JPH02118228A - エンジンのフライホイール装置 - Google Patents
エンジンのフライホイール装置Info
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- JPH02118228A JPH02118228A JP27171988A JP27171988A JPH02118228A JP H02118228 A JPH02118228 A JP H02118228A JP 27171988 A JP27171988 A JP 27171988A JP 27171988 A JP27171988 A JP 27171988A JP H02118228 A JPH02118228 A JP H02118228A
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- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 abstract 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/30—Flywheels
- F16F15/315—Flywheels characterised by their supporting arrangement, e.g. mountings, cages, securing inertia member to shaft
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Acoustics & Sound (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はエンジンのフライホイール装置、特にフライホ
イールを低剛性プレートを介してクランク軸に取り付け
たフライホイール装置の改良に関する。
イールを低剛性プレートを介してクランク軸に取り付け
たフライホイール装置の改良に関する。
(従来の技術)
一般にエンジンにおいては、クランク軸の一端に該軸の
回転変動を低減する目的でフライホイールが取り付けら
れるが、このフライホイールは回転時にいわゆる面振れ
振動を生じ、これがエンジン振動と共振したときに大き
な振動となってパワープラントのマウント部材を介して
車体に伝達し、不快な車内騒音を発生させる原因となる
のである。
回転変動を低減する目的でフライホイールが取り付けら
れるが、このフライホイールは回転時にいわゆる面振れ
振動を生じ、これがエンジン振動と共振したときに大き
な振動となってパワープラントのマウント部材を介して
車体に伝達し、不快な車内騒音を発生させる原因となる
のである。
このフライホイールの面振れ振動に関する問題に対して
は、例えば実開昭58−151734号公報に開示され
ているような対策手段が知られている。これは、第5図
に示すように、クランク軸Aの後端部に弾性的な低剛性
プレートBを取り付けると共に、このプレートBの外周
部にフライホイールCを結合したものであり、これによ
れば、フライホイールCの面振れ振動の共振周波数が、
エンジンの常用範囲において生じるエンジン振動の周波
数領域(例えば4気筒エンジンにおける600〜600
0RPMの回転範囲に対して回転2次の20〜200H
zの領域)より低周波数側にずれ、この面振れ振動とエ
ンジン振動との共振が回避されることが期待できる。
は、例えば実開昭58−151734号公報に開示され
ているような対策手段が知られている。これは、第5図
に示すように、クランク軸Aの後端部に弾性的な低剛性
プレートBを取り付けると共に、このプレートBの外周
部にフライホイールCを結合したものであり、これによ
れば、フライホイールCの面振れ振動の共振周波数が、
エンジンの常用範囲において生じるエンジン振動の周波
数領域(例えば4気筒エンジンにおける600〜600
0RPMの回転範囲に対して回転2次の20〜200H
zの領域)より低周波数側にずれ、この面振れ振動とエ
ンジン振動との共振が回避されることが期待できる。
(発明が解決しようとする課題)
しかし、上記のようにフライホイールを低剛性プレート
を介してクランク軸に取り付けた場合、該フライホイー
ルに支持されたクラッチ装置の断接動作が良好に行われ
なくなるという問題が発生する。
を介してクランク軸に取り付けた場合、該フライホイー
ルに支持されたクラッチ装置の断接動作が良好に行われ
なくなるという問題が発生する。
つまり、エンジン出力を断接するクラッチ装置は、フラ
イホイールに固着されたクラッチカッ<−と、該カバー
内に収納されたプレッシャプレートと、フライホイール
とプレッシャプレートとの間に配置され且つ変速機の入
力軸に連結されたクラッチディスクと、上記クラッチカ
バーに支持されてプレッシャプレートをクラッチ締結方
向に付勢する皿バネ等で構成されるが、クラ・7チ切断
時に上記皿バネが前方へ押圧されたときに、その前方へ
の押圧力が上記クラッチカバーを介してフライホイール
に伝達することになる。このとき、該フライホイールが
低剛性プレートを介してクランク軸に取り付けられてい
ると、該プレートが撓んでフライホイールが前方へ逃げ
ることになり、そのためにクラッチのいわゆる切れが悪
くなるのである。
イホイールに固着されたクラッチカッ<−と、該カバー
内に収納されたプレッシャプレートと、フライホイール
とプレッシャプレートとの間に配置され且つ変速機の入
力軸に連結されたクラッチディスクと、上記クラッチカ
バーに支持されてプレッシャプレートをクラッチ締結方
向に付勢する皿バネ等で構成されるが、クラ・7チ切断
時に上記皿バネが前方へ押圧されたときに、その前方へ
の押圧力が上記クラッチカバーを介してフライホイール
に伝達することになる。このとき、該フライホイールが
低剛性プレートを介してクランク軸に取り付けられてい
ると、該プレートが撓んでフライホイールが前方へ逃げ
ることになり、そのためにクラッチのいわゆる切れが悪
くなるのである。
そこで、本発明は、上記のようにフライホイールを低剛
性プレートを介してクランク軸に取り付けることにより
、該フライホイールの面振れ振動に起因する車内騒音の
低減を図ると共に、クラ・ノチ装置の動作の悪化、特に
クラッチ切断時におけるフライホイールの逃げによる該
クラッチの切れの悪化を防止することを課題とする。
性プレートを介してクランク軸に取り付けることにより
、該フライホイールの面振れ振動に起因する車内騒音の
低減を図ると共に、クラ・ノチ装置の動作の悪化、特に
クラッチ切断時におけるフライホイールの逃げによる該
クラッチの切れの悪化を防止することを課題とする。
(課題を解決するための手段)
上記課題を解決するため、本発明においては次のような
手段を用いる。
手段を用いる。
すなわち、本発明に係るエンジンのフライホイール装置
は、クランク軸の後端部に弾性的な低剛性プレートを介
してフライホイールを取り付けた構成において、上記ク
ランク軸の後端部に段付き状に小径部を設け、該小径部
に上記フライホイールを遊嵌合すると共に、該小径部の
周面もしくは該小−径部前端の段付き面に、上記フライ
ホイールに作用する前方へのスラスト力を受けるスラス
ト受け部を設ける。
は、クランク軸の後端部に弾性的な低剛性プレートを介
してフライホイールを取り付けた構成において、上記ク
ランク軸の後端部に段付き状に小径部を設け、該小径部
に上記フライホイールを遊嵌合すると共に、該小径部の
周面もしくは該小−径部前端の段付き面に、上記フライ
ホイールに作用する前方へのスラスト力を受けるスラス
ト受け部を設ける。
(作 用)
上記の構成によれば、クランク軸に対するフライホイー
ルの結合剛性が低下することにより、該フライホイール
の面振れ振動の共振周波数が常用範囲におけるエンジン
振動の周波数域から低周波数側にずれることになって、
該フライホイールの面振れ振動とエンジン振動との共振
に起因する車内騒音が低減されることになる。そして、
フライホイールに支持されたクラッチ装置の切断時にお
いてクラッチカバーを介して該フライホイールに前方へ
のスラスト力が作用したとき、このスラスト力がクラン
ク軸後端部の小径部の周面もしくは該小径部前端の段付
き面に設けられたスラスト受け部に受け止められること
になって、上記スラスト力によるフライホイールの前方
への逃げが阻止されることになり、これによりクラッチ
の切れの悪化が防止される。
ルの結合剛性が低下することにより、該フライホイール
の面振れ振動の共振周波数が常用範囲におけるエンジン
振動の周波数域から低周波数側にずれることになって、
該フライホイールの面振れ振動とエンジン振動との共振
に起因する車内騒音が低減されることになる。そして、
フライホイールに支持されたクラッチ装置の切断時にお
いてクラッチカバーを介して該フライホイールに前方へ
のスラスト力が作用したとき、このスラスト力がクラン
ク軸後端部の小径部の周面もしくは該小径部前端の段付
き面に設けられたスラスト受け部に受け止められること
になって、上記スラスト力によるフライホイールの前方
への逃げが阻止されることになり、これによりクラッチ
の切れの悪化が防止される。
(実 施 例)
以下、本発明の実施例について説明する。
まず、第1.2図により本発明の第1実施例について説
明すると、この実施例においては、クランク軸1の後端
部に、外周面が後方はど径が細くなるテーパー面とされ
た小径部2が段付き状に設けられ、その外周面にテーパ
ースプライン3が形成されていると共に、このテーパー
スプライン3にフライホイール4の内周面に設けられた
同じくテーパースプライン5が所要のクリアランスを設
けて遊嵌合されている。
明すると、この実施例においては、クランク軸1の後端
部に、外周面が後方はど径が細くなるテーパー面とされ
た小径部2が段付き状に設けられ、その外周面にテーパ
ースプライン3が形成されていると共に、このテーパー
スプライン3にフライホイール4の内周面に設けられた
同じくテーパースプライン5が所要のクリアランスを設
けて遊嵌合されている。
また、上記小径部2の前端の段付き面6には、弾性を有
し且つ剛性が十分低くされたプレート部材7の内周部が
複数のボルト8・・・8によって固着されていると共に
、このプレート部材7の外周部と上記フライホイール4
の外周部とが複数のボルト9・・・9によって結合され
ており、これにより、フライホイール4が、上記内周面
のテーパスプライン5がクランク軸小径部2のテーパー
スプライン3に遊嵌合された状態で、プレート部材7を
介してクランク軸1に取り付けられた構造となっている
。ここで、上記小径部2の後端部には、スプライン嵌合
されたフライホイール4の後方への抜けを防止するため
のスライド規制板10がボルト11・・・11によって
固着されており、またフライホイール4の内周部には上
記プレート部材7をクランク軸1に締結するボルト8・
・・8を挿通するための複数の貫通孔4a・・・4aが
設けられている。
し且つ剛性が十分低くされたプレート部材7の内周部が
複数のボルト8・・・8によって固着されていると共に
、このプレート部材7の外周部と上記フライホイール4
の外周部とが複数のボルト9・・・9によって結合され
ており、これにより、フライホイール4が、上記内周面
のテーパスプライン5がクランク軸小径部2のテーパー
スプライン3に遊嵌合された状態で、プレート部材7を
介してクランク軸1に取り付けられた構造となっている
。ここで、上記小径部2の後端部には、スプライン嵌合
されたフライホイール4の後方への抜けを防止するため
のスライド規制板10がボルト11・・・11によって
固着されており、またフライホイール4の内周部には上
記プレート部材7をクランク軸1に締結するボルト8・
・・8を挿通するための複数の貫通孔4a・・・4aが
設けられている。
さらに、該フライホイール4の外周面には、スタータモ
ータによって該フライホイール4ないしクランク軸1を
駆動するためのリングギヤ12が設けられている。
ータによって該フライホイール4ないしクランク軸1を
駆動するためのリングギヤ12が設けられている。
一方、フライホイール4の後方にはクラッチ装置13が
設けられている。このクラッチ装置13は、フライホイ
ール4の外周部後面に複数のボルト14・・・14によ
って固着されたクラッチカバー15と、該カバー15内
に収納され、且つ変速機入力軸16に前後動可能にスプ
ライン嵌合されたクラッチディスク17と、該クラッチ
ディスク17を挟んでフライホイール4の後面に対向す
るようにクラッチカバー15に前後動可能に支持された
プレッシャプレート18と、同じくクラッチカバー15
に支持され且つ外周部が上記プレッシャプレート18の
後面に当接された皿バネ19とで構成されている。そし
て、通常は上記皿バネ19がプレッシャプレート18を
前方へ付勢することにより、該プレッシャプレート18
とフライホイール4との間にクイラッチディスク17が
挟持されて、該ディスク17を介してクランク軸1と変
速機入力軸16とが連結された状態にあるが、クラッチ
ペダルの踏込み操作時にレリーズベアリング(図示せず
)が上記皿バネ19の内周部を前方へ押圧することによ
り、該皿バネ19の外周部がプレッシャプレート18か
ら離反して上記フライホイール4との間でのクラッチデ
ィスク17に対する挟持状態が解除され、これにより、
上記クランク軸1と変速機入力軸16とが切断されるよ
うになっている。
設けられている。このクラッチ装置13は、フライホイ
ール4の外周部後面に複数のボルト14・・・14によ
って固着されたクラッチカバー15と、該カバー15内
に収納され、且つ変速機入力軸16に前後動可能にスプ
ライン嵌合されたクラッチディスク17と、該クラッチ
ディスク17を挟んでフライホイール4の後面に対向す
るようにクラッチカバー15に前後動可能に支持された
プレッシャプレート18と、同じくクラッチカバー15
に支持され且つ外周部が上記プレッシャプレート18の
後面に当接された皿バネ19とで構成されている。そし
て、通常は上記皿バネ19がプレッシャプレート18を
前方へ付勢することにより、該プレッシャプレート18
とフライホイール4との間にクイラッチディスク17が
挟持されて、該ディスク17を介してクランク軸1と変
速機入力軸16とが連結された状態にあるが、クラッチ
ペダルの踏込み操作時にレリーズベアリング(図示せず
)が上記皿バネ19の内周部を前方へ押圧することによ
り、該皿バネ19の外周部がプレッシャプレート18か
ら離反して上記フライホイール4との間でのクラッチデ
ィスク17に対する挟持状態が解除され、これにより、
上記クランク軸1と変速機入力軸16とが切断されるよ
うになっている。
次に、この実施例の作用を説明すると、第1図に示すよ
うに、クラッチ装置13におけるクラッチディスク17
がフライホイール4とプレッシャプレート18との間に
挟持されて、クランク軸1と変速機入力軸16とが接続
された状態においては、上記フライホイール4の内周面
に設けられたテーパースプライン5と、クランク軸後端
の小径部2の外周面に設けられたテーパースプライン3
とが所要のクリアランスを介して互いに遊嵌合された状
態にある。従って、この状態においては、フライホイー
ル4はプレート部材7を介してのみクランク軸1に支持
された状態にあって、その支持剛性が十分に低くなって
おり、こればともなってフライホイール4の面振れ振動
の共振周波数も十分低く、常用範囲におけるエンジン振
動の周波数域より低周波数側にずれた状態となっている
。
うに、クラッチ装置13におけるクラッチディスク17
がフライホイール4とプレッシャプレート18との間に
挟持されて、クランク軸1と変速機入力軸16とが接続
された状態においては、上記フライホイール4の内周面
に設けられたテーパースプライン5と、クランク軸後端
の小径部2の外周面に設けられたテーパースプライン3
とが所要のクリアランスを介して互いに遊嵌合された状
態にある。従って、この状態においては、フライホイー
ル4はプレート部材7を介してのみクランク軸1に支持
された状態にあって、その支持剛性が十分に低くなって
おり、こればともなってフライホイール4の面振れ振動
の共振周波数も十分低く、常用範囲におけるエンジン振
動の周波数域より低周波数側にずれた状態となっている
。
これにより、フライホイール4の面振れ振動がエンジン
振動に共振することが回避され、この共振振動が当該パ
ワープラントのマウント部材を介して車体に伝達するこ
とによる不快な車内騒音が低減されることになる。
振動に共振することが回避され、この共振振動が当該パ
ワープラントのマウント部材を介して車体に伝達するこ
とによる不快な車内騒音が低減されることになる。
一方、クラッチ装置13を切断すべく、クラッチペダル
を踏み込むと、図示しないレリーズベアリングが皿バネ
19の内周部を前方へ押圧して、該皿バネ19の付勢力
によるクラッチディスク17の挟持状態を解除すること
になるが、このとき上記レリーズベアリングによる前方
への押圧力が皿バネ19からクラッチカバー15を介し
てフライホイール4に伝達されることになる。そのため
、該フライホイール4はプレート部材7を変形させて前
方へ変位しようとするが、該フライホイール4は内周面
に設けられたテーパースプライン5がクランク軸後端部
における小径部2のテーパスプライン3に嵌合されてい
るから、第3図に鎖線で示すように、若干量前方へ変位
した時点で上記両テーパースプライン3.5が完全に噛
み合い、それ以上の前方への変位が阻止されるのである
。これにより、フライホイール4がクランク軸1に対し
て完全に固定されることになって、上記レリーズベアリ
ングから皿バネ19及びクラッチカバー15を介して伝
達される前方への押圧力が該フライホイール4によって
確実に受け止められ、クラッチ装置13の切断動作が良
好に行われることになる。
を踏み込むと、図示しないレリーズベアリングが皿バネ
19の内周部を前方へ押圧して、該皿バネ19の付勢力
によるクラッチディスク17の挟持状態を解除すること
になるが、このとき上記レリーズベアリングによる前方
への押圧力が皿バネ19からクラッチカバー15を介し
てフライホイール4に伝達されることになる。そのため
、該フライホイール4はプレート部材7を変形させて前
方へ変位しようとするが、該フライホイール4は内周面
に設けられたテーパースプライン5がクランク軸後端部
における小径部2のテーパスプライン3に嵌合されてい
るから、第3図に鎖線で示すように、若干量前方へ変位
した時点で上記両テーパースプライン3.5が完全に噛
み合い、それ以上の前方への変位が阻止されるのである
。これにより、フライホイール4がクランク軸1に対し
て完全に固定されることになって、上記レリーズベアリ
ングから皿バネ19及びクラッチカバー15を介して伝
達される前方への押圧力が該フライホイール4によって
確実に受け止められ、クラッチ装置13の切断動作が良
好に行われることになる。
なお、この実施例においては、クランク軸1からフライ
ホイール4に対して、上記両テーバスプライン3.5の
嵌合部を介してトルクを伝達させることができるから、
プレート部材7とクランク軸1及びフライホイール4と
をそれぞれ結合するボルト8・・・8,9・・・9に作
用する負荷(せん断力)が低減されて、これらの結合部
における耐久性が向上すると共に、プレート部材7の剛
性を十分に低下させることができて、上記の共振を一層
効果的に回避することが可能となる。
ホイール4に対して、上記両テーバスプライン3.5の
嵌合部を介してトルクを伝達させることができるから、
プレート部材7とクランク軸1及びフライホイール4と
をそれぞれ結合するボルト8・・・8,9・・・9に作
用する負荷(せん断力)が低減されて、これらの結合部
における耐久性が向上すると共に、プレート部材7の剛
性を十分に低下させることができて、上記の共振を一層
効果的に回避することが可能となる。
次に、第4図に示す本発明の第2実施例について説明す
る。
る。
この実施例においては、クランク軸21の後端部に外周
面が円筒上の小径部22が段付き状に設けられ、その外
周面に含油合金でなるリング部材23が嵌合、固着され
ていると共に、該リング部材23の外側にフライホイー
ル24の内周面がスライド可能に遊嵌合されている。
面が円筒上の小径部22が段付き状に設けられ、その外
周面に含油合金でなるリング部材23が嵌合、固着され
ていると共に、該リング部材23の外側にフライホイー
ル24の内周面がスライド可能に遊嵌合されている。
また、この実施例においては、クランク軸21における
上記小径部22の前方にフランジ部25が設けられ、該
フランジ部25に複数のボルト26・・・26によって
弾性を有し且つ剛性が十分低くされたプレート部材27
の内周部が結合されていると共に、該プレート部材27
の外周部と上記フライホイール24の外周部とが複数の
ボルト28・・・28によって結合されている。
上記小径部22の前方にフランジ部25が設けられ、該
フランジ部25に複数のボルト26・・・26によって
弾性を有し且つ剛性が十分低くされたプレート部材27
の内周部が結合されていると共に、該プレート部材27
の外周部と上記フライホイール24の外周部とが複数の
ボルト28・・・28によって結合されている。
さらに、クランク軸21における小径部22の後端部に
は、ボルト29・・・29によってフライホイール24
の後方への抜けを防止するスライド規制板30が固着さ
れていると共に、該フライホイール4の内周部前面と、
上記クランク軸21における小径部22の前端の段付き
面31との間、及びフライホイール24の内周部後面と
上記スライド規制板30との間に、それぞれ弾性部材3
2.33が介設されている。
は、ボルト29・・・29によってフライホイール24
の後方への抜けを防止するスライド規制板30が固着さ
れていると共に、該フライホイール4の内周部前面と、
上記クランク軸21における小径部22の前端の段付き
面31との間、及びフライホイール24の内周部後面と
上記スライド規制板30との間に、それぞれ弾性部材3
2.33が介設されている。
ここで、フライホイール24の内周面と上記リング部材
23との嵌合部には、該フライホイール24の面振れに
よる極小さな傾きは許容するが、クラッチ装置34の締
結時に該フライホイール24に償って押圧力が作用した
場合の該フライホイール24の比較的大きな傾きを阻止
する程度のクリアランスが設けられている。
23との嵌合部には、該フライホイール24の面振れに
よる極小さな傾きは許容するが、クラッチ装置34の締
結時に該フライホイール24に償って押圧力が作用した
場合の該フライホイール24の比較的大きな傾きを阻止
する程度のクリアランスが設けられている。
この実施例においても、通常は、フライホイール24は
剛性の低いプレート部材27を介してクランク軸21に
結合されているがら、該フライホイール24の面振れ振
動の共振周波数が低くなってエンジン振動との共振が回
避され、この共振による車内騒音が低減されることにな
る。
剛性の低いプレート部材27を介してクランク軸21に
結合されているがら、該フライホイール24の面振れ振
動の共振周波数が低くなってエンジン振動との共振が回
避され、この共振による車内騒音が低減されることにな
る。
そして、クラッチ装置34の切断時において、前方への
押圧力が皿バネ35がらクラッチカバー36を介してフ
ライホイール24に作用したとき、該フライホイール2
4はリング部材23上を若干量前方へスライドしてクラ
ンク軸21の段付き面31に弾性部材32を介して当接
し、その位置で前方へのスライドが阻止されることにな
る。
押圧力が皿バネ35がらクラッチカバー36を介してフ
ライホイール24に作用したとき、該フライホイール2
4はリング部材23上を若干量前方へスライドしてクラ
ンク軸21の段付き面31に弾性部材32を介して当接
し、その位置で前方へのスライドが阻止されることにな
る。
従って、この実施例においても、フライホイール24が
低剛性のプレート部材27を介してクランク軸21に結
合されているにもがかわらず、クラッチ装置34の切断
時における前方への押圧力が該フライホイール24によ
って確実に受け止められるとになり、該クラッチ装置3
4の切断動作が良好に行われることになる。
低剛性のプレート部材27を介してクランク軸21に結
合されているにもがかわらず、クラッチ装置34の切断
時における前方への押圧力が該フライホイール24によ
って確実に受け止められるとになり、該クラッチ装置3
4の切断動作が良好に行われることになる。
(発明の効果)
以上のように本発明に係るフライホイール装置によれば
、フライホイールを低剛性プレートを介してクランク軸
に取り付けたので、該フライホイールの面振れ振動とエ
ンジン振動との共振が回避されて、この共振振動が車体
に伝達されることによる不快な車内騒音が低減されるこ
とになる。
、フライホイールを低剛性プレートを介してクランク軸
に取り付けたので、該フライホイールの面振れ振動とエ
ンジン振動との共振が回避されて、この共振振動が車体
に伝達されることによる不快な車内騒音が低減されるこ
とになる。
そして、上記フライホイールに支持されたクラッチ装置
の切断時には、該フライホイールに作用する前方へのス
ラスト力が確実に受け止められて、該フライホイールが
固定されることにより、クラッチ切断動作が良好に行わ
れることになる。
の切断時には、該フライホイールに作用する前方へのス
ラスト力が確実に受け止められて、該フライホイールが
固定されることにより、クラッチ切断動作が良好に行わ
れることになる。
第1〜4図は本発明の実施例を示すもので、第1図は第
1実施例に係るフライホイール装置の縦断側面図、第2
図は第1図■−■線で切断した要部縦断正面図、第3図
は該実施例の作用を示す要部拡大縦断側面図、第4図は
第2実施例の縦断側面図である。また、第5図は従来の
フライホイール装置を示す概略断面図である。 1.21・・・クランク軸、2.22・・・小径部、4
.24・・・フライホイール、7.27・・・低剛性プ
レート(プレート部材)、3.31・・・スラスト受け
部(テーパースプライン、段付き面)。 第 図 第 しる 第 図
1実施例に係るフライホイール装置の縦断側面図、第2
図は第1図■−■線で切断した要部縦断正面図、第3図
は該実施例の作用を示す要部拡大縦断側面図、第4図は
第2実施例の縦断側面図である。また、第5図は従来の
フライホイール装置を示す概略断面図である。 1.21・・・クランク軸、2.22・・・小径部、4
.24・・・フライホイール、7.27・・・低剛性プ
レート(プレート部材)、3.31・・・スラスト受け
部(テーパースプライン、段付き面)。 第 図 第 しる 第 図
Claims (1)
- (1)クランク軸の後端部に弾性的な低剛性プレートを
介してフライホィールを取り付けたエンジンのフライホ
ィール装置であって、上記クランク軸の後端部に段付き
状に小径部を設け、該小径部に上記フライホィールを遊
嵌合すると共に、該小径部の周面もしくは該小径部前端
の段付き面に、上記フライホィールに作用する前方への
スラスト力を受けるスラスト受け部を設けたことを特徴
とするエンジンのフライホィール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27171988A JPH02118228A (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 | エンジンのフライホイール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27171988A JPH02118228A (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 | エンジンのフライホイール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02118228A true JPH02118228A (ja) | 1990-05-02 |
Family
ID=17503886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27171988A Pending JPH02118228A (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 | エンジンのフライホイール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02118228A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5253740A (en) * | 1990-09-10 | 1993-10-19 | Atsugi Unisia Corp. | Automotive power train with annular elastic body for reducing vibrations of flywheel assembly |
US5511446A (en) * | 1991-09-04 | 1996-04-30 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Flywheel assembly |
US5515745A (en) * | 1993-01-27 | 1996-05-14 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Flywheel assembly with annular elastic body for reducing vibrations |
WO1999039111A1 (fr) * | 1998-01-30 | 1999-08-05 | Valeo | Embrayage a friction dote d'un volant flexible |
-
1988
- 1988-10-26 JP JP27171988A patent/JPH02118228A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5253740A (en) * | 1990-09-10 | 1993-10-19 | Atsugi Unisia Corp. | Automotive power train with annular elastic body for reducing vibrations of flywheel assembly |
US5368146A (en) * | 1990-09-10 | 1994-11-29 | Atsugi Unisia Corp. | Automotive power train |
US5511446A (en) * | 1991-09-04 | 1996-04-30 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Flywheel assembly |
US5515745A (en) * | 1993-01-27 | 1996-05-14 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Flywheel assembly with annular elastic body for reducing vibrations |
USRE38691E1 (en) * | 1993-01-27 | 2005-02-01 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Flywheel assembly with annular elastic body for reducing vibrations |
WO1999039111A1 (fr) * | 1998-01-30 | 1999-08-05 | Valeo | Embrayage a friction dote d'un volant flexible |
FR2774440A1 (fr) * | 1998-01-30 | 1999-08-06 | Valeo | Embrayage a friction dote d'un volant flexible |
US6209696B1 (en) | 1998-01-30 | 2001-04-03 | Valeo | Friction clutch equipped with flexible flywheel |
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