JPH02120178A - 電動式動力舵取装置 - Google Patents
電動式動力舵取装置Info
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- JPH02120178A JPH02120178A JP63272910A JP27291088A JPH02120178A JP H02120178 A JPH02120178 A JP H02120178A JP 63272910 A JP63272910 A JP 63272910A JP 27291088 A JP27291088 A JP 27291088A JP H02120178 A JPH02120178 A JP H02120178A
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- gear
- steering
- motor
- pinion shaft
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 6
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 6
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- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 4
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Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は舵取ハンドルの操作力(操舵力)を軽減するた
めに用いられる動力舵取装置に関し、特にその操舵補助
力発生手段として電動モータを用いてなる電動式動力舵
取装置の改良に関する。
めに用いられる動力舵取装置に関し、特にその操舵補助
力発生手段として電動モータを用いてなる電動式動力舵
取装置の改良に関する。
パワーステアリングと呼ばれる動力舵取装置として近年
、電動モータを操舵補助力発生手段とする電動式のもの
が、たとえば特開昭81−228382号公報等を始め
として種々提案されるようになってきている。そして、
この種の電動式のものは、従来一般的な油圧式に比べ装
置構成が簡素化され、装置全体の小型、軽量かつコンパ
クト化などが図れ、しかも運転者の舵取操作や車輌の各
種走行条件等に応じて適切かつ確実な操舵補助力を操舵
輪側に伝達制御でき、またエネルギ効率の面からも有利
である等の利点をもつものであった。
、電動モータを操舵補助力発生手段とする電動式のもの
が、たとえば特開昭81−228382号公報等を始め
として種々提案されるようになってきている。そして、
この種の電動式のものは、従来一般的な油圧式に比べ装
置構成が簡素化され、装置全体の小型、軽量かつコンパ
クト化などが図れ、しかも運転者の舵取操作や車輌の各
種走行条件等に応じて適切かつ確実な操舵補助力を操舵
輪側に伝達制御でき、またエネルギ効率の面からも有利
である等の利点をもつものであった。
ところで、電動モータを操舵補助力発生手段として動力
舵取装置に採用するにあたって問題とされることに、電
動モータをステアリングシャフト系に対して操舵補助力
伝達用の歯車機構を介して連結する連結構造がある。す
なわち、ステアリングシャフト系にあっては、車輌走行
時において、悲路走行、縁石乗り上げ、脱輪あるいは衝
突等を生じた場合に操舵輪が接地面側から作用力で転舵
されることにより、いわゆるキックバックと呼ばれる衝
撃回転力が加わることを避けられないもので、このよう
な操舵輪側からの影響を無視することはできない、そし
て、このような問題は、7!2動モータを、ステアリン
グシャフト系に歯車機構により単純に連結した構造であ
る場合には、電動モータのモータ軸側にまで影響する虞
れがある。
舵取装置に採用するにあたって問題とされることに、電
動モータをステアリングシャフト系に対して操舵補助力
伝達用の歯車機構を介して連結する連結構造がある。す
なわち、ステアリングシャフト系にあっては、車輌走行
時において、悲路走行、縁石乗り上げ、脱輪あるいは衝
突等を生じた場合に操舵輪が接地面側から作用力で転舵
されることにより、いわゆるキックバックと呼ばれる衝
撃回転力が加わることを避けられないもので、このよう
な操舵輪側からの影響を無視することはできない、そし
て、このような問題は、7!2動モータを、ステアリン
グシャフト系に歯車機構により単純に連結した構造であ
る場合には、電動モータのモータ軸側にまで影響する虞
れがある。
特に、このモータ軸は、上述した衝撃力による回転方向
への慣性力が大きいため、上述した衝撃力等がステアリ
ングシャフト系に設けた被伝達歯車から歯車機構を介し
てモータ軸側に伝わる際に、この被伝達歯車やこれに噛
合する歯車、ざらにモータ軸側に破損等を生じる虞れが
あり、このような問題を生じることのない何らかの対策
を講じることが必要とされている。
への慣性力が大きいため、上述した衝撃力等がステアリ
ングシャフト系に設けた被伝達歯車から歯車機構を介し
てモータ軸側に伝わる際に、この被伝達歯車やこれに噛
合する歯車、ざらにモータ軸側に破損等を生じる虞れが
あり、このような問題を生じることのない何らかの対策
を講じることが必要とされている。
このような要請に応えるために本発明に係る電動式動力
舵取装aは、操舵輪側のステアリングシャフトである出
力軸系に電動モータからの操舵補助力を伝達する歯車機
構を構成する歯車の一つを、その軸支部材側に回動可能
な状態で軸支させるとともに、これら歯車および軸支部
材間に、これらを摩擦結合によって選択的に連結するト
ルクリミッタを介在させて設けたものである。
舵取装aは、操舵輪側のステアリングシャフトである出
力軸系に電動モータからの操舵補助力を伝達する歯車機
構を構成する歯車の一つを、その軸支部材側に回動可能
な状態で軸支させるとともに、これら歯車および軸支部
材間に、これらを摩擦結合によって選択的に連結するト
ルクリミッタを介在させて設けたものである。
本発明によれば、舵取り操作に応じて回転駆動される電
動モータからの操舵補助力は、トルクリミッタが介在し
て設けられている伝達歯車機構を介して操舵輪側のステ
アリングシャフトである出力軸系に伝達され、適切に操
舵補助された舵取り操作が行なえる一方、操舵輪側での
キックパック等による大きな衝撃回転力が前記出力軸系
に加わったときには、ドルクリミー2夕の働きで出力軸
系からモータ軸までの伝達系が切離され、これにより歯
車機構やモータ軸等での破損問題を確実に防止し得るも
のである。
動モータからの操舵補助力は、トルクリミッタが介在し
て設けられている伝達歯車機構を介して操舵輪側のステ
アリングシャフトである出力軸系に伝達され、適切に操
舵補助された舵取り操作が行なえる一方、操舵輪側での
キックパック等による大きな衝撃回転力が前記出力軸系
に加わったときには、ドルクリミー2夕の働きで出力軸
系からモータ軸までの伝達系が切離され、これにより歯
車機構やモータ軸等での破損問題を確実に防止し得るも
のである。
以下1本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
する。
第1図ないし第3図は本発明に係る電動式動力舵取装置
の一実施例を示すものであり、これらの図において、ま
ず、全体を符号lで示す電動式動力舵取装置の概略構成
を第1図を用いて簡単に説明すると、2は図示せぬ舵取
ハンドル側に連結される入力軸としてのスタブ軸、3は
図示せぬ操舵輪側に連結されるビニオン3aを有する出
力軸としてのピニオン軸、4はこれら両軸2.3を所定
角度範囲内で相対的に回動変位回部に連設するトーショ
ンバーで、これらの部材によってステアリングシャフト
が構成されている。そして、これらステアリングシャフ
トを構成する軸2,3等は、前記ピニオン3aと噛合す
るラック尚5aを有するラック5と共に、ステアリング
ギヤボディ6.7内に貫通して配設され、舵取操作によ
って適宜回転駆動されるように構成されている。なお、
上述したラック5は、図示せぬピットマンアーム、タイ
ロッド等と共に操舵輪間を連結する舵取リンク機構を構
成する。
の一実施例を示すものであり、これらの図において、ま
ず、全体を符号lで示す電動式動力舵取装置の概略構成
を第1図を用いて簡単に説明すると、2は図示せぬ舵取
ハンドル側に連結される入力軸としてのスタブ軸、3は
図示せぬ操舵輪側に連結されるビニオン3aを有する出
力軸としてのピニオン軸、4はこれら両軸2.3を所定
角度範囲内で相対的に回動変位回部に連設するトーショ
ンバーで、これらの部材によってステアリングシャフト
が構成されている。そして、これらステアリングシャフ
トを構成する軸2,3等は、前記ピニオン3aと噛合す
るラック尚5aを有するラック5と共に、ステアリング
ギヤボディ6.7内に貫通して配設され、舵取操作によ
って適宜回転駆動されるように構成されている。なお、
上述したラック5は、図示せぬピットマンアーム、タイ
ロッド等と共に操舵輪間を連結する舵取リンク機構を構
成する。
また、上述したステアリングシャフト機構部において1
本実施例では、舵取ハンドル側のスタブ軸2にトーショ
ンバー4を介して連結された操舵輪側のピニオン軸3上
に、ラック5側の側面が歯面10aとされたハイポイド
ギヤ等による大ギヤ10を設けるとともに、この大ギヤ
10を介してピニオン軸3側に操舵補助力を与える電動
モータ11およびそのモータ軸11aを、前記ピニオン
軸3に略々直交して同軸上に配置させ、このモータ軸1
1a先端に、前記大ギヤlOと共に操舵補助力伝達用の
歯車機構13となる減速歯車機構を構成する小ギヤ12
を設け、これによりモータ11からの操舵補助力を前記
ピニオン軸3側に伝達し得るような構成としている。こ
のような構成によれば、ステアリングシャツ)(2,3
,4)等を有するギヤボディ6.7、前記ピニオン軸3
にハイポイドギヤ、傘歯車等による減速歯車機構13を
介して直接的に連結される電動モータ11などを効率よ
く連結し、結果として装置全体の小型、軽量かつコンパ
クト化が可能となる。特に、本実施例のようなハイポイ
ドギヤによれば、軸の食違い分だけ軸線方向での小型化
が可能で、その利点は大きい。
本実施例では、舵取ハンドル側のスタブ軸2にトーショ
ンバー4を介して連結された操舵輪側のピニオン軸3上
に、ラック5側の側面が歯面10aとされたハイポイド
ギヤ等による大ギヤ10を設けるとともに、この大ギヤ
10を介してピニオン軸3側に操舵補助力を与える電動
モータ11およびそのモータ軸11aを、前記ピニオン
軸3に略々直交して同軸上に配置させ、このモータ軸1
1a先端に、前記大ギヤlOと共に操舵補助力伝達用の
歯車機構13となる減速歯車機構を構成する小ギヤ12
を設け、これによりモータ11からの操舵補助力を前記
ピニオン軸3側に伝達し得るような構成としている。こ
のような構成によれば、ステアリングシャツ)(2,3
,4)等を有するギヤボディ6.7、前記ピニオン軸3
にハイポイドギヤ、傘歯車等による減速歯車機構13を
介して直接的に連結される電動モータ11などを効率よ
く連結し、結果として装置全体の小型、軽量かつコンパ
クト化が可能となる。特に、本実施例のようなハイポイ
ドギヤによれば、軸の食違い分だけ軸線方向での小型化
が可能で、その利点は大きい。
一方、前記スタブ軸2とピニオン軸3とのトーションバ
ー4のねじりによる相対的な回動変位を検出しモータ1
1を駆動するための検出機構14は、非接触型のトルク
センサとしてピニオン軸3側に設けられるホール素子1
5およびこれに対向してスタブ軸2側に設けられるマグ
ネッ)1Bと、前記ホール素子15が付設されかつその
検出回路としてのセンサ信号処理回路を有するプリント
配線基板17等によって構成され、その検出信号は、基
板17に一体的に設けた出力信号取出し用スリップリン
グとこれに摺接するブラシ(摺動子)を有し信号取出部
となるブラシホルダ18からボディ6.7外部に引出さ
れたリード等により送出されるように構成されている。
ー4のねじりによる相対的な回動変位を検出しモータ1
1を駆動するための検出機構14は、非接触型のトルク
センサとしてピニオン軸3側に設けられるホール素子1
5およびこれに対向してスタブ軸2側に設けられるマグ
ネッ)1Bと、前記ホール素子15が付設されかつその
検出回路としてのセンサ信号処理回路を有するプリント
配線基板17等によって構成され、その検出信号は、基
板17に一体的に設けた出力信号取出し用スリップリン
グとこれに摺接するブラシ(摺動子)を有し信号取出部
となるブラシホルダ18からボディ6.7外部に引出さ
れたリード等により送出されるように構成されている。
さて1本発明によれば、操舵輪側のステアリングシャフ
トであるピ÷オン軸3(出力軸系)に電動モータ11か
らの操舵補助力を伝達する歯車機構13を構成する歯車
の一つ(本実施例ではピニオン軸3上に軸支されるハイ
ポイドギヤ等の大ギヤ10)を、第1図ないし第3図か
ら明らかなように、その軸支部材(ピニオン軸3)側に
回動可能な状態で軸支させるとともに、これら大ギヤ1
0およびビニオン軸3間に、これらを摩擦結合によって
選択的に連結する複数枚の摩擦板21゜22を積層して
ユニット化してなるトルクリミッタ20を介在させて設
けたところに特徴を有している。なお、図中10bはピ
ニオン軸3上に嵌装して回転可能に軸支される大ギヤl
Oを、係止するセットリングである。
トであるピ÷オン軸3(出力軸系)に電動モータ11か
らの操舵補助力を伝達する歯車機構13を構成する歯車
の一つ(本実施例ではピニオン軸3上に軸支されるハイ
ポイドギヤ等の大ギヤ10)を、第1図ないし第3図か
ら明らかなように、その軸支部材(ピニオン軸3)側に
回動可能な状態で軸支させるとともに、これら大ギヤ1
0およびビニオン軸3間に、これらを摩擦結合によって
選択的に連結する複数枚の摩擦板21゜22を積層して
ユニット化してなるトルクリミッタ20を介在させて設
けたところに特徴を有している。なお、図中10bはピ
ニオン軸3上に嵌装して回転可能に軸支される大ギヤl
Oを、係止するセットリングである。
ここで、本実施例では、大ギヤ10のスタブ軸2側の側
面に凹陥部23を凹設し、その開口端側内壁にねじ部2
3aを形成することにより、ねじ部24aを外周部に有
する環状の閉塞板24をねじ込み固定するように構成し
ている。なお、24bはねじ込み用の凹部である。
面に凹陥部23を凹設し、その開口端側内壁にねじ部2
3aを形成することにより、ねじ部24aを外周部に有
する環状の閉塞板24をねじ込み固定するように構成し
ている。なお、24bはねじ込み用の凹部である。
25は前記対をなす摩擦板のうち、一方側の摩擦板21
を、前記大ギヤlOに対して回転方向において連結する
四本の連結ピンで、前記凹陥部23の底部から突設され
、これに摩擦板zl側の切欠き21aを係合させるよう
に構成されている。なお、この摩擦板21の内側にはピ
ニオン軸3が遊嵌状態で貫通する開口21bが形成され
る。
を、前記大ギヤlOに対して回転方向において連結する
四本の連結ピンで、前記凹陥部23の底部から突設され
、これに摩擦板zl側の切欠き21aを係合させるよう
に構成されている。なお、この摩擦板21の内側にはピ
ニオン軸3が遊嵌状態で貫通する開口21bが形成され
る。
一方、もう一方の摩擦板22は、その内側開口部22a
が前記ピニオン軸3の外周部に形成したスプライン部2
6に係合する内歯形状で形成され、これによりピニオン
軸3側に回転方向において連結して設けられる。
が前記ピニオン軸3の外周部に形成したスプライン部2
6に係合する内歯形状で形成され、これによりピニオン
軸3側に回転方向において連結して設けられる。
そして、このような摩擦板21.22を、第2図および
第3図から明らかなように、交互に端層して前記凹陥部
23内に収容配置することで、摩擦結合により大ギヤ1
0とピニオン軸3とを選択的に連結するトルクリミッタ
20が構成されるもので、この場合にこれら摩擦板21
.22の圧接力を、閉塞板24の螺合調整により適宜設
定することで、このトルクリミッタ201”−よる連結
、切離しにあたってのトルクが設定されるものである。
第3図から明らかなように、交互に端層して前記凹陥部
23内に収容配置することで、摩擦結合により大ギヤ1
0とピニオン軸3とを選択的に連結するトルクリミッタ
20が構成されるもので、この場合にこれら摩擦板21
.22の圧接力を、閉塞板24の螺合調整により適宜設
定することで、このトルクリミッタ201”−よる連結
、切離しにあたってのトルクが設定されるものである。
すなわち、一定の値以下のトルクでは、摩擦板21.2
2間士の摩擦結合によりこれら両部材は一体的に回転さ
れる一方、所定以上のトルクが加わると摩擦板21.2
2間にスリップ現象が生じ、伝達系が切離される結果と
なる。
2間士の摩擦結合によりこれら両部材は一体的に回転さ
れる一方、所定以上のトルクが加わると摩擦板21.2
2間にスリップ現象が生じ、伝達系が切離される結果と
なる。
そして、このような構成によれば、舵取り操作に応じて
回転駆動される電動モータ11からの操舵補助力は、ト
ルクリミッタ20が介在して設けられている伝達歯車機
構13を介して操舵輪側のステアリングシャフトである
出力軸系(ピニオン軸3)に伝達され、適切に操舵補助
された正常な舵取り操作が行なえる一方、操舵輪側での
キックパック等による大きな衝撃回転力が出力軸系に加
わったときには、トルクリミッタ20の働きで出力軸系
からモータ軸11aまでの伝達系が切離され、これによ
り歯車機構13やモータ軸11a等での破損問題を確実
に防止し得るものである。
回転駆動される電動モータ11からの操舵補助力は、ト
ルクリミッタ20が介在して設けられている伝達歯車機
構13を介して操舵輪側のステアリングシャフトである
出力軸系(ピニオン軸3)に伝達され、適切に操舵補助
された正常な舵取り操作が行なえる一方、操舵輪側での
キックパック等による大きな衝撃回転力が出力軸系に加
わったときには、トルクリミッタ20の働きで出力軸系
からモータ軸11aまでの伝達系が切離され、これによ
り歯車機構13やモータ軸11a等での破損問題を確実
に防止し得るものである。
特に、上述したようにトルクリミッタ20として複数枚
の摩擦板21.22の積層タイプのものを、大ギヤ10
の一例部に凹設した凹陥部23部分への組込みにより該
大ギヤ10とピニオン軸3との間に介在させて設けるこ
とで、従来構造には何ら影響を与えず、小型、軽量かつ
コンパクトな装置構造を確保し得るという利点がある。
の摩擦板21.22の積層タイプのものを、大ギヤ10
の一例部に凹設した凹陥部23部分への組込みにより該
大ギヤ10とピニオン軸3との間に介在させて設けるこ
とで、従来構造には何ら影響を与えず、小型、軽量かつ
コンパクトな装置構造を確保し得るという利点がある。
なお、本発明は、上述した実施例構造に限定されず、電
動式動力舵取装置l各部の形状、構造等を必要に応じて
適宜変形、変更することは自由で2種々の変形例が考え
られよう。たとえば、上述した実施例では、モータ11
からの操舵補助力伝達用の歯車機構13として、ハイポ
イドギヤを用いた場合を例示したが、本発明はこれに限
定されず、平歯車を始め、はすば歯車、遊星歯車、傘歯
車等による歯車機構13であってもよいもので、種々の
変形例が考えられるものである。そして、このような各
種の歯車機構においてトルクリミッタ20の組込み個所
としても、前述した実施例のような大ギヤlOとピニオ
ン軸3間に限定されず、モータ軸11a側に組込むよう
にしてもよいことは勿論である。また、トルクリミッタ
20の構造としても、適宜の変形例が考えられる。
動式動力舵取装置l各部の形状、構造等を必要に応じて
適宜変形、変更することは自由で2種々の変形例が考え
られよう。たとえば、上述した実施例では、モータ11
からの操舵補助力伝達用の歯車機構13として、ハイポ
イドギヤを用いた場合を例示したが、本発明はこれに限
定されず、平歯車を始め、はすば歯車、遊星歯車、傘歯
車等による歯車機構13であってもよいもので、種々の
変形例が考えられるものである。そして、このような各
種の歯車機構においてトルクリミッタ20の組込み個所
としても、前述した実施例のような大ギヤlOとピニオ
ン軸3間に限定されず、モータ軸11a側に組込むよう
にしてもよいことは勿論である。また、トルクリミッタ
20の構造としても、適宜の変形例が考えられる。
以上説明したように本発明に係る電動式動力舵取装置に
よれば、操舵輪側のステアリングシャフトである出力軸
系に電動モータからの操舵補助力を伝達する歯車機構を
構成する一つを、その軸支部材側に回動可能な状態で軸
支させるとともに、これら歯車および軸支部材間に、こ
れらを摩擦結合によって選択的に連結するトルクリミッ
タを介在させて設けるようにしたので、簡単かつ安価な
構成にもかかわらず、正常な舵取り操作による操舵補助
力の伝達は適切に行ない、操舵補助された軽快な舵取り
操作を確保する一方、操舵輪側でキックパック等による
大きな衝撃回転力が加わったときには、トルクリミッタ
の働きにより。
よれば、操舵輪側のステアリングシャフトである出力軸
系に電動モータからの操舵補助力を伝達する歯車機構を
構成する一つを、その軸支部材側に回動可能な状態で軸
支させるとともに、これら歯車および軸支部材間に、こ
れらを摩擦結合によって選択的に連結するトルクリミッ
タを介在させて設けるようにしたので、簡単かつ安価な
構成にもかかわらず、正常な舵取り操作による操舵補助
力の伝達は適切に行ない、操舵補助された軽快な舵取り
操作を確保する一方、操舵輪側でキックパック等による
大きな衝撃回転力が加わったときには、トルクリミッタ
の働きにより。
出力軸系からモータ軸に至る歯車機構による伝達系が滑
り等により切離され、歯車機構やモータ軸等での破損問
題を確実に防止することができる等の種々優れた効果が
ある。特に、本発明によれば、トルクリミッタとして複
数枚の摩擦板の積層タイプのものを、歯車の一側部に凹
設した部分への組込みにより該歯車と軸との間に介在さ
せて設けることで、従来構造には何ら影響を与えず、小
型、軽量かつコンパクトな装置構造を確保し得るという
利点がある。
り等により切離され、歯車機構やモータ軸等での破損問
題を確実に防止することができる等の種々優れた効果が
ある。特に、本発明によれば、トルクリミッタとして複
数枚の摩擦板の積層タイプのものを、歯車の一側部に凹
設した部分への組込みにより該歯車と軸との間に介在さ
せて設けることで、従来構造には何ら影響を与えず、小
型、軽量かつコンパクトな装置構造を確保し得るという
利点がある。
81図は本発明に係る電動式動力舵取装置の一実施例を
示す概略側断面図、第2図および第3図は本発明の要部
とするトルクリミッタおよびその組込み部を示す要部拡
大図およびその概略分解斜視図である。 l・・・・電動式動力舵取装置、2−・・・スタブ軸(
入力軸)、3・・・・ピニオン軸(出力軸)、4・・・
・トーションバー、5・・・・ラック、6.7・・・・
ステアリングギヤボディ、10・・・・大ギヤ(ハイポ
イドギヤ)、11・・・・電動モータ、11a・・・・
モータ軸、12・・・・小ギヤ、13・・・・操舵補助
力伝達用の歯車機構、20・・・・トルクリミッタ。 21.22・・・・摩擦板、23・・・・凹陥部、24
・・・・閉塞板、25・・・・連結ピン、26・・・・
スプライン部。 特許出願人 自動車機器株式会社 代 理 人 山川政綱(ほか2名)第2図
示す概略側断面図、第2図および第3図は本発明の要部
とするトルクリミッタおよびその組込み部を示す要部拡
大図およびその概略分解斜視図である。 l・・・・電動式動力舵取装置、2−・・・スタブ軸(
入力軸)、3・・・・ピニオン軸(出力軸)、4・・・
・トーションバー、5・・・・ラック、6.7・・・・
ステアリングギヤボディ、10・・・・大ギヤ(ハイポ
イドギヤ)、11・・・・電動モータ、11a・・・・
モータ軸、12・・・・小ギヤ、13・・・・操舵補助
力伝達用の歯車機構、20・・・・トルクリミッタ。 21.22・・・・摩擦板、23・・・・凹陥部、24
・・・・閉塞板、25・・・・連結ピン、26・・・・
スプライン部。 特許出願人 自動車機器株式会社 代 理 人 山川政綱(ほか2名)第2図
Claims (1)
- 舵取ハンドル側の入力軸にトーションバーを介して連結
される操舵輪側の出力軸系に、操舵必要時に回転駆動さ
れる電動モータを連結する操舵補助力伝達用の歯車機構
を備えてなり、この歯車機構を構成する歯車の一つを、
その軸支部材側に回動可能な状態で軸支させるとともに
、これら歯車および軸支部材間に、これらを摩擦結合に
より選択的に連結するトルクリミッタを介在させて設け
たことを特徴とする電動式動力舵取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63272910A JPH02120178A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 電動式動力舵取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63272910A JPH02120178A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 電動式動力舵取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02120178A true JPH02120178A (ja) | 1990-05-08 |
Family
ID=17520461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63272910A Pending JPH02120178A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 電動式動力舵取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02120178A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0657340A1 (en) * | 1993-12-07 | 1995-06-14 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Power steering apparatus |
EP0741067A1 (en) * | 1995-05-01 | 1996-11-06 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Motor operated power steering device |
EP0814012B2 (en) † | 1996-06-19 | 2013-02-27 | JTEKT Corporation | Electric power steering device |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59137255A (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-07 | Koyo Seiko Co Ltd | 電動式動力舵取装置 |
JPS6213764B2 (ja) * | 1979-03-21 | 1987-03-28 | Rhone Poulenc Ind |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63272910A patent/JPH02120178A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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