JPH0213308A - 播種マルチ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、播種作業とマルチフィルム被覆作業とを略
同時に行なう播種マルチ装置に関する。

［従来技術］ 従来、この種の装置は、第１図に示すように、正面から
見て底部が７字型で、側面から見ると前側が後側よりも
高くなるように傾斜した舟型の作溝器ａと、有孔フィル
ムｂを巻き取っているフィルムローラＣと、機枠ｄに支
持された播種装置ｅ等で構成されている。そして、播種
装置ｅの播種口ｆ下部には、フィルムローラＣから引き
出されたフィルムｂの孔部を検出して播種口ｆに設けた
シャッターｇを開口させる針金状のセンサーｈを設けて
いる。

［発明が解決しようとする課Ｍｌ ところで、このような従来装置は、作溝器ａの底部に排
藁などの夾雑物が引っ掛かり易く、排藁が引っ掛かると
、その部分が大きな塊となって盛り上がり、その上方に
位置する軟らかいフィルムｂを突き破ってしまうという
問題点があった。

［課題を解決するための手段］ この発明は前記した問題点に鑑みて提案するものであっ
て、マルチフィルムを破ることなく、良好に畝上面に被
覆でき、しかも播種作業も確実に行なえる播種マルチ装
置を得ることを目的とし、このため、次のような技術的
手段を講じた。

即ち、有孔フィルム３１の孔部に播種装置１３下部の播
種孔検出センサー１８が落ち込むことにより播種装置１
３のシャッター１９が開いて種子が作溝器２５にて作溝
された溝部に落下するように構成された播種マルチ装置
において、前記作溝器２５を左右横方向に所定巾を有す
る回転体で構成すると共に、圃場に散在する夾雑物を土
中に埋め込むディスク状の埋込体２６を前記作溝器２５
と一体的に設け、前記作溝器２５の後方には、播種装置
１３の播種口から落下放出される種子を受けてこれを作
溝器２５にて作溝された播種床に案内する播種受体２８
．２８を設けたことを特徴とする播種マルチ装置の構成
とする。

［実施例］ 以下、図面に基づいて、この発明の詳細な説明する。

まず、構成から説明すると、１はトラクターの後部に連
結されるロータリ耕耘装置であって、このロータリ耕耘
装置１は、入力軸２、入力軸２を支えている伝動ギヤケ
ース３、下部に耕耘軸４を回転自在に軸架しているチェ
ンケース５、耕耘軸４に取り付けられた複数個の耕耘爪
６・・・、耕耘爪６・・・の上方を覆う主カバー７、主
カバー７の後部に回動自由に枢着されたりャカバー８等
からなる。

１０はロータリ耕耘装置１のヒツチであって、これに後
方から嵌合装着されたスライドヒツチ１１の横杆１２に
は、後述する播種装置１３等を支持する機枠１４が着脱
自在に装着される。播種装置１３は種子を収容するホッ
パー１５と、種子繰出部１６と、種子繰出部１６から繰
り出された種子を作溝された溝部に案内するガイド筒１
７を有し、このガイド筒１７の下部には、下方へ向けて
緩やかに彎曲させた針金状のセンサー１８と一体のシャ
ッター１９を設けている。２０は前記シャッター１９を
支持する２枚の板体であって、この板体２０は水平状の
プレート２１の下面に固着され、プレート２１は前記ガ
イド筒１７と一体的に設けられ、またプレート２１は側
面視が半円状の支持棒２２に固着されている。支持＃２
２は中空パイプで形成され、彎曲部が上方へ反るように
して機枠１４に取り付けられ、その前端下部には、作溝
器２５と、夾雑物を地中に埋め込む埋込ディスク２６と
が設けられている０作溝器２５は横方向中心部から外側
に至るにしたがって次第に小径となるテーパ状の円筒体
で構成され、これが地表を転がる際に、中心部が外側よ
りもわずかに深くなるように傾斜する所定深さの溝を形
成するように構成している。埋込ディスク２６は、薄い
円形の鋼板で形成され、その径は前記作溝器２５の回転
径よりも大きく１作溝器２５の略中央部に取り付けられ
る。２８．２８はこの埋込ディスク２６の左右両側方に
あって、埋込ディスク２６を挾み込むようにして設けら
れた２枚の細長い板からなるスクレーパ兼種子受は用の
受体である。受体２８．２８の前端部は作溝器２５の外
周に接するように接近させて設けられ、前端内側部は、
埋込ディスク２６の外側面に接するように位置させて前
記支持棒２２下部のプレート２９．２９に固着支持され
ている。前記播種袋Ｗ１３の播種口近くまで延設された
２枚のこの受体２８．２８は、第４図から明らかなよう
に上部の間隔が下部の間隔よりも大きく、しかも、播種
口下方の受体２８．２８の隙間はその前側の隙間よりも
広く形成されて、落下放出された種子がこの間を通過し
得るように構成している。

なお、図中符号３０は、マルチフィルム３１を巻き取っ
ているフィルム巻き取りロールで、コ字型枠３２に取り
付けられ、このコ字型枠３２は前記機枠１４に取り付け
られている。３３は、畝面に被覆されたマルチフィルム
３１の上面を転動しながら土壌を押圧する鎮圧ローラで
、この鎮圧ローラ３３の支持軸３５と前記播種装置１３
の繰出部１６との間には、チェンスプロケット機構から
なる動力伝達袋＠３６が介装され、鎮圧ローラ３３が畝
面を転動するとこの回転を受けて繰出部１６の回転軸が
回転してホッパー１５内に収容されている種子がガイド
筒１７側へ導かれるように構成している。

上側において、播種マルチング作業を行うときには、ま
ずフィルム３１を巻き取りロール３０から引き出し、フ
ィルム３１の上面を鎮圧ロール３２で踏み付けて機体を
前進させる。後方へ引き出されたフィルム３１の孔部に
針金状のセンサー１８が落ち込むと、ガイド筒１７下部
に設けたシャッター１９が開き、播種装置１３の繰出部
１６より繰り出された種子は、マルチフィルム３１の孔
部を通って作溝器２５にて作溝された溝部に導かれる。

特に、この実施例によれば、円筒状の作溝体２５の中央
部にこれより回転径の大きなディスク状の埋込体２６を
設けているので、地表に散在している排藁などの夾雑物
を作溝作業に先立って、あるいは略同時に地中に埋め込
むことができ、したがって従来のように作溝器２５に藁
屑などが引っ掛って次第に大きな塊を形成し、これが引
き出されたフィルム３１に接触してフィルム３１を突き
破るといった問題を生じる恐れはない。

また、上記作溝器２５の円筒部外周および埋込体２６の
ディスク表面に接するようにスクレーバ兼用の受体２８
．２８が設けられているので１作溝器２５の回転中に付
着する土の掻き落しをこの受体２８．２８で良好に行う
ことができる。

さらに、受体２８．２８は後方へ延出させて播種口下部
に臨むように設け、２枚の対向する受体２８．２８の上
部間隔を下部間隔よりも大きく取って構成しているので
、ガイド筒１７の下部から放出された種子を播種溝外へ
飛散させることなく良好に受は取って、播種溝中央付近
に案内することができる。

なお、第５図、第６図は上記播種マルチ装置の作溝器２
５の一部を改良したものである。この装置の特徴的部分
は、スクレーバ部分と作溝部分とを前後に切り離して構
成した点にある。前記装置と構成が一致する部分につい
ては同一符号を付けた。構成が異なる部分についてのみ
別符号を付けて構成を説明すると、支持棒２２の下部に
取り付けたプレート２９の下端には、作溝器２５の円筒
外周およびディスク状埋込体２６の外側面に付着した土
を掻き落す左右一対の板状スクレーバ４０゜４０が設け
られ、プレート２９の下部には、後方へ向けてクランク
状に屈曲する棒状の連結具４１が固着されている。連結
具４１にはアーム４８が上下方向の軸芯廻りに揺動自由
に枢着され、このアーム４８の後端部には皿状の種子受
体４２が固着されている。この種子受体４２は種子を受
けるロート部４３と、ガイド部４４とよりなり、ロート
部４３はその上部の開口４５が下部の開口４６よりも大
きく、上面には水平方向に広がる略円形の鍔部４７が一
体的に形成されている。ガイド部４４は横側方から見る
と、その下縁部が前端側から後端側へ向うにしたがって
上下高さが高くなるように構成されている。このため、
円筒状ガイド部４４が土中を進行する際に土が円筒の後
向１面部に付着する虞れが少ない。

この装置を用いて播種マルチング作業を行わせると、ま
ず、作溝器２５にて溝開けが行われ、この溝内を種子受
体４２のガイド部４４が進行しながら播種作業が行われ
る。即ち、マルチフィルム３１の有孔部に針金状センサ
ー１８が落ち込むとシャッター１９が開き、種子が播種
口から放出され、フィルム３１の孔部を通過して種子受
体４２のロート部４３の開口４５．４６を通って作溝器
２５にて作溝された溝部に撒かれる。このとき、牽引車
両側であるトラクターが例えば等高級沿いを蛇行しなが
ら進行すると、播種溝と播種位置とが横方向にずれるこ
とがある。しかしながら、この装置によると、種子受部
４２と一体のアーム４８は連結具４１にその先端側が枢
着され、機体の進行方向が変わっても、ロート部４３が
常に播種溝内に位置するように構成されると共に、ガイ
ド筒１７下部から放出される種子を、ロート部４３に形
成した上側の大きな開口を介して播種溝へ確実に受は止
め案内できるから、播種溝と機体の進行方向とが多少ず
れても種子をきわめて良好に受は取ってこれを溝内に案
内することができる。

［発明の効果］ この発明は、前記の如く構成したので、次のような技術
的効果を奏する。

即ち、作溝器２５は左右横方向に所定の巾を有する回転
体で構成されると共に、この作溝器２５にはディスク状
の埋込体２６が一体的に構成されているので、作溝時に
、地表に散在する夾雑物を良好に土中に埋め込むことが
でき、播種作業時に雑物等でフィルムを破るといった問
題を解消することができる。また、この作溝器２５の後
方には、播種口下部から放出される種子を受けてこれを
播種溝に案内する播種受体２８．２８が設けられている
ので、播種孔検出センサー１８がフィルム３１の孔を検
出してシャッター１９が開き１種子が落下放出されると
直ちにこの受体２８．２８に受は取られて的確に播種溝
内に案内することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の側面図、第２図はこの発明に係る装
置の全体側面図、第３図は一部を切欠いた要部の拡大側
面図、第４図は要部の背面図、第５図は一部を切欠いた
要部の拡大側面図、第６図は一部を省略した要部の背面
図である。 符号の説明 １　　　　　ロータリ耕耘装置 １３　　　　播種装置 １８　　　　播種孔検出センサー １９　　　　シャッター ２５　　　　作溝器 ２６　　　　埋込体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 有孔フィルム３１の孔部に播種装置１３下部の播種孔検
   出センサー１８が落ち込むことにより播種装置１３のシ
   ャッター１９が開いて種子が作溝器２５にて作溝された
   溝部に落下するように構成された播種マルチ装置におい
   て、前記作溝器２５を左右横方向に所定巾を有する回転
   体で構成すると共に、圃場に散在する夾雑物を土中に埋
   め込むディスク状の埋込体２６を前記作溝器２５と一体
   的に設け、前記作溝器２５の後方には、播種装置１３の
   播種口から落下放出される種子を受けてこれを作溝器２
   ５にて作溝された播種床に案内する播種受体２８、２８
   を設けたことを特徴とする播種マルチ装置。