JPH02120447A - 建物の遮音床 - Google Patents

建物の遮音床

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JPH02120447A
JPH02120447A JP26957288A JP26957288A JPH02120447A JP H02120447 A JPH02120447 A JP H02120447A JP 26957288 A JP26957288 A JP 26957288A JP 26957288 A JP26957288 A JP 26957288A JP H02120447 A JPH02120447 A JP H02120447A
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JP
Japan
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sound
joists
floor
vibration
materials
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Pending
Application number
JP26957288A
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English (en)
Inventor
Osamu Inada
稲田 修
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Shokusan Jutaku Sogo Co Ltd
Original Assignee
Shokusan Jutaku Sogo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、木造建物の遮音床構造体に関し、特に上階側
で発生した音が下階側に伝搬しないように音を遮断する
防振床構造体に関するものである。
(従来技術) 一般に上階側の部屋や廊下等で発生する音はテレビ、ラ
ジオの音、会話の音声、歩行者や電気掃除機等の生活音
である。この生活音は居住者の声や音響器等で発生する
音のように空気を媒質として伝搬する空気音と床が直接
衝撃を受けて発生する音で、この衝撃音が空気音となっ
て伝搬したり、床を支持する構造体である固体を媒質と
して伝搬する固体音とからなる。
従来木造建物の上下階を仕切る床と天井の構造における
上階側発生音が下階側に伝搬する状態を第1図a、第1
図すに基づいて説明する。
前記各図の建物構造は胴差lと上下の柱2,3には外壁
材4と内壁材5とで壁体6を形成し、胴差1に装架した
複数の梁7には所定間隔を有して根太8が平行に配設さ
れる。根太8上には合板等からなる床材9が敷設られ、
必要に応じて、畳、じゅうたん等を配設する。粱7の下
側には吊木10により天井裏空気層を有して野縁11に
天井12が張設されている。上記構造の上階室内室間部
に発生した空気音は床材9に入射し、床材を振動させな
がら透過した音は天井裏空気層で音波共鳴により増幅し
て天井材に空気振動を与え、天井材の振動は下階側に自
然減衰のない音を発生させる。一方天井裏空気層で増幅
された音は壁体6内を下降し下階側内壁材5を介して下
階側室内に音を伝搬する。更に床材に入射した音は根太
8、梁7、胴差1、柱2、下階側内壁材5を介して固体
音として下階室内に伝搬し、この固体音と前記空気音と
が複合して騒音を発生する。
(発明が解決しようとする課題) 上述した如く、従来上下階を仕切る床と天井特に音の伝
wi、aである床構造には何等の遮音手段も施されてい
ない、従って、小児等が上階床面を駆は抜ける程度で発
生する音も下階側居住者にとっては許容し難い騒音に聞
こえるという問題点があった。
本発明は床内に制振材を充填して上階側で発生した音を
減衰させ、下階に伝搬する音を微音とさせる一方、床内
に防振材を介在させることにより硬質の物体が床に衝突
して衝撃固体音が発生しても下側に配設した部材への伝
搬を激減して下階側へ伝搬する音を僅少なものとするこ
とを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の遮音床は胴差また
は桁に間隔を有して接合した複数の梁間には更に複数の
小梁を接合する。そしてこれらの上面に平板からなる下
地材を配設する。下地材上面には防振材を介して所望間
隔を隔てて平行に根太を固設する。根太間の空間部には
音を吸収する制振材を充填する。そして、根太に上床材
を配設した構成のものである。
(作 用) 上記の如く構成した遮音床は上階側で発生した音が上床
材に入射して透過した音は核上床材と床下地材間に介在
した制振材で吸収されて減衰する。
この減衰した音が床下地材に入射しても該床下地材は空
気振動音を受は難くなる。そして、床下地材を減衰した
音が透過しても下階側天井材により更に減衰するので下
階側室内に達した音は僅かな振動音となり、天井裏から
壁体空間に至り下階側内壁材を介して下階室で前記天井
材を透過した音と共鳴しても微音であって全体としての
遮音性能は著しく向上するようにしたものである。
また、床に直接硬質の固体を落す等して上床材に衝撃固
体音を発生させたとき、上床材と床下地材との間に防振
材を介在させて発生音の伝搬が抑制しており、床下地材
及びその下側に配設されている構造材や天井材への固体
音の伝搬は激減して下階側に伝搬する音は僅少なものと
なる。
(実施例) 第2図a、第2図すおよび第3図を説明するに当り、こ
の構成部材が第1図a、第1図すと同一構成部材の場合
は同一符号を付して説明する。
上記図において、床14を支える支持構造体は両胴差1
に複数の粱7が差渡され、梁7と該梁に接合する下側根
太8aと相互に深い騒込溝81 を設けて通常の根太よ
り低く下側根太8aを配設する。
下側根太8aの両側端と両胴差lの内側面との間には下
側端根太8bを設け、下側根太8aの両端の間で梁内面
には短冊状の下側端根太8Cを介在配設し、梁間に設け
た下側根太8aの中央部分間や中央部の梁上には受材1
5を配設して床に荷重が負されたとき局所的な歪や動揺
を生じないように強固な床支持構成体を形成する。
前記床支持構成体上には床の一部である木造板や合板等
からなる下地材16を釘打ち固設して敷詰められる。
前記下地材16の平らな上面には所望間隔を有して平行
に防振材17を履かせた上根太18を配設する。
下地材16の周囲で壁体6の内側には上側端根太18a
を配設する。各上根太18間の空間部には制振材l9を
充填し、その上から木造板材その地板部材からなる上床
材20を埋込釘等の固設手段で配設する。
前記防振材17は第5図に示す如くゴムまたは合成ゴム
材製で断面は凹字形状である。この防振材は基板2工の
両側縁より根太幅の間隔を隔てて保持片22.23を起
立する。保持片23は保持片22より僅かに高くして根
太18の嵌入操作を容易にする。両保持片には釘の打込
みを容易にする細い針溝24゜24aを刻設する。両針
溝の刻設位置が異なるのは打込んだ両釘先が接触しない
ようにして音の伝搬を可能な限り減衰させるためである
。基板21上面の両側に設けた肩部25は上根太18に
荷重が付加されたとき、これを吸収して弾性的な圧縮を
良好になし、下地材16が歪まないようになすと共に基
板の針溝26より下地材16に打込んだ釘27と上根太
18との固体接触をしないようにしたものである。更に
基板の下面に設けた凹陥溝29は基板の弾性的伸縮性を
更に良好となして振動を吸収させるものである。
前記制振材19は岩綿、ファイバーグラス自体を直接上
根太間の空間部に押圧するようにして充填してもよく、
本実施例の場合はガラス繊維を織ってマットに形成し、
このマントをた(るようにしてS字形状に畳み込みなが
ら上根太間の空間部に充填するものである。この制振材
19は上床材20を介して伝搬する音を繊維自体と繊維
で形成された多孔部とで吸収して減衰させる。
第4図は床14を支持する構成体の他の実施例であって
、両胴差1間に接合された複数の大梁7には所定間隔を
有して小梁30を夫々接合し、壁体を設ける胴差と大梁
の内側部には下側端根太8cを設けた簡略な構成のもの
である。
前記吊金具10aは第2図b、第6図に示す如く、梁7
や根太8に釘止めする垂直部31の下端縁より直角に折
曲した水平部32を有するI1字状取付板33を形成し
、水平部32の開口にはゴム製の段付筒状体からなる防
振部材34を嵌合する。この防振部材34にボルト35
を挿通し、ボルト35の下端には多数の針孔36を穿っ
た薄く細長い金属条体37を溶着したもので、金属条体
37の下部で野縁11に釘打ぢ接続して天井材12を懸
吊するものである。
この吊金具10aは上階より固体音として伝搬する音を
防振部材34で吸収減衰させるものである。
(効 果) 本発明は以上説明したように構成されているので以下に
記載するような効果を奏する。
建物の上下階を仕切る床はこれを構成している上床材と
下地材との間の空間部に制振材を充填しているので上階
側で発生した空気音が上床材を透過してきても制振材で
大部分の振動音を吸収すると共に該空間部での共鳴によ
る増幅作用も発生し難くなり、下地材は空気振動を受は
難なる。そしてこの減衰した空気振動が下地材を介して
天井裏の空間部に伝搬しても充分な共鳴現象は発生せず
天井材を透過して下階側に伝搬する音は極めて微少で下
階側住人に不快を生ずるような騒音とはならない。また
、天井裏から壁体空間を通過し下側内壁材を透過したり
上側の端根太より胴差、下側内壁材を伝搬する固体音が
下階に音を発生させても大きく音圧レベルが低下したも
のであって下階住人の音に対する平穏感を害するもので
はない。
更に床に硬い物を落下したり、幼児の駆抜は等により直
接床に発生する衝撃音は、上床材と下地材との間の空間
部に上床材裏面に接して充填されている制振材によって
上床材の振動が拘束され発生し難くなる。上床材が固着
されてこれを支える上根太と下地材との間に防振材を介
在させているので固体音の下地材への伝搬か遮断されて
音は格段に減衰し、下地材と吊金具で接続された天井材
への固体振動は更に消失してゆく、そして、前記吊金具
も防振部材を介在して天井材と梁および根太との固体音
の伝搬を遮断しているので、固体振動は更に激減する。
従って下階側に伝搬して発生する音は微々たるものとな
り下階での日常生活上上階で発生する音で苦痛を生ずる
ことはないという有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図aは木造建物の上階と下階とを仕切る従来構造の
床を示する要部の縦断面図、第1図すは第1図aに示す
る縦断面とは直交方向に沿って切断した要部の縦断面図
、第2図aは本発明に係る遮音床を示す要部の縦断面図
。第2図すは第2図aに示す縦断面とは直交方向に沿っ
て切断した要部の縦断面図、第3図は遮音床と該遮音床
の支持構造を示す一部切欠した要部の斜視図、第4図は
遮音床の支持構造の他の実施例を示す一部切欠した斜視
図、第5図aは防振材の斜視図、第5図すは防振材を取
付けた状態を示す側面図、第6図は吊金具に防振部材を
装着した状態を示す斜視図である。 1・・・胴差、2.3・・・柱、4・・・外壁材、7・
・・梁、訃・・根太、8a・・・下側根太、8・・・下
側端根太、10・・・吊木、11・・・野縁、14・・
・床、15・・・受材、16・・・下地材、17・・・
防振材、工8・・・上根太、19・・・制振材、20・
・・上床材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)木造建物の上下階間の梁材や下側根太からなる支
    持構成体の上面に板状部材からなる下地材を配設し、下
    地材上には下側面より断面凹字状の弾性材からなる防振
    材を所望間隔を隔てて装着した上根太を、平行に間隔を
    有して配設し、上根太間の空間部には制振材を充填し、
    上根太上には上床材を配設した建物の遮音床。
  2. (2)前記防振材はゴムまたは合成ゴム材製で根太の下
    面と両側面とに嵌合するため基板と基板の両側線より起
    立した保持片とで断面を凹字形状に形成し、前記基板の
    上面は釘を打ち込むための溝を設けると共に該溝の両側
    部には根太を支持する肩部を形成した請求項(1)記載
    の建物の遮音床。
  3. (3)平行に配設した上根太間の空間部に充填する前記
    制振材はガラス繊維を織ってマット状に形成した請求項
    (1)記載の建物の遮音床。
  4. (4)前記制振材は岩綿、ファイバーグラスである請求
    項(1)記載の建物の遮音床。
JP26957288A 1988-10-27 1988-10-27 建物の遮音床 Pending JPH02120447A (ja)

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JP (1) JPH02120447A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0882035A (ja) * 1994-09-06 1996-03-26 Kaneshin:Kk 木造住宅における階層間の天井装置
JP2009167786A (ja) * 2007-12-21 2009-07-30 Noda Corp 床下地構造
JP2009174300A (ja) * 2007-12-26 2009-08-06 Noda Corp 床下地構造
JP2015010346A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 大和ハウス工業株式会社 防音床構造

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