JPH02133150A - 連続鋳造設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は帯板を連続的に鋳造する連続鋳造設備に関する
もので、特に、溶湯をロールによって帯状に鋳出させる
ロール型の連続鋳造δ９備に関づるものである。

［従来の技術］ 従来のロール型連続鋳造設備は、タンデイツシュから流
出させられた溶融鋼をロールの回転により帯状に連続的
に鋳出させ、ロール下流側の帯状鋼板をガイドローラで
ガイドさせなから巻取機へ導いて巻き取るようにしたも
のであり、鋳出された帯状鋼板をフリーループにするこ
となく巻き取るようにしである。

［発明か解決しようとする課題］ ところが、上記した従来のロール型連続鋳造設備では、
鋳出された帯状鋼板をガイドローラに沿って巻取機まで
導き、巻取機で巻き取らせるものであるため、巻取機へ
の巻取り時に帯状鋼板の表面に割れが生じ易い、という
問題がある。

そこで、本発明は、ロールにより鋳造された帯状鋼板を
表面に割れを生じさせることなく巻取機に巻き取らすこ
とができるようなロール型の連続鋳造設備を提供しよう
とするものでおる。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記目的を達成するためにロール型連続鋳造
機より鋳出される帯状鋼板の先端をかイド覆るための先
端カイト部材を、連続鋳造機の下流側に移動自在に備え
、且つ上記先端ガイド部材でガイドされた帯状鋼板を巻
取る巻取機を備えてなり、又、上記ロール型連続鋳造機
と巻取機との間に、スキンパスミルを配置した構成とし
、更に、上記連続鋳造機と巻取機との間の帯状鋼板のフ
リーループゾーンにおける帯状鋼板のルーピング状態を
検知するループ検知器を備え、該ループ検知器の検知信
号で上記巻取機あるいは上記スキンパスミル等のモータ
の回転速度を制御するようにした構成とする。

［作　　用］ ロール型連続鋳造機から鋳出された帯状鋼板の先端を、
先端ガイド部材でガイドして巻取機まで導き巻き取らせ
ると、先端ガイド部材を後退させて、連続鋳造機と巻取
機との間をフリーループゾーンにする。これにより鋳出
された帯状鋼板はフリーループを形成した状態で巻取機
に無理なく巻き取られ、巻取り時に帯状鋼板の表面に割
れが生じることがなくなる。又、上記フリーループゾー
ンで帯状鋼板にスキンパスミルで圧下をかけると、表面
が圧縮されてより割れが生じにくくなる。フリーループ
ゾーンでのフリーループが巻取機の巻取り速度等によっ
て変動すると、ループ検知器で検知されて下流側設備の
モータヘフィードバックされるので、巻取り速度等が調
整される。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すもので、タンデイツシ
ュ２から出された溶融鋼３を双ロール４ａ、　４ｂの間
より帯状鋼板５として鋳出させるようにしであるロール
型連続鋳造機１の下流側に、上記ロール型連続鋳造機１
により鋳造されて出される帯状鋼板５の先端を巻取機６
まで案内させるための鋼板先端ガイド部材７を配置し、
該鋼板先端ガイド部材７をレール８上に水平方向に移動
自在に載置し、レール８上に支持させたシリンダ装置９
により押引きすることにより巻取機６の方向へ前進させ
られて上記帯状鋼板５の先端をガイドできる位置にセッ
トされたり、その位置から後退させられたりできるよう
にし、上記帯状鋼板５の先端が巻取機６に達して巻き取
られる状態になったときに上記鋼板先端ガイド部材７を
シリンダ装置９により後退させてあくことによってロー
ル型連続鋳造機１と巻取機６との間で帯状鋼板５のフリ
ーループゾーンＡを形成さけるようにする。

上記巻取機６は、−例を示すもので、モータ１０によっ
て回転させられるマンドレル１１内に、帯状鋼板５の先
端をガイドさせて挿入させるガイド空隙１２を形成する
と共に、該ガイド空隙１２に入って来た鋼板５の先端を
掴むグリップ装置１３を備え、カイト空隙１２に鋼板５
の先端が入って来たことが図示しない検知装置により検
知されることにより自動的にグリップ装置１３か作動し
て鋼板５をグリップすることができると同時にモータ１
０が起動されてマンドレル１１が回転させられるように
しである。

１４はマンドレル１１の近くに位置させられていて鋼板
５を押え込むために用いられるスナツパ−ロールでおる
。

ロール型連続鋳造機１から帯状鋼板５を鋳出し始めて連
続鋳造を開始するに当っては、先ず、上記連続鋳造機１
の双ロール４ａ、　４ｂの下方位置に二点鎖線の如く鋼
板先端ガイド部材７を前進させて位置させておく。又、
巻取機６は鋼板先端が入り易いようにガイド空隙１２を
水平にした状態にしておく。

上記の状態で連続鋳造機１の双ロール４ａ、　４ｂ間よ
り鋼板５が帯状に鋳出されて来ると、該帯状鋼板５の先
端を、先端ガイド部材７の円弧状のガイド面に沿わせて
下流の巻取機６へと案内させる。帯状鋼板５の先端が巻
取機６に達し、マンドレル１１のガイド空隙１２内に挿
入されて来ると、検λ口装置（図示せず）により検知さ
れて自動的にグリップ装置１３が作動させられ、鋼板５
の先端がカイト空隙１２部分でグリップされる。

鋼板５の先端がグリップ装＠１３でグリップされると、
モータ１０が起動されるので、マンドレル１１が矢印方
向へ回転し始め、帯状鋼板５を巻き取り始める。

上記先端ガイド部材７は、帯状鋼板５の先端が巻取機６
内のグリップ装置１３でグリップされると、シリンダ装
置９によりレール８上を実線で示す如き位置まで後退さ
せて、帯状鋼板５と接触させないようにし、双ロール４
ａ、　４ｂと巻取機６との間を帯状鋼板５のフリールー
プゾーンにする。これにより帯状鋼板５はフリーループ
を形成して巻取機６で巻き取られるので、巻取り時に鋼
板５は表面に割れが入ることなく巻ぎ取られる。

上記の実施例において、フリーループゾーンＡにループ
検知器１５．１６を帯状鋼板５を挟むように配設し、且
つ該ループ検知器１５．１６とモータ１０の制御装置１
７とを接続し、一方のループ検知器１５が働くとモータ
１０の回転速度を下げ、又、他方のループ検知器１６が
動くとモータ１０の回転速度を上げるようにモータ１０
の回転速度を変えるようにした回路構成を付加すること
かできる。

上記構成とすれば、連続鋳造機１と巻取機６との間のフ
リーループゾーンＡにおいて、鋼板５が弛み過ぎて来る
と、該鋼板５がループ検知器１６に接触することによっ
て該ループ検知器１６が作動してモータ１０の回転速度
を上げるような制御指令か出される。これによりモータ
１０の回転速度が変えられて巻取機６による巻取り速度
が速くなり、鋼板５の弛みが解消される。鋼板５かルー
プ検知器１６から離れると、モータ１０は元の回転速度
に戻される。一方、鋼板５がループ検知器１５に接触す
ると、該ループ検知器１５が作動してモータ１０の回転
速度を下げるような制御指令が出されるので、モータ１
０は減速されて巻取機６による鋼板５の巻取り速度が遅
くなり、鋼板５が弛められることになる。

このように、ループ検知器１５．１６を備えておくこと
により鋼板５をフリーループゾーンＡで引張り過ぎたり
、弛み過ぎたりさせることのないように保って巻き取る
ことができる。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、ロール型連
続鋳造Ｉａ１と巻取機６との間にスキンパスミル２０を
配置し、フリーループゾーン八における帯状鋼板５に軽
圧下をかけるようにしたものでおる。

帯状鋼板５にスキンパスミル２０により軽圧下をかける
と、鋼板５表面が圧縮されるので、巻取機６で巻き取ら
れるときに鋼板５の表面に割れが入ることをより少なく
することができる。

なお、第２図に示した実施例において、スキンパスミル
２０を連続＆５造機１に近いところに設けた場合を示し
たが、巻取機６に近いところに設置してもよい。

次に、第３図は本発明の他の実施例を示すもので、ロー
ル型連続鋳造機１と、その下流側に設置した張力をかけ
ずに鋼板５を巻き取るようにしである巻取機１８との間
のフリーループゾーンＡに、デスケーラ１９とスキンパ
スミル２０を配設し、更に、スキンパスミル２０の出側
に、ベンディングロール２１を配して、帯状鋼板５に巻
取り前に曲げ力を与えるようにすると共に、巻取機６と
して、第１図、第２図に示す構成のものに代えて、張力
をかけずに鋼板５を巻き取れるようにした構成のものを
使用するようにしたもので、その他の構成は第１図に示
したものと同様とする。２２はデスケーラ１９及びスキ
ンパスミル２０を覆うケーシング内に不活性ガスを注入
するだめの不活性ガス注入管、２３．２４はデスケーラ
１９とスキンパスミル２０の各駆動用モータ、２５はピ
ンチロールでおる。

上記第３図に示す実施例によると、連続鋳造機１の双ロ
ール４ａと４ｂの間より持出された帯状鋼板５はフリー
ループゾーン△を経て巻取機６に巻き取られる前に、デ
スケーラ１９により鋼板５の表面のスケールが除去され
ると共に、スキンパスミル２０により鋼板５に軽圧下が
かけられて、鋼板５の表面か圧縮されて割れにくくされ
、更に、スキンパスミル２０の出側のベンディングロー
ル２１て鋼板５は所要の曲率に曲げられるため、巻取機
６に張力をかけないで巻き取らすことかできて、巻取り
時に鋼板５の表面に割れを生じにくくさせることができ
る。上記において、ベンディングロール２１は、鋼板５
を巻取機１に張力をかけずに巻き取らせることができる
ように巻取り曲率半径を任意に選定できるので、板厚・
つ材質によって鋼板５の曲率を割れの生じにくい限界値
にセットすることができる。

なお、本発明は上述した各実施例に限定されるものでは
なく、たとえば、巻取機６として、第１図ではガイド空
隙１２、グリップ装置１３を備えたマンドレル１１をモ
ータ１０で回転させるようにした場合を示したか、鋼板
５の先端を掴んで巻き取ることができるものであれば図
示以外のものでもよい。又、第３図に承り実施例におい
て、ループ検知器１５．１６の作動で下流のデスケーラ
１９、スキンパスミル２０の各モータ２３．２４の回転
速度を制御させれば、鋼板５のフリーループを適正に調
整できることは当然である。更に、双ロール４ａ、　４
ｂの場合を示したが、双ロールでなくでもよく、又、鋼
板先端ガイド部材７はスイング式としてもよい。

［発明の効果１ 以上述べた如く、本発明の連続鋳造設備によれば、ロー
ル型連続鋳造機の上流側に、持出される帯状鋼板の巻取
機を備え、該ロール型連続鋳造機と巻取機との間に、帯
状鋼板の先端のみをガイドする鋼板先端ガイド部材を移
動自在に備えて、帯状鋼板のフリーループゾーンを形成
するようにしであるので、持出された帯状鋼板は巻取機
に引張られて巻き取られることかなくて該帯状鋼板が巻
き取られるときに表面に割れを生じさせることがなく、
又、スキンパスミルにより鋼板に軽圧下をかけることに
より該鋼板の表面を圧縮できて、より割れにくい鋼板に
することかでき、更に、フリーループゾーンでの鋼板の
ルーピングをループ検知器で検知して修正てきるＪ：う
にすることにより、鋼板が弛み過ぎたり、引張られたり
することを自動的に防止できる、等の優れた効果を奏し
得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略図、第２図は本発
明の別の実施例を示す概略図、第３図は本発明の更に別
の実施例を示ｖＩＲ略図である。 １・・・ロール型連続鋳造機、２・・・タンデイツシュ
、４ａ、４ｂ・・・ロール、５・・・帯状鋼板、６・・
・巻取機、７・・・鋼板先端ガイド部材、１５．１６・
・・ループ検知器、１７・・・制御装置、１８・・・巻
取は、１９・・・デスケーラ、２０・・・スキンパスミ
ル、２１・・・ベンディングロール、２３．２４・・・
モータ、△・・・フリーループゾーン。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ロールの回転により帯状に鋼板を鋳出させるロー
   ル型連続鋳造機と、その下流側に巻取機を備え、且つ上
   記ロール型連続鋳造機と巻取機との間に、鋳出される帯
   状鋼板の先端を巻取機までカードするための鋼板先端ガ
   イド部材を退避自在に備えて、該鋼板先端ガイド部材の
   退避で連続鋳造機と巻取機との間で帯状鋼板のフリール
   ープゾーンを形成できるようにしてなることを特徴とす
   る連続鋳造設備。
2. （２）ロール型連続鋳造機と巻取機との間にスキンパス
   ミルを設置し、フリーループゾーンにおける帯状鋼板に
   軽圧下をかけるようにした請求項（１）記載の連続鋳造
   設備。
3. （３）ロール型連続鋳造機と巻取機との間に形成したフ
   リーループゾーンにおける帯状鋼板のフリーループのル
   ーピングを検知するループ検知器を備えると共に、該ル
   ープ検知器からの信号により帯状鋼板の送りを調整でき
   る下流側設備のモータ回転速度を制御するようにした回
   路を有する請求項（１）及び（２）記載の連続鋳造設備
   。