JPH0215449A - テープローディング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は例えば、ビデオ・テープレコーダ等の回転シリ
ンダを有する磁気記録再生装置において、テープカセッ
トに内蔵された磁気テープを上記テープカセット外へ引
出し、上記回転シリンダの外周部へ巻回するためのテー
プローディング装置に関する。

従来の技術 従来、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置である
ビデオ・テープレコーダあるいはテ゛イジタル・オーデ
ィオ・テープレコーダとして、例えば固定ドラムに回転
シリンダーを配し、回転磁気ヘッドを取り付けた上記回
転シリンダーを高速回転させるとともに、磁気テープを
上記固定ドラムの外周に傾斜して巻回走行させ、上記回
転磁気ヘッドにより信号を記録再生するようにしたもの
が実用化されている。すなわち、このようなビデオ・テ
ープレコーダおよびディジタル・オーディオ・テープレ
コーダでは、上記回転シリンダーを高速回転することに
より、上記回転磁気ヘッドと上記磁気テープとの相対速
度を大きくし、傾斜した記録トラックを作成することに
より高密度記録を実現したものである。

またこのような磁気記録再生装置におけるテープローデ
ィングの方法は多種多様であるが、いずれの場合にしろ
テープローディング用の移動部材が往復運動することに
より磁気テープを移送し回転シリンダーに巻回走行する
ように構成されており、例えば特開昭６２−２９５２５
３号公報などが挙げられる。

前記磁気記録再生装置におけるテープローディングの代
表的な方法として、前述した従来のテープローディング
装置の一例について説明する。

第４図は従来のテープローディング装置の斜視図を示し
たものである。第４図において、テープカセット１０１
は一対のリール１０２，１０３の間に巻かれた磁気テー
プＩＱ４を内蔵している。

回転シリンダー１０５は外周部に回転磁気ヘッド（図示
せず）を有している。駆動ギヤ１０６゜１０７は、上記
磁気記録再生装置のメカシャーシに植立されているピン
１０８，１０９に回転自在で互いに常時係合するように
設けられており、ローディングモータ（図示せず）によ
り回転力を受ける。ローディングレバ１１０．１１１ｉ
ｄ　一端が上記駆動ギヤと同軸に各々設けられており、
他端は自由端でリンクレバー１１２，１１３が回動自在
に軸支されている。また、上記リンクレバー１１２．１
１３の他端にはインクラインドベース１１４．１１５が
回動自在に軸支されている。前記インクラインドペース
１１４，１１５にはテープローディングを行う垂直テー
プガイド１１６゜１１７及び傾斜テープガイド１１８，
１１９が係合されている。

以上のように構成された従来のテープローディング装置
において、以下にその動作を説明する。

ローディングモータが回転することにより、駆動ギヤ１
０６，１０７が各々矢印方向に回転し始め、それに伴い
一対のローディングレバー１１０゜１１１も同じく矢印
方向に回動する。そして、リンクレバー１１２，１１３
を介してインクラインドベース１１４，１１５が各々ス
トッパ１２０゜１２１に圧着するまで破線方向に摺動す
ることで、テープカセット１０１から磁気テープ１０４
を引出し回転シリンダーに巻回走行せしめ、回転磁気ヘ
ッドにより記録再生を行う。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では磁気テープの走行
系を構成する垂直テープガイドや傾斜テープガイドが移
動するため、ローディング完了時における上記テープガ
イドの位置精度および姿勢精度を確保することがきわめ
て重要になる。このため従来はストッパやインクライン
ドベースなど精度の高い部品が必要になり、これらを圧
着するだめの駆動系も強力なものにならざるをえなかっ
た。また、各レバー等の構成部品がテープカセットの下
に配される構造となるため、リール台やリール駆動機構
の構造が制約をうけるという問題点があった。

本発明は上記問題点に鑑み、簡素化した構成で、かつ高
い精度が要求されないテープローディング装置を提供す
るものである。

課題を解決するだめの手段 本発明は上記問題点を解決するため、磁気テープを内蔵
したテープカセットを支持する基板上に、シリンダーベ
ースを回転可能に設け、シリンダーベース上には固定ド
ラムを固定して設け、固定ドラム上に回転シリンダを配
するものであり、かつテープカセットが装着される際、
磁気テープの非磁性面側に位置し、シリンダーベースの
回転に伴い磁気テープと係合しつつこれをテープカセッ
トの外に引出し、テープローディング完了位置において
は基板に対して平行に走行する磁気テープを基板に対し
て傾斜させて走行させつつ回転シリンダへ導く少なくと
も１本ずつの傾斜テープガイドおよび垂直テープガイド
と、テープカセットが装着される際、磁気テープの磁性
面側に位置し、シリンダーペースの回転に伴い磁気テー
プと係合し、テープローディング完了位置においては回
転シリンダより導かれ基板に対して傾斜して走行する磁
気テープを基板に対して平行にしつつ走行させる少なく
とも１本ずつの傾斜テープガイドおよび垂直テープガイ
ドとを回転シリンダの周囲に配置し、上記シリンダーペ
ースに植立させるように構成したテープローディング装
置である。

作用 本発明は、上記構成によりテープカセットを装着した状
態からシリンダーベースを回転させるという動作だけで
テープローディングが完了し、また、回転シリンダと傾
斜テープガイドおよび垂直テープガイドとの相対位置関
係は変わらないので安定したテープ走行系が実現する。

実施例 以下、本発明をデジタル・オーディオ・テープレコーダ
のテープローディング装置として使用した場合の一実施
例について、図面を用いて説明する。

第１図はテープカセットが装着され、テープローディン
グがなされる前の状態を示す正面図、第２図はテープロ
ーディングが完了した状態を示す正面図、第３図は第２
図のＭ−Ｍ線より見たローディング装置の要部を示す側
面図である。各図において、２は基板であり、磁気テー
プ３１を内蔵したテープカセット３０を支持している。

磁気テープ３１はテープローディングがなされる前の第
１図の状態においては、基板２に対してほぼ平行になっ
ている。１はシリンダーベースであり、基板２の上面に
支承されており、０点を回転中心として約７０度回転駆
動される。３は固定ドラムであり、シリンダーペース１
に固定配置されている。

固定ドラム３の外周部には磁気テープ３１を案内するた
めのリード３ムが設けられている。４は磁気ヘッド５を
搭載した回転シリンダであり、固定ドラム３と同軸にか
つ回転可能に設けられており、シリンダモータ８によっ
て回転駆動される。回転シリンダ４の周囲にはこれを堰
り巻くように垂直テープガイド７．１０および傾斜テー
プガイド８゜９が配置されており、すべてシリンダーベ
ース１に植立されている。このうち垂直テープガイド７
゜１０は、基板２に対してほぼ垂直になっており、磁気
テープ３１の走行経路を規制するための上下２つのフラ
ンジを有している。また傾斜テープガイド８，９は基板
２に対して所定の角度だけ傾斜した固定ビンであり、傾
斜テープガイド８は、基板２に対して平行に走行する磁
気テープ３１を基板２に対して傾斜させて走行させつつ
回転シリンダ４へ導き、また、傾斜テープガイド９は、
回転シリンダ４よシ導かれ基板２に対して傾斜して走行
する磁気テープ３１を、基板２に対して平行にしつつ走
行させるために設けられている。１１は回動中心２４に
よって回動自在に支持されたアーム１２の先端部に植立
された検出ビンであり、１３は回動中心１５によって回
動自在に支持されたアーム１４の先端部上に設けられた
ローラビンである。また、１７はピンチローラであり、
回動中心２１によって回動可能に支持されたピンチロー
ラアーム２０の端部上面近傍に設けられており、その両
側にはローラガイドビン１６およびガイドビン１９が同
じくピンチローラアーム２ｏの上面に植立されている。

１８はキャプスタン軸であり、キャプスタンモータ２３
により回転駆動される。

２２は基板２の上面に植立されたローラビンである。

以上のように構成された本実施例について、以下その動
作を説明する。

まず、テープ力セツ）３０が基板２に装着された状態（
第１図）では、上記テープカセット３゜の開口部３０ム
内に垂直テープガイド７および傾斜テープガイド８が位
置し、また、回転シリンダ４を隔てて上記テープカセッ
ト３ｏとは反対の位置に垂直テープガイド１ｏおよび傾
斜テープガイド９が位置している。言い換えれば、垂直
テープガイド７および傾斜テープガイド８は磁気テープ
３１の非磁性面側に位置し、まだ、垂直テープガイド１
０および傾斜テープガイド９は磁気テープ３１の磁性面
側に位置している。テープローディングが開始されると
、シリンダーベース１が矢印Ａの方向へ回動を始め、垂
直テープガイド７および傾斜テープガイド８は磁気テー
プ３１の非磁性面側からこれに接し、これと係合しつつ
移動するため、磁気テープ３１はテープカセット３０内
より引き出される。一方、上記動作に合わせてピンチロ
ーラアーム２０が矢印Ｂの方向へ回動し、ローラガイド
ピン１６およびガイドピン１９は磁気テープ３１と係合
しつつ移動して磁気テープ３１を移動させ、また、垂直
テープガイド１０および傾斜テープガイド９は磁気テー
プ３１の移動方向とは逆方向に移動してくるため、その
動作の途中より磁気テープ３１の磁性面側からこれに接
し、これと係合しつつ移動する。さらにこれらの動作か
らやや遅れてアーム１４が矢印Ｃの方向へ回動する。

さらにローディング動作が進行すると、磁気テープ３１
は回転シリンダ４および固定ドラム３の外周部に巻装さ
れる。このとき、シリンダーベース１を矢印Ａの方向に
回転させることにより、磁気テープ３１は固定ドラム３
の外周部に設けられたリード３Ａに乗り上げることなく
これよりや−や上部に巻装され、チープローチ°イング
が完了した時点で磁気テープ３１を走行させると、磁気
テープ３１の下端がり一ド３ムに摺接するという状態が
実現される。しだがって、磁気テープ３１がリード３人
に乗り上げたままでテープローディングされることによ
る磁気テープ３１への傷つきが起こらない。

最終的にシリンダーベース１は、磁気テープ３１が、回
転シリンダ４および固定ドラム３の外周部にほぼ９０度
巻装された位置で停止し、第２図のようになる。このと
き、ピンチローラアーム２０は、ピンチローラ１７がキ
ャプスタン軸１８に押し付けられる位置まで回動し、磁
気テープ３１はローラピン２２に係合する。また、アー
ム１４もローラビン１３が磁気テープ３１に係合しつつ
これを案内するための所定の位置まで回動する。ローラ
ビン１３と垂直テープガイド７との間には、アーム１２
の回動によって検出ピン１１が到達しており、磁気テー
プ３１の磁性面側から所定の押し付は圧によってこれに
係合している。

上記のように、本実施例においては、傾斜テープガイド
８から回転シリンダ４を経て傾斜テープガイド９にいた
るテープ走行経路にある磁気テープ３１の部分のみ、基
板２に対して傾斜して走行する。したがってテープカセ
ット３０内から傾斜テープガイド７にいたるテープ走行
経路および傾斜テープガイド９からテープカセット３ｏ
内にいたるテープ走行経路にある磁気テープ３１の部分
は、基板２に対してほぼ平行に走行する。このため、シ
リンダーベース１の１以外に配置されるテープガイドの
ための部材や回転軸等の部材は、すべて基板２に対し垂
直に配置すればよく、設計が容易となる。また、磁気テ
ープ３１０走行姿勢および走行位置を規制するだめの、
傾斜テープガイド８，９と垂直テープガイド７．１ｏが
すべてシリンダーペース１上に設けられているため、シ
リンダーベース１をいかに回転させようとも、テープガ
イドと回転シリンダ４および固定ドラム３との相対位置
は変わらず、安定したテープ走行系が得られる。

さらにシリンダーベース１の最終位置精度は、従来、傾
斜テープガイドや垂直テープガイドに要求されていた程
高い精度は必要としない。なぜならば磁気テープ３１の
走行姿勢および走行位置を規制するために支配的なのは
、傾斜テープガイド８．９と垂直テープガイド７．１０
であり、テープ走行経路上でこれらのテープガイドより
テープガイド）３０側にあるテープガイド部材は、傾斜
テープガイド８，９や垂直テープガイド７．１０はど磁
気テープ３１０走行性に影響しないと考えられるからで
ある。したがってシリンダーベース１を所定の位置に停
止させ、またその位置に保持するための手段（図示せず
）も簡単にしうる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、テープローディングの動
作にかかわらず回転シリンダと傾斜テープガイドおよび
垂直テープガイドとの相対位行関係が変わることなく確
保され、常に安定したテープ走行系が実現されると共に
、シリンダーベース上以外に配置される部材はすべて基
板に対して垂直に配置すればよいため、設計が容易とな
る。さらにシリンダーベースを回転させるという単純な
動作によりテープローディングが完了するため、その構
造が簡単であり、占有面積も少ないチーフローディング
装置を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明のテープローディング装置
の一実施例を示す平面図、第３図は第２図のＭ−Ｍ線よ
り見たテープローディング装置の要部を示す略側断面図
、第４図は従来のテープローディング装置の概要を示す
平面図である。 １・・・・・・シリンダーベース　２・・・・・・基＆
、３・・・・・・固定ドラム、４・・・・・・回転シリ
ンダ、６・・・・・・シリンダモータ、７，１０・・・
・・・垂直テープガイド、８゜９・・・・・・傾斜テー
プガイド、２３・・・・・・キャプスタンモータ、３０
・・・・・・テープカセット、３１・・・・・・磁気テ
ープ。 代理人の氏名　弁理士　粟　腎　重　孝　ほか１名２−
・ ４　°゛ ６−・ ’１．ｌ０−− ８．９　−・・ シリンダーベース ！＆　　販 圧定トラム ぽ転ツリソダ ソリ′／ダモータ 友亘テープガイト イ」科テープかイド キャプスタン干−タ と−゛ ３−・− ４−・ ６　・・ ７、　Ｔｏ　・− ８，９−・ シリンダーベース １５　　　仮 ｌ！ｌ定ドラド ラムジリソタ シリンダも− １１１直テープガイド 傾斜テープカイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 非磁性面を有する磁気テープを内蔵したテープカセット
   を支持する基板と、上記基板に回転可能に支承されたシ
   リンダーベースと、上記シリンダーベースに固定して設
   けられた固定ドラムと、上記固定ドラム上に回転可能に
   設けられ、上記磁気テープに対して情報の書き込み、読
   みだしを行う回転シリンダとを備え、上記テープカセッ
   トが装着される際、上記磁気テープの非磁性面側に位置
   し、上記シリンダーベースの回転に伴い上記磁気テープ
   と係合しつつこれを上記テープカセットの外に引出し、
   テープローディング完了位置においては上記基板に対し
   て平行に走行する磁気テープを上記基板に対して傾斜さ
   せて走行させつつ上記回転シリンダへ導く少なくとも１
   本ずつの傾斜テープガイドＡおよび垂直テープガイドＡ
   と、上記テープカセットが装着される際、上記磁気テー
   プの磁性面側に位置し、上記シリンダーベースの回転に
   伴い上記磁気テープと係合し、テープローディング完了
   位置においては上記回転シリンダより導かれ上記基板に
   対して傾斜して走行する磁気テープを上記基板に対して
   平行にしつつ走行させる少なくとも１本ずつの傾斜テー
   プガイドＢおよび垂直テープガイドＢとを上記回転シリ
   ンダの周囲に配置するとともに上記シリンダーベースに
   植立させたことを特徴とするテープローディング装置。