JP2005331141A - 冷却システム、空調機、冷凍空調装置、冷却方法 - Google Patents

冷却システム、空調機、冷凍空調装置、冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電気品を冷却する十分な能力を有し、かつ、冷凍サイクルを構成する機器配置に制約されない構成で、しかも、冷凍サイクルの冷却効率を保証し、さらに、電気品室を密閉構造にすることができる冷却システム、空調機、冷凍空調装置、冷却方法を提供する。
【解決手段】 冷却モジュール6を形成するヒートパイプ8の受熱側81が密閉構造の電気品室1(電気品が収容されている)に設置され、直接または受熱ブロックを介して電気品に結合され、ヒートパイプ8の放熱側87が冷却ファン4によって形成される風路内に配置される。また、ヒートパイプ8の放熱側87には放熱フィン7が設置されたり、配置された放熱フィン7に相当する範囲の熱交換器5の冷却ファンの間隔がその他の範囲より広くなったりしている。さらに、ヒートパイプ8の放熱側87が熱交換器5の冷媒細管または冷却フィンに直接結合している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷却システム、空調機、冷凍空調装置、および冷却方法に関する。
図24は、空気調和機(以下「空調機」と称す)に装備された冷凍サイクルを模式的に説明する構成図である。図24において、空調機900に装備された冷凍サイクル90は、冷媒を圧縮する圧縮機91と、冷媒と大気との間で熱交換をする熱源側熱交換器93と、冷媒を減圧する減圧手段94(キャピラリーチューブ、電子膨張機構等)と、冷媒と大気との間で熱交換をする利用側熱交換器95と、これらを接続して冷媒が循環する冷媒回路を形成する冷媒管96とによって形成されている。そして、該冷媒回路には冷媒の循環方向を切り換える循環方向変更手段92(四方弁等)が設置されている。
また、冷凍サイクル90に対峙して、熱源側熱交換器93を通過する風路を形成する熱源側ファン93f(以下「室外ファン」と称す)と、利用側熱交換器95を通過する風路を形成する利用側ファン95f(以下「室内ファン」と称す)とが配置されている。
そして、空調機900は、圧縮機91、循環方向変更手段92、熱源側熱交換器93(室外熱交換器に同じ)、減圧手段94、および室外ファン93fを収納する室外ユニット910と、利用側熱交換器95(室内熱交換器に同じ)および室内ファン95fを収納する室内ユニット920とを有している。そして、室外ユニッ910と室内ユニット920とは冷媒管96の一部によって連結され、該連結部の内、気液二相状態の冷媒が流れる範囲を冷媒液配管96cと、ガス状態の冷媒が流れる範囲を冷媒ガス配管96gと称す。
図24の(a)は、室内ユニット920によって室内を冷房する状況、すなわち、室外ユニット910において冷媒が凝縮され、室内ユニット920において冷媒が蒸発する状況を示している。
まず、圧縮機91において圧縮されて高温高圧になったガス状の冷媒は、循環方向変更手段92において熱源側熱交換器93に向かう(図中、位置Aから位置Bに向かう)流れ方向に切り換えられ、熱源側熱交換器93に流入する。熱源側熱交換器93は室外ファン93fの形成する風路内にあって、大気との間で熱交換しているため、ガス状の冷媒は冷却されて凝縮(液化に同じ)する。
そして、凝縮した低温高圧冷媒(位置Cから位置Dの間)は減圧手段94に流入し、そこで、減圧された低温低圧冷媒は冷媒液配管96c(位置Eから位置Fの間)を経由して利用側熱交換器95に流入する。利用側熱交換器95は室内ファン95fの形成する風路内にあって、室内空気との間で熱交換しているため、低温低圧冷媒は加熱されて蒸発するから、このときの蒸発熱によって室内空気は冷却されることになる。
さらに、蒸発ガス化した冷媒は循環方向変更手段92において熱源側熱交換器91に向かう(位置Gから位置Hに向かう)流れ方向に切り換えられ、熱源側熱交換器91に再度流入、すなわち、循環する。
図24の(b)は、室内ユニット920によって室内を暖房する状況、すなわち、室外ユニット910において冷媒は蒸発し、室内ユニット920において冷媒が凝縮して室内空気を加熱する状況を示している。
まず、圧縮機91において圧縮されて高温高圧になったガス状の冷媒は、循環方向変更手段92において利用側熱交換器95に向かう(図中、位置Aから位置Gに向かう)流れ方向に切り換えられ、冷媒ガス配管96gを経由して利用側熱交換器95に流入する。利用側熱交換器95は室内ファン95fの形成する風路内にあって、室内空気と熱交換しているため、ガス状の冷媒は冷却されて凝縮(液化に同じ)するから、このときの凝縮熱によって室内空気が加熱される。
そして、液状になった低温高圧冷媒は冷媒液配管96c(位置Fから位置Eの間)を経由して減圧手段94に流入し、そこで、減圧されて気液二相状態の低温低圧冷媒(位置Dから位置Cの間)となり、さらに、熱源側熱交換器93に流入する。熱源側熱交換器93は室外ファン93fの形成する風路内にあって、大気との間で熱交換しているから、低温低圧冷媒は加熱されて蒸発することになる。そして、蒸発ガス化した冷媒は循環方向変更手段92において熱源側熱交換器91に向かう(位置Bから位置Hに向かう)流れ方向に切り換えられ、熱源側熱交換器91に再度流入、すなわち、循環する。
図25は従来の空調機を模式的に示す、(a)は室外ユニットの正面図、(b)は電気品室の拡大正面図である。
図25の(a)において、空調機900の室外ユニット910には、圧縮器91の上方に電気品室97と、圧縮器91の側方に室外ファン93fと、室外ファン93fに対峙して熱源側熱交換器93(室外熱交換器に同じ)が配置されている。そして、電気品室97の側壁(外面)で室外ファン93fに近い位置に配にヒートシンク99が設置されている。
図25の(b)において、電気品室97の内部には電気品98が収納されている。電気品98とは、発熱性の半導体素子98h(電力変換素子等)およびその他の電気素子98s(電気部品や電子部品類を含む)の総称であって、それぞれ、基板98kに形成された回路の所定位置に設置され、基板98kが電気品室97内に収納されている。
したがって、発熱性半導体素子98hは、電気品室97の側壁を介してヒートシンク99に熱的に結合しているから、発熱性半導体素子98hにおいて発生した熱は直接または電気品室97の側壁を介してヒートシンク99に伝達され、大気中に放散されることになる。なお、ヒートシンク99は、熱伝導性の良好な板材(金属板等)を所定間隔で並設したものである(いわゆるラジエータに同じ)。
また、その他の電気素子98sにおいて発生した熱(発熱量は僅かである)を放散するため、電気品室97に開口部97a、97b、97cを設け、積極的に空気流れ(図中、矢印で模式的に示す)を形成している。
なお、発熱性半導体素子98hやその他の電気素子98sの数や配置の形態、並びにヒートシンク99の形態や開口部97a、97b、97cの数量等は図示するものに限定しない。
ところで、近年、空調機の大型化に伴い前記発熱性の半導体素子から発生する熱量が増大し、該増大に対応するためヒートシンクの放熱面積の増大や放熱効率の向上、すなわち、前記金属板の面積や枚数の増大あるいは並設間隔の拡大が要請されている。しかしながら、かかる要請は空調機の室外ユニットの小型化に逆行したり、また、室外ユニットを大型にしないようにしようとすると、ヒートシンクの設置エリアの限界から放熱量に限界が生じたりしていた。このため、発熱性半導体素子の駆動限界から空調機の性能を低下させる運転を強いられることになっていた。
そこで、ヒートシンクに代えてヒータパイプを用い、発熱性半導体素子から発生する熱を冷凍サイクルの低圧部に熱輸送して熱放散を促進し、放熱効率を向上させる発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−234767号公報(4頁、図1)
前記特許文献1に開示された発明は、発熱性半導体素子の発熱部に取付金具を設置して、該取付金具と冷凍サイクルの低圧部との間をヒートパイプによって熱的に結合したものである。このため、発熱性半導体素子の発熱部の放熱に有効であって、高い能力で冷凍サイクルを運転する場合でも、該発熱部の十分な放熱が得られるものである。
しかしながら、発熱性半導体素子と冷凍サイクルの低圧部とをヒートパイプを用いて熱的に結合するため以下の問題がある。
(あ)ヒートパイプの蒸発側(受熱側に同じ)を発熱性半導体素子に、凝縮側(放熱側に同じ)をアキュムレータ又はその近傍の冷媒管(低圧の冷媒が通過する範囲)に設置するため、凝縮側の配置位置が限定され、かつ、凝縮側を蒸発側よりも鉛直方向で高い位置に配置する必要から機器配置の自由度が低下する。
(い)発熱性半導体素子以外の電気素子からの発熱は僅かではあるが、その放熱は電気品室内を流れる空気流れに依存しているため、かかる空気流れを形成するため電気品室を密閉構造にすることができない。
(う)このため、前記空気流れを形成するために設けた開口部から、塩分、水分、粉塵、あるいは昆虫や小動物等が電気品室内に侵入することがあり、保全性が低下する。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、電気品を冷却する十分な能力を有する信頼性の高い冷却システム、空調機、冷凍空調装置、および冷却方法を提供することを目的とする。
本発明に係る冷却システムは、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒と大気との間で熱交換をする熱源側熱交換器と、冷媒を減圧する減圧手段と、冷媒と大気との間で熱交換をする利用側熱交換器と、これらの機器を接続して冷媒が循環する冷媒回路を形成する冷媒管と、前記熱源側熱交換器を通過する風路を形成する熱源側ファンと、前記利用側熱交換器を通過する風路を形成する利用側ファンと、これらの機器の1または2以上を制御するための電気品と、該電気品の一部または全部を収納する電気品室と、該電気品室に収納された電気品の発熱を放散するための冷却モジュールとを有し、
前記冷却モジュールがヒートパイプによって形成され、該ヒートパイプの蒸発側が、前記電気品室に収納された電気品の略全部の電気品に直接または受熱ブロックを介して設置され、前記電気品室から離隔して配置されることを特徴とする。
したがって、本発明に係る冷却システムは、電気品を冷却する十分な放熱能力を有し、かつ、機器配置に制約されない構成であって、高い冷却性能と信頼性とを有する。
以下、本発明に係る冷却システム、空調機、冷凍空調装置、および冷却方法を説明する。なお、以下の各図において、同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
[実施の形態1]
(冷却システム)
図1〜12は本発明に係る冷却システムの実施の形態1を説明するための模式図であって、図1は斜視図、図2は電気品室の断面図、図3および4は冷却モジュールの斜視図、図5〜12はバリエーションを示す斜視図である。
図1〜12において、冷却システム101〜109は、冷凍サイクルを構成する各機器と、冷凍サイクルを制御する電気系と、電気系からの発熱を放散する放熱手段とを有している。以下、まず、冷却システム101〜109に共通する内容を、冷却システム101(図1〜5)について説明し、その後、バリエーションである冷却システム102〜109について、その特徴を説明する。
(冷凍サイクル)
冷却システム101における冷凍サイクルは背景技術における冷凍サイクル90(図24参照)に同じであって、冷媒を圧縮する圧縮機3と、冷媒と大気との間で熱交換をする熱源側熱交換器5(以下「熱交換器」と称す)と、冷媒を減圧する減圧手段(キャピラリーチューブ、電子膨張機構等、図示しない)と、冷媒と大気との間で熱交換をする利用側熱交換器(図示しない)と、これらを接続して冷媒が循環する冷媒回路を形成する冷媒管(図示しない)とによって形成され、該冷媒回路には冷媒の循環方向を切り換える循環方向変更手段(四方弁等、図示しない)が設置されている。
また、該冷凍サイクルに対峙して、熱交換器5を通過する風路を形成する熱源側ファン4(以下「冷却ファン」と称す)と、利用側熱交換器を通過する風路を形成する利用側ファン(図示しない)とが配置されている。
(冷却ファン)
冷却ファン4は、熱交換器5と大気との熱交換を促進するために、風の流れ(以下「冷却風」または「風路」と称す)を形成するものである。図中、風の流れを矢印で模式的に示す。なお、熱交換器5は冷却ファン4に対して風路の上流側に配置されるものに限定するものではなく、下流側に配置されてもよい。
(電気系)
電気系は、前記冷凍サイクルを制御するための電気品2と、電気品2を収納する電気品室1とを有する。電気品2とは、発熱性半導体素子(電力変換素子等)21と、その他の電気素子22であって、通常、回路が形成された基板23上に配置されている。なお、発熱性半導体素子21やその他の電気素子22の数や配置の形態は図示するものに限定しない。
(冷却モジュール)
放熱手段6(以下「ヒートパイプ冷却モジュール」または単に「冷却モジュール」と称す)は、ヒートパイプ8と、放熱フィン7と、受熱ブロック82とを有している。
すなわち、ヒートパイプ8の蒸発側81(以下「受熱側」と称す)には受熱ブロック82が設置され、受熱ブロック82が発熱性半導体素子21およびその他の電気素子22に当接し、一方、ヒートパイプ8の凝縮側87(以下「放熱側」と称す)には放熱フィン7が設置され、放熱フィン7は冷却ファン4の形成する風路内に配置されている。
したがって、発熱性半導体素子21およびその他の電気素子22において発生した熱は、受熱ブロック82を経由してヒートパイプ8の受熱側81に熱伝導され、ヒートパイプ8によって放熱側87に熱輸送され、ヒートパイプ8の放熱側87からは放熱フィン7に熱伝導され、そして、放熱フィン7から前記風路内に効果的に放散される。
図4の(a)において、冷却モジュール6aでは、ヒートパイプ8aの受熱側81aが、略X方向に配置され、放熱側87aが略Y方向に配置されている。このため、受熱ブロック82aはXY面に略平行で、放熱フィン7aはYZ面に略平行になっている。なお、ヒートパイプ8aの受熱側81aは放熱側87aに対して、Z方向(鉛直方向に同じ)で下方に配置される。
図4の(b)において、冷却モジュール6bでは、ヒートパイプ8bの受熱側81bが、略Y方向に配置され、放熱側87bが略Z方向に配置されている。このため、受熱ブロック82bはXY面に略平行で、放熱フィン7bもXY面に略平行になっている。なお、ヒートパイプ8bの受熱側81bは放熱側87bに対して、Z方向(鉛直方向に同じ)で下方に配置される。
図4の(c)において、冷却モジュール6cでは、ヒートパイプ8cが直線上であって略Z方向に配置され、受熱ブロック82cはXZ面に略平行で、放熱フィン7bはXY面に略平行になっている。なお、ヒートパイプ8cの受熱側81cは放熱側87cに対して、Z方向(鉛直方向に同じ)で下方に配置される。
図4の(d)において、冷却モジュール6dは冷却モジュール6a(図4の(a))に略同一形状であるが、冷却モジュール6dは受熱ブロック82dを電気品(図示しない)に摺動させながら当接するのに対して、前記冷却モジュール6aは受熱ブロック82aを電気品(図示しない)に押し当てる点で相違する。
なお、以上は実施例の一部であって、ヒートパイプ8の本数や形態、受熱ブロック82や放熱フィンの形態や、これらの位置関係は適宜変更されるものある。
(ヒートパイプ)
ヒートパイプ8は、内部に作動液(水、代替フロン等)が封入された管体であって、熱伝導性の良好な金属(たとえば、銅、アルミニウム)等で形成されている。
すなわち、ヒートパイプ8の受熱側81は放熱側87より鉛直方向で低い位置または略同じ位置に配置されるから、作動液は、ヒートパイプ8の受熱側81に熱伝達された熱によって蒸発し、蒸気流れとなって放熱側87に移動し、放熱側87の管壁に接触して冷却、凝縮され、そして、凝縮した作動液は重力によって受熱側81に戻ることになる。
つまり、受熱側81では蒸発潜熱を吸収して電気品2を冷却し、一方、放熱側では凝縮潜熱を放出し、該凝縮潜熱が放熱フィン7から前記風路内に放散されるから、効率の良い熱輸送が達成されている。
ヒートパイプ8は1本または複数本であって、それぞれが略直線状で互いに略平行に配置されたり、あるいは発熱性半導体素子21またはその他の電気素子22の配置に対応してそれぞれ屈曲して配置されたりしている。
また、ヒートパイプ8の形状は断面円形や断面楕円形の管体に限定するものではなく、いずれの形状(たとえば、扁平な空洞等)であってもよい。また、大きさ(内径や長さ)はいずれであってもよい。さらに、ヒートパイプ8の内面は平滑なものに限定されず、微細な凹溝または凸条を設けてもよい。このとき、凝縮した作動液は毛細管現象によって移動が促進されることになる。
(受熱ブロック)
受熱ブロック82はヒートパイプ8に密着し、熱伝導性の良好な材料(たとえば、銅、アルミニウム等の金属)で略平面状に形成されている。そして、平面を形成するように配置された発熱性半導体素子21およびその他の電気素子22の面(図2において、下面)に当接しているから、広い面積で熱伝達され、これらが発生する熱を効果的にヒートパイプ8に熱伝導・熱伝達・熱輸送している。なお、受熱ブロック82を撤去して、発熱性半導体素子21およびその他の電気素子22にヒートパイプ8の受熱側81を直接当接してもよい。
さらに、発熱性半導体素子21の面およびその他の電気素子22の面が不揃いであって、凹凸面が形成される場合には、該凹凸面に対応して受熱ブロック82に凹凸面を形成ししたり、熱伝導グリースの塗布または熱伝導シートの貼付等の伝熱対策をしたりしてもよい。
(放熱フィン)
放熱フィン7は、熱伝導性の良好な板材(たとえば、銅、アルミニウム等の金属板)を所定間隔で並設したものであって、ヒートパイプ8の放熱側87からの熱放散を促進するものである(いわゆるラジエータに同じ)。なお、各板材の形状、大きさ、厚さおよび配置の間隔等は、設計的事項であって、放熱フィン7が配置される位置における風路の状況に対応して選定されるものである。
なお、放熱フィン7は冷凍サイクルを構成する熱交換器5と離隔、すなわち、空気絶縁されているから、放熱フィン7からの放熱が冷凍サイクルに影響することはない。
(電気品室)
電気品室1は、ヒートパイプ8が貫通する貫通孔11を有するだけで、それ以外に開口部を具備しない筐体である。すなわち、電気品室1は電気品2を収納した状態で密閉構造になっているため、外部から、塩分、水分、粉塵、あるいは昆虫や小動物等が侵入することがなく、電気品2の劣化や損傷が防止されるから、保全性が維持される。
また、ヒートパイプ8の外周と電気品室1の貫通孔11の内周との間に、断熱性のシール材を配置して、気密性ないし水密性の向上と、電気品室1の側壁への熱伝導の防止とを図ってもよい。
なお、前記密閉とは厳密な意味の密閉あるいは密封に限定するものではなく、電気品室に外部に通じる隙間があってもよい。このとき、冷却モジュールによって十分に放熱されるため、電気品を冷却する風流れ(電気品室を通過する)を積極的に形成する必要がなく、かかる風流れが形成されないから、前記効果が奏されることになる。
以上より、冷却システム101は、電気品2の発熱をヒートパイプによって冷却効率の高い位置(風路内の所望の位置)に熱輸送して、該位置において放散するから以下の効果を奏する。
(1)冷却モジュールの放熱フィンを設置する位置選定の自由度が増す。
(2)放熱フィンおよびヒートパイプを小型にすることができる。
(3)冷凍サイクルの冷却のための風路設計の自由度が増す。
(4)電気品を収納する電気品室の構造形態の自由度が増す。
(5)電気品室を小型にすることができる。
(6)電気品室を密閉構造にすることができる。
(7)また、冷却モジュールと冷凍サイクルが熱的に絶縁されているから、発熱性半導体素子の発熱を放散しても、冷凍サイクルに影響が生じない。
よって、冷却システム101は、電気品を冷却する十分な能力を有するため、大出力であっても冷却効率が保証され、かつ、冷凍サイクルを構成する機器配置に制約されない構成で設計の自由度が高いから、小型化の推進並びに保全性の向上が可能になる。
なお、後記冷却システム102〜109もかかる作用効果を有している。
(冷却システム−その2)
図5において、冷却システム102は、電気品室1が圧縮器3の下方に配置され、冷却モジュール6b(図4の(b)参照)が設置されたものである。このとき、冷却モジュール6bを構成する放熱フィン7bは圧縮器3の側方に位置し、冷却ファン4が形成する風路内に位置している。たとえば、冷却ファン4の回転範囲を熱交換5に投影した際の投影範囲内、放熱フィン7bの投影範囲が重なって位置している。
よって、前記冷却システム101と同様の作用効果を奏する。特に、冷却モジュール6bの受熱ブロック(図示しない)が電気品室1の天井面または床面の近くにあって、冷却システム102における鉛直方向の低い位置にあるから、該受熱ブロックよりも高い位置に配置される放熱フィン7bは、その配置する位置選定の自由度がさらに拡大する。さらに、冷却モジュール6bに替えて、冷却モジュール6a、6c、6dを設置してもよい。
(冷却システム−その3)
図6において、冷却システム103は、電気品室1が圧縮器3と冷却ファン4との間に配置され、冷却モジュール6c(図4の(c)参照)を設置したものである。このとき、冷却モジュール6cを構成する放熱フィン7cは圧縮器3の斜め上方に位置し、冷却ファン4が形成する風路内に位置している。また、電気品室1は冷却ファン4と圧縮器3との隔壁の一部となって風の流れを案内するため、電気品室1の側壁が該風の流れに曝されて直接冷却されている。
(冷却システム−その4)
図7において、冷却システム104は、電気品室1が圧縮器3に対して風路の下流側に配置され、冷却モジュール6c(図4の(c)参照)を設置したものである。このとき、冷却モジュール6cを構成する放熱フィン7cは圧縮器3の斜め上方に位置し、冷却ファン4が形成する風路内に位置している。また、冷却ファン4と圧縮器3との間には風路の障害となるものがないため、広い範囲に風路が形成されるから、熱交換器5の有効熱交換面積が拡大することになる。
(冷却システム−その5)
図8において、冷却システム105は、冷却システム101(図1参照)における、熱交換器5の熱交換フィン52の間隔を一部変更したものである。
すなわち、熱交換器5は冷媒管から分岐した複数本の冷媒細管51と、冷媒細管51に設置された複数枚の熱交換フィン52から構成されて、熱交換フィン52は冷却ファン4が形成する風路において、所定の放熱効率を奏するように所定間隔53(以下「フィンピッチ」を設けて略平行に配置されている。そして、熱交換フィン52の間を通過することによって熱交換された空気は、冷却モジュール6の放熱フィン7の間に流れ込むことになる。
そこで、上流側に熱交換フィン52が配置されていることによる下流側の放熱フィン7への冷却風の流れ難さを解消するため、熱交換フィン52のフィンピッチ53を一部不均一にしている。具体的には、冷却モジュール6の放熱フィン7に流れ込む風路に相当する範囲の熱交換フィン52について(放熱フィン7に流れ込む風路について流線を描いた場合、該流線が熱交換フィン52を通過する範囲に同じ)、その間隔54をフィンピッチ53よりも広くしている(以下「フィン粗ピッチ」と称す)。
よって、冷却システム105において、熱交換フィン52を流れる風の風速を均一または不均一にすることが可能になるから、均一にすることによって、冷却モジュール6の放熱フィン7の設置場所の自由度が上がり、また、不均一にする(フィン粗ピッチを設けるに同じ)ことによって、多くの風量を放熱フィン7に流すことができる。
なお、冷却システム102〜104(図5〜7参照)においても、同様に熱交換器におけるフィンピッチを不均一にする(フィン粗ピッチを設けるに同じ)ことができる。
(冷却システム−その6)
図9において、冷却システム106は、冷却システム101(図1参照)における冷却モジュール6から放熱フィン7を撤去して、ヒートパイプ8を熱交換器5の熱交換フィン52に接合したものである(以下、放熱フィン7を撤去した冷却モジュール6を「冷却モジュール9」と称す)。
したがって、冷却モジュール9は簡素な構成になると共に、放熱フィン7が風路内に配置されないため、冷却ファン4によって形成される風路が影響を受けることがない。また、熱交換フィン52自体が風路において風冷されているから、ヒートパイプ8から冷媒細管51(冷凍サイクルに同じ)への熱伝達は無視できる程度に小さい。
なお、図中、熱交換フィン52に貫通孔を設け、該貫通孔にヒートパイプ8を直接嵌挿しているが、該貫通孔の内周とヒートパイプ8の外周との間に伝熱リングを配置して両者を熱的に接合してもよい。
(冷却システム−その7)
図10は本発明に係る冷却システムの実施の形態1のバリエーションを模式的に示すものであって、(a)は斜視図、(b)および(c)は一部を示す拡大図である。図10において、冷却システム107は、冷却モジュール9(放熱フィン7を撤去した冷却モジュール6に同じ)を構成するヒートパイプ8を、熱交換器5の冷媒細管51に熱的に結合したものである。
図10の(a)において、ヒートパイプ8を、図示しない冷媒管から分岐した冷媒細管51に直接当接している。
また、図10の(b)および(c)において、ヒートパイプ8を、冷媒細管51に放熱ブロック83aまたは放熱ブロック83bを介して熱的に接合している。放熱ブロック83aは熱伝導性の良好な材料(銅、アルミニウム等の金属等)で形成され、貫通孔84a、85a設けられている。そして、貫通孔84aにヒートパイプ8の放熱側87が嵌挿され、一方、貫通孔85aには冷媒細管51が嵌挿されている(図10の(b)参照)。
また、放熱ブロック83bは熱伝導性の良好な材料(銅、アルミニウム等の金属等)で形成され、溝84b、85bが設けられている。そして、溝84bにヒートパイプ8の放熱側が載置され熱的に接合され、一方、溝85bには冷媒細管51が載置され熱的に接合されている(図10の(c)参照)。なお、一対の放熱ブロック83bを貼り合わせて放熱ブロック83aを形成してもよい。
したがって、冷却モジュール9は簡素な構成になると共に、放熱フィン7が風路内に配置されないため、冷却ファン4によって形成される風路が影響を受けることがない。また、ヒートパイプ8と冷媒細管51(高圧冷媒が流れている)とが熱的に結合しているものの、熱交換フィン52自体が風路において風冷されるから、冷凍サイクルへの熱流入は無視できる程度に小さい。
(冷却システム−その8、サーモサイフォン)
図11は本発明に係る冷却システムの実施の形態1のバリエーションを模式的に示すものであって、(a)は斜視図、(b)はサーモサイフォン型ヒートパイプ(以下「サーモサイフォン」と称す)を模式的に示す一部断面の斜視図である。
図11の(b)において、サーモサイフォン10は、熱伝導性の良好な材料からなる板材11aと板材11bとを貼り合わせたものであって、板材11a、11bにそれぞれ形成された列状の溝12a、12b(凹部に同じ)、回路状の溝13a、13b(凹部に同じ)、これらに交差する溝14a、14b(凹部に同じ)によって、それぞれ空洞12、13、14が形成されている。そして、空洞12、13、14には作動液(水、代替フロン等)が封入されている。
また、一部に平面状の受熱部15が形成されているから、受熱部15を発熱体に当接すれば。受熱部15に近い範囲で作動液は蒸発し、一方、受熱部15から離れた範囲を冷却すれば蒸発した作動液は凝縮することになる。すなわち、複数のヒートパイプ8(図3参照)を平面状に並べて、該平面内に、ヒートパイプ8同士を連結する放熱フィンを設けたものと熱力学的に同様に作用する。
なお、板材11aおよび板材11bは平面に限定するものではなく、断面円弧状や断面L字状ないし断面コ字状にしてもよい。
また、空洞12、13、14や受熱部15の形状や数量は例示であって、これに限定するものでなく、これらは適宜、添削ないし増減したり、分岐ないし統合したりすることができる。さらに、受熱部15は、これに当接する放熱体の形状に合わせて凹凸に形成したものでもよく、放熱のために放熱面(平面または凹凸面)を設けてもよい。
さらに、一方の板材11aにのみ溝12a、13a、14aを形成して、他方の板材11bを平坦にしてもよい。このとき、受熱する面(発熱体との当接部に同じ)や放熱する面(放熱体(風路等)との当接部に同じ)の位置選定の自由度が増す。
なお、空洞12、13、14は、平坦な板材11aと板材11bとを貼り合わせた後で形成しても、あるいは、あらかじめ溝12a等、12b等が加工されている板材11aと板材11bとを貼り合わせて形成してもよい。
図11の(a)において、冷却システム108は、圧縮器3(図示しない)を包囲する隔壁32の内、冷却ファン4に対峙する面の下方を電気品室1の側壁で、該面の上方をサーモサイフォン10で形成している。そして、電気品室1に収納された電気品2にサーモサイフォン10の受熱部15を直接または受熱ブロックを介して当接している(図示しない、図2参照)。また、電気品室2は実施の形態1と同様に密閉構造になっている。
したがって、サーモサイフォン10は冷却ファン4が形成する風路に接するため、これによって冷却されることになる。このとき、風路内には障害となるものがないため、風路が影響を受けることがなく、熱交換器5の放熱効率が保証される。
(冷却システム−その9、サーモサイフォン)
図12は本発明に係る冷却システムの実施の形態1のバリエーションを模式的に示す斜視図である。図12において、冷却システム109は、電気品室2の一方の面をサーモサイフォン10によって形成し、これを密閉構造にしたものである。そして、電気品室1に収納された電気品2をサーモサイフォン10の受熱部15に当接している(図示しない)。
なお、該当接の要領は限定するものではなく、たとえば、発熱性半導体素子21やその他の電気素子22の面が平面になるように基板23に設置し(図2参照)、基板23を受熱部15に対して僅かに斜めに摺動して、緊密に当接させてもよい(いわゆるスロット式に同じ)。
そして、サーモサイフォン10が冷却ファン4に対峙するように、電気品室2が冷却ファン4と圧縮器3との間に配置されている。したがって、サーモサイフォン10は冷却ファン4が形成する風路に接するから、これによって冷却されることになる。
さらに、サーモサイフォン10を断面L字状に形成して、一方の面でもって電気品室1の一面を形成し、他方の面を熱交換器5に対峙させれば、サーモサイフォン10の冷却が促進されることになる。なお、サーモサイフォン10と電気品室1のサーモサイフォン10以外の側壁との間に断熱性のシール材を配置してもよい。
図13〜20は本発明に係る空調機の実施の形態1を模式的に示す斜視図である。
図13〜15に示す空調機201〜205は冷却モジュール6を具備するもの、図16〜18に示す空調機301〜304は冷却モジュール9(放熱フィン7を具備しない冷却モジュール6に同じ)を具備するもの、図19に示す空調器401は室内ユニットに冷却モジュール9を具備するもの、図20に示す空調器501は室外ユニットの底板にヒートパイプが設置されたものである。なお、図13〜18、20は空調機の室外ユニットの一部を示すものであって、別途、図示しない室内ユニットを有している(実施の形態1の説明に準じる)。
(空調機−その1)
図13の(a)において、空調機201の室外ユニットは、底板31と、底板31に設置された平面視L字状の熱交換器5と、熱交換器5に対峙した冷却ファン4と、底板31に設置された圧縮器3と、冷却ファン4と圧縮器3との間に設置された隔壁32と、隔壁32の上端に設置された電気品室1(図示しない電気品を収納している)とを有している。
そして、電気品室1に収納された図示しない電気品(発熱性半導体素子およびその他の電気素子)には冷却モジュール6の受熱ブロック82が当接し、一方、冷却モジュール6の放熱フィン7は冷却ファン4の形成する風路内で、冷却ファン4の下流側に配置されている。すなわち、冷却モジュール6と冷凍サイクルとが熱的に絶縁(空気絶縁)されている。
すなわち、空調機201は前述の冷却システム101を装備しているため、図示しない電気品を冷却する十分な放熱能力を有し、適宜放熱フィン7の位置を選定できるから、室外ユニットは小型であって、高い冷却能力を発揮する。また、電気品室を密閉構造にすることができるから、保全性が保証される。
(空調機−その2)
図13の(b)において、空調機202の室外ユニットは、冷却モジュール6の放熱フィン7を冷却ファン4の形成する風路の上流側、すなわち、熱交換器5と冷却ファン4との間に配置したものであって、その他は空調機201(図13の(a)参照)に同じであるから、空調機201と同様の作用効果を奏する。
(空調機−その3)
図14の(a)において、空調機203の室外ユニットは、冷却モジュール6の放熱フィン7を熱交換器5に載置したものであって、空調機201と同様の作用効果を奏する。
すなわち、冷却ファン4によって熱交換器5の周囲にも風路が形成されるから、該風路内において放熱フィン7は冷却されることになる。このとき、熱交換器5の熱交換フィンと放熱フィン7との間に放熱フィン7が位置していないため、この間の風路に影響がでることはない。
なお、圧縮器3や熱交換器5等は図示しない筐体に収納され、該筐体の開口部を連結するように冷却ファン4によって風路が形成されるから、放熱フィン7の位置に対応して筐体に開口部を設けておけば、放熱フィン7の冷却が促進されることになる。
(空調機−その4)
図14の(b)において、空調機204の室外ユニットは、冷却モジュール6の放熱フィン7を熱交換器5の側方に配置したものである。すなわち、冷却ファン4によって熱交換器5の周囲にも風路が形成されるから、該風路内において放熱フィン7は冷却されることになる。このとき、熱交換器5の熱交換フィンと放熱フィン7との間に放熱フィン7が位置していないため、この間の風路に影響がでることはない。
また、当該室外ユニットの筐体に、放熱フィン7の位置に対応して開口部を設けておけば、放熱フィン7の冷却が促進されることになる。
(空調機−その5)
図15において、空調機205の室外ユニットは、冷却モジュール6の放熱フィン7を熱交換器5の側方に配置し、放熱フィン7に向けて換気ファン41から室内空気を吹き付けるものである。すなわち、図示しない室内ユニット(利用側熱交換器(室内熱交換器)等を装備している)から、室内空気を吸引して室外に排出する換気ファン41が設置され、換気ファン41の吹出側に放熱フィン7が配置されている。
このとき、冷却モジュール6の放熱フィン7は、室内を冷房する際には冷却された室内空気によって冷却されるため、十分な放熱効果が得られる。また、放熱フィン7とは別個に換気ファン41によって冷却されるから、放熱フィン7が形成する風の流れは全て、熱交換器5における熱交換に供されることになる。
(空調機−その6)
図16において、空調機301の室外ユニットは、底板31と、底板31に設置された断面略L字状の熱交換器5と、図示しない冷却ファンと、底板31に設置された圧縮器3と、前記冷却ファンと圧縮器3との間に設置された隔壁32と、隔壁32の上端に設置された電気品室1(発熱性半導体素子およびその他の電気素子(図示しない)を収納している)とを有している。
そして、電気品室1に収納された発熱性半導体素子およびその他の電気素子(図示しない)には冷却モジュール9(放熱フィンを具備しない冷却モジュール6に同じ)の受熱ブロック82が当接し、一方、冷却モジュール9のヒートパイプ8の放熱側87は、電気品室1の上方で、電気品室1の上壁から離隔した位置に配置されている。したがって、冷却ファン4に吸引されて電気品室1の上方に形成される風路内に、ヒートパイプ8の放熱側87が配置されているから、該風路において冷却されることになる。
また、空調機301の電気品室1は前記空調機201等の電気品室1と同様に密閉構造である。よって、空調機301は空調機201等と同様の作用効果を奏する。
なお、ヒートパイプ8の放熱側87を圧縮器3とは反対の方向で、熱交換器5の上端に沿って、あるいは熱交換器5と送風ファンとの間、若しくは送風ファンの下流側に配置してもよい。さらに、ヒートパイプ8の放熱側87を熱交換器5の冷媒細管または熱交換ファンに熱的に結合してもよい。
(空調機−その7)
図17の(a)において、空調機302の室外ユニットは、底板31と、底板31に直接設置された電気品室1と、電気品室1(発熱性半導体素子およびその他の電気素子(図示しない)を収納している)の上面に設置された圧縮器3と、底板31に設置された断面略L字状の熱交換器5と、図示しない冷却ファンと、該冷却ファンと熱交換器5との間で電気品室1の上面に設置された隔壁32とを有している。
そして、電気品室1に収納された発熱性半導体素子およびその他の電気素子(図示しない)には冷却モジュール9の受熱ブロック82が当接し、一方、冷却モジュール9のヒートパイプ8の放熱側87は、圧縮器3とは反対の方向で、熱交換器5の下流側に配置されている。このため、ヒートパイプ8の放熱側87の配置(いわゆる「引き回し」に同じ)の自由度がさらに増す。よって、空調機302は空調機201等と同様の作用効果を奏する。なお、ヒートパイプ8の放熱側87を熱交換器5の冷媒細管または熱交換ファンに熱的に結合してもよい。
(空調機−その8)
図17の(b)において、空調機303の室外ユニットは、前記空調機302における冷却モジュール9のヒートパイプ8の放熱側87を、隔壁32に略平行に配置したものである。すなわち、冷却ファンによって形成される風路は隔壁32によって案内され、隔壁32に沿った風流れ形成するから、放熱側87は、かかる風流れの中において、効果的に冷却されることになる。よって、空調機303は空調機201等と同様の作用効果を奏する。なお、ヒートパイプ8の放熱側87を隔壁32に熱的に結合して、隔壁32への熱伝達を図ってもよい。また、ヒートパイプ8に替えて、サーモサイフォン10(図11参照)を設置してもよい。
(空調機−その9)
図18において、空調機304の室外ユニットは、熱交換器5の側方に水槽33(以下「ドレンピット」と称す)を有している。ドレンピット33には、図示しない室内ユニットにおいて回収された水(以下「ドレン」と称す)が誘導され蓄積されている。
そして、冷却モジュール9のヒートパイプ8の放熱側87がドレンピット33に侵入し、ドレンによって水冷されている。すなわち、前記空調機301におけるヒートパイプ8の放熱側87の風冷に替えて、これを水冷するものであるから、空調機304は空調機205と同様の作用効果を奏する。
なお、ドレンピット33を設置する位置は図示するものに限定するものではない。たとえば、空調機302、303にドレンピットを設置してもよい。
(空調機−その10)
図19において、空調機401の室内ユニットは、室内空気の吸込口と吹出口を具備する筐体であって、その内部に当該冷却システムを制御する電気品(図示しない)を収納した室内電気品室1rと、利用側熱交換器(室内熱交換器に同じ、図示しない)と、利用側ファン(室内ファンに同じ、図示しない)とが配置されている。
そして、室内電気品室1rは密閉構造であって、冷却モジュール9(放熱フィン7を具備しない冷却モジュール6に同じ)が設置され、冷却モジュール9を構成するヒートパイプ8の放熱側87が、前記室内送風ファンによって形成される風路内、すなわち、吹出口に配置されている。
したがって、空調機401の室内電気品室1rは効果的に冷却され、保全性が保証されることになる。なお、空調機401における室外ユニットについては、空調機201〜205または301〜204の何れの室外ユニットを採用してもよい。
(空調機−その11)
図20において、空調機501の室外ユニットの底板31にヒートパイプ8の放熱側87が設置され、一方、ヒートパイプ8の受熱側81が圧縮器3に設置されている。
したがって、室内を暖房する際、室外ユニットの熱交換器(図示しない)が蒸発器として動作し、熱交換器において冷媒は外気から熱を受け取って蒸発ガス化するから、この時に冷却された外気は結露して熱交換器に付着することがある。そして、該結露した水(以下「結露水」と称す)が底板31に流れ落ちた場合であっても、該結露水は、ヒートパイプ8を経由して底板31に熱輸送される圧縮器3の温熱によって加熱されることになる。すなわち、該結露水が凍結することがないから、これによる機器の損傷が防止される。
なお、本発明は放熱側87を底板31に直接設置するものに限定するものではなく、放熱ブロックを介して設置してもよい。また、空調機501のかかる構成は、空調機201〜205、301〜204または401の何れにも採用することができるものである。
(冷蔵庫)
図21、22は本発明に係る冷凍空調装置の実施の形態1を模式的に示すものであって、図21は冷蔵庫の斜視図、図22は 給湯機の正面図である。
図21において、冷蔵庫600は、冷蔵室(または冷凍室)610の下方または最下段の冷蔵室(または冷凍室)の後部に機械室620が設けられ、機械室620に、冷凍システム101〜105に準じる冷凍サイクルを構成する圧縮器603および熱源側熱交換器(図示しない)と、該熱源側熱交換器を冷却する冷却ファン604と、冷凍サイクルを制御する電気品を収納する電気品室601と、前記電気品からの発熱を放散する冷却モジュール606とが収納されている。
そして、機械室620には冷却ファン604によって略U字状の風路が形成され(図中、矢印にて示す)、該風路の上流から下流に向かって、放熱フィン607、熱源側熱交換器(図示しない)、圧縮器603が順次配置されている。したがって、冷却モジュール606の放熱フィン607は確実に冷却されている。
すなわち、冷却モジュール606は前述の冷却モジュール6に準じるから、放熱フィン607は小型であって、所望の位置において良好な放熱性能を発揮するため、電気品室601を機械室620内に収納することが可能になる。また、冷却モジュ−ルの十分な放熱能力によって冷蔵庫の冷却能力は保証されるものである。
なお、従来は、図中、斜線で示す位置に電気品室を配置していたため、冷蔵室(または冷凍室)の容積が減少していたのに対し、本発明の冷蔵庫600では該電気品室を機械室620内に移設することが可能になるため、電気品室の容積分だけ冷蔵室(または冷凍室)の容積が増大している。
(給湯機)
図22において、給湯機700は冷却システム101を装備している。すなわち、給湯機700は、底板731と、底板731に設置された平面視略L字状の熱交換器705(熱源側熱交換器に相当)と、熱交換器705に対峙した冷却ファン704と、底板731に設置された圧縮器703と、圧縮器703の上方に設置された電気品室701(図示しない電気品を収納している)と、底板731に設置された冷媒−水熱交換器710(利用側熱交換器を具備している)とを有している。
そして、電気品室701に収納された発熱性半導体素子およびその他の電気素子(図示しない)には冷却モジュール706(冷却モジュール6に準じる)の受熱ブロック(図示しない)が当接し、一方、冷却モジュール706の放熱フィン707は冷却ファン704が形成する風路内に配置されている。
したがって、給湯機700の室外ユニットは小型であっても、電気品を冷却する十分な放熱能力を有し、適宜放熱フィン707の位置を選定でき、さらに、電気品室701を密閉構造にすることができることになる。なお、冷媒−水熱交換器710において、利用側ファン(図示しない)は水撹拌手段と読み替えるものである。
次に、空調機202(図4および図13の(b)参照)における冷却性能の確認結果を示す。まず、冷却モジュールについて熱モデルの作成し、これに基づいて冷却モジュールの熱特性を計算し、該計算結果に基づいた冷却モジュールを試作した。
以下、まず、冷却モジュールの設計、特に、電子機器筐体(電気品室に同じ)にて比較的遅い風速にて冷却を行う冷却モジュールについてフィンピッチの最適値の評価について簡単に説明する。
(熱モデル)
図23の(a)は熱モデルを示す説明図である。すなわち、冷却モジュール6を蒸発部61、凝縮部62、およびフィン部63の3部分の構成にモデル化している。そして、それぞれの部分における熱抵抗を、蒸発部熱抵抗Re、凝縮部熱抵抗Rc、およびフィン−空気間熱抵抗Rfとし、これらの合計をモジュール全熱抵抗Rall(=Re+Rc+Rf)とする。このとき、
蒸発部熱抵抗 :Re=1/(αe×Ae)・・・・・式(1)
凝縮部熱抵抗 :Rc=1/(αc×Ac)・・・・・式(2)
フィン−空気間熱抵抗:Rf=1/(η×hf×Af)・・・式(3)
ここで、
αe:作動液の蒸発熱伝達率
αc:作動液の凝縮熱伝達率
Ae:蒸発部の表面積[m2
Ac:凝縮部の表面積[m2
Af:フィンの放熱面積[m2
η :フィン効率
hf:フィン部熱伝達率[(W/(m2・K)]
である。なお、フィン−空気間熱抵抗Rfは、小列パイプ数で比較的遅い風速域を対称とするフィン部モデルに基づいている。また、蒸発部61の入熱側の温度(受熱ブロックの温度に同じ)をTb、蒸発部61と凝縮部62との接点の温度をTv、凝縮部62とフィン部63との接点の温度をTc、およびフィン部63の放熱側の温度(室温に同じ)をTaとする。
(熱特性)
図23の(b)は熱伝達率とフィンピッチとの関係を示す熱特性図であって、縦軸は熱伝達率、横軸はフィンピッチである。すなわち、風速を0.5〜2.0m/秒、フィンピッチPfを1.5〜5mm、フィン厚さを0.2〜0.5mmのパラメータ範囲を想定して、パラメータ検討を行い、風速1m/秒、フィンピッチ3mmのとき、放熱フィンの上流側と下流側との圧力損失(圧力差)が一定値となるように、各フィンピッチにて風速を調整(変更)した条件で、熱特性を示している。なお、フィン厚さも熱特性に影響するものの、フィンピッチに比較するとその影響が小さいため、熱特性に影響が大きい設計パラメータともなりやすいフィンピッチについて評価している。
すなわち、フィンピッチを狭め、熱伝達率を上げると圧損も大きくなる傾向であることから、前記条件(常に一定のファン駆動力が得られる場合)において、フィンピッチ(Pf)が3.5mmで熱的特性が最大となり、これが、フィン部の最適設計の目安となる。
つまり、フィンピッチ(Pf)を3.5mm以上とすると、外的なパラメータに左右されず熱的な特性は一定になる。一方、フィンピッチ(Pf)を3.5mm以下とすると、熱的特性は大きく向上するが圧力損失も大きくなり、空調機の冷凍サイクルにおける性能への影響が懸念される。
(確認試験)
そこで、放熱フィンのフィンピッチ(Pf)を3mmとした後記試作冷却モジュールを空調機に搭載して確認試験を行ったところ、以下の事項が明かになった。
冷却能力の実測値が前記設計における計算値とも比較して良好な精度であることが確認され、該試作冷却モジュールの冷却能力は充分にあり、かつ、空調能力(冷凍サイクルの特性)にも影響がないことが確認された。
すなわち、冷却モジュールの放熱フィンには、放熱能力を最大にするフィンピッチが存在することが確認された。
また、冷却モジュールのフィンピッチを最適値(熱伝達率を極大にするフィンピッチに同じ)に設計しておけば、該最適値(3mm)が熱交換器の熱交換フィンのフィンピッチ(1〜2mm)よりも十分大きく、放熱フィンを小型にすることができるから、空気通過面積比を小さくする(2〜3%、これについては後述する)ことが可能になる。
これより、その程度のフィンピッチでその程度の空気通過面積比の冷却モジュールを配置しても冷却モジュールによる圧力損失(空気抵抗に同じ)は発生するも、熱交換器全体の圧力損失と比較してその割合は小さく全体としてその増加分は無視できる程度にあるから、冷凍サイクルへの影響はないことが確認された。すなわち、本発明が顕著な作用効果を奏することが確認された。
(試作冷却モジュール−その1)
・ヒートパイプ :外径6mm×2本(リン脱酸銅製)
・フィン形状 :60×45mm、厚さ0.5mm(アルミニウム製)
・フィンピッチ :3mm
・フィン枚数 :27枚
・フィン投影面積:60×78.5mm
・形式 :冷却モジュール6a(図4の(a)参照)
(試作冷却モジュール−その2)
・ヒートパイプ :外径6mm×2本、外径8mm×2本(何れもリン脱酸銅製)
・フィン形状 :60×45mm、厚さ0.5mm(アルミニウム製)
・フィンピッチ :3mm
・フィン枚数 :42枚
・フィン投影面積:60×123.5mm
・形式 :冷却モジュール6a(図4の(a)参照)
(空調機と試作冷却モジュールとの関係)
・空気通過面積比(空調機の熱交換器の空気通過面積に対する冷却モジュ−ルの空気通過面積(熱交換器への投影面積)の割合):2〜3%
・空調機の熱交換フィン(アルミニウム製)のフィンピッチ:1〜5mm
・空調機の熱交換フィンの種類:フラットフィン、スリットフィン、切り起しフィン、折り曲げフィン
・空調機の冷媒細管(リン脱酸銅製)の外径:5〜15mm
・空調機の熱交換フィンと冷却モジュールの放熱フィンとの間隔は数mm確保して直接の熱伝導がない。
・空調機の冷却ファンと冷却モジュールの放熱フィンとの距離は数十mm確保。
冷却モジュールの放熱フィンの設置位置は、空調機の冷却ファンの投影部分に重なる範囲にする(正面視のとき重なって見えるに同じ)。
凝縮器、蒸発器およびこれらを連結する冷媒配管の内部に冷媒を循環させ、送風機である冷却フアンの通風にて凝縮器からの放熱もしくは蒸発器への吸熱を行う冷凍サイクルを設け、空調機あるいは冷凍装置を動作させるこの冷凍サイクル内を圧縮機の様に冷媒を循環させもしくは流量調整弁や四方弁の様に冷媒の流れを制御する機械部品を構成部品とし、更には冷凍サイクルの近傍に配置してこれら機械部品もしくは冷却フアンの運転動作を基板に設けたマイコンなど電気品にて制御する。
機械部品もしくは電気品の発熱部に設けた受熱部と冷却フアンの通風を行う主とする風路に配置した放熱部により形成し、機械部品もしくは電気品に対し冷却を行う冷却モジュールを凝縮器や蒸発器などの熱交換器とは独立させて設ける。
この冷却モジュールの放熱部と受熱部の間を自然循環冷媒を内部に封入した金属体等の熱の良導体で熱輸送させるとともに、冷却モジュールの放熱部の断面積は主とする風路の断面積の数パーセント以下とする補助的な熱交換器である放熱部は、主とする風路の通風をほとんど妨害することなく、冷却モジュールの放熱部フィンピッチを凝縮器もしくは蒸発器のフィンピッチより大きくする等して、冷却フアンの通風量が変化しても放熱部から通風への熱伝達の変化の少ない形状寸法となる様にすることで、冷凍サイクルに影響を与えない形で冷凍サイクルなどを形成する部品、機器類の冷却を行える補助的な冷却システムを形成させることが出来る。
この様に本発明の冷却システムや冷却方法を利用した空調機や冷蔵庫などの冷凍空調装置では、室外機や室内機などの送風機を設けた本体の熱源側熱交換器や利用側熱交換器を外気などの大気、あるいは室内空気などの大気で冷却する主たる風路内に、部品などの冷却を行う冷却モジュールの放熱部を設けるが、主たる風路の通風を出来るだけ妨げない様に、放熱用のフィン、あるいはフィンを設けずに放熱パイプそのままの通風方向の面積を主たる風路の断面積、例えば凝縮器あるいは蒸発器である主とする熱交換器の通風面積に対し、数%以下、例えば1パーセント程度にする。
本発明では上述した様に、実験や計算によりこの主たる風路内に主とする熱交換器とは離して補助的な空気熱交換器である冷却モジュールの放熱部を通過して大気に熱伝達され放熱される冷却熱特性の効果、冷却フアンとその通風回路による通風特性の通風効果に与える影響は所定の条件の時に最も都合の良い効果が得られることが判明している。
即ち図23の(b)は熱伝達率とフィンピッチとの関係を示す熱特性図の様に、縦軸は熱伝達率、横軸は放熱部のフィンピッチで、放熱部を流れる風速を0.5〜2.0m/秒、フィンピッチPfを1.5〜5mm、フィン厚さを0.2〜0.5mmのパラメータ範囲を想定して、パラメータ検討を行い、風速1m/秒、フィンピッチ3mmのとき、放熱フィンの上流側と下流側との圧力損失(圧力差)が一定値となるように、各フィンピッチにて風速を調整(変更)した条件で、熱特性を示すとフィンピッチ3.5mmで最適になると報告している。
この放熱部の最適な効果の算出は、実験結果で裏付けられているが、この算出には、先ず前提として冷凍サイクルにおける発熱体の熱量を設定し、発熱体の許容温度を決定し、熱量と許容温度から求まる冷却モジュールとして必要な全体の熱抵抗を算出し、この全体の熱抵抗を満足させる放熱部の形状、寸法全体の範囲を設定する。次にフィン枚数、フィンピッチを仮定して熱特性、通風特性を計算し、各パラメータを変更した計算をカットアンドトライで繰返し、熱特性、通風特性の変化を求めれば良い。
更に加えて冷却フアンのPQ特性や通風回路の風路抵抗などの要素を考慮すると、フィンピーチは1〜5mm程度が望ましく、この中でも1.5〜4mm程度のピッチにすると良い。その場合、放熱部の風速は0.1〜3m/秒程度が得られ、主たる熱交換器の通風風速0.5〜5m/秒よりも少ない風速となる。
言いかえるとフィンピッチをこの程度の値より狭く小さくすると圧力損失が大きくなるのでフアンの能力を大きくしなければならず、更に風速が大きくなるとフィンの熱伝達率は良くなるが、フィンの熱伝導効率(フィン効率)は悪くなる。一方、フィンピッチを広く大きな寸法とすると、熱伝達率が低下していく。この様にあらかじめ設定されたフアン能力一定、即ち放熱部の静圧一定とすると放熱部の通風断面積を抑え、フィンピッチを1〜5mm程度とすることにより主たる通風回路への影響を出来るだけ押さえ、熱特性の変化が少なく特性バランスの良好な構造が得られる。
当然ながらヒートパイプは凝縮し蒸発を行う発熱都に設けた受熱部と通風域に存在する放熱部の間を自然循環する冷媒により熱輸送が行われるので、凝縮側が蒸発側より高い位置にすると、重力の利用により効率の良い熱輸送が行える。
但し位置の高い低いの高低差がない状態や逆の位置になっても、毛細管材料の入ったヒートパイプでの熱輸送は可能である。
更にこのようなヒートパイプは通常熱伝導の良い金属をケースとするが、板状のフィン取り付けにこだわらない等の場合、内部に冷媒を封入する平板状や屈曲パイブ形状のようなものであれば金属以外でも良いことは当然である。また、冷却モジュールの放熱部に凝緒器もしくは蒸発器のフィンの一部を利用することも可能である。
本発明は主熱交換器を冷却する風路に冷却フアンを設け通風し、この風路内に配置された補助熱交換器である冷却モジュールの放熱部へ、主熱交換器の放熱する熱源とは異なる熱源であって風路外の熱源部からヒートパイプで熱を伝達し、冷却モジュールの放熱部より通風により放熱させるものであって、冷却モジュールの放熱部は風路の通風を妨げないように放熱部の断面積を主回路の風路断面積の数パーセント以下とするが、この放熱部はフィン付きの熱交換器であっても、あるいはフィンを設けないパイブや平板だけの熱交換器であっても良いし、ヒートパイプは往復のある複数の本数でも1本だけのパイプでも良いし、放熱部が室外機や室内機の本体内部の風路に設けられても、あるいは本体外部の風路に設けられても良いことは以上の説明から明かである。
本発明に係る冷却システムの実施の形態1を模式的に示す斜視図。 本冷却システムにおける電気品室の断面図。 本冷却システムにおける冷却モジュール(部分)の斜視図。 本冷却システムにおける冷却モジュールの実施例の斜視図。 本冷却システムのバリエーション2(下部配置)の斜視図。 本冷却システムのバリエーション3(中間配置)の斜視図。 本冷却システムのバリエーション4(後方配置)の斜視図。 本冷却システムのバリエーション5(フィン粗ピッチ)の斜視図。 本冷却システムのバリエーション6(熱交換ファン)の斜視図。 本冷却システムのバリエーション7(冷媒細管)の斜視図。 本冷却システムのバリエーション8(サイフォン)の斜視図。 本冷却システムのバリエーション9(サイフォン)の斜視図。 本発明に係る空調機の実施の形態1(上下流側)を模式的に示す斜視図。 本空調機のバリエーション2(側方側)を模式的に示す斜視図。 本空調機のバリエーション3(換気ファン)を模式的に示す斜視図。 本空調機のバリエーション4(放熱フィン無し)を模式的に示す斜視図。 本空調機のバリエーション5(放熱フィン無し)を模式的に示す斜視図。 本空調機のバリエーション6(水冷)を模式的に示す斜視図。 本空調機のバリエーション7(室内ユニット)を模式的に示す斜視図。 本空調機のバリエーション8(室外ユニット底板)の一部を示す斜視図。 本発明に係る冷凍空調装置(冷蔵庫)の実施の形態1を示す斜視図。 本発明に係る冷凍空調装置(給湯機)の実施の形態1を示す斜視図。 冷却モジュールの熱特性図、および計算に用いた熱モデルを示す説明図。 従来の空調機を模式的に示す室外ユニットおよび電気品室の正面図。 従来の空調機の室外ユニットの正面図、電気品室の拡大正面図。
符号の説明
1:電気品室、1r: 室内電気品室、2:電気品、3:圧縮器、4:冷却ファン、5:熱源側熱交換器、5:熱交換器、6:冷却モジュール、7:放熱フィン、8:ヒートパイプ、9:冷却モジュール、10:サーモサイフォン、11:貫通孔、11a:板材、11b:板材、12:空洞、12a:溝、12b:溝、13:空洞、13a:溝、13b:溝、14:空洞、14a:溝、14b:溝、15:受熱部、21:発熱性半導体素子、22その他の電気素子、23:基板、31:底板、32:隔壁、33:ドレンピット、41:換気ファン、51:熱源側冷媒細管、52:熱交換フィン、53:フィンピッチ、54:フィン粗ピッチ、81:受熱側、82:受熱ブロック、83a:放熱ブロック、83b:放熱ブロック、84a:貫通孔、84b:溝、85a:貫通孔、85b:溝、87:放熱側、101〜109:冷却システム、201〜205:空調機、301〜304:空調機、401:空調機、501:空調機、600:冷蔵庫、610:冷蔵室、620:機械室、700:給湯機、710:冷媒−水熱交換器

Claims (21)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒と大気との間で熱交換をする熱源側熱交換器と、冷媒を減圧する減圧手段と、冷媒と大気との間で熱交換をする利用側熱交換器と、これらの機器を接続して冷媒が循環する冷媒回路を形成する冷媒管と、前記熱源側熱交換器を通過する風路を形成する熱源側ファンと、前記利用側熱交換器を通過する風路を形成する利用側ファンと、これらの機器の1または2以上を制御するための電気品と、該電気品の一部または全部を収納する電気品室と、該電気品室に収納された電気品の発熱を放散するための冷却モジュールとを有する冷却システムであって、
    前記冷却モジュールがヒートパイプによって形成され、該ヒートパイプの蒸発側が、前記電気品室に収納された電気品の略全部の電気品に直接または受熱ブロックを介して設置され、前記電気品室から離隔して配置されることを特徴とする冷却システム。
  2. 前記冷却モジュールのヒートパイプの凝縮側に放熱フィンが設置され、該放熱フィンが前記熱源側ファンによって形成される風路内に配置されることを特徴とする請求項1記載の冷却システム。
  3. 前記熱源側熱交換器が前記冷媒管から分岐した複数の熱源側冷媒細管と、該熱源側冷媒細管に所定間隔で設置された複数枚の熱源側フィンとを具備し、
    前記冷却モジュールのヒートパイプの放熱フィンに流れ込む風路に相当する範囲に限り、前記熱源側熱交換器の熱源側フィンの間隔が前記所定間隔よりも広く配置されることを特徴とする請求項2記載の冷却システム。
  4. 前記冷却モジュールのヒートパイプの凝縮側に放熱フィンが設置され、かつ、前記利用側熱交換器側から空気を吸引するための換気ファンが設置され、前記放熱フィンが該換気ファンによって形成される風路内に配置されることを特徴とする請求項1記載の冷却システム。
  5. 前記熱源側熱交換器が、前記冷媒管から分岐した複数の熱源側冷媒細管と、該熱源側冷媒細管に所定間隔で設置された複数枚の熱源側フィンとを具備し、
    前記冷却モジュールのヒートパイプの凝縮側が前記熱源側冷媒細管または熱源側フィンに直接または放熱ブロックを介して設置されることを特徴とする請求項1記載の冷却システム。
  6. 前記圧縮機と熱源側ファンとの間に隔壁が形成され、該隔壁に前記冷却モジュールのヒートパイプの凝縮側が直接または放熱ブロックを介して設置されることを特徴とする請求項1記載の冷却システム。
  7. 前記冷却モジュールのヒートパイプが所定の広さの面を形成するサーモサイフォン型であって、該サーモサイフォン型ヒートパイプによって前記圧縮機と熱源側ファンとの間に隔壁が形成されることを特徴とする請求項1記載の冷却システム。
  8. 前記ヒートパイプが所定の広さの面を形成するサーモサイフォン型であって、該サーモサイフォン型ヒートパイプによって前記電気品室の1または2以上の側壁が形成されることを特徴とする請求項1記載の冷却システム。
  9. 前記利用側熱交換器またはその近傍において回収されたドレン水を貯蔵する水槽が設置され、該水槽に前記冷却モジュールのヒートパイプの凝縮側が直接または放熱ブロックを介して設置されることを特徴とする請求項1記載の冷却システム。
  10. 前記電気品室が密閉構造であることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の冷却システム。
  11. 前記圧縮機の下方に前記電気品室が配置されることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の冷却システム。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の冷却システムを有し、熱源側である室外ユニットと、利用側である室内ユニットと、前記室外ユニットと室内ユニットとを接続する冷媒液配管および冷媒ガス配管と、を備えたことを特徴とする空調機。
  13. 請求項1乃至11のいずれかに記載の冷却システムを有し、熱源側である室外ユニットと、利用側である室内ユニットと、前記室外ユニットと室内ユニットとを接続する冷媒液配管および冷媒ガス配管と、を備え、
    前記室内ユニットが、前記利用側熱交換器と、利用側フアンと、前記電気品の一部を収納する室内電気品室と、該室内電気品室に収納された電気品の発熱を放散するための室内冷却モジュールとを収納し、
    前記室内冷却モジュールがヒートパイプによって形成され、該ヒートパイプの蒸発側が、前記室内電気品室に収納された電気品に直接または受熱ブロックを介して設置され、且つ、前記ヒートパイプの凝縮側が、前記利用側フアンの形成する風路内に配置されることを特徴とする空調機。
  14. 請求項1乃至11のいずれかに記載の冷却システムを有し、熱源側である室外ユニットと、利用側である室内ユニットと、前記室外ユニットと室内ユニットとを接続する冷媒液配管および冷却ガス配管と、を備え、
    前記室外ユニットの底板にヒートパイプの凝縮側が直接または伝熱ブロックを介して設置され、前記圧縮機に該ヒートパイプの蒸発側が直接または伝熱ブロックを介して設置されることを特徴とする空調機。
  15. 凝縮器、蒸発器およびこれらを連結する冷媒配管の内部に冷媒を循環させ、冷却フアンの通風にて前記凝縮器からの放熱もしくは前記蒸発器への吸熱を行う冷凍サイクルと、
    前記冷凍サイクルを形成するとともに前記冷媒を循環させもしくは前記冷媒の流れを制御する機械部品と、
    前記冷凍サイクルの近傍に配置され前記機械部品もしくは前記冷却フアンの運転動作を制御する電気品と、
    前記機械部品もしくは前記電気品の発熱部に設けた受熱部と前記冷却フアンの通風を行う風路に配置した放熱部により形成し前記機械部品もしくは前記電気品に対し冷却を行う冷却モジュールと、を備え、
    前記冷却モジュールの放熱部と受熱部の間を自然循環冷媒を内部に封入した金属体等の熱の良導体で熱輸送させるとともに、前記放熱部は前記風路の通風をほとんど妨害することなく且つ前記冷却フアンの通風量が変化しても前記放熱部から通風への熱伝達の変化の少ない形状寸法とすることを特徴とする冷凍空調装置。
  16. 前記冷却モジュールの放熱部の断面積は前記風路の断面積の数パーセント以下とすることを特徴とする請求項15記載の冷凍空調装置。
  17. 前記冷却モジュールの放熱部に設置された放熱部フィンの放熱部フィンピッチは前記凝縮器もしくは前記蒸発器に設置されたフィンのフィンピッチより大きくしたことを特徴とする請求項15または16記載の冷凍空調装置。
  18. 前記冷却モジュールの放熱部フィンピッチは1乃至5ミリメートルの範囲としたことを特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  19. 前記冷却モジュールの放熱部を受熱部より高い位置もしくはほぼ同じ高さ位置に設けることを特徴とする請求項15乃至18のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  20. 前記冷却モジュールの放熱部に前記凝縮器もしくは前記蒸発器のフィンの一部を利用することを特徴とする請求項15乃至19のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  21. 熱交換器を冷却する風路に冷却フアンにて通風するステップと、
    前記風路内に配置された冷却モジュールの放熱部へ前記熱交換器の放熱する熱源とは異なる熱源であって前記風路外の熱源部からヒートパイプで熱を伝達するステップと、
    前記冷却モジュールの放熱部より前記通風により放熱させるステップと、を備え、
    前記冷却モジュールの放熱部は前記風路の通風を妨げないように前記放熱部の断面積を前記風路の断面積の数パーセント以下とすることを特徴とする冷却方法。
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