JPH0213684Y2 - - Google Patents

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JPH0213684Y2
JPH0213684Y2 JP1983158420U JP15842083U JPH0213684Y2 JP H0213684 Y2 JPH0213684 Y2 JP H0213684Y2 JP 1983158420 U JP1983158420 U JP 1983158420U JP 15842083 U JP15842083 U JP 15842083U JP H0213684 Y2 JPH0213684 Y2 JP H0213684Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンの回転と同期して回転され
るカムシヤフトのジヤーナル部を、シリンダヘツ
ドとカムキヤツプとによつて回転自在に挟持して
なるエンジンのカムシヤフト軸受装置の改良に関
するものである。
(従来技術) 従来から、エンジンのカムシヤフト軸受装置に
は、その構造の簡単化、組立の簡略化を図るため
に種々の工夫が施されている。たとえば、実公昭
55−31201号公報には、多気筒エンジンのカムシ
ヤフト軸受装置として、一つの又片によつてカム
シヤフトの軸方向移動規制部材を形成し、この又
片を使用してカムシヤフトのスラスト方向の位置
決めと2本のロツカアームシヤフトのスラスト方
向の位置決めとを同時に行なう構成のものが開示
されており、締付けボルト等の本数を減らして構
造の簡略化、組立の繁雑さの解消が図られてい
る。
ところで、カムシヤフトは、そのジヤーナル部
がシリンダヘツドとカムキヤツプとによつて回転
自在に挟持されてなるものであるが、従来、この
カムキヤツプは、2本の締付ボルトをそのカムシ
ヤフトを挟んで互いに対向させてこれによりシリ
ンダヘツドに締付け固定するものとなつている
が、エンジンのカムシヤフト軸受装置には、エン
ジンの回転限界を高めるために、カムシヤフトが
振動しないようにしつかりとシリンダヘツドに取
付けなければならないという要請もある。
とくに、シリンダブロツクのボア間ピツチの大
きいものにあつては、それに伴なつてカムキヤツ
プの取付間隔が大きくなり、カムシヤフトのジヤ
ーナル部間の間隔が大きくなつて、カムシヤフト
の支承間隔が長くなり、カムシヤフトが振動を生
じ易くなつて、カムシヤフトの振動を抑制し難い
ことが一因となつてエンジンの回転限界を高め難
いという問題がある。
そこで、各気筒に跨つて延びるカムシヤフトに
その軸心方向に所定の間隔をあけて形成されてい
る複数個のジヤーナル部のうち、両側にカムが存
在するジヤーナル部を支承するカムキヤツプを、
カムシヤフトを挟んでその軸心方向両側に沿つて
各2本ずつ並設される合計4本の締付けボルトに
よりシリンダヘツドに取付ける構成とし、そのう
ち、カムシヤフトの軸心方向の一方側における一
組を、そのジヤーナル部を境にその両側に存在す
るカムのうち一方の気筒のカムに極力近づけて配
設し、他の組の2本の締付けボルトをそのジヤー
ナル部を境にその両側に存在するカムのうちの他
方の気筒側のカムに極力近づけて配設する構成と
して、そのジヤーナル部を4本の締付けボルトで
しつかりと固定すると共にそのカムシヤフトの軸
心方向各カムキヤツプの締付けボルト間隔を極力
小さくしてカムシヤフトの振動を抑制することが
考えられる。
その場合、カムキヤツプをシリンダヘツドに4
本の締付けボルトで取付けると同時にカムシヤフ
トのスラスト方向の移動を規制することができる
ようにすることが、カムシヤフトのスラスト方向
の移動規制に係わる組立の繁雑さを解消するうえ
から望ましい。
(考案の目的) 本考案は、上記の観点からなされたもので、そ
の目的とするところは、カムシヤフトのスラスト
方向の移動規制に係わる組立の繁雑さの解消を図
りつつエンジンの回転限界を高めることができる
ようにしたエンジンのカムシヤフト軸受装置を提
供することにある。
(考案の構成) 本考案は、両側にカムが存在するジヤーナル部
を支承するカムキヤツプを、カムシヤフトを挟ん
でその軸心方向両側に沿つて各々2本ずつ並設さ
れる合計4本の締付けボルトによりシリンダヘツ
ドに取付ける際に、そのカムシヤフトの軸心方向
の一方側における2本の締付けボルトからなる一
組を、そのジヤーナル部を境にその両側に存在す
るカムのうちの一方の気筒の側のカムに極力近づ
けて配設し、他の組の2本の締付けボルトをその
ジヤーナル部を境にその両側に存在するカムのう
ちの他方の気筒側のカムに極力近づけて配設する
構成とすると、そのカムシヤフトの軸心方向2組
の締付けボルト間に位置するカムキヤツプ部に加
工余裕部分ができることに着目してなされたもの
で、この加工余裕部分に位置するカムキヤツプ部
のジヤーナル部支承面とシリンダヘツドのジヤー
ナル部支承面とに嵌合溝を形成し、両側にカムが
存在するジヤーナル部には、この嵌合溝と嵌合し
てカムシヤフトのスラスト方向の移動を規制する
突起状のつば部を設けて、カムキヤツプをシリン
ダヘツドに取付けると同時にカムシヤフトのスラ
スト方向の位置決めを行なうことができるように
したところにある。
(実施例) 以下に本考案に係るエンジンのカムシヤフト軸
受装置の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、V6型エンジンの片方の直列気筒を
その直列気筒が延びる方向と直行する平面で断面
した断面図を示すものであつて、この図におい
て、1はシリンダブロツク、2はピストン、3は
ピストンロツドであり、シリンダブロツク1の上
部にはシリンダヘツド4が設けられ、5はその吸
気ポート、6は、その排気ポートであり、吸気ポ
ート5は吸気弁7により開閉され、排気ポート6
は排気弁8により開閉されるものである。シリン
ダヘツド4には、第2図に示すように、その上部
に、カムシヤフトのジヤーナル部を支承する4つ
のジヤーナル支承部9〜12が直列気筒の延びる
方向に所定の間隔をあけて形成されており、ここ
では、このV6型エンジンは、各気筒について吸
気弁が2個で排気弁が1個の3バルブ構成とされ
て、カムシヤフト13には、各気筒毎に2個の吸
気弁駆動用カムと1個の排気弁駆動用カムとが形
成されており、この第2図において、13A〜1
3Fは吸気弁駆動用カムを示し、13G〜13I
は排気弁駆動用カムを示すものである。
ここでは、カムシヤフト13のジヤーナル部を
支承するカムキヤツプは、一体構成のカムキヤツ
プ部材14から構成されている。このカムキヤツ
プ部材14は、直列気筒が延びる方向に延びる構
成とされて、第1図、第2図に示すように、シリ
ンダヘツド4の上部に載置されるものとなつてい
る。このカムキヤツプ部材14は、第3図、第4
図に示すように、互いに対向する側壁部14A,
14Aを有しており、この側壁部14A,14A
はカムシヤフト13が延びる方向に延びるものと
なつている。カムキヤツプ部材14には、側壁部
14Aと側壁部14Aとの間に、カムキヤツプ部
14B〜14Eが設けられている。このカムキヤ
ツプ部14B〜14Eは側壁部14A,14Aに
連結されており、カムキヤツプ部14B〜14E
は、そのカムキヤツプ部材14の延びる方向に所
定の間隔をあけて設けられており、カムキヤツプ
部14B〜14Eとジヤーナル支承部9〜12と
は、それぞれが対応する構成とされて、カムシヤ
フト13を回転自在に挟持する軸受け部を構成す
るものである。なお、この第3図において、二点
鎖線で示すものは、シリンダヘツド4をシリンダ
ブロツク1に固定するに際しての取付けボルトを
示している。
カムキヤツプ部14B〜14Eには、第2図、
第3図、第5図、第6図に示すように、その上部
にRロツカアームシヤフト15とLロツカアーム
シヤフト16とが設けられている。このRロツカ
アームシヤフト15とLロツカアームシヤフト1
6とはカムシヤフト13の軸方向にこれと平行に
延びる構成とされており、Rロツカアームシヤフ
ト15とLロツカアームシヤフト16とはカムシ
ヤフト13を境にその両側で互いに対向する構成
とされている。カムキヤツプ部材14の上部に
は、ヘツドカバー17が第1図、第2図に示すよ
うに設けられている。このヘツドカバー17は、
第2図に示すヘツドカバー取付けボルト18によ
つてカムキヤツプ部材14に固定されるものであ
り、第3図において、19はそのヘツドカバー取
付けボルト18と螺合する螺合孔を示すものであ
る。
シリンダヘツド4とカムキヤツプ部材14とヘ
ツドカバー17とは、第1図、第2図に示すよう
に、協働して動弁機構室20を構成するものであ
る。この動弁機構室20は、ブローバイガスが外
部に洩れ出ないように気密性を保持されており、
この動弁機構室20に、動弁機構構成要素として
のRロツカアームシヤフト15、Lロツカアーム
シヤフト16、カムシヤフト13等が位置するも
のである。Rロツカアームシヤフト15には、第
1図〜第3図に示すように、排気弁駆動用ロツカ
アーム21が設けられ、Lロツカアームシヤフト
16には、第1図、第3図に示すように吸気弁駆
動用ロツカアーム22が設けられている。なお、
第3図においては、第3気筒に対応する排気弁駆
動用ロツカアームと吸気弁駆動用ロツカアームと
が図示されており、第1気筒、第2気筒に対応す
る排気弁駆動用ロツカアームと吸気弁駆動用ロツ
カアームとの図示は省略されている。
Rロツカアームシヤフト15とLロツカアーム
シヤフト16とは、カムキヤツプ部材14をシリ
ンダヘツド4に取付ける際に、このカムキヤツプ
部材14に位置決め固定されるもので、第3図に
示すように、Rロツカアームシヤフト15とLロ
ツカアームシヤフト16には、カムキヤツプ部1
4B〜14Eに対応する位置に、後述する締付け
ボルトをセツトするための締付けボルト位置決め
用切欠部15A〜15D,16A〜16Dがそれ
ぞれ形成されている。この締付けボルト位置決め
用切欠部15A〜15D,16A〜16Dには、
それぞれ締付けボルト挿通孔23が形成されてお
り、カムキヤツプ部14B〜14Eには、締付け
ボルト挿通孔23に対応する位置に、このカムキ
ヤツプ部14B〜14Eの上下方向に延びる挿通
孔24が、第4図に示すように形成されている。
この挿通孔24には、カムキヤツプ部材14をシ
リンダヘツド4に締付け固定するための締付けボ
ルト25が挿通されるもので、この締付けボルト
25は、第5図、第6図に代表して示すように、
カムキヤツプ部を貫通して延びる構成とされてお
り、その先端部はネジ部25Aとされてジヤーナ
ル支承部に螺着されており、その胴部は非ネジ部
25Bとされて、この非ネジ部25Bと挿通孔2
4との間はオイル通路とされている。
ここでは、ジヤーナル支承部11のシリンダヘ
ツド部分にオイルポンプから給送されるオイルを
導くオイル通路26が第5図に示すように形成さ
れており、カムキヤツプ部14Dには、ジヤーナ
ル支承部との合わせ面27の側に、オイル通路2
6に連通する連通孔28が形成されている。
第5図に示すように、カムキヤツプ部14Dに
は、分配通路29が形成されており、Rロツカア
ームシヤフト15の側の挿通孔24とLロツカア
ームシヤフト16の側の挿通孔24とはこの分配
通路29によつて連通する構成とされており、オ
イル通路26から給送されるオイルは、Rロツカ
アームシヤフト15の側の挿通孔24とLロツカ
アームシヤフト16の側の挿通孔とに分配される
ものとなつており、なお、この第5図において、
矢印Zはオイルの給送方向を示すものである。R
ロツカアームシヤフト15とLロツカアームシヤ
フト16とには、その軸方向に延びるオイル通路
30が形成されており、このオイル通路30に導
かれたオイルは、その一部が、第1図に示すよう
に排気弁駆動用ロツカアーム21の摺動軸部と吸
気弁駆動用ロツカアーム22の摺動軸部とにそれ
ぞれ導かれてその部分を潤滑するようになつてい
る。なお、この第1図において、31はブローバ
イガス中に混在するオイルセパレータ空間を示
し、32はオイルセパレータ用ガスケツトを示す
ものである。
カムキヤツプ部材14には、第4図に示すよう
に、側壁部14A,14Aを連結する補強リブ3
3が設けられており、33Aはシリンダヘツド4
をシリンダブロツク1に固定するに際しての締付
けボルト配設用のバカ穴を示しており、カムシヤ
フト13は、その軸方向に所定の間隔をあけて複
数個のジヤーナル部34〜37を有しており、そ
のジヤーナル部34はカムキヤツプ部14Bとジ
ヤーナル支承部9とによつて支承され、そのジヤ
ーナル部35はカムキヤツプ部14Cとジヤーナ
ル支承部10とによつて支承され、そのジヤーナ
ル部36はカムキヤツプ部14Dとジヤーナル支
承部11とによつて支承され、そのジヤーナル部
37はカムキヤツプ部14Eとジヤーナル支承部
12とによつて支承されるものとなつている。こ
こでは、第2図〜第4図に示すように、ジヤーナ
ル部35とジヤーナル部36とが、カムが両側に
存在するジヤーナル部となつていて、4本の締付
けボルト25によつて締付けられるものとなつて
いる。カムシヤフト13の両端部に存在するジヤ
ーナル部34,37を支承するカムキヤツプ部
は、そのジヤーナル部を挟んで対向する2本の締
付けボルト25によつて締付けられるもので、第
6図には、そのカムキヤツプ部14Eが2本の締
付けボルト25によつてジヤーナル支承部12に
締付ける構成が示されている。
各気筒に対応する各カム13A〜13Iは、第
4図に示すように、シリンダボア38の真上に位
置しており、カムキヤツプ部14C,14Dをそ
れぞれジヤーナル支承部10,11に締付ける4
本の締付けボルト25は、カムシヤフト13の軸
心方向において互いに対向する2本の締付けボル
トからなる一組がそのジヤーナル部14C,14
Dを境にその両側に存在するカムのうちの一方の
気筒側のカムに極力近づけて配設され、かつ、他
の組の2本の締付けボルト25がそのジヤーナル
部14C,14Dを境にその両側に存在するカム
のうちの他方の気筒側のカムに極力近づけて配設
されるものである。
すなわち、第4図に示すように、カムキヤツプ
部14Cでは、4個の挿通孔24のうちのカムシ
ヤフト13を挟んで対向する一組が第1気筒側の
カム13Bに近づけて形成され、他の組の2個の
挿通孔24が第2気筒側のカム13Cに近づけて
形成され、カムキヤツプ部14Dでは、その一組
が第2気筒側のカム13Dに近づけて形成され、
他の組が第3気筒側のカム13Eに近づけて形成
されて、カムキヤツプ部14C,14Dは、カム
シヤフト13の軸方向に並設される2個の挿通孔
24の間が加工余裕部分39となつている。
ここでは、カムキヤツプ部14Cの加工余裕部
分39に対応するジヤーナル部支承面に嵌合溝4
0が形成されており、ジヤーナル支承部10には
そのジヤーナル部支承面に嵌合溝40に対応する
嵌合溝41が形成されており、嵌合溝40と嵌合
溝41とは協働してそのジヤーナル部35の周回
り方向の延びる円環状のオイル溜り溝を構成して
おり、そのジヤーナル部35には、この嵌合溝4
0,41と嵌合してカムシヤフト13のスラスト
方向の移動を規制する円形突起状のつば部42が
一体に形成されている。カムキヤツプ部14Dの
加工余裕部分39に対応するジヤーナル部支承面
には、オイル溜り溝43が形成され、ジヤーナル
支承部11には、そのジヤーナル部支承面にオイ
ル溜り溝43に対向するオイル溜り溝44が第2
図に示すように形成されており、このオイル溜り
溝43,44は協働してそのジヤーナル部36の
周り方向に延びる環状溝を構成している。
ここでは、第4図に示すように、カムキヤツプ
部14Cの合わせ面27に嵌合溝40と挿通孔2
4とを連通する連通孔としての送給凹部45が形
成され、そのカムキヤツプ部14Dの合わせ面2
7にオイル溜り溝43と挿通孔24とを連通する
送給凹部46が形成され、カムキヤツプ部14B
の合わせ面27にジヤーナル部34の細径部にオ
イルを送給する送給凹部47が形成されており、
カムキヤツプ部14Eの合わせ面27には、ジヤ
ーナル部37の細径部にオイルを送給する送給凹
部48が形成されており、ジヤーナル部34,3
7の細径部には、分配通路29を通つてRロツカ
アームシヤフト15のオイル通路30に導かれた
オイルが、そのジヤーナル部34,37を支承す
るカムキヤツプ部14B,14Eに形成されてい
る挿通孔24を通つて送給されるようになつてお
り、カムキヤツプ部14Cの嵌合溝40とジヤー
ナル支承部10の嵌合溝41とには、Lロツカア
ームシヤフト16のオイル通路30に導かれたオ
イルが給送されるものとなつている。
この構成のものは、カムキヤツプ部14Cとそ
れに対向するジヤーナル支承部10に嵌合溝を形
成し、それに支承されるジヤーナル部35には嵌
合溝に嵌合する突起状のつば部42を設けたの
で、カムキヤツプ部材14をシリンダヘツド4に
取付けると同時にそのカムシヤフト13のスラス
ト方向の移動規制を図ることができる。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成したので、以
下に記載する効果を奏する。
カムキヤツプを4本の締付けボルトでシリン
ダヘツドに取付ける構成とし、そのカムキヤツ
プの加工余裕部分に嵌合溝を形成し、そのカム
キヤツプに支承されるジヤーナル部には嵌合溝
に嵌合してカムシヤフトの軸方向の移動を規制
するつば部を形成し、カムキヤツプをシリンダ
ヘツドに締付けると同時にそのカムシヤフトの
スラスト方向の移動規制を行なうことができる
ようにしたので、カムシヤフトのスラスト方向
移動規制に係る組立の繁雑さの解消を図りつつ
エンジンの回転限界を高めることができる。
カムシヤフトのスラスト方向の移動規制を行
なうつば部が、カムシヤフトの軸心方向並設締
付けボルト間に位置することとなるので、スラ
スト方向の移動規制を確実に行なうことができ
る。
スラスト方向の移動規制を、ジヤーナル部に
形成されたつば部と協働して行なう嵌合溝がオ
イル溜りとしても機能することとなるので、油
膜の確保も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るV6型エンジンの片方の
直列気筒をその延びる方向と直行する平面で断面
した断面図。第2図は本考案に係るV6型エンジ
ンの直列気筒の縦断面図。第3図は本考案に係る
カムキヤツプ部材の底面図。第4図は本考案に係
るカムキヤツプ部材の上面図。第5図は第3図の
B−B線に沿う断面図。第6図は第3図のA−A
線に沿う断面図。 4……シリンダヘツド、9〜12……ジヤーナ
ル支承部、13……カムシヤフト、14……カム
キヤツプ部材、24……挿通孔、25……締付け
ボルト、27……合わせ面、34〜37……ジヤ
ーナル部、39……加工余裕部分、40,41…
…嵌合溝、42……つば部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンの回転と同期して回転されるカムシヤ
    フトのジヤーナル部を、シリンダヘツドとカムキ
    ヤツプとによつて回転自在に挟持してなるエンジ
    ンのカムシヤフト軸受装置において、 両側にカムが存在するジヤーナル部を支承する
    カムキヤツプが、カムシヤフトを挟んでその軸心
    方向両側に沿つて各々2本ずつ並設される合計4
    本の締付けボルトによつて前記シリンダヘツドに
    取付けられ、 前記カムキヤツプのジヤーナル部支承面と前記
    シリンダヘツドのジヤーナル部支承面とには、前
    記カムシヤフトの軸心方向並設締付けボルト間に
    位置して嵌合溝が形成され、 前記ジヤーナル部には、前記嵌合溝に嵌合して
    カムシヤフトのスラスト方向の移動を規制する突
    起状のつば部が設けられていることを特徴とする
    エンジンのカムシヤフト軸受装置。
JP15842083U 1983-10-13 1983-10-13 エンジンのカムシヤフト軸受装置 Granted JPS6065306U (ja)

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JPS6065306U JPS6065306U (ja) 1985-05-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2726429B2 (ja) * 1988-03-30 1998-03-11 マツダ株式会社 カム軸のスラスト軸受装置
WO2016147915A1 (ja) * 2015-03-18 2016-09-22 本田技研工業株式会社 内燃機関のシリンダヘッドのオイル通路構造

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