JPH02106635A - 熱交換器の凍結防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気調和機の熱交換器の凍結防止装置に関する
ものである。

従来の技術 従来この種の空気調和機の室外機においては、第２図に
示すように、脚１の上に底板フレーム２を有し、この底
板フレーム２の上に、冷房時は凝縮機として作用し、暖
房時は蒸発器として作用する熱交換器３を据付け、この
熱交換器３は、フィン４と、冷媒が通る管６とより構成
される。一方同じ底板フレーム２の上には圧縮機６、四
方弁７等を備え、各配管８，９．１０で接続して冷凍サ
イクルを構成している。前記配管９．１０は、暖房時前
記熱交換器３が蒸発器として作用し、下方部は着霜から
氷結へと移行するため、四方弁７を反転させて、配管９
，１ｏを通して、高圧、高温冷媒を熱交換器３の下方部
に流し、着霜を融解し、この融解された水は、熱交換器
３の下面に設けた排水穴１１より排水するようにしてい
た。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、暖房運転時において、着霜
が大きくなると、四方弁７を反転させて、配管９．１０
に高温、高圧の冷媒を通すが、このとき冷媒の温度が零
度以上であれば、凝縮した水滴は底板フレーム２の排水
穴１１により、外部に排水されるが、冷媒の温度が零度
と大きく下まわる場合、熱交換器３のフィン４の下方に
結露した水滴は氷結してしまい、熱交換器３の下方部は
、ある程度流れても、特に底板フレーム２から排水穴１
１に至るまでには流れず、条件によっては排水穴１１を
塞いでしまうという課題を有していた。

本発明は上記課題を解決するもので、熱交換器下方部と
底板フレームに溜まる水を氷結させないことを目的とし
たものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、底板フレームの上
に載置された熱交換器と、圧縮機とを備え、前記熱交換
器と圧縮機との間にヒートパイプを連結し、前記ヒート
パイプの圧縮機側は部分的にバンドによって圧縮機に密
着せしめ、他方側は前記熱交換８犀の最下端部に挿通し
た構成としたものである。

作　　　用 この構成により、圧縮機の缶体に密着したヒートパイプ
は、圧縮機の高温を受熱し、ヒートパイプ内の冷媒ガス
が、熱交換器の最下端部に移り、暖房時、蒸発器として
作用する前記熱交換器の下端部で熱授受され、下端部を
加熱し、着霜や、氷結を防止し、融解したドレンが、底
板フレームの排水穴に向ってスムーズに流れることとな
る。

実施例 以下本発明による一実施例を第１図にもとづき説明する
。分離形空気調和機の室外機の底板フレーム１４の上に
熱交換器１５が取付けられ、前記底板フレーム１４熱交
換器１６の下面に当る位置に、ドレン排水用の排水穴１
６を開口している。前記熱交換器１６は管１７とフィン
１８とによって構成されている。一方、底板フレーム１
４には圧縮機１９備え、この圧縮機１９に接続された四
方弁２０、配管２１，２２．２３によって、冷凍サイク
〃が構成されている（室内機は図示せず）。前記圧縮機
１９には、冷媒を封入した公知のヒートパイプ２４の一
端が、樹脂製等からなるバンド２５によって固定され、
圧縮機１９の缶壁に端部の全体が密着して固定している
。また他方側のヒートパイプ２４は、前記熱交換器１６
の最下端部２６に挿通して設けられ、この挿通は熱交換
器１５の上方部全体、すなわち、右端１６１１にわたっ
てＵ字形に挿通されるとともにフィン１８に密着してい
る。

上記構成において暖房時、圧縮機１９が運転を開始する
と、圧縮機１９は冷媒圧縮時の熱と、モータ捲線の熱と
により圧縮機１９の缶表面温度を高温にする。この高温
の熱が、缶壁よりヒートパイプ２４の密着部分に伝熱し
て、ヒートパイプ２４内の冷媒がガス状となって、熱交
換器１６の最下端部２６に挿通している部分に流れ、熱
交換器１６は蒸発器として作用しているからここで冷却
される。すなわち、熱交換器１６の最下端部２６で熱授
受されながら、熱交換器１５の最下端部の温度を零度以
上に保ち、ヒートパイプ２４内の冷媒は前記熱授受によ
って液状となり、圧縮機１９側に流れ、これを繰返しな
がら、熱交換器１６の最下端部の温度を高め、着霜や、
氷結を防止するのである。

発明の効果 前記実施例の説明によシ明らかなように、本発明は、圧
縮機と、熱交換器の最下端部との間にヒートパイプを密
着、かつ挿通して、圧縮機の高温。

高圧の熱を利用するようにしたから、熱交換器の下部の
温度は零度以上に保たれ、デフロスト等により、熱交換
器の表面に付着した霜が融解して下へ流れ落ち、底板フ
レームの底に融解したドレンが溜まった場合でも、氷結
することがない。そしてドレンは底板フレームの排水穴
を通って排水され、排水穴を氷で塞ぐこともなく、凝縮
水はスムーズに排水されるのである。したがって熱交換
能力も向上し、また従来共しいときに起生じた氷の肥大
による室外ファンの当りによる破壊事故もなくなるなど
の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の熱交換器の凍結防止装置の
室外機の部分斜視図、第２図は従来の空気調和機の部分
斜視図である。 １４・・・・・・底板フレーム、１５・・・・・・熱交
換器、１９・・・・・・圧縮機、２４・・・・・・ヒー
トパイプ、２６・・・・・・バンド、２６・・・・・・
最下端部。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名Ｌｉ 廿 一１９３＝ 法 〇− 叶

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　底板フレームの上に載置された熱交換器と圧縮機とを
   備え、前記熱交換器と圧縮機との間にヒートパイプを連
   結し、前記ヒートパイプの圧縮機側は部分的にバンドに
   よって圧縮機に密着させ、他方側は前記熱交換器の最下
   端部に挿通してなる熱交換器の凍結防止装置。