JP6175412B2 - 作業機 - Google Patents

作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP6175412B2
JP6175412B2 JP2014125385A JP2014125385A JP6175412B2 JP 6175412 B2 JP6175412 B2 JP 6175412B2 JP 2014125385 A JP2014125385 A JP 2014125385A JP 2014125385 A JP2014125385 A JP 2014125385A JP 6175412 B2 JP6175412 B2 JP 6175412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
trencher
guide
working machine
support column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014125385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016002052A (ja
Inventor
康子 鷲尾
康子 鷲尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2014125385A priority Critical patent/JP6175412B2/ja
Publication of JP2016002052A publication Critical patent/JP2016002052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175412B2 publication Critical patent/JP6175412B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)

Description

本発明は、事前に圃場に形成されたトレンチャ溝に沿って該圃場を耕耘すると共に前記トレンチャ溝の上に畝を立てる作業機に関するものである。
作業機として特許文献1に記載された作業機がある。
この作業機は、ロータリ耕耘部と、このロータリ耕耘部の後方に配置された畝成形器及び播種装置を有する。
また、この作業機はトラクタの後部に装着され、事前に圃場に形成したトレンチャ溝(トレンチャで掘られた溝)に沿って圃場を移動しながら前記ロータリ耕耘部で耕耘すると共に前記畝成形器でトレンチャ溝の上に畝を立て、且つ同時にこの畝のトレンチャ溝の真上に前記播種装置で播種する。
前記播種装置は、ごぼうや長いもなどの根菜類の種を播種するものである。
また、前記作業機は、トレンチャ溝の真上に播種することができるように、トレンチャ溝内に挿入されて該トレンチャ溝の溝壁によって案内される探索ガイドを備えている。
なお、トレンチャ溝の真上に播種するのに、ロータリ耕耘部及び畝成形器を有すると共に播種装置を有さない作業機によってトレンチャ溝の上に畝立てした後に、該畝に播種装置によって播種する場合もある。
特許第5050004号公報
前記従来の作業機にあっては、粘土質の圃場(土塊が崩れにくい圃場)では、探索ガイドが通過した跡が空洞として残りやすい。
また、作業機に探索ガイドが設けられていない場合であっても、粘土質の圃場であると、大きい土塊が生じやすく、トレンチャ溝に埋め戻される土がトレンチャ溝に密に詰まりきらない場合が生じ、空洞ができる場合がある。
トレンチャ溝内の土中に空洞があると、根菜類は空洞に達した時点で成長が止まってしまうという性質があり、作物の成育に影響を与える。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、トレンチャ溝内の土中に形成される空洞を押しつぶすことのできる作業機を提供することを課題とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。 第1に、ロータリ耕耘部とこのロータリ耕耘部の後方に配置された畝成形器とを有し、走行車両に装着されて圃場に形成されたトレンチャ溝に沿って移動しながら前記ロータリ耕耘部で耕耘すると共に前記畝成形器でトレンチャ溝の上に畝を立てる作業機であって、前記ロータリ耕耘部の爪軸より後方で且つ畝成器の後部より前方に、板面が上下を向く板状であって前記板面でトレンチャ溝内の土を鎮圧する鎮圧具を設けたことを特徴とする。
第2に、前記ロータリ耕耘部と前記畝形器との間に、上下方向に延びる支柱が設けられ、前記支柱に、前記トレンチャ溝内に挿入されて当該トレンチャ溝の溝壁により案内されるガイド部と、前記鎮圧具と、が設けられ、前記鎮圧具は、前記ガイド部の上方に配置されていることを特徴とする。
第3に、前記鎮圧具は、前記支柱の後方に配置されていることを特徴とする。
第4に、前記支柱の前縁部には、当該支柱の上部から下部にかけて、平面視で前方に向けて尖った刃部が形成されていることを特徴とする。
第5に、前記ガイド部は、左右のガイド壁と、この左右のガイド壁を連結する連結具とから正面視及び背面視H形に形成されていることを特徴とする。
第6に、前記左右のガイド壁の前部は、上下縁部が前方に向かうに従って上下方向中央に移行する傾斜状とされていて、側面視で前方に向けて尖った形状に形成されていることを特徴とする。
第7に、前記ガイド壁及び前記連結具の前縁部には刃部が形成されていることを特徴とする。
第8に、前記鎮圧具は、板面が上下を向く平板状に形成された主壁部と、この主壁部の左右両端から上方に延びる側壁部とを有していることを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
本発明によれば、トレンチャ溝内の土(埋め戻し土)を鎮圧する鎮圧具を設けることにより、トレンチャ溝内の土中にできた空洞を鎮圧具によって押しつぶすことができる
また、上下方向に延びる支柱に鎮圧具を設けることにより、鎮圧具を支持する支柱をロータリ耕耘部と畝成形器の間にコンパクトに配置することができる。
また、トレンチャ溝内に挿入されるガイド部を設けた支柱の後方側に鎮圧具を配置することにより、支柱によってトレンチャ溝内の土中に形成される空洞を鎮圧具によって押しつぶすことができる
トレンチャの掘削部及びトラクタ並びに作業機を示す側面図である。 第1実施形態に係る作業機の側面図である。 作業機の背面斜視図である。 探索ガイド及び播種装置の取付部分を示す背面斜視図である。 (a)は成した畝とトレンチャ溝と鎮圧具との位置関係を示す背面図、(b)は鎮圧具の斜視図である。 第2実施形態に係る作業機の側面図である。 (a)は成した畝とトレンチャ溝と鎮圧具との位置関係を示す背面図、(b)は鎮圧具及び探索ガイドのガイド部の斜視図である。 鎮圧具の取付の変形例を示す側面図である。 第3実施形態に係る鎮圧具と移植手段の背面図である。 第4実施形態に係る鎮圧具の取付構造を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜図5は第1実施形態を示す。図1において、符号1は、走行車両として例示するトラクタTに三点リンク機構21等の装着機構を介して装着される作業機を示している。この作業機1は、耕耘と畝立てと播種とを一工程で行うものであり、ロータリ耕耘装置3と畝成形装置41と播種装置7(対畝作業部)とを有している。
該作業機1は、トレンチャの掘削部63によって事前に圃場Fに掘られたトレンチャ溝Hに跨って走行するトラクタTによって該トレンチャ溝Hに沿って圃場Fを移動し、且つ該トレンチャ溝Hに沿って圃場Fを移動ながらロータリ耕耘装置3で耕耘すると共にトレンチャ溝Hの上に畝成形装置41で畝Uを成形し且つ播種装置7で該畝Uに作物(ごぼう、長いも等の根菜類)の種を播種する。
図2に示すように、前記ロータリ耕耘装置3は、前記三点リンク機構21でトラクタTの後部に装着されるロータリ機枠22と、このロータリ機枠22に設けられたロータリ耕耘部9と、このロータリ耕耘部9を覆う耕耘カバー23とを有する。このロータリ耕耘装置3は、本実施形態では、センタドライブ式のロータリ耕耘装置3を例示している。
ロータリ機枠22は、左右方向中央に位置するギアケース24と、このギアケース24から下方に突設した伝動ケース25と、前記ギアケース24から左右両側に突出する左右のサポートアーム26と、ギアケース24から上方側に突出するトップマスト27とを有している。
ロータリ耕耘部9は、前記伝動ケース25の下部に設けられている。このロータリ耕耘部9は伝動ケース25の下部から左右に突出する爪軸29と、この爪軸29上に取り付けられた複数の耕耘爪28とを有してなる。
前記ギアケース24内の伝動機構にはトラクタTのPTO軸からの駆動力が入力され、このギアケース24内の伝動機構に伝達された駆動力は伝動ケース25内に設けられた伝動機構を介して爪軸29に伝達され、該駆動力によって爪軸29が左右方向の軸心回りに回転する。爪軸29が回転することで、耕耘爪28は土を耕起反転すると共に砕土する。
本実施形態のロータリ耕耘部9(爪軸29及び耕耘爪28)は、図2の矢印X方向に回転し、耕耘爪28が土に対して下向きに回転切削してダウンカット耕耘する。また、耕耘爪28で耕起された土は後方に放擲される。
前記耕耘カバー23は、ロータリ耕耘部9の上方を覆う側面視で円弧状の板体であって、取付手段30によって、ロータリ機枠22に対して爪軸29の軸心を中心として回動自在で且つ任意の回動位置で固定可能に、該ロータリ機枠22に取り付けられている。
取付手段30は、左右各サポートアーム26に固定された左右一対の固定ブラケット31と、耕耘カバー23の上面に固定された左右一対の可動ブラケット32と、これら固定ブラケット31と可動ブラケット32とを締結して連結するボルト33とを有する。
左右各可動ブラケット32には爪軸29の軸心を中心とする円弧状の長孔34が前後一対形成され、前記ボルト33を、前記各長孔34に通して固定ブラケット31に形成されたネジ孔に螺合させることにより、可動ブラケット32が固定ブラケット31に連結される。
そして、前記ボルト33による締結を緩めることによりロータリ機枠22に対して可動ブラケット32と共に耕耘カバー23が爪軸29を中心として回動可能とされ、前記ボルト33を締め付けることにより、耕耘カバー23が任意の回動位置でロータリ機枠22に対して固定されるように構成されている。
前記可動ブラケット32は後方に延長されており、この延長部分32aに支持フレーム35が固定されている。この支持フレーム35及び耕耘カバー23に、畝立てをする畝成形装置41や、畝Uに播種する播種装置7が取り付けられている。可動ブラケット32と共に耕耘カバー23を回動させることで、ロータリ機枠22に対して、耕耘カバー23、支持フレーム35、畝成形装置41及び播種装置7が爪軸29を中心として角度調節自在とされている。
これによって、後述するゲージ輪50の高さ調整機構52によってロータリ耕耘部9の耕深がかわった場合でも、取付手段30を調節して畝成形装置41は略水平に支持し且つ播種装置7による播種位置を所定の高さに保つことが可能となる。
図2,図3及び図4に示すように、支持フレーム35は、左右の可動ブラケット32の後端に左右方向に配置されたツールバー36と、このツールバー36から下方に突出する左右の枠体37と、ツールバー36から後方に突出する支持体38とを有する。
ツールバー36は、角パイプ等によって構成され、左右可動ブラケット32の後端に溶接等によって連結されている。
枠体37は、ツールバー36における左右各可動ブラケット32の後端付近からそれぞれ下方に突出した枠材であって、該枠体37の下端に、畝成形装置41の畝成形器61が固定されている。なお、枠体37は左右各可動ブラケット32の後端に固定されていてもよい。
支持体38は、ツールバー36の左右方向中央付近から後方に突出する板体であって、その後端に播種装置7の支柱部48が取り付けられている。
畝成形装置41は、耕耘カバー23の後縁に沿って取り付けられた上板39と、この上板39から下方側においてロータリ耕耘部9から後方に放擲される土を左右方向中央側に
案内する左右一対の案内板40と、左右の各案内板40の内側縁から後方へ延設している畝成形器61とを有する。
上板39は、耕耘カバー23の後端から後方へ略水平に延設した平板状の部材であって、平面視で後方へいくほど先細る形状となっている。
案内板40は、平面視で略ハの字状に左右2つの板体を配置したものであって、左右案内板40間に畝立て口40aを形成していて、ロータリ耕耘部9から後方に放擲された土を中央の畝立て口40aへ集めて後方の畝成形器61に案内している。左右の案内板40は、若干後傾した断面円弧状となっており、ロータリ耕耘部9で耕耘され後方へ放擲された土を掻き上げることができる。
畝成形器61は、畝立て口40aから略後方へ延びる天板42と、この天板42の左右端に背面視で略ハの字状に取り付けられた左右一対の側板43とを有しており、天板42と左右の側板43とが畝立て口40aの縁に沿うように設けられている。
天板42は、前端が左右の案内板40の間で且つ畝立て口40a上方に取り付けられた板体であり、後方にいくにつれて徐々に下がるように配備されており、この天板42に沿って畝Uの上面が形成される。
左右各側板43は、畝立て口40aの側縁且つ天板42の側端に沿って取り付けられた板状体で、背面視で下方に向かうにしたがって末広がりとなるように配置されている。この各側板43に土が沿うことで畝Uの側面が形成される。つまり、ロータリ耕耘部9で耕耘された土が、畝成形器61内をくぐることで断面略台形状の畝Uに成される。
前記畝成形器61は、その左右方向の中央が、ロータリ耕耘装置3の左右方向中央に略一致するように設けられている。
播種装置7は、シーダテープ(種紐)Pが巻回されたシーダロール44を回転自在に支持するロールホルダ45と、巻き出されたシーダテープPを案内するテープ案内部46とを有している。
シーダテープPは、土中で容易に崩壊する水溶性のテープで、種子Qを一定間隔に保持するようにロープ状の形状をしている。
ロールホルダ45は、前記ツールバー36の支持体38の後端から上方へ延びる支柱部48を有している。この支柱部48は、支持体38に対して前後位置及び上下位置を調整自在に取り付けられていて、上端部に右方へ延設した棒状の軸体48aが設けられている。この軸体48aにシーダロール44が回転自在に取り付けられている。
また、ロールホルダ45は、シーダロール44を上方から覆うカバー体49を有している。
テープ案内部46は、畝成形器61の天板42の前部の左右中央部を貫通した筒状体であって、上端で開口したシーダテープPの案内口46aを有し、下端にテープ出口46bが開口されている。また、テープ案内部46は、畝成形器61の上板39の前部に固定された支持部材62に高さ調整自在に取り付けられている。作業機1の前進につれてシーダロール44からシーダテープPが巻き出され、この蒔き出されたシーダテープPは、テープ案内部46中を通って、畝U内で意図した深さに略水平に埋設される。
畝成形器61の左右両側には、畝Uの左右両側を転動してロータリ耕耘部9の耕深を決定するゲージ輪(ゲージ部材)50が配置されている。
左右のゲージ輪50は、左右サポートアーム26の中途部に上下揺動自在に取り付けられた支持枠体51に支持されており、この支持枠体51と前記トップマスト27とにわたって、ゲージ輪50の高さを調整する高さ調整機構52が設けられている。
前記構成の作業機1にあっては、事前に圃場Fに掘られたトレンチャ溝HをトラクタTが跨ぐように且つトラクタTの左右方向中央にトレンチャ溝Hが位置するように、該トラクタTを配置して、該トラクタTをトレンチャ溝Hに沿って前進走行させると、ロータリ耕耘部9によってトレンチャ溝Hの上部側が耕耘され、耕耘土が後方に放擲される。この放擲された土は、ロータリ耕耘部9の後方にある案内板40によって中央に集められ、その土が畝成形器61をくぐることでトレンチャ溝Hの上に畝Uが立てられると同時に、成される畝U内の左右方向中央に播種装置7のテープ案内部46からリリースされるシーダテープPが所定の深さで埋設され、該畝U内に一定間隔ごとに種子Qが播かれる。
一方、土塊が崩れにくい粘土質の圃場では、大きい土塊が生じやすく、トレンチャ溝Hに埋め戻される土が該トレンチャ溝Hに密に詰まりきらない場合が生じ、該トレンチャ溝H内の土中に空洞ができる場合がある。トレンチャ溝H内の土中に空洞があると、根菜類は空洞に達した時点で成長が止まってしまうという性質があり、作物の成育に影響を与える。
そこで、本本実施形態の作業機1にあっては、トレンチャ溝H内の土中にできる空洞を押しつぶすべく、トレンチャ溝H内の土を鎮圧する鎮圧具64を装備している。
図2,図3及び図5に示すように、
この鎮圧具64は支柱65の下端に設けられ、これら鎮圧具64及び支柱65はロータリ耕耘部9と畝成形器61との間に配置されている。
前記支柱65は、図4に示すように、板面が左右方向を向く上下方向に長い板材から構成されている。この支柱65は、ツールバー36の左右方向略中央に左右一対の取付板53を介して取り付けられている。この取付板53は、ツールバー36の左右方向中途部の前面(前記播種装置7とは反対側)に固定された2枚の板状体であって、支柱65の上部を左右両側から挟み込んで複数本のボルト又はピン等の取付具47を介して高さ調整自在に取付保持している。
本実施形態では、支柱5はボルトからなる取付具47によって取付板53に取付固定され、該ボルト47を挿通するボルト挿通孔69を支柱5に余分に形成することで取付板53に対する支柱65の取付位置を変更可能としており、これによって支柱65が高さ調整自在とされている。
前記鎮圧具64は、板材からなるスキッド(そり)によって構成されている。
この鎮圧具64は、板面が上下を向く平板状に形成された主壁部66と、この主壁部66の前端から前方に向けて上向き傾斜する傾斜方向に延出された前壁部67とを有する。この鎮圧具64の主壁部66の上面に前記支柱65の下端が溶接等によって固定されている。
前記作業機1によって、トレンチャ溝H上に畝Uを立てると同時に播種する作業において、トラクタTの左右方向中央部をトレンチャ溝Hに合わせて該トラクタTを走行させることにより、鎮圧具64がトレンチャ溝Hの上部に位置して該トレンチャ溝Hに沿って移動する。その際、鎮圧具64には、ロータリ耕耘装置3等の荷重が作用する。これによって、トレンチャ溝H内の土が鎮圧され、該トレンチャ溝Hにできた空洞が押しつぶされる。また、前上がり傾斜状の前壁部67によって、鎮圧具64の引っ掛かりが防止されると共に、該前壁部67の前側の土が主壁部66の下側に案内され、トレンチャ溝H内の土を良好に鎮圧する。
前記構成の作業機1のように、板面が左右方向を向く上下方向に長い板材からなる支柱65の下端にスキッドからなる鎮圧具64を設けたので、これら支柱65及び鎮圧具64をロータリ耕耘部9と畝成形器61との間にコンパクトに配置することができる。これによって、畝成形器61がロータリ耕耘部9から大きく後方に離れることがなく、ロータリ耕耘部9と畝成形器61との間の距離を適正にすることができる。
図6は第2実施形態に係る作業機1を示している。
この第2実施形態の作業機1にあっては、ロータリ耕耘部9の後方で下方に突出した探索ガイド4が設けられていると共に、この探索ガイド4に鎮圧具64が取り付けられている点が、前記第1実施形態に係る作業機1と異なり、その他の構成は前記第1実施形態に係る作業機1と同様に構成される。
探索ガイド4は、前記ツールバー36における左右方向中途部から下方へ突出するように取り付けられた支柱5と、この支柱5の下端に設けられたガイド部6とを有している。
支柱5は、第1実施形態の支柱65と同様に、板面が左右方向を向く上下方向に長い板材から構成され、ツールバー36の左右方向略中央に左右一対の取付板53を介して高さ調整自在に取り付けられている。
また、支柱5の前縁部には、図7(b)に示すように、該支柱5の上部から下部にかけ
て、平面視で前方に向けて尖った刃部が形成されている。
この探索ガイド4は、図7(a)に示すように、ガイド部6がトレンチャ溝H内に挿入され、該ガイド部6がトレンチャ溝Hの溝壁Wに当接して該溝壁Wに案内されることで、トレンチャ溝Hからずれることなく畝立て及び播種されるようにするためのものである。
この探索ガイド4は、ロータリ耕耘部9の左右方向中央、畝成形器61の左右方向中央及びテープ出口46bが、ガイド部6の左右方向の中央と略一致するように配置されている。
これによって、ガイド部6を溝壁WにならわせながらトラクタTを前進させて作業機1を牽引するだけで、トレンチャ溝Hの真上に畝Uを立てることができると共に、トレンチャ溝Hの真上に播種する(トレンチャ溝Hの溝幅中心に播種位置を合わせる)ことができる。
前記ガイド部6は、図7に示すように、左右のガイド壁71と、この左右のガイド壁71を連結する連結具72とから正面視及び背面視H形に形成されている。
左右のガイド壁71は、壁面が左右方向を向くように配置され、トレンチャ溝H内において、該トレンチャ溝Hの左右方向で同じ側にある溝壁Wにそれぞれ近接して対向する。この左右のガイド壁71がトレンチャ溝Hの溝壁Wに案内される。
また、左右のガイド壁71の前部は、その上下縁部が前方に向かうに従って上下方向中央に移行する傾斜状とされていて、側面視で前方に向けて尖った形状に形成されている。
連結具72は、板材から形成されていて板面が上下を向くように配置され、左右ガイド壁71の対向面の上下方向中央部同士を連結する。この連結具72の上面の左右方向中央部に支柱5の下端が接続されている。
また、ガイド壁71及び連結具72の前縁部には刃部が形成されている。
前記構成の探索ガイド4にあっては、ガイド部6が正面視及び背面視H形に形成され且つガイド壁71の前部が尖った形状に形成されているので、トラクタTが前進走行するに伴ってガイド部6がトレンチャ溝H内を移動する際に、トレンチャ溝H内の土がガイド部6を通り抜けやすく、どのような土質の圃場であっても(粘土質の圃場であっても)、ガイド部6が通過した跡が空洞となりにくい。
図7に示すように、この第2実施形態の鎮圧具64も、前記第1実施形態と同様に、板材からなるスキッドによって構成されている。この鎮圧具64は、探索ガイド4の下部後方に位置し、取付部材73を介して探索ガイド4の支柱5の下部に取付固定されている。また、鎮圧具64は、畝成形器61の前部(畝成形器61の後部より前方)に位置している。この鎮圧具64の主壁部66の上面には固定片75が前後に設けられている。
前記取付部材73は、板材によって形成され、その前部が探索ガイド4の支柱5の下部にボルト74を介して固定されている。なお、取付部材73は探索ガイド4の支柱5に溶接又はリベット等によって固定されていてもよい。
この取付部材73の下部に鎮圧具64の固定片75がボルト又はリベット或いは溶接等によって固定されており、これによって取付部材73の下部に鎮圧具64(の主壁部66)が固定されている。なお、鎮圧具64はその主壁部66の上面が取付部材73の下端に溶接によって固定されていてもよい。また、鎮圧具64を支柱5に溶接固定してもよい。
前記構成の第2実施形態では、探索ガイド4のガイド部6が通過した跡が空洞となった場合、探索ガイド4の後方に位置する鎮圧具64で該空洞を押しつぶすことができる。
前記第2実施形態において、探索ガイド4の支柱5の高さを調整することで、鎮圧具64の高さ調整を行ってもよいが、図8に示すように、取付部材73を探索ガイド4の支柱5に高さ調整自在に取り付けるようにしてもよい。
図例では、取付部材73は複数のボルト74によって支柱5に固定され、このボルト74を挿通するボルト挿通孔70を支柱5に余分に形成することで支柱5に対する取付部材73の取付位置を変更可能としており、これによって鎮圧具64が高さ調整自在とされている。
図9は、第3実施形態を示している。
この第3実施形態にあっては、対畝作業部として、播種装置7の替わりに移植手段8を
備えている点が前記各実施形態と異なる。また、この第3実施形態では、鎮圧具64の形状が異なっている点が前記第1実施形態と異なる。その他の構成は、前記各実施形態と同様に構成される。
移植手段8は、ツールバー36に設けられた植付機55を有していて、苗供給機からの苗Nを畝Uに移植する。
植付機55は、上部の支持筒56と、この支持筒56の下方に位置する前後に開閉自在な植付カップ(開口器)57とを備えている。
この植付カップ57は、閉じた状態で、下方に向けて先窄まり状の略円錐状に形成された上方開放状のカップ状に形成されていて内部に苗Nを収容保持可能とされている。また、この植付カップ57は、下降して畝Uに突入した際に開くことにより該畝Uに植付穴を形成すると共に該植付穴に苗Nを落下放出可能とされている。
また、植付カップ57から放出された苗Nの落下位置は、作業機1の左右方向の中心と略一致しており、探索ガイド4をトレンチャ溝Hに挿入して溝壁Wにならわせながら対地作業装置1を前進させるだけで、移植手段8における畝幅方向の苗Nの植付位置を、トレンチャ溝Hの溝幅中心とを略合わせることができる。
対畝作業部としては、播種装置7や移植手段8でなく、マルチフィルム敷設手段や施肥手段などであってもよい。
鎮圧具64は、主壁部66の左右両端から上方に延びる側壁部68を有する。この側壁部68によって、鎮圧具64に探索ガイド4のガイド部6の機能を持たせるようにしている。
図10は第4実施形態を示している。この図10は、鎮圧具64がトレンチャ溝H内の土を鎮圧する作業状態である状態を示している。
この第4実施形態では、探索ガイド4の支柱5(又は第1実施形態の支柱65)に対して、取付部材73を枢軸81によって左右方向の軸心回りに回転自在に枢支連結し、取付部材73の前部を支柱5(65)から前方に延出させ、この支柱5(65)から前方に延出した取付部材73の延出部分73aに設けたバネ掛け部82に引っ張りバネからなる付勢バネ83の一端(前端)側を掛止すると共に、該付勢バネ83の他端(後端)側を支柱5(65)に設けたバネ掛け部84に掛止している。その他の構成については、前記実施形態と同様に構成される。
この第4実施形態にあっては、鎮圧具64が前記付勢バネ83によって下方に付勢されるので、この付勢力によってトレンチャ溝H内の土を確実に鎮圧することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。
鎮圧具64としては、トレンチャ溝H内の土を鎮圧することができるものであればスキッドに限定されることはなく、該鎮圧具64は、例えば、タイヤ等の車輪によって形成されていてもよい。
また、作業機1の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。例えば、作業機1は播種装置7を備えていなくてもよく、畝立て作業した後の後工程で(畝立て作業とは別作業で)、播種作業を行うようにしてもよい。
4 探索ガイド
5 支柱
6 ガイド部
9 ロータリ耕耘部
61 畝成形器
64 鎮圧具
65 支柱
H トレンチャ溝
T 走行車両(トラクタ)
U 畝
W 溝壁

Claims (8)

  1. ロータリ耕耘部とこのロータリ耕耘部の後方に配置された畝成形器とを有し、走行車両に装着されて圃場に形成されたトレンチャ溝に沿って移動しながら前記ロータリ耕耘部で耕耘すると共に前記畝成形器でトレンチャ溝の上に畝を立てる作業機であって、
    前記ロータリ耕耘部の爪軸より後方で且つ畝成器の後部より前方に、板面が上下を向く板状であって前記板面でトレンチャ溝内の土を鎮圧する鎮圧具を設けたことを特徴とする作業機。
  2. 前記ロータリ耕耘部と前記畝形器との間に、上下方向に延びる支柱が設けられ、
    前記支柱に、前記トレンチャ溝内に挿入されて当該トレンチャ溝の溝壁により案内されるガイド部と、前記鎮圧具と、が設けられ、
    前記鎮圧具は、前記ガイド部の上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の作業機。
  3. 前記鎮圧具は、前記支柱の後方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の作業機。
  4. 前記支柱の前縁部には、当該支柱の上部から下部にかけて、平面視で前方に向けて尖った刃部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機。
  5. 前記ガイド部は、左右のガイド壁と、この左右のガイド壁を連結する連結具とから正面視及び背面視H形に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機。
  6. 前記左右のガイド壁の前部は、上下縁部が前方に向かうに従って上下方向中央に移行する傾斜状とされていて、側面視で前方に向けて尖った形状に形成されている請求項5に記載の作業機。
  7. 前記ガイド壁及び前記連結具の前縁部には刃部が形成されている請求項5又は6に記載の作業機。
  8. 前記鎮圧具は、板面が上下を向く平板状に形成された主壁部と、この主壁部の左右両端から上方に延びる側壁部とを有している請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機。
JP2014125385A 2014-06-18 2014-06-18 作業機 Active JP6175412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014125385A JP6175412B2 (ja) 2014-06-18 2014-06-18 作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014125385A JP6175412B2 (ja) 2014-06-18 2014-06-18 作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016002052A JP2016002052A (ja) 2016-01-12
JP6175412B2 true JP6175412B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=55221873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014125385A Active JP6175412B2 (ja) 2014-06-18 2014-06-18 作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6175412B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6545642B2 (ja) * 2016-06-29 2019-07-17 株式会社クボタ 作業機
CN115280919B (zh) * 2022-07-05 2024-03-19 华中农业大学 一种雪茄烟叶可调式苗床起垄铺膜机

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200704A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 耕耘装置
JP5050004B2 (ja) * 2009-06-18 2012-10-17 株式会社クボタ 対地作業装置
JP2013039086A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Yanmar Co Ltd ゴボウ播種成型機
JP2013153724A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Iseki & Co Ltd 作業装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016002052A (ja) 2016-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5050004B2 (ja) 対地作業装置
JP4670842B2 (ja) 畝立施肥装置
CN204836968U (zh) 土地耕作***
JP6040734B2 (ja) 作業機
JP2007319094A (ja) 畝立て同時播種機
CN109843037A (zh) 用于旱种稻田的直播装置
JP6175412B2 (ja) 作業機
KR20070093944A (ko) 감자 파종기
JP2013039086A (ja) ゴボウ播種成型機
CN109068584B (zh) 甘蔗移植机
JP2013039086A5 (ja)
KR100696246B1 (ko) 건답직파장치
JP6173825B2 (ja) 降雨後の早い時期に田圃に乾田直播を行える直播機
JP6131594B2 (ja) 農作業機
US10779459B2 (en) Residue management tool for seeders
JP6193821B2 (ja) 作業機
US3840076A (en) Implement guiding system for row crops
JPH11196618A (ja) 施肥同時播種マルチ装置
JP2004159527A (ja) 移植機案内用の作溝装置
JP6545642B2 (ja) 作業機
KR20140013511A (ko) 잔고랑을 형성하는 이랑 성형기
KR100707735B1 (ko) 묘목굴취기
JP6910501B2 (ja) サトウキビ移植機
JP7204836B2 (ja) サトウキビ移植機
RU2437268C1 (ru) Сошник

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175412

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150