JPH017617Y2 - - Google Patents

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JPH017617Y2
JPH017617Y2 JP1982161858U JP16185882U JPH017617Y2 JP H017617 Y2 JPH017617 Y2 JP H017617Y2 JP 1982161858 U JP1982161858 U JP 1982161858U JP 16185882 U JP16185882 U JP 16185882U JP H017617 Y2 JPH017617 Y2 JP H017617Y2
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JP
Japan
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tank
regulating body
fuel tank
regulating
mounting structure
Prior art date
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JP1982161858U
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JPS5965827U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフユーエルタンクの取付構造、詳しく
は外周にフランジを備えたフユーエルタンクを車
体に取付ける取付構造に関する。
従来、この種フユーエルタンクは、例えば実開
昭52−162319号に示されているように下面から側
面にかけて該タンクの外周壁に沿うごとく締付バ
ンドを張設し、このバンドの両端を車体に固定す
る一方、前記タンクの前後方向の一側と、剛構造
の固定金具を介して車体に固定することにより、
前記タンクの前後方向の移動を防止すべくしてい
たのであるが、斯くのごとき取付構造では、前記
タンクの前後方向の移動は防止できるのである
が、次のような問題が生じたのである。
即ち、フユーエルタンクに取付けられる固定金
具は、剛構造であるために、前記タンクを車体に
組付けるとき、該タンクの組付高さに誤差があつ
た場合、前記固定金具を前記タンクに組付けにく
いと云う不具合がある。
本考案は以上のような問題に鑑みて考案したも
ので、フユーエルタンクの前後方向一側に規制体
を設けることにより、慣性力発生時、前記タンク
の過大な移動を防止することができ、しかも前記
タンクの車体への組付けを容易に行なうことので
きるフユーエルタンクの取付構造を提供するにあ
る。
即ち本考案はバンドにより車体に取付けるフユ
ーエルタンクの取付構造であつて、前記車体にお
ける前記タンクの前後方向一側に支持片を取付け
て、この支持片と前記タンクの前後方向一側部と
の間に、前記タンクの前後移動を規制する規制体
を設けると共に、該規制体を前記タンクの剛性よ
り低い剛性の板材で、かつ、所定以上の荷重作用
時延伸して、前記タンクの前後方向移動を一定範
囲許容する形状としたことを特徴とするものであ
る。
以下本考案にかかるフユーエルタンクの取付構
造を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図中1はフユーエルタンクであつて、その外周
部には周方向に延びる取付フランジ2を形成する
のである。
5,6,7は車体フレームを構成する断面が逆
ハツト型のクロスメンバーで、該クロスメンバー
5,6,7の上部側にはフロアパネル8が配設さ
れている。
また9,10は、鋼板などの帯状部材からなる
バンドで、該バンド9,10をフユーエルタンク
1の下面から左右両側部にわたる前記タンク1の
外周壁面に沿わせると共に、前記タンク1の下面
に形成した係合溝3,4にバンド9,10を係合
させて張設する一方、このバンド9,10の両端
をクロスメンバー6,7に固定することにより、
前記タンク1を車体に支持するのである。
22は、支持部20と該支持部20の下端を水
平に屈曲してなる水平取付部21とからなる概略
L字形を呈した支持片であり、該支持片22を前
記クロスメンバー5に設けたボルト挿通孔11と
該支持片22に設けたボルト挿通孔23にボルト
24を挿通させ、且つナツト25の螺締によつて
前記クロスメンバー5のフランジ2前方部と対向
する箇所に固定する一方、該支持片22の水平取
付部21と前記タンク1のフランジ2との間に規
制体30を設けるのである。
この規制体30は、前記タンク1の前後移動を
規制するもので、前記タンク1のフランジ2より
も薄い板材を用い、該板材を折曲げ加工により断
面コ字形に成形して、該規制体30の上端部をス
ポツト溶接により前記支持片22の水平取付部2
1に固定すると共に、該規制体30の下端部に設
けたボルト挿通孔31と前記タンク1のフランジ
2前方部に設けたボルト挿通孔32にボルト33
を挿通させ、且つナツト34の螺締により、該規
制体30を前記支持片22とフユーエルタンク1
のフランジ2との間に設けるのであり、さらに該
規制体30を柔構造とすることによつて、前記タ
ンク1の前後方向の移動を一定範囲許容し、さら
にこの許容移動後前記タンク1の前後方向の移動
を阻止すべく成すのである。
本考案は以上のごとく構成したもので、例えば
急発進、急制動時などによる小さな慣性力に対し
ては、前記フユーエルタンク1の前方部に設けた
規制体30によつて前記タンク1の前後方向の移
動は確実に規制されるのである。
また車輌が例えば路上の静止物体に衝突した場
合などは、前記車輌に支持されたフユーエルタン
ク1は大きな慣性力で前方へと移動しようとする
のであるが、前記タンク1の前方部に取付けた規
制体30が前記タンクの剛性より低い剛性の板材
で、かつ、所定以上の荷重作用時延伸して、前記
タンクの前後方向移動を一定範囲許容する形状で
あるから、前記タンク1は前記規制体30によつ
てその移動が阻止されることなく規制体30を変
形させながら許容された一定範囲内で移動するの
であつて、しかも、前記した如く規制体30は前
記タンク1のフランジ2よりも柔構造であるた
め、前記タンク1が移動しても、前記タンク1の
フランジ2が変形する虞れはないのである。
さらに一定範囲移動して第3図、第4図の如く
規制体30が延びきると、前記タンク1は、前記
規制体30により過大な移動が防止されるのであ
る。
またフユーエルタンク1に取付ける規制体30
は前記タンクの剛性より低い剛性の板材を用い且
つその断面をコ字形とすることによつて、前記タ
ンク1の車体に対する取付高さに誤差が生じた場
合においても、前記規制体30を上下方向に変形
させることで、前記タンク1に前記規制体30を
固定することができるため、前記タンク1の車体
に対する組付けを極めて容易に行なうことができ
るのである。
尚、図に示す実施例では規制体30の断面を一
定にしたのであるが、該規制体30の中間部の任
意箇所に切欠部を設けるか、或いはその肉厚を薄
くすることにより、前記規制体30の一部を破断
構造とすれば、前記フユーエルタンク1の移動エ
ネルギーが極めて過大で前記規制体30の許容範
囲内での前記タンク1の移動だけでは吸収するこ
とができない場合、前記規制体30の破断構造部
での破断のエネルギー吸収により、前記タンク1
の過大な移動を防止することが出来る。
以上説明したごとく本考案は、前記車体におけ
る前記タンクの前後方向一側に支持片を取付け
て、この支持片と前記タンクの前後方向一側部と
の間に、前記タンクの前後移動を規制する規制体
を設けると共に、該規制体を前記タンクの剛性よ
り低い剛性の板材で、かつ、所定以上の荷重作用
時延伸して、前記タンクの前後方向移動を一定範
囲許容する形状としたから、前記タンクの車体に
対する取付け高さに誤差が生じても、支持片と前
記タンクの前後方向一側部との間に設ける前記規
制体を変形させることにより、前記タンクの車体
への組付けを極めて容易に行うことができ、しか
も、車両が例えば路上の静止物体に衝突したと
き、前記タンクの移動エネルギーは前記規制体の
延伸により吸収されるから、前記タンクに大きな
衝撃が及ぶことはないし、しかも、前記規制体は
前記タンクの前後方向移動を一定範囲許容するも
のであつて、一定範囲以上の移動を阻止するので
あるから、前記タンクの過大な移動をも阻止でき
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図
は要部の分解拡大斜視図、第3図は車輌の前面衝
突時のフユーエルタンクの移動を示す説明図、第
4図は車輌の後面衝突時のフユーエルタンクの移
動を示す説明図である。 1……フユーエルタンク、2……フランジ、
5,6,7……クロスメンバー、22……支持
片、30……規制体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) バンドにより車体に取付けるフユーエルタン
    クの取付構造であつて、前記車体における前記
    タンクの前後方向一側に支持片を取付けて、こ
    の支持片と前記タンクの前後方向一側部との間
    に、前記タンクの前後移動を規制する規制体を
    設けると共に、該規制体を前記タンクの剛性よ
    り低い剛性の板材で、かつ、所定以上の荷重作
    用時延伸して、前記タンクの前後方向移動を一
    定範囲許容する形状としたことを特徴とするフ
    ユーエルタンクの取付構造。 (2) 規制体をコ字形とした実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のフユーエルタンクの取付構造。 (3) 規制体を、該規制体によるフユーエルタンク
    の前後移動の阻止後に破断する破断構造とした
    実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載
    のフユーエルタンクの取付構造。
JP16185882U 1982-10-25 1982-10-25 フユ−エルタンクの取付構造 Granted JPS5965827U (ja)

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JPS5965827U JPS5965827U (ja) 1984-05-02
JPH017617Y2 true JPH017617Y2 (ja) 1989-03-01

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JPS59190627U (ja) * 1983-06-04 1984-12-18 ダイハツ工業株式会社 自動車用燃料タンクの保護構造
JP2003054272A (ja) * 2001-08-15 2003-02-26 Nissan Shatai Co Ltd 燃料タンクのマウント構造
JP6805804B2 (ja) * 2016-12-20 2020-12-23 三菱自動車エンジニアリング株式会社 ブラケット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5613135U (ja) * 1979-07-06 1981-02-04

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JPS5613135U (ja) * 1979-07-06 1981-02-04

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