JPH02108875A

JPH02108875A - 電装部品の保護装置

Info

Publication number: JPH02108875A
Application number: JP26171088A
Authority: JP
Inventors: Atsuo Hikobe; 彦部　篤夫; Takeyuki Nakamura; 中村　剛往
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1988-10-18
Filing date: 1988-10-18
Publication date: 1990-04-20
Anticipated expiration: 2010-02-08
Also published as: JPH0711273B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（り産業上の利用分野この発明は電装部品の保護装置の改良に関する。

（ロ）従来の技術従来の電装部品の保護装置は例えば実公昭５７−２６３
９１号公報に示されているように構成されている。ここ
で、この公報を参考に従来例を説明する。第６図乃至第
８図において、５０は密閉型圧縮機の外被を形成する密
閉容器、５１はこの密閉容器の外面上部に突出し主に圧
縮機を支持することを目的として設けられたロンド、５
２はこのロンドに近接して密閉容器５０に一部分を埋設
するとともに、他の部分を密閉容器５０の外部に突出す
る密封ターミナルで、この密封ターミナルには複数の接
続端子５３が突出して設けられている。５４は密封ター
ミナル５２を収納するターミナル室５５を設けたターミ
ナルカバーで、このターミナルカバーはゴム等の電気絶
縁性を有し、かつ、弾力性を有する材料で形成されてい
る。５６はターミナルカバー５４に形成され上下方向に
貫通する孔で、この孔の上端部の内径はロッド５１の外
径よりも若干小さく形成されている。５７はターミナル
カバー５４に一体に形成されてオーバーロードリレー５
８を収納するプロテクタ室で、このプロテクタ室の下端
部にはオーバーロードリレー５８のフランジ部５９に接
続させてこのオーバーロードリレーを押え込んで密閉容
器５０の外面に密着させる段部６０が設けられている。

６１はオーバーロードリレー５８の端子に接続したリー
ド線６２を引出す引出口、６３は密封ターミナル５２の
接続端子５３に接続したリード線６４を引出す引出口で
、この引出口は２ケ所に設けられている。ターミナルカ
バー５４には引出口６３と密閉容器５０との接触面との
間にスリット６５が設けられている。

この構造の重装部品の保護装置ではターミナルカバー５
４の孔５６をロッド５１に嵌合わせるだけで、このター
ミナルカバーが固定され、しかも、オーバーロードリレ
ー５８をターミナルカバー５４の段部６０で密閉容器５
０に密着して取付けられるとともに、ターミナルカバー
５４内に水分等が浸入しないようにしたものである。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、ターミナルカバー５４は密封ターミナル
５２を収納するターミナル室５５及びオーバーロードリ
レー５８を収納するプロテクタ室５７を別個に設けてい
るため、密封ターミナル５２の接続端子５３とオーバー
ロードリレー５８の端子とを接続するリード線６６をタ
ーミナルカバー５４の外に引出して接続しなければなら
ず、配線作業が難かしくなる問題があった。しかも、引
出口６１．６３はリード線６２．６４を固定していない
ため、このリード線に外部の引張り応力が作用したとき
に、電装部品の接続部が外れる問題があった。

この発明は上記の問題を解決するもので、電装部品に接
続されるリード線を固定して引出すとともに、防水構造
を有するターミナルカバーを備えた電装部品の保護装置
を提供することを目的としたものである。

（ニ）課題を解決するための手段この発明は圧縮機の外壁に取付けたターミナルカバーに
電装部品に接続されるリード線を引出す取出部を設け、
この取出部をリード線が案内されるガイドと、このガイ
ドの先端に設けられたコ字状の引出口とで構成し、前記
ガイドの側壁を内側に向かって広くさせるとともに、上
壁を外側に向かって低くなるように傾斜させたものであ
る。

更に、この発明はガスケットを介して圧縮機の外壁に取
付けたターミナルカバーに電装部品に接続されるリード
線を引出す取出部を設け、この取付部にリード線をガス
ケットに押付ける複数の突出片をリード線の引出し方向
と略直交して設けられ、かつ、これらの突出片を外側が
密に、内側が粗に配置したものである。

（＊）作用この発明は上記のように構成したことにより、取出部の
リード線を案内するガイドの側壁を内側に向かって広く
するとともに、上壁を外側に向かって低くなるように傾
斜させて、リード線を電装部品の接続部から引出口にか
けて略直線になるようにし、このリード線が引出口で重
なり合って引出されるのを肪止するようにしている。

また、この発明は取出部に設けた複数の突出片を、外側
を密に、内側を粗に配置することにより、リード線を取
出部の外側で動きに＜＜シ、ターミナルカバーの外部か
らこのリード線に引張り応力が加えられても、電装部品
の接続部に引張り応力が作用しないようにしている。

くべ〉実施例以下この発明を第１図乃至第５図に示す実施例に基いて
説明する。

１は内部に電動圧縮機本体（ｒｙＪ示せず）を収納した
円筒状の密閉容器で、この容器の上壁には平坦面２が設
けられている。３は密閉容器１の平坦面２に取付けられ
た保護装置で、この保護装置は密閉容器１の平坦面２に
設置されたガスケット４と、このガスケットの上に載せ
られたターミナルカバー５と、このターミナルカバーを
ガスケット４に押付けながら密閉容器１に固定する締付
金具６とで構成されている。ターミナルカバー５内には
密閉容器１の平坦面２を貫通して取付けられた密封ター
ミナル７と、オーバーロードリレー８とが収納されてい
る。密封ターミナル７には複数の接続端子９が突出して
設けられている。また、オーバーロードリレー８には複
数の端子１０が設けられている。

１１はターミナルカバー５に設けられた取出部で、この
取出部は密封ターミナル７の接続端子９とオーバーロー
ドリレー８の端子１０とに夫々接続キれたリード線１２
を案内するガイド１３と、このガイドの先端に設けられ
たコ字状の引出口１４とで形成されている。ガイド１３
は側壁１５を内側に向かって広くするとともに、上壁１
６を外側に向かって低くなるように傾斜させて形成され
ている。また、引出口１４にはリード線１２の引出し方
向と略直交するとともに、ガスケット４に対向するよう
に上部に設けられた３本の突出片１７．１８．１９が設
けられている。これらの突出片は引出口１４の外側端と
内側端とに離れて設けられ、外側に２本の突出片１７．
１８を近接させて設け、かつ、内側に１本の突出片１９
を設けられている。

密封ターミナル７の接続端子９とオーバーロードリレー
８との端子１０とはターミナルカバー５内でリード線２
０によって接続されている。

ガスケット４には密封ターミナル７、オーバーロードリ
レー８及び締付金具６を貫通する孔２１．２２．２３が
設けられている。

締付金具６は密閉容器１の平坦面２に取付けたボルト２
４と、このボルトに螺合させるナツト２５とで構成きれ
ている。

このように構成きれた重装部品の保護装置において、保
護装置３の組立順序を説明すると、まずガスケット４を
密閉容器１の平坦面２に取付ける。その際、ガスケット
４は孔２１．２１を密封ターミナル７とボルト２４とに
嵌合わせることにより、位置決めされる。そして、オー
バーロードリレー８を設置し、このオーバーロードリレ
ーの端子１０及び密封ターミナル７の接続端子９に夫々
リード線１２を接続する。次に、リード線１２を束ねて
ターミナルカバー５の取出部１１の位置に合わせた状態
で、ターミナルカバー５を覆せ、ボルト２４にナツト２
５を螺合させて固定し、保護装置３は組立てられる。

取出部１１のガイド１３は側壁１５を内側に向かって広
くするとともに、上壁１６を外側に向かって低くなるよ
うに傾斜させて形成することにより、引出口１４に集め
られる各リード線工２が密封ターミナル７の接続端子９
やオーバーロードリレー８の端子１０の接続部から略直
線状に引出されるようにし、引出口１４で各リード線１
２が重なり合わないようにしている。また、引出口１４
はコ字状に形成してリード線１２を引出す部分を長くす
ることにより、ターミナルカバー５に振りかかる水分が
このターミナルカバー内に浸入しないようにしている。

リード線１２をガスケット４に押付けて固定する引出口
１４に設けた３本の突出片１７．１８゜１９は外側に２
本の突出片１７．１８を、内側に１本の突出片１９を配
置することにより、リード線１２を引出口１４の外側で
強固に固定でき、ターミナルカバー５の外部からリード
線１２に引張り応力が作用しても密封ターミナル７の接
続端子９やオーバーロードリレー８の端子１０の接続部
に引張り応力が作用しないようにしている。

この発明はターミナルカバー５の取出部１１のガイド１
３でリードｆｉ１２を略直線状に引出口１４に引出せる
ようにするとともに、この引出口の突出片１７，１８．
１９でリード線１２を固定することにより、このリード
線が引出口１４で重なって取付けられないようにし、水
分がターミナルカバー５内に各リード線１２の隙間から
浸入しないようにするとともに、ターミナルカバー５内
のリード線１２の接続部に外部の引張り応力が作用しな
いようにしたものである。

（ト）発明の効果この発明の電装部品の保護装置は圧縮機の外壁に取付け
たターミナルカバーに電装部品に接続されるリード線を
引出す取出部を設け、この取出部をリード線が案内され
るガイドと、このガイドの先端に設けられたフ字状の引
出口とで構成し、前記ガイドの側壁を内側に向かって広
くさせるとともに、上壁を外側に向かって低くなるよう
に傾斜させたのであるから、電装部品に接続させるリー
ド線の接続部から引出口に向かってガイドでリード線を
略直線状に引出せるようにすることによって、リード線
が引出口で重なるのを防止でき、ノード線の隙間から水
分がターミナルカバー内に浸入するのを防止できるもの
である。

また、この発明の電装部品の保護装置はガスケットを介
して圧縮機の外壁に取付けたターミナルカバーに電装部
品に接続されるリード線を引出す取出部を設け、この取
出部にリード線をガスケットに押付ける複数の突出片を
リード線の引出方向と略直交して設けられ、かつ、これ
らの突出片を外側が密に、内側が粗に配置したのである
から、リード線を取出部の外側で内側よりも動きにくく
することによって、リード線にターミナルカバーの外部
から引張り応力が作用しても、ターミナルカバー内の電
装部品に接続されるリード線の接続部に引張り応力が作
用するのを防止できるようにしたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す圧縮機に保護装置を
取付けた平面図、第２図は同じく圧縮機に保護装置を取
付けた状態を示す要部正面図、第３図は第１図のＡ−Ａ
線断面図、第４図は第２図のＢ−Ｂ線断面図、第５図は
この発明のリード線を固定した状態を示す要部拡大断面
図、第６図は従来例を示す圧縮機に保護装置を取付けた
斜視図、第７図は同じく圧縮機に保護装置を取付けた状
態を示す要部断面図、第８図は第７図のＣ−Ｃ線断面図
である。１・・・密閉容器、　　３・・・保護装置、　　５・・
・ターミナルカバー　　７・・・密封ターミナル、　８
・・・オーバーロードリレー　　１１・・・取出部、　
　　１２・・・リード線、１５・・・側壁、・・・突出片。１３・・・ガイド、　　１４・・・引出口、１６・・・
上壁、　　１７．１８．１９第１図

Claims

【特許請求の範囲】

１．電装部品を収納したターミナルカバーを、圧縮機の
外壁に取付けた保護装置において、前記ターミナルカバ
ーには電装部品に接続されるリード線を引出す取出部が
設けられ、この取出部はリード線を案内するガイドと、
このガイドの先端に設けられたコ字状の引出口とで構成
され、前記ガイドは側壁を内側に向かって広くするとと
もに、上壁を外側に向かって低くなるように傾斜させた
ことを特徴とする電装部品の保護装置。
２．電装部品を収納したターミナルカバーを、ガスケッ
トを介して圧縮機の外壁に取付けた保護装置において、
前記ターミナルカバーには電装部品に接続されるリード
線を引出す取出部が設けられ、この取出部にはガスケッ
トにリード線を押付ける複数の突出片がリード線の引出
し方向と略直交して設けられ、かつ、これらの突出片は
外側を密に、内側を粗に配置したことを特徴とする電装
部品の保護装置。