JPH0213401B2 - - Google Patents

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JPH0213401B2
JPH0213401B2 JP61307112A JP30711286A JPH0213401B2 JP H0213401 B2 JPH0213401 B2 JP H0213401B2 JP 61307112 A JP61307112 A JP 61307112A JP 30711286 A JP30711286 A JP 30711286A JP H0213401 B2 JPH0213401 B2 JP H0213401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filament
reflecting mirror
vehicle lamp
main reflecting
paraboloid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61307112A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63160102A (ja
Inventor
Hiroo Koyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
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Publication of JPS63160102A publication Critical patent/JPS63160102A/ja
Publication of JPH0213401B2 publication Critical patent/JPH0213401B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本発明は自動車など車両に設けられる車両用灯
具に関するものであり、特に、前照灯、補助前照
灯など照明用の灯具に係るものである。
〓従来の技術〓 従来のこの種の車両用灯具には第5図に示すよ
うなものがあり、ハウジングを兼ねる反射鏡11
を放物面状に形成しておき、この反射鏡11の略
焦点の位置に電球12のフイラメント13を一致
させてフイラメント13からの拡散する光線を平
行光線として前方に照射させ、前面レンズ14に
プリズムカツトなどを行うことで所望の配光特性
を得るものである。
〓発明が解決しようとする問題点〓 しかしながら、前記従来の車両用灯具は基本的
に照射方向背面側に反射鏡11を設けるものであ
り、かつ、灯具の明かるさは反射鏡11の大き
さ、即ちフイラメント13からの光束捕捉率で定
まるものであるので、同一の電球でより明かるい
灯具を得ようとするときには前記反射鏡11を大
形化せざるを得ず、この理由により灯具奥行きの
深いものになり、車両への取付が困難となる問題
点を生ずるものであつた。
〓問題点を解決するための手段〓 本発明は前記した従来の問題点を解決するため
の具体的手段として、主反射鏡を兼ねるハウジン
グと前面レンズとを有する車両用灯具において、
電球のフイラメント位置を略第一焦点とし、前記
フイラメントの水平の延長線である基準線上の近
傍であり、左右が略等距離の位置にに第二の焦点
を持つようにした一対の楕円面反射鏡を前記電球
の下方に配設し、前記電球の背面側には前記フイ
ラメント位置と前記第二の焦点とに対応する主反
射鏡が設けられていることを特徴とする車両用灯
具を提供することで前記した従来の問題点を解決
するものである。
〓実施例〓 つぎに、本発明を図に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本発明の車両用灯具1を正面視したも
のであり、第2図は同じ灯具1の側断面図であ
る。
従来の灯具が電球2を略灯具の中心の位置に設
けていたのと異なり下端寄りの位置に傾斜して設
けられ、この電球2のフイラメント3の位置を
夫々の第一焦点F01,F11して共有する一対の楕円
面反射鏡4aと4bとが前記電球2の前寄り下面
側に配設されている。このときに、前記楕円面反
射鏡4a,4bは夫々の第二焦点F02,F12が前記
フイラメント3の水平方向への延長線である基準
線X上にあり、かつ前記フイラメント3から左右
方向に略等距離の位置とされている。この様に配
設したことで楕円面反射鏡4a,4bはフイラメ
ント3の虚像3a,3bを夫々の第二焦点F02
F12に結ぶものとなる。このときに、前記電球2
の背面側に前記基準線Xを光学的な基準として例
えば放物柱面状の主反射鏡5を形成することで前
記フイラメント3の実像、および二個の虚像3
a,3bはこの主反射鏡5により前方に光を照射
するものとなり、前記電球2の照射方向全面側に
設けられている前面レンズ6にレンズカツトを施
すことなどにより適宜な配光特性とされる。
以上に説明したものは、本発明の基本的な構成
と作用であり、ついで好ましい実施例により具体
的に説明を行う。先ず、前記楕円面反射鏡4a,
4bの第一焦点の位置は基本的には前記フイラメ
ント3のどの位置、例えば中心点にあつても良い
ものであるが、好ましくは夫々の楕円面反射鏡が
設けられた位置から最遠の端部、即ち右側に設け
られた楕円面反射鏡4aにおいては前記フイラメ
ントの左端に第一焦点F01を定めることで、その
虚像3aは第1図に図示するように基準線Xの上
側に生ずるものとなり、このときに主反射鏡5が
前記基準線Xを焦点とする放物柱面状の反射面で
あれば反射光には水平より上向きの成分を殆ど含
まない性質のものとなり、この種の車両用灯具の
配光として対向車に眩感を生じさせず好ましいも
のとすることができる。
つぎに、主反射鏡5について説明を行うと、そ
の反射面の形状は灯具の使用目的に応じて自在に
選択できるものであるが、ここで代表的な二例に
ついて説明する。第1図および第2図は前記基準
線Xを焦点位置とする放物柱面の例であり、この
ときには光源である前記フイラメント3および虚
像3a,3bからの光線は上下方向のみ集光され
て平行光線となり、左右方向には作用を受けない
ものとなるので、例えば補助前照灯のように中心
照度よりも左右の拡がりを重視する灯具に適する
配光特性が得やすいものとなる。これに対して第
3図および第4図に示す車両用灯具1Aは前記フ
イラメント3からの直射光が最も効率良く反射す
るフイラメント3の背面部の部分をこのフイラメ
ント3の位置を焦点とする放物面5aとして形成
してあり、その両端部に放物柱面5b,5cが接
続されたものとしてあるもので、このように主反
射鏡5Aを形成することで基準線XAは第4図で
も明らかなように“へ”字状に湾曲したものとな
りこれに伴ない前記第二焦点F02,F12も調整して
ある。この様にすることでこの主反射鏡5Aは前
記放物面5aと、やや内側に向かう放物柱面5
b,5cの作用により第1図、第2図に示すもの
よりも左右方向の集光能力が高くなり、配光の中
心部が一層に明かるくなり、所謂芯のある配光特
性が得られ前方をより明かるく照射する前照灯な
どに適するものとなる。尚、この発明を成すため
の発明者による実験結果および大型コンピユータ
によるシユミレーシヨンの結果では前記放物面5
aの幅は20耗以下とすることが好ましく、これ以
上に幅広のものとする集光能力が過剰になり近距
離に集光して照射距離が逆に減少すると云う結果
が得られ、又この放物面5aを設けるときにはこ
の放物面5aと正対する位置の前面レンズ6には
レンズカツトを行うことが配光特性上で好ましい
ことが判明している。
また、前記説明した様に構成したことで本発明
の灯具1は薄形のものとなり、しかも上方にその
薄さ順次に減ずるものとなるので、例えば第2図
に示すように底面に開口部を持つように前記主反
射鏡5と前面レンズ6とを一体に形成することが
可能である。
この様にしたことで本発明の車両用灯具1はフ
イラメント3の上半面からの光は直接に主反射鏡
5で反射し、下半面からの光は一対の楕円面反射
鏡4a,4bで虚像3a,3bを生じて前記主反
射鏡5に反射するものとなり、仮想的に複数の光
源を持つ灯具として主反射鏡5の設計に自由度を
与えると共に効率を落とすこと無く灯具1の厚さ
を薄くするものとなる。
尚、図中に符号7で示すものは対向車に対して
眩惑を生じさせ有害となる直射光の放射を防止す
るためのフードである。
〓発明の効果〓 以上に説明したように本発明により車両用灯具
を、電球のフイラメント位置を略第一焦点とし、
前記フイラメントの水平の延長線である基準線上
の近傍であり、左右が略等距離の位置にに第二の
焦点を持つようにした一対の楕円面反射鏡を前記
電球の下方に配設し、前記電球の背面側には前記
フイラメント位置と前記第二の焦点とに対応する
主反射鏡を設ける構成としたことで、この灯具は
前記フイラメントの上半面からの光による実像
と、下半面からの光による前記フイラメントから
略等距離の位置にある二個の虚像との三個を光源
として持つものとし、一個当たりの主反射鏡を小
さいものとしても全体の照度が低下することを無
くして、この種の灯具を薄形のものとして車両へ
の取付に自由度を与えると云う優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両用灯具の一実施例を
一部を破断して示す正面図、第2図は第1図の
−線に沿う断面図、第3図は同じく本発明の別
な実施例を示す略示的な正面図、第4図は第3図
の実施例の主反射鏡を示す略示的な平面図、第5
図は従来例を示す断鏡図である。 1,1A……車両用灯具、2……電球、3……
フイラメント、4a,4b……楕円面反射鏡、
5,5A……主反射鏡、5a……放物面、5b,
5c……放物柱面、6……前面レンズ、7……フ
ード、F01,F11……第一焦点、F02,F12……第二
焦点、X,XA……基準線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハウジングと主反射鏡と前面レンズとを有す
    る車両用灯具において、電球のフイラメント位置
    を略第一焦点とし、前記フイラメントの水平の延
    長線である基準線上の近傍であり、左右が略等距
    離の位置に第二の焦点を持つようにした一対の楕
    円面反射鏡を前記電球の下方に配設し、前記電球
    の背面側には前記フイラメント位置と前記第二の
    焦点とに対応する主反射鏡が設けられていること
    を特徴とする車両用灯具。 2 前記主反射鏡は放物柱面で形成されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車両
    用灯具。 3 前記主反射鏡は中央部を放物面とし、この放
    物面の両端部に夫々交わるか、または接する放物
    柱面とで形成されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の車両用灯具。 4 前記中央部の放物面は水平方向の幅を20耗以
    下としてあることを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載の車両用灯具。 5 前記中央部の放物面に正対する位置の前記前
    面レンズにはレンズカツトが施されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項および特許請求
    の範囲第4項記載の車両用灯具。 6 前記一対の楕円面反射鏡の夫々の前記第一焦
    点は、前記フイラメントの前記夫々の楕円面反射
    鏡の設けられた位置から最遠の端部近傍にあるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項から特許請
    求の範囲第5項迄記載の車両用灯具。 7 前記主反射鏡と前記前面レンズとが一体に形
    成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項から特許請求の範囲第6項迄記載の車両用灯
    具。
JP61307112A 1986-12-23 1986-12-23 車両用灯具 Granted JPS63160102A (ja)

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JP61307112A JPS63160102A (ja) 1986-12-23 1986-12-23 車両用灯具

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JP61307112A JPS63160102A (ja) 1986-12-23 1986-12-23 車両用灯具

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JPS63160102A JPS63160102A (ja) 1988-07-02
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JPS63160102A (ja) 1988-07-02

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