JPH02116544A - 積層板 - Google Patents

積層板

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JPH02116544A
JPH02116544A JP27055288A JP27055288A JPH02116544A JP H02116544 A JPH02116544 A JP H02116544A JP 27055288 A JP27055288 A JP 27055288A JP 27055288 A JP27055288 A JP 27055288A JP H02116544 A JPH02116544 A JP H02116544A
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JP
Japan
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aluminum foil
thermosetting resin
laminated
resin
prepreg
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Application number
JP27055288A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Takano
高野 義見
Sahee Maeda
前田 佐兵衛
Wataru Tanaka
亘 田中
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Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐熱性、特に耐シガレット性に優れた、さら
には電磁波シールド性にも優れた熱硬化性樹脂積層板に
関する。
(従来の技術とその課題) 建築物、車輌、船舶等の内装材や間仕切り材、家具、調
度類、電子機器周辺の机、パネルその他に使用される材
料として従来より合成樹脂積層板が用いられているが、
これら積層板としては、意匠性と共に耐熱性、特にタバ
コの火や高温の調理器具等に対する抵抗性あるいは電子
機器から発生したり系外から侵入してくる各種の電磁波
に対する遮蔽性、すなわち電磁波シールド効果をもつこ
とが要求されている。従来日常生活に使用される内装材
、家具、テーブル等においては、タバコの火による焦げ
後、加熱された鍋の跡等がつき、美観を損なったり機能
が阻害されたりすることが指摘されていたし、また、現
在必らゆる場所で使用され普及しつつおる電子別器類に
おいては、その周辺でこれらから放射される電磁波から
他のは器あるいは人体を保護したり、逆にこれら機器類
を系外からの電磁波の影響から阻止するための素材が求
められていた。各種の電子機器類が一般生活の領域まで
浸透してくるにつれてその周辺で用いられる電磁波シー
ルド効果をもつ素材にもその別器のみならず意匠性をも
要求されるようになってきた。
本出願人は、熱硬化性樹脂積層板用樹脂に水酸化アルミ
ニウムや特定のポリアクリレートを混合して耐熱性を改
善した熱硬化性樹脂組成物を提供したが(特開昭61−
211313号公報、特開昭62−149714号公報
等)、これらは電磁波シールド効果はなく、電子機器周
辺に用いられる素材としては十分なものではなかった。
また従来、アルミニウムやその他の金属の粉末もしくは
繊維を樹脂中に分散させた組成物を用いた積層板が知ら
れているが、電磁波シールド効果は得られても耐シガレ
ット性は未だ不十分なものでおった。また金属の網状も
しくはラス状のシートを積層板中に挿入したものも知ら
れているが、耐シガレット性及び電磁波シールド効果に
相当の効果が得られるものの、網もしくはラスの形状が
積層板の表面に現われ意匠性の点で満足すべきものでは
なかった。ざらに金属板を積層板中に挿入したものも知
られているが、これら金属板の中で熱伝導性、電磁波シ
ールド性、軽量性、加工性等を考慮してアルミニウム板
を用いた場合、これと意匠性付与の目的で使用される樹
脂含浸紙又は台板となる裏打ち基材との密着性に問題が
おり、特にタバコの火のような高温の場合おるいは加熱
された鍋のように比較的低温でおっても広い面積で高温
に曝された場合、積層板にフクレやハガレが生じるとい
った問題があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、建築物、車輌、船舶等の内装材や間仕切り材
、家具、調度類、電子機器周辺の机、パネルその他の材
料として好適な、耐熱性及び電磁波シールド効果に優れ
、且つ意匠性も高い熱硬化性樹脂積層板を提供するもの
である。
本発明は、熱硬化性樹脂含浸プリプレグ(A)と厚さ5
〜50μmのアルミニウム箔の両面に坪量20〜60C
]/ mの紙か貼合せられ、且つ熱硬化性樹脂が含浸さ
れた貼合Vアルミニウム箔(B)とが加熱圧看一体化さ
れてなる積層板でおり、またこの積層板と裏打ら基材(
C)とか接着剤を介して圧着一体化された積層板である
。さらにまた本発明は、上記プリプレグ(A)、貼合せ
アルミニウム箔(B)及び裏打ち基材(C)の順にプリ
プレグ(A)を表面層として加熱圧着一体化されてなる
積層板である。これら積層板は、前記用途に使用される
化粧板として、また電磁波シールド材として好ましい性
能をもっている。
本発明の積層板を構成する熱硬化性樹脂含浸プリプレグ
(A)としては、坪N5〜200!;I/ rdの含浸
用基材に熱硬化性樹脂を含浸させ乾燥させたものが用い
られる。
含浸用基材としては、坪量5〜50Mrdの和紙やオー
バレイ紙、あるいは坪量30〜200g/Trtの紙、
天然繊維もしくは合成繊維の織布もしくは不織布が挙げ
られ、これらには意匠性を付与するために適当な印刷を
施こしておくことができる。その他ツキ板のような水質
単板を用いることができる。
用いられる熱硬化性樹脂としては、ジアリルフタレート
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、フェノ
ール樹脂等の積層板製造に用いられる熱硬化性樹脂が挙
げられる。該樹脂には必要に応じてアリル爪上ツマ−も
しくはビニル糸上ツマー等の反応性七ツマ−を添加する
ことができる。
特に多官能性モノマーの添加は耐熱性向上のためには好
ましい。本発明において特に好適な熱硬化性樹脂として
は、化粧板としての風合などの良さからジアリルフタレ
ート樹脂を主成分とした樹脂が挙げられる。すなわち、
ジアリルフタレート樹脂またはジアリルフタレート樹脂
に不飽和ポリエステル樹脂及び/又は多官能性七ツマ−
を混合したものなどである。
上記ジアリルフタレート樹脂としては、オルソ。
イソ又はテレの各異性体上ツマ−から得られたプレポリ
マーの単独またはこれらの混合物もしくはこれらの変性
プレポリマー等が挙げられる。
不飽和ポリエステル樹脂は通常知られている常温で液体
状のものもしくは固体状のものが用いられる。例えばマ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸等の多塩基性不飽和酸
と無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピ
ン酸、コハク酸等の多塩基性飽和酸との混合酸に、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリ
コール等の多価アルコールを反応させて得られたポリエ
ステルが挙げられる。配合量は全樹脂量中80重量%以
下がよい。
多官能性七ツマ−としては、官能基を3個以上有するも
の、特に4個以上有するポリ(メタ)アクリレートが特
に優れた耐熱性と固い表面硬度を積層板表面に付与する
ので好ましい。上記多官能性モノマーを形成する多価ア
ルコールとしては、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
ソルビトール等が挙げられる。これらの中で特にジペン
タエリスリトールのテトラ(メタ)アクリレート。
ペンタ(メタ)アクリレート、ヘキサ(メタ)アクリレ
ートが多官能性七ツマ−として好ましく用いられる。こ
れらポリ(メタ)アクリレートに他種の多官能性七ツマ
−を混合してもよい。多官能性モノマーの配合量は樹脂
100重量部に対して5〜70重ω部、好ましくは10
〜50重量部の範囲が適当である。5重量部未満では特
に優れた耐熱性を得るには不十分であり、70重量部を
超えると、これより得られたプリプレグ自体にベトつき
を生じて作業性が悪化すると共に、硬化して得られた積
層板自体が固くなりすぎて脆くなったりする。
上記熱硬化性樹脂には樹脂に応じた硬化剤が添加される
。また必要に応じて当該技術分野において通常用いられ
る各種配合剤、例えば内部離型剤。
充填剤、難燃剤2重合禁止剤、顔料等を添加することが
できる。
本発明におけるプリプレグ(A>の作製は、上記熱硬化
性樹脂を適当な溶剤、例えばアセトン。
メチルエチルケトン、トルエン等に溶かして樹脂液を調
製し、これを含浸用基材に適量塗布もしくは浸漬含浸せ
しめさらに屹燥することによって得られる。プリプレグ
中の樹脂含浸量は、含浸用基材と樹脂(ここにいう樹脂
とは溶剤を除く、樹脂。
多官能性モノマー2各種配合剤等のすべてを含むものと
する。以下のRC表示において同じ)との合計重量に対
する樹脂重量の百分率(以下RCと略記する)で表わす
と40〜80%の範囲が適当である。RCが40%未満
では熱硬化性樹脂積層板としての表面硬度や耐熱性に欠
は好ましくない。またRCが80%を超えても性能上の
大幅な向上も期待できず不経済でもあるし、またプリプ
レグ自体にべとつきを生ずるようになる。
本発明の積層板を構成する貼合せアルミニウム箔(B)
としては、厚さ5〜50崩、好ましくは5〜30uIr
Iのアルミニウム箔の両面に坪量20へ・60CI/尻
、好ましくは30〜50g/Trtの紙を接着剤を用い
て貼合せζこれに熱硬化性樹脂を両面に含浸させたもの
が用いられる。
使用するアルミニウム箔の厚さが5頗未満のときは伝熱
速度が小ざくなるため耐熱性、特に耐シガレット性が不
十分となる。また厚さが50MMを超えると積層板とし
たときの貼合せアルミニウム箔部分の紙とアルミニウム
箔との剥離が起こり易くなる。また後記するように裏打
ら基材(C)を前記プリプレグ(A>及び貼合せアルミ
ニウム箔(B)に重ねて加熱圧着一体化して積層板とし
たとき、該積層板の貼合せアルミニウム箔(B)の紙の
部分と基材(C)とが剥離し易くなるので好ましくない
貼合せアルミニウム箔に使用する紙の坪量が20M 尻
未満のときは、アルミニウム箔との貼合せに用いる接着
剤が紙の表面に浸出してきて貼合せアルミニウム箔(B
)と熱硬化性樹脂含浸プリプレグ(A>との剥離が起こ
り易くなる。また紙の坪量が60(J/ rdを超える
と、貼合せアルミニウム箔の熱硬化性樹脂含浸プリプレ
グ側の紙とアルミニウム箔とが剥離を起こすようになる
貼合せアルミニウム箔の作製において、まず紙とアルミ
ニウム箔との貼合せは、接着剤をアルミニウム箔の両面
に片面あたり固形分で5〜20g/尻となるように塗布
又は載置し、これに両面から紙を挟んで圧力5〜30k
Mcmで圧着もしくは加熱圧着し、続いて必要なら10
0〜150℃で乾燥すればよい。加熱圧着の際の温度は
使用される接着剤の種類に応じて選択すればよい。次い
でこれに熱硬化性樹脂をRCで30〜65%、好ましく
は40〜60%となるように両面に塗布又は浸漬含浸し
、さらに乾燥させることによって得られる。貼合せに用
いる接着剤の上記塗布もしくは載置量は、貼合せ工程の
経済性、接着力、使用されるアルミニウム箔の厚さ、紙
の坪量、含浸熱硬化性樹脂量との関係により定められる
もので、本発明においては上記範囲が最も適当である。
使用できる接着剤としては、水溶性接着剤としては、カ
ゼイン、ゼラチン、澱粉、デキストリンの如き動植物系
のもの、水ガラスの如き無機質系のもの、その他メチル
セルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体、
ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースN
a塩等、エマルジョン型接着剤としては、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリル酸エステル、尿素樹脂−酢酸ビニル樹
脂の如き樹脂系のもの、スチレンブタジェンゴム。
ブタジェンアクリロニトリルゴム、ポリクロロプレンゴ
ムの如きゴム系のもの等、溶剤型接着剤としては、ポリ
ウレタン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物、線状ポリ
エステル、アクリル共重合物等、熱溶融型接着剤として
は、エチレン−酢酸ビニル共重合物、酢酸ビニル、ポリ
アミド、ポリエチレン、ロジンエステル、水素添加ロジ
ンの如ぎロジン系のもの、マイクロクリスタリンワック
ス。
パラフィンワックス、カルナバワックスの如きワックス
系のもの等、シート状接着剤としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ナイロン、アイオノマー、エチレン−
酢酸ビニル共重合物、エヂレンーアクリル酸エステル共
重合物等が挙げられる。
貼合せアルミニウム箔に含浸させる?!1.硬化性樹脂
としては、前記プリプレグ(A>に含浸させる熱硬化性
樹脂と同様なものが用いられ、一般にはプリプレグ(A
)に用いたものと同じ熱硬化性樹脂を用いることが好ま
しい。熱硬化性樹脂の含浸伍はRCで30〜65%の範
囲であり、30%未満では貼合せアルミニウム箔の紙と
後記する裏打ち基材(C)との間で剥離を生ずる。また
65%を超える量は不必要でおり経済的にも好ましくな
い。
上記熱硬化性樹脂含浸プリプレグ(A>及び貼合せアル
ミニウム箔(B)より積層板を製造するには、これら(
A>及び(B)を重ね、公知の各種積層板もしくは化粧
板用のプレス機や熱圧ロール機を用いて加熱圧着一体化
すればよい。
プレス機により加熱圧着を行う場合には、温度100〜
180℃、圧力5〜100kg/cdで1〜60分圧着
すればよい。また熱圧ロール機による場合は、積層板の
厚さによっても異なるが、ロール温度100〜180’
C,圧力5〜500kM尻で加熱圧着し、必要ならば、
さらに温度100〜200°Cの炉で1〜60分後処理
すればよい。これら熱圧着の条件は、熱硬化性樹脂を硬
化させるための硬化剤の種類及び貼合せアルミニウム箔
製造に際して使用した接着剤の種類に応じて選択すべき
ことは言うまでもない。
このようにして得られた積層板はこれをこのまま用いる
こともできるし、これを裏打ら基材(C)に前記したよ
うな接着剤を5〜100(1/m塗布又は載置してプレ
スはや加圧ロール機により温度60〜180℃で上記積
層板の圧着条件と同様にして積層一体化することができ
る。
本発明の積層板の別の態様としては、上記熱硬化性樹脂
含浸プリプレグ(A)及び貼合せアルミニウム箔(B)
に裏打ち基材(C)を台板として重ね、プリプレグ(A
)を表面層として前記した加熱加圧装置を用いて同様な
圧着条件で熱圧一体化した積層板がおる。
ここで用いられる裏打ち基材(C)としては各種のもの
を用いることができる。例えばパーチクルボード、ファ
イバーボード、ハードボード等の木質板、石こう板、ス
レート板、パルプセメント板2石材等の無機質板、天然
繊維もしくは合成繊維の織布もしくは不fi!布、紙の
如き連続した補強シート又は上記織布、不織布又は補強
シートにプリプレグ(A)作製に用いたのと同様な熱硬
化性樹脂を含浸けしめたプリプレグ又は該プリプレグを
熱圧硬化させた硬化シートなどが挙げられる。
このようにしてInられた積層板は、建築物、車輌、船
舶等の内装材や間仕切り材、家具、調度類等の表面意匠
性、さらには耐熱性に優れた化粧板としての用途や電子
機器やその周辺の素材に使用できる上記性質を兼ね具え
た電磁波シールド材として使用することができる。
(実施例) 実施例1〜7   比較例1〜5 く熱硬化性樹脂含浸プリプレグの作製〉表1に示された
組成の樹脂液を用いて、実施例1〜6及び比較例1〜5
は白ベタ印刷された坪量80CI/ mの印刷紙に、実
施例7は木目柄が印刷された坪量80c+/mの印刷紙
にそれぞれの樹脂液を含浸させ、80℃で15分間乾燥
させて表1に示されるような樹脂含量(RC)の熱硬化
性樹脂含浸プリプレグを得た。
く貼合せアルミニウム箔の作製〉 表1に示された厚さのアルミニウム箔の両面にエマルジ
ョン型接着剤(アクリル酸エステル樹脂系)を片面ずつ
固形分で10(1/ rrt (NAt120L’ r
d )となるように塗布し、次いで両面に同表記載の坪
量の紙を貼合せて圧力20kgで圧着し、ざらに130
°Cで恒最になるまで乾燥させた。これに上記熱硬化性
樹脂含浸プリプレグの作製で使用したものと同じ樹脂液
を両面に含浸させ、上記同様に乾燥させて表1に示され
るような樹脂含量(RC)の貼合せアルミニウム箔を1
7だ。
く積層板の作製〉 上記得られた熱硬化性樹脂含浸プリプレグ及び貼合せア
ルミニウム箔を用いて、実施例1〜6及び比較例1〜5
においては、上記プリプレグの印刷面の反対側に貼合せ
アルミニウム箔及び厚さ10mmの#150パーチクル
ボード(日本ノボパン社製)からなる裏打ら基材を重ね
、温度130’Cに調節したプレス機に挿入して圧力2
0k(]/cmで20分間加熱圧着し平滑で美麗な化粧
面を有する積層板を得た。
なお、比較例1はプリプレグ及び裏打ち基材の間に貼合
せアルミニウム箔を介在させていない例で必り、比較例
2は使用した貼合せアルミニウム箔のアルミニウム箔が
本発明の厚みの範囲を超える例であり、比較例3は貼合
せアルミニウム箔の代りにアルミニウム箔を用いた例で
ある。また比較例4は貼合せアルミニウム箔の貼合せ紙
の坪量が本発明の範囲より小ざいものを用いた例でおり
、比較例5は逆に貼合せアルミニウム箔の貼合せ紙の坪
量が本発明の範囲を超えるものを用いた例である。
実施例7は、前記作製した熱硬化性樹脂含浸プリプレグ
及び貼合せアルミニウム箔を用い、該プリプレグの印刷
面の反対側にこの貼合せアルミニウム箔を重ね、温度1
30℃、圧力2okgicnrで10分間加熱圧着して
積層硬化シートを得た例である。
得られた積層硬化シートを、さらにこれの貼合せアルミ
ニウム箔側に上記と同じパーチクルボードを重ね、尿素
−酢ビ系エマルジョン接着剤20g/m(固形分)を介
して、温度80’C,圧力10kMcmで5分間圧着し
て木目柄の美麗な化粧面を有する積層板を得た。
〈積層板の性能試験〉 上記17られた各積層板について、下記の方法による密
着性試験及び耐シガレツト性試験を行い、その結果を表
1に示した。
密着性試験 各試験片にカッター刃により裏打ち基材にまで達する切
り込みによるlX1mmのます目を100個作り、その
上に粘着テープを貼り付けて引き剥がし、剥がれなかっ
たますHの数でもって評価の基準とした。
耐シガレツト性試験 吸口のフィルタ一部分を除去した約10mm程度燃焼し
たタバコを積層板表面に置き完全に燃え尽きるまで放置
した後、メチルアルコールを含む布でその部分を拭きと
り外観変化を調べた。
評  価 A:異常なし B:僅かに変色あり C:明らかな変色と共にフクレを生じる。
D:著しい変色(炭化)、フクレ及びクラックを生じる
なお、表1における註釈番号(1)〜(8)は以下のと
おりである。
(1)メチルエチルケトン50重量%溶液粘度(30°
C)96、5CD、ヨウ素価56.7のプレポリマー(
2)イソフタル酸:無水マレイン酸:エチレングリコー
ル:プロピレングリコール=1 :1 :1.01 :
 1.01 (、モル)を脱水縮合したポリエステル樹
脂 (3)粘度(25°C) 10.0OOcp、臭素価1
40のポリアクリレート (4)ジアリルエーテル85重量%、モノアリルエーテ
ル10重量%及びトリアリルエーテル5重但%の混合物 (5)rDR−20SJ大阪曹達社製 (6)[カープレックス#80J塩野義製薬社製(7)
樹脂含浸量RC(%)= (8)樹脂含浸量RC(%)= 樹脂重量 貼合せアルミニウム酒重量+樹脂車、x100表1より
明らかなように、本発明の積層板は密着性、耐シガレツ
ト性共に優れた物性を示している。これに対し、プリプ
レグと裏打ら基材との間に貼合せアルミニウム箱等何も
介在させていない比較例1は密着性は優れているが耐シ
ガレット性に全く耐性がない。貼合せアルミニウム筒の
アルミニウム箔の厚さが本発明の範囲を超える比較例2
は耐シガレット性には優れるが密着性がなく、貼合せア
ルミニウム箔の貼合せ紙とアルミニウム箔との間で剥が
れが生じている。貼合せアルミニウム箔の代りにアルミ
ニウムおを用いた比較例3は耐シガレット性、密盾性共
に好ましい結果を示さず、密着性試験ではアルミニウム
箔とプリプレグ又は裏打ち基材との間で剥かれが生じて
いる。
また、貼合せアルミニウム箔の貼合せ紙の坪量が本発明
の範囲より小さい比較例4、逆に坪量が本発明の範囲を
超える比較例5では、共に耐シガレット性は優れるか密
着性か悪く、比較例4ではプリプレグと貼合ゼアルミニ
ウム箔の貼合せ紙との間、比較例5では貼合せアルミニ
ウム筒のプリプレグ側の貼合せ紙とアルミニウム箔との
間でそれぞれ剥離が生じている。
実施例8   比較例6 実施例3の熱硬化性樹脂含浸プリプレグ(A)及び貼合
せアルミニウム箔(B)、比較例1の熱硬化性樹脂含浸
プリプレグ(A)をそれぞれ用い、裏打ち基材(C)と
してクラフト紙(坪ff1140M尻の未晒クラフト紙
、山陽国策パルプ社製)に実施例3及び比較例1の樹脂
液をそれぞれ含浸及び屹燥させてjqられたRC40%
の含浸クラフト紙を用いて、これらを重ねて130’C
12C120kで20分間圧着し、実施例8はプリプレ
グ(A)、貼合せアルミニウム箔(B)及び裏打ち基材
(C)からなる積層板、比較例6はプリプレグ(A>及
び裏打ち基vJ(C)からなる積層板を得た。
上記各積層板についてKEC法(社団法人 関西電子工
業振興センターにおいて規定する方法。
厚み10mm以下、寸法15CmX 15cm以上、1
00に111〜1GHzにおける電界及び磁界のシール
ド効果試験)による電界及び磁界のシールド効果を測定
した。
第1図及び第2図に実施例8の積層板の電界及び磁界に
よるシールド効果の測定結果を示した。第1図及び第2
図に示されるように本発明の積層板は電磁波を遮蔽覆る
性能を有していることが確認された。これに対して比較
例6のの積層板は電界及び磁界のシールド値か1dB以
下であり、全く遮蔽効果がないことが判った。
(発明の効果) 本発明の積層板は、表面層となる熱硬化性樹脂含浸プリ
プレグに、または該プリプレグと裏打も基材との間に貼
合せアルミニウム箔を積層しているので、アルミニウム
箔のみを用いた場合と比較して遥かに強固に接右してお
り、しかも厚さ5〜50μmのような薄いアルミニウム
箔であっても熱伝導がよいので耐シガレット性に優れ、
さらに箔であるので積層板表面が平滑に仕上り化粧板と
しての用途にも十分使用できる。すなわち、従来の化粧
板では達成しえなかった耐熱性、電磁波遮蔽性の両性質
を同時に満足するため建築物内装材、家具、電子機器等
とその周辺備品向けの素材とじで極めて広い用途をもつ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、実施例8によって得られた積層板
のそれぞれ電界にお(プるシールド効果及び磁界におり
るシールド効果を示すグラフでおる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱硬化性樹脂含浸プリプレグ(A)と、厚さ5〜
    50μmのアルミニウム箔の両面に坪量20〜60g/
    m^2の紙が貼合せられ、且つ熱硬化性樹脂が含浸され
    た貼合せアルミニウム箔(B)とが加熱圧着一体化され
    てなる積層板。
  2. (2)請求項1記載の積層板と裏打ち基材(C)とが接
    着剤を介して圧着一体化されてなる積層板。
  3. (3)熱硬化性樹脂含浸プリプレグ(A)、厚さ5〜5
    0μmのアルミニウム箔の両面に坪量20〜60g/m
    ^2の紙が貼合せられ、且つ熱硬化性樹脂が含浸された
    貼合せアルミニウム箔(B)及び裏打ち基材(C)の順
    にプリプレグ(A)を表面層として加熱圧着一体化され
    てなる積層板。
  4. (4)熱硬化性樹脂含浸プリプレグ(A)として、ジア
    リルフタレート樹脂又はジアリルフタレート樹脂と不飽
    和ポリエステル樹脂、ジペンタエリスリトールポリアク
    リレート及びジペンタエリスリトールポリメタクリレー
    トから選ばれた1種以上の樹脂又は化合物との混合物を
    含浸用基材に含浸して得られたプリプレグを用いてなる
    請求項1又は3記載の積層板。
  5. (5)請求項1〜4のいずれか記載の積層板からなる化
    粧板。
  6. (6)請求項1〜4のいずれか記載の積層板からなる電
    磁波シールド材。
JP27055288A 1988-10-25 1988-10-25 積層板 Pending JPH02116544A (ja)

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JP27055288A JPH02116544A (ja) 1988-10-25 1988-10-25 積層板

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