JPH02145374A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JPH02145374A
JPH02145374A JP29953488A JP29953488A JPH02145374A JP H02145374 A JPH02145374 A JP H02145374A JP 29953488 A JP29953488 A JP 29953488A JP 29953488 A JP29953488 A JP 29953488A JP H02145374 A JPH02145374 A JP H02145374A
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ink ribbon
platen
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gear
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Hiroshi Izumi
博志 泉
Kazuo Ueda
一雄 上田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本R明はプリンタの駆動系に係り、特に、サーマルヘッ
ドをプラテンに対して接離させるヘッド駆動系およびリ
ボン巻取り系を同一の駆動源によって適正に駆動するプ
リンタの駆動系に関する。
〔従来の技術〕
一般的なサーマルヘッドの構成を第9図に承り。
図において、符号1は本体フレームであり、この本体フ
レーム1には、左右方向に良い平板状のプラテン2が設
けられている。また、本体フレーム1の一部である左右
のフレームla、Ib間には、プラテン2に沿ってほぼ
平行にしてガイビシ11フト3が配設されている。この
ガイドシャフト3と前記フレーム1Cには、キャリッジ
4が掛は渡され、かつガイビシ11フト3の軸方向にF
動自在にして支持されている。キャリッジ4には、プラ
テン2への対向面に複数の発熱素子を備えたサーマルヘ
ッド5が装着されている。また、前方フレーム1Cの内
方端縁には、前記ガイドシャフト3と平行にラック6が
形成されており、ラック6はキャリッジ4内に設けられ
たギア13(第10図参照)と噛合うようになっている
。さらに、前記プラテン2の奥部下方には、紙送りロー
ラ7およびこれに圧接された小ロー58が本体フレーム
1に回転自在に支持されている。一方の紙送りローラ7
は減速歯車群9を介してモータ10に連結されており、
モータ10の回転により回転駆動され、小ローラ8との
間に用紙を挟持しつつ所望の紙送りがなされる。
このようなサーマルプリンタにおけるキャリッジ4の駆
動機構およびサーマルヘッド5の駆動機構の従来例を第
10図を用いて説明する。
前述したキャリッジ4内には、キャリッジ駆動用モータ
11が設けられており、このキャリッジ駆動用モータ1
1の出力ピニオン12はギア13を介して前記ラック6
に噛合されている。そして、モータ11の正逆回転によ
りキャリッジ4が前記ガイドシャフト3に沿って往復駆
動自在とされている。
また、前記キャリッジ4のプラテン2側には、サーマル
ヘッド5の固定部材15が支点14をちって枢着されて
おり、この固定部材15の先端部にサーマルヘッド5が
装着されて、プラテン2に対して接離自在とされている
。このサーマルヘッド5の固定部材15には、従動節で
あるベルクランク状をしたカムフォロワ16の一端部1
6aが当接されている。カムフォロワ16は支点17を
中心に回動するようになっており、その他端部16bは
原動節であるカム部材18の無端状のカム溝19に店動
自在に係合されている。このカム部材18の外周に一体
的に形成されたギア20は、ギア21を介して前記キャ
リッジ4に搭載されているサーマルヘッドアップダウン
用のモータ22の出力ビニオン22aに連結されている
。そして、モータ22の回転によりカム部材18が回転
され、このカム部材18の回転に伴ってカム74口91
6が回動され、このカムフォロワ16の回動によりカム
フォロワ16の−#11部168に押圧されて固定部材
15がプラテン2に対して進退操作され、サーマルヘッ
ド5によるインクリボンおよび記録紙のプラテン2への
圧接およびその解除操作がなされる。
また、インクリボン(図示せず)を巻取るためのインク
リボン巻取りボビン23を駆動するモータ24も、前述
したサーマルヘッドアップダウン用のモータ22とは別
にキャリッジ4に設けられており、その出ツノビニオン
24aはギア25を介して前記インクリボン巻取りボビ
ン23と同軸に設けられているギア23aに連結されて
いる。また、サーマルヘッド5のアップダウンを検知す
るためのセンサ(図示せず)が設けられており、このセ
ンサによりサーマルヘッド5のアップダウンに対応して
前記インクリボン走行用のモータ24の動作が制御され
るようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述した従来のサーマルプリンタにあっ
ては、サーマルヘッド5をプラテン2へ圧接、解除する
ヘッド駆動系の駆flll源と、リボン送り用の駆動源
とがそれぞれ別のモータ22゜24からなっていたため
、キャリッジ4の大型化および重Rの増大化をまねくと
ともに、2種類の駆動源用電気回路し必要となり、プリ
ンタそのらのが大型化するとともに、また、両モータを
適正に関連動作させるためには前述したサーマルヘッド
5の圧接、解除位置を検知するセンサを必要とし、回路
的にも複雑になり、コストアップが生じることとなると
いう問題がある。
本発明は、これらの点に鑑みてなされたちのであり、1
個の駆動源によりヘッド駆gJI機構とリボンの巻取り
系とを適正に駆動することができ、これによりサーマル
ヘッドの圧接、解除位置を検知するセンサを含めた種々
の部品点数の削減を図り、小型、かつ、軽aでコストも
極めて低部なプリンタの駆動系を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
前述した目的を達成するため、本発明のプリンタの駆動
系は、1つの回転駆動源と、所定中心角の正逆回転によ
りヘッドをプラテンに対して接離せしめるカム部材と、
前記回転駆動源の正逆回転を前記カム部材に前記所定中
心角の正逆回転として伝達可能であるとともに、ヘッド
をプラテンから離間させる位置までカム部材を回転させ
た状態でその後の回転を伝達しない伝達不能状態に保持
可能な正逆回転出力系と、前記回転駆動源の正回転を伝
達されるとともに、前記正逆回転出力系の出力を所定中
心角の正回転とさせる以上の前記回転駆動源の正回転の
みをプリンタのインクリボンの巻取り系に伝達する正回
転出力系とをもって形成されている。
〔作 用〕
本発明によれば、1つの回転[e mを所定範囲内で正
逆回転させると、正逆回転出力系を介してカム部材が所
定中心角だけ正逆回転させられて、ヘッドがプラテンに
対して所望の接顔動作を行なう。この間、正回転出力系
によりインクリボンの巻取り系への回転伝達が遮断され
ているので、インクリボンは巻取られない。
そして、ヘッドをプラテンに圧接させるまで、回転駆動
源を正回転させた後に、更に正回転させると、ヘッドは
圧接されたまま保持され、かつ、正回転出力系を介して
インクリボンの巻取り系に正回転が伝達され、インクリ
ボンが巻取られ、正常な印字が行なわれる。
また、正逆回転出力系を回転を伝;ヱしない伝達不能状
態に保持すると、カム部材によってヘッドはプラテンか
ら111間される。この状態で回転駆動源を正回転させ
ると、前記所定中心角を回転さUる以上の正U転が正回
転出力系を介してインクボンの巻取り系に伝達され、イ
ンクリボンの早送りが行なわれる。
インクリボンの早送り終了後に、前記正逆回転出力系を
伝達不能状態から通常の伝達状態に戻りことにより、前
述した通常のヘッドのプラテンへの接離とインクリボン
巻取りとが適正に行なわれる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図から第8図について説明
する。
第1図から第8図は本発明の一実施例を示し、従来と同
一部分には同一符号を付しである。
本実施例はキャリッジ4に設けた1個の回転駆動源であ
るモータ30によりサーマルヘッド5とインクリボン巻
取りボビン23とを適正に駆動するものである。
一方のサーマルヘッド5は、モータ30の正逆回転を正
逆回転出力系31を介してカム部材32に伝達し、この
カム部材32の所定中心角の正逆回転によりカムフォロ
ワ34等を有するヘッド駆動系33を介してプラテン2
に対して接離させられる。本実施例においては、モータ
30が正回転する場合にサーマルヘッド5がプラテン2
へ当接させられるように設定されている。また、前記正
逆回転出力系31はサーマルヘッド5がプラテン2から
若干離間した状態の時に、カム部材32へ回転を伝達し
ない伝達不能状態に保持できるようにも形成されている
他方のインクリボン巻取りボビン23は正回転出力系3
5を介してモータ30の回転が伝達される。そして、こ
の正回転出力系35はモータ30がカム部材32を前記
所定中心角だけ正回転させる中心角だけ回転している場
合にはインクリボン巻取リボピン23への回転伝達を遮
断し、前記中心角以上に正回転する場合にのみその正回
転を伝達して、インクリボン巻取りボビン23をインク
リボンを巻取る方向(第1図反時削方向)に回転させる
なお、モータ30の正回転は第1図において時計方向お
よび反時計方向のいずれでもよく、モータ30が正回転
している場合にサーマルヘッド5がプラテン2に当接す
る方向に揺動させられ、かつ、インクリボン巻取りボビ
ン23がインクリボンを巻取る方向に回転させられれば
よく、本実施例においては第1図時工1方向を正回転と
している。
更に説明すると、第1図、第4図、第5図、第6図に示
すように正逆回転出力系31はギア群によってカム部材
32に回転を適正に伝達するように形成されている。す
なわち、モータ30の出力ビニオン30aにはギア38
.37が順に噛合させられており、このギア37の上部
には一体的に中心ギア38が形成されており、両ギア3
7゜38は中心lN139を中心に回転自在にしてキャ
リッジ4上に装着されている。この中心軸39には、上
端のストッパ40とギア38の下端面との間に揺動板4
1が揺動自在に装着されており、この揺動板41は中心
ギア38の環状?1li42内に装填されたばね43に
よってフェルト44を介してストッパ40方向へ押圧さ
れている。また、揺動板41の下面に垂下された各支軸
45.46にはそれぞれ中心ギア38と噛合する正回転
伝達ギア47および逆回転伝達ギア48が上下方向に位
置をずらして支承されている。更に、揺動板41の下面
にはカム部材32の上面に突設された後述する円弧状の
壁部50と係脱するビン49が突設されている。一方、
短円柱状のカム部材32(ユ中心軸51を中心として回
転自在に支承されており、その下面にはカムフォロワ3
4を駆動する略渦巻状のカム溝52が刻設されており、
その外周面には上部に正回転伝達ギア47と噛合するヘ
ッド当接用ギア53が、下部に逆回転伝達ギア48と噛
合するヘッド離間用ギア54がそれぞれ形成されている
。そして、一方のヘッド当接用ギア53には、サーマル
ヘッド5のプラテン2への圧接が完了した時に正回転伝
達ギア7′17との噛合を解かれる欠歯部55が形成さ
れており、他方のヘッド離間用ギア54にはり一マルヘ
ッド5のプラテン2からの離間が完了した時に逆回転伝
達ギア48との噛合を解かれる欠歯部57が形成されて
いる。
次に、カム部材32の正逆回転によってサーマルヘッド
5を平板状のプラテン2に接離せしめるヘッド駆動系3
3を第1図、第4図および第5図により説明する。
本実施例においては、キャリッジ4は前1本した従来の
ものと同様に、プラテン2と平行移動するようにガイド
シャフト3(第9図に示す)に軸方向摺動自在に支持さ
れている。キャリッジ4のプラテン2に向う四部57に
は、表面に複数の発熱素子を備え用紙に印字をなすサー
マルヘッド5が、プラテン2に対して接離自在に装着さ
れている。
すなわら、前記キャリッジ4の四部57の近傍には、ヘ
ッド圧接レバー58が支点59をもって枢着されている
。このヘッド圧接レバー58の自由端部には、前記サー
マルヘッド5に向って進31自在とされるとともにヘッ
ド圧接ばね60によってV−マルヘッド5に向って常に
付勢された圧接ビン61が設けられている。この圧接ビ
ン61の先端部はサーマルヘッド5の背部に当接されて
いる。
また、カム部材32とヘッド圧接レバー58とを連結す
る略三角形状のカムフォロワ34は、インクリボン巻取
りボビン23と同軸の中心軸66(第7図)に枢着され
ている。そして、カム部材32の下端面に形成された回
転中心から外周に向う渦巻き状のカム溝52には、前記
カムフォロワ34の−の隅角部から延長された部分に、
上方へ突設された回転自在のコロ62が摺動および転動
自在に係合されている。カムフォロワ34の他の隅角部
に穿設された長孔63には、前記ヘッド圧接レバー58
に突設されたコロ64が係合されている。また、カムフ
ォロワ34の他の隅角部とサーマルヘッド5との間には
、ヘッド戻し用ばね65が展張されており、このヘッド
戻し用ばね65によりり“−マルヘッド5を前記圧接ビ
ン61と常に当接させるとともに、カムフォ1」ワ34
の動きに追随するようにしている。
次に、インクリボン巻取りボビン23ヘインクリボンを
巻取る時だけ正回転を伝達する正回転出力系35を第1
図、第7図および第8図により説明する。
本実施例においては、モータ30の出力ピニオン30a
から、インクリボン巻取りボビン23と同軸の中心軸6
6に回転自在に軸支されている巻取りVアロ7までの間
を減速歯巾群68によって#ITJ連結している。キャ
リッジ4には中心軸66の上部に、インクリボン巻取り
ボビン23を頂部に備えた巻取りボビン軸69が中心軸
66と同軸に回転自在に支承されている。この巻取りボ
ビン軸69の下端のフランジ部70の上部には、環状の
遊び板71およびフェルト板72が順に巻取りボビン軸
69に対して回転自在にして積層されている。また、フ
ェルト板72の上部には圧接板73が巻取りボビン軸6
9とスプライン結合により積層されている。これにより
、この圧接板73は巻取りボビン軸69と一体回転する
とともに軸方向移動可能とされており、インクリボン巻
取りボビン23との間に介装された圧接ばね74によっ
て遊び板71およびフェルト板72をフランジ部70方
向に押圧している。遊び板71の上面にはフェルト板7
2との摩耗ノコを大ぎくするために凹凸部75が形成さ
れている。そして、巻取りギア67の上面と遊び板71
の下面とには、それぞれ相対的に約1回転すると互いに
係合してそれ以上の回転を伝達するための突起76a、
77aおよび突起76b、77bが突設されている。本
実施例においては、モータ30がカム部材32を所定中
心角だけ正逆回転させる大きさの中心角の範囲で正逆回
転している場合には、前記巻取りボビン軸69および遊
び板71の各組の突起76a。
77aと突起76b、77bとが互いに係合しない遊び
の状態になるように、出力ビニオン30aから巻取りギ
ア67までの減速歯車群68の減速比が設定されている
。これにより、モータ3oがカム部材32を所定中心角
だけ正逆回転させるように中心角より大きく正回転した
時だけ、その正回転をインクリボン巻取りボビン23に
伝達して、インクリボンの巻なりを行なうことができる
。本実施例において、2組の突起76a、77aおよび
76b、77bを設けたのは、1組でも回転力の伝達は
可能であるが、強度を高めるために半径方向に位置をず
らして2組設けである。
次に、本実施例の作用を説明する。
先ず、第2図に示すようにサーマルヘッド5がプラテン
2から離間しているヘッドアップ状態から第1図に示す
ようにサーマルヘッド5がプラテン2に当接しているヘ
ッドダウン状態に移動して、印字を行なう場合を説明す
る。
この場合、印字指令に従って、第1図に示すようにモー
タ30を出力ビニオン30aが時乙1方向に回転するよ
うに正回転させる。この出力ビニオン30aの回転はギ
ア36.37を介して中心ギア38に伝達される。この
中心ギア38は第1図において時計方向に回転し、この
回転力が2つの回転伝達ギア47.48に作用すると揺
動板41が中心@39回りに時S1方向に回転し、筒回
転伝達ギア47.48は同図破線位δから実線位置まで
揺動して、一方の正回転伝)!ギア47がカム部材32
のヘッド当接用ギア53と噛合する。この時、揺動板4
1の下面に突設されたビン49は、切欠ぎ部50aを通
って壁部50の内周面より径方向内側に入る。これによ
り当該正回転伝達ギア47およびヘッド当接用ギア53
を介して、カム部材32が同図時計方向に正回転させら
れる。このカム部材32の正回転に伴って、カム溝52
の最大手P1部分に係合しているカムフォロワ34のコ
ロ62が、カム溝52の最小半径部分方向に徐々に移動
して行き、これに伴ってカムフォロワ34は中心軸66
回りに反時計方向に回動し、長孔63とコロ64との係
合により、ヘッド圧接レバー58を支点59回りに時計
方向に回fIIさぜ、圧接ビン61を介してサーマルヘ
ッド5を背部からプラテン2へ近接さけて行く。そして
、正回転伝達ギア47の回転ににリヘッド当接用ギア5
3が回転し、正回転伝達ギア47がヘッド当接用ギア5
3の欠歯部55部分に入るとカム部材32のそれ以上の
正回転が停止させられ、この時同時にサーマルヘッド5
がカムフォロワ34、ヘッド圧接レバー58および圧接
ビン61等を介してインクリボンおよび用紙(共に図示
せず)を挟在させてプラテン2に適正な押圧力をもって
圧接され、その状態を保持する。このようにしてカム部
材32が所定中心角だけ正回転してサーマルヘッド5が
ヘッドダウン状態とされるまでの間の[−タ30の回転
は正回転出力系35にも減速歯1)群68を介して伝達
されるが、巻取りギア67と遊び板71との各組の突起
76a、77aおよび76b、77bが遊び状態とされ
ていて、インクリボン巻取りボビン23は回転されず、
インクリボンの巻取りは行なわれない。
このヘッドダウン状態に移行した侵に、更に七−タ30
を同方向に回転さUると、巻取りギア67と遊び板71
との前記各組の突起76a。
77aおよび76b、77bが互いに係合し、巻取りギ
ア67の正回転が遊び板71に伝達される。
この遊び板71の回転は互いに圧接状態にあるフェルト
板72を介して圧接板73に伝達され、この圧接板73
と一体帖合されている巻取りボビン軸69およびインク
リボン巻取りボビン23が第1図反時計方向に回転させ
られて、インクリボンの巻取りが開始される。
このインクリボンの巻取り開始と同時に、キャリッジ4
が桁上げ方向に移動し、更にサーマルヘッド5の各発熱
素子に通電されて印字が行なわれる。
次に、サーマルヘッド5を第1図のヘッドダウン状態か
ら第2図のへラドアップ状態に移動させる場合を説明す
る。
この場合、第1図の状態からモータ30を第2図に示す
ように逆回転さゼる。これにより正逆回転出力系31の
中心ギア38も第2図において反時計方向に回転し、両
ギア47.48と一緒に揺動板41も中心軸39回りに
第1図の状態から反時計方向に回転し、一方のギア47
がヘッド当接用ギア53の欠歯部55部分から離れ、他
方の1゛ア48がヘッド離間用ギア54に噛合する。こ
の時、揺動板41のピン49は、切欠ぎ部50aを通っ
て壁部50の外周面より径方向外側へ出される。このギ
ア48とヘッド離間用ギア54との噛合と同時にカム部
材32が逆回転させられ、カムフォロワ34のロコ62
がカム満52の最小半径部分から最大半径部分まで徐々
に移動して行き、ヘッド圧接レバー58およびヘッド戻
し用ばね65を介してサーマルヘッド5を徐々にプラテ
ン2から離間させて行く。そして、逆回転伝達ギア48
がヘッド離間用ギア54の欠歯部56に入ると、カム部
材32が所定中心角だけ逆転した状態で停止され、プラ
テン2からサーマルヘッド5の離間が完了する。このよ
うにしてカム部材32が所定中心角だけ逆転している場
合には、正回転出力系35において、巻取りギア67と
遊び板71との各組の突起76a、77a、76b、7
7bが遊び状態にあるので、インクリボン巻取りボビン
23は回転されず、インクリボンの弛みが防止される。
次に、印字中において、長手方向に複数の色部分に繰返
し分割しであるいわゆるカラーだんだらインクリボンの
特定の色部分の頭出しを行なうためのインクリボンの甲
送り方法を説明する。
先ず、インクリボンの早送りを可能とするために、第1
図のヘッドダウン状態からサーマルヘッド5を若干ヘッ
ドアップさせるためにモータ30を逆回転させる。これ
により前記した通常のへラドアップ動作時と同様に、揺
動板41が第1図反時計方向に回転し、第2図に示すよ
うに一方の逆回転伝達ギア48がヘッド離間用ギア54
と噛合し、ビン49も壁部50の切欠き部50aを通っ
て壁部50より外方に出る。その後、モータ30を更に
逆回転させて第3図に示すように揺動板41のピン49
が壁部50の外方に達するまで回転させて、サーマルヘ
ッド5をプラテン2より離間させる。次に、モータ30
を正回転させる。これにより揺動板41は第3図におい
て揺動板41のビン49が壁部50の外周面に当接する
まで、若干時11方向に回転づるが、それ以上は壁部5
゜に回転を阻止され正回転伝達ギア47および逆回転伝
達ギア48がそれぞれヘッド当接用ギア53およびヘッ
ド離間用ギア54と噛合不可能となり、カム部材32へ
はモータ30の正回転が伝達不可能な状態に保持される
。この状態で、モータ30をカム部材32を所定中心角
だけ回転させる場合以上に正回転させると、正回転出力
系35を介してインクリボン巻取りボビン23が正回転
させられ、インクリボンのψ送りが行なわれる。
所定長のインクリボンの早送りが終了した後に、モータ
30を再び逆回転させてサーマルヘッド5のへラドアッ
プ動作を完了させ、その後iyI述と同様にモータ30
を再び正回転さばて印字を再開する。
このように本実施例によれば、1つの駆動源であるモー
タ30を用いて、正逆回転出力系31および正回転出力
系35を介して、サーマルヘッド5のプラテン2への接
離動作、インクリボンの巻取り動作およびインクリボン
の早送りとを適正に切換えつつ行なうことができる。
なお、本究明は前記実施例に限定されるものではなく、
必要に応じて変更することができる。
〔発」の効果〕
このように本発明のプリンタの駆動系は構成され作用す
るものであるから、1つの駆動源であるモータを用いて
、正逆回転出力系および正回転出力系を介して、サーマ
ルヘッドのプラテンへの接mto作、インクリボンの巻
取り動作およびインクリボンの早送りとを適正に切換え
つつ行なうことができ、これによりサーマルヘッドの圧
接、解除位置を検知するセンリを含めた種々の部品点数
の削減を図ることができる、小型、かつ、軽量でコスト
も極めて低部となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図は本発明のプリンタの駆動系の一実施
例を示し、第1図はヘッドダウン状態を示すキャリッジ
部の平面図、第2図はへッドアツブ状態を示すキトリッ
ジ部の平面図、第3図はインクリボンの?送り状態を示
すキャリッジ部の平面図、第4図はカム部材の斜視図、
第5図はカム部材の一部I、Tll17i側面図、第6
図は正逆回転出力系の揺動板部分の側面図、第7図は正
回転出力系の巻取りボビン部分の側面図、第8図は第7
図の■−■線に沿った断面図、第9図および第10図は
それぞれ従来のサーマルプリンタの全体斜視図およびキ
ャリッジ部の平面図である。 1・・・本体フレーム、2・・・プラテン、4・・・キ
レリッジ、5・・・サーマルヘッド、23・・・インク
リボン巻取りボビン、30・・・モータ、31・・・正
逆回転出力系、32・・・カム部材、34・・・カムフ
ォロワ、35・・・正回転出力系、41・・・1工動板
、47・・・正回転伝達ギア、48・・・逆回転伝達ギ
ア、49・・・ピン、50・・・壁部、52・・・カム
満、53・・・ヘッド当接用ギア、54・・・ヘッド#
f1間用ギア、55.56・・・欠歯部、67・・・巻
取りギア、69・・・巻取りボビン軸、71 ・・・遊
び板、76a、76b、77a、77b・・・突起。 L4図 尾5面 尾6図 ?!、711a $、、8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1つの回転駆動源と、所定中心角の正逆回転によりヘッ
    ドをプラテンに対して接離せしめるカム部材と、前記回
    転駆動源の正逆回転を前記カム部材に前記所定中心角の
    正逆回転として伝達可能であるとともに、ヘッドをプラ
    テンから離間させる位置までカム部材を回転させた状態
    でその後の回転を伝達しない伝達不能状態に保持可能な
    正逆回転出力系と、前記回転駆動源の正回転を伝達され
    るとともに、前記正逆回転出力系の出力を所定中心角の
    正回転とさせる以上の前記回転駆動源の正回転のみをプ
    リンタのインクリボンの巻取り系に伝達する正回転出力
    系とを有するプリンタの駆動系。
JP29953488A 1988-11-29 1988-11-29 サーマルプリンタ Expired - Lifetime JP2620345B2 (ja)

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