JPH02137206A - コモンモードチョークコイル - Google Patents

コモンモードチョークコイル

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JPH02137206A
JPH02137206A JP29209388A JP29209388A JPH02137206A JP H02137206 A JPH02137206 A JP H02137206A JP 29209388 A JP29209388 A JP 29209388A JP 29209388 A JP29209388 A JP 29209388A JP H02137206 A JPH02137206 A JP H02137206A
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JP
Japan
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winding
coils
coil
choke coil
bobbin
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JP29209388A
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JPH0834161B2 (ja
Inventor
Shinichi Kurano
慎一 倉野
Masahiro Bando
政博 坂東
Yasuhiro Mitsuya
三屋 康宏
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、EMI除去フィルタ等に用いられるチョーク
コイルに関する。
(従来の技術) 従来のこの種のチョークコイルとして、その要部のみを
示す第4図や第5図のように、図示していないコアに嵌
挿したボビンItに巻線を往復巻きしてコイル12を巻
装したものがある。ここでの往復巻きとは、巻線をボビ
ン11の一方端から他方端まで巻回したあと、その巻線
の上にその他方端から元の一方端へ巻き返して巻回する
もので、その繰り返しにより必要な層数だけ積み重ねる
ようにしたものである。なお、第4図に示す往復巻きの
コイル12は奇数層目と偶数層目とが互いに半ピツチず
れるようにして巻回したものであり、第5図に示す往復
巻きのコイル12は、各層の巻線の位置がそれぞれ同じ
位置にくるようにして巻回したものである。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来例の往復巻きによるチョークコイルにあっては
、そのコイルの構造上、不可避的に分布容量が大きくな
って自己共振周波数か低くなっていることから、高い周
波数領域では大きな挿入損失特性を得ることができず、
その結果、良好なノイズ除去ができないという問題があ
った。
このような問題を解決するためには分布容量を小さくす
ることが必要となる。そのためのコイルの構造として第
6図に示すような単層巻や第7図の示すようなバンク巻
がある。この単層巻とは巻線を1層のみ巻回するもので
ある。また、バンク巻とは、1タ一ン巻回するごとに巻
線の位置を上下に移動させたものである。
ところが、上記のようにコイルを単層巻で形成する場合
では、分布容量は確かに小さくなるが、1層のみしか巻
回しない措造であるから、そのターン数に大きな制約が
あり、所定のインダクタンス値が得難くなるという新た
な問題が生じる。
このような単層巻の場合でも巻線の線径を小さくしてタ
ーン数をかせぐようにすることにより所定のインダクタ
ンス値を得るようにすることも可能ではあるが、線径を
小さくすると所定の電流容量が得難くなるという上記と
は別異の問題が生じる。
また、コイルをバンク巻で形成する場合では、巻線か1
ターンごとに上下するため、せっかく巻回した巻線が作
業の途中でばらけやすく、そのため、巻線作業が煩雑に
なり機械による自動巻が難しくなるという別異の問題が
ある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、
コイルの分布容量が小さくなるにもかかわらず、所定の
インダクタンス値および電流容量を得ることができ、し
かも巻線作業も容易に行うことが可能なチョークコイル
を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) このような目的を達成するために、本発明のチョークコ
イルにおいては、単層巻のコイルを複数層積み重ねて巻
装し、それらのコイルを互いに並列接続したことを特徴
としている。
(作用) 単層巻のコイルを複数層積み重ねただけであるため、分
布容量は従来の往復巻きのように大きくはならず、しか
も単層巻のコイルであるために、線径を小さくしてター
ン数をかせいて所定のインダクタンス値を得るようにし
ても、複数層のコイルが並列接続されているため、所定
の電流容量を得ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
第1図は本発明の実施例に係るチョークコイルの要部断
面正面図である。第1図に示される本実施例のチョーク
コイルlは、フェライト等からなる閉磁路型のコア2を
備え、そのコア2の脚部に樹脂などでできたボビン3が
嵌挿されるとともに、そのボビン3にコイル4が巻装さ
れて構成されている。
このコイル4は、単層巻のコイルを3層積み重ねて形成
したしので、各層のコイルは、その両端末部かボビン3
に取り付けられている図示していないピン端子にそれぞ
れ接続され、それぞれ同方向の磁束を形成するように、
それらが互いに並列接続されたものである。なお、コイ
ル4は、各層のコイルがいずれも単層巻であるため、ボ
ビン3の寸法が従来と同様のものであると、所定のイン
ダクタンス値が得られない。そのため、巻線の線径を小
さくしてターン数をかせぐようにする必要かある。また
、第1図の実施例では、単層巻の各コイルは奇数層目と
偶数層目とを互いに半ピツチずらせているが、各層の巻
線が同じ位置にするようにしてもよい。
第2図は従来例のチョークコイルと本発明のチョークコ
イルとの挿入損失特性を示す図である。第2図において
、点線で示すものは、従来例の往復巻きのらので、線径
0.8mmφの巻線を、44タ一ン巻回したものである
。このチョークコイルの定格電流は3アンペア(A)で
ある。また、点鎖線で示すものは、従来例の単層巻のも
ので、線径014mmφの巻線を49タ一ン巻回したし
のである。このチョークコイルの定格電流は18Aであ
る。また、実線で示すものは、本発明に係るチョークコ
イルで、線径0.4mmφの巻線を49タ一ン巻回した
単層巻のコイルを3層猜み重ねたものである。このチョ
ークコイルの定格′電流は2.8Aである。なお、いず
れのチョークフィルもそのコアおよびボビンはそれぞれ
同寸法のものを用いており、インダクタンス値は同じ値
になっている。第2図から明らかなように、従来例の往
復巻きのものは、高い周波数領域で挿入損失特性が悪く
なるのに対し、従来例の単層巻のものは、高い周波数領
域でも往復巻きのものに比べて挿入損失特性は良好であ
る。しかし、この単層巻のものは定格電流が低くなって
しまうという難点がある。
これに対して、本発明に係るチョークコイルでは、挿入
損失特性が従来例の単層巻のものと同様に優れており、
しかも定格電流も従来例の往復巻きのものに近い値を有
している。このことから、本発明のチョークコイルは、
従来例のものに比べて優れたものであることが理解でき
る。
なお、積み重ねる単層巻のコイルの層数は上記実施例の
ような3層に限らず、2以上の複数層であればよい。こ
のように、単層巻のコイルを複数層積み重ねることによ
り、その積み重ね層数をNとすると、電流容量は単層巻
1層のみの約51倍となる。電流容量をを大きくする必
要がないとすればその分だけ線径を小さくできるから、
各層のコイルのターン数は約35倍となる。また、イン
ダクタンス値は約35戸倍となる。
第3図は本発明の他の実施例に係るチョークコイルの要
部断面正面図である。第3図に示される実施例にあって
は、第1図の実施例のチョークコイルと同様の巻線方式
を用いて構成したコモンモードチョークコイル5を示し
ており、閉磁路型のコア6の脚部にそれぞれボビン7.
8が嵌挿されるとともに、そのボビン7.8にコイル9
.IOかそれぞれ互いに逆方向に巻回されて構成された
ものである。この第3図のコモンモードチョークコイル
5も、第1図のチョークコイル1と同様に優れた挿入損
失特性を呈するものとなる。
(発明の効果) 以上説明したことから明らかなように本発明によれば、
コアに嵌挿されたボビンに単層巻のコイルを複数層積み
重ねて巻装し、それらのコイルを互いに並列接続するよ
うに構成したから、分布容量が小さくなるにもかかわら
ず、所定のインダクタンス値および電流容量が得られ、
巻線作業も容易になるという浸れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のチョークコイルの要部断面
正面図、第2図は同実施例のチョークコイルの挿入損失
特性図、第3図は本発明の他の実施例に係るコモンモー
ドチョークコイルの要部断面正面図である。 第4図ないし第7図は従来例のチョークコイルの概略構
成図である。 1.5・・・チョークコイル、2 、6−・・コア、3
.78・・・ボビン、4,9.10・・・コイル。 出廓人株式会社村田製作所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コアに嵌挿されたボビンに単層巻のコイルが複数
    層積み重ねて巻装され、それらのコイルが互いに並列接
    続されていることを特徴とするチョークコイル。
JP63292093A 1988-11-17 1988-11-17 コモンモードチョークコイル Expired - Lifetime JPH0834161B2 (ja)

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