JPS6152453B2 - - Google Patents

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JPS6152453B2
JPS6152453B2 JP17222079A JP17222079A JPS6152453B2 JP S6152453 B2 JPS6152453 B2 JP S6152453B2 JP 17222079 A JP17222079 A JP 17222079A JP 17222079 A JP17222079 A JP 17222079A JP S6152453 B2 JPS6152453 B2 JP S6152453B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
shutter
charge
locking means
actuating
Prior art date
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Expired
Application number
JP17222079A
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English (en)
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JPS5695227A (en
Inventor
Katsuhiko Tsunefuji
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP17222079A priority Critical patent/JPS5695227A/ja
Publication of JPS5695227A publication Critical patent/JPS5695227A/ja
Publication of JPS6152453B2 publication Critical patent/JPS6152453B2/ja
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  • Shutters For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一眼レフレツクスカメラ用レンズシ
ヤツターに関する。
ストロボによる日中シンクロ撮影のように、シ
ヤツターの高速作動が要求される場合には、撮影
フイルム面の全面が同時に露光されるレンズシヤ
ツターの方が、スリツトが走行してフイルム面が
部分的に露光されてゆくフオーカルプレーンシヤ
ツターよりも遥かに有利である。
このため、最近では、フオーカルプレーンシヤ
ツターを有する一眼レフレツクスカメラにおいて
も、レンズシヤツターを持つ交換レンズが用意さ
れるようになつている。
この従来の一眼レフレツクスカメラ用のレンズ
シヤツターは、第1図に示すように構成されてい
る。即ち、このレンズシヤツターは、いわゆる2
リング式のセクター開閉機構を有していて、複数
枚のシヤツター羽根1(図には1枚のみ示す)
と、このシヤツター羽根1の基部を回動自在に支
持する支軸2の固植された第1作動リング3と、
この第1作動リング3の内方に同心的に配置され
ていて、上記シヤツター羽根1の基部に穿設され
た長孔1aに嵌入する駆動ピン4が植立された第
2作動リング5と、上記支軸2に一端が係着され
ていて、上記第2作動リング3に時計方向の回動
習性を与える緊縮性のコイルばね6と、上記駆動
ピン4に一端が係着されていて、上記第2作動リ
ング5に時計方向の回動習性を与える緊縮性のコ
イルばね7と、上記第1作動リング3をチヤージ
位置に係止するシヤツター開放用爪部材8と、上
記第2作動リング5をチヤージ位置に係止するシ
ヤツター閉成用爪部材9とから、その主要部が構
成されている。
上記第1作動リング3には中心に向けて突出す
る係合突部3aが、また上記第2作動リング5に
は外周縁部が切り欠かれてなる被係合凹部5aが
それぞれ形成されていて、上記係合突部3aが被
係合凹部5a内に嵌入されている。そして、上記
被係合凹部5aの形成幅は、上記係合突部3aの
作動範囲より若干広く選ばれていて、上記第1作
動リング3が反時計方向に回動するときに、上記
第2作動リング5はこれに従動するが、第1作動
リング3がばね6の弾力によつて時計方向に復動
するときには、第2作動リング5はこれに従動し
ないようになつている。
また、上記第1作動リング3には、外径方向に
向けて突出する被係止片3bが設けられている。
この被係止片3bは、第1作動リング3が反時計
方向に回動されたときに、シヤツター開放用爪部
材8の一端部に形成された爪部8aを乗り越えて
同爪部8aに係止されるようになつている。な
お、上記爪部材8は支軸11によつて回動自在に
支持されていると共に、その他端部に一端部が係
着された緊縮性のコイルばね12によつて常時時
計方向への回動習性を与えられていて、上記被係
止片3bと爪部8aとの係止が容易に外れないよ
うになつている。また、上記被係止片3bの復動
経路中には、図示しない不動部材に固設されたス
トツパー部材13が配置されていて、第1作動リ
ング3の回動範囲を規制している。
一方、上記第2作動リング5には、被係止ピン
14が植立されている。この被係止ピン14は、
第2作動リング5が第1作動リング3と共に反時
計方向に回動したときに、シヤツター閉成用爪部
材9の一端部に形成された爪部9aを乗り越えて
同爪部9aに係止されるようになつている。な
お、上記爪部材9も、上記爪部材8と同様に、支
軸15によつて回動自在に支持されていると共
に、その他端部が一端が係着された緊縮性のコイ
ルばね16によつて時計方向への回動習性を与え
られていて、上記被係止ピン14と爪部9aとの
係止が容易に外れないようになつている。なお、
符号O1は、図示されないシヤツター地板リング
の内周によつて形成されるシヤツターの最大開口
を示している。
このように構成された従来のレンズシヤツター
は、まず、チヤージ位置に係止された第1作動リ
ング3が、シヤツター開放用爪部材8による係止
を解除されて復動することによつて、シヤツター
羽根1が開放され、続いて、チヤージ位置に係止
された第2作動リング5が、シヤツター閉成用爪
部材9による係止を解除されて復動することによ
つて、シヤツター羽根1が閉成されるようになつ
ている。
しかし、このようなレンズシヤツターは、1回
の写真撮影を行なうのに2度のシヤツターチヤー
ジを必要とする欠点がある。即ち、一眼レフレツ
クスカメラにおいてはフアインダーから撮影レン
ズを通して被写体を観察するので、このフアイダ
ー光路中に配設されるレンズシヤツターは平生は
開放されていなければならない。そして、写真撮
影を行なう場合には、レンズシヤツターを一旦閉
成した後、シヤツターレリーズ操作に伴い、フオ
ーカルプレーンシヤツターが全開されている間
に、レンズシヤツターを開閉し、再びこれを全開
して平生の状態に戻さなければならない。つま
り、レンズシヤツターは、1回の写真撮影におい
て開―閉―開―閉―開という1サイクル2開閉動
作を行なう。ところが、上記従来のレンズシヤツ
ターは、1回のシヤツターチヤージ操作よつて1
開閉動作しか行なわれないので、1回の写真撮影
を行なうのに2度のシヤツターチヤージを必要と
することになる。
また、シヤツター羽根に絞り羽根を兼ねさせ、
シヤツターをプログラム制御する場合には、スト
ツパー部材13を移動可能とし、この部材13の
移動停止位置を制御することによつて羽根の開口
径を制御しなければならないが、その為の機構が
複雑になるという欠点がある。
さらに、従来の電動絞りには、モーター等の駆
動源によつて絞り羽根を直接駆動して、羽根の駆
動に先立つチヤージを不要とすものである。しか
し、このような電動絞りの場合、絞り羽根の動作
が遅く、絞り口径の制御は可能でも、羽根を高速
作動させてプログラムシヤツターとして機能させ
ることは極めて困難である。もし、羽根を電気的
な駆動源によつて直接高速作動させるとするなら
ば、瞬間的に莫大な電気エネルギーが必要とな
り、このような駆動源および電源を見い出すこと
は現状では不可能である。
本発明の目的は、上述の点に鑑み、1回のシヤ
ツターチヤージ操作でシヤツター羽根の2開閉動
作を行なえるようにすると共に、シヤツター羽根
に絞り羽根を兼ねさせるようにした一眼レフレツ
クスカメラ用レンズシヤツターを提供することに
ある。
本発明によれば、1回のシヤツターチヤージ操
作で絞り兼シヤツター羽根を2度開閉動作させる
ことができるので、従来のように1回の写真撮影
において2回のシヤツターチヤージ操作をする必
要がなくなる。よつて、レンズシヤツターの操作
性が各段的に向上する。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。
本発明の一眼レフレツクスカメラ用レンズシヤ
ツターをプログラム式レンズシヤツターとした場
合を先ず説明する。第2図に示すように複数枚
(ただし、図示の例は5枚)の絞り兼シヤツター
羽根21と、この絞じ兼シヤツター羽根21の基
部を回動自在に支持する支軸22の固植された第
1作動リング23と、この第1作動リング23の
内方に同心的に配設されていて、上記絞り兼シヤ
ツター羽根21の基部に穿設された長孔21aに
嵌入する駆動ピン24の植立された第2作動リン
グ25と、上記第1作動リング23の外方に同心
的に配設されていて、同リング23の外周縁に突
設された被係合突部23bが嵌入する係合凹部2
6aが内周縁に形成されたチヤージ兼絞り口径制
御リング26と、上記支軸22の1つに一端が、
地板リング27に植設された不動ピン28に他端
が、それぞれ係着された緊縮性のコイルばね29
と、上記駆動ピン24の1つに一端が、地板リン
グ27に植設された不動ピン31に他端がそれぞ
れ係着された緊縮性のコイルばね32と、上記第
1作動リング23を上記コイルばね29の弾力に
抗して回動させたチヤージ位置に保持する第1復
動阻止手段30と、上記第2作動リング25を上
記コイルばね32の弾力に抗して回動させたチヤ
ージ位置に保持する第2復動阻止手段40とで、
その主要部が構成されている。
上記第1作動リング23には、中心に向けて突
出する係合突部23aが、また上記第2作動リン
グ25には外周縁部に被係合凹部25aがそれぞ
れ形成されていて、係合突部23aが被係合凹部
25a内に嵌入されている。上記被係合凹部25
aの形成幅は、上記係合突部23aの形成幅に、
上記絞り兼シヤツター羽根21を開放または閉成
させるに要する第1作動リング23と第2作動リ
ング25との相対的変位の角度θを加えた幅より
若干広く形成されている。また、上記チヤージ兼
絞り口径制御リング26の係合凹部26aの形成
幅は、上記被係合突部23bの形成幅に、上記角
度θの2倍の角度2θを加えた幅より若干広く形
成されている。そして、チヤージ兼絞り口径制御
リング26の外周面の一部には、上記角度2θよ
り広い範囲に亘るセクター歯車26bが刻設され
ていて、同歯車26bには駆動用小型モーターM
の出力軸に固設された駆動歯車35が噛合されて
いる。
上記第1作動リング23に植設された支軸22
のうちの1つは、他の支軸より長く形成されてい
て、地板リング27に部分円弧状に穿設された回
動範囲規制用の長孔27a内を貫通して地板リン
グ27より突出する被係止ピン22aとなつてい
る。また、上記第2作動リング25に植設された
駆動ピン24のうちの1つは、他の駆動ピンより
長く形成されていて、地板リング27に部分円弧
状に穿設された回動範囲規制用の長孔27b内を
貫通して地板リング27より突出する被係止ピン
24aとなつている。
上記第1復動阻止手段30は、その主要部が係
止レバー33と、吸着用マグネツトMg1とによつ
て構成されている。上記係止レバー33は、逆L
字状に形成されていて、支軸36によつて地板リ
ング27に揺動自在に枢着されている。この係止
レバー33の一腕は、上記長孔27aに向けて、
延び出しており、その腕端部が長孔27aの中心
線(図示されず)に向けて膨出されて係止部33
aとなつている。この係止部33aは、第1作動
リング23がばね29の弾力に抗して回動されて
きたときに、被係止ピン22aに係合して、第1
作動リング23をチヤージ位置に係止させる役目
をする。また、係止レバー33の他腕はマグネツ
トMg1に向けて延び出しており、その腕端部にマ
グネツトMg1の吸着片37が支軸38によつて揺
動自在に取り付けられている。そして、上記支軸
36には、一端がレバー33の一腕に、他端が地
板リング27に植立されたストツパーピン39に
それぞれ掛け渡された捩りばね34が装着されて
いて、係止レバー33に時計方向の回動習性を与
えている。しかし、この習性による回動は、平生
は吸着片37がマグネツトMg1に衝合することに
よつて規制されている。上記ばね34は、その弾
力が上記コイルばね29の弾力に較べてかなり小
さく、その弾力自体で第1作動リング23をチヤ
ージ位置に係止することはできないが、レバー3
3に遊動を防止すると共に、マグネツトMg1の作
動時における吸着片37の吸着動作を確実ならし
める役目をしている。
一方、上記第2復動阻止手段40も、上記第1
復動阻止手段30とほぼ同様に構成されている。
即ち、第2復動阻止手段40は、L字状に形成さ
れた係止レバー43と、吸着用マグネツトMg2
でその主要部が構成されており、支軸46に揺動
自在に支持された係止レバー43の一腕端には係
止部43aが形成され、また他腕端には吸着片4
7が支軸48によつて揺動自在に取りけられてい
る。また、支軸46には、一端がレバー43の一
腕に、他端が地板リング27に植立されたストツ
パーピン49にそれぞれ掛けられた捩りばね44
が装着されている。
まお、符号O1は、地板リング27の内周面2
7cによつて形成される絞りの最大開口を示して
いる。
以上のように、本発明の一眼レフレツクスカメ
ラ用プログラム式レンズシヤツターは構成されて
いる。
次に、このレンズシヤツターの作動について説
明する。
レンズシヤツターは、非撮影状態にある平生の
状態では、第2図に示すように、シヤツターが開
放された状態にある。この状態から、第3図に示
すように、カメラのシヤツターレリーズ釦(図示
されず)を押下すると、カメラのフアインダー光
学系等に配設された受光素子を含む測光回路(図
示されず)が作動し、被写体輝度を計測してこれ
を記憶する。そして、記憶された被写体輝度情報
により、演算回路(図示されず)にて所定のプロ
グラムに基づいて、適正露出を与えるシヤツター
秒時および絞り口径の算出が行なわれる。次に、
カメラの可動反射ミラー(図示されず)が、撮影
光路外へ跳ね上げを開始する。続いて、モーター
Mへの通電が開始され、同モーターMが時計方向
に向けて正回転を始める。よつて、チヤージ兼絞
り口径制御リング26は反時計方向へ回動を始
め、同リング26の係合凹部26aの段部が被係
合突部23bに衝き当たることにより、チヤージ
兼絞り口径制御リング26に従動して第1作動リ
ング23も反時計方向にばね29の弾力に抗して
回動される。すると、第4図に示すように、第1
作動リング23と第2作動リング25との相対的
位置が変位するので、支軸22に基部を軸支され
た絞り兼シヤツター羽根21は、長孔21aと駆
動ピン24との協働により、羽根部が中心に向け
て移動して、次第に開口は閉じられてゆく。第1
作動リング23が角度θ回動されると、絞り兼シ
ヤツター羽根21が全閉された状態になると共
に、係合突部23aが被係合凹部25aの段部に
衝合する。これにより、第2作動リング25も、
第1作動リング23を介してチヤージ兼絞り口径
制御リング26に従動し、ばね32の弾力に抗し
て反時計方向に回動される。第2作動リング25
が回動を始めると、第1作動リング23と第2作
動リング25との相対的な変位は停止するので、
以降は絞り兼シヤツター羽根21は全閉した状態
のまま全体的に回動するだけとなる。第1作動リ
ング23が角度2θ,第2作動リング25が角度
θ回動されると、モーターMへの通電が断たれて
同モーターMが停止されて、第5図に示すシヤツ
ターチヤージ状態にて、チヤージ兼絞り口径制御
リング26、第1作動リング23、第2作動リン
グ25の回動が停止される。この状態において、
被係止ピン22aと24aは、それぞればね3
4,44の弾力に抗して、係止レバー33,43
の係止部33a,43aを乗り越えた位置で同係
止部33a,43aに係止される。モーターMが
停止されたのと同時またはその直後に、マグネツ
トMg1とMg2とに通電が開始される。これによ
り、吸着片37,47がそれぞれマグネツト
Mg1,Mg2に吸着され、係止レバー33,43の
揺動を阻止する。
次に、モーターMが、先程とは反対の反時計方
向に逆転される。すると、チヤージ兼絞り口径制
御リング26は、時計方向に復動を開始するが、
第1作動リング23および第2作動リング25
は、それぞれ被係止ピン22a,24aおよび係
止レバー33,43を介してマグネツトMg1
Mg2の吸着磁力により復動を阻止されているた
め、第5図に示したチヤージ位置に保持されたま
まとなる。チヤージ兼絞り口径制御リング26が
演算回路にて算出された絞り口径に対応する角度
φだけ復動されると再びモーターMが停止され、
チヤージ兼絞り口径制御リング26は停止する。
この時点までに、可動反射ミラーは、撮影光路外
に完全に跳ね上げられた状態となる。
続いて、今までフイルム面遮蔽幕の役目をして
いたカメラのフオーカルプレーンシヤツターの先
幕(図示されず)が係止を解かれて、走行を開始
する。走行が終了し、フオーカルプレーンシヤツ
ターが全開すると、先幕の走行終了信号を受け
て、マグネツトMg1の通電が断たれる。すると、
ばね29により復動習性の与えられている第1作
動リング23は、被係止ピン22aがばね34の
弾力に抗して係止レバー33の係止部33aを乗
り越え、時計方向に復動を開始する。また、これ
と同時に電気シヤツター制御回路のシヤツター秒
時制御回路(図示されず)が、シヤツター秒時の
カウントを開始する。第1作動リング23が復動
を開始すると、第1作動リング23と第2作動リ
ング25との相対的位置が変位するので、今度は
絞り兼シヤツター羽根21が次第に開かれてゆ
く。このため、フイルムへの被写体像の露光が開
始される。第1作動リング23が角度φ復動する
と、第6図に示すように、被係合突部23bがチ
ヤージ兼絞り口径制御リング26の係合凹部26
aの段部に衝合するので、第1作動リング23は
その位置で復動を阻止され、シヤツター羽根21
が演算回路にて算出された絞り口径まで開口され
た状態となる。
シヤツター秒時制御回路におけるシヤツター秒
時のカウントが、演算回路により算出されたシヤ
ツター秒時に達すると、今度はマグネツトMg2
の通電がオフされる。このため、ばね32により
復動習性の与えられている第2作動リング25
は、被係止ピン24aがばね44の弾力に抗し
て、係止レバー43の係止部43aを乗り越え、
時計方向に復動を開始する。すると、第1作動リ
ング23と第2作動リング25との相対的位置が
変位するので、絞り兼シヤツター羽根21が次第
に閉じられてゆく。第2作動リング25が角度φ
復動すると被係合凹部25aの段部が第1作動リ
ング23の係合突部23aに衝合し、第2作動リ
ング25は復動を阻止され、絞り兼シヤツター羽
根21が再び全閉される。この時点で被写体像の
フイルムへの露光が終了する。
絞り兼シヤツター羽根21が全閉された後、フ
イルム面遮蔽幕の役目をするフオーカルプレーン
シヤツターの後幕(図示されず)が係止を解かれ
て走行を開始する。後幕が走行を完了すると、可
動反射ミラーが撮影光路内への復動を開始し、ミ
ラーが降下し終ると、再びモーターMが反時計方
向に一定時間回転され、チヤージ兼絞り口径制御
リング26が第2図に示した平生の位置まで復動
される。この際、第1作動リング23および第2
作動リング25は、ばね29,32の復元弾力に
よりチヤージ兼絞り口径制御リング26に従動し
て時計方向に回動され、被係止ピン22a,24
aが長孔27a,27bの端部に衝合する平生の
位置までそれぞれ復動する。
なお、上記実施例においては、シヤツター秒時
および絞り口径を被写体輝度に基づいて自動的に
定めるようにしたが、これは撮影者が前似つてシ
ヤツター秒時設定ダイヤルによつて手動で設定し
たシヤツター秒時、および絞り調整環によつて設
定した絞り値にても、本発明のレンズシヤツター
は上記同様に作動することは言うまでもない。
また、レンズシヤツターを交換レンズ鏡筒内に
組み込み、これをフオーカルプレーンシヤツター
を有する一眼レフレツクスカメラに装着した場合
における作動について説明したが、レンズシヤツ
ターを内蔵すると共にフイルム面遮蔽幕を具備す
る一眼レフレツクスカメラにおける場合も同様に
作動させることができることは勿論である。
次に、このレンズシヤツターをプログラム式で
ない場合の作動について説明する。
レンズシヤツターは、非撮影状態にある平生の
状態では、第2図に示すように、シヤツターが開
放された状態にある。この状態から、第3図に示
すように、カメラのシヤツターレリーズ釦(図示
されず)を押下すると、カメラのフアインダー光
学系等に配設された受光素子を含む測光回路(図
示されず)が作動し、被写体輝度を計測してこれ
を記憶する。記憶された被写体輝度情報は演算回
路(図示されず)にて適正露出を与えるシヤツタ
ー秒時の算出に用いられる。次に、カメラの可動
反射ミラー(図示されず)が、撮影光路外へ跳ね
上げを開始する。続いて、モーターMへの通電が
開始され、同モーターMが時計方向に向けて正回
転を始める。よつて、チヤージリング26は反時
計方向へ回動を始め、同リング26の係合凹部2
6aの段部が被係合突部23bに衝き当たること
により、チヤージリング26に従動して第1作動
リング23も反時計方向にばね29の弾力に抗し
て回動される。すると、第4図に示すように、第
1作動リング23と第2作動リング25との相対
的位置が変位するので、支軸22に基部を軸支さ
れたシヤツター羽根21は、長孔21aと駆動ピ
ン24との協働により、羽根部が中心に向けて移
動して、次第に開口は閉じられてゆく。第1作動
リング23が角度θ回動されると、シヤツター羽
根21が全閉された状態になると共に、係合突部
23aが被係合凹部の段部に衝合する。これによ
り、第2作動リング25も、第1作動リング23
を介してチヤージリング26に従動し、ばね32
の弾力に抗して反時計方向に回動される。第2作
動リング25が回動を始めると、第1作動リング
23と第2作動リング25との相対的な変位は停
止するので、以降はシヤツター羽根21は全閉し
た状態のまま全体的に回動するだけとなる。第1
作動リング23が角度2θ、第2作動リング25
が角度θ回動されると、モーターMへの通電が断
たれて同モーターMが停止されて、第5図に示す
シヤツターチヤージ状態にて、チヤージリング2
6、第1作動リング23、第2作動リング25の
回動が停止される。この状態において、被係止ピ
ン22aと24aは、それぞればね34,44の
弾力に抗して、係止レバー33,43の係止部3
3a,43aを乗り越えた位置で同係止部33
a,43a係止される。モーターMが停止された
のと同時またはその直後に、マグネツトMg1
Mg2とに通電が開始される。これにより、吸着片
37,47がそれぞれマグネツトMg1,Mg2に吸
着され、係止レバー33,43の揺動を阻止す
る。
次に、モーターMが、先程とは反対の反時計方
向に逆転される。すると、チヤージリング26
は、時計方向に復動を開始するが、第1作動リン
グ23および第2作動リング25は、それぞれ被
係止ピン22a,24aおよび係止レバー33,
43を介してマグネツトMg1,Mg2の吸着磁力に
より復動を阻止されているため、第5図に示した
チヤージ位置に保持されたままとなる。チヤージ
リング26が角度θ復動されると再びモーターM
が停止され、チヤージリング26は停止する。こ
の時点までに、可動反射ミラーは、撮影光路外に
完全に跳ね上げられた状態となる。
続いて、今までフイルム面遮蔽幕の役目をして
いたカメラのフオーカルプレーンシヤツターの先
幕(図示されず)が係止が解かれて、走行を開始
する。走行が終了し、フオーカルプレーンシヤツ
ターが全開すると、先幕の走行終了信号を受け
て、マグネツトMg1の通電が断たれる。すると、
ばね29により復動習性の与えられている第1作
動リング23は、被係止ピン22aがばね34の
弾力に抗して係止レバー33の係止部33aを乗
り越え、時計方向に復動を開始する。また、これ
と同時に電気シヤツター制御回路のシヤツター秒
時制御回路(図示されず)が、シヤツター秒時の
カウントを開始する。第1作動リング23が復動
を開始すると、第1作動リング23と第2作動リ
ング25との相対的位置が変位するので、今度は
シヤツター羽根21が次第に開かれてゆく。この
ため、フイルムへの被写体像の露光が開始され
る。第1作動リング23が角度θ復動すると、第
7図に示すように、被係合突部23bがチヤージ
リング26の係合凹部26aの段部に衝合するの
で、第1作動リング23はその位置で復動で阻止
され、シヤツター羽根21が全開された状態とな
る。
シヤツター秒時制御回路におけるシヤツター秒
時のカウントが、演算回路により算出されたシヤ
ツター秒時に達すると、今度はマグネツトMg2
の通電がオフされる。このため、ばね32により
復動習性の与えられている第2作動リング25
は、被係止ピン24aがばね44の弾力に抗し
て、係止レバー43の係止部43aを乗り越え、
時計方向に復動を開始する。すると、第1作動リ
ング23と第2作動リング25との相対的位置が
変位するので、シヤツター羽根21が次第に閉じ
られてゆく。第2作動リング25が角度θ復動す
ると被係合凹部25aの段部が第1作動リング2
3の係合突部23aに衝合し、第2作動リング2
5は復動を阻止され、シヤツター羽根21が再び
全閉される。この時点で被写体像のフイルムへの
露光が終了する。
シヤツター羽根21が全閉された後、フイルム
面遮蔽幕の役目をするフオーカルプレーンシヤツ
ターの後幕(図示されず)が係止を解かれて走行
を開始する。後幕が走行を完了すると、可動反射
ミラーが撮影光路内への復動を開始し、ミラーが
降下し終ると、再びモーターMが反時計方向に一
定時間回転され、チヤージリング26が第2図に
示した平生の位置まで復動される。この際、第1
作動リング23は、ばね29の復元弾力によりチ
ヤージリング26に従動して時計方向に回動さ
れ、被係止ピン22aが長孔27aの端部に衝合
する平生の位置までそれぞれ復動する。しかし、
第2作動リング25は、第7図に示した状態にて
既に係止ピン24aが長孔27bの端部に衝合し
て平生の位置まで復動しているので、それ以上回
動しない。このため、第1作動リング23のみの
復動によつて、シヤツター羽根21が全閉状態か
ら次第に開かれ、第2図に示した平生の状態まで
復動されたときには全開されることになる。
なお、上記実施例においては、シヤツター秒時
を被写体輝度に基づいて自動的に定めるようにし
たが、これは撮影者が前似つて手動でセツトした
シヤツター秒時でも本発明のレンズシヤツターが
同様に作動することは言うまでもない。
また、レンズシヤツターを交換レンズ鏡筒内に
組み込み、これをフオーカルプレーンシヤツター
を有する一眼レフレツクスカメラに装着した場合
における作動について説明したが、レンズシヤツ
ターを内蔵すると共にフイルム面遮蔽幕を具備す
る一眼レフレツクスカメラにおける場合も同様に
作動させることができることは勿論である。
以上述べたように、本発明によれば、明細書冒
頭に述べた従来の欠点を解消する使用上甚だ便利
な一眼レフレツクスカメラ用レンズシヤツターを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の一眼レフレツクスカメラ用レ
ンズシヤツターの要部を取り出して示した正面
図、第2図は、本発明の一実施例を示す一眼レフ
レツクスカメラ用レンズシヤツターの正面図、第
3図は、上記第2図に示したレンズシヤツターの
作動を示すフローチヤート、第4図〜第7図は、
上記第2図に示したレンズシヤツターの作動態様
をそれぞれ示す正面図である。 21…シヤツター羽根、23…第1作動リン
グ、25…第2作動リング、26…チヤージリン
グ、26a,23b,23a,25a…係合部、
29,32…ばね、30…第1係止手段、40…
第2係止手段、M…モーター(駆動源)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 相対的変位の角度2θ回動可能のチヤージリ
    ングと、これと同心的に配置さればね付勢されて
    相対的変位の角度2θ回動可能の第1作動リング
    と、これと同心的に配置さればね付勢されて相対
    的変位の角度θ回動可能の第2作動リングと、上
    記第1作動リングと上記第2作動リングとの角度
    θの相対位置変化により開閉するように構成した
    シヤツター羽根と、上記第1作動リングを2θ回
    動されたチヤージ位置に保持する第1係止手段
    と、上記第2作動リングをθ回動されたチヤージ
    位置に保持する第2係止手段とからなり、 シヤツター羽根が全開状態の初期位置から、レ
    リーズ釦の押下によりチヤージリングを駆動源に
    より2θ回動し、このチヤージリングの係合部を
    介して第1作動リングを2θ従動させ、この第1
    作動リングの係合部を介して第2作動リングを後
    半のθ従動させることにより、第1作動リング、
    第2作動リングをそれぞれ第1係止手段、第2係
    止手段に係合させてシヤツター羽根を全閉状態の
    シヤツターチヤージ状態にし、駆動源によりチヤ
    ージリングをθ以下の角度φだけ復動させ、第1
    係止手段を開放するとともに第1作動リングをば
    ねにより復動させてチヤーリングの係合部に当接
    させ、所定の絞り口径の開口状態を維持し、シヤ
    ツター秒時後第2係止手段を開放するとともに第
    2作動リングをばねにより復動させてシヤツター
    羽根を全閉状態にし、さらにチヤージリングを初
    期位置に駆動源により復動させて、シヤツター羽
    根を初期位置の全開状態に戻すようにしたことを
    特徴とする一眼レフレツクスカメラ用プログラム
    式レンズシヤツター。 2 上記チヤージリングは測光演算回路で算出さ
    れたθ以下の角度φだけ駆動源により復動させる
    ようにして、上記演算回路で算出された所定の絞
    り口径の開口を維持するようにしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の一眼レフレツク
    スカメラ用プログラム式レンズシヤツター。 3 シヤツター羽根の全開状態の初期位置から、
    レリーズ釦の押下げにより、チヤージリングを駆
    動源により2θ回動し、このチヤージリングの係
    合部を介して第1作動リングを2θ従動させ、こ
    の第1作動リングの係合部を介して第2作動リン
    グを後半のθ従動させることにより第1作動リン
    グ、第2作動リングをそれぞれ第1係止手段、第
    2係止手段に係合させてシヤツター羽根を全閉状
    態のシヤツターチヤージ状態にし、チヤージリン
    グをθだけ復動させ、第1係止手段を開放すると
    ともに第1作動リングをばねによりθだけ復動さ
    せてシヤツター羽根を全開状態の露光状態にし、
    シヤツター秒時後第2係止手段を開放するととも
    に、第2作動リングをばねにより復動させてシヤ
    ツター羽根を初期位置の全開状態に戻すようにし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    一眼レフレツクスカメラ用レンズシヤツター。
JP17222079A 1979-12-28 1979-12-28 Programmed lens shutter for single lens-reflex camera Granted JPS5695227A (en)

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