャッタ駆動装置。
（２）請求項１において、切換駆動機構は、モータによ
って回転駆動される親ギヤと、この親ギヤに噛み合う遊
星ギヤを回転自在に支持し該親ギヤと同軸に支持された
切換レバーと、アイピースシャッタ開閉機構を開閉させ
る回転ギヤ部材と、ストロボ装置の発光部をアップダウ
ンさせる回転ギヤ部材とを備え、かつこの一対の回転ギ
ヤ部材は、モータの正逆の回転方向に応じて揺動する上
記切換レバーの遊星ギヤに択一して噛み合うことを特徴
とするアイピースシャッタ駆動装置。
（３）請求項２において、アイピースシャッタ開閉機構
の回転ギヤ部材はカム部材を備え、このカム部材が回転
ギヤ部材の回転に応じて、アイピースシャッタを開閉す
るアイピースシャッタ駆動装置。
（４）請求項２において、ストロボ駆動装置の回転ギヤ
部材はカム部材を備え、このカム部材が回転ギヤ部材の
回転に応じて、発光部をアップダウンさせるアイピース
シャッタ駆動装置。