JPH02120140A - 4輪駆動車の制御装置 - Google Patents

4輪駆動車の制御装置

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JPH02120140A
JPH02120140A JP27373988A JP27373988A JPH02120140A JP H02120140 A JPH02120140 A JP H02120140A JP 27373988 A JP27373988 A JP 27373988A JP 27373988 A JP27373988 A JP 27373988A JP H02120140 A JPH02120140 A JP H02120140A
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JP
Japan
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wheel drive
state
mode
ratio
wheels
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JP27373988A
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English (en)
Inventor
Osamu Kameda
修 亀田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2/4切換機構を有するいわゆるパートタイ
ム式の4輪駆動車において、2/4切換機構を制御する
制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に、4輪駆動車においては、そのトランスファに対
し、エンジンから車輪に伝達される動ノjの伝達比を低
速状態又は高速状態に切り換える副変速機構(H/L切
換機構)、或いはセンタデフをロック状態又はフリー状
態に切り換えるセンタデフ切換機構、さらには2輪駆動
状態をも採り得るパートタイム式の4輪駆動車にあって
は駆動状態を2輪駆動状態又は4輪駆動状態に切り換え
る2/4切換機構等、車輪への動力伝達状態を種々に切
り換えるための複数の切換機構が設けられる。
そして、従来、特開昭58−56925号公報には、駆
動状態を2輪駆動状態又は4輪駆動状態に切り換え得る
パートタイム式4輪駆動車において、その走行中、車輪
がスリップしたことを検出し、そのスリップ検出時には
4輪駆動状態に切換保持するようにすることにより、車
輪のスリップを抑制するようにした制御装置が開示され
ている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、この従来のものでは、車輪が実際にスリップ
したことを検出するものであるため、その検出時点から
制御が開始されることとなり、スリップ抑制のための制
御の応答性が低く、スリップの発生に素早く対処するの
は困難となる。
また、一般に、2輪駆動状態では、その急加速時や急激
なエンジンブレーキを作用させたときに駆動系に大きな
負荷トルクが作用するが、その状態は荷重移動により車
輪がスリップしにくい状態であるので、該負荷トルクが
車輪から逃げず、その結果、駆動系の信頼性に悪影響を
及ぼすという問題がある。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、車輪のスリップが発生しそうな条件として車両
の前後間の荷重移動を検出し、その検出に基づいて4輪
駆動状態に切換保持するようにすることにより、車輪の
スリップを素早く抑制して車両の走行安定性を常に安定
確保できるようにするとともに、荷重移動が生じても駆
動系にかかる負荷トルクを低下させてその信頼性を向上
させるようにすることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的の達成のために、本発明の解決手段は、車両に
おける前後輪間の接地荷重の比率を検出し、その比率が
所定範囲外に変化したときには、4輪駆動状態に固定保
持するようにする。
具体的には、本発明の前提である4輪駆動車は、第1図
に示すように、エンジン1の動力を4つの車輪7a、7
b、10a、10bに伝達する動力伝達経路11の途中
に、車輪7a、7b、10a。
10bに対する駆動状態を2輪駆動状態又は4輪駆動状
態に切り換える2/4切換機構38を内蔵したトランス
ファ4を備える。
そして、この4輪駆動車において、前後輪7a。
7b、10a、10b間の接地荷重の比率を検出する荷
重比率検出手段84と、該検出手段84の出力を受け、
前後輪7a、7b、10a、10b間の接地荷重の比率
が所定範囲外にあるときに上記2/4切換機構38を4
輪駆動状態に切換制御する制御手段85とを設ける。
(作用) 上記の構成により、本発明では、車両の走行中、その前
後輪7a、7b、10a、10b間の接地荷重の比率が
荷重比率検出手段84により検出され、この検出手段8
4の出力を受けた制御手段85により、接地荷重の比率
が所定範囲内にあるがどうかが判定される。そして、こ
の前後輪7a。
7b、10a、10b間の接地荷重比率が所定範囲外に
変化すると、2/4切換機構38が4輪駆動状態に切換
制御される。このため、急加速や急激なエンジンブレー
キによる荷重の移動に伴ってスリップが発生する場合で
も、その前の段階で4輪駆動状態に切り換えられるので
、スリップ抑制制御が迅速に行われ、スリップを素早く
確実に抑制することができ、よって急加速時や急激なエ
ンジンブレーキ時における走行安定性を安定して確保す
ることができる。
また、接地荷重の比率が所定範囲外に変化して荷重移動
が大きいときには、4輪駆動状態に切り換えられること
から、駆動系の負荷トルクが前輪側と後輪側とに分散さ
れることとなり、この負荷トルクの分散により駆動系の
信頼性を向上させることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基づいて説
明する。
第2図は本発明の一実施例に係るパートタイム式4輪駆
動車の全体構成を示し、1は車体前部に縦置状態で搭載
されたエンジン、3は該エンジン1にトルクコンバータ
2を介して駆動連結された自動変速機であって、この変
速機3の後側にはトランスファ4が配設されている。こ
のトランスファ4はフロントプロペラ軸59、フロント
デフ5及び左右のフロントアクスル軸6a、6bを介し
て左右前輪7a、7bに、またリヤプロペラ軸60、リ
ヤデフ8及び左右のリヤアクスル軸9a。
9bを介して左右後輪10a、10bにそれぞれ駆動連
結されており、上記トルクコンバータ2、変速機3、ト
ランスファ4、前後のプロペラ軸59.60、デフ5,
8及びアクスル軸6a、6b。
9a、9bにより、エンジン1の動力を4つの車輪に伝
達するようにした動力伝達経路11が構成される。
上記トランスファ4は、第3図に詳示構造を示すように
、変速機3の出力軸(図示せず)と同一軸線上に配置さ
れた人力軸12と、該人力軸12の後方(図で右方)に
同一軸線上に配置された中間軸13と、該中間軸13の
側方に平行に配置され、前端が上記フロントプロペラ軸
5つに連結された前輪側出力軸14と、中間軸13の後
方に同一軸線上に配置され、後端が上記リヤプロペラ輔
60に連結された後輪側出力軸15とを備えている。
そして、上記入力軸12の後端部には、エンジン1から
車輪に伝達される動力の伝達比を低速状態又は高速状態
に切り換えるための副変速機構16 (H/L切換機構
)が配設されている。この副変速機構16は、入力軸1
2に回転一体に支持されたサンギヤ17と、上記中間軸
13の前端に回転一体にスプライン結合等され、上記サ
ンギヤ17に噛合する複数のピニオ>18.18.・・
・を担持するピニオンキャリア19と、上記各ピニオン
18に噛合するリングギヤ20とを有する遊星歯車機構
からなる。上記リングギヤ20には副変速機構16後方
の中間軸13上に回転可能に支持したクラッチハブ21
が回転一体に結合され、該クラッチハブ21の外周には
スリーブ22が回転−体にかつ軸方向に摺動可能にスプ
ライン結合されている。また、クラッチハブ21の前後
位置にはそれぞれ上記スリーブ22の内周スプライン歯
部と噛合可能な第1及び第2スプラインギヤ23゜24
が配設され、第1スプラインギヤ23はトランスファケ
ース4aに固定されて回転不能とされ、第2スプライン
ギヤ24は中間軸13に回転一体に固定されている。そ
して、スリーブ22をクラッチハブ21上で摺動させて
、その内周スプライン歯部を第1又は第2スプラインギ
ヤ23. 24にそれぞれ選択的に噛合させることによ
り、車輪7a、7b、10a、10bに対する動力伝達
比を低速状態、高速状態又はニュートラル状態に切り換
えるようにした第1切換機構25が構成されている。す
なわち、スリーブ22を前側の低速位置(PL )に位
置付けて、そのスプライン歯部を第1スプラインギヤ2
3に噛合させたときには、リングギヤ20を停止規制し
、入力軸12の回転をサンギヤ17、各ピニオン18及
びピニオンキャリア19を介して中間軸13に伝達して
、その間に回転を減速することにより、動力伝達比を低
速状態とする。一方、スリーブ22を後側の高速位置(
PH)に位置付けて第2スプラインギヤ24に噛合させ
たときには、入力軸12をピニオンキャリア19及びリ
ングギヤ20を介して中間軸13に回転一体に直結して
、入力軸12の回転を減速せずにそのまま中間軸13に
伝達することより、動力伝達比を高速状態とする。さら
に、スリーブ22を前後中央のニュートラル位置(PN
 )に位置付けて両スプラインギヤ23,24に噛合さ
せないときには、人力軸12の回転を中間軸13に伝達
しないよう両軸12.13を切り離してニュートラル状
態とするようになされている。
一方、上記中間軸13の後端部には遊星歯車式のセンタ
デフ26が配設されている。このセンタデフ26のサン
ギヤ27は中間軸13上に回転自在に支承され、各ピニ
オン28を担持するピニオンキャリア29はサンギヤ2
7後側の中間軸13に回転一体にスプライン結合され、
リングギヤ30は上記後輪側出力軸15の前端に回転一
体に結合されている。上記サンギヤ27のボス部は中間
軸13の周りを前方に延長され、該延長部27aの前端
にはクラッチハブ31が回転一体に結合され、このクラ
ッチハブ31の外周にはスリーブ32が回転一体にかつ
軸方向に摺動可能にスプライン結合されている。また、
このクラッチハブ31の前後位置にはそれぞれ上記スリ
ーブ32の内周スプライン歯部と噛合可能な第3及び第
4スプラインギヤ33,34が配設され、第3スプライ
ンギヤ33は中間軸13に回転一体に固定されている。
一方、第4スプラインギヤ34は上記サンギヤ27の延
長部27a上に回転可能に支持した駆動スプロケット3
5に回転一体に固定されている。
また、この駆動スプロケット35と、上記前輪側出力軸
14に回転一体に結合した従動スプロケット36との間
にはチェーン37が巻回されており、このチェーン37
により中間軸13側の回転を前輪側出力軸14に伝達す
るようにしている。そして、スリーブ32のクラッチハ
ブ31上での摺動によってその内周スプライン歯部を第
3又は第4スプラインギヤ33,34にそれぞれ選択的
に噛合させることにより、センタデフ26のフリー状態
若しくはそのロック状態又は2輪駆動状態若しくは4輪
駆動状態を切り換えるようにした第2切換機構38 (
2/4切換機構)が構成されている。
すなわち、この第2切換機構38により、スリーブ32
を前端の2輪駆動位置(P2)に位置付けたときには、
センタデフ26のピニオンキャリア29とサンギヤ27
とを連結して中間軸13と後輪側出力軸15とをセンタ
デフ26により直結しながら、クラッチハブ31と第4
スプラインギヤ34つまり駆動スプロケット35とを切
り離して、中間軸13と前輪側出力軸14との駆動連結
を遮断することにより、2輪駆動状態とする。また、ス
リーブ32を後端の4輪駆動/センタデフフリー位置(
P4F)に位置付けたときには、クラッチハブ31を第
4スプラインギヤ34に噛合させ、中間軸13をセンタ
デフ26を介して駆動スプロケット35(前輪側出力軸
14)及び後輪側出力軸15に駆動連結して4輪駆動状
態とするとともに、ピニオンキャリア29とサンギヤ2
7との非連結によってセンタデフ26をフリー状態とす
る。さらに、スリーブ32を前後中間の4輪駆動/セン
タデフロック位置(P4L)に位置付けたときには、上
記と同様に、クラッチハブ31と駆動スプロケット35
とを回転一体に連結して4輪駆動状態とするとともに、
ピニオンキャリア29をサンギヤ27に回転一体に連結
してセンタデフ26をロック状態とするするようになさ
れている。
上記トランスファ4の第1及び第2切換機構25.38
を切換作動させる構造について第5図により説明するに
、図中、39はトランスファケース4aに摺動可能に支
持された第1シフトロツドで、その前端(図で左端)に
は第1シフトフォーり40が、後端には外周にピン41
を突設せしめた円筒部材42がそれぞれ移動不能に固定
され、上記第1シフトフオーク40は上記第1切換機構
25のスリーブ22外周に移動一体に係合している。ま
た、43は上記第1シフトロツド39と平行に配置され
てトランスファケース4aに摺動可能に支持された第2
シフトロツドで、該シフトロッド43には第1シフトロ
ツド39上の円筒部材42に対応する部位に第2シフト
フオーク44がボス部44aにて移動不能に固定され、
該シフトフォーク44は上記第2切換機構38のスリー
ブ32外周に移動一体に係合しており、そのボス部44
aにはピン45が突設されている。さらに、上記両シフ
トロッド39.43間にはトランスファケース4aに回
転可能に支持された駆動軸46が両シフトロッド39,
43と平行に配設され、この駆動軸46の前端には円筒
カム47が回転−体に固定されている。このカム47の
外周にはその前側に上記第1シフトロツド39上におけ
る円筒部材42のピン41に係合する第1カム溝47a
が、また後側に第2シフトロツド43上における第2シ
フトフオーク44のピン45に係合する第2カム溝47
bがそれぞれ螺旋状に形成されている。そして、駆動軸
46の後端は第3図に示すようにトランスファケース4
a外部に配置した電動モータ48に駆動連結されており
、このモータ48の作動により駆動軸46及びカム47
を例えば60°ずつの回転角で回転させ、そのカム47
における各カム溝47a、47b内のピン41゜45を
摺動させながら軸方向に移動させて、両シフトロッド3
9,43を互いに関連させて摺動させるようにしている
。よって、このシフトロッド39.43、ピン41,4
5、円筒カム47、駆動軸46、モータ48により、第
1及び第2切換機構25.38を2輪駆動/高速モード
(2H)、4輪駆動/高速/センタデフフリーモード(
4HF)、4輪駆動/高速/センタデフロックモード(
4HL) 、4輪駆動/低速/センタデフロックモード
(4L L)及びニュートラルモード(N)の5種類の
モードの切換状態に組み合わせて切り換えるようにした
切換手段としてのトランスファ切換機構49が構成され
ている。
さらに、第3図に示すように、上記左側フロントアクス
ル軸6aはフロントデフ5近傍で軸方向に2分割され、
その分割部分には、2輪駆動状態で遊動車輪(非駆動車
輪)となる前輪7a、  7bの回転がトランスファ4
に伝達されるのを阻止するリモートフリーホイール機構
50が設けられている。このリモートフリーホイール機
構50は、上記フロントアクスル軸6aの分割部の一方
に回転一体にかつ摺動可能にスプライン結合されたスリ
ーブ51を備え、該スリーブ51は分割部の他方に回転
一体にかつ摺動可能にスプライン結合してアクスル軸6
aを断接する。上記スリーブ51にはこれを移動させる
シフトフォーク52が係合され、該シフトフォーク52
はダイアフラム装置54により駆動されるシフトロッド
53に取り付けられている。そして、上記ダイアフラム
装置54は図示しないがダイアフラムによって区画され
た2つの負圧室を有し、該負圧室はそれぞれ負−圧通路
55.56を介してエンジン1の吸気通路に連通されて
いる。上記負圧通路55.56にはそれぞれ常時閉の第
1及び第2ソレノイドバルブ57.58が配設されてお
り、第1ソレノイドバルブ57を開弁させたときには、
一方の負圧室にエンジン1の吸気負圧を導入して、スリ
ーブ51をアクスル軸6a分割部の他方から離れる方向
に移動させることにより、フロントアクスル軸6aの分
割部を切り離して、前輪7a、7bの回転がトランスフ
ァ4に伝達されるのを阻止する。一方、第2ソレノイド
バルブ58を開弁させたときには、他方の負圧室に吸気
負圧を導入して、スリーブ51を上記とは逆方向に移動
させることにより、フロントアクスル軸6aの分割部を
回転一体に接続するようになされている。
そして、第3図に示すように、上記トランスファ切換機
構49のモータ48及びリモートフリーホイール機構5
0の両ソレノイドバルブ57,58はCPUを内蔵した
コントロールユニット70により作動制御されるように
構成されている。このコントロールユニット70には、
第1〜第4の4つのモード検出スイッチ71〜74の各
検出信号と、車両の走行速度Vを検出する車速センサ7
5の検出信号と、運転者により選択操作される2/4切
換スイツチ76及びH/Lt;71換スイツチ77の各
切換信号と、各車輪7a、7b、10a。
10bと車体との間に介設されたサスペンション(図示
せず)におけるダンパ等の変位量に基づいて各車輪位置
での車高を検出する4つの車高センサ78〜81の検出
信号と、エンジン1のスロットル開度θを検出するスロ
ットルセンサ82の検出信号と、上記自動変速機3が所
定変速段に固定保持されるいわゆるホールドモードに切
り換えるときにON操作されるホールドモールドスイッ
チ83の切換信号とが入力されている。上記第1モード
検出スイツチ71は、2輪駆動モード(2H)で上記ト
ランスファ切換機構49における第2シフトフオーク4
4が2輪駆動位置(P2)にシフトされているかどうか
を検出してそのシフト時に信号を出力するものである。
また、第2モード検出スイツチ72は、同様に第1シフ
トフオーク40が高速位置(PH)にシフトされている
ことを検出して信号を出力する。さらに、第3モード検
出スイツチ73は、上記駆動軸46の回転位置に基づい
て2輪駆動/高速モード(2H) 、4輪駆動/高速/
センタデフフリーモード(4HF)、4輪駆動/高速/
センタデフロックモード(4HL)及び4輪駆動/低速
/センタデフロックモード(4L L)の4つの駆動モ
ードを判定するポジションスイッチである。また、第4
モード検出スイツチ74は、上記リモートフリーホイー
ル機構50のシフトフォーク52の移動位置に基づいて
フロントアクスル軸6aの断接状態つまりリモートフリ
ーホイール機構50の作動状態を検出する。
尚、コントロールユニット70には図示しないが表示用
のデイスプレィ装置や警報用のランプ等が接続されてい
る。
上記コントロールユニット70においてCPUにより行
われる信号処理の手順について第6図により説明する。
まず、スタート後の最初のステッブS1でイニシャルセ
ット(初期化)を行い、次のステップS2で上記第1〜
第4モード検出スイツチ71〜74(図では#1〜#4
と簡略化して示している)の信号を読み込む。さらに、
ステップS3では上記第1〜第3モード検出スイツチ7
1〜73による検出状態が全て同じモードを示している
かどうかを判定し、この判定がNoのときにはステップ
S4で警報のためにランプを点灯させた後、上記ステッ
プS2に戻る。
一方、上記ステップS3の判定がYESのときにはステ
ップS5に進み、第1及び第4モード検出スイッチ71
.74による検出状態が互いに同じかどうかを判定し、
ここでYESと判定されると、ステップS6でリモート
フリーホイール機構50の両ソレノイドバルブ57.5
8を共にOFF状態(閉弁状態)とする一方、Noと判
定されると、ステップS7において第1モード検出スイ
ツチ71の検出状態が2輪駆動モードか否かを判定する
。この判定がYESのときには、トランスファ4が2輪
駆動状態であるにも拘らずリモートフリーホイール機構
50が4輪駆動状態(フロントアクスル輔6a分割部の
接続状態)であるので、この機構50を2輪駆動状態に
切り換えるために、ステップS8で上記第1ソレノイド
バルブ57を開き、第2ソレノイドバルブ58は閉じる
信号を出力する。また、ステップS7の判定がNOのと
きには、逆に、トランスファ4が4輪駆動状態でリモー
トフリーホイール機構50は2輪駆動状態(フロントア
クスル軸6a分割部の遮断状態)であるので、この機構
50を4輪駆動状態に切り換えるために、ステップS9
で上記第1ソレノイドバルブ57を閉じ、第2ソレノイ
ドバルブ58は開く信号を出力する。そして、上記ステ
ップS6゜S7.S9の後はステップSIOでデイスプ
レィ装置を点灯させてモードに応じたデイスプレィ表示
を行う。
さらに、ステップS11では、上記各車高センサ78〜
81により検出された車高に基づき、前後輪7a、7b
、10a、10b間の接地荷重の比率Aを、例えば左右
前輪7a、7bにおける車高の平均値を左右後輪10a
、10bでの車高の平均値で割ったものとして算出し、
次のステップS12でその算出値Aが所定範囲外つまり
rl/4J以下又は「4」以上にあるかどうかを判定す
る。
上記荷重比率Aがr1/4Jとなる状態は、荷重が車体
後側に移動して前後輪7a、7b、10a。
10bの接地荷重分布がそれぞれ20%及び80%とな
る状態である。また、荷重比率Aが「4」となる状態は
、荷重が逆に車体前側に移動して同接地荷重分布がそれ
ぞれ80%及び20%となる状態である。
そして、上記荷重比率Aが「1/4Jを基えかつ「4」
未満にあって判定がNoとなるときには、ステップSI
3に進んで車速センサ75により検出された車速Vと所
定値(30km/I)との大小を比較し、この判定がV
 > 30km/l(のNoのときにはそのままステッ
プSI5に進む一方、■≦30km / HのYESと
判定されると、ステップ514に進んでスロットルセン
サ82により検出されたスロットル開度θと所定値(6
0°)との大小を比較し、判定がθく60°のNoのと
きには上記ステップS15に進む。このステップsrs
では上記ホールドモードスイッチ83の出力信号の有無
により変速機3のホールドモードが選択されているか否
かを判定し、この判定がホールドモードの非選択による
Noのときには、ステップS16に進んで、2/4切換
スイツチ76及びH/L切換スイッチ77の各切換信号
に基づいて運転者により選択操作され゛た指定モードを
検出し、次いでトランスファ4の第1及び第2切換機構
25.38又はリモートフリーホイール機構50を切り
換えるべく、ステップS17で切換動作サブルーチンに
移行し、しかる後に最初のステップS2に戻る。
一方、例えば車両の急発進や急激なエンジンブレーキの
作用等により、上記荷重比率Aが「1/4」以下又は「
4」以上にあってステップSI2での判定がYESとな
るとき、また車速■が30km/H以下でかつスロット
ル開度θが60°以上であって、ステップSI4での判
定がYESのとき、さらに自動変速機3のホールドモー
ドの選択によリステップSI5での判定がYESのとき
には、いずれもステップS+8に進んで駆動モードを4
輪駆動/高速/センタデフフリーモード(4HF)に設
定する。このモード設定により上記ステップS、7での
切換動作サブルーチンが実行されて切換動作が行われる
。そして、ステップSI9で同モード(4HF)に切り
換わるまでステップ518.S19を繰り返し、切り換
わると最初のステップS2に戻る。
よって、本実施例では、上記フローにおけるステップS
l+により、車両の前後輪7a、7b、10a、10b
間の接地荷重の比率Aを検出するようにした荷重比率検
出手段84が構成されている。
また、ステップS 12 、  S 18 、  S 
19により、上記荷重比率検出手段84の出力を受け、
前後輪7a。
7b、10a、10b間の接地荷重比率へが所定範囲外
(rl/4J以下又は「4」以上)にあるときに上記第
2切換機構38 (2/4切換機構)を4輪駆動状態で
センタデフ26のフリー状態に、副変速機構16の第1
切換機構25を高速状態にそれぞれに切換制御するよう
にした制御手段85が構成されている。
したがって、上記実施例においては、車両の走行中、そ
の車速Vが車速センサ75により、スロットル開度θが
スロットルセンサ82によりそれぞれ検出されて、その
センサ75.82からコントロールユニット70に信号
が出力される。また、該コントロールユニット70では
、車高センサ78〜81により検出された車高に基づい
て前後輪7 a、  7 b、  10 a、  10
 b間の荷重比率Aが、ホールドモールドスイッチ83
の出力信号の有無により自動変速機3のホールドモード
の選択がそれぞれ判定される。そして、上記前後輪7a
、7b、  10a、10b間の接地荷重比率Aが「1
/4」を越えかつ「4」未満で所定範囲内にあるときに
は、車速Vが30km/11以下でかつスロットル開度
θが60@以上となる車両の急発進状態が判定され、車
両が急発進状態でなく、かつ上記自動変速機3のホール
ドモードが選択されていないときには、運転者による2
/4切換スイツチ76及びH/L切換スイッチ77の切
換操作に応して所定駆動モードに切り換えられる。すな
わち、切換スイッチ76.77の切換操作により、トラ
ンスファ切換機構49のモータ48が作動して駆動軸4
6が回転し、その円筒カム47のカム溝47a、47b
に係合されたピン41.45が移動して第1及び第2シ
フトロッド39,4Bか連係して軸方向に摺動し、この
シフトロッド39,43の移動により第1及び第2切換
機構25.38が切り換えられて目的の駆動モードに保
持される。
例えば、車両の駆動モードか2輪駆動/高速モード(2
H)であるときには、第1切換機溝25が高速位置(P
H)に、第2切換機購38が2輪駆動位置<p= >に
それぞれ位置付けられて、2輪駆動状態に保持される。
また、この2輪駆動状態では、リモートフリーホイール
機構50か遮断状態となり、フロントアクスル輔6a、
5bのみが回転して、フロントデフ5のデフケースや該
デフケースに駆動連結されたトランスファ4の後輪側出
力軸15等は停止し、それらの回転によるエンジン1の
駆動損失を抑えることができる。
また、4輪駆動/高速/センタデフフリーモード(4H
F)では、第1切換機構25が高速位置(PH)に、第
2切換機構38が4輪駆動/センタデフフリー位置(P
4F)にそれぞれ位置付けられて、センタデフ26がフ
リーとされた4輪駆動状態に保持される。
さらに、4輪駆動/高速/センタデフロックモード(4
HL)では、第1切換機構25が高速位置(PH)に、
第2切換機構38は4輪駆動/、センタデフロック位置
(PJL)にそれぞれ位置付けられて、センタデフ26
がロックされた4輪駆動状態に保持される。
また、駆動モードの4輪駆動/低速/センタデフロック
モード(4LL)では、第1切換機構25は低速位置(
PL )に、第2切換機構38は4輪駆動/センタデフ
ロック位置(PJL)にそれぞれ位置付けられる。この
ことによってセンタデフロックの4輪駆動状態で低速状
態に保持される。
尚、駆動モードがセンタデフ26のロック状態にある4
輪駆動モードつまり4輪駆動/高速/センタデフロック
モード(4HL)又は4輪駆動/低速/センタデフロッ
クモード(4LL)と、2輪駆動/高速モード(2H)
との間で切り換わるときには、駆動状態の変化が大きい
ので、それを避けるべく、−旦、4輪駆動/高速/セン
タデフフリーモード(4HF)を経由して切り換えられ
る。また、上記4輪駆動モードから2輪駆動モードに切
り換わるときには、先ず、トランスファ4の第2切換機
構38が4輪駆動位置に切り換えられた後にリモートフ
リーホイール機構50が接続状態に切り換えられる。
これに対し、急加速等により車両の荷重が後側に移動し
て上記前後輪7a、7b、10a、10b間の接地荷重
比率Aがrl/4J以下に低下したとき、或いは急激な
エンジンブレーキ等により車両の荷重が後側に移動して
同接地荷重比率Aが「4」以上に上昇したときには、駆
動モードは強制的に上記4輪駆動/高速/センタデフフ
リーモード(4HF)に切り換えられて、駆動状態が4
輪駆動状態に固定保持される。このため、車両が急加速
や急激なエンジンブレーキ等による荷重移動に伴ってス
リップが発生する場合でも、その前の段階で駆動モード
が4輪駆動/高速/センタデフフリーモード(4HF)
に切り換えられるので、スリップ抑制制御を迅速に行う
ことができ、スリップを素早くかつ確実に抑制すること
ができ、よって急加速時や急激なエンジンブレーキ時に
おける走行安定性を安定して確保することができる。
しかも、上記接地荷重比率Aが所定範囲外に変化して荷
重移動が大きいときには、4輪駆動状態に切り換えられ
るので、駆動系の負荷トルクが前輪7a、7b側と後輪
10a、10b側とに分散されることとなり、このこと
により駆動系の信頼性を向上させることができる。
上記車速Vが30km/It以下でかつスロットル開度
θが60’となって、車両が急発進状態と判定されると
、上記と同様に、駆動モードが強制的に上記4輪駆動/
高速/センタデフフリーモード(4HF)に切り換えら
れて固定保持される。このため、急発進時にエンジン1
の動力を4つの車輪7a、7b、10a、10bに伝達
して発進駆動力を大に確保することができる。
さらに、自動変速機3のホールドモードが選択されてい
るときにも、上記4輪駆動/高速/センタデフフリーモ
〜ド(4HF)に切り換えられる。
すなわち、このホールドモードの選択時は大きな駆動力
又はエンジンブレーキ力が要求されている状態であり、
その状態で4輪駆動状態に切換保持されるので、上記要
求を確実に満たすことができる。
尚、上記実施例では、前後輪7a、  7b、  10
a、10b間の接地荷重比率Aが所定範囲外にあるとき
には、駆動モードを4輪駆動/高速/センタデフフリー
モード(4HF)に切換保持するようにしたが、4輪駆
動/高速/センタデフロックモード(4HL)に切り換
えてもよい。要は、4輪駆動状態に切換保持すればよい
のである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によると、2/4切換機構
を内蔵したトランスファを有するパートタイム式4輪駆
動車において、前後輪間の接地荷重の比率を検出し、そ
の比率が所定範囲外にあるときには2/4切換機構を4
輪駆動状態に切換保持するようにしたことにより、急加
速や急激なエンジンブレーキによる接地荷重の移動に伴
ってスリップが発生する場合でも、その前の段階で4輪
駆動状態に切り換えて、スリップを確実に抑制すること
ができ、よって急加速時や急激なエンジンブレーキ時に
おける走行安定性を安定して確保することができる。ま
た、前後輪間の接地荷重の比率が所定範囲外に変化して
荷重移動が大きいときに、4輪駆動状態への切換えによ
って駆動系の負荷トルクを前後輪側に分散して小さくす
ることができるので、駆動系の信頼性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す図である。第2図以下の図
面は発明の実施例を示し、第2図は駆動系の全体構成を
示す模式平面図、第3図は制御系の構成を示す図、第4
図はトランスファの1異造を示すスケルトン図、第5図
はトランスファ切換機構の要部を示す拡大斜視図、第6
図はコントロールユニットにおける信号処理の手順を示
すフローチャート図である。 1・・・エンジン、4・・・トランスファ、7a、7b
・・・前輪、10a、10b・・・後輪、11・・動力
伝達経路、16・・・副変速機構、25・・・第1切換
機構、26・・・センタデフ、38・・・第2切換機構
(2/4切換機構)、39・・・第1シフトロツド、4
3・・・第2シフトロツド、46・・・駆動軸、47・
・・カム、48・・・モータ、49・・・トランスファ
切換機構、50・・・リモートフリーホイール機構、7
0・・・コントロールユニット、71〜74・・モード
検出スイッチ、75・・・車速センサ、78〜81・・
・車高センサ、84・・・荷重比率検出手段、85・・
・制御手段、A・・前後輪間の接地荷重比率。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンの動力を4つの車輪に伝達する動力伝達
    経路の途中に、車輪に対する駆動状態を2輪駆動状態又
    は4輪駆動状態に切り換える2/4切換機構を内蔵した
    トランスファを備えた4輪駆動車において、前後輪間の
    接地荷重の比率を検出する荷重比率検出手段と、該検出
    手段の出力を受け、前後輪間の接地荷重の比率が所定範
    囲外にあるときに上記2/4切換機構を4輪駆動状態に
    切換制御する制御手段とを設けたことを特徴とする4輪
    駆動車の制御装置。
JP27373988A 1988-10-28 1988-10-28 4輪駆動車の制御装置 Pending JPH02120140A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009166706A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Univance Corp 四輪駆動車用駆動力伝達システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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