JPH02117579A - エレベータの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、エレベータの地震管制運転が可能であって、
このとき動作した地震感知手段を、点検運転後、エレベ
ータの監視盤等において遠隔解除用能なエレベータの制
御装置に関する。

（従来の技術） 従来、地震感知器を使用した地震管制運転は、建築′Ｕ
準法やエレベータ協会発行のＪＥＡＳあるいは各省庁発
行の仕様マニュアル等に記載されているように一般化さ
れている。地震感知器として、特低ガル値をセット可能
な特低ガル地震感知器と、低ガル値をセット可能な低ガ
ル地震感知器と、高ガル値をセット可能な高ガル地震感
知器があり、このうち、少なくとも特低ガル地震感知器
と、低ガル地震感知器の二つをエレベータの制御装置に
備えている。

特低ガル地震感知器を備えたエレベータの制御装置は、
特低ガル地震感知器が動作（縦波検知を含む）すると、
かごが最寄り階に停止トし、その後一定時間経過後、自
動的に前記地震感知器を解除（リセット）させ、かごを
地震管制運転から平常運転に復帰するようになっている
。

また、低ガル地震感知器を備えたエレベータの制御装置
は、低ガル地震感知器が動作すると、走行中のかごは最
寄り階に停止し、停止中のかごはそのまま停止状態を続
けるようになっている。

さらに、高ガル地震感知器を備えたエレベータの制御装
置は、高ガル地震感知器が動作すると、急行ゾーン等に
かごを強制停止あるいは停電で停止中のかごを、監視盤
側にて、管理人等が地震低速スイッチを閉操作するとと
もに、かご内の乗客に、戸閉スイッチを押し続けてもら
いながら、かごをカウンターウェイトと離れる方向に運
転してかご内の乗客を救出するようにしている。このよ
うにして、地震感知器が動作しても、かご内の乗客の安
全を考慮して最寄階に停止トさせて、二次災害の発生を
防］トしている。

この場合、地震が予めセットした低ガル値以上であると
、かご全部を最寄階に停止させる。そして、地震が平静
になってから、地震感知器の解除は、かごを点検運転さ
せてから行なうようにしているため、地震感知器を解除
するために、各地震感知器の設置しである機械室まで、
階段を利用して歩いて回ることが起きるので、エレベー
タが複数台設置しである場合、あるいは、階床数が高い
場所にあっては、地震感知器を解除させてエレベータを
平常運転に復帰させるには、長時間を要することがある
。

（発明が解決しようとする課題） このように、従来のエレベータの制御装置では、地震感
知器が動作して低ガル、高ガル値に達したとき、地震感
知器自体の解除を行なうのに、エレベータが一切動かな
いことがら、階段を歩いて昇り、更にエレベータが複数
台あると、それぞれの機械室へ地震感知器の解除しに歩
いていくため、エレベータのメインテナンスをする人、
あるいは管理者が大変であり、エレベータを平常運転さ
せるまでにかなりの時間を要する。

そこで本発明は、地震感知器が動作しても、これが設置
されている機械室にわされざ行かなくても、遠隔操作に
より点検運転ができ、その後地震管制運転を解除でき、
さらにエレベータ毎の地震管制７３号を解除でさて平常
運転に復帰させることができるエレベータの制御装置を
提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は前記目的を達成するため、地震感知手段を備え
、この地震感知手段が低ガル値以上の地震を感知したと
き、エレベータの運転装置に対して与えられている平常
運転指令が地震管制運転指令に切換えられるエレベータ
の制御装置において、前記エレベータの運転装置を収納
した機械室とは別のエレベータ監視盤側に、前記エレベ
ータの運転装置に対して点検指令を与える点検操作手段
および運転方向指令を与える方向指定手段が配設され、
前記地震感知手段が動作して地震管制運転になったとき
、それぞれ閉操作することにより前記エレベータを点検
運転にする点検運転回路と、前記エレベータの監視盤側
に配設され、前記点検運転回路が動作終了した後、前記
点検操作手段を開操作するとともに、所定時間経過後、
前記地震管１．Ｉノ運転を解除する地震管制運転解除手
段とを具備したものである。

（作用） 本発明によれば、点検操作手段およびかご運転り向指定
手段がエレベータ監視盤側に配設されているので、地震
感知手段が動作して地震管制運転になったとき、地震発
生−終了後管理者等の判断で、前記点検操作手段および
かご運転方向指定手段をそれぞれ閉操作して昇降路、エ
レベータの状態を点検しながら確認し、特にエレベータ
を再開するのに支障がないとき、低ガル値以上の地震感
知器が作動している条件と手動運転を終了し、一定時間
経過後、Ｊｔ！！震管制運転解除ｆ段により地震管制運
転を解除することができる。従って、地震感知器が動作
しても、これが設置されている機械室にわざわざ行かな
（でも、遠隔操作により点検運転ができ、その後地震管
制運転を解除でき、さらにエレベータ毎の地震管制信号
を解除できて平常運転に復帰させることができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例ついて第１図の制御回路を参照
して説明する。制御母線Ｐ、Ｎ間に以下に述べる構成が
設けられている。すなわち、特低ガル地震感知″Ｊ：ｉ
１は、地震がこのセット値である特低ガル値に達したと
き閉路動作する。低ガル地震感知器２は、地震がこのセ
ット値である低ガル値に達したとき閉路動作する。特低
ガル動作リレー３は、ａ接点３ａおよびｂ接点３ｂを有
し、地震感知器１が動作したとき励磁され、この接点３
ａが閉路し、かつ接点３ｂが開路する。低ガル動作リレ
ー４は、ａ接点４ａを有し、地震感知器２が動作したと
き励磁され、接点４ａが閉路する。

低ガル動作キープリレー５は、ａ接点５ａ１゜５ａ２を
有し、接点４ａ、または後述する低ガルキープ解除スイ
ッチ６のいずれかが閉路したとき、励磁され、このａ接
点５ａｌ　、５ａ２が閉路する。

低ガルキープ解除スイッチ６は、これを閉操作すること
によって制御装置内をすべてを解除できる。

エレベータ点検スイッチ７は、互いに連動するａ接点７
ａおよび切換え接点７ｃを有し、点検運転時に切換え接
点７ｃをａ端子側にするとともに、接点７ａを閉路する
。上昇スイッチ８は互いに連動するａ接点８ａおよびｂ
接点８ｂを有し、点検運転時においてかごを上昇させる
際に接点８ａをｌＶＪ路Ｌ、かつ接点８ｂを開路するこ
とによって、かごを上昇させるための指令を出力し、後
述する制御用マイクロプロセッサ１３に入力するもので
ある。下降スイッチ９は互いに連動するａ接点９ａおよ
びｂ接点９ｂを有し、点検運転時においてかごを上昇さ
せる際に接点９ａを閉路し、かつ接点９ｂを開路するこ
とによって、かごを下降させるための指令を出力し、後
述する制御用マイクロプロセッサ１３に入力するもので
ある。

低ガル動作時点検スイッチ１０は、互いに連動するａ接
点１０ｇおよび切換え接点１０ｃを有し、点検運転する
際に接点１０ａを閉路するとともに、切換え接点１０ｃ
をａ端子側にする。低ガル動作時上昇スイッチ１１は、
互いに連動するａ接点１１ａおよびｂ接点１１ｂを有し
、低ガル動作キープリレー５の動作により接点５ａ２が
閉路した時であって、点検運転時に接点１１ａを閉路さ
せ、かつ接点１１ｂを開路させることにより、かごを上
昇させて確認運転させるためのものである。低ガル動作
時下降スイッチ１２は、互いに連動するａ接点１２ａお
よびｂ接点１２ｂを有し、低ガル動作キープリレー５の
動作により接点５ａ２が閉路した時であって、点検運転
時に接点１２ａを閉路させ、かつ接点１２ｂを開路させ
ることにより、かごを下降させて確認運転させるための
ものである。地震管制解除スイッチ１４は、地震管制運
転を解除する際に押圧するもので、これによって指定さ
れたエレベータのみが、地震管制運転が解除される。以
上のべた低ガル動作時点検スイッチ１０と、低ガル動作
時上昇スイッチ１１と、低ガル動作時下降スイッチ１２
および地震管制解除スイッチ１４はいずれも、エレベー
タ監視盤内に設けられている。

地震管制点検用リレー１５は、ａ接点 １５ａ１およびａ接点１５ａ２を有し、低ガル動作時点
検スイッチ１０の切換え接点１０’ｃがａ端子に切換わ
ったとき励磁され、これにより接点１５　ａ　１　、”
ｉ　５　ａ　２が閉路し、自己保持される。地震管制解
除用タイムリレー１６は、ｂ接点１６、ｂを有し、接点
１５ａ２が閉路したとき励磁され、このとき接点１６ｂ
が開路され、この接点１６ｂが開路された状態で、地震
管制解除スイッチ１４を開路することにより、指定され
たエレベータのみ地震管制解除となる。

ｄｉ！ｌ　ｉｌ用マイクロプロセッサ１３は、エレベー
タ点検スイッチ７が操作されて接点７ａが閉路し、かつ
切換え接点７ｃがａ端子側に切換ったとき、上昇スイッ
チ８または下降スイッチ９のいずれかを閉操作すること
により、図示しない機械室にあるエレベータの運転装置
に点検指令を与える。また、制御用マイクロプロセッサ
１３は、低ガル勧作キープリレー５が励磁されて接点５
ａ２が閉路した状態であって、低ガル動作時点検スイッ
チ１０を操作して接点１０ａを閉路させ、且つこのとき
低ガル動作時上昇スイッチ１１または低ガル動作時下降
スイッチ１２のいずれかを操作して接点１１ａ、１２ｂ
または１２ａ、ｌｌｂを閉路させることにより、低ガル
動作時点検指令がエレベータの運転装置に与えられる。

さらに、制御用マイクロプロセッサ１３は、特低ガル動
作リレー３の接点３ａが閉路したとき、地震管制運転指
令がエレベータの運転装置に与えられる。また、制御用
マイクロプロセッサ１３は、低ガル動作キープリレー５
の接点５ａｌが閉路したときであって、地震管制解除タ
イムリレー１６が励磁されて接点１６ｂが開路している
状態で、地震管制解除スイッチ１４が開路されると、エ
レベータの運転装置に対して地震管制解除スイッチ１４
により指定されたエレベータのみが地震管制解除指令が
与えられる。

ここで、以上のように構成された本実施例の動作につい
て説明する。いま、地震が発生して特低ガル地震感知器
１が動作すると、特低ガル動作リレー３が励磁されて接
点３ａが閉路し、制御用マイクロプロセッサ１３に信号
が人力され、制御用マイクロプロセッサ１３から図示し
ないエレベータの運転装置に対して地震管制指令が与え
られ、走（ｊ中のかごは最寄り階に減速停止し、そのま
ま任意時間待機する。そして、一定時間後、特低ガル地
震感知器１は自動的に解除される。

また、地震が発生して低ガル地震感知器２が動作した場
合には、低ガル動作リレー４の励磁により接点４ａが閉
路し、これにより低ガル動作キープリレー５が励磁され
て接点５ａｌか閉路し、スイッチ１４とこれと並列接続
された接点１６ｂを介して制御用マイクロプロセッサ１
３に対して信号が入力されるので、この制御用マイクロ
プロセッサ１３からエレベータの運転装置に対して地震
管制運転指令が与えられる。従って、走行中のかごは最
寄り階に停止し、そのまま待機状態を続ける。この状態
は、スイッチ１４により地震管制解除動作が行なわれる
車で続く。

この状態で、エレベータの点検運転を行なうには、点検
スイッチ７を以下のように操作すればよい。この点検運
転は、手動によって運転させるため、最優先で運転可能
となっている。よって、点検スイッチ７の接点７ａを閉
路し、かつ切換え接点７Ｃ＠ａ端子側に切換え、その後
上昇スイッチ８又は下降スイッチ９のいずれかを閉操作
することにより、エレベータを上昇、下降させて安全を
確認してから低ガル地震感知器２自体を解除し、さらに
低ガルキープ解除スイッチ６を制御装置内で閉操作する
ことにより、地震感知器をすべて解除できる。

ところが、前述した従来のエレベータの制御装置（具体
的には第１図のスイッチ１０，１１゜１２．１４を監視
盤側に備えていないもの）では、低ガル地震感知器２が
作動すると、エレベータは一切運転不可のため、管理人
又はエレベータメンテナンスマンは、階段を昇って行き
、確認運転してから解除する必要があった。

これに対して、本実施例では点検スイ・二Ｉチ１０から
なる点検操作手段と、低ガル動作時上昇スイッチ１１お
よび低ガル動作時下降スイ・ソチ１２からなる方向指定
手段と、地震管制解除スイッチ１４からなる地震管制運
転解除手段が監視盤側に配設しであるので、接点５ａ２
が閉路した状態で、低ガル動作時点検スイ・ソチ１０の
接点１０ａを閉操作することにより、点検運転状態とな
り、この状態で、低ガル動作時上昇スイ・ンチ１１又は
低ガル動作時下降スイ・ソチ１２を閉操作することによ
り、点検運転にてエレベータを上昇、下降させて確認運
転させることができる。

一方、前述の点検スイツ！−１０の閉操作と同時に地震
管制点検用リレー１５が励磁されて接点１５ａ１．１５
ａ２が閉路して自己保持回路が形成され、点検運転完了
後、点検スイ・ツチ１０の接点１０ａを閉操作し、かつ
切換え接点１０ｃ８ｂ端子に切換えると、任意設定時間
後、地震管制解除用タイムリレー１６が励磁されて接点
１６ｂが開路動作する。この時、地震管制解除スイ・ソ
チ１４を押すことにより、指定されたエレベータのみが
地震管制解除となり、乗り場呼びを登録することにより
、エレベータを目的階へ引寄せ、管理人叉はメンテナン
スマンが速く最上階へ行き、地震時の点検運転、地震感
知器１．２の解除が可能となる。なお、最終的な地震感
知器１．２の解除は管理人又はメンテナンスマンが実施
する。

［発明の効果］ 以上述べた本発明によれば、地震感知器が動作しても、
これが設置されている機械室にわされざ行かなくても、
遠隔操作により点検運転ができ、その後地震管制運転を
解除でき、さらにエレベータ毎の地震管制信号を解除で
きて平常運転に復帰させることができるエレベータの制
御装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるエレベータの制御装置の一実施例
を説明するための回路図である。 １・・・特低ガル地震感知器、２・・・低ガル地震感知
器、３・・・特低ガル動作リレー　４・・・低ガル動作
リレー　５・・・低ガル動作キープリレー　６・・・低
ガルキープ解除スイッチ、７・・・エレベータ点検スイ
ッチ、８・・・上昇スイッチ、９・・・ド降スイッチ、
１０・・・低ガル動作時点検スイッチ、１１・・・低ガ
ル動作時上昇スイッチ、１２・・・低ガル動作時下降ス
イッチ、１３・・・制御用マイクロプロセッサ、１４・
・・地震管制解除スイッチ、１５・・・地震管制点検用
リレー　１６・・・地震管制解除用タイムリレー出願人
代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 地震感知手段を備え、この地震感知手段が低ガル値以上
   の地震を感知したとき、エレベータの運転装置に対して
   与えられている平常運転指令が地震管制運転指令に切換
   えられるエレベータの制御装置において、 前記エレベータの運転装置を収納した機械室とは別のエ
   レベータ監視盤側に、前記エレベータの運転装置に対し
   て点検指令を与える点検操作手段および運転方向指令を
   与える方向指定手段が配設され、前記地震感知手段が動
   作して地震管制運転になったとき、それぞれ閉操作する
   ことにより前記エレベータを点検運転にする点検運転回
   路と、前記エレベータの監視盤側に配設され、前記点検
   運転回路が動作終了した後、前記点検操作手段を開操作
   するとともに、所定時間経過後、前記地震管制運転を解
   除する地震管制運転解除手段とを具備したエレベータの
   制御装置。